こちらもお薦めよ。
(テーマ音楽)北欧デンマークの自然に育まれたみずみずしい感性。
日本で磨かれたこまやかな美意識。
それらが溶け合い新たな花の世界へいざなう。
豊かな色彩とアイデアあふれる彼のアレンジは花そして暮らしを輝かせる。
ニコライ流「花のある暮らし」。
さああなたもご一緒に。
北欧で秋の訪れを告げる色オレンジ。
今回は「オレンジ」でバスケットアレンジと北欧伝統のリースを作ります。
花を扱うのは初めてという武田さん木佐さんと学ぶレッスン。
前回はフラワーボックスを作りました。
美しく仕上げるコツはコントラスト。
種類や色大きさの違う花をアレンジしました。
今日も初心者でも取り組めるコツを紹介していきます。
使うのはオレンジのバラやカーネーションケイトウ。
アクセントには渋い赤のトルコキキョウなどが入ります。
ニコライ流のバスケットアレンジはドーム形。
滑らかな曲線をつくるのがポイントです。
これらを用意します。
吸水性スポンジはバスケットに合わせて切り周囲の角を取っておきます。
初めにファーガスのこちらの葉っぱなんですけれどもこれを四方見にこういうふうにさしていきます。
右側左側…真ん中こっちこっちずっと逆側にこういうふうにさしていきます。
(木佐)対角線上に。
そうです。
続いてカーネーションを横向きにして四方にさします。
ここがドーム形の基礎になる部分。
次はトップの方にいきます。
同じお花でこれが真ん中としたら左側と右側をこういうふうに「これが真ん中ですよ」というような感じにします。
一番下とトップの間に小さめの花をさします。
意識するのはニコライ流のキーワード「コントラスト」です。
間にさす花は斜めにさします。
花を放射状にさしていく事でドーム形が出来ていきます。
スポンジが見えなくなるまで花で埋めます。
ここでニコライさんが使ったのは…。
例えばこういう完全につぼみになってるものはこういうふうに…。
ちょっと出していいんだ。
少し出すとすごく…。
それは合うのと合わないものがあるんですけれどもつぼみでこのぐらいの大きさのものだったら結構かわいいよね。
そしたら長く茎を切っとく…。
かわいいよね。
うわ〜!すご〜い。
きれいなドーム形からちょっぴり飛び出すつぼみ。
見る人に驚きを感じてもらいたいというニコライ流の味付けです。
はいでは作りましょう。
(武田木佐)はい!まずはこれですね。
ファーガスの葉からいきましょう。
武田さん花に拳を当てて長さを測っています。
あっまた測ってる。
「武田スタイル」なのかな?ニコライさんはそんなふうにやっていなかったけど…。
木佐さんは…あっ2本まとめて?大胆というか大ざっぱというか…。
木佐さんはこれで高さがOKなのかよく確認して下さい。
若干高いような気がしますよ。
やっぱり。
ニコライさんから注意されました。
トップは形を決める大事な部分。
緩やかな曲線をイメージして高さを決めましょう。
あっ武田さんが横で何か動き始めましたよ。
こっそりニコライさんの作品と比べて慎重に高さを決めています。
いい感じ。
研究熱心な武田さんはいい仕上がりになりそう。
木佐さんはニコライ流の味付けとなるつぼみをさしています。
そろそろ完成かな?いかがでしたか?なんかすごいものが出来たんじゃないですか?形になりましたねふっくら。
ねえ。
はい楽しくできました。
木佐さんからいきましょうか。
みっちり詰まってますね私。
割といい感じに…ちょっと濃いめなものが多くてコントラストが強いよねいい意味で。
いい形になったと思いますよ。
ポイントはこの子です。
この子ね。
この子の成長を楽しめるのね。
なるほどね。
かわいいと思います。
ねえ!でも…ボックスはボックスでまた難しかったですけど丸くしていくのが楽しかったです。
まだやってます。
ハハハハ!毎回のパターン。
まああの…配色のセンスみたいのは自分はまだ「これだ」っていうのはないんですけど見た目としてどこから見ても均一になるように横から見てもまあなるようには出来たかなと思いますね。
いい形に…一番いいなと思ったのは割と細かいポイントがあちこちに…。
つぼみが多く入ってるんでそれはすごくいいなと思いますけど。
あとはさっき武田スタイルでこういうふうに測ってというのも自分の目安としてっていうのはすごく大事は大事なんですが癖にならないようには結構気を付けた方がいい。
要は花をつくる時には毎回違うので何となく…フィーリングで…一とおりのアレンジメントを見て感じで切った方が一番長い目で見て上手になるっていうのは一つおすすめなんですけれども。
ワンポイントなんですけれども。
でも非常にいいアレンジメント出来たんではないかと思います。
いや〜うれしい。
秋を感じます。
ねえよかった。
こんもりと丸いシルエットがかわいいバスケットアレンジ。
華やいだオレンジが部屋に秋を運んでくれます。
秋から冬ニコライさんのふるさとデンマークでは日照時間が短くなります。
一日の2/3近くが夜という時期もありその分明かりとのつきあいが親密です。
冬の夜家々は思い思いの明かりをともします。
外を歩いてる時にそれぞれのおうちを見て「いいね〜」みたいな…雰囲気をちゃんと出してますよねみんな。
それはやっぱり街の中でもアパートメントのウインドー…。
例えば5階建ての街のアパートメントブロックでもぞれぞれのウインドーにやっぱりキャンドルが置いてあるというのが普通ですよね。
日本で暮らすニコライさんも明かりにこだわっています。
部屋のあちらこちらにキャンドルや小さなライトが置かれています。
キャンドルは手ごろな値段のものをほぼ毎日使うそうです。
どれも光は今日のテーマカラーオレンジ色。
小さくやわらかな明かりに包まれます。
「気持ちいいな」っていうあたたかい明かりがあると…。
長く寒い冬そして夜を豊かに過ごす北欧スタイルでした。
今回作るのは生の花を使って作る北欧伝統のドアリースです。
ドアに飾ると秋の風に吹かれリースの花がドライフラワーになっていきます。
土台は私たちにもなじみ深いけど少し意外な素材です。
これを土台にしてリースを作ります。
ワラですか?ワラでございます。
すごく自然で便利ですね。
なんか日本だとワラってお正月のしめ縄とかっていうイメージしかないんですけど。
おしゃれなリースになるんですね。
なります。
楽しみです。
北欧伝統のリース作り。
まずはワラを束ねワイヤーで巻きます。
ワラをこういうふうに薄くまぜてもらってそれで最初は形は割といびつになってるんですけれど更にワイヤーの力入れればそこで細くなるっていう…。
そっか調節できるもんね。
合わせる部分を…太さが一定になるようワイヤーの巻き加減を調整します。
ワラの土台は手で簡単に形を修正でききれいな円に仕上げる事ができます。
リースに飾る花メインはアジサイです。
生花で入手できる秋色のアジサイでほんのり紅葉したような渋い色合いです。
では始めましょう。
アジサイのベースをつくります。
アジサイで。
秋色のアジサイというか若干紅葉してるようなものなんですけれどもそういったアジサイでつくります。
一番初めにハサミで細かくこういうふうに切りましょう。
アジサイは実は裏面がすごくきれいなのでアジサイを切る時に是非一回裏面ものぞいてもらって。
花の隠れた美しさも楽しみながらつくっていきます。
アジサイのパーツを初めに少しずつ手でこういうふうに切ってやってもいいと思います。
そしてこういうふうに置いて押さえて回します。
茎の部分をね。
そう。
ギュッと引っ張ってこういうふうに置いてまた指で押さえて引っ張ります。
アジサイの中に手を入れて頂いて束ねたものに足した方が一番きれいになります。
こうするとこんもりと盛り上がったリースが出来上がります。
さあ2人も挑戦です。
これはちょっと難しそう。
ワイヤーを使うのは初めて。
でも武田さんはなかなかさまになっていますね。
これ見てるより難しいです。
ねえ。
今ねこの辺を留めてるんですごくルーズな感じになってて…。
この所に…。
あ〜そっか。
ワイヤーがこの辺にきた方がいいので。
しっかり花を固定するコツ。
まず花に近い部分の茎を留めます。
更に茎の中ほどそして端と3点で留めれば花は動きません。
外から中…。
そうそう…。
木佐さん何だか怪しい手つき。
ワイヤーをギューッと握って力みっぱなしです。
頑張ってますね。
こういうのは結構簡単そうでちょっと難しめなんですけど。
だって右手はもう今この状態ですもんね。
だから左手でこの花を整えないといけない…。
ニコライさんのお手本です。
1回ごとにワイヤーを机に置いています。
それから花を準備しまた巻きつける時だけ力を入れています。
武田さんは…あれあれ?あっだって裏まで回ってきちゃってるもん。
そうイコールいっぱい使ってますと。
あ〜そっか〜。
難しいよこれ。
そっか〜。
2人とも結構分厚くなってますね土台が。
だから少しずつ…。
ハハッ!ハハッ!そっちの方が何か…。
でも僕…。
こことか…ここないですわ。
ほんとだ。
ちょっとハゲハゲでこっちは。
ここちょっとさみしいね。
2cmぐらいおいて足していくと同じぐらいの流れになるので常に2cmおきに足していくとボリュームが広がりすぎないようになってます。
なんかこのワラが見えちゃう事に恐怖を覚えてついつい詰めちゃうのね。
あっこの間のね。
フラワーボックス。
そうそう。
詰めようっていう気持ちが…。
なってる?なってる。
あっなんか武田さん最後上手になった。
よかったね。
なんかワイルドなリースですね。
円になってくるとちょっと形になってきた気がしますね。
結構いい感じになりましたよ。
まとまってます。
ねえ!最後にフックを作ります。
ワイヤーに手を入れてからリースに巻きつけます。
そのあと手を入れて余らせた部分をねじり輪を作ります。
これでドアに飾るフックの完成です。
まあ自分でも見て分かっちゃうんですけどこの辺がスタートでちょっとボリュームが出すぎたなと。
そのあとちょっと言って頂いた事で反省してこの辺は割とスマートに作れたのかなと思います。
フフフ…そうですね。
どうですか?私どこからスタートしたんだろう。
でもなんか…。
なかなか出来た?この辺とか落ちちゃいそうだけどまあそれは…。
要はもう少しパーツをまとめるともう少ししっかりしたベースが出来るんですけれども。
ここから仕上げです。
実などを留めていきます。
用意する実の数は「3個」や「5個」と奇数にします。
実にはあらかじめワイヤーをつけさしやすくしておきます。
この時U字の片方は長めにし茎に巻きつけます。
リンゴ…要はインパクトがあるようなもので始まるのでリンゴからいきましょう。
はい。
こういうふうに最初は軽くものを5か所に置いて大体…バランスをこういうふうに見て。
う〜ん均等にね。
均等が決まったらさします。
いい合図だね。
ところでどうして奇数なんですか?やっぱり一番最初バランスをとるために偶数で「1234」ってさすとちょっと固くなっちゃう。
リンゴは竹ぐしで留めます。
竹ぐしはさし込んで2センチほど残して斜めに切ります。
正しい向きは特にないので好きな所でいいんですけどでもどんなさし位置でも真ん中に当たった方がいいです。
次の大事なポイントっていうのは全部きれいなドームの形になるように例えば中でさしたりこういうふうに外でさしたり…。
OK。
あんま考えない方がいいのかな。
是非たっぷり考えてさした方が。
頑張ります。
なんか考えても分かんない…。
さす場所を悩む時には「リンゴとリンゴの間に1個」というふうに考えればいいです。
リンゴとリンゴの間に何が入ってるかを見てそこでどこに足りないかってすぐ分かる。
「実が適度に散らばると美しいリースになる」とニコライさんは言います。
さあ2人は出来たかな?出来上がりました〜。
すごいんじゃないですか?でもデコレーションのトッピングしていくと更にリースっぽくなって。
そうそう…。
まあこのまんまの状態でももちろんすごくきれいだし少しずつ変化する楽しみというのもあると思うのでとても楽しいものと思うんですけれども。
まだ直してる。
フフフ…。
どうですか?やっぱニコライさんのはお花がちゃんとタイトについてたから実がすごくよく見えますよね。
さすがアジサイも実もしっかり見えています。
実のバランスも絶妙。
木佐さんはアジサイがあちこちに飛び出してしまいました。
武田さんは結構まとまっています。
でも少し実が埋もれてしまったかな?秋色のアジサイで手作りした北欧伝統のリースが訪れる人を歓迎します。
秋の深まりとともにドライになるのを待つのも楽しみですね。
ず〜っと作ってる時に考えてるのは次…要は乾燥する時にどういう見た目になるかっていう。
そこはやっぱりちょっとこう何て言うの…。
タイトな形の方がきれいに乾燥するんですね。
でも初めてだし非常にいい完成だと思いますよ。
ほんとですか?うれしい〜。
初めてですもんリース作り。
自分ではワンランクアップな女性になったような気が…。
そういう気持ちになったらうれしいです!フフフ…。
(テーマ音楽)2014/10/21(火) 11:30〜11:55
NHKEテレ1大阪
趣味Do楽 ニコライ・バーグマンが贈る 北欧スタイル 花のある暮らし 第2回[解][字]
注目のフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマン氏のフラワーアレンジメント講座。手軽でセンスあふれるアレンジを教わる。生徒は、初心者の武田真治さんと木佐彩子さん
詳細情報
番組内容
ニコライ・バーグマンさんは、デンマーク出身で、日本で暮らして16年。欧州の伝統に、和の美意識を融合させたアレンジで、今、注目のフラワーアーティストです。本シリーズでは、初心者でも取り組めるアレンジを教えてもらいます。また、ニコライ流の北欧のライフスタイルも毎回、紹介。生徒は、武田真治さんと木佐彩子さんです。第2回は、バスケットアレンジと、生花のアジサイを使う北欧伝統のリースを作ります。
出演者
【ゲスト】武田真治,木佐彩子,【講師】フラワーアーティスト…ニコライ・バーグマン,【語り】はな,福田亨
ジャンル :
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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日本語(解説)
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