当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫こんにちは。
自らの政治資金収支報告書の内容に数々の疑問点が指摘をされていた小渕経済産業大臣は今朝、安倍総理に辞表を提出してその辞表が受理されました。
先ほど記者会見、この様子は記者会見の様子ですが会見が行われましたが小渕大臣は安倍政権が掲げる看板政策女性の活躍の分野いわば目玉のような大臣といえると思いますので今後、安倍政権にも大きな影響を与えそうですね。
≫会見は午前9時40分ごろからおよそ40分間行われました。
何を語ったのかは後ほど詳しくお伝えします。
今日のコメンテーターは萩谷麻衣子さん川村晃司さんです。
よろしくお願いします。
≫よろしくお願いします。
≫きょうのラインナップです。
自らが関連する政治団体の不透明な収支について追及を受けている小渕経済産業大臣が先ほど会見で辞任を表明しました。
このあと中継を交えて最新情報をお伝えします。
12時からは「徹子の部屋」。
今日のゲストは俳優の石田純一さんです。
12時30分から再び「ワイド!スクランブル」。
今日80歳、傘寿を迎えた皇后・美智子さま。
おりに触れ謡われた御歌には様々な思いが込められていました。
「ワイド!スクランブル」は午後1時45分までお送りします。
では、報道フロアから平石さん。
お伝えしていますように観劇バスツアーで収支が合わないなど釈明に追われた小渕前経済産業大臣が先ほど記者会見を開き国民の皆様に心からおわび申し上げますと陳謝しました。
≫小渕前大臣の辞任を受けて安倍総理大臣は経済産業大臣の臨時代理に高市総務大臣を充てることを決めました。
タイのバンコクで失踪している79歳の日本人男性が失踪直前に知人のタイ人の女とともにバンコク近郊の病院を訪れていたことがわかりました。
≫女とともにこちらの病院を訪れた島戸さんは歩くのが困難な状態で車椅子で院内を移動したということです。
≫島戸義則さんが知人のタイ人の女とともに病院を訪れたのは先月21日です。
島戸さんはその後の行方がわかっていません。
女は今月14日島戸さんのキャッシュカードを盗んだ疑いなどで逮捕され、保釈されたあと行方をくらませています。
女は病院で島戸さんは自分の息子の日本語教師と説明し亡くなれば自分が葬儀をするなどと話したということです。
報道フロアからお伝えしました。
≫小渕大臣の辞任は今後の政権運営にも大きな影響を与えそうですね。
≫舞台鑑賞のバスツアーをめぐる収支が合わないなど政治資金について追及を受けている小渕経済産業大臣が先ほど会見を開き辞任を表明しました。
≫それでは大臣からお願いします。
≫今回、大きく分けて2つの問題が指摘をされていると理解をしています。
まず1つ目は資金管理団体における物品購入に関し指摘を受けている点です。
2つ目は、後援会の観劇旅行など行事費用に関する問題であると理解をしています。
まず1番目の問題である資金管理団体における物品の購入等についてご説明を申し上げます。
事務所費や組織活動費に計上されている物品の購入などにつきましては実際に購入したことを領収書などで確認する作業を進めておりますが公私の区別についてはしっかりつけさせていただいていることを改めて申し上げたいと思います。
そのうえで、報道などで問題であると指摘をされた品についていくつかご説明をさせていただきます。
地元・群馬の名産である下仁田ネギやこんにゃくを購入した点ですが政治活動でお付き合いのある県外の方への贈答でありなおかつ地元の名産を紹介することは地元・群馬の振興にもつながるものと思っておりました。
ベビー用品や化粧品などの購入に関しましては私が子を持つ女性議員であることから報道などで私の子や私の化粧品の購入ではないかとの誤解を示されるコメントがありました。
しかし、ベビー用品は父の代からご支援いただいている県外の方の家族の出産祝いやお誕生日祝いといった社交儀礼として購入したものでありまた、化粧品や服飾品などは私が団長として海外に出張した際のおみやげとして購入しお渡ししたものでした。
一部報道には関係者に品物を贈るのは個人としての社交であるからポケットマネーで行うべきであるとのご指摘がありますが会社や団体が経済活動の中で関係者に経費で社交儀礼をするのと同じく政治家が、政治活動を行う中で様々な人と交流を持ち人脈を広げていくことは重要な仕事の1つであり政治活動の経費として認められるものと思っています。
また、私の義理の兄が経営する服飾雑貨店から物品を購入している点ですがこのお店は私の姉がデザインした品を販売しており、一般の品物とはまた違った話題で交流を深めるきっかけになるので大変重宝しています。
次に、小渕優子後援会が実施した観劇会等の後援会行事の収支に関する疑問についてご説明を申し上げます。
後援会の収支報告書によれば観劇の費用として計上された入場料やバス代などの支出額が観劇の参加費として参加者から徴収した収入額を上回っている年があることから不足分を後援会で補てんしたのではないかそうだとすれば選挙区の者に対する寄付であり公職選挙法に抵触するのではないかとのご指摘がありました。
観劇会は私の後援会の女性部大会の一環として行われている重要な後援会行事であり私も毎年ではありませんが日程の合う限りごあいさつに伺っています。
ただ、私は参加された方や事務所の関係者から皆さん、実費をいただいていると聞いておりましたのでそもそも後援会などが参加費の全部または一部を肩代わりしているとは思っていませんでした。
そのような次第ですので今回このような報道に接し大変驚き、すぐに後援会のほうに本当に参加者から実費をいただいているのか確認していただけますかとお願いをいたしました。
そして、今日までに後援会から報告を受けわかったことにつきましてご報告を申し上げます。
まず、観劇会は小渕優子後援会女性部大会の一環として行われた後援会行事の1つであるということです。
平成19年から毎年行われ今年も10月に行われたとのことであります。
平成24年の収支報告書には観劇会の記載がありませんでしたが実施したことは後援会事務所で確認はいたしました。
この観劇会は公演を貸しきって行っています。
大体1回の公演で1000人程度これを2グループで行っていますので毎年の参加人数は2回で2000人超で実施しているとのことです。
参加者からいただく費用は平成19年は1人1万1000円でしたがその後は今年まで1人1万2000円になっているとのことです。
費用の中には入場料や食事代、バス代も含まれています。
なお一部報道で観劇の参加費だけで1万2000円程度になるのではないかとのご指摘がありましたが通常の公演の場合と比べて貸しきりの場合は、入場料を相当安くしていただいているとのことでありその点の疑念はないものと思われます。
劇場の定員に限りがあるので毎年、後援会の各地区に参加可能人数を割り振りします。
そして各地区の責任者が参加者を取りまとめます。
参加希望者には申込書に名前などを記入していただき合わせて参加費として1人1万2000円を責任者が預かります。
そして、集めた参加費を後援会事務所に持参していただいていたとのことです。
これは今年の参加費と小渕優子後援会女性部大会の申込書が入って後援会事務所に持参をしていただいたものの1組です。
中には会費を添えて申し込みますと書かれてお名前、住所が書かれたものが人数分すべてそろっております。
マスコミの皆様も地元で取材を行って参加者の方から参加費の徴収をされていることを確認されているようですが後援会も平成22年の参加者名簿を基にして現場を訪問して参加費の徴収について確認させていただいています。
昨日、現在までにお訪ねした753名の全員が1万2000円を支払って参加していることを確認しています。
また、参加費を集めていただいた後援会の責任者の中には預かった会費を専用の銀行口座に入金し管理していただいた方もいらっしゃいました。
この方は平成22年から後援会の複数の地区を回って各地府ごとに参加費を預かると参加費の預かり専用の銀行口座に入金し≫このようにきちんと後援会の皆様からは参加費をいただいております。
とすると歴年の小渕優子後援会の収支報告書の記載には大きな疑問があると言わざるを得ません。
実費として徴収した収入が過少に記載され不記載となっているものが多額に上っていると思われます。
すなわち毎年の参加人数の実数は現在、後援会事務所で名簿などをもとに再確認していますが観劇の1回公演で少なくとも1000名参加していることからすれば2回公演分で2000名の参加があるということになります。
そこで1万2000円掛ける2000名イコール2400万円の観劇代の参加費用が収入に計上されていなければならないことになります。
しかしながら、平成22年は372万8000円。
平成23年は369万3000円となっています。
平成24年に至っては収入も支出も計上されておりません。
これではご指摘を受けているとおり大きな疑念があると言わざるを得ません。
平成24年分の支出も含めかかった費用の点も再度確認する必要があると思っています。
このように収入と支出の双方について果たして、その実態があったのか否か私自身、大きな疑念を持ったところであり後援会を含めた関係政治団体の収入と支出の両面に当たり収支報告書の内容のすべてを第三者的な観点から調査していただく必要があると考えています。
≫小渕大臣は特にクリーンなイメージでしたのでそれだけに痛手が大きいという印象ですね。
≫スタジオには政治アナリストの伊藤惇夫さんにお越しいただきました。
よろしくお願いします。
≫よろしくお願いします。
≫小渕大臣の辞任このタイミングと今の辞任会見を聞かれて印象はどうでしょうか。
≫タイミングという意味でいうと問題が発覚したのはほんの先週、月曜日ぐらい。
非常に展開が速いなという感じがあるんですが安倍政権は第1次のときに4人ぐらい、閣僚が1年間にスキャンダルで辞めてるんですがそのとき政権の問題点だったのはスキャンダルが発覚したあとずるずる引っ張ってかばってかばって最後に辞任させてそれが大きな批判を浴びたというところがあるので今回はその轍を踏まないということで早い段階での処理をしたのかなと。
政権としての意思がそこにうかがえるような気がしますね。
≫辞任会見そのものの印象はどうですか?≫非常にご本人は真摯に説明をされようとしているんでしょうけど逆に言うとご本人が一切タッチしていないところで≫では、永田町から足立記者に最新情報を伝えてもらいます。
足立さん。
≫安倍総理と小渕大臣の会談なのですが午前8時20分から後ろに見えます総理官邸でおよそ30分間にわたって行われました。
この会談の中で、小渕大臣は引き続き調査して政治家として、えりを正したい。
国政を遅滞させるわけにはいかないとして大臣を辞任する考えを示し安倍総理に辞表を提出しました。
このときに小渕大臣は女性が活躍する社会に貢献できず申し訳ないとおわびしたということです。
安倍総理はこの辞表を受理しましてさっそく臨時代理には高市総務大臣を任命しました。
小渕大臣ですが元々は午前9時から開かれる衆議院の地方創生特別委員会に出席を求められていました。
小渕大臣が辞任したことで野党は反発していまして今も委員会が開催されない状況になっています。
現在も与野党が国会レベルなどで調整をしているんですけれどもまだ開催の見通しは立たない状況です。
安倍総理や周辺としては5人の閣僚は相次いで辞任した第1次安倍政権の二の舞だけは避けたいという思いが強くあります。
そこでダメージを最小限に抑えようと今回、事態の収拾を急いだわけですがそれでも野党は安倍総理の任命責任やさらに松島大臣のうちわ問題などを追及する構えです。
中でも、松島法務大臣にはうちわ問題以外にも新たな問題があるのではないかとこういった話まで出ていまして、自民党内には松島大臣も一緒に辞めさせるべきだという声まであります。
ただ、今のところ政権幹部は松島大臣を辞めさせる考えはないとしています。
ただ、いずれにしましても政府・与党にしましては難しい国会運営が続きそうです。
≫ほかの閣僚から何か声は出ているのでしょうか。
今回のことについて。
≫閣僚からは、まだこれといった声はないですね。
自民党からは残念だという声がかなり出ていますし野党のほうはまだまだ安倍総理の任命責任ですとか松島大臣の問題とかどんどん追及していくぞというこういったリアクションが出ていますね。
≫今回の国会11月30日の会期末まで40日あまりなんですが労働者派遣法の改正など色々重要法案対立法案もあると思います。
こういったことにもかなり影響してくるのではないでしょうか。
≫そうですね。
派遣法の話もできれば明日から審議入りしたいと思っていたんですけれどこれが来週にずれ込みそうな感じになっているんですね。
あと地方創生も、まさに今日開かれていない状況です。
総理は11月に1週間の外遊を抱えていましてただでさえタイトな国会日程になっているんですね。
今回の辞任問題でさらに国会の運びが政府・与党にとっては厳しくなる可能性が出てきています。
≫今、お話のあったAPECですとかアジア太平洋の経済会議ですね。
それから、アジアの首脳会議この外遊の日程そのものが何か影響を受けることはないでしょうか。
≫外遊については国際会議で重要ですのでこれは、安倍総理予定どおり11月の半ばですが1週間3か国を転々としながら国際会議に出る予定は変えないつもりです。
ただ、それで国会のほうがタイトになるという状態ですね。
≫あと、お話にあった松島法務大臣のうちわなどの問題ですがこのことは今回の小渕大臣の問題とは切り離そうということでしょうか。
政権としては。
≫そうですね。
安倍政権としてはうちわ問題だけでしたらこれは乗り越えられると踏んでいます。
ただ、ほかにもまだ問題があるんじゃないかと指摘する声まで出ていましてもしそういったものが発覚した場合はまた違った展開が考えられます。
≫ほかにも問題というのは松島大臣に関してということですか?ほかの大臣についてもということですか?≫松島大臣ですがうちわでしたらそう高価ではないので寄付行為に当たらないんじゃないかということでかわせるんじゃないかということなんですがうちわ以外のものももしかしたら有権者に配っていたんじゃないかというような情報もあってまだ未確認ですがそういった話まで今出てきているんですね。
野党はそういったところかなり地元に入ったりして調べたりしていてですね野党の追及材料にさらになっていく可能性が出てきています。
≫足立さんありがとうございました。
≫続きまして小渕大臣の地元・群馬県中之条町から原田記者に伝えてもらいます。
原田さん。
≫こちら小渕大臣の地元群馬県中之条町の後援会の事務所の前です。
こちら後援会の事務所のほうは小渕大臣の辞任を受けてお話を聞きに行ったんですけれどもなにもわからないと高崎市の事務所のほうに聞いてほしいという話を困惑した表情でされていました。
しかし高崎市の事務所のほうでも取材には応じられないというふうに話していまして地元では困惑が広がっています。
そして、地元の有権者の方にもお話を伺ったんですが大臣になってこれからというときに非常に残念だという声が聞かれる一方でまだ将来がある人なので今回のことを反省して頑張ってもらいたいという話を期待を込めて話をされている方もいました。
しかし、一方で今回の問題が説明できないということであれば辞任も仕方がないなぜ説明できないのかまた、そして税金を不適切に使われたら困るという話も聞かれ小渕大臣の説明責任がまだ果たされていないという厳しい声も聞かれました。
≫ありがとうございました。
≫では、佐々木さん。
≫今回のこと改めてまとめます。
会見のまとめなんですがこちらです。
まず、資金管理団体の物品購入についてこちらです。
下仁田ネギやこんにゃく冒頭出ていましたがこれは、県外の人への贈答だと。
選挙区の人への贈答ではないと明言しています。
そしてベビー用品化粧品は団長として海外に行ったときにお土産として購入したと。
これはポケットマネーで買うべきものではないんですかという指摘に対してはこれ、政治活動人脈を広げるためには経費として認められるべきなんだと説明しました。
さらに、観劇会のほうなんですが観劇会はこうです。
まさか参加費を肩代わりしているとは思っていなかった実費をもらっていると聞いていたのでこういうふうに感じたと。
そして今回、本当に実費をもらっているのかということを確認したと。
報道では、やはり金額ちょっと足りないのではという指摘がありましたがこれ実は貸しきりだと通常の値段より安くなるのでこの指摘には当たらないと。
参加したうちの753人確認できたということなんですがその人たちの全員が1万2000円を払って参加していたということはわかりましたということでした。
そしてやはり、今後ですが今後についてはこのように語っています。
まず政治家として一から出直そうと思っている。
そして、後援会これ「…」となっているんですが実は、会見、スムーズにしゃべっていたんですがこのときばかりは若干涙ぐむような言葉に詰まるようなところがあったんですね。
その皆様の名誉を傷付けることでもあり信頼を損ねてしまったというふうに言っています。
さらにもう一度ゼロから信頼を取り戻していけるように今一度やっていきたいというふうに言っています。
≫伊藤さん、まずは会見の内容の中で贈答品に当たるものは県外の人または海外に出かけたときのおみやげだと。
これは会社の経費と同じように政治活動として認められるべきというご主張なんですがこの点はどうでしょうか。
≫1つは果たして本当に地元の有権者以外の方に配ったのかどうかの確認が取れないという点が1つと。
例えば、下仁田ネギの件に関して言うと県外に配ったとしても公職選挙法の221条でしたかね。
要するに県内の有権者から買ってるわけですね。
その有権者に利益を与えたと。
その見返りに票を得たという解釈ができれば買収および利害誘導の罪というのがあってそれに引っかかる可能性があるんですね。
≫萩谷さんこういう贈答品というのが会社の経費と同じといわれると税金も政党交付金などの形で入っているわけですね。
そういうところに引っかかりを感じる国民の方もいらっしゃるんじゃないかと思うんですが。
≫化粧品やベビー用品を事務費として上げていますが事務費というのは事務の維持に必要なものであって何でもかんでも事務費であげて許されるかというとそういうものでもないと思いますし法的にいえば県外の人に社交儀礼の範囲で交付したというのならそれは違法性は問われない可能性が高いですけれども内容から見ても本当に信用を得られるかというとどうかなと思いますね。
≫実際に本人は選挙区の有権者に配られているわけですからそこのところは違法でありそこのところはお話になってなかった部分ですよね。
≫そのワインですが、佐々木さん説明してもらえますか。
≫こちら今朝の朝日新聞なんですが有権者に小渕ワインということでこれ、ご覧いただくと小渕優子と顔写真と名前がはっきり書かれたワインを先ほどおっしゃったように有権者に配って公選法違反の疑いがあるのではと報道されているんですよね。
≫これ、川村さんなかなか逃れられませんよね。
≫これはどういうふうに解釈をしても間違いなく公選法違反に関わることなので今回の先ほどの会見ではこれについては触れていませんでしたね。
私は思うんですけれど観劇の問題舞台を見に行ったということに関しても小渕さん、史上最年少で平成20年に2008年に少子化担当大臣になっているんですね。
会見では、これは平成19年から観劇を毎年行っていると言っているのでそのことをきちんと調べずに自分でチェックをせずに大臣を引き受けた。
公職選挙法の公開の時期が大臣就任後にちょっとずれているのでそのときは確認できなかったということなんでしょうが安倍内閣としての身体検査といわれるもの。
それについてもちょっと甘すぎたのではないかなと思いますね。
≫この明治座での観劇の件なんですが収支が合っていないと。
小渕さんが言われているように1万2000円の会費は交通費込みでいただいていたというのが事実だとしても収支報告が明らかに違いますので政治資金規正法には触れてくるということになりますよね。
≫補てんをしていたら公職選挙法。
そうでなくて記載が違っていたらこれは虚偽記載になりますからこれは政治資金規正法にひっかかる。
どちらにしてもひっかかりますよね。
≫政治資金規正法の関係ですけれども収入額と収支報告書の金額がこれだけ違いますから虚偽記入に該当するんですね。
その場合に会計責任者が故意、または純過失で虚偽記載をした場合は5年以下の禁錮または100万円以下の罰金ですがちょっと気をつければ間違っているとわかる程度にも虚偽記入になりますので会計責任者は虚偽記載に該当します。
会計責任者は小渕さんの会計責任者の選任または監督に不注意があった場合はこれは50万円以下の罰金になります。
今、会計責任者について今、名義貸しをしたのではないかといわれていることもありますし…。
≫名前を貸した人がいるということですね。
≫こんな簡単なことは小渕さんが見ればすぐにわかった。
公的に言えばもし罰金の有罪が確定すれば公民権停止になりますので大臣辞職ということだけではなくて国会議員も辞めなければいけない程度の話にもなりますよね。
≫収支にずれがあるというとその差額はどこにいったんだろうという疑問もありますよね。
≫故意に隠したとしたらもしかしたら裏金になっている可能性もあるわけですね。
その辺はきちっとこれから精査していかなければなりません。
非常に小渕さんってお父様の恵三さんからすべて後援会組織等も引き継いでいるわけですね。
ただ、本人は非常に新しいスタイルの政治家なんですが実は座っていた座布団がものすごく古い座布団だったと。
例えばいまどき何十台もバスを連ねて観劇に行く政治家ってほとんどいません。
数十年前はそういうことはよくあったんですが。
≫中選挙区時代ですよね。
≫昔、ある意味許されていたときは選挙の時には選挙事務所にも大きな食堂ができてそこにワーッと人が集まっていました。
こういう日常の観劇活動とかバスツアーで旅行に行くというのもそうだと思いますが今どきという気がしますよね。
田中角栄さんは盆暮れになると何万個単位でお中元を配っていたということもありますし。
その時代を引きずっている部分が小渕さんご本人の後ろに見えてくる気がしますね。
≫ただ、きのう今日議員になられたわけじゃなくて14年前に議員になってるわけですから地盤、看板、かばんを引き継いで教授してこられた方だと思うのでやはりきちんとチェックすべきところは気づかなかったということもなかなか許されない。
≫もちろん最終的にはご本人の責任になると思います。
ずさんな収支報告書の観点から言うともし公職選挙法なり政治資金規正法なりを知っている方はこんなもの作るわけないんですね。
だから古くからのスタッフはほとんどいなくなって。
あまりこういう知識がない人に任せているからそれももちろんご本人の責任ですよ最終的には。
≫地元の後援会では私が子どものころから存じていた信頼してきたスタッフに任せてきましたと。
結果については私自身もわからないことが多すぎます。
なぜこうなっているのか疑問です。
何かあれば私のところに言ってきたのではと思います。
≫古い座布団に座っていたというのはまさに言い得て妙な表現だと思うんですけど良かったかどうかはわかりませんね。
≫かなり古くても座り心地は良かったのかと。
≫さっき大下さんが言ったように14年も議員をやっていてこれじゃいけないなと思っていてもなかなかそこから立ち上がれなかったと。
≫いけないなと思ってくれればまだいいんですがまったくそういうことも考えずに座布団に乗りっぱなしだったということもあるんですね。
それは政治家にしては問題だともいえますね。
≫政治家と金の問題に関しては選挙を行うということで民主主義の根本に関わるところ。
でもそこが本当に政治家にはクリーンにしてもらわないといけないという最低限のところを小渕優子さんという女性から見てもこれから期待していきたかった方がいくらお父様の座布団に乗っていたとしても残念半分、憤り半分ですね。
≫政治活動という中でゼロか100かで決められないグレーという意味ではなく色々許される範囲ってあると思うんですけどそれにしても絶対許されないところに踏み込んでしまっているということなんですね。
≫どう考えても言い逃れができない明白な法律違反というのが平気で行われていたというのが明らかになってしまったわけですから。
≫さっきのワインの話は本当に明確に公職選挙法の利益供与。
寄付の禁止にももし選挙区の方に配っていたとしたらなりますのでその代表者の小渕さんは知らなかったとしても責任者としての50万円以下の罰金ですけれど公職選挙法違反に問われる可能性極めて大きいですよね。
≫先ほどの報道されたものは1人の男性だけの例なんですけれどもああいうものを1人のためだけに作って配るとは考えられないので色んな場面で事務所としてはしてたんじゃないかなと。
≫公職選挙法の寄付の禁止というのはお中元もお歳暮も原則的には駄目という厳しいものなんですよね。
それだけしっかり守らないといけないものなのでこの点もきちんと調べて、説明する必要はあると思います。
≫一応確認しておきますとワインにつきましては記者の質問が出ました。
会見で。
それに対して、現段階で選挙区内にお配りしたことはないとご本人おっしゃっていたことは抑えておきます。
≫辞任ドミノという言葉結構皆さん覚えていると思いますがこれだけ第1次安倍内閣のときに立て続けに辞任が起きたということでナントカ還元水というのも結構はやった言葉になってしまいましたが続いてしまったんです。
≫今回どうでしょうかね。
松島法務大臣…。
≫今、注目浴びていますがこれは難しい問題でセットで辞めさせてしまえ割りと早めに収拾できるという見方もあるしもし辞めさせないでずるずる行ってしばらくしてからまた松島さんの件が出てくるなんていうとまた次にも影響が出てくるということになりますので安倍総理として非常に難しい判断を今しているところだと思うんですね。
これから消費税の再増税の判断とか様々大きな課題があるのでこういう問題が政局に問題があると国民にとって不幸であると処理するなら早く処理する。
もう1つ気になるのはトラブルを起こしている大臣というのは改造後の新任大臣なんですよ。
さっきおっしゃったように身体検査がよほど甘かったのかな。
まだまだ、もしかしたらそれ以外にもという話もありますので。
この辺、ちょっと安倍政権悪夢の再来を恐れているのではないかなという気がしますね。
≫しかもみんな女性登用ということで看板閣僚や目玉人事の人たちですよね。
≫そして、松島さんの今、名前が出ていましたが話を見ていきますとこれ、うちわかどうなのかということでもめていましたけれどもご本人は討議資料だとおっしゃっているんですよね。
これ見てみますと2012年から2014年の間で合計2万1980本を発注していてこれがおよそ175万円に上っているんですね。
結構配ったということで在庫はもうほとんどありません。
250本しか残っていないんです。
2万2000本から考えるとほとんど配っちゃったんじゃないかということですがこれに対して、民主党はこれは寄付行為に当たるのではないですか。
公職選挙法違反容疑で告発というところまでいきました。
≫本来、うちわなんか議論してる場合ではなくてもっと重要な議案の審議がいっぱいあるという中で…。
≫うちわということであれば認定されれば公職選挙法違反になりますから松島大臣はこれは資料用のいわばビラなんだという弁明をしておりますがやはりそういうものを取り締まる法務大臣という立場にある人ですからこういった疑惑については説明しきれないということであればきちんと法務大臣としての立場を自ら出処進退を明らかにする。
そういうような時期が来るのかなという感じもしますね。
≫萩谷さんはこのうちわの問題はどんなふうに受け止めました?≫昔からビラかうちわかって常に問題になっていて。
でも、社会通念上常識的に見てうちわに見えるものはうちわです。
今回の場合は骨は入っているし持ち手はついているし松島さんは法務大臣という立場でこれはうちわではなく討議資料だと言い張り公職選挙法で違反されている寄付の対象になる物品には該当しないと言い切ったところで私は法務大臣としての資質はないと思います。
≫1か月半前に改造内閣発足して適材適所かわからないうちに小渕さんがあって本当にやはり党内事情を優先した改造の結果なのかなという気もするんですが。
≫第2次改造安倍内閣は1か月半ですね。
まだ50日たっているか、いないかですからその意味ではやっぱり何のための改造内閣だったのかということも問われてきますね。
≫671日何も起きずにっていうかきちんと運営できたのに改造して50日でこの事態というのは…。
≫ある意味ではこれからの国会審議の中でほかの閣僚にも本当に連鎖をしてくるとなるとさらなる改造をしなければいけなくなるかもしれません。
≫特に第1次安倍内閣のときの辞任というか辞めた方々みんな男性なんですよね。
これに対して今回その女性閣僚ということが大きな看板だったのにそのうちの1人が辞任をしもう1人に大きな疑問符がついていると。
この痛手は大きいですよね。
≫ほかの3人の方も先日、靖国神社に参拝しましたよね。
安倍総理が今後日中、日韓と外交的な打開を目指している中にちょっと外交的な影響を与えすぎているのではないかなという感じもしますよね。
≫続きましては皇后・美智子さまが今日80歳、傘寿の誕生日を迎えそのお気持ちをコメントとして寄せられました。
そこには初めて民間人として皇室入りした当時の体験や子育てそして天皇陛下を支えともに歩んできた55年間への思いが込められていました。
≫今日80歳の誕生日を迎えられた皇后・美智子さま。
記者の質問に文書で回答を寄せられ80年の歳月を振り返られました。
≫幼少期の美智子さまに強い印象を残した太平洋戦争。
≫その記憶は深く刻まれ平和への願いとなりました。
≫今日80歳の誕生日を迎えられた皇后・美智子さま。
寄せられたお言葉には母としての思いもつづられていました。
≫当時、皇太子だった天皇陛下との出会いは1957年の夏軽井沢のテニスコートでした。
初めての一般家庭出身のきさきとして注目を集め結婚パレードには沿道におよそ50万人が詰めかけました。
長年皇室の取材をしてきた近重氏は…。
≫自らの手で子育てをされ皇室に新しい風を吹き込んだ美智子さま。
お言葉の最後には今年日本を襲った自然災害についてつづられていました。
≫これまでも大きな災害のたびに被災地を訪れ多くの被災者を励ましてこられた両陛下。
≫中学1年のときでしたがご成婚のパレードの日を思い出しますね。
≫そうですか。
スタジオにはテレビ朝日の元皇室担当記者で皇室ジャーナリストの神田秀一さんにお越しいただきました。
よろしくお願いいたします。
≫よろしくお願いします。
≫神田さんは今回の皇后陛下のコメントを見て率直にどうお感じになりましたか?≫すごいお言葉がたくさん並んでいるので驚きましたね。
≫特にどういう点に?≫特には東京裁判のところに関するところですね。
≫このあと、お言葉を紹介できると思うんですけれども美智子さまのお言葉とともに激動の昭和から現在までの足跡を改めて、振り返ります。
美智子さま、1934年に一般家庭の長女として東京に生まれました。
そして、7歳のときに太平洋戦争が始まりまして9歳で戦況が悪化して疎開を経験されます。
戦中と戦後で実に5度の転校を経験されたということです。
当時を振り返って、美智子さまはこのように話されています。
ラジオを通しA級戦犯に対する判決の言い渡しを聞いたときの強い恐怖を忘れることができません。
恐らくは、国と国民という個人を超えたところにものの責任を負う立場があるということに対する身の振るうような恐れであったのだと思います。
≫神田さん、先ほどもこのコメントについてちょっと触れられましたがどんなふうに感じられましたか?≫私も戦争の体験はあるんですが昭和17年1942年だったと思いますが4月18日国民学校の1年生として東京・深川の国民学校に入ったんですね。
わずか入学して18日のときにいきなり空襲警報が鳴りまして爆弾型の焼夷弾が投下されました。
物理的な感じで子どもでしたからはっきりなぜ戦争になったのかわかりませんでしたが死ぬかと思いましたね。
そういう体験と今度の皇后さまの重い言葉を重ね合わせて自分の少年のときはよくわかっていなかったなというふうに思いますね。
皇后さまの言葉はすごいです。
≫このようなコメントをされるということは今までになかったことなんですか?≫私、これまで誕生日会見など何回かお言葉を聞いていますけれども今回のような重みのある言葉また、単なる思いだけではなくて頭の中でちょっと考えられないようなすごい言葉が出てきましてこれはトルストイなどの本を読んでいるような感じを受けましたね。
≫大二郎さんはどのように感じられましたか?≫このA級戦犯に関する言葉は2つのポイントがあると思うんです。
1つはA級戦犯の方々が個人に対してじゃなくて国とか国民に責任を負うべき立場だったんだなということが自分は当時、恐れを感じたという表現でこのA級戦犯の人は戦勝国に裁かれた人ですがやはり国と国民への責任というものがあるのではないかということをえん曲的に言っておられると。
ただ、それを今の皇后さまのお立場で語られたら、これは政治介入とか政治的な発言になる。
2つ目のポイントはそれを中学時代の思い出として語られたということでそういう政治発言というところを避けながら、皇后陛下のこの問題に関する考え方、国民にも知ってもらいたいという思いを述べられているんじゃないかと非常に強い印象を受けました。
≫さらに大二郎さんこんなお言葉もあります。
世界のいさかいの多くが何らかの報復という形をとって繰り返し行われてきた中で我が国の遺族会が一貫して、平和で戦争のない世界を願って活動を続けてきたことを尊く思っていますと。
≫これもイスラエルとガザにしろウクライナの問題にしろみんな戦争被害者というのは報復ということで次の対応策をとってきた。
それに対して日本の遺族会日本の戦争の最大の被害者である遺族会が一貫して平和ということを求めてきたということを述べられることで諸外国に意向をいつまでも持ってはいけないと伝えられているメッセージだなという気がしましたよね。
これもまた、これまでにない踏み込んだ発言ですよね。
≫1つの80歳という区切りの中で出てきたお言葉にしては色々考えるもの重いものが含まれてますね。
≫川村さんはこのお言葉についてはどんなふうに思われましたか?≫美智子さまは海外のことについてもかなり詳しく今回書いていてタンザニアで出会った人たちやそこの人たちが言っていた私たちはまだ貧しいが国民の間で格差が生じるよりみんなで少しずつ豊かになりたいという言葉を聴いて胸が熱くなったということも述べておられるんですけれどタンザニアというのは公用語で首都サラームというサラームというのは平和という意味ですね。
平和な都市ということでそういうことも含めて海外の人々の間には貧富の差があるということを今回話されているってことは私もタンザニアに行ったことがあるわけですがあそこまで行ってそういう思いをされたんだなという強い感慨を受けました。
≫そうですね。
2mくらいある大統領でしたね。
背の高いね。
そこでの会話だったんですね。
そしてその後の足跡も見ていきたいんですけれどもこちらですね。
22歳、大学を首席で卒業されましてその2年後24歳で当時の皇太子さまとご結婚されました。
そして、その翌年に浩宮さまをご出産。
現在の皇太子さまですね出産されまして子育てに対してこういうコメントを出しています。
子育てを含め家庭を守る立場と自分に課せられた務めを果たす立場を果たすために色々な職員の協力を得てきています。
≫初めて民間から嫁がれた美智子さまは子育てにおいても様々な戦いといいますか大変な思いがおありに。
≫当時は古い皇室のしきたりというのが大二郎さんも取材をされて知っていますでしょうけど経験されてますけれどあったんですね。
それを打ち破って新風を吹き込むというのは大変だったと思いますね。
具体的には自分の子どもに自分のお乳を飲ませて育てるということは昔からしていなかったわけですからね。
どこかに預けたりしてね。
そういうことは自然ではないということが昭和天皇や今の陛下が強くお感じになってまして皇太子のころからはそういうことが≫天皇陛下と55年間公務に力を尽くしていらっしゃった美智子さま。
今後についてこのように話しています。
戦後70年の来年は大勢の人たちの戦中・戦後に思いを致す年になろうと思います。
≫来年に向けての思いもコメントされていますね。
≫日程上に上っているにはパラオなどにいらっしゃるという話を聞いていまして、すでに内閣は準備の指令を外務省と宮内庁に出したようですね。
≫ただ、本当にハードなご公務で両陛下のご体調も心配されますね。
≫非常にその満身創痍といったような言葉がぴったりかどうかはわからないのですがそれに近い状態かと思いますね。
≫でも、お二人が手を添えながら歩いておられる姿を見るとほっとするし…。
≫昭和天皇の最期のときも、そういうお姿を箱根なんかで拝見したことありましたけど今、まさにそうですね。
≫萩谷さん本当にいつまでもお元気で…。
2014/10/20(月) 10:30〜11:42
ABCテレビ1
ワイド!スクランブル 第1部[字]
あの橋本大二郎が24年ぶりキャスター復帰。大下アナとのコンビで最新ニュースから気になる生活情報までわかりやすく丁寧にお伝えします。“大事なポイント”は見逃しません
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◇出演者
【司会】
橋本大二郎、大下容子
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