情報ライブ ミヤネ屋 2014.10.20

こんにちは。
10月20日月曜日、情報ライブミヤネ屋です。
大変なことになってきました。
政権の影響は計り知れません。
みずからの政治資金の問題を巡り、小渕優子経済産業大臣が、きょう辞任しまして、さらに、みずからの選挙区でうちわを配布したことが、公職選挙法に違反しているとして、刑事告発された松島みどり法務大臣も辞任しました、先ほど。
安倍政権の目玉閣僚だった2人だけに、政権にとっては大きなダメージになりそうです。
第1次安倍政権下のような辞任ドミノ再来というふうになってしまうんでしょうか。
先ほど、松島法務大臣が総理官邸へと入った。
辞表を提出されるということでよろしいでしょうか?
うちわ問題での責任を取り、辞表を提出した松島大臣。
女性閣僚の相次ぐ辞任で、安倍政権は混乱の一日を迎えている。
今、警護の車が先導しています。
後ろにワンボックス風の黒い車。
こちらの車に、小渕経済産業大臣が乗っているものと見られます。
きょうは一日、ホテルで調査をしていたということです。
後部シートに乗っていたでしょうか、ちょっと影が見受けられましたけど、今、小渕大臣を乗せたと見られる車がホテルを出ました。
けさは、政治資金問題の渦中にある小渕経済産業大臣が。
総理には、きょう、辞意をお伝えになるんですか?
辞表を安倍総理に提出し、了承された。
就任僅か1か月余りで、目玉閣僚を失った安倍政権。
安倍内閣の一因として、さまざまな課題に対し、何一つ貢献ができなかったことを、心から申し訳なく、おわびを申し上げたいと思います。
なぜ今まで、これまで気付くことができなかったのか。
もう一度お願いします。
今回の問題に、なぜこれまで気付くことができなかったのか。
時折、声を詰まらせながらの辞任会見。
その一方で。
ご自身の責任という面については、どのようにお感じなんでしょうか?
決して他人事だという思いではありません。
ただ本当に申し訳ないのですが、私自身が分からないことが多すぎます。
無念と困惑がかいま見えたその会見終了から、1時間半後。
今度は松島法務大臣が辞任の意向を固めたとの一報が飛び込んできた。
総理、松島大臣の処遇については、どうお考えでしょうか?
安倍政権が危惧していた辞任ドミノが再び始まったのか。
安倍政権にとって、9月の改造内閣のシンボルとも呼べる存在だった、小渕経済産業大臣。
総理大臣を父に持つ生っ粋のサラブレッドであり、父の意思を継ぎ、僅か26歳で政界入り。
戦後最年少の34歳で初入閣し、家庭では2人の子どもを育てる母親。
順調にキャリアを積むそのイメージは、まさにクリーンそのものだったはずなのだが。
知らなかったでは済まされないだけの、大きな額の問題であるという認識はございますか?
知らなかったでは済まされないという思いでおります。
2007年から、後援会主催で行われていた観劇会について、参加者から集めた金額が、劇場への支払い金額に比べ、大幅に下回っていたことや、収支報告書に全く記載がなかったことが判明。
その追及を受けると、小渕氏は防戦一方に。
これは驚きですよ。
開催したとおっしゃったにも関わらず、収入も収支も支出も記載されていないんです。
これはどう説明されますか?
その収支について、今回、記載がないということにつきましても、今回の報道によりまして知ったところであります。
きわめて違法性の高い管理をしてると、こういうご認識ありますか?
やはりこの差額というものがどうして発生しているのか、そういうところも含めて、しっかり調べさせていただきたいと思います。
さらにベビー用品や下仁田ネギなどを政治資金で購入していた問題については。
政治資金報告書によりますと、著名デザイナーズのブランドであるとか、それからベビー用品、化粧品、おもちゃ、ストール、それからご地元であられます下仁田ネギ、それからアクセサリー、葉巻、ハンドバッグなどなど、こういったものが支出されている、政治資金から支出をするということは、これは公私混同ではないですか?
決して公私混同して買い求めたものではないというふうに思っていますけれども、ただ、今の段階で一つ一つ、私が確認をできていませんので、これにつきましては、しっかり確認をさせていただきたいと思います。
おととい、訪問先のイタリアから帰国した安倍総理。
かつて、第1次安倍政権で噴出した政治とカネの問題で、まさか今回も自身が最も期待を寄せる大臣によって、再び火種となろうと想像できただろうか。
つい先ほど、辞任した小渕優子経済産業大臣の地元、群馬県中之条町にやって来ました。
父、小渕恵三元総理の代から続く地盤であるこの町の皆さんは、今回の辞任、どう受け止めているんでしょうか?
後援会事務所を訪ねてみると。
大臣の辞任を受けまして、ちょっとお話を伺いたいんですが。
高崎事務所のほうに所長がおりますので。
責任者不在のため、コメントはもらえなかった。
一方、地元の有権者からは、落胆の声が。
私なんか群馬だからね、残念で。
期待してたのにね。
優子さん、そんなことをする人と思わなかったね。
この小さな町から出られた方なので、特別な感じはやっぱりすごく大きかったです。
就任されたばかりで、これだったんで、早いなって、辞任はしょうがないのかなって。
この週末、経済産業大臣としての公務を急きょ、キャンセルし、みずからの問題への調査に費やした小渕氏。
おととい、硬い表情で経済産業省に入る際には、改めて調査についての決意を明らかにしていた。
今回の政治資金の問題の責任を取って、辞任を表明する考えはございますでしょうか?
今、私とその政治資金に関わるさまざまな問題について、現在は調査をしっかりやっているというところです。
今のところは辞任のお考えはないということでよろしいでしょうか?
今、私がやらなければならないことは、私自身の政治資金のことに関する問題のために、しっかり調査をすることだと思います。
すでに総理とは連絡、やり取りはされてるんですか?
そしてきょう。
総理、小渕大臣の処遇は、きょう判断されるお考えでしょうか?
おはよう。
と、記者の質問には答えなかった安倍総理。
その10分後、姿を現したのは小渕大臣。
総理にはきょう辞意をお伝えになられるお考えでしょうか?
無言で立ち去った小渕大臣が向かった先は、安倍総理のもと。
辞表を提出したという。
そして行われた記者会見。
このたびは私の関係する政治資金団体の収支報告書の記載に際して、さまざまな疑問を提示されました。
大変お騒がせをしてしまったこと、ご心配をおかけしていることに対し、心からのお詫びを申し上げます。
みずからの政治資金の問題を巡り、深々と頭を下げ、謝罪した小渕大臣。
その上で、下仁田ねぎなど物品を政治資金で購入したことについては。
政治活動でおつきあいのある県外の方への贈答であり、なおかつ地元の名産を紹介することは、地元群馬の振興にもつながるものと思っておりました。
関係者に品物を送るのは、個人としての社交であるから、ポケットマネーで行うべきであるとのご指摘がありますが、会社や団体が経済活動の中で、関係者に経費で社交儀礼するのと同じく、政治家が政治活動を行う中で、さまざまな人と交流を持ち、人脈を広げていくことは、重要な仕事の一つであり、政治活動の経費として認められるものと思っています。
そして、後援会が開催した観劇会で、劇場側への支払いと、参加者から集めた金額が大きく食い違っていることや、収支が、収支報告書に記載されていない問題については、こう釈明した。
参加された方や事務所の関係者から、皆さん実費を頂いていると聞いておりましたので、そもそも後援会などが、参加費の全部または一部を、肩代わりしているとは思っていませんでした。
参加者から参加費をもらっていることは認めたうえで、収支報告書の記載については、小渕大臣自身も大きな疑問を抱いているという。
実費として徴収した収入が過少に記載され、不記載となっているものが多額に上っていると思われます。
1万2000円かける2000名イコール2400万円の観劇代の参加費用が収入に計上されていなくてはならないことになります。
しかしながら、平成22年は372万8000円、平成23年は369万3000円となっています。
平成24年に至っては、収入も支出も計上されておりません。
これではご指摘を受けているとおり、大きな疑念があるといわざるをえません。
その上で、自身の監督責任については。
すべてが甘かったんだと思います。
私自身の責任は重いと思っています。
すべてを明らかにして、皆様方にご理解をいただくことができないことは、私もじくじたる思いでおりますが、正直申し上げて、その全体像が分からない、すべてが分かっているわけではない。
ですので、第三者も入れて、中立的な方に入っていただいて、一から見ていただく、調べていただくしかないと。
今後、外部から弁護士など、第三者の専門家を入れて、調査を行う考えを示した小渕大臣。
総理からは、どのようなことばがあったんですか?
このようなことになってしまったことについて、総理におわびを申し上げました。
公式にお話される機会があるのかないのか分かりませんが、総理のコメントはそちらから聞いていただければと思います。
そして最後に、みずからの進退について。
政治家としてはすべて、一から出直そうと思っています。
もう一度、ゼロからその信頼関係を、その信頼を取り戻していけるように、出直しの気持ちでやっていきたいと思います。
それではこれで終わります。
ありがとうございました。
大変お世話になりました。
議員辞職はしない考えを明らかにし、小渕大臣は会場を立ち去った。
そして先ほど、安倍政権にさらなる激震が。
うちわ問題の渦中にあった松島法務大臣が、安倍総理に辞表を提出した。
うちわの形をしているといわれればそうです。
松島法務大臣は、みずからの選挙区でうちわを配布したと指摘されている問題で、価値ある品物の配布を禁じた公職選挙法に違反しているとして、東京地検に刑事告発されていた。
私の本意ではございませんので、今後、配布はいたしません。
この問題では、松島大臣はこれまで、無料で配られているものに類するもので、価値ある品物の配布には当たらないと釈明していた。
恐れていた辞任ドミノ、さらに続くことになるのか。
そして、安倍総理大臣が先ほど、会見を行いましたので、そちらもご覧いただきます。
本日、小渕大臣と松島大臣が立て続けに辞任されました。
そのことに関して、総理の受け止めと、またご自身の任命責任について、どのようにお考えか、お願いいたします。
先ほど、小渕経済産業大臣と松島法務大臣から、辞表が提出されました。
お2人からは、みずからの問題によって、政治に、行政に、遅滞をもたらすことは許されない。
よって、辞任したいと。
経済再生、そして女性が輝く社会を作っていくうえにおいて、貢献できずに大変申し訳なかったというお話がございました。
私はお2人の意思を尊重して、辞表を受理いたしました。
お2人を任命したのは私であり、任命責任は総理大臣である私にあります。
こうした事態になったこと、国民の皆様に深くおわびを申し上げるしだいであります。
政治において、行政において、難問が山積しています。
まさに政治の遅滞は許されないわけでありまして、後任を急ぎ選定いたしまして、直ちにそうした課題に取り組んでいきたいと思います。
後任にはどのような方がふさわしいとお思いでしょうか?
後任には、今回の出来事も踏まえまして、国民の皆様の信頼を得る、そして、それぞれの分野に通じた方を選びたいと思っています。
いつごろまでにお決めになるご予定でしょうか?
きょう中に選びたいと思っています。
きょう中に新しい大臣を発表されるということでよろしいんでしょうか?
基本的にですね、きょう中に新しい大臣を選びたいと思います。
新しい大臣は女性の中から、また選ぼうというご方針でいらっしゃるんでしょうか?
それぞれ法務大臣、あるいは経済産業大臣にふさわしい方、選んでいきたいと思います。
男女問わずに選んでいくというお考えでよろしいですか?
もちろん、女性の輝く社会を作っていくといううえにおいて、女性の閣僚という存在意義は、もちろん私も十分認識をしております。
そのうえにおいて、適材適所に任命していきたいと思います。
具体的な人の名前は?
まさにこれから、よく考えていきたいと思います。
会見、終わります。
ありがとうございました。
東京のスタジオには、日本テレビ解説委員の青山さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まあ今回は、内閣改造の怖さをまざまざと見せつけられましたね。
そうですね。
あの内閣改造から1か月半で、5人登用して、女性が輝く社会を目指すとして、目玉ですよね、今回の内閣改造の。
そのうち2人が一気に辞任に追い込まれるという、非常に厳しい事態になったと言わざるをえないですよね。
このあと、2時半から松島法務大臣も、辞任に関する会見をするといわれていますが、それに先立って、安倍総理大臣が囲みの会見をしたと、これは何か意味があるんでしょうか?
やはり安倍総理大臣も、当然この事態を重く受け止めているわけですね。
やはり任命権者として自分が責任があるということ、そして国民におわびをするという姿勢を見せるということなんですけれども、記者も、後任人事もいいんですけど、今回の疑惑について、総理がどのように受け止めてるのとか、もうちょっと厳しく突っ込んでもらいたかったですね。
さて、その政治資金の問題なんですが、まず観劇会、明治座。
小渕大臣の関係する政治団体が、明治座に支払った費用というのが、およそ3385万円です。
一方、参加者から受け取っている金額がおよそ742万円。
これ、2年間での額ですが、この差額、およそ2643万円を肩代わりしていたということになりますと、これは利益供与となりまして、公職選挙法違反の疑いが出てきます。
これに関して、小渕大臣はきょうの辞任会見で、会費を1人1万2000円もらっている。
2年間で延べおよそ4000人の参加者があったので、およそ4800万円の参加費があったはずだとしています。
収支報告書の記載は不適切であり、収入、支出の両面で第三者機関にチェックを依頼しているという説明がありました。
だからこれは、春川さん、肩代わりはしてないよと、いわゆる記載ミスというか、記載漏れっていることなんでしょうか?
まあそういうふうにおっしゃってるわけですよね。
そうしたら、じゃあそのお金はどこ行ったんだという話になるでしょうし、私はやっぱり、きょうの小渕さんの記者会見を聞いてて、納得いく説明だったと思えないし、この時点で、もう早くも第三者を入れてやるということは、自分たちのスタッフを全然信用してないことなのかなということとともに、小渕さんは自分でもおっしゃってましたけど、全然なんにも把握されていなかったということでしょうね。
青山さん、春川さんもおっしゃいましたし、小渕さんの会見見てても、全く知らなかったというか、いわゆる隠蔽ではなくて、いいかげんだったということですよね、これ。
全くそのとおりですね。
小渕大臣は、とにかく変な言い訳や言い逃れはしたくないという思いは強くは持っていたようなんです。
そこできょうも私自身が分からないことが多すぎると、はっきり言うと、とても恥ずかしいことをみずから吐露したわけですね。
そんなことがあっちゃいけないんですけど、たぶん、事実そうで、本当に小渕さんは後援会がどのような収支を出しているのかなどについて、ノータッチだったと、知らなかったということなんだと思います。
やはりこれでは非常に自分の責任が問われるということは、免れないということですね。
過去、大臣もされてて、今回経産大臣になる、よくその身体検査なんていうことばが出ますけれども、例えば自分が大臣になるにあたって、ちょっと待てよと、収支報告書どうなってるのかなとか、大臣にならなくても、それは大臣関係ないですけども、政治家の方って、日頃ちょっとどうなってるかちょっと見せてとか、ちゃんとなってるなとか、そういうチェックはしないもんなんですかね。
それは本当、今、政治資金、非常に厳しい時代ですから、やはりチェックするのが当然だと言わざるをえないんですが、やはり小渕さんのきょうの会見でも、その信頼するスタッフが何かあれば私のほうに言ってくれるものだと思っていたと、つまり報告ベースで何か言ってきてくれると、待ちの姿勢だったということも、明らかにしているわけですね。
やはりお父さんの後援会を引き継いで、ここまでやってくる中で、どうしても受け身の姿勢でここまで来たということが明らかになったともいえると思いますね。
宮本さん、いわゆる県会議員の方々のいわゆるお金の問題が出ました。
それは切手がどうだとか、金券がどうだったっていうことで、何か隠そうとしているというところがあったんですが、小渕さんの場合は、隠すってことじゃなくて、報告書を見たら一目瞭然で、なんにも見てなかったと。
まあそうですね。
お父様の時代からの後援会の流れっていうのがあって、それでその中で、やっぱりすべて任せてたっていうところなんでしょうね、やっぱり自分自身もこのチェックが足りなかったというとこでしょうね。
青山さん、こうやって見ると、金権政治っていわれた時代があって、昔はあったんでしょう、きっとこういうことが、日常茶飯事で。
もうずっとみんな接待しての、あったんでしょう。
でもこの時代になって、こういうことはもうだめよっていうことになってるんですが、小渕さんはやっぱり、そこのところ、やっぱりなんていうか感じられなかったのか、もう昔ながらのお父さんの時代からの慣例でって感じでやっちゃったんですかね。
そうですね、まず自分が子どものころからいたスタッフという言い方をきょうもしてましたけれども、その人たちをまあ、よく言えば信頼していた、悪く言えば、完全に丸投げしていたということですね。
そうであればやはり政治家としてこのような問題が出てきたときに、このような事態になってしまうということで、やはり政治家としての監督責任、本人も認めていますけれども、重かったということになると思います。
それから私的流用という疑惑もありまして。
小渕大臣が関係する政治団体から2010年からの3年間で、およそ200万円を、小渕大臣の姉夫婦が経営する親族の企業、この企業に関してネクタイやハンカチ、そして姉の著書などの購入費として、およそ200万円充てられていました。
これに関しては親族ゆかりの品は一般の品物と違って、重宝していると説明しています。
さらに民主党の議員からは、ベビー用品やストールなどの購入、そして地元の下仁田ネギなどが支出されているといった指摘がありましたが、これに関してはベビー用品は県外の方の出産祝いなど、そしてストールなどは海外出張した際のお土産、下仁田ネギは地元名産品の紹介は、PRにつながるとして、政治家として人脈を広げていくのは、重要だといった説明がありました。
青山さん、こういうものを自分の選挙区以外の人に贈るということ自体は、これは法に引っ掛かるというものではないですよね?
そうですね。
やはり小渕さんも実際、会見で言っていたように、どんな企業でもお世話になった人にお花を贈ったりとか、お歳暮、お中元贈ったりとかすることはあるとは思うんですね。
やはりそういった政治家という一つの企業のような中で、いろいろな贈り物をしたりとかする要素はあると思うんですね。
ただこれが選挙民に対してやってますと、それは寄付行為であったり、買収の可能性も出てくるということで、違法ということになるわけです。
これ、白石さん、いわゆる法的に違反ではないとはいいながら、僕らはちょっと分からないんですが、いわゆる会社の経費と、政治家の皆さんが国民の税金とか、企業の献金、政治のために使ってくださいよというお金と、会社の経費はイコールなのかどうなのかっていうと、ちょっとね、僕ら分からないですよね。
やはり政治資金としての使い方っていうのは、私は明確になっていないような気がするんで、非常にグレーであいまい。
りかに冠をたださずでやはり親族から買うということは、親族に対しての利益供与ではないかと思われますし、やっぱりそこは避けるべきだと思うんですね。
こういうものをお買いになって、人脈を広げていくのは非常にいいことだと思うんですけど、それであるのであれば、どなたにあげたのか、ここまで明確にしなければ、やはり疑いは払拭できないと思います。
この親族の企業から買ってたりとか、ごきょうだいのところから買ってるっていうのが、春川さん、非常に分かりやすすぎて、恐らく何か腹の中に何かを持っている人なら、こういうことはしないだろうと、もっとうまく隠すんじゃないかと思うんで、非常に分かりやすいって、ひょっとしたらなんの悪意もなく、小渕さんは動いちゃったみたいなところがあると思いますけども。
説明責任みたいなところは出てくるでしょうね。
そうですね。
ここについては、きょうの記者会見でもあまり細かく説明されませんでしたけども、観劇の説明を聞いていると、こちらのほうもね、私はひょっとして、小渕さん自身がそんなに細かく把握してなくて、周りの方々がよかれと思ってやったことが、今の世の中のちょっと、先ほど宮根さんがおっしゃったように昔とは違う政治とカネに対する厳しい見方、そこに対してやっぱりついていけてなかったのかなという気がするんですが、こっちに対してもあんまりご存じなかったんじゃないですかね。
それでなきゃ、第三者委員会って、いきなり言いませんよね。
青山さん、政治家の皆さんって、そんなに頻繁に贈り物したりなんだっていうような、政治資金でされるもんなんですか?
それはいろいろ政治家にもつきあいの広い人、そうでもない人といると思うので、多かれ少なかれという部分だと思うんですが、やはりいろんなところに付け届けする方もいますし、あと例えば外国からの賓客にお土産、プレゼントを渡したりとか、自分が外国行ったときは、それを持っていったりとか、そういうことはあると思うんですね。
ただこれも本当に、要は道義上の問題で、それが行き過ぎていて、本当に例えば親族の会社の売り上げにものすごい貢献するためにやっていたとか、そのあたりの部分になってくると、道義上、いろいろな問題が出てくる可能性はあるとは思いますね。
いわゆる政治資金というのは、政治家の皆さんがもう政治をやっぱり自由にやっていただく、のびのびとやっていただくというところで、明確な線引きみたいなところは、やっぱりしちゃだめなのかもしれないですけど、ここまでくるとルールが要るかもしれないなと、僕は思うんですが、その一方で、小渕さんは、この問題が出た瞬間から、各マスコミが辞任だ、辞任だって言い始めましたよね。
で、小渕さんはひと言もしゃべってないのに、なぜ辞任だ、辞任だってみんな言い始めたんですか?これ。
まずですね、小渕さん本人が委員会での質問などに対して、やはり例えば罪は重いというようなことをみずから認めたりですね、やはり知らなかったでは済まされないというような発言をしていたということもありますし、やはり周辺に対して、そのようなことを伝えていたということが、ある意味、
このあと、松島法務大臣、辞任の会見を行うということなんですが、松島さんは小渕さんの前から、こういう疑惑がありました。
始まりますね、ちょっと見ましょうか。
会見は笑顔で入ってらっしゃいましたけどね。
ただ今から記者会見を始めたいと思います。
まず冒頭、大臣から。
本日、法務大臣の職を辞することといたしました。
わが国の基本法政、法秩序の維持を司る法務大臣の立場にありながら、このところの私の言動によって、国政に遅滞をもたらし、国民の皆様にご迷惑をおかけする事態を招き、大変申し訳ないと考えております。
安倍総理に抜てきしていただき、法務大臣という重職に就任した身として、経済再生をはじめとする、山積する課題に取り組んでいる安倍内閣の足を引っ張ることはできない、そう考えました。
これからは一議員として、安倍政権を支えたいと思っております。
今回、地元の支援者の皆様のせっかくのご期待に添えなかったことにつきましては、誠に残念であります。
在任期間は2か月足らずでしたが、かねての持論でありました、強姦罪の…、…より変わり、強かん致死傷罪が強盗致傷罪より軽いことの問題を就任直後に提起したのに対し、省内が素早く動いてくれて、有識者による性犯罪の…に対する検討会が発足しており、今後に期待したいと思っております。
一つだけは自分で考えてきたことを務めることが、短い間ながらできました。
以上、私からは以上です。
それでは…さんからよろしくお願いいたします。
幹事社の産経新聞社でございます。
就任後1か月半での辞任となりましたが、率直なご感想を伺えますでしょうか?
私自身としては、本当に伝統のある重い、重要な法務省の大臣になって、これまでの自分の考えからも、これをやりたい、あれをやりたい、国民に…、いろんな思いを持っておりました。
図らずもこういう形で退任することは残念だと考えております。
それではほかに質問ございましたら、お願いします。
読売新聞のなかたです。
うちわの問題についてなんですけれども、大臣はこのうちわについて、討議資料であるというような表現をされておりましたが、またこのうちわについて、有価物ではないということもおっしゃっていましたが、辞表を提出されたということで、その認識については、変わったということでよろしいでしょうか?
いいえ。
全く変わっておりません。
私自身、法に触れることをしたとは、考えておりませんが、とにかく私の問題で国政を停滞させてはならない。
この思いで法務大臣を辞職することにいたしました。
それでは次の方。
テレビ朝日の山口です。
よろしくお願いします。
今の質問とちょっと重なるんですけれども、国会で追及されました問題なんですが、配られたのは、改めて確認ですが、あれはうちわですよね?
国会でも申し上げました。
1年間に成立した主な法律について、国民の、それから私の地元の方々にも、いろんな年代の男女の方々に知っていただきたいと、一生懸命記し、反対側には私の名前も入っているものです。
確かに、形のうえでうちわかと言われれば、うちわの形は、持つ所もありますし、していると思います。
ただ、先ほどございました、財産上の有価物かという問題については、うちわというのは一般に信用金庫や商店街の名前が書いてあって、イベントで配って、そのまま捨てられる、そんなたぐいのものだと思いますし。
そういう問題になる寄付行為だとは思っていません。
そういう中で、今回辞任という道を選んだということは、やはり民主党からも、刑事告発されておりますし、そういう中でひょっとしたら法に触れるんじゃないかという思いがあっての辞任ではないんでしょうか?
違います。
刑事告発そのものの問題というよりは、民主党含め、野党の中に、この問題など、私の問題だけではないかもしれませんが、こういう閣僚を抱えた中では、国会の審議ができないとか、あるいは重要な法案も審議しないとか、そのような動きが出ております。
もちろん法務委員会にも出ております。
それがまさに申し上げました、国政に停滞をもたらすことになり、そういうことがあってはならないと思って、私がやったことは法に触れるとは思っておりません。
もう1回確認なんですが、配られたものは、うちわじゃないとして、配られたもの以外に、ひょっとしたら有価物と捉えられかねないようなものを配布したことはなかったでしょうか?
ありません。
一部にカレンダーが配られたんではないかという話も出てますが、そこはいかがですか?
カレンダーというのは、室内ポスターですよね。
政治の世界で室内用ポスターという、外に貼ってはいけないけれども、応援している人が自分の家の中とか、会社の中とかで、これも財産上の、1枚紙のぴらっとしたものに、名前や私の説明、写真などを載せてるのが中心で、財産上の価値というのは、まあ値段からいってもそういうものではないと思っております。
ただ、それはカレンダーとしての機能は有しているものなんですか?
12か月分の日にちとかは書いてあります、もちろん年号も書いてあります。
そうするとやっぱり、有価物になってしまうんじゃないでしょうか?
まあ財産上の有価物っていうのを、どれぐらいからいうのか、ちょっとそれは分かりませんが。
私はそういう認識は持っていないから、法律違反になると思っていないから、自分の親しい人の会合で、地元の会合で、配っております。
TBSのくさかべと申します。
松島さんの先週までの国会での答弁を見ますと、きょうの辞任というのは、非常に唐突な感じも持つんですけれども、いつこの辞任について、ご自身で判断したんですか、いつの時点でご自身で判断したんですか?それとも小渕さんの辞任といっしょになったのは、先週まで申しておりました。
それから土曜日、日曜日、諸般の情勢を踏まえて、法務大臣辞任の決断をするに至ったということでございます。
それはご自身の判断ですか?いろいろ周りから助言とか、小渕さんと合わせたほうがいいよとか、そういうことはあったんですか?
いえ、…ですぐと書かれた記事を見たことあるんですけど、私自身がタイミングとして、国会が遅滞なく、国政が遅滞がないためには今のタイミングだと考えました。
土日に熟考を重ねました。
ニコニコ動画のななおと申します。
よろしくお願いします。
今回、女性進出とか女性の活躍をうたって、改造内閣なんですけれども、結局、お2人が辞任されたということで、今後の政権への求心力とか、政権運営の影響が大きいと、これはもうあちこちでいわれております。
このことについて、ご本人としては、どう思われているんでしょうか?
たまたま私も女性ですし、小渕大臣も女性です。
ただ、私の言動が問題になったというのは私が女であっても男であっても関係ないことだったと思いますので、それは当たらないのじゃないか。
そして私としては、やはり安倍内閣をとにかくしっかりと仕事をしてもらいたい、それに支障が出ること、足を引っ張ることは、決してそれに当たる行為に、私がなるようなことをしちゃいけない、もうひたすら、なぜ辞めたかと聞かれれば、安倍内閣がやらなきゃいけない、全国津々浦々の経済再生、全国の中小企業も小規模事業も、景気がよくなったと感じてもらえる、そんな日本をアベノミクスを作っていく、そのためには今、体裁しているわけにはいかない、そのように考えております。
追加でよろしいですか?今回の辞任の判断、あるいは辞任のあいさつ等々、総理や官房長官、何かお話をされたんでしょうか?もしお話をされたとすれば、どのような、影響のない範囲で。
辞任のあいさつというのは、私は常に自分のことばで話すように考えておりますので、間違ってはいけないので、一応原稿を書きましたけど、自分で書いたものです。
そのほか、ご質問ございますか?
朝日新聞の…と申しますが、今回の…の言動で、辞任されると思いますが、あえて小渕さんのケースに比べると額も少なく、辞任するという判断というのは、どういうふうに思われているのか。
立て続けに辞任ということで、閣僚の辞任ドミノにつながりかねないんじゃないかという指摘もあるんですが、ご自身の辞任がそういう意味で影響を与えるということにならないですか?
2つ目のご質問について、私の辞任がドミノとか、そういうことじゃなくて、私の辞任は、それこそは先ほど言いましたような安倍内閣が日本中に経済再生を実感してもらう、その政策に取り組んでいく、私もそう思って、この2年判、国会議員として、いろんな立場で仕事をしてきましたが、それを実現するためであって、それがマイナスになるとは全く考えておりません。
なお小渕大臣とは比較を何かされましたけれども、それは、それはそれ、小渕大臣の中身をよく存じてるわけでもございませんし、それはそれ、私は私で、全然別個の問題でございます。
その他はご質問ございますでしょうか?
NHKのやまぐちと申します。
2点ございます。
まず1点目、お話戻って恐縮ですが、きょうはうちわを発注した業者に対して、領収書であるとか、請求書にはうちわと書いてあるとありますが、改めてこのうちわは…。
私も見ました。
納品書などはその会社の人から見ると、商標というか、ブランド名を何か書いてあったようですけれども、品質とか書いてあって、それは会社としては、うちわの範ちゅうに置いてるんだと思います。
私が申したり、私の、というか、領収書なり、何か、これは討議資料の印刷したものですから。
それは食い違っているというのは、おかしいことじゃないと思います。
もう1点、告発が出ている関係で、情報として…。
会見が続いておりますが、まず青山さん、納得されてないようですね、松島さんはね。
そうですね。
松島さんはみずからが配ったものはうちわではなくて、あくまでも討議資料だと、その考えは変わってないということを、かなり強調しておりましたね。
ただ国政に遅滞を与えては申し訳ない、だから辞めたんだということですね。
小渕さんと松島さん、これは別々だというふうに、松島さんおっしゃっていますけれども、これはやっぱり安倍さんとはいいませんけれども、政権は、一気に幕引きを図ろうというところ、ドミノが一番怖いんで、一気にというところって、思惑はやっぱりあったんじゃないですか?
そのとおりですね。
やはり今週は小渕さん、来週は松島さんというふうに、次々となっていく、まさにドミノのようになっていくのが、一番政権にとってダメージが大きいと。
もし辞めるんであれば、もうきょう一日で終わらせてしまえば、打撃は最小限になるんじゃないかという思惑があったことは間違いないと思いますね。
安倍さんも、きょう中に後任人事を決めるというふうにおっしゃってます。
ということは、どうやら小渕さんの会見なんか見てますと、小渕さんはこのいわゆる疑惑が出て、早々に、恐らく相当ショックを受けて、自分からもう辞めるっておっしゃったんじゃないか。
一方、松島さんの会見を見ると、ちょっと納得されてないようで、松島さんは、ちょっと一緒に辞めてくれる?みたいなことを言われたような気もするんですけど、どうなんですかね?
そうですね、質問に対しては、いや、私が判断したことだと言っていましたけれども、やはり小渕さんが、この辞任は避けられないと、国民が納得できるような説明ができないので、辞めざるをえないと、あと、小渕さんという将来の総理候補になるかもしれない人を守るためにも、傷口が浅いうちに辞めなきゃいけない。
であれば、松島さんも刑事告発されていますし、やはり法務大臣が逆に言うと、捜査の対象になるというのは、やはりいびつな構造になりますので、ここでというふうになったというのが、自然な考え方ですね。
安倍さんのきのうの動静見てますと、スポーツクラブに行かれて、そのあと、予定になかったホテルに入られましたよね。
そうなんです。
ここの部分で、実は小渕さん、それから松島さんという辞任が決まり、それから後任人事の話まで、恐らくいってるんじゃないかと僕は思うんですけど、どうでしょうか?
内容は明らかになっていないんですけれども、そう見るのが自然ですね。
菅官房長官と一緒にいたというのが、われわれの取材で分かってますので、やはり辞任の道筋ですね、プラス後任人事もやはり次こそ身体検査をちゃんとやって、間違いない人を選ばないと、本当に政権そのものが危なくなってしまいますので、すでにそういう後任人事の検討に入ったということだと思いますね。
よく身体検査って言われますけれども、第1次安倍政権でも政治とカネの問題で次々と閣僚が辞めていって、安倍さんがご病気になられて辞めるという、一番安倍さんが気をつけていたことですよね、この政治とカネの問題は。
でも出ちゃったっていう。
はい。
やはり今回も身体検査は何やってたんだという声が、自民党内からは挙がってるんですね。
ただやはり、小渕さんという1回大臣を経験した方で、やはりどうしても、身体検査をする側の目が鈍ってしまったということがどうもあったというふうに、情報が漏れ伝えられてきてますね。
まだ会見は続いております、春川さん、どうも松島法務大臣は、うちわという部分と、室内用ポスターとカレンダーという部分というのは、ここはなんかひどくこだわってらっしゃるように思いますね。
なんか改めて見ると、なんでこんな人大臣にしたのかなっていうぐらい、…に疑問を投げかけざるをえないようなやり取りですよね。
だからうちわがどうとか、カレンダーがどうとかもそうなんですけど、私はやっぱり、この人が辞任に追い込まれた一つは、きょうの記者会見のやり取りもそうですけど、国会でのやり取りでも、小渕さんとはまた違った意味でのらりくらりというか、法務大臣とは思えないようなやり取り、これが大きかったと思うんです、そういう自覚はなさそうですね。
ご本人に。
室内用ポスターといっても、下に暦があったら、それ、一般的にカレンダーというんじゃないかとか、普通は納品書にうちわって書いてあったらうちわっていう気がすると思いますが、まあ女性が輝ける、女性の活躍を安倍さんおっしゃってた、民間企業にもとにかく役員の人、どんどんどんどん女性を登用するようにっていう中で、内閣で2人これ、辞めちゃったって、ちょっと残念ですよね。
なんか狙い撃ちをされた感が私、とてもあると思うんですけど、誤解でしょうか。
お2人とも、私、よく存じ上げているので、本当、能力も人柄もすてきな方なので、それだけにとても残念ですね。
これ青山さん、後任人事、すぐ発表されるということなんですが、相当、やっぱりベテランを起用するってことになるんですかね。
そうですね。
やはり次こそ間違いのないということで、松島法務大臣も辞任という、政界に激震が走りました。
ここで最新のニュースです。
岸田さん、お願いします。
お伝えします。
お伝えしていますように、みずからの選挙区の祭りで、うちわを配っていたとされる問題で、松島みどり法務大臣は、先ほど、緊急の記者会見を開き、国政を停滞させられないとして、辞任を表明しました。
本日、法務大臣の職を辞することといたしました。
わが国の基本法制、法秩序の維持をつかさどる法務大臣の立場にありながら、このところの私の言動によって、国政に遅滞をもたらし、国民の皆様にご迷惑をおかけする事態を招き、大変申し訳ないと考えております。
安倍内閣の足を引っ張ることはできない、そう考えました。
図らずもこういう形で退任することは残念だと考えております刑事告発そのものの問題というよりは、こういう閣僚を抱えた中では、国会の審議はできない、国政に停滞をもたらすことになる、そういうことがあってはならないと思って、私がやったことが法に触れるとは思っておりません。
松島みどり法務大臣は、先ほど、法務省で開いた緊急の記者会見でこのように述べて、大臣を辞任したことを明らかにしました。
これに先立って、松島大臣は午後1時過ぎ、総理大臣官邸で安倍総理に辞表を提出し、受理されたということです。
松島大臣は選挙区でうちわを配布したことが、公職選挙法違反に当たると指摘され、民主党から刑事告発されています。
東京地検特捜部はきょう、この告発を受理しました。
今後、刑事責任について慎重に捜査を行う方針です。
小渕大臣と松島大臣が相次いで辞任したことで、第2次安倍政権は、おととしの発足以来、初めての、極めて厳しい局面を迎えています。
総理官邸前から中継です。
竹内さん。
2人の閣僚の辞任を受けて、安倍総理大臣は取材に応じ、任命責任は私にある、こうした事態になったことを国民に深くおわびを申し上げると述べました。
任命責任は総理大臣である私にありますこうした事態になったこと、国民の皆様に深くおわびを申し上げるしだいであります。
後任には今回の出来事も踏まえまして、国民の皆様の信頼をうる、そして、それぞれの分野に通じた方を選びたいと、きょう中に新しい大臣を選びたいと思います。
安倍総理はまた、政治行政において難問が山積している。
政治の遅滞は許されないわけで、後任を急ぎ選定して、直ちに課題に取り組んでいきたいと述べました。
注目される後任ですが、安倍総理は第1次政権で起きた閣僚が相次いで辞任する、いわゆる辞任ドミノといわれる状況は避けるため、慎重に人選する方針です。
総理周辺は準備の時間が短いからと述べており、国会開会中で答弁などに備える時間がないことを理由に重鎮の起用を否定しませんでした。
政治資金の問題などが指摘されず、安定した手腕が期待できるベテランが起用されるものと見られます。
しかし野党側は総理の任命責任を含め、追及を強める姿勢で、安倍総理にとっては厳しい局面が続くことになります。
以上、総理官邸前でした。
宮本さん、午前中は小渕さんが会見をし、午後は、今、松島さんが会見してるんですけれども、非常に色が出ましたね。
小渕さんは、私、すみません、なんにも知りませんでした。
いいかげんでした。
でも松島さんはうちわのようなもの、室内用カレンダー、特色が出たというか。
そうですね。
だから自分で辞任した小渕さんと、納得のいかない松島さんっていうのが、分かれましたね。
色が出ましたよね。
納品書にうちわって書いてあるって。
室内用ポスター。
暦が入ってるという。
字が12か月入っているって。
そのあたりがちょっと、なんとなく、改めてどうなんだろうって思いません?岸田さん。
そうですよね。
質問でもね、うちわなんですか?っていうことを、聞かれましたけれども、確かにうちわの形はしていますねということまではおっしゃったけれども、やっぱり討議資料なんだという主張は崩されていないわけで、この刑事告発とも関係ないんだと。
とにかく周りに迷惑かけたと、国会を止めちゃいけないんだ、だから辞めるんだということを、強調した会見でしたよね。
まだ会見続いてるんでしょ、これ。
そうですね。
まだ、これは先ほどですけれども、まだ会見続いてますね。
続いてのニュース、お願いします。
ニュースを続けます。
東京・秋葉原のメイドカフェでレジの現金を盗んだあと、店長に見つかったため、突き飛ばし逃げたとして、21歳の男が逮捕されました。
強盗の疑いで逮捕されたのは、無職の神かつとし容疑者です。
警視庁によりますと、神容疑者は先週木曜日、秋葉原のメイドカフェで、レジの現金およそ4万円を盗んだあと、店長に発見されたため、突き飛ばして逃げた疑いが持たれています。
神容疑者は犯行前に、客として店を訪れ、接客をしたメイドとツーショット写真を撮るなどしていたということです。
神容疑者は、容疑を認めていて、秋葉原でほかにも数件やったと供述しているということです。
洞穴で暮らすパンダの親子。
赤ちゃんはお母さんから愛情をたっぷり受けていました。
夜、洞穴の中で丸まっているパンダ。
その腕に抱かれているのは、小さなパンダの赤ちゃんです。
これは中国・四川省の自然保護団体が、野生のパンダを赤外線カメラで撮影した映像です。
赤ちゃんが眠りにつくまで、ぴったりと寄り添うお母さんパンダが映っています。
そしてこちらのカラー映像は、翌日の昼間に撮影されたものです。
お母さんパンダは、赤ちゃんをいとおしそうになめたあと、器用に口でくわえて散歩に出かけていきました。
以上、最新のニュースをお伝えしました。
野生のパンダなんですか。
ねえ、珍しいですよね、こういった映像ね。
見てても、なんか親子愛みたいなのがひしひしと伝わったきましたね。
あんなになめたりするんですね。
宮本さん、巨人どうしちゃったの?
そこですか?もう来季に向かってます。
まさか4連敗するとは、われわれも思わなかった。
出ましたね、映像が。
もうやっぱり、すごいですね、読売テレビはね、用意いいですよね、阪神勝ったときはね。
やっぱり優勝して実戦から遠のいたっていうのが大きいんですかね。
やっぱり4日間というのは大きかったですね、長かったですね。
でもきょうは、いよいよパ・リーグが決戦ですけれども。
そうですね。
でもやっぱり、阪神ね、やっぱり強かったですね。
本当一番いい、ことし試合したんじゃないですか、この4試合というのは。
ねえ。
見事でしたね。
岸田さんもひと言もしゃべりませんね。
何も言うことないです。
がっくりです。
でも阪神に頑張って。
たまにはね、セ・リーグも日本シリーズを西に譲っていただいたということでね、春川さん。
磐田も勝ちましたしね、関西大学の野球部も優勝しましたんでね、いいことばっかりですね。
でね、春川さん、ワールドシリーズに見に行くんでしょ?政界とは別に野球界は日本シリーズに今週末から突入ということですね。
本当に残念そうですね。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
きょう、パ・リーグ決まりますもんね。
ということで、安倍内閣の中から小渕さん、それから松島さんという女性閣僚が相次いでこれ、辞任ということになりまして、改めて青山さん。
小渕さんなんですが、今のところ、分からないことが多すぎるんだと、自分自身でも。
第三者を入れるということなんですが、これやっぱり、改めて公の場で説明はされるんでしょうか?
きょうの話ですと、改めて説明して、信頼を回復するところから、やり直したいということですので、どっかのタイミングで説明すると思うんですが、それがいつになるのか、どのような形になるのかはまだまだ分からないですね。
これ、自分自身でも分からないっていうのは、昔の政治家の方っていうのは、ずいぶんいらっしゃったんですかね、そういう方が。
やはり本当に特に昔の中選挙区時代は選挙区も大きかったですし、お金の流れも、今よりももっともっと政治献金もありましたし、支出も大きかったんで、そういうこともあったのかもしれませんが、今はやはり小選挙区時代になりまして、あと政党助成金が税金から政治資金も一部出るようになってから、やはりこのへんは厳しくやらなければいけないという時代には変わっているんですけどね。
だから小渕さん、非常に残念なんですけど、お父さんの時代から、ずーっとやってらっしゃる方がいるんでしょう。
そういう方のレールの上に乗って、ずーっと行っちゃってて、そこのチェックをしなかったということなんでしょうね。
そうですね。
特に群馬は福田さん、中曽根さんという非常に重鎮な政治家の間にお父さん、小渕恵三さんはいらして、非常に厳しい、激しい選挙戦だったわけですね。
そんな中で娘さんが小渕さんの亡くなったあと、あとを継いで、その後援会も全体でバックアップ体制がすごかったということなんですね。
そんな中で、やはり自分から口出ししなくても、そのみこしに乗っかるだけでよかったと、その状態が今回のほころび、蹉跌につながったということはいえると思いますね。
だからこのあと、なかやまさんと中継いけるかもしれませんけど、やっぱり小渕さんの非常に清新な、クリーンな、スマートなイメージと、お父さんから引き継いだ旧態然とした後援会をはじめ、そういう後押しした人たちの時代のずれみたいな、そこを小渕さんがやっぱり分からなかった、任せちゃったというところ、あるんでしょうね。
そういうことですね。
ただまあ、本当に総理候補とまでいわれる人ですから、また逆にこれをチャンスと捉えて、本当に政治資金の問題、後援会の問題を一気にクリーンにして、本当にみずからおっしゃってたように一から出直して、この挫折をスタートとすれば、まだまだ40歳ですから、将来もあると、期待したいところですね。
しかしこれ、辞任ドミノなんていうことば、出てきましたけど、春川さん、これ、2人で終わるかどうかっていうのは、これね。
まあ野党からしたら、もう1人、2人、一気にいきたいところでしょうけど、一番、やっぱり安倍政権として避けたいのは、第1次政権のときもありましたけど、同じ役職、だからこの人たちの後任が、また同じように辞めたら、これ大変なことになるので、そこは本当に先ほどからお話出てますけど、経験者も含めて、相当やっぱり重鎮の方が出てくる可能性が、高いんじゃないでしょうかね。
ただこれ、安倍政権の課題っていうのは、山積しておりまして、経産大臣というのは、これ、白石さんね。
原発の問題でね、川内原発などは、小渕さん早々に話に行くってところまで決まってたんですよね
小渕さんのソフトなイメージで、地元対策などをされようというふうにお考えで、私も数週間前にご本人にお会いしたら、そういうことも意気揚々と語ってらっしゃったんですけどね。
やっぱりそこが止まるということは、日本のエネルギー問題とか、企業が日本に残れるかどうかという非常に大きな問題に関わってくるので、早く後任の方を選んで、こういう問題解決してほしいなと思います。
青山さん、これ、ことし末、来年にかけて集団的自衛権の関連法案、それから年末までには消費税の引き上げ判断、それから沖縄知事選もある、それから来週末あたりにこれ、ピョンヤンにとにかく人を派遣して、今、どうなっているんだという話もしに行くってことを安倍さんおっしゃってるようです。
TPPもある。
いろんなことがあるんで、これ、止まっちゃうと大変なことになるんですけれども、行け行けどんどんの安倍政権、どうなんですかね、これ。
そうですね。
やはり支持率がこのままもし低下するようなことがあると、やはり国民に対して、ちょっと厳しい判断を、決断をして示すということがやりにくくなってくるんですね。
やはり沖縄県知事選もあるし、来年は統一地方選挙もありますから、そうなってくると、ますます国民に迎合するような姿勢が強まってきて、泥沼に陥っていくという可能性もあるわけですね。
やはり安倍さんはここで2人、辞任はしましたけれども、ここで打ち止めにして、またばん回を図りたいというところだと思いますね。
政治空白っていうのは、一番国民にとってはよくないことですので、後任人事も含めて、それからお2人の大臣の説明責任も含めて、これから見ていきたいと思います。
青山さん、どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
さて、続いてのニュースはこちらです。
皇后美智子さまはきょう、80歳の傘寿のお誕生日を迎えられました。
最新のおことば、新たに公開された秘蔵映像、そして、ゆかりの深い貴重な逸品の数々、さらには皇后さまがこれまで詠まれた心に響く和歌と共に、その歩みをご覧いただきます。
皇室に嫁がれて55年。
きょう、80回目のお誕生日を迎えられた皇后、美智子さま。
この記念すべき日に、両陛下の貴重な映像が公開されました。
こちらはことし5月、栃木、群馬を旅行された際に、トロッコ列車を楽しまれたときのご様子。
両陛下がトロッコ列車にご乗車になるのは、初めてのことでした。
こちらはことし5月に、両陛下がご家族の皆様と共に行われた、陸稲、あわのお手植えの様子。
そして先月には、見事に実った陸稲、あわをお手刈りになられました。
こちらは去年の秋の映像。
両陛下が拾われているのは、ぎんなん。
御所のお庭で毎年、ぎんなん拾いを楽しまれています。
春にはわらびやぜんまいを摘まれます。
そのとき陛下は、気さくに職員と雑談をされ、日頃の労をねぎらわれるとのこと。
そして公開された中には、こんな映像も。
ピアノを演奏される皇后さま。
去年8月、群馬で行われた音楽祭での、貴重な映像ですその旋律に、聴衆は魅了されました。
天皇皇后両陛下が、80歳・傘寿を迎えられたことを記念して、特別展覧会が開かれています。
東京・日本橋の高島屋で開かれている、天皇皇后両陛下の傘寿を記念した特別展。
今回、展示されているのは、お2人の80年の歩みがひしひしと感じられる写真や、ゆかりの深い逸品など、およそ300点。
今回、初公開となる貴重な品もたくさん展示されています。
こちらは終戦後初めて迎えたお正月に、天皇陛下が小学校にお出しになった書き初め。
この絵は、小学校低学年のころに、天皇陛下がお描きになったもの。
このころから陛下は、海の生き物に興味をお持ちだったようです。
冬休みの宿題帳もあります。
美智子さま、字がお上手。
先生から、赤ペンでカンシンデスと書かれてますね。
こちらは皇后さまが聖心女子大学をご卒業されたときの卒業証書。
そして英語の教員免許も。
皇后、美智子さまが教員免許を持たれていたことは、ほとんど知られていなかったといいます。
テニスコートでの出会いをきっかけに、陛下との交際を始められた美智子さま。
そんなお2人の貴重な素顔が垣間見えるものも。
皇后さまのふだん見ることのできないような表情。
実はこの写真、天皇陛下がご撮影になられたものなんです。
こちらのブローチには、秘められたエピソードが。
19歳のときに、天皇陛下がスペインでお求めになったそうなんですが、未来のおきさき様にと買われたそうなんです。
美智子さまとご結婚発表の当日にお渡しになったということで、天皇陛下、とってもロマンチストですよね。
3人のお子様をみずからの手でお育てになられた両陛下。
温かいご家庭がしのばれる親子ゆかりの品も展示されています。
こちらは、お子様方がそれぞれの幼稚園時代に、皇后さまのために作られたエプロン。
そのエプロンをおつけになり、慈しむように見つめられる皇后、美智子さま。
そこにあったのは、わが子を愛する一人の母の姿でした。
描かれたエプロンを大事に保存されてて、それで色も全然抜けていなくて、びっくりしました。
天皇陛下が軽井沢でテニスやってましたでしょ、今の美智子さんと一緒になられてますよね。
あれにやっぱり憧れてましたね、それで自分もテニスやろうかなって。
美智子さまはどんな存在ですか?
いやぁ、あんなすばらしい方はもういらっしゃらないと思いますよ。
憧れですよ。
昭和34年4月10日。
両陛下ご成婚の日。
当時の皇太子さまと美智子さま。
お2人の門出を祝うパレードを見ようと、沿道には53万人が詰めかけました。
もちろんテレビ局は大量のカメラを動員。
世紀の瞬間を記録した貴重なカラーフィルムが残されていました。
われわれは55年のときを経た、この古いフィルムを、最新のデジタル技術を駆使して再現。
すると。
生き生きとした当時の色彩を取り戻したのです。
皇后さまのドレスの質感や柄。
ティアラの輝きも鮮明に戻ってきました。
天皇陛下25歳、皇后さま24歳の旅立ちのとき。
お2人を乗せた馬車は、午後2時30分過ぎに皇居を出発。
歴史上、初めて民間から皇室に入られたプリンセス。
皇居から半蔵門、四谷を抜け、青山通りを経て、渋谷にある東宮仮御所までのおよそ8.8キロ。
沿道の人々は、惜しみない喝采と拍手を送りました。
お2人を乗せた馬車は、国会議事堂を見ながら、みやけ坂へ。
ちょうどこのころ、東京タワーが完成。
世紀のご成婚は、まさに戦後復興を象徴する出来事でした。
四ッ谷、当時はまだ都電が走っていました。
その先は、信濃町駅です。
ここであの日、パレードをその目で見た人に出会いました。
当時、ここで工務店を営んでいた、村越和作さんと娘の淳子さん。
家族や親戚一同が集まって2階からパレードを見ました。
もう家が倒れるかと思った。
写真とかいろいろおじいちゃんたちに聞いたりすると、美智子さまがちょっとうちのほうを見ているような。
申し訳ない、足出したりね。
手すりから足を出しているのが、2歳だった淳子さんです。
和作さんの顔は右端に見えます。
皇居から当時のお住まいまで、およそ50分の大パレード。
見た人の心に、永遠の思い出として刻まれました。
皇室に入るにあたって、美智子さまはおきさき教育を受けられました。
そこで和歌と出会われました。
以来55年間、皇后さまはその時々のご家族への思い、そして国民への愛情と、平和への願いを詠み続けてこられました。
皇后さま御歌に想い、家族への愛。
皇室ジャーナリスト、久能靖氏には忘れられない歌があるといいます。
私は皇后さまにとってね、一番うれしかったのは、ご長男である浩宮さま、今の皇太子さまがお生まれになったことじゃないかって気がするんですよ。
ご成婚のよくとし、待望の男のお子様が生まれました。
浩宮なるひと親王、今の皇太子さまです。
両陛下は乳母に子育てを任せるという皇室のしきたりを廃止して、お子様をお手元でみずから育てていく決断を下されました。
このとき皇后さまは和歌を詠まれました。
預かれる宝にも似てあるときはわこながらかひな恐れつつ抱く。
皇太子妃としてはお世継ぎを生むということは、大変に大きなお役目でもあるわけですけれども、わが子でありながら、将来、天皇になる大変に大切な宝なんだという喜びと共に、立派に育てなければいけないという決意が、その歌の中に表れているような気がするんですよ。
ご公務をお2人でこなされながら、3人のお子様を育てられる両陛下のお姿は、国民にとって、まさにほほえましい理想的なご家族像でした。
剣によする少年の夢すこやかに子は馳せゆきぬ寒稽古の朝を。
冬の朝、元気に剣道の稽古に向かうお子様の背中を見送られる皇后さま。
そして皇后さまにとって、初めての内親王、紀宮さまへの愛情もまた特別なものでした。
平成17年、紀宮さまは、東京都職員の黒田慶樹さんとご婚約。
そのときのお気持ちを、こう詠まれています。
母吾を遠くに呼びて走り来しなを抱きたるかの日恋しき。
常にお子様方を優しいまなざしで見つめられ続ける皇后さまは今も新しい皇室の幕開けを感じさせる存在です。
現在、皇后さまは皇太子ご一家や秋篠宮ご一家と互いに行き来をされながら過ごされています。
傘寿・80歳のお誕生日に際し、皇后さまは文書で回答を寄せられました。
どの子どもも本当にいとおしく大切に育てましたが、私の力の足りなかったところも多く、それでもそれぞれが自分たちの努力でそれを補い、成長してくれたことは、ありがたいことでした。
子育てを含め、家庭を守る立場と、自分に課された務めを果たす立場を両立させていくために、これまで多くの職員の協力を得てきています。
社会の人々にも見守られ、支えられてまいりました。
そしてご結婚から55年、皇后さまを常に見守り、優しく支え、導き続けてこられた天皇陛下への感謝のお気持ちも。
50年以上にわたるご一緒の生活の中で、陛下は常に謙虚な方でいらっしゃり、また子どもたちや私を、時に厳しく、しかし、どのようなときにも寛容に導いてくださり、私が今日まで来られたのは、このおかげであったと思います。
宮本さん、ご成婚のパレードをはじめ、こういうVTRを見せていただくと、まさに国民と皇室との懸け橋になられたんだなってことがよく分かりますよね。
そうですね。
美智子さまは本当に英語の教員免許を持たれたりだとか、音楽、ピアノを弾かれたりだとか、もうスポーツもやられてて、本当に日本の女性のかがみですよね。
本当に多彩でいらっしゃる。
一方で春川さん、東日本大震災はじめ、多くの災害が最近は日本で起きてる中で、心を痛められ、そして被災された方々に寄り添うというのが、天皇皇后両陛下のお姿、印象的ですよね。
いや、本当そうですよね。
災害が起こるたびに、その方々をお気になされて、私たちとしては、やっぱり阪神大震災のときに来ていただいたときに、バスの窓越しに頑張ってくださいって、両手を握り締められたって、あれは本当に忘れられないですね。
80歳、傘寿の誕生日ということで、ますますお元気で、それからご公務をちょっと減らしていただいてね、ごゆっくりしていただきたいなと思います。
さて、先週金曜日なんですが、韓国でまた大きな事故が起きました。
ソウル近郊の野外コンサート会場で大勢の人が乗った通気口のふたが落下し、27人が死傷する事故が発生。
さらに警察の聴取を受けた安全対策担当者が死亡。
飛び降り自殺を図ったと見られていますが、原因究明はなるのか。
そして次第に驚きの事実も出てきております。
先週金曜、韓国・ソウル近くのソンナム市にあるショッピングモールの広場で行われた野外コンサートで、観客27人が地下駐車場に落下。
16人が死亡、11人が重軽傷を負う事故が起こった。
事故発生直後の映像では、通気口のふたが斜めに崩れ落ちているように見える。
このとき事故現場では。
多数の死傷者が出るほどの惨状を、把握しきれていないのか、現場のアナウンスに緊迫感はない。
しかしこのとき、すでに大勢の観客が通気口から転落していた。
一体何が起こったというのか。
これは事故があった時間帯に、現場で撮影されたと見られる映像。
このとき、ショッピングモールの野外広場では、韓国の人気アイドルグループらが出演するコンサートが行われていた。
消防によると、人気アイドルを一目見ようと、当時、会場には700人ほどが詰めかけていたという。
あちらに公演のステージがあります。
そしてこの通気口のふたが落ちたということです。
その瞬間、ステージを見ようと、多くの観客が通気口の上に乗っていた。
すると、通気口のふたが突然落下。
乗っていた人が、18.7メートルも下にある地下駐車場に転落した。
ビル7階の高さに相当する通気口の上からは、下の様子は見ることができない。
こちらは事故直前に撮影された写真。
通気口の上に、一部のファンが上がっているのが分かる。
事故を目撃した人は。
始まって20分ぐらい過ぎたとき、音を立てて、一瞬で崩れていきました。
コンサートを事故があったすぐ前で見ていたけど、後ろから急に騒ぎ声が聞こえて、後ろを見ると、煙が上がっていて、火事だと思ったけれども、通気口から舞い上がったほこりだった。
警察や消防は、上に乗った27人の重みに耐えられず、通気口のふたが落下したと見ている。
また事故対策本部によると、通気口の周辺にフェンスはなし。
なぜ事故は起こったのか。
真相究明が急がれる中、事故翌日、そこに暗い影を落とす出来事が。
なんと警察から聴取を受けていた安全対策担当者が、会場近くで死亡したのだ。
携帯電話には、亡くなられた方に申し訳ないなどというメッセージが残されており、事故を苦にした自殺と見られている。
実は目撃者からは、こんな証言も飛び出していた。
事故に注意してくださいとずっと言っていましたが、警備員はいませんでした。
それは少しおかしいなと思いました。
なんと現場に警備員が不在だったというのだ。
では、安全要員は、一体何をしていたのか。
警察の調べであ然。
衝撃の事実が飛び出した。
さらに、ずさんさの背景に指摘されている、驚きの台所事情とは。
このあと詳しくお伝えする。
ちょっといろんなことが分かってきまして、こちらです、まず。
今回のコンサートは、大型ショッピングモールのオープンなスペースで行われていたコンサートです。
観客がおよそ700人いましたが、通気口の上に乗っていた人たちに対して、乗らないようにというアナウンスはあったものの、退去させるということはしていませんでした。
そしてイベントの計画書によりますと、安全要員はたったの4人しか登録されていなくて。
700人来ているのに、4人しかいない。
そして、この4人というのは、自分が安全要員だとは、知らされていなかったと話しています。
じゃあ、何しにこの人たちは行ったんだろう?
自分たちがどういった役割なのか分からずに。
とりあえず来ててということ?
スタッフとして働いていたということになります。
それからこれ、朝鮮日報なんですが。
きのうの紙面でこのように報じています。
景気の後退、そしてセウォル号の事故の余波によって興行自体が少なくなったことで、当初の予算だった日本円で2000万円から700万円に縮小されていたと。
だからそのへんのいわゆる人件費を削ったんじゃないかと。
安全対策が万全ではなかったんではないかということがうかがわれます。
結果的に安全問題などに対して、おろそかになったのではないかという指摘が挙がっています。
セウォル号をはじめ、韓国ではいろんな事故が起きてる中で、白石さん、日本も通ってきた道かもしれませんけれども、IMFに入ったりして、経済が発展してから韓国は一生懸命頑張って、先進国に上り詰めた。
その中でやっぱり安全対策みたいなところが、おろそかになってたかもしれないですね。
経済効率優先だったかもしれないですね。
でもこれはね、乗っちゃいけない所にあらかじめフェンスを作るとか、黄色のテープを貼るだけで済むようなことなので、やっぱり全体を通して、誰が責任を持ってるのかということが明確じゃなかったんでしょうね。
この通気口っていうのはね、日本でもよく見ますけども。
このグレーチングと呼ばれるものなんですけれども、地下鉄ですとか、地下駐車場などの施設がある上には、このような通気口が設置されています。
日本のグレーチングメーカーの担当者によりますと、なぜ崩落したのか。
日本と韓国では材料の品質に違いがありますけど、今回もグレーチング自体、ふた自体は壊れていないので、事故現場の映像を見るかぎり、中央の部分で支えている受け材が細すぎて、強度が十分ではなかったのではないかと、この部分になります。
上の写真で見ると、真ん中の支えていた、この部分が折れているのが分かります。
この網になっている所じゃなくて、これを支えてる、これが弱かったんじゃないかと。
そして日本では、こういった事故はあるのかということに関しまして。
人が乗ることを前提とした設備ではないけれども、日本では施工業者が十分な検査を行っているので、25年務めている中でも、事故の報告は聞いたことがないと。
本来は乗る所ではないので、われわれも絶対乗っちゃいけないんですけれども、春川さん、セウォル号をはじめ、パク・クネ政権、やっぱりいわゆる事故に対しての危機管理だとか、それから事故が起こったときのやっぱり説明だとか、そういう部分をやっぱり国民の人にしなきゃいけないと思うんですね。
そうですね。
だから今回も気になるのは、安全の責任者だった方が自殺したと見られているっていうところですよね。
だから何かあると、個人の責任にいってしまって、社会のシステムとか背景事情とか、本当にそこが解明されないかぎり、こういう事故が続いてもしかたがないと思うんですけど、どうしてもなんか個人の責任にいってるんじゃないかっていう、ちょっと心配なところはありますよね。
その人が自殺に追い込まれてしまったような、警察での事情聴取でもあったのかというふうな気もしますし、そういう人が亡くなったことで、真相また闇の中という可能性もあるかもしれません。
さて、続いてはこちらですが、ことし3月、咽頭がんを発表し、闘病を続けていた音楽プロデューサー、つんく♂さんなんですけど、先日、行った検査で再びがんが見つかりまして、緊急手術を受けたことが、すみません、喉頭がんでしたね、喉頭がんを発表しました。
つんく♂さんは先月、がん細胞はほぼ消滅したというふうに、お医者様から言われたばかりだったはずなんですが、ご覧ください。
喉頭がんのため、治療を続けていた歌手で音楽プロデューサーのつんく♂さん。
そんな彼の体に、またしても。
先週金曜日、つんく♂さんが明かしたがん再発見という衝撃の事実。
その3週間前には、順調な回復ぶりをアピールしていたはずのつんく♂さんに、一体、何があったのでしょうか。
すでにダンスの、まず曲作りを今も入って、ほぼ完成状態に入っていますので、彼女たちも含めてレコーディングしようかなとか。
7、8年ほど前からのどに違和感を覚えていたというつんく♂さん。
さらに去年10月ごろからは声が出にくくなっていったと言います。
ちょっとのどに、結節とかじゃなくて、水ぶくれ、内出血をしてまして、きょう、ちょっとしゃべりづらくて申し訳ないなという状態でお話させてもらいますけども。
その後も、のどの調子は悪化の一途をたどるばかり。
そしてことし2月、細胞の検査を受け、見つかったのは、声帯周辺に悪性腫瘍が出来る喉頭がんでした。
まさか、自分がと驚いたのは事実ですが、病は気からと申します。
これも人生における何かのヒントだと思い、ポジティブに進んでいくと決心したところです。
早期発見だったため、声帯を切除せず、放射線治療と化学療法を併用し、2か月間、集中的に治療を受けていました。
すると先月25日、つんく♂さんにとって喜ばしい出来事が。
治療から6か月後の検査の結果、がんは完全寛解しましたと、先生からうれしいおことばを頂きました。
この完全寛解とは、一体どんな意味なのでしょうか。
血液とか、特殊なリンパ組織のがんじゃない限りは完全寛解ということばは、基本あまり使わない。
放射線治療されて、分子標的剤も使われたということですので、そういうふうな治療もしたうえで、もうかなり治ったよというふうな、ほぼ完治に近い意味合いでおっしゃられたんじゃないかなと思います。
体も頭脳もすこぶる元気なので、この経験を生かし、今まで以上に愛のある唯一無二なる仕事で恩返ししたい。
これでまた仕事ができる。
完全復活へ向け、並々ならぬ意欲を見せていたつんく♂さん。
そんな中、今月5日に行われた自身がプロデュースする、モーニング娘。
14のニューヨーク公演。
つんく♂さんは家族と共に現地入り。
まな娘たちの活躍ぶりを誰よりも心待ちにしていました。
ことし3月、喉頭がんであることを公表し、その後、治療を続けてきたつんく♂さん。
病状は快方に向かい、今月5日には、モーニング娘。
14のニューヨーク公演に立ち会うため、現地入り。
しかしその直後、日本から思いもよらない知らせが。
がんが見つかりました。
そんなばかな…。
実は先月になっても、のどの腫れや痛みなどが治まらず、念のため声帯の再検査を受けていたつんく♂さん。
その結果、再びがんが見つかったのです。
ショックと信じられない思いのあまり、モー娘。
のステージを見届けたあと、家族とニューヨークで過ごす予定をすべてキャンセルし、急きょ帰国。
そしてまたしても手術を受けることに。
果たして気になる現在の病状は。
そしてあの小室哲哉さんがつんく♂さんにエールを。
共に日本音楽界をけん引してきた同志が送ったそのことばとは。
井上公造さんです。
よろしくお願いします。
ニューヨークに行かれたって聞いたんでああ、もうずいぶんお元気になられたんだなと安心してたんですけども。
行く前にやはりのどの痛みとかかすれみたいなものを感じてたので、一応、声帯検査を受けて行かれたんですが、ニューヨークに行ってる間にその報告で、がんが見つかったという報告が入って。
手術されて成功されたんですよね?
はい、もちろん成功なんですが、今、VTRに出てらっしゃった専門家によりますと、大体、術後2、3週間の入院になるのは普通だということなので、順調に回復していることだろうということなんですけれども。
それから小室哲哉さんが。
そうなんですよね。
日本の音楽界を引っ張ってきた同志なんですけれども。
なんの慰めにもならないけど、僕より10歳、ちょうど10歳違うんですよね、若いから、大きい仕事はまだできるねと。
でもかわいそう、早く働きたいでしょう、出過ぎですが、医療スタッフの皆さん、よろしくお願いします。
同業者よりと。
つんく♂さんは返信されたと。
ありがとうございます!まだまだ日本を盛り上げるために頑張っていきましょうと。
だからつんく♂さんも、でもこうやってね、返信されるぐらいですから、順調に回復はされてるんでしょうね。
それはもう間違いないと思いますけど、ただやっぱね、一回治ったと言われて、さあ、いろいろやろうという矢先だったから、やっぱり精神的にはちょっとショックだったとは思いますけどね。
でも、この際ですから、完全に治してね、またあのすばらしい音楽を書いていただきたいと思います。
これ、西日本、雨降ってきました?
そうなんです。
きのうから雲、動かしますと、きのうはよく晴れていたんですが、西から雲の帯がやって来ました。
秋のこんな雲の帯が。
この秋の雲の帯といえば。
秋雨前線?
そうなんですね。
何?ひねり全然ないやん。
…。
名前があるんかなと思ったら、粋な名前があるんかなと。
秋雨前線、そうです。
で、こちら、天気図を見てみますと。
きょうの天気図、特にここに描かれてはいないんですけれども、ここに雲の帯があるんですね。
しかも南から湿った空気が入ってきてます、西からも入ってきています。
雨雲が発達してしまっています。
レーダーで見てみましょう。
ああ、結構降ってますね。
そうなんですよ。
関東地方とか、東北地方も降ってるんだ。
はい。
きょうはもうこのあと、
傘マーク並んでますね。
北日本、東日本なんですが、札幌は水曜明け方、みぞれが降る可能性ありますのでね、最低気温1、2度なんですね。
あら、もう真冬ですね、じゃあ。
真冬、まあ、冬の初冬ですかね、初冬。
初冬は冬ですよね。
真冬はまだちょっと早いんですが。
東京は木曜日に。
これは札幌市内でも雪が降る可能性ある?
明け方ですね。
2014/10/20(月) 13:55〜15:50
読売テレビ1
情報ライブ ミヤネ屋[字]

▽天皇陛下とお揃いで「傘寿」…皇后美智子さま80歳お誕生日ほか

詳細情報
出演者
宮根誠司
川田裕美
白石真澄
宮本和知
井上公造
春川正明ほか
番組内容
▽天皇陛下とお揃いで「傘寿」…皇后美智子さま80歳お誕生日ほか
番組ホームページ
http://www.ytv.co.jp/miyaneya/

ジャンル :
情報/ワイドショー – その他

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語ステレオ
サンプリングレート : 48kHz

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