その様子は次回たっぷりと。
(2人)お見逃しなく!
(テーマ音楽)数々の不運に見舞われた大聖堂。
度重なる修復が独自の外観を生みました。
パリから南へ200km。
フランスのほぼ中央に位置するブールジュ。
その昔芸術と文化の都として栄えた町です。
中世の面影を残すこの町の中心にその大聖堂はありました。
ブールジュの大聖堂。
正式名をサンテティエンヌ大聖堂といいます。
荘厳で静かな雰囲気の大聖堂内。
毎日執り行われるミサに今日も町の人々が集います。
12世紀の昔から人々の生活の中心にあった大聖堂。
しかしこの建物はさまざまな災難に見舞われてきました。
最初に問題が起きたのは正面右側の南の塔でした。
14世紀の初めゴシック様式の塔が傾いてしまったのです。
急きょ予定になかった巨大な壁を造り塔を支えて倒壊を防ぎました。
しかし16世紀今度は反対側の北の塔が倒壊してしまいます。
この塔を再建する時ある変更が加えられました。
倒壊した当時はイタリアで流行したルネサンスの建築様式がフランスの建築にも影響を及ぼし始めた時期でした。
そこで北の塔には草花の装飾に加えてギリシャローマ風の人物像などルネサンスの様式が取り入れられました。
装飾の少ない右の南の塔との違いを見て取ることができます。
災難は更に続きました。
宗教戦争が始まりプロテスタント派の民衆が大聖堂を襲撃したのです。
破壊されたまま残るレリーフがその歴史を物語っています。
本格的な修復工事が行われたのはようやく19世紀に入ってからでした。
この時ゴシック様式を更に強調するため数多くの塔が屋根に付け加えられました。
このような歴史を経てブールジュの大聖堂はさまざまな時代の様式が混在する独自の外観となったのです。
この大聖堂のもう一つの魅力はステンドグラス。
12世紀から幾世紀にもわたって作られ続けとりわけ赤の色が印象的です。
さまざまな大きさの窓に描かれているのはイエス・キリストの受難の物語です。
小説「赤と黒」で知られる文豪スタンダールは言いました。
「この大聖堂にたたずんでいると自分がキリストになったかのような不思議な気分を味わう」。
この日は近所の小学生たちがキリストの生涯を学んでいました。
ブールジュの大聖堂今日も温かな光が町の人々を包んでいます。
2014/10/22(水) 11:25〜11:30
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「ブールジュの大聖堂〜フランス〜」[字]
受難の歴史を刻む ▽文化遺産 【語り】松平定知 【テーマ音楽】久石譲
詳細情報
番組内容
受難の歴史を刻む ▽文化遺産 【語り】松平定知 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】松平定知
音楽
【テーマ音楽】久石譲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
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