それではまたお会いしましょう。
トビラを開けると社会が見える。
よいしょっと。
こんにちは。
わたくし「社会のトビラ」こと温水洋一です。
今日のテーマはこちら。
ベルトっていうとズボンをはくときのあれを想ぞうするじゃないですか。
でも今回のお話はそのベルトとは全然ちがうんです。
ここだけの話ですがどうやらこの太平洋ベルト地帯に日本の工業が発展してきたひみつがかくされているみたいなんです。
関東地方の南部から九州地方の北部にかけての太平洋側。
この帯の部分は太平洋ベルト地帯とよばれ工業がさかんな地いきが集まっている。
中でも京浜中京阪神北九州の4か所は古くから工業が発達した地いき。
それでは北九州で工業が発達した理由から見てみよう。
1901年北九州に日本最大の製鉄所がつくられた。
これは鉄の自給を目ざした国家プロジェクトだった。
なぜ北九州が選ばれたのだろうか。
それは鉄を作り出すために必要な鉄鉱石や石炭などの原材料が手に入りやすかったから。
鉄鉱石は中国からゆ入。
そして石炭がとれる炭鉱が周辺にたくさんあったから。
90年ほど前まで北九州で作られる鉄は日本の生産量の半分以上をしめていたという。
鉄道のレール船などに使われ日本の近代化に大きな役わりを果たした。
製鉄所では今も鉄を作り出し自動車などに使われている。
しかし鉄鉱石のゆ入先が中国からオーストラリアに変わったり炭鉱が無くなったりするなどじょうきょうは大きく変化している。
次は大阪神戸などを中心とした阪神工業地帯。
最もさかんなのは生産額全体のおよそ40%をしめる機械工業。
90年ほど前大阪は電気製品を作る企業がいち早く生まれた地いきの一つ。
また阪神工業地帯は鉄鉱など金属産業のわり合が高いのが特ちょう。
こちらの鉄鉱メーカーは1905年から鉄の生産を始めた。
現在は自動車家庭電化製品などに鉄をきょう給している。
これは80年ほど前の阪神工業地帯のえいぞう。
当時さかんだったのは…めんの産地が近く淀川など繊維産業に欠かせない水がほうふだったこと。
さらに平野が広がり工業用地のかくほがしやすかったためだ。
大阪や神戸などには整備された港が。
そこから中国や東南アジアにゆ出された。
阪神工業地帯は70年ほど前まで日本最大の生産額をほこる工業地帯だった。
続いて愛知岐阜三重の3県に広がる中京工業地帯。
ここも木曽三川や濃尾平野があり水と平地がほうふだったことから繊維産業が発達した。
そこで原料となる糸をつむぎぬのをおる機械を作り出す会社があらわれた。
やがてそのぎじゅつを発展させ自動車メーカーを設立することに。
しょう来車社会が来ることを見すえた選たくだった。
その自動車メーカーは世界で一二を争うきぼにまで成長した。
げんざい中京工業地帯は…その生産額のおよそ40%をしめているのが自動車産業だ。
なるほど工業の発展にはその地いきが持つ歴史や特ちょうが大きくかかわっているんですね。
さて九州近畿中部とそれぞれの工業地帯を見てきましたがほかの地いきのことも気になります。
日本一の大都市東京周辺にはどんな工業地帯があるんでしょうかね〜。
東京神奈川に広がる京浜工業地帯。
京浜工業地帯の本かく的な発展が始まったのは1913年。
当時の日本の港の多くは大型船が港に横付けできずおき合いで小ぶねに荷物を積みかえていた。
そのため時間やお金がよけいにかかっていたという。
そこで実業家浅野総一郎が海を埋め立て港を整備する計画を立てた。
すでに工業化が進んでいたイギリスやアメリカなど港の施設が整った工業地帯をモデルにしたのだ。
16年かけて500ヘクタールを埋め立て便利な工業用地が完成した。
そこには次々とぞう船所や製鉄所が建設された。
京浜工業地帯は重工業を中心に発展。
日本の工業の中心地として発達しリードし続けてきた。
ここでクイズ。
太平洋ベルト地帯で京浜中京阪神北九州の4か所以外で工業がさかんになるにはあるきっかけが。
いったいどれ?正かいは…石油関連施設は運ぱんに便利な海に近い場所につくられた。
石油はそのままだと使うことはできない。
まず精製施設で重油ガソリンそしてナフサなどの成分に分りする必要がある。
それからプラスチック化学繊維ゴムなどのさまざまな製品に加工されるのだ。
瀬戸内工業地いきの…岡山県では1950年代から県民の生活を豊かにしようと大企業の誘致が進められた。
遠浅な水島地区を埋め立て広大な工業用地を作り出し港を整備したのだ。
そこには石油関連の施設が続々と進出した。
瀬戸内のように京葉鹿島なども海に面した広大な土地を整備し石油関連の施設がつくられた。
最後は静岡県の海ぞいに広がる東海工業地いき。
ここは富士山のわき水を利用した製紙業や機械工業が。
静岡県の西にある浜松市。
ここはオートバイ作りがさかんな地いき。
70年ほど前あるメーカーが自転車にエンジンをのせて作ったのが始まり。
その後おり物や楽器メーカーも参入し世界的なメーカーにまで成長した。
太平洋ベルト地帯。
古くからある京浜中京阪神北九州のほかに新たな工業地いきが加わった。
太平洋ベルト地帯おわかりいただけましたでしょうか。
この太平洋ベルト地帯にはなんと全国の工業出荷額のおよそ70%人口の60%以上が集中しているんだそうです。
太平洋ベルト地帯をいろいろ調べるとまた新たな社会のトビラが開くかもよ。
…なんちゃって。
地きゅう上のさまざまな場所を2014/10/22(水) 09:30〜09:40
NHKEテレ1大阪
社会のトビラ「日本の工業を支える・太平洋ベルト地帯」[解][字]
関東南部から九州北部にかけて広がる太平洋ベルト地帯。古くから工業が発展している4か所のほか、瀬戸内、東海が発展した背景を解説し、日本の工業の歴史を考える。
詳細情報
番組内容
関東南部から九州北部にかけて広がる太平洋ベルト地帯。京浜・中京・阪神・北九州といった工業地域が帯状に連なっており、工業生産高の60%以上が生みだされている。それぞれの工業地帯が始まったきっかけや、発展した理由、現在の特色などを解説することで、日本の工業の歴史について見ていく。
出演者
【司会】温水洋一,【語り】服部伴蔵門
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
情報/ワイドショー – その他
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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