いっぷく! 2014.10.20

≫閣僚を辞任する意向をかため、間もなく安倍総理に伝えるという小渕優子経済産業大臣。
≫この週末、小渕大臣はその対応に追われていました。
おととい小渕大臣は愛知県で行われる国産ジェット機の公開式典に出席する予定でした。
しかし、その日の朝になって予定を突然キャンセル。
午後になって経産省に入った小渕大臣は若干疲れた表情を見せていました。
そして、自らが関係する政治団体の不明朗な資金の流れを指摘されていることについてこう語っていました。
同じ日、イタリアでの国際会議に出席していた安倍総理が帰国。
その足で総理公邸に入り小渕氏の問題にどう対処するか検討したものと見られます。
そして昨日、小渕大臣は滞在していると見られる都内のホテルにこもり問題が指摘された政治団体の政治資金に関する調査を進めていたと言います。
今回問題となっている疑惑は大きく2つ。
肩代わりと公私混同です。
1つ目の疑惑は、小渕大臣が関係する政治団体が開催した明治座での観劇会をめぐって収入と支出に差額が生じ政治団体が費用を肩代わりした形になっているものです。
仮に肩代わりしていたのであれば、有権者への寄付行為として公職選挙法に違反するおそれもあります。
逆に参加者から観劇会の会費をちゃんと集めていたとすれば、報告書に記載されていた収入が足りず使途不明金になっているのではと民主党は指摘しました。
さらに、こんな問題も発覚しましたこれはその平成24年の観劇会の写真です。
壇上で挨拶しているのは小渕大臣。
ところがこの平成24年の収支報告書には観劇会の収支に関する記載が一切なかったのです。
そして、小渕大臣に浮上したもう1つの疑惑が公私混同。
小渕大臣の資金管理団体などが親族の経営する雑貨店で物品を購入。
その額は2012年までの3年間で330万円にも上っているのです。
さらに収支報告書によると、地元の名産品、下仁田ネギなど様々なものを購入していてこれも追及されたのです。
第2次安倍改造内閣の目玉人事として入閣した小渕大臣に浮上した今回の疑惑。
政府・自民党内からも説明を求める声が。
小渕大臣は政治資金に関する調査結果を公表する考えですが国民の理解を得るのは難しいと判断し、閣僚を辞任する意向を固め、間もなく安倍総理に伝えることにしています。
≫おはようございます。
国分≫10月20日月曜日の「いっぷく!」です。
小渕大臣、今日辞任ということで、このニュースを中心にお伝えしていきたいと思います。
今日のコメンテーターです。
枡田≫映画監督の井筒和幸さんとTBSの杉尾秀哉解説室長、そして毎日新聞専門編集委員の与良正男さんにもお越しいただきました。
国分≫先月9月3日、経済産業大臣に就任したばかりの小渕大臣ですけれども、先週浮上しました政治資金の問題ですけれども与良さんのこの問題どうお考えですか?≫恐らく間もなく辞任を伝える、あるいは辞表を提出するという動きになるんだと思いますけれども、正直言いまして、私、先週、最初は週刊誌報道だったんですけどあれ見た瞬間に、これはもう辞任はどうやらやむを得ないなというふうに思いました。
今のビデオでも流れてましたけど、寄付行為とかと言うと少し聞こえがいいですけど有権者に対する寄付行為というのはどういうことか、どういうことかというと、利益供与とはどういうことか、これは一番やっちゃいけないことなんです。
なぜか、要するにお金で票を買うことにつながっちゃうんです。
公選法の核心部分なんですよね。
その疑いを晴らせないということになると、やっぱりこれは厳しく対処せざるを得ないなと、一報を聞いたときから感じました。
国分≫杉尾さんどうお感じになりましたか?≫本当に今、与良さんも言ったんですけど、辞任不可避だと思うんですけれどもこれがこれからどういうふうに発展していくのか。
ほかに追及されている稲田法務大臣についても、第1次政権のときに、次々閣僚が辞めていった。
≫あれは松島法務大臣ですね。
≫既視感があるんですよね。
これからの波及の度合いですね。
国分≫井筒さん、また政治とカネが出てきてしまいましたね。
≫いつまでやってんだってことだけどね、でも本当にさっきもおっしゃったみたいに寄付とか何だか言っているように、そんな難しい政治用語使わなくても、要はね、おごってあげたんですよ。
公金でおごったげるって、政治家は今までね、100年来したらいかんことなんですよね。
それはもう目の前に出てきたわけですから、当然。
≫厳密に言うと恐らく政治資金でと。
≫総理ですね。
枡田≫総理が官邸前に到着しました。
≫総理もきっと慌てて戻ってくるしかないですね。
国分≫最新の動きがどうなっているか聞いてみましょうかね。
枡田≫総理官邸前から中継がつながっています。
≫総理官邸前です。
ご覧いただいておりますように、安倍総理大臣がたった今、総理官邸の方に到着しました。
安倍総理、7時53分に都内の自宅を出たという情報があったんですが、つい先ほど、たった今、総理官邸のエントランスから入っていきました。
こちら中継の映像です。
現在、安倍総理手を挙げて総理官邸の中を歩いております。
この後、こちら歩きまして左手にあるエレベーター、ここに乗りまして総理執務室があります5階の方まで上ることになります。
そしてこの後なんですけれども、小渕経済産業大臣が間もなくこちら、総理官邸に入る予定です。
そこで総理に対して辞任の意向を伝えるものと見られます。
そして今日は午前9時から国会の委員会が予定されていまして、そこに小渕大臣が呼ばれているんですけれども2つ情報がありまして、1つはその委員会には出席せずに辞任の意向を固めたということで午前中に記者会見を開いて説明をするという情報があるんですが、ただ先ほど、大臣、委員会の方に出て委員会でも説明をするという情報も入ってきています。
その辺り、実際どういうふうな流れにするのか、この後、安倍総理と小渕大臣が直接会談をしまして、そこで話し合いをするものと見られます。
国分≫小渕大臣が辞任の考えを固めた最大の理由は何なんでしょうか?≫最初にこの問題が発覚、報道されたときには、観劇会の収支の差が1000万円単位に上ると、非常に大きな額で、これはちょっと普通の問題ではないなという感じがあったんですね、そして実際、国会での審議が始まりまして、野党側からの追及が始まりまして、小渕大臣、自分は知らなかった、調査中ですという苦しい答弁をずっと繰り返しました。
そして本来であればエネルギー政策ですとか経済の問題、様々経済産業省は抱えているんですけどもそういった議論に時間をほとんど使えずにこの自身の問題にずっと時間を費やされるという状態になりまして本来の大臣としての仕事がなかなかできない状況に追い込まれました。
その辺りから小渕さん、自分が責任をとるしかないという考えを持ったようです。
そしてさらに今週末、政治団体といってもいろいろありまして、この資金の問題、観劇会の問題を指摘されていたのは、いわゆる政治団体、小渕さんが代表でも会計責任者でもないんですが団体なんですが、深い関係がある団体。
そこに大きな収支の差があるという問題が指摘されていたのですがこの週末になって、ご自身の資金管理団体、ご自分が代表を務める団体にも同じ問題があったという報道が一部ありました。
この問題について今日、民主党は追及する方針なんですけれども、そうしますと、ご自分が代表を務めていた団体でそういうことが起きていたとなると本当にもう知っていたでは済まされない、重大な問題になってきますので、この辺りもいよいよ決断するしかない状態になったと考えます。
国分≫安倍総理は今後、どうするんですかね?≫早急に後任選びに既に入っているようなんですけれどもいかんせん、経済産業大臣というのは原発の再稼働ですとか非常に政権にとって重たいテーマを抱えている大臣なんですよね。
したがってこの後任を誰にするかというのもそう簡単なことではありませんで、今のところ、既に閣僚を経験したことのあるベテランの議員の名前が取りざたされたりもしてるんですけれども、いずれにしましても、ここでまた人選ミスをしますとさらに辞任ドミノという非常に思い出したくもない1次政権のときの再来ということが起きかねませんので、ここは慎重に考えることになるんだと思います。
国分≫与良さん、やっぱり安倍総理も頭を抱えている状態ですよね。
≫ともかくこういう話っていうのは、粘ると決めたらとにかく粘り続けるんですけれども恐らく先ほど冒頭、僕も言いましたけど無理だというふうに本人も官邸サイドも思っているはずですね。
今後のポイントは、今の岩田さんの報告にもありましたけど委員会にも出るのか、それとも出ないのかと。
これまで往々にして辞めましたと言っちゃうと、記者会見でもほとんど答えずにもう辞めましたからって言って逃げて行ってしまう政治家もたくさんいたわけです。
国会でも、要するに閣僚を辞めちゃうと、委員会出席しなくてもいいですからさようならと言ってきた例も杉尾さんたくさんありますよね。
≫あります、ただ今回の場合はね。
≫ただ、今回はそれは小渕さんはそれはしないだろうと。
≫国会でもあそこまで調査して明らかにすると言っている以上はやっぱり何らかの形でちゃんとはっきりしてもらわないと。
国分≫どういう形になったのか、自分でも言っていますから、そこは明確にしてもらいたいですよね。
≫辞めて済む話ではないし辞めてもまた、証人喚問だとか政治倫理審査会で呼ぶとかいうような、またズルズルいきますから、とにかくわかったことはすべて説明することですね。
≫普通はでも、普通はですよ、大体ボスっていうのは、どの業界であろうがね、今度、明治座の件、いつ行くのって必ず聞くもんですよ。
もう細かいこと全部知ってるから。
国分≫そこら辺の話が出るかどうかですよね。
≫そんなの知らなかっただとか、どの団体だったとか、そんな理屈はもう通らないですよ今日び。
みんな知ってんだから。
国分≫一番の問題になったのはイベントですよね、後援会で行った。
赤荻≫今回の辞任の問題の引き金となったともいえる観劇会ですけれども、このように例年行われていたということです。
2011年には小林幸子さんの、そして翌年2012年、梅沢富美男さんと中村玉緒さん。
そして2013年は石川さゆりさんということでした。
枡田≫いずれも10月にこの観劇会は行われているんですが今年は天童よしみさんの観劇会が行われました。
一体それはどのようなものだったのでしょうか。
天童よしみさんの観劇会は先週火曜日に行われました。
大型バス26台、そして参加者1000人以上、小渕大臣の後援会が主催する観劇会の一日を再現しました。
≫小渕大臣を窮地へと追い込んだ観劇会。
「いっぷく!」では今年、観劇会に参加したという人の話をもとにその日程を再現してみました。
今月14日、朝7時。
群馬県の某所に集まっていたのは小渕大臣の後援会主催の観劇会に参加する支援者たち。
年齢層は60〜70代が中心です。
そこにやってきたのは、定員45人の大型観光バス。
団体名には小渕優子後援会女性部大会と書かれていました。
年に1度のイベント、はやる気持ちを抑えながら参加者たちは次々とバスに乗り込んでいきました。
ちなみにこの観劇会、いつから開催されているのかというと…そして今問題となっている観劇会の参加費は1人当たり1万2000円。
この中には、明治座の入場料、昼食代、バス代が含まれています。
参加希望者は住所と名前を記入した申し込み用紙とともに参加費1万2000円を締め切り日までに地区の役員に渡す仕組みになっていたと言います。
しかし2010年と2011年に小渕大臣が関係する政治団体が開催した支持者向けの観劇会で、参加費として集めた収入より劇場に支払った支出が2643万円上回りこの差額を政治団体側が負担した形になっているのです。
さらに2012年には…≫今回で8年目となる観劇会。
一路、明治座を目指すバスの中ではこんな光景も…皆様おはようございます。
本日はいっぷく観光バスをご利用いただきまして、ありがとうございます。
≫26台、ほぼすべてのバスに女性ガイドが同乗し、参加者を明るく迎えていました。
国分≫VTRの途中ですけれども。
枡田≫ここで小渕優子大臣を乗せたと見られる車が総理官邸に到着したようです。
現在8時19分に小渕優子大臣を乗せた車が総理官邸に到着しました。
8時15分に宿泊していたホテルを出たということですが、現在、8時19分に総理官邸に小渕優子大臣、到着しました。
国分≫今後はやはりその辞任の?≫辞意を伝えると、恐らくそのまま了承されるでしょう。
そんなに長く時間かからないと思うんですけど、出てきたところで、小渕大臣が何らかのことを話をされるんじゃないかと思われます。
≫あとは手続ですね、先ほど言いましたように大臣を本当に正式に辞めてしまうと委員会に出る必要がなくなってしまいますから。
だから、参考人という形で出るのかもしれませんけれども、委員会に出るのか、出ないのか、記者会見をその前にするのか、後にするのかということ。
国分≫そこら辺は安倍さんが決めることもあるんですか?≫ここはお互い、どうしたいっていうことも少し考えるでしょうね。
≫大体もう段取りは決まっているはずなんですけどね。
≫それにしたって、出たって別に意思がどっか行っちゃっているわけだから。
大した話にならないんでしょ、普通は。
やる気もないのに委員会出て何しゃべるのという。
≫今もビデオ途中で切れましたけどどうしてああいう記載になったのかまずわからないですね。
≫ちょっとVTRの続き、見てみましょうかね。
枡田≫また後ほどVTRの続きはご覧になっていただきます。
この後、委員会は9時から行われるということです。
お待たせしました、VTRの続きをご覧ください。
≫車内では後援会が用意したお茶なども配られたといいます。
順調に関越自動車道を進む一行。
途中パーキングエリアでトイレ休憩を取りながらいよいよ東京都内へ。
スカイツリーなど東京の名所に興奮しつつ目的地、明治座に到着したのは午前10時30分。
群馬県を出発して3時間半。
バスを降りた参加者たちは係員に誘導され、待ちに待った明治座に入っていきました。
参加者には事前にこのようなこのようなチケットが渡され、地区ごとに座る席が決まっています。
ショーが見やすい1階席の人もいれば2階席の人もいます。
使用する座席はおよそ1000席。
1階部分のブロック分けを見てみると、少なくとも18ブロックに分かれていました。
その割り振り方はというと…2回くじを引くことで不公平をなくしているということです。
≫参加者が席についた後、最初に行われたのは後援会幹部たちの挨拶でした。
例年のように小渕大臣が観劇会に参加する場合は大臣自身も舞台上で挨拶をしていました。
今年は欠席した小渕大臣の代わりに母親の千鶴子さんが舞台上で挨拶したということです。
正午、観劇会の第1部、天童よしみさんによる「痛快!歌謡時代劇」が開演。
会場は歓声や拍手が鳴りやまないほど盛り上がり、中には声を出して笑う人の姿も。
第1部が終わると午後1時30分からは昼食。
参加者は明治座の食堂に移動し配られた弁当を食べるといいます。
その中身はというと…奥平≫参加者によりますと、大体こんな感じのお弁当だったということなんですね。
≫そして午後2時からは第二部天童よしみオンステージが開演。
午後3時30分、観劇会が終了し、明治座を出た参加者は、満足げにバスに乗り帰路につきました。
≫これが今回問題となっている観劇会の全容です。
国分≫観劇会の様子は奥平さんが取材しました。
奥平≫私、そして「いっぷく!」のスタッフたちがこの問題が出始めた先週の木曜日から小渕大臣の地元、群馬県の選挙区に入りまして取材を続けてきました。
この観劇会については、どの番組よりもその全容に迫れたという自負があります。
まず手に入れたのがこちらの申込書、チラシなんですね。
行われたばかりの天童よしみさんが写っています。
この一部が切れているのが申込書の部分なんですね。
大体8月頃から1カ月間、申し込み期間があります。
応募者多数の地区もあるということでした。
ホントに1年に1回、地元の人にとっては東京に行くこともできて、小渕大臣にも会える一大イベントだった。
目をキラキラさせて答えてくれる方もいらっしゃいました。
そして、こちらがスケジュールなんですが、この何号車というのが、いわゆるバスですね。
大型の観光バスです。
私も同じタイプのバスに乗りましたが狭い一般道ですと、もう切り返さないと曲がれないくらいの大きなバスなんですよね。
地元の支所ですとか道の駅などで拾っていきまして、大体3時間半から4時間かけて明治座に到着すると。
このツアー、日帰りです。
過去には柴又や浅草などにも足を運んでいたそうなんですが、参加者がだんだん高齢化してきまして、今では明治座との日帰りで。
国分≫夕食は各自で。
奥平≫そうなんですよ、ここは各自でということなんですね。
その明治座の公演ツアーなんですけれども、1万2000円が会費なんですよね。
入場料と昼食代、バス代が含まれています。
国分≫井筒さん、これはお得なんじゃないですかね?≫お得なのかな?大体こんなもんだと思いますよ。
まあ、お得感を出してるだけでまあこんなもんでしょう。
ご飯なんて、あんなもの僕も食べたことあるよ。
行ったことありますよ。
あんなもんでしょう、どこにでもある幕の内だから。
≫団体割引というのがあるのかもしれないなという前提ではありますがもう一回、原点に戻ると、会費1万2000円、実費払ったって、ほとんど奥平君、取材でも皆さん言ってるでしょ?1万2000円で1000人大体恐らく集まりましたと。
すると単純計算すると1200万円になりますね。
そうするとあの収入額の何百万って幾らでしたっけ?200何万?≫もうちょっとあった。
分散してますからね。
≫いずれにしてもとてもとても収入額っていうあそこに記載された額には足りない。
そのお金ってどこ行っちゃったのかという話になりますね。
≫かつ明治座には三千何百万か払ってるわけでしょ。
その差額は一体どうなっとんねんってことだ。
奥平≫私たちが入手したのは、チケット、これは拡大されているんですけれども、このチケットの端を見ますと、全館貸切となってるんです。
ですから例えば石川さゆりさんですとか天童よしみさん、そうそうたる名だたる方が自分たち後援会で集まった小渕優子さんのツアーの人たちのためだけに歌ってもらえると。
これは非常にうれしいかなという感じですよね。
あとバスの誘導も26台が明治座に一斉に集まります。
過去には小渕さん自身がその誘導を手伝っていたこともあるということなんですよね。
それだけ参加者にとってはうれしかったという思いです。
≫後援会の人たちにとってはものすごく毎年楽しみだったはずですよ。
それは間違いない。
恐らく小渕恵三さん時代からこういうことはやってたってことですから、僕はしかしこの話を聞いたときにまだこんなことをやっている人たちがたくさんいるんだと実を言うと恥ずかしながら思いましたけど。
≫昨日、ある大臣も言ってましたけど、その人はバスツアーはやってないけど、おたくもやったらと勧められたっていうぐらいですから、一般的にやっています。
ただ26台というのは、あまり聞いたことがない。
規模が大きい。
国分≫大きいってことですか、26台って。
≫その昔、もう30年前、僕が若い頃ですけど、実際に取材したんですが、なんとバスツアーを仕立てて、それが投票日の当日。
みんなで投票行って、そのままバスに乗って旅行に行くと、これはいかにもひど過ぎるんじゃないかと書いたことありましたけど、新聞に出て、その後そういうことはなくなりましたけどたしかあの当時も摘発もされずにおとがめなかった。
有権者の方も、ごめんなさい、参加した人がいることもわかって言ってますけど、有権者側にもこういうサービスを、後援会に入ると受けられるっていうことがあるんだと思うんですけれども、そんな話を奥平さん、聞きました?奥平≫確かに1万2000円というのは高いのか安いのか、大体3割から4割ぐらい安いのではないかということですよね。
ただ、中には付き合いもあったり、どうしても業界の上には小渕恵三さんの時代から、お父さんが元総理ですのでね、付き合っているのでという方もいらっしゃったそうです。
また今回の観劇ツアーなんですがそもそもの問題は収支が合っていないこと、実際に行われているのに収支がない年もありました。
この後援会の収支報告書の作成者にメディアが接触することができたんです。
田中邦雄さんという初老の男性。
この方が驚くべきことを取材で答えたんです。
国分≫これがまた新たな問題になっているわけですね。
≫名義貸しという疑いがあるんですけど幾つかに分散して記載しないといけないから、本当は別の人が1人でやっているんだけど、それをいろんな名前を借りてやるケースがあると言われます。
国分≫ただ、こういった問題、後援会がお父さんの代からつながっているということですが、経理面という部分で言うと、そこはしっかりしてるのかなと僕は思うんですけれども。
≫同然のように私たちも思ってましたけど見た目で一目瞭然で、この収入と支出の差とは何ですかと、やっぱり、なかなか説明できない。
これが、何度も言いますけど、補てんしたと、後援会側・小渕さん側が補てんしたと、これは何度も言いますけれども、寄付行為に当たりますよと。
有権者に対するサービスですよ、有権者に対する利益供与ですよと。
利益供与ということは、有権者というのは票を持っているわけですから、買収に等しいような話になっちゃうんじゃないかということで、これは本当に公選法はものすごく厳しく罰しているわけです。
そういうことをやっちゃいけない。
皆さん、あんまりご存じないかもしれないけど、ハガキも出しちゃいけない、香典も出しちゃいけない、お祝いも出しちゃいけない、何でそうなっているかというとそういう票をクリーンにするためにしているわけですよね。
≫補てんをした割には物すごく大きいんですよ明治座に払ったお金が。
≫したかどうかもまだわかっていない。
≫その補てんのお金というのは物すごい怪しいなと。
そんな高くないですよ、1万2000円ぐらいですよ。
それ以上、劇場側もとる根拠は、ほぼないと思うな。
国分≫まだちょっとどうなっていくのかはわからないところではあるんですけれども。
≫マライア・キャリーのコンサートでも2万幾らでしょ。
全然、明治座でそんな…国分≫マライア・キャリーと比べるとちょっとよくわかんなくなってきちゃいますけど。
≫僕も取材する以上、どういうふうな理由があるのかなって一生懸命この1週間考えたのですけど、なぜこんな会計処理をしなきゃいけないのかと一生懸命考えたんですけれども、どうにも合点がいかないですね。
国分≫ただ、政治をしている小渕さんというのはここまで見れてなかったのでちょっと僕自身は残念だなと思っていますけれども、その小渕さん、これまでを振り返ってみたいと思います。
枡田≫テレビ局員から政治家へ。
25歳で初当選。
34歳で史上最年少閣僚へ。
政治家小渕優子氏の15年を振り返ります。
≫小渕恵三元総理の次女として生まれた小渕優子経済産業大臣。
大学卒業後はTBSに入社。
社報の中で自身のことをこう評しています。
父、恵三氏が総理に就任すると1999年、TBSを退社。
私設秘書に転身します。
しかし翌年、小渕元総理が急死。
小渕氏は父の地盤、群馬5区を引き継ぎ26歳という若さで衆議院選挙に初出馬。
父の形見の腕時計をはめ、選挙戦に臨みました。
結果、2位に10万票以上の差をつけ、見事トップ当選。
26歳という若き後継者は初登院のときから注目の的でした。
フレッシュな新人議員はプライベートでも話題に事欠きませんでした。
30歳で結婚、第1子をもうけるとベストマザー賞を受賞。
仕事と子育ての両立でも注目されました。
そして麻生内閣のときには34歳という戦後最年少の若さで初入閣。
少子化担当大臣に就任します。
民主党政権下では、当時の総理にある質問をし、話題になりました。
≫野党時代、代表質問に立った小渕優子氏。
当時の野田総理をこんな言葉で追及しました。
≫将来は、その父を継いで女性初の総理も夢ではないと言われるようになった小渕優子氏。
その後、自民党が政権を奪還。
女性の積極的な登用を掲げる安倍総理は先月行った内閣改造で小渕氏を経済産業大臣に抜擢しました。
重責を担った小渕氏は、原発再稼働問題を初めとする日本のエネルギー問題に取り組み始めたばかりでした。
≫しかし、大臣就任からわずか1カ月で発覚した政治資金問題。
期待されながらも、今や大臣の仕事もまともにできない状態となった小渕氏。
国分≫経済産業大臣としてどんな姿を見せてくれるのか正直、僕個人的には楽しみだったんですよね。
なのでちょっと残念だなと思うんですけれども率直に皆さん、どうなんですか。
小渕さんというのは政治のスタイルとか政治家としてはどうなんでしょうか?≫私、お父さんの恵三さんが幹事長をしていたときずっと担当していて、それ以来ずっとあるんですけれども、高校生のときから優子さんも存じ上げているんですがとにかくお父さんにすごくかわいがられて、将来、後継は優子なんだということをずっとおっしゃっていて、ほかにもお子さんいらっしゃるわけですけどすごくとにかく度胸がいいと。
それから、政界だと後見人みたいな人がいて、例えば参議院のドンと言われた青木幹雄さんであるとか、野中さんであるとか、そういう人たちにすごくかわいがられて本当に大事に大事に育てられて今回、経産大臣ですよね。
次のステップに行く、本当にビッグチャンスをもらったわけです。
それがこういうふうな形でつまずいてしまったというのは、やっぱり小渕さん、ここは1つ大きく飛躍するためにどういう行動をとればいいのかを考えた上での今回の辞任だと思うんですけどね。
国分≫先ほどVTRの中でもありました、代表質問を初めて見たんですけれどもやはり度胸があるなと、与良さん、感じました。
≫あれがすごい評判になったのは確かですし小渕さんというと、代表質問を思い出すっていう人もいるし見た目以上に本当になかなか度胸あるじゃんみたいになったのは確かです。
ただ、ホープ、ホープと言われて、今回の内閣改造人事の一時、幹事長かもというぐらいの報道もあったぐらいに期待もされているわけですけれどもただ、いずれにしてもまだ40歳で経産大臣というのも初めて重たいポストですので、やってみないとわからなかったと思います。
経産大臣というのは本当に重たい課題を背負っていて一番大きいのは原発の再稼働問題、それから日本のエネルギーをどうするか、さらには経済全般をどうするかということですから、全く見もできないまま辞任すると。
とにかく、だけどこれをずっと粘って粘って言い訳、言い訳をしてても、むしろマイナスだという判断も恐らく辞任するということについては、早くけりをつけた方がいいという判断だったと思います。
それはよかったと思う。
ただ、それに当たっても今とにかくわかっていることについてみんな疑問に思っているわけですから、今わかっていることについては、本人も知らなかったじゃ済まされないと言っていますから、ここは本当に丁寧に時間かけて説明するということを今日、針のむしろでつらい一日でしょうけどそれをやらなくちゃいけないと思いますね。
国分≫ただ今回の内閣改造というのは5人女性を入れるというところが1つのポイントになりました。
ここでもちょっと安倍総理の考えからはまたちょっと違う方向に行くんじゃないかなと思ってしまうんですが次になる方というのは女性を選ぶのか男性にするのか、ここも注目しなきゃいけないところだと思います。
≫すごい難しいところですよね。
女性にこだわるのか、今度の内閣改造というのは大きい目玉が女性閣僚をとにかく5人にしたいと。
今までは一番多かったときは小泉さんのときで5人ですからとにかく5人にしたいと。
それから、3割、4割にはいかないまでもとにかく5人そろえたいということだったと思うんです。
それで5人選びましたと。
僕が一番世の女性の皆さんはそういうことを敏感に感じていらっしゃるんじゃないかなと思いますけど、既に自民党の男性の、今回、閣僚になれなかったおじさん議員の皆さんからはやっぱり女性は、みたいな声が出てくる、あるいは女性の数を増やしゃいいんじゃないよねという声がやっぱり出てくるってこと自体が悲しくないですか。
せっかく女性活躍と言っているわけですから、そこは僕も応援したいと思うんです。
絶対、日本は少ないですよ、すべての分野において女性は少ないですよ。
だから、その方向はいいけれども、こういう話になっちゃうと何でもう少しきちっと調べてからできなかったのかなっていう思いがしますよね。
国分≫もう1つ問題があるのが松島大臣。
週末も動きがあったということですけれども。
赤荻≫松島大臣をめぐりましては、うちわを配ったということが問題視されているわけですけれどもこれがそのうちわですよね。
そのうちわに関しましては民主党が、価値のあるものを配ることを禁じているという公職選挙法に違反するのではないかということで刑事告発に至ったということなんですけれども、そのときには松島大臣は、いや、もう価値はこのうちわにはないんだという話をしていました。
≫討議資料だと。
あくまで討議資料であるという話もしていましたし、自民党の関係者も、これ誰が買うんだと、一体、価値があるのか?そういった話もあったんです。
ところがですね、今回、議会でこのうちわが問題になりまして話題になりまして、インターネットオークションでなんと5000円という価値がついたということなんです。
≫それは、すぐついていましたよ。
要は価値があるんですよ、こういうものは。
≫価値がある、ないは別としてやっぱり、うちわですから使えるものでしょ。
これも同じなんです。
地元の人たちに対する寄付になるっていうことは、地元の人たちにサービスして私に入れてくださいねと見えちゃうじゃないですか、このうちわもどきを見れば。
≫うちわ配っちゃいけないと書いて…。
≫時代によっては、ハガキをこう出しちゃいけないのと同じようにパンフレットには…≫当然価値のあるものなんですよ。
だから値段がつくわけで、価値のないものは1円くらいしかつかない。
≫もちろん値段はやすいけれども、松島さん確信犯だから、要するに討論集だみたいなことで、資料集だと逃げられるように字を書いてみたりしてるというのが僕からすると、あまり質はよろしくないんじゃないですかと。
違法じゃないとしても僕から言わせると脱法うちわですよ。
脱法を狙ったような、後で違法だと文句つけられないようにするために一生懸命字を書いて、討議資料ですよそ。
それってやっぱり確信犯じゃない?だからそこは、毎回毎回説明に苦労してますけど、という感じがします。
国分≫ダブル辞任ではないかという話もしりますけれどもそこら辺は杉尾さん、どうですかね?≫本当は早くこの話も決着つけたいと思うんですけど松島さんは、小渕さんは割と早い段階でこれは辞めるしかないと思った節があって国会答弁などもそういうふうなことを言っています。
もしそうだとしたら違法なものであると。
ただ、松島さんはこのまま逃げ切りたいというのが答弁の中でもありありと見えているので。
国分≫僕が見ていても、そう感じますね。
≫松島さんをどうなるのかというのが次の大きなポイントだと思います。
早期に決着できるのか。
≫今日、セットで言うと失礼ですけれども、同時にやれないとすると、長引いちゃいますね。
しかも松島さんは民主党議員が刑事告発するって、異例の異例ですよ。
議員が刑事告発するというところまできていますから。
≫小渕さんのことだって、これ告発になってきますよ、そのうち。
確実にそうなってくるわけですから。
だから僕は、本当に女の大臣を5人、6人入れるということがね、まず、そんな目的が一体何だったのというところに戻らないと。
有能な人が大臣になればいいわけですよ。
そんなものは世の中の主婦の人たちだってね、女ができたからよかったねなんて思ってるのはそれは何つうの、ふわふわした声であってね。
実際、大臣は男でも女でも誰だっていいじゃないですか。
じゃあ小渕君に、この40歳の女の子に、僕らから見たら女の子じゃない。
本当に再稼働の問題をこれから対処していけるんですかと、必ずなったとき、思いましたよ、みんな。
これからやってください、これからは女の時代だとかみんな言っていたけど、俺たちはものすごい不安だったね。
すごい物理学ガンガン勉強してきてね、あげくに私は再稼働専門だというんだったらね、お、この女は期待できるかななんて思うけれども。
≫そんな人はいない!≫それを言っちゃおしまいじゃないですか。
≫これは男性も女性も関係なくですけど、これも知っておくといいかもしれませんけれども、改めて言うと、オバマさんもイギリスのブレアさんもみんな40代ですよ。
≫40であろうが何十であろうが、本当に専門のことできるのかというとね、すごい不安だった。
国分≫だからこそどんなことをするか、どんな考えを持っているのか知りたかったところですけどここでまた辞任ドミノ起こるのではないかと言われていますけど。
赤荻≫今から7年前の第1次安倍内閣のときもご覧のように、いわゆる辞任ドミノがありましたね。
赤荻≫久間さんに関しては問題発言がありました。
≫原爆投下しょうがないという。
赤荻≫ご覧のような5人の方の辞任がありました。
≫いきさつで言うと、結局赤城さんに至るまでの辞任ドミノがあってこれも大きいあれでしたね、マイナス材料になって支持率がどんどん下がって、その年の参院選で敗れると。
安倍さんは体調を同時に崩しつつあるわけですけどそれでも参院選後ももう1回やると言って、8月に内閣改造をしました。
内閣改造ってやればいいというものではないというのは安倍さん、骨身にしみて既にわかってると思いますけどそのときに一番下の遠藤さんというのは大臣になって7日目か8日目だったんじゃないですか。
あっという間に理事長をやっていた農協共済の不正受給問題というのが明らかになってこれは僕、記憶してるのは、安倍さん、その件についてがくっときたと言ってますね。
この内閣改造で持ち直すぞとやって改造したのにもう7日目、8日目で遠藤さんの話が出て辞めると。
ガクッと来てそれで総理を辞めるという流れにつながっていくわけですから。
≫松岡さんは自殺されちゃってそれも安倍さんにとって、ものすごくダメージが大きかったんですよね。
≫我々も取材していてものすごくつらかったわけですけれどもね。
国分≫官邸に入られてからの小渕さんですけれども。
枡田≫30分が経過したんですけど、まだ…。
国分≫これはどう考えますか?ちょうど今。
国分≫ここで何かを語るかですよね。
赤荻≫この場で何らかの話があるんでしょうか。
報道陣が囲んでいます。
総理官邸です。
小渕大臣が総理官邸に入ったのが8時20分、30分がたちました。
今、8時50分、歩きながら報道陣が声をかけていますが、小渕大臣からの声はありません。
国分≫何も語らず車に乗る感じですね。
赤荻≫これは総理官邸の外から見た映像です。
車に向かっています。
枡田≫車に乗って向かう先というのはどこになるんでしょうか?≫大臣室に戻るのか、そのまま国会に行くのか。
≫国会が予定時間どおりに9時に開かれるかどうかというのはまだわかってないと思いますので。
国分≫小渕さん、今後どういう動きをするのかというのはなかなか?≫一度役所に戻ってそれから記者会見の段取りを整えてそこで説明すをするのか、それとも国会が少し遅れるにしても開かれて、そこで質問に答えるのか2つのことが考えられます。
国分≫何も語らないというところも気にはなりますけど。
≫あの状況の中ではちょっと語れないかもしれないですね。
役所に戻ってからとか、国会に行ってからぐらいは言ってるのかもしれませんけれどもごめんなさい、今の見た目だけではわかりませんでした。
国分≫また新しい情報が入り次第お伝えします。
ここまでは与良さん、井筒さん、ありがとうございました。
枡田≫続いては「とことんリサーチ!いっ特」です。
≫今日は皇后・美智子さまの80歳の誕生日、傘寿を迎えられました。
≫街の人たちの美智子さまへの思いは…≫母として、妻として、そして皇后さまとして≫現在、東京・日本橋高島屋では両陛下の傘寿を記念した特別展、「天皇皇后両陛下の80年」が開催されています。
会場には天皇陛下の学習院初等科時代のランドセルや美智子さまが七五三のときにお召しになったワンピースなど思い出の品や写真が展示され、お二人の80年の歩みをたどっています。
そして、今回が初公開となる貴重な品々も。
こちらは美智子さまがお母様の富美子さんさんか受け継がれたバラのペンダントです。
民間から初めて皇室に嫁がれた美智子さまにとって、富美子さんの存在は大きな支えだったそうです。
天皇陛下の成年式、今で言う成人式のお祝いとして贈られたピアノや、美智子さまご愛用のハープも展示されています。
ご一家は常に音楽に親しみ、折に触れ、演奏される姿も披露されてきました。
さらに、今回は初公開となる秘蔵写真も。
聖心女子大学を卒業されたときの美智子さまです。
卒業式では代表で謝辞を述べられ、その凛とした美しいお姿は参列者の目をとらえて離さなかったそうです。
今年は世紀のご成婚から55年、お二人の出会いは、共通の趣味であるテニスがきっかけとなりました。
1957年、軽井沢で行われたテニス大会でのこと。
陛下のペアは美智子さまのペアと対決しました。
そのとき陛下は、いくら打っても粘り強く打ち返してくる諦めない美智子さまのお姿に強くひかれたのだそうです。
初の民間出身の皇太子妃、日本中が美智子さまの愛称にちなんだミッチーブームにわきました。
美容院では髪を上品にまとめるミッチーヘアが大人気。
さらに美智子さまのような上品な身のこなしを学ぶエチケット講習会も大盛況とレディーにあこがれる女性が続出したのです。
世紀のロマンスはテニスというスポーツも一般に普及させました。
そして…婚約会見の日、正田邸からお出ましになった美智子さまの姿をモデルにした人形も登場。
次々と発売されるミッチーグッズ。
提灯や切手、羽子板までありましたさらに繁華街には大人気となったテニスルックのVネックセーターで接客をする女性たちも。
はとバスは大胆にも正田邸見学ツアーを実施。
美智子さまの姿をひと目でも見たいと多くの人々が参加しました。
こうしてミッチーブームはどんどんと過熱していき…1959年4月10日。
馬車でのご成婚パレードが行われました。
沿道に詰めかけた人数は実に53万人。
この模様が実況生中継されたためテレビの普及率も一気にはね上がりました。
こちらのエプロンも今回初めて公開されたもの。
3人のお子さまたちが幼稚園時代に美智子さまのためにつくられたものだそうです。
大事にとっていらしたのです。
母と子のほほ笑ましい愛情が感じられます。
1960年2月23日、皇太子殿下が2540gでお生まれになりました。
皇室は当時、乳母
(めのと)制度という乳母による子育てが行われていました。
天皇陛下も幼い頃からご両親と離れて暮らしていました。
一方、温かい家庭で育った美智子さま。
子どもたちを手元で育てたい。
お二人は強い思いでそれまでの皇室の慣習を変えられました。
乳母制度を廃止し、御所の中に家庭を築かれたのです。
美智子さまが愛情を注いで築き上げた家庭の温かさに、お子さまたちはもちろん、ご両親と離れて育てられた陛下のお心も満たされたといいます。
浩宮さまの誕生により母となって美智子さま。
しかし、美智子さまには皇太子妃として果たさなければならない公務もありました。
1960年、生後7カ月になったばかりの浩宮さまを残し、陛下ととにもアメリカを訪問された際、美智子さまは、幾つかの育児ルールを託していかれました。
美智子さまがお書きになったこの育児メモはナルちゃん憲法と呼ばれて大評判に。
時代の先端をいく合理的な育児法として一大ブームとなったのです。
そう、美智子さまは新築された東宮御所に自ら料理をするためのキッチンも設置されました。
そして家族に愛情を込めた手料理を作ってこられたのです。
枡田≫先ほど速報が入ってきました。
小渕優子経済産業大臣が辞表を提出したということです。
ここで中継を結びたいと思います。
総理官邸前から岩田さん。
≫総理官邸前です。
小渕大臣、先ほど8時50分ほどに官邸を出ました。
入りましたのが8時20分だったので、安倍総理とは30分ほどの会談だったんですが、この場で経済産業大臣を辞任すると、辞表を正式に提出したということです。
そしてその後任ですけれども安倍総理は臨時代理として高市総務大臣を充てる方針だということです。
経済産業大臣の臨時代理としては高市総務大臣を充てる方向だということです。
ただ、あくまで臨時代理ですので、正式な経済産業大臣、小渕大臣ですけれども、9時から予定されていた委員会には出席していませんで現在委員会の方は休憩になっています。
小渕大臣、まだ正式な発表はないのですけれどもこの後、9時15分頃から経済産業省で記者会見をするのではないかとの情報もあります。
記者会見となりますれば、ここまでの政治資金の問題、どういった調査がまとまっているのか、現時点でのまとまっている内容もあわせて発表することになるんだと思います。
ただ自民党幹部は、やはり深刻に受け止めておりまして、辞めたから終わりではないと、小渕大臣、若いですから、まだこの先も重要なポストにつくチャンスはあると思われるんですが、ただ、ここでしっかり説明をしないといずれ次のポストにつくときに、じゃ、あの明治座の問題はどうだったんですかと、いつまでも聞かれることになると。
従って、巨額な資金の問題、どこで何があったのかというのは辞めたからといって、やっぱり終わらない、そこをしっかり説明していくことが求められることになりそうです。
国分≫杉尾さん、まず何が考えられますかね?≫後任をどうするか、ちょっと時間がかかると思うんですよね。
女性にするのか、それともこういったことが二度と起きないようにするために。
だから、ちょっと慎重に考えるということで高市総務大臣が今、臨時代理ということで当面、経産大臣としての職を務めるということなんですが。
国分≫また新しい情報が入り次第お伝えしたいと思います。
枡田≫それではVTRの続きをご覧ください。
≫天皇陛下と美智子さまは常に公務を優先し、国民のために尽くしてこられたのです。
去年、天皇陛下が80歳を迎えられたのを気に始められた私的旅行。
この9月、旅先に選ばれたのは青森県でした。
リンゴの生産農家を訪問し、リンゴ狩りを楽しまれた両陛下。
実は両陛下は、東日本大震災の被災地として青森県のこともずっと気にかけていらっしゃったのです。
特に被害が大きかった岩手、宮城、福島には何度も訪問されましたが、青森を訪ねる機会がなかったため、この私的旅行を利用して被災者を励まそうと考えられたのです。
青森県では、ほかにも魚市場の見学や八戸港の視察も。
私的な旅行にもかかわらず、努めて地元の人々との交流を持とうとされていました。
1995年の阪神・淡路大震災のときも陛下と美智子さまは地震発生からわずか2週間後には被災地を訪問されました。
両陛下の決意は固く、その行動は迅速でした。
一刻も早く現地で被災者を励ましたい、その一心で、一日6カ所の慰問という強行スケジュールをこなされたのです。
被災者と同じ目線となるようにと、ひざを折り、みんなで頑張りましょうと1人1人に声をかけられていました。
陛下のおそばには、常に美智子さま互いに支え合いながら歩んでこられたのだそうです。
≫そして、美智子さまといえば、やはりファッション。
≫決して流行に流されることなく独創性にあふれた美智子さまのファッション。
上品で華やかなその装いは世代を超えて注目され、ファッションリーダーとして女性たちの憧れの視線を一身に集めてこられました。
それまでの皇室イメージにはないノースリーブやサングラスでの登場は新しい皇室を強く印象づけられました。
中でも、小さな帽子にケープは、美智子さまスタイルと言えるほど代表的な装い。
実はこうしたファッションの1つ1つに美智子さまの気遣いが隠されていたのです。
華麗なる美智子さまのファッション。
杉山≫スタジオには「女性自身」皇室担当記者の近重幸哉さんにお越しいただきました。
今日80歳の誕生日を迎えられた美智子さまです。
美智子さまと言えば、結婚された当時ミッチースタイルと呼ばれて大流行したファッションがありましたね?≫美智子さまは本当におしゃれで、当時、美智子さまのスタイルをまねて多くの日本女性が美智子さまの同じような格好をしたいとか、そういうお気持ちが強くて、本当に大ブームだったと思います。
国分≫マネキンもそうですもんね。
杉山≫そして3度国際ベストドレッサー賞も受賞されているんですよね。
≫3回のベストドレッサー賞を受けられていて、本当に世界的に注目されてその後のダイアナ妃と同じように美智子さまもファッションリーダーでいらっしゃったと、そういうふうに思いますね。
杉山≫そして当時話題になりましたファッションがノースリーブとサングラスのスタイル。
近重さん、こちらもまさに時代の最先端をいく装いだったわけですね。
≫そうですね、避暑地に行かれるときなどは本当におしゃれな格好で、それで女性的でいらっしゃると。
そうしたことで、国民の憧れだったと思いますね。
国分≫サングラスもかけてたんですか。
吉川≫皇室の方が腕や肩を出されるとか、サングラスというのは、本当に今までは私たち一般国民の目には触れることがなかったので新鮮でしかもお似合いになったということで。
杉山≫この写真を見てもその様子がわかりますけれども。
吉川≫特に美智子さまは、ナルちゃんを、ナルちゃんというのは今の皇太子さまをお生みになってから1960年代か1970年代から美智子さまの専属デザイナーをされた芦田淳さんのお洋服のときには、本当にもう世界的なというか、女性みんなが憧れるステキなファッションリーダーでしたよね。
岩下≫ミニスカートなんかもお召しになってました。
≫そうですね。
国分≫もともとおしゃれな方だったんですか?≫お若い頃からオシャレだったということですね。
杉山≫では、その美智子さまのファッション、時代とともに変化がありますので、追ってご説明したいと思います。
まずはドレススタイル。
こちらは婚礼の日のドレスですね。
1958年の婚礼の日、家の前で撮られた写真なんですけれども、清潔感というか、清楚ですよね。
吉川≫このドレスは日本のデザイナーのものではないんですよね。
国分≫これは違う?岩下≫ディオール。
吉田≫当時、サンローランかディオールで、ディオールを継いだサンローランのデザインしたドレスでした。
杉山≫そしてテイラードスタイルということで、こちらは1960年代です。
吉川≫これは芦田淳さんのデザインですね。
杉山≫スポーツ観戦や慰問のときによくお召しだったということです。
国分≫洋服とかはご自分で決められるんですかね?こういうときはこういうものを着ようというのは?≫デザイナーさんと話し合った上でお召し物をお決めになるということです。
吉川≫あと芦田淳先生に伺ったところ、ホントにファッションにはこだわりがあられて、1cm刻みでスカート丈は細かい注文が出されたそうです。
これは当時の秘話なんですけれどいわゆる民間から嫁がれたのでとてもいろいろ大変なことがありましたよね。
専属デザイナーの芦田さんはもちろん同じ民間のデザイナーの方なので芦田さんとお話するときは1人の女性に戻られていろいろ話することもあったんじゃないかと、だから本当に細かくね、しょっちゅうって言っていいぐらい、頻繁に呼び出されていろいろ注文されたそうなんですけれども、芦田さんは、今考えるとそれは私と話すときに、皇室の方が周りにいないので、ちょっと自由に話されて、その辺もストレス解消になったんじゃないのかなとおっしゃってました。
岩下≫ただ寸法のことも、いろんな方と接しられていろんな姿勢をなさることが多いので、動きやすいっていうことも大変お大切になさってるんじゃないかと。
吉川≫本当に1cmとか5mmとか本当に細かい注文をされたそうです。
杉山≫続いてがマントスタイルなんですが、透けてる素材は美智子さまのお気に入りということなんですね。
そしてお隣、やはり美智子さまのスタイルといったら、このケープスタイル。
よく目にする機会が多いんじゃないでしょうか。
これ、近重さん、美智子さまならではの思いが込められているんですよね?≫ケープは寒いときに簡単にお召しになれるということと、脱ぎ着が簡単にできるということで、人と接するときに、あまり失礼にならないよしにということをお考えになられたようです。
吉川≫マントスタイル以降はウエダさんのデザインで、これは全部日本の生地を使って全部仕立てられてる。
岩下≫御所の中でも、御用三条の小石丸でもそれで機もお織りになっている。
機もお織りになってる。
しかも美智子さまは美智子さまは何度も何度もリフォームされて以前、着たものをリフォームされてまた別の会にということで本当にすばらしい。
国分≫大事にされてるんですね。
≫無駄にされないということですね。
皇后陛下がお召しになったものを清子さんがお召しになっているという、そういうこともありましたね。
杉山≫そして岩下さんも美智子さんのファッションについて実は思い入れがあるということで、なんとミッチーファッションブームの中、岩下さんも○○ブームにのっていたんですか?岩下≫私近重さんと同じ年なんですが、皇太子殿下に1年おくれて生まれましたので、私たちの子どもの頃は百貨店に行きますと当時浩宮さまと申し上げておりましたけれども、似たものを打っていたんです。
子ども服売り場にそういうコーナーもあったりして、大体百貨店に行くと母親がそういうものを着せてですね、なんちゃってナルちゃん。
吉川≫ナルちゃんブームの申し子だったわけですね。
国分≫熊本のナルちゃんになったんですね。
岩下≫そういうことです。
杉山≫そして、美智子さまのトレードマークともいえるのが、やはり帽子ではないでしょうか。
60年代、最も流行したのが近重さん、ターバン形なんですね?≫本当に当時の映画に出てこられるようなスタイルの帽子だとかお召し物というのが印象に残っていますね。
吉川≫ただ耳を出されているのが、意外とターバンスタイルは耳は出さないんですけれども。
≫それはやはり皇后陛下が人とお会いになるお立場だということです。
皇太子妃として、あまり大きな声ではお話しになりませんので、それで小さな声でも、人の声がちゃんと聞けてきちっとお話ができるようにというお考えのもとだと思いますね。
岩下≫大勢の人とお話しになるときにも、必ず姿勢をそちらにお向けになって、お話をお聞きになりますから。
≫丁寧に1対1という時間をつくってからになりますね。
杉山≫そしてキャップスタイル。
時代とともに帽子も小さく変化していくという美智子さまのファッションでございました。
国分≫続いては「ぷく天」です。
根本≫今日は幻想的な、また北から映像が届きましたので塘路湖なんですけれども、まるでお風呂みたいに湖から。
これ、比較的温かい海の上に冷たい空気が入ってきたときにこういう霧のような状態が起きるんですけれども、北海道はずっと冷えていまして、標茶町は氷点下4.6度まで下がりまた。
これは北海道札幌。
国分≫今ストーブつけてるような感じの映像もありましたね。
吐く息が白くなるという、そんな現象が北海道では起き始めています。
昨日札幌では初霜・初氷も観測されています。
一方で西の方は雨が降っておりまして、四国からキュッと北陸にかけて岡山を通って北陸っていう感じなんですけれども、雨が降っているんですね。
何でかというと、あれ?高気圧圏内ではないですかと思うんですが実は高気圧のお尻、これは天気が悪いんです。
こういうところは天気が悪い。
なぜかと言うと、高気圧は時計回りで風が回っていますよね。
ですので、この辺りには南寄りの湿った風が入ってくる。
山沿いなんかを中心に雨になりやすいということ。
一方で、ここ低気圧ありますけれども、全体にここは低圧部と言って気圧の低いエリアになっていますので、ここが近づいてくる日本海側もやっぱり天気が悪くなってくるということで、雨の予想、見てみましょう。
最初はここだけなんですけど、これが時間を追っていくとこんな感じで日本海側にガーッと広がっていく。
日付が変わる頃には関東も、東京もありそうなんですね明日の朝は雨と。
次の雨雲きてますので、明日あさっては天気が悪くなります。
国分≫ちょっと続きそうですね。
根本≫そうなんです、今日の晴れを有効に使っていただきたいと。
この辺りは晴れますよというのが、西日本、那覇、鹿児島、福岡も今日は大丈夫なんですが、高知は午前中雨と、大阪も昼過ぎから、名古屋も早ければ雨が降りそうですのでお気をつけください。
そして静岡から札幌です。
新潟など日本海側は早めですね、昼過ぎからは雨になるであろうと。
山形ですとか仙台も、この辺から気をつけておいた方がいいかな、雨マークついてませんが、お帰り遅くなる方は傘があった方がいいよと。
東京も日付が変わるころは要注意ということになります。
気温なんですけれども、全体に低圧部に向かって南寄りの風なんで気温は高めということで、20度を超えるところがほとんど、札幌でも21度まで上がりそうなんです。
国分≫寒暖の差がすごいですね。
根本≫そうなんです、まさに。
これ結構気温高いですよね。
それが明日以降なんですけれども、今度、寒気が入ってきます。
これが入ってくると同時に、前線がキューッと通過して雨になる。
これの影響で北海道は雪が、平野部でもあるかもしれないということで。
国分≫結構降るんですかね?根本≫それが積もるほどじゃないかな、どうかなと思ってますけどここなんですね、22日、21日、明日の夜からあさってにかけてこのタイミングで雪かな?国分≫チラッとという感じですか?根本≫チラッとがあると思います。
そのほかにも雨は火・水はあるんですが気温が水・木辺りからぐっと下がるこれ、朝の気温を持ってきました。
最低気温が平年を下回るところを青くしたんですけれども、東京は木・金、このタイミング。
東日本や北日本が特に気温が低くて札幌が3度、2度、4度となっちゃいそうなんですね。
この札幌の明日の朝の気温が東京も木曜日に来ますので相当寒いぞと。
そろそろ冬物の布団をかけないとなと、枡田≫先ほど辞表を提出した小渕優子経済産業大臣ですがこのようにぎっしりと席に埋まっている状況です。
国分≫間もなく会見だと思うんですけど吉川さん、女性5人の閣僚の中の小渕さんが辞任という結果になりました。
どうお考えですか?吉川≫ただね、よく女性の登用だとか女性大臣だとか言われますけれども、私たちからすれば、女性、男性、関係ないですよ。
つまり、議員として、そして大臣として国民のためしっかりと仕事をしてくれれば男女関係ないんですね。
それを女性だからとか何とかということは既に日本は後進国だと思います。
それから一生懸命仕事をして一線で活躍した女性に対しても失礼だと思います。
女性だからということで、こんなに騒がれる。
これは別に男性議員だろうが大臣だろうが、きちんと職責を全うしてもらえばいいわけですからやっぱりしっかりと説明責任を果たした上でほかの議員たちも、大臣たちも、こういうことがないように。
昔から何年も前からね、杉尾さん、同じようなことが起きているわけですから。
国分≫だからこそ真実を語ってもらいたいというところもあると思いますが?≫ありますね。
今の吉川さんの話じゃないですけど、日本の政治風土というのが改めて問われてるというか、贈答文化ですよね。
今回もいろいろなものを買って、お世話になった人に配ったという、そういう贈答文化であるとか、後援会をバスツアーで、そういうこと自体が、古い政治のスタイルみたいに思われてせっかく新しくて清新な感じの小渕さんがそういうことをやってるんだと思われる、これはやっぱり政治全体の問題でもあるような気がしますよね。
国分≫それはお父さんの政治をそのまま受け継いだということも1つなんでしょうかね?吉川≫有権者の方にも問題があると思います。
国分≫あとは、なぜわかったんですかね、こういったことが。
≫「週刊新潮」のスクープなんですよね。
その端緒になったのが、誰かが情報提供したのか、これまでずっとあったことがわからなかったわけですから、我々も。
我々の取材不足という面もあるとは思いますけれども何かのきっかけがあって「週刊新潮」に載ったんでしょうね。
それでこんな騒ぎになったということです。
国分≫与党か野党かというところは?≫それはわかりません。
枡田≫改めてここで小渕優子経済産業大臣のここまでの動きを振り返っていきたいと思います。
小渕優子経済産業大臣ですが今日8時15分に宿泊先のホテルを出発しました。
そして8時20分に総理官邸に到着をしました。
そこから30分ほど総理と話したと見られます。
そしてその中で辞表を提出したと見られます。
そして9時50分頃に総理官邸を出発しました。
この後、経済産業省で会見が行われるということです。
国分≫後任は高市早苗さんということで。
≫あくまで臨時代理ですからね。
ちゃんとした次の経済産業大臣を今選んでいると思います。
ただ、1回閣僚を経験した人というのはいわゆる身体検査みたいなものが終わっていますから、本当はそういう人にしてほしいんでしょうけど、そうすると女性っていうことになってくると適任者がいないということになる、そうするとベテランに。
吉川≫女性にあまりこだわる必要はないと思います。
ちゃんと能力があってちゃんとその仕事をできる人にしてほしいですよね。
国分≫安倍さんのこだわりというのは女性ということがここでわかるのかなと。
吉川≫その辺が既に私はね、さっきも言ったけどもう遅れてると思いますよ。
≫一応は、上場企業には2020年までには30%、管理職をと言っていながら全然、政界の方はやってないじゃないかと言われるからやっぱりそういう意味では、何人という数ありきから始まったところに今回の内閣改造がこんな事態になってしまうという1つの原因が。
吉川≫結果として女性を登用する、結果の方ばっかり、結果の平等ばっかり目にいっちゃって、つまり機会の平等を与えてくれないのが問題だと思います。
国分≫松島大臣のこともありますしまだまだ女性閣僚に関しましては注目はどうしてもされてしまうのかなと思うんですよね。
枡田≫先ほど辞表を提出した小渕優子経済産業大臣がこの後、経済産業省で会見を行います。
現在報道陣が小渕優子大臣の到着を待っているところです。
国分≫30分ぐらい官邸でお話されたということなんでしょうかね。
≫そうですね、9時過ぎですか、8時50分ですね、官邸に小渕大臣が入って、そこで30分ほど総理と会談をしてそしてそのまま会談終了後、何も言わずに経済産業省に戻って会見して、これから記者会見をすると。
枡田≫そして現在会見場に動きがあった模様ですかね?≫間もなくだと思うんですけれども。
枡田≫電気がついてフラッシュもたかれ始めていますけれども、吉川≫一方的に小渕大臣が何かおっしゃるのか、その後、きちんとした記者たちからの質問を受け付けるかどうか。
≫それは質疑応答は当然あると思いますよ。
何よりもこういった巨額な数千万円の不明金が出ているわけですから何でこういうことになったのか、ミスなのか、それとも別の理由なのか、これは記者としては当然聞きたいわけですから、それに対して何らかの納得できる回答がないと、これは小渕さん自身の、これからのキャリアにもかかってきますね。
国分≫確認しますという言葉も小渕さんの口からも出ていますからね。
≫はっきりおっしゃっています。
枡田≫40歳という若さで既に当選5回ということですから本当に期待というのはされてきた。
≫当選5回で入閣2回目でしょ、これは異例の出世ですよ。
国分≫初の女性総理になるかもしれないと今後注目されていた政治家だというところで、残念なところはあるなと思うんですけれども。
吉川≫ただ、あまりにも巨額で、ちょっとこれはびっくりしました。
国分≫あとはなぜ政治とカネというのは、ここまで続くのかというのが素朴な疑問として残ってしまうんですけれどもね。
間もなく会見が行われるということですけれども。
これだけのお金をどうしたのかというところは率直に話してもらいたいなと。
≫最近やっぱり政治とカネの問題が以前に比べると厳しくなったので、こういった収支報告書を提出するときにも、最近の議員さんって、会計士の人に見てもらってチェックとかしてもらっているって言うんですよね。
それで何で小渕大臣がこういうことになったのかなと、非常に不思議がる人は多いです。
吉川≫収支報告書を出していても、週刊誌がスクープでああいうふうに取り上げない限り、報告書を出していても、じゃ、誰がチェックして誰が見てたんだっていうのは、すごく不思議ですよね。
≫中継がつながったみたいですね。
枡田≫総理官邸前から最新情報を伝えてもらいます。
≫官邸前です。
小渕大臣、間もなく会見なんですがなかなか時間がかかっているようですね。
当初、9月15分に会見だという情報が流れたんですけれども、結局、それが遅れて次には9時半からだという情報になっています。
ただ、いまだ始まっておらず、政治資金の問題について、国民にしっかり説明するためにもどのような形で説明したらいいのか、最後の詰めを入念に行っているものと思われます。
改めて整理しますと、小渕大臣は今朝30分ほど安倍総理と会談をして辞表を提出、そして受理されました≫岩田さん、来ました、小渕大臣。
枡田≫小渕大臣が会見場に到着しました。
それではここからは会見の模様をご覧いただきます。
≫このたびは私の関係する政治資金団体の収支報告書の記載に際して様々な疑問を提示されました。
そのことにつきまして、野党の皆様から数々のご質問をいただき、本来やらねばならない審議に大きな影響を与えてしまったことを重く受け止めています。
このように大変お騒がせをしてしまったこと、ご心配をおかけしていることに対し、国民の皆様、私を長く支援してくださっている後援会の皆様、地元群馬の皆様、ご迷惑をかけているすべての皆様に心からのお詫びを申し上げます。
今回、大きく分けて2つの問題が指摘をされていると理解をしています。
まず1つ目は、資金管理団体における物品購入に関し、指摘を受けている点です。
2つ目は、後援会の観劇旅行など行事費用に関する問題であると理解をしています。
まず1番目の問題である資金管理団体における物品の購入等についてご説明を申し上げます。
事務所費や組織活動費に計上されている物品の購入などにつきましては、実際に購入したことを領収書などで確認する作業などを進めておりますが、公私の区別についてはしっかりつけさせていただいていることを改めて申し上げたいと思います。
その上で、報道などで問題であると指摘をされた品について幾つかご説明をさせていただきます。
地元群馬の名産である下仁田ネギやこんにゃくを購入した点ですが、政治活動でお付き合いのある県外の方への贈答でありなおかつ、地元の名産を紹介することは地元・群馬の振興にもつながるものと思っておりました。
ベビー用品や化粧品などの購入につきましては、私が子を持つ女性議員であることから報道などで私の子や、私の化粧品の購入ではないかとの誤解を示されるコメントがありました。
しかし、ベビー用品は父の代からご支援いただいている県外の方の家族の出産祝いやお誕生日祝いといった社交儀礼として購入したものであり、また、化粧品や服飾品などは私が団長として海外に出張した際のお土産として購入し、お渡ししたものでした。
一部報道には、関係者に品物を贈るのは個人としての社交であるからポケットマネーで行うべきであるとの御指摘がありますが、会社や団体が経済活動の中で関係者に経費で社交儀礼をするのと同じく政治家が政治活動を行う中で様々な人と交流を持ち、人脈を広げていくことは重要な仕事の1つであり、政治活動の経費として認められるものと思っています。
また、私の義理の兄が経営する服飾雑貨店から物品を購入している点ですが、このお店は私の姉がデザインした品物を販売しており、一般の品物とはまた違った話題で交流を深めるきっかけになるので大変重宝をしています。
次に、小渕優子後援会が実施した観劇会等の後援会行事の収支に関する疑問についてご説明申し上げます。
後援会の収支報告書によれば、観劇の費用として計上された入場料やバス代などの支出額が観劇の参加費として参加者から徴収した収入額を上回っている年があることから、不足分を後援会で補てんしたのではないか、そうだとすれば選挙区の者に対する寄付であり、公職選挙法に抵触するのではないかとのご指摘がありました。
観劇会は私の後援会の女性部大会の一環として行われている重要な後援会行事であり、私も毎年ではありませんが、日程の合う限りご挨拶に伺っています。
ただ、私は参加された方や事務所の関係者から皆さん実費をいただいていると聞いていましたのでそもそも後援会などが参加費の全部または一部を肩代わりしているとは思っていませんでした。
そのような次第ですので、今回このような報道に接し、大変驚き、すぐに後援会の方に本当に参加者から実費をいただいているのか確認していただけますかとお願いをいたしました。
そして、今日までに後援会から報告を受け、わかったことにつきまして、ご報告を申し上げます。
国分≫会見は続いていますけれども、杉尾さん、ここまで聞いて何を感じていますか?≫2つ今、政治資金の話を指摘されているわけです。
1つ目は、例えば下仁田ネギであるとかこんにゃくであるとか、地元の名産品を購入している。
これは県外の方への贈答であると。
枡田≫今夜7時からスタートするドラマ「SAKURA〜事件を聞く女〜」から仲間由紀恵さんにお越しいただきました。
仲間≫おはようございます。
お忙しいときに申しわけありません。
国分≫待ってました!どんなドラマなんですか?仲間≫今回、「SAKURA〜事件を聞く女〜」なんですが、駒込を舞台に私が聞く力がちょっと優れている女性の役でして、街の本当に小さな声を聞き取り事件につながる情報を仕入れて事件を解決していくとうい役なんですが、高島さん演じる頼れる上司から特命を受けて、特別潜入捜査官という命を受けいろんなところに潜入しながら事件の情報を仕入れていく。
国分≫髪の毛短くなったり、長くなったり?仲間≫そうなんです、カツラなんですよね。
いろんな格好も、看護助手の格好もしたり、警察官の短いカツラをかぶって、DJという役もやらせていただいて。
国分≫何役もやられている感じで大変じゃないですか。
仲間≫アクションもあり、楽しんでいただけるドラマなんじゃないかと思いますので、ぜひ今日夜から初回2時間スペシャルですのでぜひご覧いただきたいと思います。
2014/10/20(月) 08:00〜09:55
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「国分太一、いざニュースへ!」政治、経済、事件、スポーツ、芸能…、その日の朝の最大関心事、最新ニュースをどこよりも分かりやすくお伝えします。

【いっ特】
「とことんリサーチ!いっ特」では、いま世の中で起こっているムーブメントの最前線、暮らしに役立つ“今ドキ”情報、日々の生活がハッピー&元気になる話題を特集。幅広いジャンルからイチ早くお届けします。
番組内容
【Oh!悩み〜つ!】
夫婦、子育て、母娘、ご近所…、女性のお悩みは尽きませんが、もしかしたら同じ悩みを抱えた“仲間”がいるのかも!?番組では実際に悩んでいるご家庭を取材、あなたと悩みを分かち合う相手を探し出します。
出演者
国分太一
岩下尚史
枡田絵理奈(TBSアナウンサー)

江口ともみ
吉川美代子

井筒和幸(映画監督)

根本美緒(気象予報士)
制作
■番組HP
http://www.tbs.co.jp/ippuku_tbs/
■フェイスブック
https://www.facebook.com/ippukutbs
■FAX
0570−084−129(0570−おはよう−いっぷく)

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – グルメ・料理

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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