銀行口座の売買とか海外のサーバーを使っているということもありまして非常に巧妙です。
これからの時期、一層気をつける必要があると思います。
三輪誠司解説委員でした。
次回のテーマは、こちらです。
金沢にやってきました。
「小京都」とも呼ばれる金沢で作られているのがこちらです。
きれいでしょう?実はこれ裁縫で使う「ゆびぬき」なんですがリングとしても使えますよね。
今回は加賀に伝わるきれいなゆびぬきを金沢で作りますよ。
(テーマ音楽)鮮やかな色に思わずときめく「加賀のゆびぬき」。
ゆびぬきは「加賀友禅」の着物を縫っていた女性たちが自分で作っていました。
わ〜きれい〜すご〜い。
きれいだな〜。
こちらですね〜。
ゆびぬきの技は今も受け継がれています。
あ〜こんにちは〜こんにちは。
よろしくお願い致します。
よろしくお願いします。
ゆびぬきを作っている…カラフルでとってもきれいですね。
何かまるで宝石箱を見てるみたいですよね。
はい。
色がたくさんあるので「どれにしようか?」考えるのもとっても楽しいですね。
わ〜きれい。
たくさんの模様があるんですね?そうですね。
実はそんなに作り方の違わないものもあるんですけど色合いを変えて作る事でガラッと雰囲気の違うものを作る事ができます。
何かとってもこう複雑そうに見えるんですが。
難しいですよね?あの…実は結構単純に作る事ができるのでポイントを押さえれば誰でも気軽に作る事ができますよ。
加賀のゆびぬきは紙に布と真綿を巻いた輪に着物を縫う絹糸で模様をかがっています。
今回は「青海波」と呼ばれる初心者でもかがりやすい模様で教わります。
同じ模様でも…自分の好きな色をまず選んで頂いてそれに合わせて色をお決め頂くのがいいと思います。
例えば「こういうかわいらしいピンクが好きだ」って言ってだんだんこんな感じで…きれいですね。
はい。
あとはちょっと個性的な色も組み合わせるのも面白いと思います。
でもこれ何かちょっと奇抜というか「色と色がぶつからないのかな?」とか思うんですが。
そういう時には色と色の間に白を挟み込んであげる事でそれぞれの色が引き立ってけんかしないようになるんです。
なるほど。
何かちょっと落ち着きが出ますね。
奥野さんもそちらからお好きな色で組み合わせてみましょう。
はい。
私ね紫がね好きなんですね。
これぐらいのちょっと明るい紫でそしてえ〜どうしようかな?紫ときたらピンクでもいいですか?はい。
これは合いますよね。
これぐらいのブルーがいいかな?奥野さん更に落ち着いたトーンの水色とグレーを選びました。
大西さんこれにも白は入れた方が…。
そうですね。
より引き締まりますよね?はい。
それぞれの色の間に白を入れて今回作ってみましょう。
じゃあ次に輪っかの…指にはめると見えないんですけど飾った時には目立つ場所なので。
そうですよね。
はい。
似合う色を慎重に選んでいきましょう。
例えばさっきのピンクのグラデーションにはこんな色も似合いますし。
お〜ねえ。
また全然違うこんなオレンジ色もかわいらしい感じに。
かわいらしいですね。
どんな色にするか選んでみましょう。
どれが…う〜ん何…難しいですね。
ピンク?そうですねこのサーモンピンクみたいなのもとっても似合うと思います。
うん。
この黒とかダメですか?黒っぽいの。
この黒は…。
暗い?かなり濃い色なのでかえって周りが明るく見えるようになると思います。
黒にチャレンジしてみます。
糸と布が決まりましたので早速作っていきましょう。
土台になる「輪」からです。
紙を緩みなく巻く事でぴったり指の太さを測って下さい。
紙を縦に置き1.1cmと11cm幅に切っておきます。
先ほど指の太さを測った和紙のテープを11cm幅の紙の横から置いて太さを写し取ります。
それを直線で結んで下さい。
今測った部分が一番外になるように…引いておいた線と紙の端がぴったり合うようにしてテープでぴったりと留めて下さい。
これで自分の指と同じ太さの筒ができました。
筒に一巻きします。
布を引っ張ると伸びてしまいますので引っ張らないようにそっと巻いて下さい。
芯になる厚紙を布の上に重ねてグルグルと巻きつけていきます。
厚紙を包み込むように布の両側を中央に寄せて折り返していきます。
土台にかたく…この真綿が丈夫なゆびぬきになるところですので…真綿は最後は引きちぎって終わります。
薄くなったところを全部巻いてしまって指でなでておけばもう外れてこなくなります。
真綿の上から…ここで正確に印をつけると模様の大きさがそろってきれいに仕上げる事ができます。
両端に印ができたら…作業がしやすくなります。
…つけて留めます。
等分の印がきちんと生かされるように開いたり重なったり斜めになったりしないようになるべくぴったりと留めて下さい。
滑らせるように入れていって下さい。
…赤丸の印をつけておきます。
ここがスタートになります。
これで土台の完成です。
次はいよいよ糸をかがっていきましょう。
これが土台の周りに巻いた紙だと思って下さい。
ここに13等分した印がついています。
13。
この13等分のうちの1か所をスタートに決めました。
今回の模様は「2飛び」と言ってここから始まってジグザグと…それを2飛びって言うんですね?はい。
どこで見ても2つ進むように同じ調子でこうジグザグジグザグいくとこれがこう…実際は輪になってる訳ですからここがそのままこちらにつながっていって…。
合わない?合わないです。
そのまま1つずれて同じ調子でジグザグといって下さい。
なるほど。
一筆書きのようにして全ての印を通っていきます。
戻ってきてここまで全部きたら「1段」と数えて下さい。
要するに「2周回って1段」という事ですね?はいそうですね。
なるほど分かりました。
最初に赤。
そしてピンク薄いピンクの順にそれぞれ3段。
間に白を1段ずつ挟みながら糸を刺し最後にクリーム色で埋めます。
この辺りに針を出してきますので…玉結びをしていないので先端はつまめる分ぐらい2〜3センチ出しておいて下さい。
その次に今…その場で…それでキュッと?はい。
これで結び目ができて抜けなくなりました。
なるほど。
ここからジグザグ進んでいきます。
斜めお向かいに進みますので土台を持ち替えて同じく厚み分布だけすくいます。
土台から出てる糸を矢印の方に引っ掛けてそして毎回紙の方へ糸を引いて下さい。
そうする事でたわんだりしないという事ですか?そうですね下に引いた方が緩みにくくなります。
…いきます。
そうしたらスタートの印…同じく糸を引っ掛けて…これで1段終わりました。
それでは挑戦してみます。
まずはこの辺りに糸を抜いて…。
はい。
はい。
で下に。
あっこんな感じですね?そんな感じですね。
はい。
で引っ掛け…。
こっちからこっちで良かったんでしたっけ?そうですそうです。
はい。
ひっくり返してこっちですね?はい。
2目のところを…。
また同じように布だけ。
布だけ。
厚紙にぶつかっちゃったら…。
そうですね。
持ち上げる感じですね。
はい。
針に乗っけるような感じで。
そうだそうだ。
こう?はい。
この向きです。
なるほど。
あっ逆になるんですね?はい。
下に引きます。
この矢印ありがたいですね。
これがないとやっぱりちょっと分かんないですね。
留めて下さい。
はいできました。
1段できました。
できた〜。
では最初出しておいたこの糸の端っこを切っておきましょう。
上下のずれも確認しておきます。
はい。
良さそうですね。
大丈夫ですかね?はい。
続けて2段めに入ります。
新しい糸が…なので針は矢印側ぴったりお隣に針を入れて。
針を刺す場所が正しくても糸が勝手に後ろにいってしまう事がありますので正しい位置に左手で押さえておいてそれから糸を引っ掛けます。
糸がこうきちんと並ぶかどうかは今度はこれは左手のお仕事なのでしっかり押さえておいて…。
丁寧に並べていきます。
刺し始めで少し手間取った奥野さんですが針の運びに慣れてきたようです。
糸始末をする時にはこう糸が斜めに渡ってきて…。
…直接綿の方へ出してきます。
そのまま糸を整えながら引いて下さい。
最初にやった時みたいに…表には響かないように中で行ったり来たりさせる事で糸と綿が絡まって抜けなくなります。
こうなったらもう糸を切ってしまって大丈夫です。
はい。
最初の糸を刺し終えた2人のゆびぬき。
糸がきれいに並んでいますね。
大西さんが加賀の…手まりやゆびぬきを母や祖母が作っているのは小さい時から見ていたんですけどその時はあまり自分では作ろうって思っていなくて大学の時に金沢を離れて札幌に住んだ時に…。
母に習い始めたのが最初です。
ではここで色を変えて白に変更します。
その時の糸の継ぎ方をやってみますね。
新しい糸をつけます。
最初赤の糸をつけたのと全く同じやり方で糸を出します。
白を1段挟み……と進めます。
最後の色クリーム色を3段これから入れていきます。
慎重に最後かがっていきます。
広いところも狭いところも同じ本数を入れて仕上げますので均等に入れるように心がけて下さい。
小さな輪で作ってる方は私と同じだけの本数は入りませんからクリーム色の本数を少し減らして1本か2本しか入らないという事もあると思います。
逆に輪の大きな方はもっとたくさん本数が入りますのでちょっとクリーム色を増やして仕上げて下さい。
なるほど。
各自の輪のサイズに合わせて判断して下さい。
終わり方は縁のところを取らずにここから針を入れていきます。
出てくるところがもうありませんので自分でちょっとこう…糸はきちんと並ぶように整えて引きます。
今この割ったところで返し針をしてあげると…。
上に糸をかぶせて整えてあげるともう目立たなくなります。
これで糸を切って完成ですね。
あの…大西さん相当幅が狭いところが出てきてるんですけど。
針と糸は意外と融通が利きますので頑張って詰めていくと思ったよりは入ると思います。
なるほど。
はいそうそう。
できた。
そこで根元で切れば完成です。
う〜んよいしょ。
できた!は〜完成で〜す。
完成です。
できました。
やった〜。
わっすっごいかわいいこれ。
中指に。
ちょうどですねゆびぬきに。
うわ〜すごい。
ホントにあの…糸で見てたらまさかこんなふうになるって想像できなかったんで。
すごくきれいな仕上がりでもう満足です。
色鮮やかなかわいらしいゆびぬき。
いろいろなところで使いたいですよね。
違った雰囲気に。
…もおしゃれですよ。
つるせば…ゆびぬきを今日は作り方を教えて頂いたんですけど実際に自分で色を選んでみてそれが出来上がっていくこのプロセスでどんどん表情が変わっていくじゃないですか。
出来上がった…もう最後にできたものに対する何かこう…愛着感というのがすごくて。
また違う色でどんどんチャレンジしてみたいなって思いました。
ゆびぬきは材料も作業場所もちょっとで済みますし自分の好きな色でお洋服ごとに季節ごとにたくさん作って楽しんで頂きたいと思います。
今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
今回ご紹介した「加賀のゆびぬき」。
作り方は「すてきにハンドメイド」テキスト10月号にも載っています。
次回は…月末には2夜連続の特集です。
東京と大阪の番組出演者が一堂に会してカーディガンコートに挑戦しますよ。
放送は…是非ご覧下さい。
(テーマ音楽)2014/10/21(火) 10:15〜10:40
NHK総合1・神戸
すてきにハンドメイド「カラフルな手のアクセント 加賀のゆびぬき」[字]
「和テイスト」のハンドメイド。今回はカラフルな幾何学模様がおしゃれで「指輪」にもなる「ゆびぬき」。奥野史子さんが金沢で加賀ゆびぬき作家・大西由紀子さんに習う。
詳細情報
番組内容
10月は「和テイスト」のハンドメイドを特集。今回はカラフルな糸の幾何学模様がおしゃれで「指輪」にもアレンジできる「加賀ゆびぬき」を奥野史子さんが金沢で習う。「加賀ゆびぬき」は、加賀友禅の着物を縫う時の余り糸で作られていた裁縫道具。糸の色数や糸をかける幅で無限に変化する楽しさがある。加賀ゆびぬき作家・大西由紀子さんが初心者でも取り組める伝統模様の「青海波(せいがいは)」で伝授。
出演者
【ゲスト】奥野史子,【講師】加賀ゆびぬき作家…大西由紀子,【語り】杉浦圭子
ジャンル :
情報/ワイドショー – ファッション
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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