きょうは会社休みます。 #2 2014.10.22

(青石花笑)
青石花笑30歳
帝江物産に勤めるOL
家族は両親と犬のマモル
趣味は図書館で借りて来た文庫本を読むこととレディースデー限定の映画鑑賞
男性経験ゼロのまま20代を終えてしまった私は30歳の誕生日にあろうことか9歳も年下のバイトの大学生と一夜を共にしてしまう
翌朝自分の失態に愕然とし人生で初めて会社を休み次の日出勤してみたものの初めて体を許した相手と冷静に働けるはずもなくそしてさらなる試練が
(田之倉悠斗)言っときますけど俺遊びでホテルなんか行きませんから。
俺と付き合ってください。
な…何時だと思ってるんですか!
何の物音もしなかった私の人生が急に騒がしくなり始めた
(朝尾侑)何か困ってる顔だね。
相談乗ろうか。
全部話してみなよ力になってあげるから。
私に構わないでください。
それは無理だよ困ってる人を見殺しにできない性格なんでね。
別に困っておりません。
困ってなかったら昨日会社休んだりしないよね。
会社の前まで来といて出社しないなんてよほどの事情があるんじゃないの?勝手に相席しないでください迷惑です。
くれぐれももてあそばれないように気を付けて。
どういう意味ですか?本気になって痛い目に遭わないようにねっていう心優しい忠告?《私が本気になるわけがない》《相手は弱冠21歳》《しかも白昼堂々あんな大胆な行動を起こせる恋愛モンスターなのだ》
(大城)あれ?青石見ないうちにキレイになってね?恋愛が一番の美容液ってあれホントなんだな〜。
出張申請早く出してもらわないと自費で行ってもらうことになりますけど。
(大城)今日中に書くからマモルの写真見せてよ。
ケータイに1枚ぐらい入ってんでしょ?そういうのは撮らせてくれない人だから。
あ〜ウソだ絶対ウソついてる。
《彼の言う通り私はウソをついている》《マモルという名の彼氏など存在しない》《それが実在するマモルだ》
(瞳)出来ました〜!朝尾さんの会社主催で懇親会やることになりましたから皆さんぜひ来てくださいね。
(大城)朝尾さんって誰?先輩とお忍びランチしてた上の階のイケメンCEO。
えっあの人社長なの?もう完璧過ぎて頭クラクラして来ません?《何で会社のトップに立つ権力者が私みたいな人間にちょっかいを出して来るのだ》《セレブの暇つぶしだったら他を当たってほしい》
(大城)でもどうして懇親会なんてやることになったの?うちは食品原料卸の商社。
朝尾さんの会社はイタリア食品の製造販売。
近い仕事してるんだから仲良くするのは当然じゃありません?
(立花)さっきこれ瞳ちゃんに配ってもらいましたけど場所は先方のオフィスです。
(鮫島)はいじゃあビールと日本酒ぐらい用意して持って行きますか。
え〜っとじゃあ飲み物は青石さん手配お願いします。
分かりました。
課長田之倉はどうします?
(立花)あぁ…出れるんだったら出ちゃおうよ。
きっといい勉強になると思うし。
ちょっと用があるんですいません。
(立花)あぁそうまぁ無理しないで。
はい。
(立花)はい以上。
先輩田之倉気にしてるんですかね。
えっ?この前朝尾さんに2日連続同じ服着てたのからかわれてたんですよ。
えっ何それ。
えっ?あっそっか。
先輩休んでたからいなかったのか。
昨日と同じ服だね気を付けたほうがいいよ相手も昨日と同じ服着てたら一発でバレるから《バレている》《CEOには何から何まで見透かされている》《マズい》あの…ご相談なのですが。
私達のことはその…。
みんなには内緒にしていただけませんでしょうか?いいですよ。
ありがとうございます。
昼の返事聞かせてください。
返事?付き合ってくれるかどうかの返事。
仕事中にそのようなお話はいかがなものかと思います。
でも仕事中しか会わないじゃないですか。
なるほど。
俺真剣です。
保留でお願いします。
えっ?この場で軽々しくお答えできるような問題ではないと思っております。
失礼しますあっあとよろしくお願いします。
じゃあせめて連絡先教えてください。
それもダメですか?メモしたらすぐに消してください。
俺思うんですけど…。
青石さん俺のこと多分好きですよ。
《何なんださっきのひと言は》青石さん俺のこと多分好きですよ《何を根拠になぜ自信満々にそんなことが言える》《これはもしかして新手の催眠術か?》《彼が何をたくらんでいるのかさっぱり見えて来ない》《そもそもどうして私なのだ》《マモルはきっと私のことが好きだ》《なぜなら餌をあげるし散歩にも連れて行く》《背中のかゆい所も入念に撫でてあげるからだ》《でも田之倉君が私を好きになる理由はどこにもない》《まだ餌を与えたことはないし背中をかいてあげたこともないからだ》《地球上に女性が私しか生き残ってないのなら話は分かる》《でも世界には30億人以上の女性が存在するし日本に限っても6000万人以上が女だ》《これだけの選択肢の中から私を選ぶ意味が全く分からない》
(青石光代)ハハハハハ…!《お父さんもどうしてお母さんと結婚したのかいまだ深いベールに包まれている》
(メールの受信音)
(光代)どうしたの?誰から?あ…会社の人。
珍しいわねこんな時間に。
うんちょっとね。
白ワイン開けたらちょっと飲む?あっうん1杯だけもらおうかな。
(メールの受信音)
(光代)また会社の人?あっうんまた会社の人。
ふ〜ん珍しいわね。
ハハハ…。
(田之倉の声)どうしたの?もう驚かさないでよ。
こっちのセリフでしょ。
さっきからず〜っとケータイ離さないで何してんの?いや…別にいいでしょ。
(花笑の声)《これじゃあまるで彼の予言通りじゃないか》青石さん俺のこと多分好きですよ《考えてみれば男の人とこんなにも立て続けにメールしたのは初めてだ》《そして誕生日を祝ってもらったこともバッティングセンターも朝まで一緒にいたことも》《私の初めてがいつの間にか田之倉君によってどんどん更新されている》《カルガモの赤ちゃんは最初に目にした動く物体を親と判断するという》《私も最初に体を許した人を好きだと勘違いしているだけじゃないだろうか》んっ!ごちそうさまでした。
お疲れですか?うん遅くまでなかなか寝付けなくてね。
こんにちは酒屋で〜す。
お疲れさまです中にお願いします。
ハンコかサインお願いします。
少々お待ちください。
こちらにお願いします。
はい。
お願いします。
じゃあ中のほうにお願いします。
(立花)あれ?瞳ちゃん今日気合入ってない?当たり前じゃないですか。
今日で私の人生が決まるかもしれないんですよ。
えっ?えっどうして?あれ?課長ご存じないんですか?瞳ちゃんCEOの朝尾さん狙ってるんですよ。
ねぇこれ同じビル?
(勝浦)同じビルです…。
お待ちしておりましたどうぞ。
か…課長。
ん?うんうん。
あれ?加々見君?
(加々見)お先で〜す。
《相変わらずの大物感》《しかしいまだ才能の片鱗は見えて来ない》課長これどうしましょう?シッ!シ〜…うん。
帝江物産の皆様今日はお越しいただきまして誠にありがとうございます。
今ここに2つの会社が集まっていることにどんな意味が秘められているのか今はまだ分かりません。
ただ数年後に振り返った時に「あの日があったから今がある」「あの夜から全てが始まった」そんな有意義な一日になる予感がしているのも事実です。
では帝江物産とサフィラス・トレーディングの出会いを祝して…。
カン…。
サルーテ!
(一同)サルーテ!はじめまして大城と申します。
はじめまして。
お好きなカードどうぞ。
加々見君ちゃんと両手で持って渡しましょう。
いや僕ねビジネスの常識を片っ端から覆したいんで。
こんなとこでオリジナリティーいらねえんだよ。
すいません新人なもので。
どうぞ。
英語《昔からパーティー会場というものが苦手だ》《居場所がなくて息苦しくなる》《初めての場所でも自由に動き回れる人がうらやましい》《私みたいに初対面という垣根がくっきりと見えてしまう人間には一生まねができない》朝尾さんの女性関係ってどんな感じですか?私達も謎なんです。
もちろんアプローチして来る方はたくさんいるんですけどどなたにもあまり興味を示されないっていうか。
特定の誰かがいるからとか?それはないと思います。
へぇ〜…。
そうなんですか。
それおいしそうだね。
あっじゃあお取りしましょうか?えっいいの?あっこれでいいです?ありがとう。
あっどうぞ。
オ…オッケー。
どうぞ。
Thankyou.どういたしまして。
It’sverysweetofyou.どうぞ。
お前何やってんの?いやいいんです。
《単調だけどたくさんの人に感謝される作業内容》《誰とも会話をしていないのに寂しさを感じない立地条件》《私の探し求めていた場所はここだ!》どうぞ。
・ありがとう・あの年下の彼来てないんだ。
いろいろ聞きたいことあったのに残念だな。
あの…どうぞ。
そのことなんですけど会社のみんなには内緒にしていただけませんでしょうか?それって彼との関係を認めるってこと?いや…そうじゃありません。
臆測だけで物を言われると迷惑なんです。
こんなとこで地味に配膳係やられるほうが主催者としてはよっぽど迷惑なんだけど。
好きでやっているんですほっといてください。
ふ〜んそうなんだ。
(立花)これみんなサフィラスさんの製品なんですか?今日の料理でいえばチーズやパスタジェラートなどは全てうちのものです。
うんおいしい!あっうちにチーズにやたらとうるさい奴がいるんですけど呼んでいいですか?ええもちろんです。
ぜひ感想を聞かせていただきたい。
大城君瞳ちゃんちょっとこっち来て。
は〜い!このままでも十分においしいですがもうひと手間かけるともっとおいしくなるのをご存じでしょうか?もうひと手間というと?このゴルゴンゾーラチーズでしたら青りんごジャムと一緒に食べると白ワインに合いますしドライイチジクと食べると赤ワインと非常に相性がいいです。
(立花)あれあれ?ジャムもドライイチジクもうちで取り扱ってなかったっけ?サンプル取って来ましょうか?うんうんそうだね。
こういういい機会だしね。
はい。
あと俺のデスクにある商品リストもよろしく。
了解しました。
《残念だ…》《時代の波はデザートに移ってしまった》
(振動音)
(田之倉の声)
(花笑の声)
(田之倉の声)
(大城)これとこれで白ワインこれとこれで赤ワインもありだね。
おいしい!おいしい!今ちょうどとある大手デパートから物産展の打診が来てましてね。
今まで散々やって来たイタリアンフェアみたいなアプローチとは違った形を提示してほしいと言われてるんですよ。
(大城)うちでお力になれることがあるんじゃないかと思います。
あると思います。
一緒にやらせていただけませんでしょうか?一緒にねぇ。
(立花)お〜い青石さん。
ご苦労さんそろそろ行くよ。
なぁ何やってんの?あっいや何となく。
持って来た酒とつまみどこやったかな?ここです。
これから持ち帰ってみんなで飲むんだ加々見。
は〜い。
青石さんはどうする?あ…。
課長…。
すいません。
最初に話した日覚えてますか?さぁ?バイトの面接に行った時会議室で待ってたら青石さんがお茶を持って入って来て。
その時に「緊張しないで大丈夫ですから」って声を掛けて来てくれたんです。
私そんなこと言ったんだ。
それが優しい感じで言うわけでもなくホント事務的な声で言うもんだから妙におかしくって。
(店員)はいお待ち!いただきます。
いただきます。
あれ?メガネ外さないんですか?あっうん。
ラーメンはビジュアルもしっかり楽しみたいから。
フフフ…。
メガネ曇って来てますよ。
俺メガネ外してる青石さんの顔好きです。
どうして田之倉君はうちの会社でバイトしようと思ったのかな?
(店員)はい餃子お待ちどおさま。
経営学部なんでもともと海外と取引する商社には興味があったんです。
そしたら大学の掲示板に募集の貼り紙見つけて。
あっそれに他のバイトと比べて時給が良かったのもあるし。
一人暮らしなんでちょっとした差が結構大きいんですよね。
《ちょっとした差が大きいのは年の差にも当てはまる話だ》《3つ離れていれば聴いてる音楽も読んでる本も違うというのに私達の間には9歳もの隔たりがある》《この人は私が高校1年の時に小学1年生》《私が大学1年の時に小学4年生だったのだ》俺メガネ外してる青石さんの顔好きです《10年前であれば完全に犯罪行為だ》麺伸びますよ。
あっうん。
朝尾さん!この後お時間ありますか?どうして?私お話ししたいことがたくさんあるんです。
君は明るいしかわいいし女子力も高い。
男にとって申し分ない女性だってことは認めるよ。
え〜どうしたんですか?急に。
残念ながら君には興味がないんだ。
申し訳ないけど結論は早いほうがいいと思ってね。
私こんなことぐらいじゃ諦めませんから。
時間の無駄だと思うけど。
でも今彼女いないんですよね?久しぶりに興味を持てる女性が現れてね。
望むところです。
その人に絶対勝ってみせますから。
あれ?どうかした?あっいや…財布がなくて。
えっ落としたの?それはないと思うんですけど急いでたから家に置き忘れて来たのかもしれません。
平気だよ私払うから。
すいません。
おいくらですか?
(店員)2350円です。
はい。
ホントすいませんでした。
ううん気にしないで。
今度の日曜空いてませんか?えっ?一緒に行きたいお店があるんです。
そこでごちそうさせてください。
あぁ…。
予定表確認してみないと分からないけど…。
多分大丈夫だと思う。
ホントですか?うん。

(アナウンサー)お金を騙し取る特殊詐欺の被害が過去最悪ペースで増加しています。
いわゆるオレオレ詐欺と呼ばれる振り込め詐欺など…。
お隣の家にもオレオレ詐欺の電話かかって来たんだって。
ふ〜んそうなんだ。
地方の大学に行ってる息子さんいるじゃない?だから気が動転して途中まで完全に信じちゃってたらしいのよ。
(青石巌)あの奥さん引っ掛かりそうに見えないけどな。
だから普段絶対に大丈夫だと思ってる人ほど危ないんだってば〜。
あれ?どうかした?あっいや…財布がなくて《まさか…》また忘れちった!お会計5万8000円になりますえっそんなするんですか!?ごめん!今度必ずおごるからさだって俺のこと好きなんでしょ?ごめんまた財布なくしたから100万貸してくんねえ?そんなお金あるわけないでしょ!経理担当だったらどうにでもなるよな?だって俺のこと好きなんだろ?はっ!?だから最初に会った時に言っただろメガネ掛けてマニキュアしてない女はいつか会社の金を使い込むってほっといてください!アロ〜ハ〜!ヒャ〜〜!キャ〜!ハァハァ…。
《ラーメン2杯に餃子1皿瓶ビール1本》《被害総額2350円》《傷が浅いうちに何とかしなくては》
(笹野一華)確かに財布忘れる男っているよね。
大体そういう奴ってヒモ体質で食わせてもらえる女を常に探し回っててさ。
やっぱりそうなの?
(一華)また巧妙なのが最初は小さい額から始めるのよ。
そうなると女のほうもそれぐらいならいいかって思うでしょ。
確かに最初は全然気にならなかった。
まぁでもさその彼は本当に財布持って来るの忘れただけかもしれないし次にまたお金持ってなかった時に判断すればいいんじゃないの?ううんもういい。
そんなことで怖がっててどうすんのよ。
だって会う約束してるんでしょ?そうだけど…。
そうやって何にも確かめもせずに勝手に自分の中だけで終わらせるからずっと男いないんだよ分かってんの?そこまで言わなくても…。
さやかリュック持って。
(笹野さやか)は〜い。
あんたねさやか幼稚園の年長だけどもう彼氏いるんだよ。
えっマジっすか。
花笑この子に負けてんだからね。
(さやか)花笑ちゃんまだ彼氏できないんだ。
う…うん。
どうしたらうまく行くかな?やっぱりメールの最後は疑問文にして送るのが基本よね。
そうすると男の人も返事を返しやすいから。
べ…勉強になります。
行きましょうか。
はい。
《あの膨らみは財布だ》《いやスマホかもしれない》《でもスマホにはあそこまでの厚みはないはず》《だとしたら財布だ》《しかし油断は禁物》《財布があったとしても中にお金が入っている保証はどこにもない》
(武士沢)お前がこの店に女のコ連れて来るなんて珍しいな。
まぁたまには。
(武士沢)新しい彼女?いえまだ俺の一方的な片思いです。
カァ〜もう聞いてるこっちが照れるわ〜。
お連れさん困ってんじゃないかよ。
《困ってはいないビビっているのだ》ブッシーさん料理の注文いいですか?はいよ。
あっ武士沢さんっていって大学の先輩なんです。
どうもブッシーですヘヘヘ…。
じゃあ白身魚のサラダアスパラ豚肉巻きそれとカボチャの挽き肉はさみ揚げ。
(武士沢)はい。
青石さん何か食べたいものありますか?《ね…値段がない》
(武士沢)今日のお薦めはクロムツの聖護院大根と湯葉仕立て。
《その料理はおいくらですか?》《いくらだと高くていくらだと安いんですか?》《どんな器で出て来る料理なんですか?》じゃあそれとそれください。
(武士沢)はいよ。
《頼んだ!》《グルなのか?》《この2人はグルなのか?》
(武士沢)ほいマグロのカマ。
こんなのたの…頼んでないんですけど。
あぁそんな怖い顔しないでよこれサービスサービスだから。
これがまたおいしいんですよ。
(武士沢)な〜に〜言うねぇ。
じゃあいただきます。
(武士沢)はいよ。
ごちそうさまです。
ブッシーさんお勘定。
(武士沢)はいよ。
はい〜6540円。
《あっ意外と安い払える》今日は僕が出します。
えっ!うん?だって約束したじゃないですかじゃこれで。
お前もいっちょまえなことする年になったんだな。
《お金を持っていたことに心底ホッとしている私》《そして男の人におごってもらうことが…こんなにも嬉しいとは》領収書どうする?前株片思い中って…。
いやもうやめてくださいよ。
《この嬉しさは決して金銭的な問題ではない》《それは何というか家族以外の誰かに生きてる価値を初めて認めてもらった喜びとでもいうのか》
(ひろ乃)お疲れさまです。
ひろ乃ちゃん久しぶり!あ〜悠斗さん!え〜元気だった?元気に決まってるじゃないですか。
最近全然お店に来ないからどうしたのかなぁと思って心配してたんですよ。
いろいろと忙しくてさ。
あっ紹介するよ青石さん。
こんばんは。
はじめましてひろ乃です。
あれ?どうしたの?
(ひろ乃)大将これお土産です。
え〜何?わざわざ持って来てくれたの?悪いね。
《田之倉君に名字をさん付けされる私》《下の名前をちゃん付けで呼ばれるひろ乃さん》私も一緒に帰ってもいいですか?《そして私は初めて知った》《田之倉君が悠斗という名前であることを》私悠斗さんにずっと借りてるものあるの覚えてます?何か貸してたっけ?やっぱり覚えてないんだ。
忘れらんねえよ。
あ〜ひろ乃ちゃんが持ってたんだ。
(ひろ乃)あれを女子に貸す意味がいまだに分からないですけど。
青石さん「忘れらんねえよ」って知ってます?えっ?あぁ…。
忘れられないことはもちろんあるけど。
フフ…めっちゃウケる。
「忘れらんねえよ」って名前のバンドです。
あっそうなんだ。
ボーカルの人が30年近く童貞で…。
(ひろ乃)えっでも童貞ってウソだったんですよね?あぁよく知ってるね。
そりゃ貸してもらったんだから気にはなりますよ。
あぁそっか。
《いろんなことについて行けてない私》《最近の音楽事情にもこの2人の関係性にも》ていうかいいかげん飲みに連れてってくださいよ。
約束したのに全然誘ってくれないし。
ていうかひろ乃ちゃんの連絡先知らないし。
じゃあ交換しましょ。
うんいいよ。
《いろんなことについて行けてない私》《赤外線以降の連絡先の交換方法もこの2人の関係性にも》あっ来た。
(ひろ乃)あっ来ました。
あっじゃああの私こっちだから。
バス停まで送りますよ。
ううん大丈夫。
行きますって。
ホントに大丈夫だから。
お気遣いありがとうございます。
じゃあ気を付けてくださいね。
おやすみなさい。
おやすみなさい。
急な連絡でもあんの?いや別に…。
(光代)だってさっきからず〜っとケータイ気にしてんじゃない。
(光代)ちょっとタオル置かして。
よいしょっと。
ほらマモル。
(巌)こんな遅くに何やってんだ?散歩行って来る。
朝も夜も連れてったから行く必要ないだろう。
いやだってマモルが散歩行きたがってるから。
えっ?疲れて嫌がってるじゃないか。
マモル行きたいもんね?散歩。
行きたい…。
じゃあ行って来る。
おいおいこら…。
マモル。
マモル…。
マモル!ちょっとマモル!マモル!マモちゃん。
ん…こら。
よっこいしょ。
お疲れマモル。
ハァ…。
《きっと忙しいのだ》《返事ができないほどに忙しいのだ》《忙しいということはまだ2人は一緒にいるのではないか》《どうしてさやかちゃんの助言を聞き流してしまったんだ》《返事が欲しかったら疑問文で送るのが基本じゃないか》《しかもごちそうしてもらったのにどうして謝罪なんかしてるんだ私は…》《田之倉君に疑問文で聞きたいことはただ一つひろ乃さんとの関係性》《でもそんなこと聞けるはずもない》《あの2人の楽しそうな後ろ姿》はぁ…。
忘れらんねえよ。
(目覚まし時計のアラーム)《生まれて初めて徹夜を経験した》花笑遅いわねぇ。
あの子最近変だと思わない?そうか?「そうか?」じゃないでしょ何となく分かるでしょ?何が?あの子も30歳になってようやくかしらね。
マモルが使ってる皿ってあれどこで買って来たんだ?あなたホントは知りたくないだけなんでしょう?何もはっきりしないうちからああだこうだうるさいんです。
おはよう。
どうしたの?寝てないの?えっあぁまぁ…。
連絡なかったの?えっ?昨日誰かから連絡待ってたんじゃないの?いや別に…待ってたわけじゃないけど。
男の人?あっあぁ…!何してんの!あらら…。
(バスのクラクション)
(車内アナウンス)次はみなとみらい大橋前みなとみらい大橋前です。
(降車ボタンを押す音)
(車内アナウンス)次止まりますご乗車ありがとうございました。
誰?先輩買い物行きますけど何か必要なものありますか?ううん特には。
元気ないですねまた寝不足ですか?うん…何か寝付けなくてね。
足元温めるとすぐ眠れますよ。
湯たんぽ超お薦めですから。
ありがと。
(立花)青石さん。
ちょっと来てくれる?はい。
何度計算してもちょっと合わないんだけどもう一度確認してもらえる?すいません私のミスです。
(立花)あら。
すぐやり直します。
(立花)あっうん。
(大城)青石ちょっとお願いしていい?はい。
うちで取り扱ってるジャムの資料を朝尾さんに届けておいてほしいんだけど。
えっ私がですか?俺もう出なきゃいけないし田之倉試験で休みだろ?試験?
(大城)うん火曜まで休みって聞いてるけど。
《冷静になってみればメールの返事が来なかっただけ》《きっと私はどうかしている》帝江物産の者ですが朝尾さんに資料をお届けするように言われて来たのですが。
こちらへどうぞ。
(ノック)どうぞ。
どうぞお入りください。
失礼します。
コーヒー2つよろしく。
はい。
あっいえ。
これを渡しに来ただけですのでお構いなく。
大城がくれぐれもよろしくお伝えくださいと言っておりました。
いいから座って。
いやいえ…ホントにこれで失礼いたします。
こっちも大城さんに渡してほしいものがあるから。
お預かりします。
今用意するから座ってて。
では…。
こちらで待たせていただきます。
あの彼とはうまく行ってんの?無視はないでしょう。
もう全て終わりましたので。
フッたの?フラれたの?いえ…。
お付き合いしていたわけではありません。
じゃあ何が終わったの?いろいろありまして終止符を打ちました。
フッ…始まってもないのに終止符?自分に心底嫌気が差しまして。
不安になったりひとを疑ったりペースを乱したりする自分に。
そもそも向いてなかったんです。
最初から足を踏み入れるべきではありませんでした。
傷つくのがそんなに怖い?傷つくことを恐れるよりも変化できない自分を恐れるべきだね。
書類頂けますか?はい。
恋をするってそういうもんだよ。
これちょっと謎なんですけど。
(瞳)ん?あっこれ大城さん担当だから大城さんのとこ置いといて。
(加々見)え〜。

(メールの受信音)
(田之倉の声)《悔しい…ホントに悔しい》《たったこれだけの文章がどうしてこんなにも嬉しいのだろうか》疑問文。
疑問文疑問文…。
「ラーメンを食べる時にメガネを外さない女性は嫌いですか?」。
(メールの受信音)
(田之倉の声)はぁ…。
ハハ…。
はぁ…。

(田之倉の声)「青石さんは青石さんです。
隣でラーメンが食べられれば眼鏡はどっちでも良いです」。

(メールの受信音)鮫島君大城君ちょっと…。
おはようございます。
あっ勝浦君見て見て青石さん見て。
あれ?あっ何か違うと思ったら。
(瞳)先輩いいっすよ。
堅苦しさが取れて女っぷりが増してる気がする。
(大城)マモルやるじゃねえか。
おはようございます。
先行ってて。
はい。

(ドアが開く音)待たせちゃってごめんなさい。
全然待ってないですよ。
じゃあ行きましょっか。
あっあの…。
保留にしてた件なんですけど。
はい。
よろしくお願いします。
ラーメン食べに行きませんか?えっ?行きましょう。
今日も餃子食べます?うん食べたいです。
俺今日はみそラーメンにしよっかな〜。
青石さんは?私はしょうゆで。
じゃあ半分ずつにしません?はい。
青石花笑30歳
初めての彼氏ができる
2014/10/22(水) 22:00〜23:00
読売テレビ1
きょうは会社休みます。 #2[字][デ]

田之倉(福士蒼汰)の想いが信じられない花笑(綾瀬はるか)は交際の返事を保留する。そこに田之倉と親しげに話す若い女が現れ…花笑のこじらせ度はさらに加速していく!

詳細情報
番組内容
田之倉(福士蒼汰)の想いが信じられない花笑(綾瀬はるか)は交際の返事を保留する。しかし連絡先を交換した事で始まったメールのやりとりにいちいちドギマギ。一方、会社の後輩・瞳(仲里依紗)はイケメンCEO朝尾(玉木宏)に猛烈アタックするが、「気になる女性がいる」とアッサリ玉砕。そんな折、花笑の前に田之倉と親しげに話す若い女が現れ…花笑のこじらせ度はさらに加速していく!
出演者
綾瀬はるか
福士蒼汰
仲里依紗
田口淳之介
千葉雄大
平岩紙
田口浩正
浅野和之
吹越満
高畑淳子
玉木宏
原作・脚本
【原作】
「きょうは会社休みます。」藤村真理(「Cocohana」連載中・集英社マーガレットコミックス刊)
【脚本】
金子茂樹
監督・演出
【演出】
中島悟
音楽
得田真裕
【主題歌】
「Fall」槇原敬之(ワーズアンドミュージック)
制作
【チーフプロデューサー】
神蔵克
【プロデューサー】
櫨山裕子
秋元孝之
【制作協力】
オフィスクレッシェンド
【製作著作】
日本テレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
ステレオ
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