あそうなんですか。
トスカーナの海ですよ。
「キッチンが走る!」。
今回の料理人は…初めての生産現場に大興奮。
れんこん!すばらしい!日本の食材にほれ込んだマリオシェフ。
生産者たちの苦労に触れその感動を驚きの創作料理に。
旅の舞台は新潟県長岡市。
日本一の長さを誇る信濃川が流れる自然豊かな城下町です。
うわあ!市場がず〜っと並んでますよ。
前も前も前も。
ちょっと魚見てみたいね。
魚ちょっと探しますか。
ここは長岡が誇る港町寺泊。
日本海の新鮮な魚介類がずらりと並び魚市場はいつも活気に満ちています。
めっちゃにぎわってるやん。
名物何ですかねここね。
おはようございま〜す。
・どうもおはようございます。
いろんな魚ありますね。
地元の魚ですか?・はい。
普通さばこんなんで売ってるか。
さばこうやって…。
すごいね。
すっごい脂でも。
やっぱ焼き方に…。
これやっぱ刺して焼くんすかみんなこうやって。
昔炭火でね砂のところにこう刺して時間かけて焼いたんですけども。
串焼きのスタイルって珍しくないですか?昔から漁師さんが取って鮮度が落ちないようにという事で…・で漁師さんもそういうふうに食べてた。
寺泊の魚市場名物浜焼き。
漁師が食べていた豪快な料理です。
この時期是非食べてほしいとすすめられたのがのどぐろ。
遠慮なくかぶりついちゃいます。
いただきま〜す!は〜い!・そうでしょ。
ホントに今が一番おいしい時ですね。
口の周りてっかてかや。
ちょうど塩ポイントはおいし〜い!のどぐ〜ろ!あっさりしてるんですけども脂がてっかてかなってね。
のってますね。
すんごいしっとりしてる。
魚市場で見つけたのはのどぐろ。
東京の料亭などでも人気の日本海を代表する最高級の食材です。
これのどぐろ?す〜ごいこれのどぐろ。
・黒いよ見て。
お歯黒みたいになってますね。
イタリアにあります?のどぐろ。
ない!ないない…。
いまや全国的に有名になったのどぐろ。
のどぐろ漁は夏から秋が最盛期。
その漁場は10キロ以上離れた沖です。
産卵のため集まってきたところを刺し網で取ります。
貴重な魚のどぐろは傷がつかないよう丁寧に扱われます。
のどぐろ漁師の金田一彌さんを訪ねました。
大体は1回では何キロぐらいお魚は?ダーッ入れても…。
8匹だけ。
見つけられねえもん。
見つけられない?ポイントがあるんじゃないんですか?その日によってだからあの…自分の見込みだわね。
いろいろ大変よ。
結構綱渡りな商売なんですね。
最高級魚ののどぐろを取り始めて33年になる金田さん。
しかし漁師になったばかりのころは小さな船しか持っていなかったため沖で行うのどぐろ漁はできませんでした。
そのころの金田さんにとって手の届かない魚だったのどぐろ。
人生をかけた一大決心をしたのは34歳の時。
のどぐろを取るため意を決して大きな船を購入しました。
初めて取った時ってやっぱうれしかったですか?それはやっぱりうれしいです。
自分の中では…。
のどぐろの味にも魅了されているという金田さん。
一番好きだという食べ方を教えてもらう事に。
もう出しちゃうんすね卵。
(杉浦マリオ)おお〜!パンパン。
うわ大きいな。
濃厚なうまみが特徴ののどぐろの卵。
産卵前のこの時期限定の味です。
作るのはのどぐろの煮つけ。
しょうゆみりん砂糖で煮ていきます。
さすがお砂糖ね。
ハハハ…!笑ってるね。
日本の料理。
そうそう日本料理ね。
卵も加え10分煮れば完成。
甘辛のたれが脂ののったのどぐろのうまみを際立たせる地元の味です。
(金田)よしそっち…。
あそうか。
うま〜い!すばらしい!ホントにいいね。
お砂糖入れてても全然お砂糖が全然分からないよ。
ああこれはおいしい。
うわ!いい脂!いい脂でしょう。
(金田)割合あっさりしてんだわ。
脂もむっちゃのってるから身もやわらかいですねこれね。
身が硬くならないんだ。
(金田)硬くならないね。
初初!いただきます。
そして貴重なのどぐろの卵。
あきめ細かい!
(金田)うまいでしょ?おいしい!このきめ細かさがこのたれとよく絡んで…。
え?初めて?どんな?たらこじゃないね。
ちょっと違うね。
全然違う。
もうちょっと細かい…細かいの卵とすごい優しいの味。
ホントにおいしいすごいシンプルよ。
食べてますねのどぐろ。
うま〜い!うま〜いでしょ。
間違ってな〜い!憧れの魚。
いつ食べてもうまい。
寺泊の漁師が誇る日本海の宝のどぐろ。
分けて頂きました。
良かったね楽しかったよ。
海いいですね。
とりあえず海僕大好き。
トロピカルボーイだから。
25年もいるんですか?そうですよ。
マリオさんは北イタリアの港町生まれ。
おいしいものを食べた人の笑顔が見たいと10代にして料理人になる事を決意します。
新しい事にチャレンジするのがマリオさんのモットー。
イタリアをはじめフランスやアメリカでも修業を積みオリジナリティーあふれる料理を目指してきました。
そして23歳の時日本料理の繊細な技術も取り入れたいと来日。
ごぼうや大根など日本の食材を使った独創的な料理を作り続けています。
グローバルイタリアン。
そうですよグローバルイタリアンですよ。
ベースは絶対はね…。
イタリアン。
いろいろ…日本フランス料理も混ぜてる。
だから。
見え方フランス料理。
とクオリティーはイタリアンとジャパニーズ。
大事ですね。
大事よ。
更なる食材を求め信濃川沿いを走るキッチンワゴン。
うわすごい!あそうですか?大きいね。
大きい。
ず〜っと流れてるんですよこれ。
長野県からバーッて。
一面に広がる田園地帯を走っていると…。
うわすごい。
すごいこれ。
芋畑かこれ?う〜ん?知らないこれ。
でっかい葉っぱ。
知らない。
これ何これ!れんこん畑だ。
ちょっとイタリアンでもれんこん使います?ないよ!ないない!おお!おお!すごい!いいですね。
収穫してる。
れんこん見た事ないよ私。
畑初めて?初めて。
すごいわ。
でっかいぞこれ。
傘みたい。
こんにちは。
こんにちは〜。
広い畑ですね。
(絢子)そうですね。
れんこん畑。
広いね。
そうですねはい。
どうもお邪魔します。
は〜い!こんにちは。
すごい装備ですね。
立派!1234…。
コロコロコロとね。
これは食べて頂くと分かりますよ。
ずんぐりとした丸みが特徴のだるまれんこん。
長岡に古くから伝わる強い甘みが自慢の品種です。
出会ったのは…だるまれんこんが太くなる秋からよくとしの春まで毎日収穫に追われます。
どんな土地なんですか?じゃあれんこんにぴったりな土地?そうですね最高に適した…。
信濃川が作り出した肥沃な土と清らかな水で育てるれんこん。
しかし収穫はかなりの重労働。
粘土質の土壌のためれんこんを掘るには強力な水圧のホースが2本必要だといいます。
おお!手が浮く手が浮く…。
いいですか。
うわ〜お!
(橋)そうです。
掘ってみて…。
どれどれどれ?
(橋)これこれここここ。
それをゆっくり…ゆっくり上げる。
そうそうそう!取れた!取ったですよ〜!れんこん!立派なれんこん。
すごい大きいね長いね。
大変?これの仕事。
腰を曲げてねなかなか中腰で…。
腰痛いなるお仕事よ。
まあ慣れですね。
慣れ慣れ。
移動も困難なのに…。
作りづらいんですけども…。
味はいい。
橋さん一家は代々続く米農家。
この場所はもともと米を作る田んぼでした。
秀信さんが34歳の時長岡に伝わるだるまれんこんのおいしさをもっと広めたいと全ての田んぼをれんこん畑に切り替えたのです。
以来雪が積もる中でも夫婦2人で休む事なくれんこん作りに情熱を注いできました。
まあ一番最初にねやり始めていろいろありましたよ。
やっぱりね米作ってないと農家じゃないとかね昔の人は…これはしょうがないっすよ。
今からもう20年も30年も前だとね。
ただねやっぱり自分で信念持って。
れんこんに全てをささげて…。
(橋)まあそうですね。
もう今ここまでくればれんこんしかないですからね。
れんこん一本で?もう何と言われようがれんこんだけですよ。
そういうお父さんのお話を奥様は。
うん…っていう。
むっちゃ愛されてますよね。
夫婦で作り続けて35年。
自慢の料理を食べさせて頂きます。
(橋)散らかって狭いですけどもどうぞ。
お邪魔します。
毎日橋家の食卓には欠かせないれんこん。
おすすめは本来の甘みをそのまま味わえるゆでれんこんです。
あれんこんのお皿。
れんこん愛がすばらしいですね。
お母さんテーブルまでれんこんじゃないですか。
(橋)はい。
こだわって…。
すごいれんこん。
(橋)一応脚もれんこんの形。
あ!れんこんだ!
(橋)一応くびれを作ってもらって。
れんこんになってるれんこん。
れんこん好きが高じて地元の大工さんに頼んで作ってもらったれんこんの机。
(橋)このまま何もつけないでこのまま食べてみて下さい。
純白。
すんごいいい色。
うん!いい音。
優し〜い。
いい食感してますねこれね。
この歯触りシャキシャキって歯触りと甘み。
これ何もつけなくてもむっちゃおいしいじゃないですか。
(橋)皆さんれんこんの料理なんてねすぐ味付けするんでねこの甘みって知らないんですよね。
更にもう1品。
しょうゆを塗った焼きれんこん。
橋家の晩酌には欠かせない味です。
ああしょうゆの香ばしい香りが…いただきます。
おおお…。
全然違うね。
うん厚さがあると食べ応えもあるし。
(橋)歯触りがまた…。
シャキシャキとほっこり感のね中間のような。
これはいいね!両方いい!
(橋)ありがとうございます。
両方いい!これ止まらんやつやな。
れんこん農家冥利に尽きるとやらね…ありがたい事で。
ばくばく食べてしまう。
やっぱりお米とれんこんやってるころから一本に決めようと思ったこの決め手って何やったんですか。
まあね…あの当時やっぱり米という選択の方が多分皆さんはやったと思うんですけどもあえてやっぱりれんこんのこの魅力というかね何か奥深いというかやり始めたら面白いし。
だるまにほれたんすね。
こだわってます。
もう絶対やめません。
旦那さんでも格好いいっすね。
どうですか?人に見せない弱いところが…。
そうよね。
稲をやめてれんこんだけにするって言った時にはかなり一人でいろいろ迷ったりとか悩んだりとかした時があったのでそれはやっぱり応援しないと…。
夫婦二人三脚いいですね。
35年いろいろあったけど…。
35年か…。
いろいろ考え…。
ねえ。
苦労もかけたわけだ。
でもすてきなご夫婦ですね。
ホントにすてきね…。
すばらしい。
夫婦で手を取り合って作り続けるだるまれんこん。
分けて頂きました。
ほっこりしましたね。
わおすごいわ!あのエールがあったからこそのね今のれんこんがあるんでしょうね。
来日して25年になるマリオさん。
思い出したのは妻久美さんの事。
日本で最初に店をオープンする時ナーバスになっていたマリオさんの背中をそっと押し勇気を与えてくれました。
生産者と料理人。
異なる人生が重なります。
更なる食材を求め走っていると…。
ガンジー牛乳製品?ガンジー牛って何?あここは牛乳屋さん?ジェラート屋さんかな。
ガンジー牛って知ってます?知らない。
何それ。
「みるく」。
「みるく」って書いてます。
オーケー。
分かった。
これガンジー牛じゃないっすか。
どうぞどうぞ…。
めっちゃきれいな店。
わ〜おきれいねここ。
ジェラートじゃない?これメイドインイタリーね。
イタリアーノよ。
ここはイタリアのアイスクリームジェラートのお店。
…から搾った牛乳から作られたジェラートなんですけど。
あそうですね。
貴重なガンジー牛の牛乳で作ったというジェラート。
試食させて頂きます。
お砂糖なんかもですねほんの少しの量で…。
ミルクミルクがいいですね。
牛乳のこのコクの味ね。
イギリスのガンジー島っていう島がですねありまして。
イギリス原産なんですか?
(加勢)そうなんですねはい。
その牛乳は乳脂肪分が高く濃厚な味わいが特徴。
あおいしいこれ。
(加勢)ありがとうございます。
牛乳の香りがグンとくるんすけど味わいもグンとくるんすけど余韻がさっぱり。
(加勢)ありがとうございます。
全然違うね!おいしいわ。
加勢健吾さんは父が生産するガンジー牛の牛乳でジェラートを作っています。
どんな牛なのか牛舎を訪ねる事に。
お父さんが牧場やってんすか?
(加勢)そうなんですよはい。
いいねここ。
これ写真のとこですか?
(加勢)そうですねはい。
うわめっちゃかわいい。
かわいいね。
お友達なれるかな〜。
模様はホルスタインみたいなね…茶色バージョンだ。
いや〜めっちゃかわいい。
毛艶がいいですね。
あお父様。
どうもお邪魔してます。
地元の農業高校を卒業後酪農の世界に入りました。
以前はホルスタイン種60頭ぐらい飼ってたんですよ。
それをとにかくもっとおいしい牛乳って事でガンジーを選んで。
何で…何でねガンジー牛って少ないんですか?数が。
(勉)時間かかるし機械化できないっていうので一頭ずつもう最初から最後まで人間がついてそして搾ってやらないと出ないって事で時間かかっちゃうんですよね。
手間かかるんですね。
手間かかります。
1日2回行う搾乳。
ガンジー牛は乳腺が細く脂肪分の高い牛乳が詰まってしまう事があるためマッサージをしながら行います。
一頭一頭手間のかかる作業です。
機械といえどずっとついてなきゃいけないんですか。
そうなんですよ。
そんなに出るんすか。
出すぎるぐらいです。
その分ガンジー牛は出ないんだ。
(勉)出ないですね。
それでもガンジー牛をオンリーにしたって事はほれ込んでるって事っすね。
(勉)ほれ込んでますね。
やっぱり牛乳がおいしいってみんなに言われるとやっぱこれしかないなってね思いますよね。
もう外せないですね。
外せないですね。
この牧場の牛をガンジー牛に切り替える決意をしたのは今から17年前。
加勢さんが44歳の時でした。
おいしくて濃厚な牛乳をたくさんの人に飲んでもらいたいと全国を探し回りようやく一頭の母牛を手に入れ今では11頭にまで増やしました。
子供のころっていうのは貧しくて牛乳飲めなかったんですが小学校入るようになると学校給食が始まるんですがそこはその…粉ミルクなんですよ脱脂粉乳っていう。
嫌いな人が多くて…それで俺この牛乳ガンジーの牛乳飲んだ時に非常においしかったんで。
そういうやっぱり気持ちもあってそれで飼い始めたっていうかね。
ガンジーしかないと。
そうです。
加勢家の朝食には欠かせない味があるというので食べさせてもらう事に。
ガンジー牛の牛乳に砂糖を加え2時間煮詰めた特製の練乳です。
コンデンスミルクねこれはね。
ジャムのように食パンにたっぷり塗って食べます。
いただきま〜す。
(アヤ子)どうぞ〜。
いただきま〜す。
あおいし…。
う〜ん!あ幸せ…。
ちょうどいいね。
いい甘さ。
やっぱり特性が全部出るんすね。
コクがドンッてあるんだけど後味はスッとこう軽いっていう。
ありがとうございます。
絶対無理ですねこの味は。
いろいろ牛乳飲んでますよ。
毎日毎日。
けども今日はちょっと特別。
この家もリビングから牛の様子が分かるんすね。
ああそうですねこっから見て…。
お産が始まったら分かるんじゃないですか。
分かります。
鳴き声とかねするんで。
父が一大決心をして挑んだガンジー牛の飼育。
健吾さんもその牛乳のおいしさをみんなに知ってもらいたいとジェラートのお店をオープンしたのです。
それは健吾さんにとっても大いなる挑戦でした。
まず自分で切り開いてかないと駄目だと…。
パパは何も言ってないよね。
自分で決まったでしょ。
お父さんのそういうね背中がやっぱこう…息子さんに伝わったんでしょうね。
(アヤ子)多分そうですね父親としてはね自分の背中見て継いでくれるっていう事が…。
(勉)仕事をやっぱり認めてくれるっていうね人から…たとえ息子であっても親の仕事を認めてくれるっていうそれだけで…お父さんうれしかった?うれしいです。
当たり前。
今のはうれしいよね。
親子のチャレンジがつなぐガンジー牛の牛乳。
分けて頂きました。
新潟県長岡での食材集めもこれで終了。
さあ食材がそろいました。
ハイクオリティーね。
ねえ。
ホントにねみんな人間の心からね。
お金関係ない。
情熱を感じましたか?すごい情熱ね。
食材はここまではね何年ぐらいかかったのすごいこれは感じた。
やっぱ作ってる人ですね。
やっぱ日本人って何かいろいろ感じました?深いなったよ。
深い深い…。
ホントにおいしいもの。
大パニックになったよ。
チャレンジチャレンジですね。
チャレンジはね…。
全然…あしたは負けないわ。
みんなすごい喜んでます。
3つのファミリーはすご〜い!言ってますよ。
生産者の熱い思いに触れ料理人魂に火がついたマリオシェフ。
明日はどんな料理にチャレンジするのか。
翌朝いよいよ料理開始です。
まずは長岡で出会った3つの食材全てを使う料理です。
マリオシェフが最初に手に取ったのはのどぐろ。
脂がたっぷりとのった身を三枚におろします。
塩を振りイタリア料理定番のハーブで香り付け。
両面をオリーブオイルでパリッと焼きイタリア風の塩焼きに。
やっぱりきのうね朝ね…あの塩焼きから…。
骨と頭も無駄にはしません。
香味野菜と煮てだしを取ります。
すばらしい!すごい脂浮いてますね。
脂がすごい。
骨からも身からも。
のどぐろに合わせるのはだるまれんこん。
シャキシャキ感を生かすため厚切りに。
炭火で表面に焼き目をつけ香ばしく仕上げます。
この2つをつなぐのがれんこんで作る特製のソース。
ゆっくり煮詰めて作るれんこんソース。
マリオさんも初めてのチャレンジです。
弱火でソテーして甘さを極限まで引き出します。
そこへ…。
そうしたら入れま〜す。
のどぐろスープ。
れんこんの甘みにのどぐろだしのうまみを加えます。
ここでガンジー牛の牛乳が登場。
乳脂肪分たっぷり濃厚さをプラスします。
初挑戦のれんこんソース果たしてお味は…。
おお!何かモチモチするんですねこれね。
モチモチするでしょこれね。
私のチャレンジはねしたんだけどもすごいよこれ。
いやこれはすごいわ。
チャレンジ精神あふれるマリオシェフオリジナルの創作料理が完成。
長岡の食材3つ。
続いての料理はだるまれんこんを主役にします。
バリエーション。
3種類の火の入れ方でれんこんの新たな魅力を引き出します。
まずは厚切りにしてフライパンで軽くソテー。
シャキシャキとした食感を生かします。
ここからがマリオ流。
きのうのしょうゆみたい。
きのう食べた焼きれんこんをしょうゆの代わりにバルサミコ酢でイタリア風にアレンジ。
続いては素材の甘みを生かすゆでれんこん。
ここにもマリオシェフのアイデアが。
にんにくアンチョビとともにれんこんをソテー。
イタリア伝統のバーニャカウダ風ソースを作ります。
ガンジー牛乳。
そうそうガンジー牛乳…牛乳ね。
牛乳のコクがれんこんの甘みと相まってクリーミーな味わいに。
うん!やっぱ濃度出ますね。
濃度出てるね。
盛りつけにも一工夫。
これれんこん畑。
れんこん畑。
いいじゃないですか。
薄切りにして素揚げしたれんこんを盛りつければ出来上がり。
完成?完成です。
れんこん尽くしきた!ファンタスティックアンティパストね。
最後の料理はのどぐろが主役。
私のファミリーとあそこのファミリー同じの気持ちになりますよ。
同じ海。
そうそう…。
幼いころの記憶がよみがえったマリオシェフ。
イタリアンを代表するパスタ料理に。
ゴー!パスタはいスタートです。
ペスカトーレね。
作るのは魚介のパスタペスカトーレ。
今回はのどぐろを丸ごと使います。
細かく刻んだ身をソテーしうまみをじっくり引き出していきます。
そこへ…。
これが卵。
お卵!この季節ならでは。
貴重なのどぐろの卵。
甘みとプチプチとした食感を加えます。
更にのどぐろのあらから取っただし。
のどぐろの脂と濃厚なうまみを大切にしたオリジナルのペスカトーレ。
旅の感動とマリオシェフのふるさとの思い出が重なり合ったこん身のひと皿です。
最後に軽くソテーしたれんこんを散らしてシャキシャキ感をアクセントに加えれば出来上がり。
全ての準備が整いいよいよお披露目会。
会場には…はいできました〜。
お待たせしました。
(拍手)ドーンとできました。
それでははい!よ〜し!できました。
1品目はだるまれんこんを味わい尽くす前菜。
甘みを際立たせたゆでたれんこんはバーニャカウダ風のクリーミーなソースと相性抜群。
素揚げしたれんこんチップスにシャキシャキとした食感が楽しい焼きれんこん。
バルサミコ酢の甘酸っぱさが口の中に広がる絶品です。
どうですか?ちょっと違うでしょ。
見た目はしょうゆなのに。
(絢子)おいしいです。
びっくりしました。
こんなに変わるなんて。
いっぱいのアンブレラみたいな…これのイメージね。
シンプルに。
ゆでただけですよね。
シャキシャキ。
これのポイントですよ。
何とも言えないっていうかどう言って…おいしい。
いい歯触りでしょ。
最高ですね。
今まではれんこんのバーニャカウダやった事ない。
ホントにすばらしい。
この素材を生かして頂いてまたそれに一工夫最高ですね。
2品目は長岡が誇る高級魚のどぐろをぜいたくに使ったパスタです。
マリオシェフの母の味ペスカトーレを日本の食材を使って再現。
脂ののった身に卵を合わせたソースには日本海のうまみが凝縮。
さいの目にしたれんこんの食感が絶妙のアクセントになります。
(一同)いただきます。
のどぐろふんだんに使っております。
ここでしかできないですねこれね。
おいしい。
おいしい?おお出ました。
(橋)これはおいしいわ。
うま〜い!一彌さん出ました。
・このソースがホントにおいしいわ。
でもたらこパスタとは違うんですよね。
(勉)食感っていうか口の中にちょっとざらっぽいような…。
(アヤ子)プチプチ感が…。
それは分かるよ。
それがかえっておいしかった。
こののどぐろの味と作ったソースの味ですよね。
これがやっぱりねいや〜最高にまたそのあとにぽっと食べたれんこんの歯触り。
やっぱりどうしてもれんこん宣伝しないとね。
最高ですよ。
何でもれんこんがついて回るので…。
れんこんが入ってるとやっぱり感動もまた…また倍になって…はい。
食べ終わったあとにまた食べたい。
うん食べたい。
やっぱりね食べておいしいうまいって言ってもらえてやっぱり漁師冥利に尽きると。
さあできました。
お待たせしました〜。
(拍手)では失礼しま〜す。
3人のコラボレーションですよね。
3つの食材のコラボレーション。
チャレンジ料理や。
オリーブオイルでソテーしたのどぐろ炭火焼きのれんこんそれをつなぎ合わせる牛乳のソース。
出会う事がなかった3つの食材を見事にコラボさせたマリオシェフの意欲作です。
これからもチャレンジを続けてほしいというエールを込めました。
あ〜おいしい!ふわっふわ。
(金田)うまい。
うまい。
うまい?お父さん速いですね食べるの。
(橋)れんこんの甘さにこのまたソースがものすごい合いますね。
だしがねのどぐろと合わさった。
ホントに最高ですね。
クリーミーさはガンジー牛乳という。
ソースはすごくおいしかった。
(アヤ子)ホントもったいなくって食パンフランスパンで…食べたいんだけど私。
笑顔あふれるお披露目会はこれで終了。
いつか辞めるよねってみんな多分どこかで思ってたと思うんですよね。
ある程度結果を出さないと。
今言われたように自分の挑戦心が火つきますからね。
じゃあやってやろうと。
簡単なもんですよ。
人生の教訓ですねこれね。
かなり結構チャレンジした旅だったね。
そうねホントに。
皆さんからチャレンジを感じましたね。
みんなチャレンジャーよ。
どうもありがとうございます。
ありがとうございます。
これからもチャレンジし続けて下さい。
どうもありがとうございました。
(一同)ありがとうございました。
チャレンジ精神情熱…。
常に新しい事に挑戦し続ける長岡の人々との出会い。
とどまる事のない情熱がいつまでも輝き続けていました。
2014/10/21(火) 15:15〜16:00
NHK総合1・神戸
キッチンが走る!▽信濃川に実りの秋 絶品食材でイタリアン!〜新潟県・長岡市〜[字]
信濃川流域の城下町、新潟県・長岡で食材探し。旅をするのは「あさイチ」でもおなじみ、イタリア料理のマリオ・フリットリ。海・山・川の旬の食材で絶品料理を創作する。
詳細情報
番組内容
日本一長い信濃川の流域、なかでも豊かな食材に彩られる城下町・長岡で食材探し。旅をするのは、イタリア料理のマリオ・フリットリ。「魚市場通り」で有名な寺泊港では、この時期産卵を控え脂が乗った「のどぐろ」など旬の魚を味わう。また日本に、わずか200頭程しかいないというガンジー牛の牛舎では、牛に込める親子の思いを聞く。海・山・川の自然と共に暮らし奮闘する人々に触れ合ったマリオシェフが絶品料理を創作する。
出演者
【出演】イタリア料理…マリオ・フリットリ,【リポーター】杉浦太陽,【語り】高橋克実
ジャンル :
バラエティ – 料理バラエティ
趣味/教育 – 旅・釣り・アウトドア
情報/ワイドショー – グルメ・料理
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