(テーマ音楽)宮城県石巻市にある法山寺の副住職…経営する幼稚園を開放し最大530人の避難者を受け入れました。
法山寺は海からおよそ1キロ離れた山の中にあります。
あの日北村さんはお寺の中で揺れを感じました。
揺れが落ち着くと北村さんは町の様子を見に行きます。
津波は町を襲い法山寺のすぐ下まで到達しました。
北村さんは津波を逃れ坂道を上がってくる住民の姿に驚きます。
北村さんは寺が経営する幼稚園を臨時の避難所にする事を決意し寒さ対策のため寺中のストーブをかき集めて各教室へ運びます。
避難者は続々と増え500人を超えます。
北村さんの家族と幼稚園の職員は蓄えてあった米でお握りを作り配ろうとします。
そこへ避難者たちは我先にと殺到しました。
翌日になると避難者たちの出はいりが多くなり混乱は更に増していきます。
(北村)最初に…幼稚園は正式な避難所ではなかったため救援物資は届きません。
やがて食料は底を尽きます。
震災から6日後北村さんは地蔵の前にいる1人のおばあさんを見てはっとさせられます。
その日配られた1本のバナナをお供えしていたのです。
その日は震災の初七日にあたる日でした。
北村さんは目の前の出来事にいっぱいで亡くなった人たちへの供養を忘れていた事に気付きます。
そして避難者全員で法要を行いました。
その日を境に避難者たちの混乱は収まっていきます。
祈る事で心の平安を取り戻しました。
2014/10/21(火) 10:50〜10:55
NHK総合1・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「宮城県石巻市 北村暁秀さん」[字]
海から1キロほど離れた山の中にある法山寺の副住職、北村さん。寺が経営する幼稚園を臨時の避難所として開放し、500人をこえる避難者を受け入れ、対応にあたった。
詳細情報
番組内容
東日本大震災に遭遇した方々の「あの日」の証言。宮城県石巻市、海から1キロほど離れた山の中にある法山寺。副住職の北村さんは寺で地震に襲われた。津波は街を襲い、寺のすぐ下まで到達した。津波から逃れた住民がずぶぬれで坂道を上ってきていた。寺が経営する幼稚園を臨時の避難所として開放し、500人をこえる避難者を受け入れ、対応にあたった。
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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