東北発☆未来塾「岩佐大輝 IT農業のチカラ “畑復活”へ イバラの道」 2014.10.20

どうも!「東北発☆未来塾」応援団長のサンドウィッチマンです。
どうも!さあ今月のテーマは…どうした?何?分からないよ。
何「マナティ」って?マナティ農業じゃないの?違います。
IT。
ITか。
「IT農業」とはですねコンピューターなどを駆使した新しいタイプの農業ね。
そのIT農業の旗手岩佐大輝さんから塾生たちに宿題が出されたんだよね。
分かってるじゃん。
皆さんには…つまり3つのチームに分かれて農家を訪ねます。
なかなか難しい課題ですね。
まあね。
でもわざわざ嵐の中に行かなくてもいいんじゃない?雨降ってますね。
晴れてる日もあるでしょ。
そういう日に行ったほうがいい。
わざわざ半ズボンでバラの中を行かなくても…。
これは彼らのミスだね。
血だらけになりますからね。
大変ですよ。
わざわざ伊達みたいな怖そうな人の所に行かなくてもいいじゃない。
怖そうじゃないでしょ。
目の奥は優しいですよ。
ホントに?わざわざ行くからいいんです。
こういう所は。
東北の農家の課題を目の当たりにして塾生が悪戦苦闘する未来塾。
(2人)スタートです。
「東北発☆未来塾」。
岩佐さんが指示した3か所はこちら。
いずれも震災から立ち直ろうとしている農家です。
阿武隈川下流の岩沼市へと向かうのは農業を専攻する武居史弥さんとフードビジネスを学ぶ金内七彩さん。
稲作地帯であった岩沼市では農地の半分以上が津波で浸水しました。
海水の塩の影響で今もその2割が農地としては使用できない状況です。
ここでいち早く白菜を栽培し大規模経営を目指す農家がいます。
(八巻)おはようございます。
(塾生)おはようございます。
八巻文彦さん。
確かにサンド伊達さんに似てる!耕作する田畑はおよそ60ヘクタール。
農業を諦めた人たちからも土地を預かっています。
今は冬に収穫する白菜の苗作りの真っ最中。
入ってるんで苗が。
震災直後避難先から戻った八巻さんはガレキに潰された自分の畑を目の当たりにしてただぼう然としていたと言います。
そんなとき多くのボランティアが全国から駆けつけガレキの撤去を手伝ってくれました。
塩に強い白菜の栽培を勧める人もいました。
(八巻)今攻め時じゃないって。
(八巻)ハウスのガレキ撤去とかね。
全部してもらえた。
人はやっぱりどんな職業であっても人に助けられて…農業に自信を取り戻しはじめた八巻さん。
今気がかりなのは息子の文紀さんたち次の世代の事です。
(八巻)ちょうど震災のとき息子が高校生で「卒業したらうちの仕事をする」と言われたんだけれども本来はそういう事を言うはずではなかったような息子だったんだけどもやっぱり震災でいろんな形でいろんなものを見ていろんな事を感じ取れたのかな。
今大学2年生なんですけどもその息子に…この地域も含めて…ただ作りました。
岩沼白菜です。
みんな作ってるんでみんな買ってくださいってそうはならないと思うんで。
少ない人数でも岩沼の白菜の良さというものをレシピとか人間関係の中でやれていけたらいいのかなとはいちばん感じてます。
現在安定した農業経営をする八巻さんですが震災の復興予算が減る中次の世代にしっかりと引き継げるのか。
重い課題です。
仙台の隣多賀城市のバラ農家を訪れるよう指示されたのはフードビジネスを勉強中の高橋奏映さんと起業家を目指す毎熊優介さん。
暑いハウスの中での作業だと聞いてこの格好。
バラにトゲは付き物。
(笑い声)半ズボンはもちろんNGです。
大江富之さんはバラ農家の3代目。
相場の倍の値段で取り引きされる高い品質のバラを栽培しています。
大江さんは長年の研究の結果極めて高濃度の肥料で育てる方法を確立しました。
そのため震災後もしっかり得意先を確保しています。
独自の技術を持つ大江さんでも震災直後バラ農家を続けていく事に迷いました。
(大江)津波のときに…正直思ってて。
「何で?こんなの」って言って。
実は…「ここ来たんです」って言うから…人を笑顔にするためにバラの品質を上げ続けるという大江さんの迫力に塾生2人圧倒されました。
課題への解決策を考えようとした2人。
大変な事に気付きました。
大江さんから課題を聞いてこなかったのです。
お疲れさまです。
(塾生たち)お疲れさまです。
どう調子は?課題は?
(毎熊)う〜んそれが…なんか難しいなあ。
あんまり思い浮かばないんですよね。
バラにこだわって作ってるからそれはそれでいいのかなって。
恐らく2人は農家さんの生き方とか方向性とかそういったものに結構心打たれて帰ってきてるんだろうねきっとね。
それはそれですごくすばらしい事なんだよね。
それを尊重しつつ…。
じゃあ今回は「農業を経営として産業化する」みたいなそういったのも1つの課題だから。
どうやったらもう少し経営がよくなるかっていう事を考えてみようか。
まあちょっと思い悩んでみてよ。
(毎熊)はい。
頑張ってください。
(2人)はい。
「頑張って」と言われても力強い大江さんの姿しか思い浮かびません。
(高橋)大江さんのとこのというのではなく…うん…。
突然ですがここで岩佐大輝の特別講義。
すぐに使える農業経営のコツです。
農業生産っていうのはあらゆる事をいろんな工夫をしても必ずいいものと悪いものがある程度の分布で出るから…こんなにいいイチゴばっかり取れるのって言ったらそうじゃないわけだよね。
やっぱりちっちゃいイチゴも取れるわけだ。
どうしても10個に1個や2個はこんないい形じゃないものがあるわけですよ。
これは逆に言うと一株に1つぐらいしか取れない最高級イチゴなんですよ。
他のイチゴはどうする?どうやってお客さんに売る?1つあるよね。
加工で売る。
そう。
じゃあ生のまま売りたいときどうする?
(玉村)別のそれこそ何て言うんでしょう。
B級ランキングとかあるじゃないですか。
そういうものの形式に変え売り出す。
正しい。
そう。
ミガキイチゴは香りがよくて甘くて大きい形がいいと売ってるのにそれにミガキイチゴを売ったらこれがダメになっちゃうっていう話だよね。
本体が。
まさにそのとおりで…例えば1つの方法としては…。
こういったセカンドブランドを作るという売り方があるんですね。
ちょっと回してください。
渡されたのは岩佐さんのイチゴのパッケージに貼るシール。
これで品質を表します。
最高級の1粒1,000円のイチゴと厳密に区別しながらも高級イメージを残しより高い値をつけようという戦略です。
皆さんの提案のときにいいものはこういうふうにするけど悪いものはこういうふうにして売るっていう提案も必要かもしれないね。
あるいはいいものだけをそうするのか。
悪いものも全部含めてこういうふうに売りましょうというもし提案をしてしまうとそこの農家さんブランドを作れないかもしれない。
これをまず気を付けるという事ですね。
「IT農業のチカラ」ゴールデンルール。
バラ農家から課題を聞かず悩んでいた2人。
岩佐さんの講義から何かを感じ取ったようです。
東北一のイチゴ産地だった亘理町に送り込まれたペアはこちら。
ITや経営を勉強する玉村ひまりさんと農業を学ぶ末永智大さんです。
大津波によってイチゴを栽培していた土地の9割が浸水しました。
海の塩のためイチゴを土に直接植えたのでは育たなくなりました。
そこで雇用の場を生みだそうと3年前から京都の会社が塩に強いトマトを栽培しています。
2人が訪れた日は運悪く大荒れの天気。
でも震災前はここまで風が強くなかったと言います。
(塾生)こんにちは。
(西)こんにちは。
よろしくお願いします。
よろしくお願い致します。
地元の農家と共にトマト栽培に取り組む…
(西)あっち見て頂くと防風林が全部なくなっちゃってるんです。
(西)ここのトマトちょっと不思議じゃないですか?
(西)中割ってみるとほらちょっと変わってるの。
そうなんですよ。
これがほとんどない。
(西)食べてみてください。
食べてみていいですか。
トマトはすべてジュースやケチャップなどの加工品になります。
1年間にジュース6万本分の量を収穫。
ここで大学で野菜の栽培方法を学ぶ末永さんから鋭い質問。
…というふうに思ってます。
(玉村)いいんですか?うれしい。
2人が見つけた課題は売り上げを伸ばす新商品開発。
頂きました。
早速もらってきたトマトジュースを飲んでみます。
(末永)結構…。
あっ。
そんな感じ。
ホントに。
おいしい。
これを例えば1本自分で毎日飲み続けるかっていったらちょっとやっぱり…ちまたにはトマトを使った商品が既にいろいろあります。
ライバルに差をつける画期的な商品アイデアを2人は生みだせるのか。
東北の農家のいろんな現状が見えてきたね。
そうですね。
さあそしていよいよ次回は塾生が農家の課題を克服するアイデアをプレゼンします。
あっ伊達もプレゼン聞きに行ったの?僕じゃないです。
白菜農家の八巻さんでしょ。
似てるから分からなかった。
でも直接農家さんたちの前でプレゼンするのはちょっと緊張するんじゃない?緊張するでしょうね。
さらに東京と九州から岩佐さんの仲間が参加して厳しくチェックします。
こんな状況で塾生たちしゃべれるの?それがねこわもての農家も納得のプレゼンが登場します。
おっ!その様子は次回たっぷりと。
(2人)お見逃しなく!
(テーマ音楽)2014/10/20(月) 23:00〜23:20
NHKEテレ1大阪
東北発☆未来塾「岩佐大輝 IT農業のチカラ “畑復活”へ イバラの道」[解][字]

一粒千円のイチゴを作った岩佐大輝さんが、塾生たちに難しい課題を。「農家の課題を探り、解決策をプレゼンせよ」。3チームに分かれて宮城の農家を訪ねるが…語り川島海荷

詳細情報
番組内容
IT農業家・岩佐大輝さんから出された課題を克服するために、塾生たちは、白菜・バラ・トマトの農家を訪ねる。しかし、それぞれに難問を抱えることに。白菜農家では、次世代に引き継げる農業。トマト農家では、売り上げを伸ばす新商品開発。バラ農家では…。悩む塾生たちに対して、岩佐さんは特別講義で大きなヒントをだす。はたして農家を納得させるアイデアはでてくるのか!? 【応援団長】サンドウィッチマン【語り】川島海荷
出演者
【出演】農業生産法人GRA 代表取締役CEO…岩佐大輝,サンドウィッチマン,【語り】川島海荷

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸
情報/ワイドショー – グルメ・料理

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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日本語
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