徹子の部屋 宮本亜門 2014.10.23

男性に対し「従業員限定の制度だが特別に出資できる」「元本も保証される」などともちかけたということで、容疑を認めています。
また、同様の手口で中学時代の同級生数人から1000万円以上集めていたとみられています。
(黒柳)まあ可愛らしい。
小さい頃こんなふうに日本舞踊習ってらしたんですね今日のお客様は。
男の子とは思えないんですけど演出家の宮本亜門さんです。
どうもどうも。
どうもよろしくお願いいたします。
でも小さい頃はお茶の先生にもなりたいと思っていらしたとかって。
そうですねはい。
でお父様は88歳?88歳です。
今もお元気ですってね。
はい元気です。
何よりでございます。
宮本亜門さん今日色々伺わせていただきます。
よろしくお願いします。
新橋演舞場の向かい側にある喫茶店。
そこをお父様がずっとやってらっしゃいまして前はお店にもいらしたんですけどこの頃はたまにしかいらっしゃらないそうですけどあの喫茶店は今もあります。
あそこがこの方の…何ていうんですかね?まあ古里っていいますかそういうところですけども。
お父様は非常にお元気な方で。
今88歳ですけどオリンピックのことなんか心配してらっしゃるんですって?東京オリンピックがって…今度来るやつ。
あっもうねオリンピックは絶対見るって言ってもう興奮して…はい。
見ないと嫌だって言って頑張って長生きするぞ…。
これどうしたんですか?これ。
これはね88歳の誕生日でちょっとパレスホテルで招待されたんでここでちょっと思い切って2人だけで泊まって。
あっそうなの。
いいですねそういうこと。
最高の時間を過ごしました。
なかなかね親と2人で泊まってゆっくり語るっていうことはなかったんで。
ホテルに泊まると案外とね色んな話ができるのよね。
そうなんですよ。
仰るとおりです。
「お父さん愛してるよ」はい。
88歳におなりの時ねこれね。
僕いつもおやじに「愛してる愛してる」って言ってるんですよ。
でもそれはなんか昔はそんなんじゃなかったんですって?なんか。
そうなんです。
正直言うと昔は苦手だったというか…私が苦手だったんですね。
お母様がいらした時は特にね。
そうなんですね。
まあちょっと…おやじも喫茶店をやる人ではなかったので。
おふくろはずっと水商売をやってきたこともあって…。
で母は元々はレビューガールだったんですけどもそんなこともあって舞台が大好きだったり…。
これあなたとお父様?そうなんです。
あなた随分憂鬱そうな顔してますねこの時ね。
そうなんです。
この写真は本当に憂鬱そうよ。
憂鬱な時期が長かったんですよ。
桜見に行ったの?これは梅かな?でもきっと写真を撮っていたのは母かもしれませんけど。
あっそうかもしれない。
僕実を言うとおやじが得意じゃなかったというのもあります。
おやじのことは好きだしおやじは僕に愛情を注いでくれていたんだけど僕自身がやっぱり新橋演舞場の前というとこで生まれ育ったので好きだったものがちょっと変わってて日舞だとかそれから茶道だとか。
茶道。
であとは中学の時は…。
あら可愛い。
仏像が好きだったしその頃。
仏像?そうなんですはい。
あら可愛い。
でもこういう出る人になろうとは思わなかったの?思わなかったです。
踊るのが好きだったんですけど人前で見せたいと思ったことはなかったんです。
それは…きっと喫茶店でいつも楽屋のほうに…役者さんたちの楽屋にコーヒーを運んだりしていて裏方が頑張ってる姿スタッフさんが頑張ってる姿が好きだったんだと思うんですよね。
あっそうなの。
だから演出家に今おなりになるのはね…。
結果的にはそうでしょうね。
自然のことだとは思いますよね。
でもそういうふうにしてらしたんですけどなんか引きこもりになるわ…。
何歳ぐらいの時?それ。
相当ひどかったの?そうですね。
ちょっとやっぱり自分があまり友達と趣味が違いすぎて…。
例えば皆さんがテレビで「あのアイドル可愛いね」って言った時に全然一緒に可愛いと思わない…。
松田聖子ちゃんなんて言われても…。
僕は好きだったのはね芸者さんなんですよ。
芸者さん?そうです。
当時花柳界で…お客さんが芸者さんが多かったんでそういう人たちのこのうなじとかそういうのに「わあセクシーだな」って小学校の時思ってた…。
生意気なのねちょっとね。
生意気ってひと言で言われてもうれしいですから…そうなんですよ。
生意気。
ちょっと変わった子です。
なのでみんなと話が合わなかったりしてそれでもうちょっと学校行きたくないって言って…。
不登校の子になった。
はいなりました。
で引きこもりにもなった。
はい。
でもあれですねその頃お母様の体調がよくなくなったりしたこともあったんですって?実を言うと小学生ぐらいからずーっとちょっと肝炎になっていて…。
お母様?はい。
お店で働いては倒れて。
特に死というものがいつも目の前にあったので。
だからどれほど生きてることが大切かっていうのを僕に教えてくれた人なんですね。
なるほどね。
でもあれですよねあなたの場合そうやって不登校または引きこもり。
はい。
それでお母様を悲しませるっていうことは別にかまわなかった?かまわないって変だけど。
申し訳ないと思ってます今は。
でもその時は僕もあまりにまたおふくろが生きることを頑張っている分自分は何やってるんだって自分に対して今度責め始めて。
目標があるわけじゃない。
本当にこれだっていうふうに自分が何か将来をはっきりしてるわけでもないし。
「何やってるんだ俺は。
人と趣味は違うし僕なんて生きてる価値がないんじゃないか」ってどんどん引きこもってしまって。
全部部屋の鍵を表から入れないように鍵をかけて「僕は学校行かない」って言ってレコードばっかり聴いて1年弱いたんですね。
すごいですね。
ご飯だけは食べに出るの?そうなんです。
ぐって開けてばーって入れてぐっと閉めて。
もう本当によくない子供で親を困らせて苦しい思いさせたんですけど。
でもお父様は何も仰らなかったの?そういう時。
やっぱりどんどんどんどんおやじは正直言うと荒れていきましたね。
あっそう。
やっぱりお酒飲むようになっていって…。
お父様も?うん。
おやじは昔から僕を慶應義塾大学に行かせたい…。
慶應大好きな人なので。
お父様慶應?そうなんですよ。
なので「お前は慶應に行くべきだ」って言われたこともあって。
「どうしたんだこの息子は」っていうふうにやっぱり悩んだんじゃないでしょうかね。
おやじの思いどおりの生き方を僕はできなかった。
それも自分を責めた理由だと思います。
なるほどね。
大体何歳ぐらいから何歳ぐらいまでがそういう時期?高校2年の時ですね。
不登校になって1年弱を部屋の中にいて。
部屋の中真っ暗にしてたんですってね。
そうなんです。
でも本式だね。
でもその時にレコードを聴いてこのレコードの音楽が高鳴ったことが僕の…これを視覚化したい人に伝えたいと思ったのがきっと演出家のスタートなんです。
あっそうなの?そうなんです。
ミュージカルなんてまだ見てらっしゃらない時でしょ?その時はまだね。
そうです。
ただ映画館で色んなハリウッドミュージカルは見たことがあったんでそのレコードは2枚ぐらいあったんでそれを何回も何百回も同じレコードを聴いて。
擦り切れるほどというぐらいね。
昔のですからね。
そうです。
仰るとおりです。
あっそう。
でも結局お母様はあなたが何歳の時お亡くなりになったの?えーと…そのあと母が亡くなったのは21歳ぐらいですね。
ああそう。
突然でしたね。
突然?はい。
突然です。
でも引きこもっていた時も実を言うと…ある時僕はおやじと大ゲンカをしてしまったんですね。
おやじはちょっとお酒も入っていたこともあるんですけども「なんでお前は学校に行かないんだ!」っていうふうに言われて「嫌だよ!」って色々もうちょっとがーっとなっちゃったんですよ。
つかみ合いみたいな状態になったこともあったりして。
結局外に母親と僕は逃げてちょっと落ち着きましょうと。
で初めておふくろが「あなた本当に学校行きたくないの?」って言うから「うん。
今行けないんだよ」って言ったら「じゃあもう行かなくていい」って言ったんで「えっ!」って驚いて「その代わり約束してほしいの」って言うから「ああいいよ。
何?」って言って「病院に行って」って言われたんですよ。
あなたが?そう。
で僕約束して「いいよいいよ」って言っちゃったんで。
次の日おやじの夢をかなえることができたのは慶應義塾大学の精神科に行ったんですよ。
お母様「そこ行って」って?附属病院そう。
慶應には入ってないですけど病院に行ったんですけどね。
慶應病院ね。
だけどそこの精神科行ったらちゃんと診てくださいました?そうなんです。
そしたらすごい…。
その不登校な訳?そうなんです。
その先生がちゃんと診てくれたというよりは実を言うと僕は色々喋ってるんですけど全部明るく「面白いじゃない!」「そういう考えもあるんだ」。
「いいねいいね」しか言わない…。
先生?そう。
ちょっと変わった先生だったんです。
それが僕はすごくうれしくて「あっいいんだ。
こんな考えがあっても」っていうんで結局その診断の最後に先生が「君面白いから明日も来なさい」って言って通うようになっちゃって病院に。
で1週間そこにいたら…インターンの先生も来たりしたら気がついたらなんか…「大丈夫だよ。
君元気になってるよ」「学校行ってきなさい」って言ってドキドキしながら行くようになれたっていうのでは本当に慶應に感謝しています。
でもすごいですよね。
それで学校に行くようになったの?なったんです。
でも何か…やっぱり部屋の中に閉じこもってるだけじゃなくて違う人たちと会ったり違う話と…。
やっぱりあと否定されないんだっていうほっと…。
と言っても親は僕を否定したわけじゃないんだけど。
自分で勝手に殻をつくっていったっていうのが僕の場合はそんなケースでした。
お母様お喜びだったでしょう?そうですね。
やっとそこからまたゼロみたいな感じですけど一つ一つみんなに溶け込みながら…。
でも人間の精神っていうのも不思議なものでそういうとこにいらして先生とか「うんいいじゃない」「君変わってなんかいないし面白いよ」って。
「うん面白い面白い」って。
「学校行きなさい」って言ったらさ「はーい」ってさ。
「なんだそれじゃ」っていうそういう感じのとこはやっぱりよかったですよね。
そうですね。
僕は勝手に自分の中で自分は駄目だってどんどんそっちの想像を膨らませて自分を否定していたんでそのひと言が僕にとってほっとできた…。
そうね。
それでみんなと違うことも自分で心配になってね。
そうなんです。
仰るとおりです。
でまあそういうふうなことから音楽も好きになって演出家におなりになったんですけど。
話は全然違うんですけど『Once』っていう…私も見たんですがあなたも今年ご覧になったんですって?ニューヨークで…ブロードウェイで。
見たんです。
本当はもう…3年ぐらい前の作品なんですよね。
でもこれ映画でやって。
すごいのね映画って1500万円で撮ったんですってね。
どう安上がりで撮ったっていったって…。
1500万で?確かに自主映画っていうのは聞いたけど1500万で撮ったんですか?なんかプログラムに書いてあったような…。
確かそうだと思います。
『Once』っていうのね。
これがミュージカルになってそのミュージカルは大変…それを今年ご覧になった…?そうですね。
私もたまたま見たんですけどこれなかなか面白いでしたね。
面白かったですよ。
驚きました。
音楽が素晴らしく心にしみるなんか…派手なミュージカルっていうのじゃなくて…。
そうそうそうそうそう。
まず設定がいいですよね。
例えば男の人がやっぱり元彼女がいて女性の方が実を言うと結婚をして子供がいて今離れ離れになってる男性がいてって…。
その2人が突然ある日出会ってしまってで一生できっと一度しかないぐらい心がぐっと引っ張られる2人。
しかしまた自分たちの生活に戻っていくっていうもう何とも…大人のというか派手派手ミュージカルではなくて心に響く…。
それで設定がもうバーだけじゃない。
そうなんですよ。
その人たちがそこで音楽をやるバーなんですけど。
始まる前にそのバーで…あっここなんですけども。
アイルランドのちょっと音楽みたいなとこもあって。
始まる前に本当にこれバーになっててお客さんが舞台の上に上がって一緒に1杯飲んだりしてからこの作品が…。
この辺好きなの私。
これ出演者が全員演奏するんですよね。
そうそうそう。
出演者が全員音楽家であるんで。
はい。
あの…バーでやってるんですけど…。
この辺アイルランド風のちょっとね。
ちょっと民族的な音楽も入りつつ今のポップスがまたかっこよくて本当に大人のというかもう…映画が好きな人見てほしいし。
それで決してそんな奇麗な女の子でも男の子でもないんだけどね。
そうなんです。
それであそこ…今のご覧になりましたあそこバーのカウンターになっていて。
始まる前に俳優は出てないんですけどあそこ行って買えるのねお酒をね。
「みんな上がってきて買ってください」って言うの。
私ね「レモネードあります?」って言ったらね「レモネードは売ってないです」って言われちゃって。
「ウイスキーかなんか飲んでください」って言われちゃって。
これみんな素人の人が上へ上がってねそれで中には面白い人がいてああやってじろじろ見たりとかね。
ですよね。
舞台の上に上がれるんですよね。
今右にいる人の…ああいう人がね整理しててねいよいよ始まる頃になると「はいそろそろ下りてください」みたいな。
この人全部素人ですよね?見に来た人たち…。
そうです一般のお客様で。
徹子さんその時に舞台に上がってったんですか?上がりません。
だから…だって「ない」って言うから。
レモネードがないと上がらない?レモネードがないと上がらない。
レモネードがあるかどうかまず誰かに聞いてもらったらないっていうことで私はやめようと?私ね本当はね飲まなくてもねウイスキーでも買ってあそこのブロードウェイの舞台に立ってみるのも面白いかなと思ったんですよ。
はい。
ちょっとどんなかなって。
でもレモネードが欲しかった?うん。
でも違う。
でもあそこに上がってなんか…日本人の人いないからいいけどこうやってブロードウェイってこういうのかって見るのもなんだかなと思ってそれでやめちゃったの。
あなた買ったの?僕も恥ずかしくて上がれないんですよ。
なんかすごい…やっぱり職業病で上がっちゃったら全部セットとか照明とかを細かいこと見ちゃって落ち着けないと思っちゃうと…。
でもとっても…何ていうか派手じゃないけど…いわゆる私たちが知ってるあなたもおやりになるようなジャンジャンっていうミュージカルじゃなくてねすごく人間的なさ…。
そうなんですよ。
しんみりと心にぐっとくるんで。
『マディソン郡の橋』とかああいう感じのちょっと…何ていうかな?ある意味で大げさな作品じゃないんだけど心の琴線に触れる。
そうそうそう。
じっくりいいものを見たいっていう意味ではこのミュージカルはすごいいいなと思いましたね。
そうですよね。
ああいうふうになんかアイルランド系のさこう並んでみんなで演奏したりだのみんな全部俳優が全部できる人たちですからね。
そうですね。
EXシアターで公演がありますので。
『Once』といいます。
ぜひ見に行きたいですね。
はい見たいです。
でそれは…おかしいんですけど別に宣伝しなきゃならないっていうわけじゃないんですけど私たちは…ここで。
本当によかったからね。
見たので。
たまたま見ちまったものですから…。
「見ちまったもので」って無理やり見させられたみたいじゃないですか。
でも見たかったんだけど。
僕も見たかった。
だからトニー賞を取って…。
あっ!そうそう。
トニー賞8つ取ったの!8つ取ったのよ!だって映画がアカデミー賞歌曲でしょ。
こんなにたくさん賞を取っちゃった作品はないし。
すごいですよね。
本当に。
3年やってもあれだけお客さんがいっぱいなブロードウェイミュージカルって珍しかったし。
こんな地味でね。
地味なのにね。
でもやっぱりしみじみしているところがいいんですかね?人間のね。
そうか。
だから賞を取れたのか地味だから。
僕派手だから駄目なんだな。
可愛いですよねビート君。
この子あれだったんですって?なんか捨てられちゃったみたいな犬だったの?そうなんです。
実を言うと先代のビートを…。
そうそう来ました。
前こちらに『徹子の部屋』に出させていただいて今日は2代目ビートなんですけども…。
お願いしてね連れてきていただいたの。
っていうのはねこの前の犬猫好きだったからさ私がニャ〜って…。
あっこれそう。
これ似てるわね。
私がニャ〜って言ったらさびっくりしちゃって…。
大変だったんです。
大変だったね。
ニャ〜なんて言っちゃったもんだから。
でもこの子おとなしいんだって?すごく。
そうです。
この子も先代と同じで保護犬っていうかやっぱり捨てられてた犬でなので本当に最初ちょっと怖がりだったんだけど今はすごい根が優しくてね。
可愛い…。
痛みを知ってるせいか優しいんですよ。
この間泳いだんだって?この子沖縄の海で。
そうなんです。
先代もそうだったんですけどこの子ね泳げないんだけども僕が海でこうやって見えなくなりますよね。
シュノーケリングとかちょっと海に入ったりしてると僕が溺れたと思って自分が泳げないのに助けに来るんです。
あら可愛いね。
絶対普段泳げないんですよ。
でも僕が見えなくなるとがーっと。
それで僕が浮かんでるとぱっと背中を触って僕を起こして。
今度自分の命が急に心配になってすーっと帰っていくんですけど。
まず人のことを思う子なんですよ。
可愛い。
なんて可愛いんだろうねこのねたたずまいがね。
ありがとうございます。
謙虚な感じでね。
なんか「私はお世話になってます」…。
「お世話になってます」…。
可愛い。
でもさなんていい子なんだろう。
よかったね。
本当に可愛いね。
ビート君さ私見たいなと思ってたの。
来る?はい…。
はい大丈夫ですか?大丈夫ですよ。
ビートはいシット…。
お尻をねこう持ってあげるとすごく安心します。
はいグッドボーイ…。
可愛い可愛いね。
いい子ね可愛い。
可愛い。
あら可愛い。
これね冬なんて一緒に寝てるとあったかくて最高ですよ。
あっそう。
はい。
お尻がぽちゃぽちゃして可愛い。
大丈夫よ。
何?どこ行きたいの?大丈夫大丈夫。
どこ行きたいの?可愛い。
うんはいはい。
私のこと好き?はいわかりました。
あららら…。
どうしたいの?あなたのお父様はすごくこの犬が好きなんですって?それで。
そうなんです。
大体うちのおやじは犬が一番好きで。
人間より。
僕が生まれた時になんか僕のことをね犬だったらよかったなと思ったらしくて。
すごいね。
ずっと。
実を言うと僕が生まれた数か月前に一番父が愛していた犬が死んだんですよ。
僕はその生まれ変わりだって思ったみたいで本当に赤ちゃんの時から「お前は犬だぞお前は犬だぞ」ってずっと言われてきたんです。
でもおやじにとってはそれは大変もう…光栄なことだったというか…。
で本当ね実を言うとこの子もそうなんだけど今ね殺処分って日本で残念ながらね1日700匹ぐらい犬や猫が殺されてるんですよ。
捨て犬が多くてとか色々あって。
それは可哀想なんでちょっと…。
運動もしてらっしゃるんですってね?はいそうなんです。
ここに書いてあるんですけれどもね…。
あっそうなの。
そこに。
はい。
「TOKYOZERO」っていってオリンピックまでに犬は絶対殺されないようにしたいねっていう話で。
ゼロにしようっていうふうにやってます。
聞いた?聞いた?聞いた?聞いた?そのお話。
こんな可愛い子がね生まれてね…。
そんな可愛い子がね…。
殺されたくないですもんね。
殺されたら可哀想。
また随分いい子ね。
いい子よね。
ああ可愛い。
可愛いよね。
可愛いですよね。
食べたくなっちゃうんですよ可愛すぎて。
第一おとなしいねこの犬ね。
おとなしいんですよ。
可愛い。
今度1匹…。
本当。
でもね出かける時にどうしたらいいの?出かける時誰か見ててくれないといけないからね。
でもねお友達をつくれば…。
僕本当にこのビートのおかげで保護犬大好きっていう人も増えたんでみんなが色々飼ってくれて。
よくお互いに出かける時はちゃんと…。
でも前回ほらそれこそ初代ビート君が出た時にあのあと大変だったんですよ。
何が?僕ね新聞で朝…2日後かな?見たらそこにこうちょっとテレビ欄のところで「宮本亜門は『徹子の部屋』に犬を連れてきて話が全然盛り上がってなくて犬のことだけで終わった」。
「あれはどうかと思う」って書かれちゃった。
怒られちゃったんですよ。
あっそうなの?もう落ち込んで。
落ち込んでその時にちょうど『アイ・ガット・マーマン』っていう舞台を博品館でやってて。
それで落ち込みながら…でも僕ずーっといつも犬と一緒にいるので劇場にやっぱり連れてったんですよ。
そしたらまたおりから出て。
本番中舞台に出ちゃったんです…。
前の子が。
うん。
それでお客さんも驚いて。
だからこの番組とそのあれでもう二度と僕はこの自分の犬を人前に出しちゃいけないのかなとか…。
散歩は絶対してますけども。
うんうんうん。
でも今日連れてきてもらえてうれしいです。
ありがとうございます。
そうなのね可愛い子だからね。
いい子だからね。
それでこういう子がね捨てられたり殺されたりしないような運動をしてらっしゃるんですって。
そうですね。
あなたのお父さんもこれで随分慰められてるわけでしょ?本当に…。
色々さっき舞台のお話とかしましたけどもあなたご自身の芝居の話ちょっとすると…。
ありがとうございます。
シェイクスピア?そうなんです。
でも今度の舞台は『Once』と違ってえらい派手なミュージカルを12月の日生劇場でやるんですよ。
『ヴェローナの二紳士』という…。
有名ですよねこれ。
元々シェイクスピアが書いた…。
そうなんです。
ミュージカル『HAIR』を作った作曲家の人でこれでもかって。
愛は面白いじゃないかっていう感じで。
『HAIR』の音楽はよかったですもんね。
よかった。
この音楽いいんですよ。
今回もラテンが多くて。
出演者はですね西川貴教さんあのT.M.Revolutionの方とか。
すごい。
あとCHEMISTRYの堂珍さんとか。
島袋さんってSPEEDの彼女とか。
なるほどね。
じゃあ皆さん全部本職の方ですよね。
元宝塚の霧矢さんとか。
もう皆さん歌うまい人たちで。
これみんなベストミュージカル作品賞を取ってるのね。
取ってるんです。
とても楽しい…もう大笑いでこれがシェイクスピアっていうぐらい年末の大パーティーっていう感じです。
あっそうなの。
そういうものをおやりになるわけね。
そうですはい。
わかりましたはい。
それが日生劇場で。
そう。
日生劇場です。
日生劇場ですって。
『ヴェローナの二紳士』よかったら…。
まあそういうシェイクスピアかと思ったらそれに音楽がついてすごい派手っていうので…。
そうなんですよ。
たぶん面白いに違いない。
はい。
もう笑い飛ばして愛とはどれほど素晴らしいかみたいな感じで盛り上げようと思ってます。
でもあれでしょう沖縄で今暮らしてらっしゃる?今でも。
いや基本的には東京が多いんですけどもやっぱり沖縄に時々行ってほっとしたりとか。
でもいつも一緒にビートも移動するんですよね。
そうよね。
それは大変ですよね。
ちょっと大変なんですけど。
ああ…。
これは?おやじが沖縄に来た時ですね。
一緒に今帰仁のお城を夏ね行った時にずっとこういう…グスクっていうんですがお城みたいなのをゆっくり歩いたりゆっくり歩きながら語り合ったり…。
この子?この犬。
そうなんです。
いい子にしてるね可愛い。
でも台風かなんかがこの前あったでしょ。
大変だったでしょ?そうなんですはい。
この前なんかすごい大きな台風が来たのでおやじとビートとみんなで避難しました。
あなたの家はそうよ。
だって…もろですもんね?海が…。
私あなたの家見たから知ってる。
そうですよね。
この木こんな大きくなったんですって?そうなんです。
前全然ねこんなに…。
向こうもう海ですからね。
おやじすごい。
寝起きの格好で来ちゃった。
おやじ可哀想髪の毛が盛り上がってる。
でも…そんなことわかんない。
大丈夫ですか?すいません。
朝6時頃来て喜んじゃって。
それでもうここにすぐ障子があるような感じだから。
危ないもんねやっぱり…。
そうなんですよ。
もう海が真ん前なのでちょっとその時は一応避難しといて。
色々本当に親子で語り合いました。
そうよね。
そういう…。
貴重な時間でした僕には。
逆境にあるとね。
はい。
力を合わせて何かしなきゃ…。
そう。
仰るとおりです。
でもあなたの家はあれですよね引き潮になるとだーって全部水が…私行った時なくて。
岩がこう…あなたの家のなんか前の海のところに出てたんでうんと驚いて。
そこを人が歩いてんのよ。
あとになると水が来るんでしょ?そこに。
そうです。
満ちてくると全部海になっちゃうんですけども。
本当になんかやっぱり地球って呼吸してるんですよね。
っていうか月のおかげかもしれないけど。
そこでやっぱり生きてるっていうのを常に実感できる自然があそこにあるんでね。
そうねいいとこだと…。
私もできたら年取ったら沖縄いいなと思って…。
あったかいしね。
年取ったら…まだずーっと先ですねじゃあ。
今年取ったらって言ったら随分お笑いになった方いるから…。
駄目ですよ。
気ぃ悪くした私。
そんな…気ぃ悪くしたんですか?ウソウソウソウソ。
でもちょっとまあ沖縄いいなと思ってます。
沖縄の人々の話し方もいいじゃない?そうですよ気さくでね。
上下関係ないし。
あなたのとこ行ったらあなたいらっしゃらなかったからさあなたの家の部屋の前のなんか…。
お手紙が置いてあった。
それからそこに骨董屋さんみたいなの…。
あるあるある。
あそこへ行って…。
必要ないことは仰らないですってね?そうですね。
バイバイ!バイバイ!はいビート…。
可愛い。
いい子だったね。
このあとも引き続き『ワイド!スクランブル』皆様どうぞご覧ください。
2014/10/23(木) 12:00〜12:30
ABCテレビ1
徹子の部屋 宮本亜門[字]

〜不登校を乗り越えた高校時代…88歳の父と〜宮本亜門さんが今日のゲストです。

詳細情報
◇ゲスト
演出家・宮本亜門さんがゲスト。
◇番組内容
暗い話題など無縁に見えるが、高校時代に不登校を経験したという宮本さん。喫茶店の息子として生まれ、母の影響で日舞や茶道を習っていた。周囲の子どもと興味を覚える点がずれている事に気が付き仮面をかぶっていたが、高校の頃ついに爆発。不登校になってしまった…。今思えば体調が悪く入退院を繰り返していた母が命の危険にさらされたことで、周囲の無邪気な同級生とは一線をかくすことになり自暴自棄になったのでは?と語る。
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)

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日本語
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