ニュースウオッチ9▽香港抗議デモ・政府と学生が初対話▽「イスラム国」実態は 2014.10.21

香港は、一つの節目の日を迎えています。
政府が初めて、学生団体との対話に臨んでいます。
ご覧の映像は、香港の現在の様子です。
大型のスクリーンに対話の様子が映し出されています。
民主的な選挙を求めて、学生たちを中心とする抗議活動が始まってから3週間余り。
きょうの対話が混乱の収拾につながっていくのか。
学生たちは、じっと画面を見つめています。
こんばんは。
事態収拾の糸口がつかめない中、香港の混乱は続いています。
政府と学生側は、立場の隔たりが大きいままです。
世界が今回の対話に注目しています。
日本時間今夜7時から始まった、政府の幹部と学生団体の代表との初めての対話。
おそろいのTシャツを着て臨んだ学生たちの胸には、今すぐ自由を!という文字が。
一方、香港政府側は、ナンバー2である林鄭月ガ政務官が出席しました。
これに対し、学生側は。
同じころ、香港の中心部には、対話の様子を中継する大型のモニターが。
多くの学生や市民が見守りました。
3週間余りにわたって続く抗議活動。
その発端は、中国が決定した行政長官選挙の改革案でした。
香港の学生や市民は、選挙への民主派の立候補を事実上不可能にするものだとして、撤回を要求。
香港政府は、その要求は拒否したものの、学生側との対話に応じる姿勢を示します。
しかし。
学生側が、道路の占拠を続ける方針を示したことなどから、政府側が見送りを発表。
さらに政府は、学生たちが設けたバリケードやテントを次々と撤去。
圧力を強めます。
学生側は、市民の反発にもさらされます。
日常生活に影響が出ているなどとして、事態の収拾を求める声が高まっています。
今回、ようやく政府が応じた学生側との対話。
その中で、政府側は。
選挙に関する中国の決定は変えられないという立場の香港政府。
これに対し、学生たちが反論します。
政府側は。
学生側が行政長官選挙を巡る中国の決定の撤回を求めたのに対し、政府側は受け入れられないという立場を強調。
双方の立場の隔たりが改めて浮き彫りとなりました。
政府側と学生団体との対話、つい今しがた、終わったようです。
その様子がスクリーンで映し出されていた政府庁舎の前には、石部俊記者がいます。
石部さん、そちらの現在の様子を教えてください。
こちらでは、学生など数千人が集まり、大型のスクリーンで政府との対話を固唾をのんで見守っていました。
学生団体は、1回の対話では政府側との隔たりは埋まらないとしていたので、話し合いが平行線に終わったことに、目立った反発は今のところ示していません。
こちらの現場から一歩離れますと、ふだんどおりの生活が続いていますが、一部の地区では、先週末から警察とデモ隊の衝突が相次ぎ、混乱がエスカレートすることが懸念されていました。
市民の間では、対話が行われたことにひとまず安どしたという人が多いのが現状です。
石部さん、抗議活動が始まって3週間余り、政府側はなぜこのタイミングで対話に応じたのでしょうか。
香港政府としては、学生側との対話に乗り出し、融和姿勢を見せることで、市民の理解も得て、学生たちの孤立化を図りたいねらいもあります。
さらに学生団体なども一枚岩ではないだけに、対話によって分断を図りたいという思惑もあるものと見られます。
経済や市民生活への影響も出る中、抗議活動のこれ以上の長期化や拡大は、なんとしても避けたいというのが、香港政府の本音です。
バリケードの撤去など、抗議活動の押さえ込みが思うように功を奏さない中で、硬軟織り交ぜることで、事態の打開を図ろうとしたものと見られます。
その香港政府が対話の動きに出たというのは、当然のことながら、北京の中国政府の意向もくみ取ってという理解でよろしいんでしょうか?
そうだと思います。
来月、北京ではAPEC首脳会議が開かれ、各国のリーダーが集まります。
香港政府としてはそれまでにこの問題を収束させたいという中国政府の意向は無視できません。
抗議活動が長期化し、大規模な衝突などにつながるようなことになれば、APECでもこの問題が取り上げられることになりかねないからです。
今回の対話からは、学生側の要求には応じられないものの、なんとか打開策を見いだそうという、香港政府の焦りすら感じられます。
石部記者でしたが、今のところ、学生側、そして政府側との間、平行線をたどっているということではありますけれども、対話が行われたこと自体が、まず一歩、前進ということなのかもしれません。
このニュース、先ほど学生側の発言の一部に、政府側の発言の字幕が出てしまいました。
失礼いたしました。
次のニュースです。
エボラ出血熱。
西アフリカを中心に、感染は依然、広がり続けていて、危険な状況に変わりはありませんが、WHO・世界保健機関は、西アフリカにあるナイジェリアでは、感染が終息したと発表しました。
感染の拡大を防ぐポイントはどこにあったのでしょうか。
依然、感染の拡大が続くエボラ出血熱。
西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネの3か国を中心に、感染者数は今週中にも1万人を超えるおそれがあります。
こうした中。
WHO・世界保健機関が、ナイジェリアでは感染が終息したと発表。
セネガルに続いて、2例目の終息宣言です。
WHOは、患者と接触した人の追跡を徹底的に行い、新たな感染者が確認されると、隔離して治療したことが、功を奏したとしています。
ナイジェリアではことし7月、リベリアから渡航したエボラ出血熱の患者から感染が広がりました。
感染やその疑いがある人は20人に上り、このうち8人が死亡しました。
しかし、エボラ出血熱の最大潜伏期間の倍に当たる42日間、新たな感染が確認されなかったことから、ひとまず感染が収まったとして、終息宣言が出されたのです。
毎年現地を訪れて、エボラ出血熱などのウイルス検査の指導に当たってきた医師は、感染の拡大を防いだポイントを、次のように分析しています。
さらに、患者と接触する医療関係者の対応も、見直していく必要があると指摘します。
アメリカでは、エボラ出血熱で死亡した男性の治療に当たった看護師が二次感染し、波紋が広がっています。
CDC・疾病対策センターは、二次感染を受けて、医療関係向けの新たなガイドラインを公表。
医療機関向けの新たなガイドラインを公表。
感染が疑われる患者を治療する際には、肌の露出が一切ない防護服を着用するなど、感染拡大を防止する対策を徹底するよう求めています。
そして、死亡した男性が入院していた病院があるテキサス州では。
市長などが、男性と接触した可能性がある43人は、感染したおそれがなくなったことを明らかにしました。
ただ、男性の隔離後も治療に関わった病院のスタッフなど、およそ270人については、感染していないか、監視を続けるということです。
一方、日本国内では。
エボラ出血熱の二次感染をどう防ぐのか、こちらの指定医療機関では、対策を強化しています。
仮に、感染者が確認された場合に備えて、隔離して治療できる病室を2つ設けているこの病院。
アメリカなどで看護師が二次感染したことを受けて、防護服を脱ぐ方法を見直しました。
マスクやガウンを重ねて着用する防護服。
使用したあと、マスクやガウンを1つ外すたびに、使った手袋を廃棄し、新しいものと交換することにしました。
で、捨てます。
また、以前は1人で作業することもありましたが、必ず2人ですることに。
ウイルスが付着しているおそれがある部分に接触していないかチェックするためです。
終息宣言が行われたナイジェリアは、アフリカの中でも医療体制が整備された国で、参考にすべき取り組みも多いんですけれども、取材した医師によりますと、ほかの西アフリカの国々は貧しい所が多くて、自分の国だけで終息させるのは極めて難しいのが現実です。
国際社会が人的な支援ですとか、経済支援で連携していくことは、まだまだ必要だと強調していました。
2人の女性閣僚の辞任という衝撃から一夜。
政府・与党は、脇を固めて事に当たることを確認しました。
しかし、野党側は、反転攻勢のチャンスと捉え、政権を揺さぶっています。
象徴的な存在だった女性閣僚2人が辞任した安倍内閣。
午後、安倍総理大臣は、女性向けの雑誌編集者との懇談に臨みました。
女性が輝く社会や、地方創生を重要課題に掲げる安倍政権。
総理、入ります。
政策実現で、信頼回復に道筋をつけることができるのか。
きょう、正式に就任した2人の新閣僚。
上川法務大臣は、早速、幹部職員に訓示。
そして宮沢経済産業大臣。
会見で抱負をこう述べました。
後任の2人の新閣僚が決まったことを受け、政府・与党が協議。
一体となって態勢の立て直しに取り組むとともに、法案を成立させ、政策を実現することで、信頼回復に取り組んでいくことを確認しました。
自民党の代議士会で、谷垣幹事長は。
一方、野党・民主党。
海江田代表は、連合の古賀会長と会談。
政府・与党への攻勢を強めていく考えを示しました。
ほかの野党も。
与野党攻防の場となる国会。
きょう、衆議院本会議では、土砂災害防止法の改正案が審議入りする予定でした。
しかし野党側は、新しい大臣の所信を委員会で聴取することが先決だと反発。
結局、審議入りはあさってに先送りされました。
菅官房長官は。
一強多弱といわれた政治情勢の中で、緩みはなかったのか、足元を見つめ直す必要があります。
この機会、野党側もしっかりとそのチェック機能を果たしてもらいたいと思います。
さて、次ですが、最近の若いお母さんたち、子どもをおんぶする人っていうのは、ほとんど見かけなくなったように思うんですが、こちら、だっこひもというふうにいいますけれども、これを使って前でだっこをするほうが親も子も安心ということなんでしょうね。
そうなんですね。
ところが、安心なはずのだっこひもから、子どもが転落する事故が相次いでいます。
安全対策を検討している東京都の協議会がきょう、提言案をまとめました。
子どもたち、元気に遊んでます。
こうしたお子さんがいる家庭では、こちら、だっこひも、欠かせませんよね。
一昔前は皆さん、おんぶしてましたよね。
今は。
しかしだっこひもを使う際に、危うさを感じる場面もあるといいます。
東京都が調査したところ、だっこひもから乳幼児が転落する事故は、この5年余りの間に少なくとも117件。
このうち頭を強く打つなどして、入院が必要なケースが27件もあったということです。
このため東京都は、ことし8月、メーカーや消費者団体などと協議会を立ち上げ、安全対策について検討を進めてきました。
そして保護者へのアンケートを実施したところ、実際に転落したり、いわゆるヒヤリ・ハットを経験したりしたと答えたのは34.9%で、3人に1人に上ることが分かりました。
転落事故はどのようにして起きるのか。
先月、東京都はさまざまなメーカーの製品を使って、事故の再現実験を行いました。
背中の留め具を外した状態で、前かがみで物を拾おうとすると。
子どもに見立てた人形が、頭から落ちました。
お子さんを留めてるベルト、外している状態で。
またきちんとベルトを締めずに抱え上げると。
不安定な状態に。
横浜市の子育て支援施設です。
こちらでは、だっこひもの教室が開かれています。
お母さんのおへそよりも高い位置でホールドしてあげて。
集まっているのは、子育てを始めたばかりのお母さんたち。
赤ちゃんと密着した状態で、ひもを調整するように指導します。
デザインや流行などでなく、自分の体型に合っただっこひもを選んでほしいとアドバイスしています。
きょう、東京都の協議会は、再現実験やアンケートなどをもとに、提言案をまとめました。
この中で、メーカー側に求めたのは、製品の改良です。
物を拾おうとして前かがみになるなど、通常、想定される動作では事故が起きないよう、改良を検討するように求めています。
また業界団体などに対しては、利用者から事故の情報を受け付ける窓口の設置なども求めています。
これはアンケートの結果。
子どもが転落した、または転落の危険を感じたと答えた保護者のうち9割は、利用者側の不注意が原因と考え、メーカーなどにほとんど報告していなかったことが分かったためです。
協議会に参加したアメリカに本社があるメーカーの代理店は。
協議会では、年内に正式に提言をまとめ、業界団体などに具体的な対策を求めることにしています。
製品を改良して安全性を高めていくことは当然必要ですが、その便利さに頼り過ぎると、それが油断につながるかもしれないと、取材した子育て支援施設の方は話していました。
作る側の責任を求めるだけではなくて、同時にやはり使う側も注意深くなければならないということだと思います。
山肌が大きく崩れ落ちた、大規模な土砂崩れ。
平成20年の岩手・宮城内陸地震で起きました。
山あいの温泉施設で7人が死亡する土石流も発生しました。
こちらは、東日本大震災の際に、福島県白河市で起きた地滑りの現場です。
住宅10棟が倒壊し、13人が死亡しました。
地震によって起きるこうした土砂災害の危険度をあらかじめ判定できる、新たな手法が開発されました。
その契機となったのが、10年前の新潟県中越地震です。
山古志村の上空です。
村のあちらこちらで土砂崩れが起きています。
10年前の10月23日に起きた、新潟県中越地震。
長岡市など中越地方で、最大で震度7の揺れを観測し、68人が亡くなりました。
この先は山古志村役場になっていますが、これ以上、先には行くことができません。
中山間地のおよそ3800か所で、地滑りや土砂崩れが発生し、61の集落が孤立しました。
すべての村民が避難を余儀なくされた旧山古志村では、崩れた土砂が川を塞ぎ、水没する集落も出ました。
新潟大学名誉教授の丸井英明さんです。
長年、土砂災害の研究を続けてきましたが、中越地震の被害に衝撃を受けたといいます。
丸井さんが所属する日本地すべり学会は、各地の地震で起きた土砂崩れの現場の特徴を調べ、危険箇所を事前に把握できないか、研究を重ねてきました。
その結果、国と共同でいくつかの要素から、地震による土砂災害の危険度を判定する手法を開発したのです。
危険度はどのように判定するのか。
丸井さんたちが着目した要素です。
山の斜面の地質。
斜面の傾き。
そして斜面の土に含まれる水分の量。
さらに、過去にどの程度崩れたかなどです。
地質や地形のデータなどをもとに、こうした要素を数値化して危険度を判定。
上限が100点で、点数が高いほど、危険と評価されます。
これが震源地です。
この手法を使って、中越地震が起きる前の旧山古志村周辺を検証した結果です。
赤い色は90点以上、危険度が高く判定されたことを示しています。
黒い点で示した実際に地滑りが起きた現場と、赤いエリアが重なっていることが分かります。
この地域の斜面は崩れやすい地質で、傾斜もきつく、危険度が100点だった所もあったということです。
地震の揺れによって起きる土砂災害の危険性は、全国各地に潜んでいます。
日本列島とその周辺には、繰り返し地震が起きてきた活断層が、少なくとも2000あるといわれています。
さらに太平洋側の沖合には、巨大地震が想定されている南海トラフがあります。
南海トラフ巨大地震では、震度6弱以上の激しい揺れが襲うとされています。
新たな危険度判定の方法は、実際に活用できるのか。
国土交通省は、南海トラフ巨大地震で激しい揺れが想定される静岡と徳島、高知、それに愛媛の4つの県で、新たな手法の有効性について検証を始めています。
有効性が確認されれば、地震に備えた土砂災害のハザードマップを作成するなど、対策を全国に広げたいとしています。
さて、国を名乗る強大な過激派組織、イスラム国の支配地域の様子が、NHKの取材で明らかになってきました。
イスラム国が首都としているのが、シリア北部の町、ラッカです。
NHKは、命懸けで脱出した住民たちから、町の映像や過激派の支配についての証言を得ることができました。
こちらの映像、先週撮影されたものです。
車から降りる戦闘員の姿。
バイクの後ろに乗る戦闘員は、自動小銃を持っています。
恐怖と洗脳が覆う町の実態です。
イスラム国が首都とする、シリア北部のラッカ。
人影はまばら。
商店も大半が閉まっています。
ほぼすべてのシャッターにつけられたこの印。
イスラム国の公共サービス局に、納税したことを示しています。
税金や電気代と称して、毎月、日本円で3000円ほどを納めさせているのです。
サッカー場だったこの施設は、刑務所になりました。
イスラム国は、独自の行政組織を整え、町を支配しているのです。
なぜイスラム国の勢いは衰えないのか。
ラッカの町に掲げられたこの看板。
世俗国家は神に反すると記され、近代的な国家を否定し、宗教に基づき統治するとしています。
命懸けで町から脱出した女性が、顔を出さないことを条件にその様子を語ってくれました。
さらに住民たちを屈服させるため、恐怖と洗脳によって引き締めを図っています。
町の広場は公開の処刑場になり、意に沿わない人たちが殺害されているといいます。
その様子を何度も目撃したという男性です。
今月、ラッカから逃れてきたばかりです。
イスラム国が町に設置した巨大なモニター。
毎晩、戦闘の様子や殺害した政府軍の兵士の映像などを流して、力を誇示しています。
集まった中には、子どもたちの姿もあります。
次第に過激な思想に染まっていくといいます。
イスラム国を弱体化させることは可能なのか。
ことし7月に組織を離れ、トルコに逃れた元戦闘員に話を聞くことができました。
軍事訓練を通じて、戦闘員には過激な思想が刷り込まれており、揺らぐことはないといいます。
さらに、戦闘員が住民に紛れ込む中、軍事拠点だけを狙った空爆で、組織を壊滅することはできないといいます。
空爆の効果が依然見えない中、過激な思想を一層深めるイスラム国。
国際社会への対決姿勢を強めながら、その支配を着実に広げています。
このイスラム国とは、今はまだ国まがいの過激派組織といえますけれども、国としての体裁を調えてしまわないうちに、押さえ込む必要があります。
国際社会の焦りが募っています。
アスベストの健康被害に対する裁判で、国が和解に応じる考えを示しました。
大阪南部にあった工場で、アスベストの被害を受けた人が、国に対して起こした裁判。
最高裁判所が国の責任を認めたことを受けて、塩崎厚生労働大臣は和解に応じる考えを示しました。
近く、原告と面会し、謝罪します。
道徳教育の充実を求めました。
中教審・中央教育審議会は、道徳を特別の教科と位置づけることを答申しました。
文部科学省は、早ければ平成30年度から道徳を特別の教科にする考えです。
政府と全国知事会など地方6団体が意見を交わす、国と地方の協議の場が開かれ、地方側は、地方が自由に使える新たな交付金制度の創設などを求めました。
これに対し安倍総理大臣は、地域の個性を尊重し、支援していく。
また、国の示す枠にはめるという手法を取らないという視点に立って、これまでとは異次元の施策に取り組んでいく考えだと述べ、地方創生に全力で取り組む考えを改めて示しました。
2か月連続の下方修正です。
政府はきょう、今月の月例経済報告をまとめ、個人消費の持ち直しの動きに足踏みが見られることや、企業の生産が減少していることなどから、景気の現状判断を先月に続いて下向きに修正しました。
政府は来年10月に、予定どおり消費税率を引き上げるかどうかを年内に判断する方針ですが、景気回復の弱さが鮮明になったことで、これまで以上に難しい判断を迫られそうです。
絵のモデルになってくれないかと声をかけたら、ついてきた。
神戸市で、小学1年生の女の子の遺体が見つかった事件。
殺人の疑いで再逮捕された君野康弘容疑者が、弁護士にこう話したということです。
また殺害を認める供述を始め、取り返しのつかないことをしてしまったと話したということです。
関係改善の必要性では一致しました。
政府の国家安全保障局の谷内局長が訪韓。
韓国政府高官と会談しました。
しかし韓国側は、いわゆる元従軍慰安婦問題で、日本側の前向きな対応を重ねて求めました。
谷内局長は、産経新聞の前ソウル支局長が起訴されたことについて、遺憾だと述べたということです。
寒くなりそうです。
気象情報、井田さんです。
こんばんは。
こちらは、午後4時過ぎの札幌市の様子です。
手袋やマフラーをしたり、着込んでいる人の姿が目立ちます。
北海道には11月の中旬から下旬並みの寒気が入って、あすの朝にかけて、さらに気温は下がりそうです。
こちら、札幌市の今の様子です。
午前0時過ぎに10度以上あった気温は、日中にかけてぐんぐん下がって、現在は7度ちょうどとなっています。
このあと、あすの朝にかけて、北海道の平地でも雪が降るかもしれません。
農作物の管理や、路面の凍結に注意をしてください。
北海道ではもう、平地で雪が降るような寒さとなっているんですね。
そうですね。
北海道ではあさっての朝にかけて、さらに冷え込んできそうですね。
一方で広い範囲は雨となっています。
この時間も九州では1時間に30ミリ以上、激しく降っている所があります。
現在は日本海側を中心に雨雲がありますが、このあとあすにかけて、南に下がってきそうです。
太平洋側でも雨の所が多くなってきそうですね。
午前7時、お出かけの時間帯は、紀伊半島から関東にかけて、雨足強まってきそうです。
そしてそのあと、午前11時ごろ、静岡県や千葉県付近にも活発な雨雲がかかって激しく降ることもありそうです。
夜にかけて雨が降ったりやんだりする所が多いです。
関東では一日を通して、雨の所が多くなりそうです。
では天気図を見ていきましょう。
あすにかけてこの日本海にある前線がだんだんと南へ下がってきそうです。
太平洋側に停滞するでしょう。
低気圧も発生してくる見通しです。
詳しく見ていきます。
この影響で、広い範囲で雨となります。
特に前線や低気圧に近い太平洋側や九州では、激しく降ることもありそうです。
落雷、それから突風にも注意をしてください。
各地の天気と気温を詳しく見ていきます。
スポーツ、廣瀬さんです。
こんばんは。
頂点をかけた戦い、大リーグのワールドシリーズが日本時間のあす開幕。
青木宣親選手がプレーするロイヤルズがジャイアンツと対戦します。
開幕を翌日に控え、取材会場はこの熱気。
本拠地での開幕。
青木選手は、およそ2時間、調整しました。
ロイヤルズは、プレーオフ8連勝で、29年ぶりのワールドシリーズ進出。
対戦相手のジャイアンツは、この5年で2回、頂点に立っています。
第1戦、ジャイアンツの先発は、今シーズン18勝のバムガーナー投手。
青木選手は、通算13打数ノーヒットと抑えられています。
チームを引っ張る青木選手も、シーズン前半はバッティングの調子が上がらず、苦しんでいました。
浮上のきっかけとなったのは、ライバルのアドバイスでした。
大リーグ3年目。
ロイヤルズに移籍した青木選手は、初めて対戦するアメリカンリーグのピッチャーに苦しんでいました。
左足のけがにも見舞われ、前半戦の打率は2割6分と振るいませんでした。
解説者、ハドラーさん。
かつてヤクルトでプレーし、日本一にもなりました。
後輩に当たる青木選手が、技術的な壁に当たっていると見ていました。
インコースをどう攻略するか。
青木選手は先月、ライバルチーム、タイガースの4番で、高いバッティング技術を誇るマルティネス選手に話しかけました。
マルティネス選手が指摘したのは、左手の使い方でした。
結果はすぐに出ました。
左手でバットをコンパクトに出して、インコースのボールを振り抜く。
マルティネス選手のアドバイスが、浮上のきっかけとなりました。
1週間後のホワイトソックス3連戦では、インコースにも対処。
このカードで11本のヒットを打ち、球団記録を更新しました。
その記録を抜かれたブレット球団副社長。
背番号5が永久欠番になった伝説のバッターも、青木選手の成長を認めています。
ライバルチームの選手にも貪欲に質問していく姿、ライバルのマルティネス選手も、答えてくれる度量の大きさというのも感じましたけれども。
聞かれたほうもうれしいんじゃないですか、実際。
そういうところもあるのかもしれないですね。
ロイヤルズの名選手だったブレットさんは、毎日情熱を持って球場入りする姿、それはチーム内に広がっていると思うと。
その青木選手の技術に加えてその姿勢というのも、高く評価していました。
プロ野球は、今週の土曜日、25日に日本シリーズが開幕。
29年ぶりの日本一を目指す阪神がきょう、甲子園球場で練習を再開しました。
阪神はレギュラーシーズン2位。
クライマックスシリーズのファイナルステージで、リーグ優勝の巨人に4連勝し、9年ぶりの日本シリーズ出場を決めました。
選手たちは、クライマックスシリーズのあと、休養をとっていましたが、きょう、3日ぶりに集合し、チーム全体での練習を再開しました。
日本シリーズは、阪神と、きのう進出を決めたソフトバンクの対戦です。
バッティング練習では、クライマックスシリーズで初打点を挙げたゴメス選手などが、スイングを繰り返していました。
阪神にとっては29年ぶりの日本一を目指す戦い。
日本シリーズは今週の土曜日、甲子園球場で開幕します。
この阪神と、青木選手のいるロイヤルズ、共通点が多いんです。
29年ぶりと先ほどからお伝えしているんですが、1985年以来の日本シリーズ、そしてワールドシリーズ制覇を、それぞれ目指しているんですね。
レギュラーシーズンでは優勝を両チームともしていません。
けれども、クライマックスシリーズ、プレーオフで、負けなしの快進撃がありました、このように。
ロイヤルズ。
すごい下克上ぶりですね。

8連勝です。
いずれも本拠地で開幕を迎えます。
韓国で開かれているアジアパラ大会は4日目。
開会式で日本選手団の旗手を務めた陸上の高桑早生選手が、女子100メートルに出場しました。
高桑は大学4年生。
6年後の東京パラリンピックで期待される一人です。
中学1年生のときに、病気で左足のすねを切断しました。
高桑はことし3月、世界のトップランナーが使っている海外のメーカーの義足に変更しました。
これまでより反発力が強く、7月には日本記録をマークしました。
今大会は、足に障害のある選手と、腕に障害のある選手が一緒に走るレース。
高桑にとって国際大会では初めての経験です。
序盤で出遅れます。
中盤からは新しい義足も使いこなし、スピードに乗りましたが、届きませんでした。
追い風参考ながら日本記録を上回るタイム。
それでも3位に終わり、雪辱を誓いました。
お伝えしましたように、民主的な選挙を求める抗議活動が続いている香港で、政府の幹部と学生団体の代表が、事態の打開を目指して、初めて対話を行いました。
現在の香港の様子です。
対話の終了から1時間近くがたちましたが、なお多くの学生たちが残っています。
対話は平行線をたどったようですが、学生たち、今のところ、動きは落ち着いています。
きょうの対話で学生側は、中国の全人代・全国人民代表大会が、すべてを決定するのはおかしいとして、中国の決定の撤回を求めるとともに、一定の住民の支持があれば、誰でも立候補できる仕組みの導入を求めました。
これに対して政府側は、香港は独立した政治体制ではなく、中国は無視できない責任を持っていると述べ、撤回は受け入れられないとする姿勢を強調するとともに、一日も早く香港を正常な状態に戻すよう、呼びかけました。
2014/10/21(火) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
ニュースウオッチ9▽香港抗議デモ・政府と学生が初対話▽「イスラム国」実態は[二][字]

香港抗議デモの行方は 政府と学生 初の対話始まる▽抱っこひもで相次ぐ乳幼児の転落事故・安全な使い方は▽街の広場が処刑場に…恐怖と洗脳のイスラム国 その実態に迫る

詳細情報
番組内容
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子
出演者
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子

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