おはようございます。
三上真史です。
この時期どこからともなく漂ってくるあま〜い香り。
そう「キンモクセイ」ですね。
今日はそんなふんわりと広がる甘い香りをもっともっと楽しめるテクニックをご紹介します。
(テーマ音楽)秋の香りを運ぶ木…そのふくよかな香りを今まで以上に楽しめるテクニックがあるんです。
香りのコントロールはせん定にあり。
木の大きさを維持したい方も大きく育てたい方も必見です。
これからキンモクセイを育てるなら鉢植えもお薦め。
香りを存分に楽しむコツをお伝えします。
「しゅみえんダイアリー」は失敗しない秋植え球根の植えつけ方をご紹介します。
今日の講師は…埼玉県で樹木の生産と造園業を営む山崎さん。
香る花木の上手な育て方を伺います。
山崎さんこちらキンモクセイですよね。
こんなにそびえ立つほど大きくなるんですね。
丈夫で育てやすいですからその分生育も旺盛なんでしょうね。
立派ですよね。
日本には江戸時代渡来してきたといわれてますからそれだけ古くから庭木として愛されてきたんでしょうね。
そしてキンモクセイといったらやはりなんといっても香りですよね。
思わず目を閉じて胸いっぱいに吸い込みたくなるような甘い香りなんですが。
キンモクセイは春のジンチョウゲそれから夏のクチナシ共に「三大芳香花木」ともいわれるんですよね。
秋の香りといえばキンモクセイですからね。
今日はその香りを操るテクニックという事なんですがどういう事なんでしょう?香りをコントロールするという事はですねできるだけたくさんの花を咲かせるこれに限るんですね。
花数のアップ。
そのために必要な事は何でしょう?それはもう一にも二にも…ではそのせん定のテクニック詳しく教えて下さい。
はい分かりました。
お願いします。
キンモクセイの香りをもっと楽しみたい。
そのテクニックの一つがせん定。
香りもさる事ながら木の大きさもせん定でコントロールできます。
さあ香りを強めるには花数をアップさせるという事でしたね。
キンモクセイの花芽は今年伸びた新しい枝にたくさんつくんですね。
という事は花数をふやすためにはどうしたらいいと思います?という事は新しい枝をたくさん伸ばした方がいいんじゃないですか?正解です。
よし!花数をふやすためには毎年のせん定が大切なんです。
そのせん定のテクニックを教えて下さい。
はい。
せん定は2回に分けて行いたいと思いますのでまずは花後のせん定から。
まずは花後のせん定という事でどのようなせん定なんでしょう?花が終わったあとに軽くせん定をして樹冠を整えていきたいと思います。
樹冠というのはどういったものですか?この木ですと大体この辺りに切りそろえるときれいになると思います。
飛び出た部分を切るって事なんですね。
1つだけ注意して頂きたいんですけれども葉のついていない所では切らないで下さい。
それはなぜですか?枯れ込んでしまう事がありますので。
このように葉のついている部分を残して切ります。
あくまで軽くせん定という事でしたもんね。
この時期はあくまでも軽くという事ですね。
キンモクセイはあまり寒さに強くないので木の内側に寒い風が入り込んでしまうと木自体が弱ってしまう事があるんですよ。
あくまでも軽くせん定をするまでにとどめておいて下さい。
整いましたね。
そうですね。
美観を整えるのがこれの目的です。
美しくするため。
これいつごろまでにやっておいたらいいんですか?花が終わったらすぐ。
少なくとも今月中には済ませておいた方がいいと思います。
10月中。
やはり寒くなる前にという事ですかね。
せん定2回あるという事でしたが2回目のせん定は?それは春のせん定です。
ここで1つ分かれ道になるんですね。
分かれ道ですか。
どういう事でしょう?この大きさを維持したい場合のせん定ともっと大きくしたい場合のせん定と方法が2つ異なるんですね。
春のせん定で大きさを調整できるという事ですね。
ではまずはこれ以上大きくしたくない維持したい場合教えてもらえますか?春のせん定は花後にできなかった強いせん定ができるようになります。
強くせん定する事によって木の内側にまで日がよく当たるようになりますのでそれによって新しい枝がたくさん出るようになります。
日当たりも重要なんですね。
まずは…どの枝なんですか?この木ですとこの枝が大きく張り出しているので。
確かに横から見ると出ちゃってますね。
これを間引きます。
あっそんな枝元から切っていいんですね。
次にこの枝なんですがここにある枝とここにある枝が非常に近い所にありますよね。
ほぼ重なり合っちゃってますね。
この下にあるこの枝と上にある枝ここのバランスをとって真ん中のこの太い枝を間引きます。
太い方を間引いちゃうんですね。
確かに飛び出てますもんね。
一気にすっきりすると思いますのでこれを切ります。
お〜あっもう一目瞭然。
バランスもいいですね。
次にこの枝とこの枝が近い所にありますので太い方の枝を間引いていきます。
こちらを間引いてこちらを残す。
なんか太い方を残したくなっちゃいますけど細い方を残すんですね。
太い枝を残して切るとやはり全体がかたいイメージになりますので細い枝を残した方がフワッとした柔らかい印象になります。
木の上の方から出た太い枝は伸びる力が強いので付け根からせん定します。
1年間に10〜20センチほど枝を伸ばすキンモクセイ。
木の高さを維持するには伸びしろを考えながらせん定しましょう。
切る時は必ず枝の付け根で切って下さい。
お〜。
最後に樹冠を切りそろえます。
いやぁかなりさっぱりして。
枝と枝との間隔が等間隔になるように考えてせん定する枝を決めていけばそんなに難しい事はないと思いますよ。
キンモクセイの香りをアップさせるには花後に樹冠をそろえる花後のせん定。
そして混み合った枝を間引く春のせん定を組み合わせて行います。
株全体に日を当てる事で来年は花数も香りもアップしますよ。
キンモクセイを今より大きく育てて香りを存分に楽しみたい。
そんな方にはこちら。
山崎さん先ほどキンモクセイは生育旺盛と聞きました。
という事はこのまま大きく育てたい場合は自然に放っておいていいんですかね?それもありなんですけれどもキンモクセイは放任してしまうと樹形がすごく崩れやすくなってきますので。
樹形が崩れてしまうと株の中でも花つきが偏ってしまったりします。
香りを楽しむためには花つきを良くたくさん咲かせるという事でしたもんね。
ただ単に大きくするだけではなくてたくさんの花を楽しみながら大きく育てていく。
そのためにはやはりせん定が必要なんですね。
どのようなせん定が必要なんでしょうか?それにはこれを使ってせん定します。
そちらは?これはですねこのハサミにはですね「動かす刃」と「固定する刃」に分かれてるんですね。
動かす刃が上の刃って事ですかね。
下の刃を固定する。
動かさないんですね。
この固定する刃を基準にして切っていきます。
え〜とこの下の短い枝に合わせて上の方の伸び過ぎた枝を同じ長さにそろえていきたいと思いますので下を基準にして刈り上げていきたいと思います。
刈り込む深さは大体今年伸びたぐらいの10〜20センチぐらいの長さですかね。
結構深く切っちゃうんですね。
あ〜。
山崎さん今切ってると葉のない枝が残ったりしてるんですけど大丈夫なんですか?春のせん定ではこのあとすぐに芽が出てくるので葉っぱのない所で切っても大丈夫な時期なんです。
花後のせん定とは違うわけですね。
このハサミなんですが角度がついてるんですね。
そしてトップを刈り込む時には裏返しにしてこの角度で刈り込んでいくと刈り込みやすいんです。
この角度を利用すると刈り込みやすいので仕上げがきれいになります。
上の部分も刈り込みバサミで一気に刈り込めるんですね。
あ〜気持ちがいいですねなんだか。
こちらも整いましたね。
今回の刈り込みの場合には外側の枝を切って新しい枝を外側にたくさん出させようというのがねらいです。
それで大きくなっていくわけですね。
それで徐々に大きくしていこうという事です。
先ほどの維持したい場合は中から芽吹いている。
内側に芽が吹く事によって大きさを維持できるというのが春のせん定ですね。
大きくしたい場合は周りを刈り込む事と。
こちらの刈り込みはいつまでに行ったらいいんでしょうか?同じ3月上旬芽の吹く直前にやって下さい。
山崎さん実はそこが気になって芽吹く直前ってちょっと不安じゃないですか。
休眠期に切っちゃ駄目なんですかね?実はキンモクセイは冷たい北風とかがちょっと苦手なんですよね。
寒さが苦手。
そういう時に木が弱ってしまう事がありますので。
寒さの峠を越えなきゃいけないって事ですね。
越えてからにしてほしいと思いますよね。
香りを楽しむためには花をたくさん咲かせる。
そのためにはやはりせん定ですね。
キンモクセイを育てたいけどスペースがなくて…という方鉢でも育てられます。
しかも鉢植えならではのメリットがたくさんあるんです。
キンモクセイは鉢植えでも育てられるという事ですね。
これからキンモクセイを育ててみようという方には是非鉢植えがお薦めです。
それはなぜでしょうか?それには3つのメリットがあるんですけれども。
3つのメリット是非教えて下さい。
1つ目は?まず1つ目これは…キンモクセイはよく日の当たる場所が好みなんですけれどもよく日の当たる場所で栽培をして開花時期になったら自分の好きな場所例えば玄関先とかですね。
自由に移動させて好きな場所で香りも楽しめるわけですね。
2つ目は…キンモクセイは先ほど成長が旺盛であると言いましたけれどもやはり鉢植えですとそれがある程度緩やかになりますのでそのあとの管理も楽になってきます。
それは鉢で根が制限されるから…?そうですね。
さあ最後3つ目は?庭植えですと植えつけたあとは枝の成長や根の張りに力が働いてしまいますので。
花ではなく枝葉や根に栄養がいくんですか。
ですから2〜3年もしかしたら花が咲かない事があるかもしれない。
それが鉢植えですと植えつけた翌年ぐらいには開花してくれる可能性があります。
やった!次の年には楽しめる可能性があると。
いい事づくしですね。
鉢植えはいい事づくしだと思います。
キンモクセイの苗木は5号ほどの鉢で高さ1m前後のものが入手できます。
これを一回りから二回り大きな鉢に植えつけます。
鉢底にはあらかじめゴロ土を敷いておきましょう。
じゃこれに少し培養土を入れます。
そして鉢を抜いて今の時期でしたら鉢を崩さずにそのまま入れて下さい。
2〜3月の春先でしたら軽くほぐした方がいいと思います。
ウォータースペースは大体…?大体2〜3センチぐらい目安にして下さい。
では土を入れていきます。
お願いします。
ここで支柱をしていきます。
支柱が重要なんですね。
中心となる幹に沿ってさして下さい。
こんな感じです。
しっかり立ちました。
これで最後に水をやって完成です。
いやぁ簡単ですね。
これなら僕のようなベランダガーデナーでも手軽に育てられますね。
鉢植えでも香りをアップさせる秘訣って何か?キンモクセイ先ほど申しましたように日当たりがいい所に置いてほしいので鉢を回しながら360度日に当たる事もできるのでこれは鉢植えのメリットだと思います。
しっかり日に当てる事ですか。
それからせん定が大事ですよね。
花が咲き終わったあとにせん定をするなりまた刈り込んで大きくするなりをして自由に香りを楽しんで頂く事ができると思います。
やはり日当たりとせん定という事ですね。
この日の光をしっかり吸い込む事であのあたたかい甘い香りを立ててくれてるわけですね。
いやぁ待ち遠しいですね。
今やりたい作業をご紹介する「しゅみえんダイアリー」。
今回はみんな大好き「秋植え球根」。
担当講師は広島市植物公園の植栽を手がける…いよいよ待ちに待った秋植え球根のシーズンがやって来ました!秋植え球根は基本の植え方を覚えておけば誰にでもチャレンジする事ができます。
お気に入りの球根を一緒に植えつけてみましょう!早速基本の植え方をご紹介。
秋植え球根の多くはこれから来る寒さに備えてやや深めに植えつけるのがコツです。
目安は球根の3つ分の土がかぶるくらいです。
…ほとんどの球根。
球根3つ分とは簡単で覚えやすいですねぇ
それでは人気のチューリップを庭に植えてみましょう。
30センチくらいの深さまで土を掘り起こし軟らかくしておきます。
そして球根3つ分の深さをとって植えます。
こういう大きめの球根は深く掘って植えているように見えるかもしれませんが発芽して成長して草丈が伸びた時に風を受けて倒れないようにするためにもこのくらいの深さに植えて下さい。
最後にたっぷりと水をやりましょう。
分かりました!私はアネモネを植えつけま〜す。
よ〜し。
球根3つ分あけてと…
ちょっと待った!アネモネの球根はカラカラに乾燥した状態で売られています。
まずは水で戻してから植えつけて下さい。
やり方は簡単。
湿らせたキッチンペーパーの上に球根を置き包んでおくだけ。
1日ほどでふっくらとし植えつける事ができます。
あとはチューリップと同じように球根3つ分の深さをとって植えます。
あまり深く植えると球根が腐ってしまうのでこのくらいの深さに植えましょう。
アネモネの球根は根が出てくるとがった方を下にしましょう。
庭植えの場合植えつけ直後の水やりは要りません。
続いては上級編。
ユリの植え方をご紹介。
ユリは球根の中でも特別です。
球根の3つ分の深さよりも深く植えつけましょう。
え〜どうしてですか!?
ユリは球根の下から生える根の他にも茎から出る「上根」という根っこがあります。
土の中の養分や水分を吸うためのとても重要な根なのでこの上根を張らすために球根深く植えつける事が大切です。
それでは植えつけ。
ユリは排水性が良く肥沃な土を好みます。
ユリの球根の上に土が25センチくらいかぶるように土を掘ります。
球根を植えつけます。
深さ25センチあれば上根をしっかり張らせる事ができますよ。
最後にたっぷりと水をやりましょう。
初めての球根でも基本の植え方を覚えておけば大丈夫。
是非皆さんも挑戦してみて下さいね。
来月は…悩みに悩んで決定した受賞作品をご紹介。
お楽しみに!今日は世代を超えて家族に愛され続けてきたシンボルツリーのお話です。
「我が家の庭に明治大正昭和平成と時代を重ねてキンモクセイとギンモクセイの木があります。
特にギンモクセイは庭の真ん中にどっしりと大木になって悠々と育っています。
祖父からも「大事にしてね」と言われていたこの2本の木は毎年金色や白い愛らしい花をいっぱい咲かせます。
小鳥やセミがやって来て楽しそうに鳴きその音色に誘われて近所の猫も遊びに来ます。
この歴史ある木は今までどれだけの生き物の心を幸せな気持ちにさせて見守ってきたのだろう。
私がその中の一人に含まれている事がとても幸せです。
変わりゆく環境の中でたくましく生きつつ変わらぬ姿を残していってほしいと思います」。
毎年花の季節になると甘い香りに庭が包まれるそうです。
家族を幸せな気持ちにしてくれるシンボルツリーこれからも大切にして下さいね。
今日ご紹介した「キンモクセイ」そして「しゅみえんダイアリー」は「趣味の園芸」テキスト10月号に掲載されています。
今後の放送内容と併せて参考になさって下さい。
園芸研究家の小笠原誓さんに教えて頂きます。
続いて番組からのお知らせです。
「庭に花壇をつくりたい」「シンボルツリーを植えたい」「玄関周りを華やかにしたい」「ベランダでバラを育てたい」などなどちょっとした…番組の講師があなたのガーデンスペースをリフォームします。
2014/10/23(木) 10:30〜10:55
NHKEテレ1大阪
趣味の園芸「キンモクセイ 香りを操るテクニック」[字]
キンモクセイの芳香の強さは花数に比例。花数を操る“せん定”で香りをコントロールする。鉢で育てるメリットも紹介。<コーナー>しゅみえんダイアリー・秋植え球根/花信
詳細情報
番組内容
秋に香る花木キンモクセイ。9月から10月にだいだい色の花が咲く。その芳香の強さは花つきに比例。花数を操ることで香りもコントロールされる。花数をよくする作業・せん定は、安定して咲かせるか、たくさん咲かせるかで方法も異なる。鉢で育てると植えつけから開花までが短く、移動できるので好みの場所で楽しめる【司会】三上真史(D−BOYS)<コーナー>しゅみえんダイアリー【秋植え球根】/花信〜わたしのメモリアル〜
出演者
【講師】園芸研究家…山崎隆雄,広島市植物公園…島田有紀子,【司会】三上真史,【語り】笠原留美,園部啓一
ジャンル :
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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