・「ありのままの」J−POPに隠されたヒットの秘密を解き明かす亀田音楽専門学校。
今日はゲスト講師にmiwaさんを迎え亀田校長があるリズムに注目します。
また課外授業「亀さんぽ」ではmiwaさんゆかりのある場所を訪ねます。
更に番組後半では亀田校長とmiwaさんのスペシャルコラボによる「ヒカリへ」の生演奏も!亀田音楽専門学校開講です!
(拍手)こんばんは。
亀田音楽専門学校校長の亀田誠治です。
よろしくお願いします。
助手の中村慶子です。
よろしくお願いします。
そしてピアノ演奏でお手伝い頂くのは助手の斎藤有太さんです。
よろしくお願いします。
(拍手)そして本日のゲスト講師この方をお招きしました。
miwa先生です!
(拍手)よろしくお願いします。
透明感のあるパワフルな歌声が印象的なmiwaさん。
デビュー4年目の今年代々木体育館のライブ2日間で2万4,000人を動員し多くのファンを魅了しました。
校長。
miwa先生をお迎えしての本日の講義のテーマは?miwa先生にぴったりのテーマがあるんだよ。
ズバリ今日のテーマは…今ねJ−POPの中であるリズムパターンが実は大流行してるんですよ。
でもね多分みんなはそのリズムに毎日のように触れてるけれども気が付いていない。
その流行のリズム。
去年の「紅白歌合戦」を例に検証してみましょう。
どうもありがとうございます。
何かが4つで打たれてんだな。
そして…。
ほら!AKB48も。
「フォーチュンクッキー」でさえ!何かノリノリになるような踊りたくなるような曲だっていう事は…。
miwaちゃんの曲もあったけれども思わずノリノリになってしまうリズムの仕組みが今の曲たちの中に仕込まれてるんですよ。
それが4つ打ちのリズムなんです。
そう元気が出るリズムとは4つ打ちの事なんです。
では何を4つ打つのでしょうか?ちょっとこちらを聴いてみて下さい。
ほ!・「ドンドンドンドンドンドンドンドン」このリズム何か感じません?何か…。
等間隔。
そういう問題でもない?あっいい線いってる!いいですか?合ってる合ってる。
等間隔。
そのほかには?・「ドンドンドンドン」ちょっと低めの音とかですか?腕を上げたね!本当ですか?やった!3回目にして?3回目にしてすごい!ちょっと上がり過ぎ!あっ本当ですか?そうなんだよ。
これがね4つ打ちのリズム。
これはねバスドラムっていう楽器があるんだよドラムセットの中に。
これドラムセットですね。
はい。
みんな分かるかな?ドラムセットですね。
バスドラムはこの事ですね。
これがバスドラム。
こいつが・「ドンドンドンドンドンドンドンドン」ワンツースリーフォーワンツースリーフォーワンツースリーフォー…。
ず〜っとこの等間隔で4つ刻まれているリズムを4つ打ちのビートというんです。
校長それはほかの楽器だと同じようにリズムが刻まれてても4つ打ちとは言わないんですか?これなんだな。
ポイントはねこのバスドラムなんだ。
この低いまるで応援団の太鼓のような音。
・「ドンドンドンドン」という鼓動のようなリズムが4回均等に刻まれるのが4つ打ちのビート。
実は生みの親がいるんですよ。
生みの親!?4つ打ちビートを生んだ音楽というのがあって。
これはですね1970年代の終わりに洋楽でディスコミュージックがはやったんですけどその時にこのビートが使われ始めたんです。
・「Y.M.C.A.」・「It’sfuntostayattheY.M.C.A.」・「Theyhaveeverything」・「ドンドンドンドン」・「Foryoungmentoenjoy」・「Youcanhangoutwithalltheboys」・「It’sfuntostay」・「Iloveyou,baby」・「Andifit’squiteallright」・「Ineedyou,baby」・「Towarmalonelynight」ほら4つ。
・「Iloveyou,baby」・「TrustinmewhenIsay」・「Ainocorrida,that’swhereIam」・「Yousendmethere」・「Yourdreamismycommand」打ちまくるねこの時代!・「Ainocorrida,Ifindmyself」ずっとバスドラムの4つ打ちが鳴ってる楽曲なんですよ。
でも今の曲私踊る事はできないですけどやっぱ踊りたくなるような感じの曲ですね。
踊りたくなるでしょ?これどういう気分なんだろうね。
やっぱりディスコミュージックっていわれるだけあって踊るっていうか体を動かしたくなる気がします。
体を動かしたくなるっていうのはちょっとねいいヒントなんだよ。
でね当時この洋楽ではやったこのディスコビートをもうね日本の歌謡曲がここぞとばかりにたくさん輸入したの。
その輸入したものの代表的なのがこの曲です。
・「Y.M.C.A.Y.M.C.A.」・「ゆううつなど吹き飛ばして」・「君も元気だせよ」「ゆううつなど吹き飛ばして」だって。
「君も元気だせよ」だからね。
・「若いうちはやりたいこと」もう何かYMCAってやりたくなるような。
まさに元気が出る曲ですね。
「YOUNGMAN」も「Y.M.C.A.」も今の4つ打ちのリズム。
この時代にこのサウンドが日本に本当に流行して浸透したんですね。
…でさっき思わず踊りだしたくなるとかノリノリとかいろんな話が出てたけど体にね何かをこのリズムは起こさせているんですよ。
それをちょっとみんなで実験してみたいと思います。
番組恒例の実験コーナー。
4つ打ちの効果を体感します。
坂本九さんの歌った「上を向いて歩こう」。
まず聴いてみて下さい。
miwaちゃん歌ってね。
・「上を向いて歩こう」・「涙がこぼれないように」・「思い出す春の日」・「一人ぽっちの夜」いいね!
(拍手)じゃあこの「上を向いて歩こう」が4つ打ちビートになったらどうなるんでしょうか。
miwaさんもう一回聴かせて頂けますか?・「上を向いて歩こう」・「涙がこぼれないように」・「思い出す春の日」・「一人ぽっちの夜」お〜何かノリノリになりますね!
(拍手)「上を向いて歩こう」ってちょっとポジティブな気持ちを優しいメロディーの中に投げかけてくれている曲がこの4つ打ちが入る事によってとてつもないエネルギーが湧いてくるっていう。
すごい今風な感じがしてきました。
あ〜確かにそうですね。
今風な感じがするんだよね。
続いてはリズムが変わるっていう事だけでどんだけ曲のイメージが変わってしまうかどうかをこれも実験してみたいと思います。
曲は去年の「紅白」でも歌ってくれた「ヒカリへ」。
「ヒカリへ」は4つ打ちのリズムですね。
そうですね。
ポン!・「溢れる想い愛は君を照らす光になれる」・「切ないほどに」・「たとえ描く未来そこに私がいないとしても」・「いまはそっと抱きしめてあげる」
(拍手)さすがに原曲を支えてるリズムだけあって…。
しっくり来ますね。
これからしっくり来ないリズムに僕が合わせるので後で苦情はNHKさんの方に。
ゴー!・「ドンドドンドンドドン」ワンツーワンツースリーフォー。
何かこういう感じだぞ。
お〜!お〜!・「溢れる想い愛は君を照らす光になれる」・「切ないほどに」・「たとえ描く未来そこに私がいないとしても」・「いまはそっと抱きしめてあげる」
(拍手)これはこれでいいね。
何か好きになっちゃった。
どうしよう!何か横乗りになりますね。
乗り方が変わりますよね。
曲の雰囲気というかイメージがガラッと変わりますねリズムだけで。
歌ってても何かが違う?当然違いますよね。
そうですね。
4つのリズムを感じて歌ってたのが・「ドンドドン」ってなりますよね。
大体僕らもこうなっちゃったけど生徒の皆さんもかなり横に揺れてたよ。
「ヒカリへ」はどうして4つ打ちになったんですか?これはドラマのお話がITの社長という主人公だったのですごくイマドキの曲を求められていて。
イマドキといえば4つ打ちなんじゃないかという事になって。
最先端というイメージで。
最先端のイメージ!4つ打ちはなぜ最先端のイメージを生むのでしょうか。
その秘密はこのリズムが持つある規則に隠されているんです。
例えばさ「ヒカリへ」で言うとず〜っとこうやって等間隔で刻まれていく訳です。
ず〜っとこうやって…。
・「あふれるおー」ってここってさメロディーが一つ一つ前に食ってくるんだよね。
これちょっと弾いてもらっていい?ワンツースリーフォーワンツー。
こうやってメロディーがシンコペーションといって1つの音符が八分音符ずつ前へ前へ食ってくんだけどもこのバスドラムが・「ドンドンドンドン」って4つ縦の軸がしっかりしてる事によって土台はどっしりしていてメロディーが前にこうやって進んでいく。
そこでね前向きなスピード感っていうのがメロディーにスピード感が生まれていくの。
そのスピード感を支えるのが…等間隔で原稿用紙の升目みたいなものですよね。
こうやって1234って等間隔で仕切られていくので土台がすごく正確。
4つ打ちが入ってると何か前を向いてる感じ未来を向いてる感じが出てくるっていうのはこういう4つ打ちのリズムを持っている等間隔性。
そういう秘密があるんですよね。
どうですか?miwaさんも「ヒカリへ」を歌ってらっしゃる時4つ打ちのリズムに支えられてるなという感じはしますか?そうですねそのループ感というかそのリズムが繰り返されている中で作っていったという感じはありますねメロディーを。
土台が等間隔だからこの上に来るもの…メロディーであったり歌詞っていうものがすごく自由度が増すんですね。
特に「ヒカリへ」のシンコペーションに関しては曲にスピード感を…。
ぐいぐいぐいぐい引っ張ってってくれるという力。
力強さって事ですよね。
与えている。
4つ打ちは曲の土台!ほかにもどんな曲の土台になっているのかmiwa先生お薦めの曲です。
・「さくら舞い散る中に忘れた記憶と」・「君の声が戻ってくる」・「吹き止まない春の風」・「あの頃のままで」すごく切ない情景なんだけどキュンと来たりそれこそ4つ打ちだからなのか何か少しキュンと来て切ないあとに前向きにも最後はなれるのかなって思います。
ちょっと4つ打ちのリズムって前へ進んでいくエネルギーっていうのを何か提案してるリズムなの。
だからこそケツメイシの「さくら」すごい切ない歌詞だし昔の恋愛の事を振り返ってる歌詞なのにもかかわらずその情景から未来が見えてくるっていうか。
でもその未来を見させているのはもしかしたらこれなのかもしれないよという事ですね。
4つ打ちすごいですね。
すごいなこうやって見ると。
・「確かな君に会いたい百年先も傍にいたい」この曲本当に大好きでもうカラオケ行った時毎回歌います。
うわっ聴きたいな!マジで?十八番です私の。
あっ本当。
何かキュートだけどポップでもあるし。
だけど何か不思議な曲だなと思っていて。
あとオシャレな感じもしますよね。
オシャレってさでも絶対この4つ打ち関係あるよね。
確かにそうかも。
オシャレなのかも4つ打ちって。
やっぱり等間隔で刻まれるっていう事に今「オシャレ」っていうキーワードも出てきたけれども凜としてるっていうか節度が保たれてるっていうか。
そこから引き出されてくるメロディーのよさであったりさっき言った「キュート」っていうキーワードが出てたけどそのアーティストさんにまつわるいろんな景色が4つ打ちのビートがある事によって見えてくるんですよ。
なるほど。
続いては聴く側にとっての4つ打ちリズムに迫ります。
この4つ打ちのリズムっていうのは人に優しいリズムなんじゃないのかと。
優しいリズム…。
誰にも全ての人に心を開いている。
開かれたリズムなんじゃないかという事を僕が今から証明してみせます。
(2人)お〜!題材にする曲はですね皆さんご存じ「ソーラン節」。
・「ヤーレンソーランソーラン」手拍子しようか。
こうなるよね。
・「ソーランソーランソーラン
(ハイハイ)」こうなる!今僕たちは・「ヤーレンソーラン」とこうやって…1拍?3拍?頭で乗ってたよね。
これをさよくイマドキのロックバンドのコンサート行くとこうやってワンツーワンツーとかって乗るじゃん。
みんな2を強調するじゃん。
2と4にアクセントを置くんだけど今僕たちが「ソーラン節」を聴いた時はイマドキの若者が集まってんのに何かこうやって乗っちゃいましたよね。
じゃあこの「ソーラン節」をこれとかこれとかで乗ってみようか。
・「ヤーレンソーランソーラン」ほら初め難しいでしょ?・「ソーランソーランソーラン
(ハイハイ)」あっ来た!さすがだねみんな!でも無理してる自分があるでしょ?・「にしん来たとてが騒ぐ」心の中でさ1って数えてるもんね。
ほら数えてるでしょ?みんな。
でも何かさ2と4で乗るのがすごく難しいじゃん?絶対頭1って思ってますもんね。
その頭1が欲しいじゃん。
という事でそのウンタンウンの頭の1というのをじゃあ入れてみればいい。
1234になったらどうなるのかっていうのをちょっとやってみましょうか。
・「ヤーレンソーランソーラン」お〜簡単!・「ソーランソーランソーラン
(ハイハイ)」ちょっとみんな走ってるよ。
・「にしん来たとてが騒ぐ」でも何も考えなくていいです。
どこからも入れそうですねこれだったら。
・「瀬が光るチョイ」しゃべりながらできます。
・「ヤサエーエン」きれいにそろいましたね。
きれいにそろうでしょ。
すぐ一体感も出るし無理せずに乗れる。
今僕たちがこうやってたのはこれこそ4つ打ちのリズムなのよ。
さっき僕が4つ打ちっていうのはもしかしたら人に優しいリズムかもよ。
誰にでも心を開いたリズムかもよと言ったのはこのワンツースリーフォーっていう僕たちが一番自然に乗れるリズム。
それを4つ打ちのリズムっていうのは提供してくれてる訳だよ。
みんなに優しい4つ打ちリズム。
miwaさんの歌に乗せてみましょう。
「アナと雪の女王」の「LetItGo〜ありのままで〜」を歌ってみたいかなと思います。
(拍手)よいしょ。
(手拍子)・「ありのままの姿見せるのよ」・「ありのままの自分になるの」・「何も怖くない風よ吹け」・「少しも寒くないわ」
(拍手)お〜何かノリノリですね!さあ一旦ここで講義をブレークしてここからは課外授業「亀さんぽ」です。
校長と助手の私がこのスタジオを飛び出してJ−POPゆかりの地を訪ねてきました。
今週はmiwa先生ゆかりのあの場所に行ってきました。
その場所とは下北沢。
新宿や渋谷からすぐ。
楽器を持った若者が多く集まる音楽の街です。
この街にmiwaさんゆかりのライブハウスがあるんです。
ここがmiwaちゃんがデビュー前にステージに立ってたという下北沢LOFTというね。
今日も散歩のお供は亀カメ。
校長目線の取って置きを写します。
miwaさんが何度も通った階段を下りると…。
こんにちは。
こんにちは。
店長の長沢幹夫さんが迎えてくれました。
33年にわたってこの店を守っています。
アットホームな雰囲気で音楽を楽しめる空間です。
初めてmiwaさんがいらっしゃった時の事って長沢さん覚えていらっしゃいます?覚えてますよ。
デモテープを持って…。
デモテープ!まだ高校生の彼女がよくアポもなしに下りてきて…。
いきなり来て出演したいんですけどという事で。
来た日たまたま僕受付にいたんで。
ここにmiwaちゃんいっぱいいますけど。
miwaだらけですよこれ。
miwaだらけ。
ご本人のメッセージ入りのものもありますね。
ここら辺とかってちょっと…。
あっ手書き?これ手書き?彼女が自分で作ったんですよ。
自主制作?はい。
コピーして。
自分で自分のCDに「FirstSingle」って書いてる。
校長いかがですか?まずピアノの弾き語りっていうのがちょっと…。
あっピアノもやってましたよ。
・「君がくれた」今miwaちゃんってもうギターの…。
ほとんどギターのライブだったんですけども何曲かピアノで弾き語りやってました。
ピアノで弾き語り?はい。
何だ何だ…いいですね。
ここで気になる楽屋を見せてもらいました。
仕切りはカーテンのみ。
前の出演者の演奏やお客さんの反応が聞こえてくる中で自分の出番を待つちょっとしたスペース。
この距離の中で若きミュージシャンたちは気持ちを整えたりもしかしたら整えないまま行っちゃったりするかもしれないけどそういう経験一個一個が…。
将来につながってく。
そう。
miwaちゃんみたいなアーティストを生んでいくんだよね。
そして数歩歩くとそこがステージ。
ここですよね。
このステージお部屋だよこれ。
我が家みたくないですか?本当ですね。
我が家。
中村君座りたまえちょっと。
いいですか?客席に。
ちょっと失礼します。
一番前の席座ってもいいですか?近い!近い!うわっ近いなこれ!どんだけ近いかこれ…。
うわ〜!お客さんの表情まで見えるこの近さは大物アーティストでも緊張するといいます。
校長つかまえて新人アーティスト!亀田誠治です。
一曲聴いて下さい。
・「ジャンジャンジャンジャンジャンジャン」何だこれ!?ずっとこの場所で変わらずこのライブハウスをこの下北沢という街で長沢さんがお続けになっている一番の理由っていうのはどんなとこなんでしょうかね?長沢さんがですか?はい。
その時の思いっちゅうかねそういう場所があるという事は…彼女たち彼らのね。
miwaさんいかがでした?あの〜本当に長沢店長にはすごいお世話になって…。
ライブをした事ない私を一番に受け入れてくれて一番最初に立ったステージなので…。
本当にギターも下手だったし歌もMCもど素人。
もう何にも分かんない私が初めて立つ事ができたのは本当に長沢店長のおかげだしそうやってまだデビューできるかも分からないようなアーティストがライブをする機会を得られるっていうのは本当にありがたい事だなって思います。
聞くところによると今でもmiwaさんやり取りを…。
そうですね。
連絡を取ってるっていう。
はい。
CDを新しいのが発売したら送ったりとかあと長沢店長との約束で武道館アーティストとかになったら戻ってくる事はないっていうお話を聞いた時に私が武道館でライブをやったらその前日か後日必ずここでライブするというふうに約束したんですよ。
それを去年の3月に実現する事ができて。
武道館の次の日に。
38人という超プレミア。
ミワだ。
38。
そうなんです。
ミワで38人で。
招待でやったんですけどそんないっぱいになってるLOFTでやるのが初めてだったので。
そうやって久々に戻ってきたステージはどんなふうに感じました?ステージに立った時。
まずお客さんを呼べるようになった事がああ成長したんだなというふうに思ったしその姿を変わらぬ形で長沢店長にも見て頂けて。
それが本当によかったなというふうに感じました。
それでも長沢さんもうれしかったでしょうね。
はい。
その時にメールでもすごい熱いメールを交わし合って。
やっぱりこの何年という時を経てその日が実現したねっていう2人で感激に浸ってました。
すばらしい恩返しだね。
あっそうか。
恩返し。
必ず人と人とのつながりがあってそしてそこに思いがあって音楽っていうのは生まれていくんだなと思いました。
さあ来週はいつからどのようにして下北沢が音楽の街になったのか探っていきます。
続いてはJ−POPでモテモテ!4つ打ちのマルチな才能に迫ります。
4つ打ちビード。
アイドルの楽曲にものすごくたくさん取り入れられているんです。
ちょっとこちらの曲を聴いてみて下さい。
・「笑顔と歌声で世界を照らし出せ」・「行くぜっ!!Let’sGo!!!」・「ももいろのハートを狙い撃ち☆」・「フライングゲット僕は一足先に」ほら!・「君の気持ち今すぐ手に入れようか」・「フライングゲット」こうやって聴いてみると確かに4つ打ちなんですね。
そうなんですよ。
まずねディスコミュージックから入ってきたじゃんっていうさっき輸入の起源があったじゃない?ディスコって結局…こんなの書くほどの事でもないんだけど…。
要するに踊る訳。
イコールこの踊るっていう部分がやっぱりアイドル文化に欠かせないビートになってる訳。
なんでアイドルが歌うにあたってまずこの4つ打ちのビートがあるというだけでその楽曲に乗っけてアイドルはダンスもしやすくなるし。
あとはこの等間隔という事が歌い分けとかもしやすくなる訳よ。
歌い分け?何人もの方が歌うでしょ。
2小節は誰かが歌ってて…。
Aちゃん歌ってんだけど等間隔でやってっからAちゃんの次にはBちゃんが来る事もすごく分かりやすくシーンが展開していくという。
そして4つ打ちのこのサウンドが実はバンドサウンドの中でも大流行してるんです。
・「見えないモノを見ようとして望遠鏡を覗き込んだ」・「静寂を切り裂いていくつも声が生まれたよ」・「シャングリラ幸せだって叫んでくれよ」・「時には僕の胸で泣いてくれよ」・「降り出した流星群に願いを積んで」このビート2000年の頭ぐらいから急増して今や止まらないぐらいな勢い。
みんなもさ今はやっている何とかロックチャートみたいなJロックチャートみたいなのを聴いてごらん。
ほとんどの曲がこのリズムだったりする時があるから。
でねこれ僕いろんな若いバンドの子たちからも証言を得てきました。
何で君たちはこんなに4つ打ちのビートが好きなんだと。
その理由っていうのはね実は90年代にいわゆる小室さんのサウンドがはやった時代あの小室サウンドの多くの楽曲はこの4つ打ちのビートで出来上がってるんですよ。
ちょっと一曲聴いてみてもいいですか。
・「BoyMeetsGirlそれぞれの」・「あふれる想いにきらめきと」・「瞬間を見つけてる星降る夜の」こういう楽曲を今の若いバンド君たちは小学校中学生で当たり前のようにテレビやラジオから聴いていてものすごくこういうリズムというのが染みついてるんだって。
それを自分たちが何か曲を作る時にダンスミュージックでやってるような事を俺たちギターかき鳴らしてドラムでたたいてバンドの中でやってみようぜ。
やってみたら面白いんじゃないのというそういう事から始めてみたんだって。
じゃあ意図的なんですね。
意図的。
バンドサウンドがもとはディスコサウンドから来た4つ打ちビートっていうのを積極的に取り入れて新しいバンドサウンドを生み出していったというのはこれはねかなりJ−POPっぽいんですよ。
miwa先生も小室さんの小室ミュージックから影響を受けてるところとかってありますか?あるんでしょうね。
小学校の時はもう…。
90年生まれなのでそれこそ。
何?その自信ありげな…。
いやいや!それこそ90年生まれなので。
僕はね1964年生まれだが?生まれた時から小室さんの世代というか。
90年代のこのダンスミュージックには本当に数多くの…今20代前半から30代ぐらいのアーティストの方々っていうのは多大な影響を受けてると思います。
…で今の若いアーティストの方々が果敢にコンピューターミュージックを使ってこの4つ打ちビートを取り入れてるんです。
・「炎と森のカーニバルミイラ男も踊ってる」・「今宵、僕が招かれたカーニバル」・「魔法使いは僕に言ったんだ」・「『この恋は秘密にしておくんだよ』」・「振り返った季節に立って」・「思い出せなくて嫌になって」コンピューターミュージックと基本的に4つ打ちビートっていうのは相性がいい。
打ちこみの音楽。
打ちこみって分かるかな?打ちこみとは?これだよ。
まあこれは例ですけれど打ちこみっていうのはあらかじめコンピューターにこうやって音をデータを仕込んで自動演奏させる音楽の事です。
自動演奏…。
録画してるんですか?録音?という訳じゃなくて作ってるという事ですか?コンピューターで音を。
コンピューターに音を入力して入力された情報をコンピューターが再生してくれる。
機械が演奏してますから淡々としているとか急にこいつが盛り上がったりはしない訳ほっといても。
盛り上がらないからね。
ほっとけば24時間これやってますよ。
でもそうやってコントロールされたリズムの中から生まれるオシャレな感じクールな感じ。
そういった事もこの4つ打ちビートをコンピューターミュージックで演奏すると表現する事ができる。
いかがですか?miwaさん。
いろんな曲聴いてきましたけど4つ打ちの曲。
4つ打ちって1つ挙げてもいろんなバリエーションもあるし…。
今聴いたのだと時代によってもテンポ速さが違う4つ打ち。
だから「天体観測」とかは4つ打ちだっていう意識で聴いてなかったけどこうやって聴くとものすごい速い4つ打ちの構造になってたんだというのが結構びっくりでした。
やっぱりこの4つ打ちビートって平成ビートなんですね。
平成に入って大きく進化していろんなジャンルが交わり合った。
これがねやっぱりJ−POPならではっていう感じで。
まさに今旬な…。
今っぽい今っぽいってmiwa先生は何回もおっしゃってますけど今が旬な平成ビート。
4つ打ちビートは平成ビートと言って差し支えないんじゃないでしょうか。
これからはですねmiwaさんと校長率いるバンドの皆さんに生演奏を披露して頂きます。
その曲はもちろん「ヒカリへ」です。
4つ打ちから始まり4つ打ちで終わるような曲になっていて…。
ずっと同じ4つ打ちっていう中でメロディーが展開していくところもこの曲っぽいのかなって思ってます。
もういろんな4つ打ちビートがね出たり入ったりして4つ打ちが入ってきた瞬間にいかに気持ちがワクワク上がっていくかっていうのがね何回も体感できる。
今回はそういうアレンジでやっていますので是非そこら辺も注目しながら聴いてみて下さい。
今日は4つ打ちについてその効果ですとか今本当に多くのJ−POPの中でいろんなジャンルで活用されている。
生かされてるっていう事を見てきましたけれどもmiwaさんいかがでしたか?結構意外な曲も4つ打ちだったんだって。
バンドとかだとなかなか気付きにくいと思うんですけどそれでも4つ打ちだったり…。
今後これからの時代どんな4つ打ちがはやっていくのかも気になるなって思いました。
これは…日本人いろいろ取り入れ上手だからすごい想像もつかないジャンルと一緒にこの4つ打ちビートの曲が生まれてくるかもしれないですよね。
校長J−POPにとって4つ打ちリズムって何なんでしょうか?もうありとあらゆるジャンルテンポ音楽性に対応できるんですよね。
4つ打ちのビートはねごはんなんだよ。
白いごはん。
その上に載っけるものは親子丼でもいいしカレーでもいいし納豆でもいいし目玉焼きを載っけてもいいし。
何が載っかってきてもとってもおいしい丼が出来上がるっていう。
その丼の土台を支えてる白いごはんのようなものなんじゃないのかなと。
しかもオチがあって食べると元気が出る。
なんつってね!
(拍手)
(拍手と笑い声)なるほど。
じゃあこれからどんなおいしい丼がまた食べられるようになるのか楽しみにしております。
はい。
以上で亀田音楽専門学校本日の講義を終わります。
ピアノ演奏は斎藤有太さんでした。
そしてmiwa先生亀田校長ありがとうございました。
ありがとうございました。
(拍手)2014/10/23(木) 00:00〜00:45
NHKEテレ1大阪
亀田音楽専門学校 第3回「元気が出るリズム学」[字][再]
時代の先端を走る音楽プロデューサー・亀田誠治が、J−POPのヒット曲に隠された音楽の秘密を解き明かす亀田音楽専門学校。ゲスト講師にmiwaが登場!
詳細情報
番組内容
ゲスト講師は、miwaさん。去年のNHK紅白歌合戦にも出場し、若い世代から多くの支持を集めるmiwaさんを講師に招いてお送りするテーマは、「元気が出るリズム学」。流行のリズムパターンのひとつである「4つ打ち」を中心に、誰もがスグに楽しめるリズムとはどんなものなのか迫ります。また新コーナー「亀さんぽ」では下北沢を探訪。miwaさんのアーティスト出発点となったライブハウスへ潜入します!
出演者
【ゲスト】miwa,【出演】亀田誠治,中村慶子
ジャンル :
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
音楽 – 国内ロック・ポップス
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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