前人未到の挑戦は続く…。
日本百名山一筆書き踏破「グレートトラバース」。
登山家で作家の深田久弥が選んだ日本百名山。
その100の頂を自分の足だけを頼りに踏破しようという前人未到の挑戦だ。
スタートは屋久島宮之浦岳。
そこから一切の交通機関を使わず一筆書きに北上。
利尻島利尻岳まで全行程7,800キロを7か月間で踏破する。
挑むのはプロアドベンチャーレーサー田中陽希。
(田中)フォ〜!今回の舞台は奥秩父連峰の2つの百名山。
2,000メートル級のこの2座を一日で踏破しようとする田中。
だが1,000メートル以上下っては再び登り返す過酷なアップダウンに苦しむ事になる。
(かしわ手)7月14日田中は埼玉県秩父市の三峯神社にいた。
三峯神社はかつて雲取山妙法ヶ岳白岩山という奥秩父の3つの峰を祭っていた神社だ。
田中はその中の一つ雲取山を目指す。
この日のルート埼玉側の三峯神社から登山道へ。
まず標高1,523メートルの霧藻ヶ峰へと登る。
そこから先の稜線は深い森の中を進み東京埼玉山梨の県境に位置する百名山雲取山を目指す。
その後1,400メートル下の麓へと下り再び登山道へ。
2つ目の百名山大菩薩嶺を目指す。
総移動距離40キロにも上る過酷なロングトレイルだ。
午前5時半登山開始。
(金属音)登山道は三峯神社の奥の院へと向かう信仰の道とも重なっている。
植林された杉林の中を進む。
雲取山山頂までの距離はおよそ10キロ。
標高差は1,000メートル。
緩やかで歩きやすい道が続く。
長い裾野を持つ雲取山。
時間をかけ少しずつ高度を上げていく。
あっ着いた。
歩く事1時間。
標高1,523メートルの霧藻ヶ峰に到着。
ここでようやく稜線に出て展望が開ける。
(シャッター音)前日に登った百名山両神山を望む事ができた。
ギザギザ。
霧藻ヶ峰からの稜線森の雰囲気が変わる。
シラビソやコメツガが生える奥秩父の原生林だ。
出発から3時間山頂に程近い山小屋に到着。
さわやかな味です。
山頂直下。
これまでとは打って変わって岩場の急斜面が立ちはだかる。
(荒い息遣い)あれ?10キロかけ徐々に標高を上げてきた雲取山の登山道。
山頂直前になると150メートルの急登を一気に登る。
午前9時雲取山山頂に到着。
コースタイム4時間半の道のりに3時間半をかけるのんびりとしたペースでの登山となった。
到着〜。
59座目。
だがこの日の行程はまだ3/3。
田中は次なる百名山大菩薩嶺を目指す。
大菩薩嶺へのルート。
雲取山から下る事15キロ。
丹波川のほとり標高650メートルまで一気に高度を下げる。
そこから舗装路を20キロ以上走り登山口のある丸川峠へと向かう。
目指す百名山大菩薩嶺の標高は2,057メートル。
標高差およそ1,400メートルを再び登り返さなければならない。
ハイペースで下っていく田中。
雲取山の山頂まで予定より1時間ほど遅れていた。
その遅れを下りで取り戻そうというのだ。
雲取山の麓に流れるいくつもの沢は東京を流れる多摩川の上流だ。
麓に近づくにつれ徐々に気温も上がってきた。
冷たい沢の水でほてった体を冷やす。
うわっ。
いや〜。
雲取山から麓までの標高差は1,400メートル。
急斜面の下りが続く。
足が悲鳴を上げ始めた。
いや〜。
うわっ。
急斜面を下る事2時間。
すると…。
ここから見えますね。
ちょうど目の前だ。
あっこの正面ですね。
真正面です。
大菩薩嶺の姿が見えた。
このあとあの頂まで登り返さなければならない。
(取材者)行けそうですか?行くしかないです。
ハハハッ。
ああそうですね。
ここまで旅は当初の計画より1週間以上遅れていた。
その遅れを取り戻すため一日2座の強行軍となっていた。
1,000メートル以上の標高差を登っては下りまた登る。
この日の最高気温は33度。
猛暑の中大菩薩嶺を目指す。
午後4時20キロ以上の舗装路を走り切り大菩薩嶺への登山道へと入る。
既にこの日の出発から10時間以上が経過していた。
(荒い息遣い)初心者に格好な山と深田に評された大菩薩嶺だがこの日2座目となる田中にとって楽な道のりではない。
(荒い息遣い)ああ…。
(荒い息遣い)ハッハッハッハッ。
ふらふらや〜。
やった〜!60…60…。
はあ〜。
着いた〜!午後5時大菩薩嶺に登頂。
今までで…一番…厳しかった…。
過酷なアップダウンを乗り越え百名山2座を登り切った。
山頂付近に広がる草原の中の道を田中はこの日の宿を目指し下る。
出発から13時間半。
ようやく宿へ到着。
厳しい行程となったこの夜田中は自分へのご褒美を用意した。
チョコレートパフェだ。
ぜいたくだ〜。
うん!うわ〜超うまい!前人未到の挑戦は続く…。
2014/11/18(火) 03:10〜03:25
NHK総合1・神戸
グレートトラバース 15min. 百名山一筆書き踏破への道「雲取山・大菩薩嶺」[字]
百名山一筆書き人力踏破に挑む「グレートトラバース」。その中から本編で紹介できなかったエピソードを15分で紹介。今回の舞台は東京都最高峰の雲取山と山梨・大菩薩嶺。
詳細情報
番組内容
アドベンチャーレーサー田中陽希が、屋久島宮之浦岳から利尻島利尻岳まで、日本百名山を自分の足とカヤックで7か月間かけ人力踏破に挑む「グレートトラバース」。その中から本編では時間の関係で触れられなかった山々でのエピソードを15分番組として紹介する。今回の舞台は、埼玉・山梨・東京の県境に位置する雲取山と大菩薩嶺。3つの県にまたがる35km、標高差1400mの過酷な道のりを、一日で歩き切る様子を紹介する。
出演者
【出演】田中陽希
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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