news every. 2014.10.20

この時間は午後6時15分まで字幕放送をお送りします。
一日で閣僚が2人も辞任するという異常事態が起きています。
まずはきょうの午前中、小渕経済産業大臣が、みずからの政治資金の問題を巡り、辞任しました。
午後になって、うちわを配布したことが、公職選挙法違反だと指摘されていた松島法務大臣が辞任。
看板に掲げていた女性閣僚の相次ぐ辞任で、
午後2時前。
2人の辞任を受け、厳しい表情で記者団の取材に応じた安倍総理。
お2人を任命したのは私であり、任命責任は、総理大臣である私にあります。
こうした事態になったこと、国民の皆様に深くおわびを申し上げるしだいであります。
おととしの政権発足以降、問題発覚による閣僚辞任もなく、おおむね順調だった第2次安倍政権。
しかし、NNNがこの週末に行った世論調査では、内閣支持率は47.5%となり、再び5割を割り込んでいます。
初めての閣僚辞任は、政権にとって大きなダメージとなります。
こういう形になった以上、すべてが甘かったんだと思います。
私自身の責任は重いと思っています。
小渕経済産業大臣の辞任の原因の一つとなったのは、明治座で行われた観劇会。
これは、その領収証のコピーです。
2010年の場合、小渕優子後援会と、自由民主党群馬県ふるさと親交支部が、合わせておよそ1689万円を支払っています。
小渕大臣の説明によると、およそ2000人の参加者から、1万円2000円ずつ、合わせて2400万円を受け取っていたといいます。
しかし。
実費として徴収した収入が過少に記載され、不記載となっているものが多額に上っていると思われます。
収入と支出の双方について、果たしてその実態があったのかいなか、私自身、大きな疑念を持ったところであり。
小渕大臣は、私自身が分からないことが多すぎるとして、今後、弁護士など、第三者の専門家を入れ、調査を行う考えを示しました。
一方で、議員辞職については否定しました。
大臣の職は辞することになりますが、議員として、しっかりこの政治家としての説明責任を果たしていきたいと考えています。
女性の活躍を看板に掲げる安倍政権。
その象徴的な存在として、女性初の経済産業大臣に就任したのが小渕大臣でした。
また、川内原発の再稼働を巡っては、鹿児島県の県議会が、小渕経済産業大臣に直接、県民に説明するよう要請し、小渕大臣も訪問を検討する考えを示していました。
必要であれば、ご要請があるようでしたら、いつでもお伺いする準備ができているということを申し上げてまいりました。
本日は、議長さんから頂きましたご要望、大変重く、しっかり受け止めさせていただきたいというふうに思います。
辞任により、こうした政策も大きな影響を受ける可能性があります。
安倍内閣の一員として、経済の再生、女性の輝く社会の実現、その他さまざまな課題に対し、何一つ貢献ができなかったことを、心から申し訳なく、おわびを申し上げたいと思います。
一方、みずからの選挙区でうちわを配布したことが、公職選挙法違反に当たると指摘され、民主党から刑事告発されていた松島法務大臣。
これまで、大臣を続ける考えを示してきましたが、小渕大臣の辞任に続く形で、結局、辞任しました。
私自身、法に触れることをしたとは考えておりませんが、とにかく私の問題で、国政を停滞させてはならない、その思いで、法務大臣を辞職することにいたしました。
確かに、形のうえで、うちわかといわれれば、うちわの形は、持つ所もありますし、していると思います。
あの、そういう問題になる、寄付行為だとは思っていません。
東京地検特捜部は、松島大臣が選挙区でうちわを配布したことが、公職選挙法違反に当たるとの刑事告発について、きょう、受理しました。
今後、刑事責任について慎重に捜査する方針です。
小渕大臣の中身をよく存じているわけでもございませんし、それはそれ、私は私で、全然別個の問題でございます。
結果的に同じ日になったのかもしれませんけれども、別に連絡取り合ったわけでも何もありませんから。
1日で2人の大臣が辞任するという異例の事態。
今回、小渕大臣だけでなく、これまで続投の考えを示してきた、松島大臣も辞任することについて、自民党内からはこんな見方が出ています。
2006年に誕生した、第1次安倍政権。
佐田元行革担当大臣、松岡元農水大臣ら、5人の大臣が、事務所費の問題や失言などで、ドミノ倒しのように次々と辞任し、政権崩壊の引き金となりました。
今回、2人の大臣交代に踏み切った背景には、批判を受ける閣僚を同時に交代させ、速やかに事態を収拾したほうが、野党から追及を受け続けるよりも、政権へのダメージを小さくできるとの判断があったと見られます。
どうせ辞めるなら、同じタイミングでということだ。
2人の閣僚を辞任へと追い込んだ野党側は、勢いづいています。
まだまだ納得がいきません。
政倫審でしっかりと説明することを通じて、国民に対する説明責任を果たすべきではないだろうかというふうに思っています。
安倍総理の任命責任というものが問われる事象ではないかと思います。
一方、2人の後任人事について、安倍総理は。
後任には、今回の出来事も踏まえまして、国民の皆様の信頼をうる、そしてそれぞれの分野に通じた方を、選びたいと思っています。
きょう中に選びたいと思っています。
おととしの第2次政権発足以来、初めてともいえる危機を向かえた安倍総理。
厳しい局面が続くことになります。
ここで速報です。
辞任した小渕経済産業大臣の後任に、宮沢洋一参議院議員が内定しました。
財政政策などに詳しく、党の税制調査会の幹部です。
政策通であることを評価され、起用されたと見られています。
小渕経済産業大臣の後任に、宮沢洋一参議院議員が内定しました。
それでは、最新情報を伝えてもらいます。
総理官邸前から中継です、竹内さん。
今もありましたとおり、小渕経済産業大臣の後任に、宮沢洋一参議院議員を充てることが分かりました。
宮沢洋一議員は、宮沢喜一元総理大臣のおいで、岸田外務大臣はいとこです。
大蔵省に勤めたあと、衆議院議員に転じて3回当選。
内閣府の副大臣を経験しました。
現在は参議院議員で財政政策などに詳しく、党の税制調査会の幹部です。
政策通であることを評価され、起用されるものと見られます。
一方、法務大臣については、上川陽子衆議院議員の名前が挙がっています。
政府高官は、午後7時をメドに、大臣の後任2人を官邸に呼ぶ方向で調整しているということを明らかにしています。
番組内、入りましたら、法務大臣のほうもお伝えしていきたいと思うんですけれども、こういった後任の人選が進む一方で、野党は今後、どのように対応していくんでしょうか?
民主党の海江田代表は、総理の任命責任を含め、引き続き追及していく方針です。
1日に2人の大臣が辞任をするという、極めて異例でございます。
総理の任命責任というものが、改めて問われることになろうかと思います。
このように野党側は、対決姿勢を強めていて、法案の審議に遅れが出ることは確実です。
安倍総理は、早急に体制を立て直したい考えですが、やはり、看板閣僚が辞任したダメージは大きく、厳しい局面が続くことになります。
以上、総理官邸前でした。
富士山の噴火に備え、静岡、山梨、神奈川の3県がきのう、合同では初となる大規模な訓練を実施しました。
しかし、御嶽山の噴火で、登山者の安全を守る訓練は見送られました。
残る課題を取材しました。
世界遺産に登録され、世界的な観光名所となった富士山。
きょう、5合目を訪れると、ある異変が起きていました。
きょうも多くの人でにぎわっているんですが、目立つのは、外国人観光客の姿です。
地元の人によると、先月、御嶽山が噴火して以降、日本人観光客は減っているというのです。
土産物店の2階に案内してもらうと。
大体この辺にそろえてあるんですけど。
噴火などに対応するための物資が、常備されていました。
御嶽山の噴火を受けて、こうした備品を増やすことにしたといいます。
われわれも、こういう常日頃に、こういうことを十分、考えていかなければならないと思っております。
大丈夫ですか?
きのう、富士山を囲む3つの県と国などが行った合同避難訓練。
噴火の前兆が1、2か月前に確認され、その後、大規模な噴火が起きたとの想定で行われました。
これは、今後起こりうる、富士山の噴火を、私たちが映像化したもの。
溶岩は周辺の町に流れ込むだけでなく、東海道新幹線や高速道路にも押し寄せ、交通網はまひ。
国などの予測では、静岡県と山梨県だけで30万人近い人が、町を離れ、避難する必要があるとされています。
また、火山灰は東京都や千葉県にも。
ビー玉ほどの大きさの噴石は、およそ60キロ離れた、神奈川県厚木市まで飛んでくるとされています。
国などが、ことし2月に作成した避難計画に基づいて行われた今回の訓練。
住民からは、御嶽山の噴火を意識した声が聞かれました。
御嶽山の災害がなかったら、ただ参加っていうだけでしたけど、今回はやっぱり、どうしたらいいのかなというふうなことは少し考えて、今回、参加さしていただきました。
ああいうのが来たら、大変だなと思いますよね。
噴火を予知できず、多くの登山客が巻き込まれ、56人が亡くなった御嶽山。
一方、富士山は噴火が予知できるとされ、今回の訓練も、住民の避難が中心でした。
しかし、御嶽山のケースで、噴火の予知の難しさが露呈したため、山梨県などは、今後、予知できない噴火への備えも検討する方針です。
上にもかなりの観光客がいるというような場合には、その観光客の避難を、まず考えなきゃいかんわけでありまして、シェルターを作るとかですね、そういうことも当然ありましょうし、何よりもそれぞれの山小屋には、ヘルメットとかマスクとか、そういうものはしっかり装備をしなければいけないということがありますし。
1979年の噴火で、3人が亡くなった阿蘇山では、その後、シェルターが15か所整備されました。
しかし、山頂を目指す人だけでも、毎年およそ30万人いる富士山で、十分な数のシェルターを整備するのは難しく、世界遺産に求められる、景観の保護も考えなければなりません。
富士山周辺の観光施設でも、防災への意識が高まっています。
富士山の眺めが売りというこちらの施設では、いざというときには、宴会場などを避難所として開放することにしています。
入り口には、毛布やヘルメットなどが準備されていました。
御嶽山の噴火では、やはり富士山の噴火に対しての意識っていうのは、皆、やはり強くなりましたね。
噴火への備えをどうするのか。
私たち一人一人が、日頃から考える必要が出てきています。
早ければ今月中に、外務省の担当者らを北朝鮮に派遣します。
菅官房長官は、北朝鮮による拉致被害者らの調査状況を確認するため、早ければ今月中に外務省の担当者らをピョンヤンに派遣し、特別調査委員会の責任ある立場の人物から、直接説明を受けると明らかにしました。
拉致被害者の家族などからは、懸念の声が上がりましたが、菅長官は、わが国として拉致問題が最優先であることを、直接強調するのは、意味があることだと、派遣の意義を説明しました。
ここで改めてお伝えしてまいります。
辞任した小渕経済産業大臣の後任に、宮沢洋一参議院議員が内定しました。
財政政策などに詳しく、党の税制調査会の幹部です。
政策通であることを評価され、起用されたと見られています。
法務大臣については、新しい情報が入ってきました。
上川陽子衆議院議員ということです。
後任の法務大臣には、上川陽子衆議院議員が、内定したという情報が今、入ってまいりました。
これで法務大臣、そして経済産業大臣の2人が、新たに内定したということになります。
改めてお伝えします。
辞任した小渕経済産業大臣の後任には、宮沢洋一参議院議員が内定しました。
そして松島法務大臣の後任には、上川陽子衆議院議員が内定したということです。
上川氏は福田内閣で、少子化担当大臣を経験しています。
2014/10/20(月) 17:53〜18:15
読売テレビ1
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藤井貴彦、陣内貴美子が伝えます。わかりやすいニュースをいち早く…スポーツ芸能そしてお得な生活情報も▽番組テーマはミンナが生きやすく。

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藤井貴彦
陣内貴美子ほか
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