地球ドラマチック「ゾウのサイティは1年生〜野生に戻るための学校〜」 2014.11.17

アフリカゾウのサイティ。
3歳のメスです。
生まれて間もなく密猟者に母親を殺され死にかけているところを保護されました。
生後2か月にも満たなかったサイティはゾウの保護団体が運営する施設に引き取られました。
手当てを受けて健康を取り戻し愛情深く育てられました。
(ミシャク)私にとってゾウは家族のようなものです。
わが子だと思って育てています。
しかし人間に育てられる事には問題もあります。
いつまでも人間に頼ってばかりいるのです。
(エドウィン)サイティを野生に返すためには大人のゾウとの触れ合いを増やし人間との絆を断ち切る必要があります。
3歳になったサイティは野生に戻るための「学校」に行く事になりました。
ケニアナイロビ郊外に親を失った幼いゾウのための保護施設があります。
これがサイティ。
集団の中でもすぐに見分けがつきます。
額には大きな傷痕。
口元には短い牙が1本あります。
少々おてんばな女の子です。
しかし初めからこんなに威勢が良かった訳ではありません。
3年前保護された直後のサイティは傷を負い脱水症状がありました。
一刻も早く治療をしミルクを飲ませ安全な住みかを与える必要がありました。
(タニフ)小さなかわいい顔ね。
もう怖がってないみたい。
彼のあとをついていくわ。
サイティは人なつこい性格でした。
飼育員は昼も夜もわが子のようにサイティの世話をしました。
やがて体力が回復しサイティは保護施設の仲間たちに引き会わされました。
仲間は小さなサイティを大歓迎。
ここならサイティも安全です。
サイティは3歳になりました。
体重は500キロです。
もう赤ん坊ではありません。
遊び好きで人なつこいサイティですが最近ではちょっと困り者です。
静かに近寄ってきたと思ったら突然ぐいっと押してきたり次に何をしでかすか分かりません。
体が大きくなっても相変わらず小さな子供のようで本当に油断がなりません。
サイティやめろ。
押しちゃダメだ。
このままでは問題が起きそうです。
サイティには牙が少し生えてきました。
牙が生えると普通はそろそろ独り立ちです。
甘えん坊のサイティ。
しかし保護施設にはこのままサイティを置いておけない事情があります。
密猟が絶えないため施設には親をなくした赤ちゃんゾウが次々とやってくるからです。
(アンジェラ)この子は2日前に保護されたの。
だいぶ傷ついてる。
生き延びてほしいわ。
ダフニ・シェルドリックはこの施設を運営するゾウの保護団体の設立者です。
親をなくしたゾウの保護に50年以上関わってきました。
尻尾の毛がなくなってる。
そうですね。
背中にはひっかき傷があるわ。
ほかのゾウにやられた傷じゃない?仲間にかまれたんでしょう。
ええ。
ゾウはかむから。
食欲はあるようね。
指に気をつけて。
私たちの仕事は親をなくした赤ちゃんゾウが野生で生きられるようにする事です。
治療をし親代わりになって世話をしなければこの子たちは無事大人になる事ができません。
これまでに150頭以上のゾウの赤ちゃんを保護し育ててきました。
ゾウは感受性豊かなすばらしい動物です。
人間と同じように親の愛情や思いやりをゾウも必要としているのです。
子供たちが一斉に集まってきます。
食事の時間です。
野生と違い親から好きな時にお乳をもらえる訳ではありません。
子供たちはお腹がすいています。
ミルクを4本と半分それからココナツも与えましょう。
あの子は体重をもっと増やさないと。
この施設では長年試行錯誤して子供のゾウが消化しやすいミルクを開発しました。
幼いゾウは弱く母乳なしで無事育つ例は50%以下と言われています。
保護されたゾウの中にはかなり弱っている赤ちゃんがいます。
ボーシャと名付けられた生後5日ほどのゾウです。
体は傷だらけで治療のための粘土が塗られています。
最初に発見した村人は牛乳を与えて助けようとしました。
しかし牛乳にはゾウが消化できない成分が含まれているためボーシャはお腹を壊してしまいました。
(エドウィン)体が小さくて弱々しくまだ生まれて5日ほどです。
放置されているところを発見されました。
無事育つかどうか心配です。
牛乳のせいで消化器官が弱り非常に危険な状態です。
更に足にも問題があるようです。
よしよし。
足首がぐらぐらしてうまく歩けません。
(アンジェラ)この足のせいで親に置き去りにされたのかもしれません。
ゾウは毎日かなりの距離を移動します。
生まれたばかりの赤ちゃんも数十キロも歩くのです。
村の人たちが牛乳を飲ませた事も痛手になっています。
いい子ね一緒に頑張りましょう。
懸命の世話によってボーシャは小康状態を保っています。
一方3歳のメスのサイティはまだ乳離れしていません。
大人のように植物を歯でかんで食べる事を早く覚えなければなりません。
大人のゾウは起きている時間の80%を食料探しに費やします。
(エドウィン)保護施設のゾウも次第に自分から草を食べにいきたがり飼育員には寄ってこなくなります。
だんだんと独り立ちする準備が整うのです。
しかしサイティは幼さが抜けません。
仲間や人間に対しても常に挑戦的な態度をとります。
(アンジェラ)サイティは小さい頃からふざける事が大好きなんです。
でも大きくなってくると危険ですね。
早くここから出さなければ。
サイティは施設を出て次の段階に進む事になりました。
野生に戻るための準備をするのです。
「人間が育てたゾウは野生には戻れない」という人がいますがそれは違います。
生まれ持った本能は本来の環境に触れる事で再び開花する事ができるのです。
私たちの目標は保護した子供のゾウを元の世界に戻す事です。
ですからある程度成長したらなるべく早く野生の環境に近づけるようにしています。
サイティは国立公園の野生動物保護区へ送られる事になりました。
施設で出会った2頭の友達も一緒です。
この子の名前はカイヌク。
もうすぐ3歳になります。
サイティとカイヌクそしてタークウェルというゾウは一緒に育った幼なじみなんです。
3頭を輸送用トラックに慣れさせる訓練です。
飼育員が囲いに見せかけたトラックの荷台に3頭を誘導します。
ミルクにおびき寄せられてサイティもおとなしく従うようになりました。
数週間後トラックは3頭を乗せて出発しました。
目的地の「ツァボ国立公園」まではおよそ200キロ。
3頭にとって生まれて初めての長距離移動です。
ツァボ国立公園は地形の変化に富んだケニア最大の国立公園です。
公園の一角に保護団体が運営するゾウの保護区域があります。
ナイロビの保護施設で成長したゾウをここで徐々に野生の環境に慣らします。
いわば野生に戻るための「学校」です。
昼間は広い保護区域を自由に移動し夜は囲いの中で過ごします。
飼育員は必要最小限の世話しかしません。
若いゾウは周りの仲間とのトラブルに対処する方法を学びます。
ゾウの学校にはこれまで親を失った28頭が送り込まれました。
学校を卒業したゾウは森林やサバンナで自由に生活しています。
野生の群れに溶け込み子供を育てているメスもいます。
幼いメスのサイティにとってお手本とすべき存在です。
オスは幼い頃はメスの群れについて回りますがやがて群れを離れていきます。
大人のオスは単独かもしくはオスだけで行動します。
サイティたちが到着する日学校の囲いの近くに野生のゾウが現れました。
何かを察知したのかもしれません。
おそらく新入りが来る事を知っているのでしょう。
ゾウは遠くにいる仲間ともコミュニケーションをとる手段を持っています。
ゾウは低周波の音を発して仲間に情報を伝えます。
音は地面を伝い数十キロ離れた場所にまで届くと言われています。
(ベンジャミン)ゾウの足の裏はとても繊細で遠くの仲間が発した低周波の音をキャッチする事ができます。
人には聞こえない音をやりとりしているのです。
群れはサイティたちの到着を待っているかのようです。
3頭は大自然の中にある保護区域へやってきました。
果たして仲間に快く迎え入れてもらえるのでしょうか?さあ着いたぞ。
暑かったから水分補給しよう。
まだまだ甘えん坊ですが特別扱いはここまでです。
野生に戻り自力で生きるための学習が始まります。
最初のステップは学校の仲間に溶け込む事です。
学校にはかつて施設で一緒だった仲間も何頭かいます。
ツァボ国立公園の一角にあるゾウの保護区域に親を失ったゾウが野生に戻るための学校があります。
入学初日。
新入生の3頭と学校の仲間たちが初めて顔を合わせます。
(興奮したゾウの鳴き声)ナイロビの施設で一緒だった仲間はサイティの事を忘れていませんでした。
ゾウは記憶力が良く一度知り合った相手をいつまでも覚えています。
仲間からにぎやかに迎えられ順調なスタートです。
この日サイティは好き勝手に歩き回り小さな女王のようにふるまっていました。
年長のゾウに従い集団の規律を覚えるにはまだ時間がかかりそうです。
一方ナイロビの施設では生後まもなく保護されたボーシャの容体が悪化していました。
ひどい下痢が続き消耗しています。
さあいい子だからこれを飲んで。
特別に調合されたミルクもうまく消化できません。
ほらここがベッドだ。
おいで。
ゾウは繊細な動物で赤ちゃんを育てるのは本当に大変です。
朝には元気だった子供が夜に急変して死んでしまう事もあります。
ほかの動物なら具合が悪くなっても少しは時間の猶予があるものです。
でもゾウの赤ちゃんはそうではありません。
ボーシャの病状はかなり深刻です。
飼育員はつきっきりで看病を続けています。
一方サイティは野外で過ごす初めての夜を迎えます。
ライオンなどの捕食動物の侵入を遮るため寝る場所の周りには電流が流れる柵があります。
(ベンジャミン)新入りのゾウは知らずに柵に触れて電気ショックを受ける事があります。
かわいそうですが柵の外にはヒョウやライオンハイエナがうろついています。
電気柵は必要な措置なんです。
柵に守られていても遠くから聞こえる動物の鳴き声に幼いゾウはおびえます。
ライオンです。
サイティにとって長く厳しい夜になるでしょう。
ナイロビの施設には1頭ずつの仕切りがあったためサイティはほかのゾウと一緒に眠った事がありません。
野生の群れに近い状態で夜を過ごすのは初めてです。
ようやくサイティが横たわりました。
野生のゾウは一度に30分程度しか横になりません。
短い眠りを繰り返すのも自然界で生きるための訓練です。
翌朝サイティは仲間と共に外出しました。
ゾウの社会生活を学ぶ時間です。
飼育員は少し離れた場所で見守ります。
自力で食料にありつくには茂みの中を進まなくてはなりません。
しかしゾウの保護区域内でも密猟者が潜んでいる危険性があります。
密猟を防ぐため野生動物保護団体は空からパトロールを行っています。
パイロットはこれまでこの区域で何度も密猟者を目撃してきました。
パトロールには武装したスタッフも参加しています。
群れはどの辺に?草原と茂みの境界にいる。
そこを重点的に?そうだな始めよう。
定期的な空のパトロールは食料を探し回るゾウを守ると同時に密猟者に警告を発する効果があります。
年長のゾウに率いられて群れは食料の豊富な茂みに足を踏み入れました。
入学したばかりのサイティタークウェルカイヌクは経験豊富な先輩たちから安全な食料がどこにあるのかを学んでいきます。
今は雨季。
草木は青々と茂っています。
大人のゾウは一日に100キロ以上の植物を食べます。
食事がひとだんらくすると泥浴びの時間です。
泥で体を洗う事で皮膚についた寄生虫を落とし強い日ざしから体を守ります。
幼いゾウにとっては遊びの時間でもあります。
泥浴びの次は泉に向かいます。
ゾウにとって重要な場所です。
水辺には野生の群れも来ていました。
その中にはゾウの学校の卒業生もいます。
しかしサイティは初めて出会う仲間を遠巻きに眺め近寄ろうとはしませんでした。
周りが水浴びを楽しむ中サイティだけが水に入ろうとしません。
飼育員が水辺へ追い立てても逃げるばかりです。
実はサイティは別のある物を待っていました。
ミルクを運んできた飼育員に駆け寄っていきます。
ミルクの味は以前と同じではありません。
乳離れに向けてミルクの脂肪分がだんだんと減らされて水っぽくなっています。
(ニック)「これまでのところ異常なし。
もう一周してみる」パトロールの途中川の近くの茂みに子供のゾウが1頭だけでいるのが発見されました。
すぐに地上の救出チームに連絡します。
一刻の猶予も許されない緊急事態です。
地上のチームがゾウの救出に向かいます。
(ゾウの鳴き声)足を縛ろう後ろ足から。
気をつけて。
幼いゾウはおびえて抵抗しています。
しかし衰弱する前に早く連れ出さなければなりません。
(ゾウの鳴き声)鎮静剤を少量与えて車で運ぶ事にしました。
ところが思わぬトラブルが起きました。
2キロ進んだところで車がぬかるみにはまってしまったのです。
幼いゾウは鎮静剤で眠り込んでいます。
(ゾウの鳴き声)もうろうとしたまま歩かせるほかありません。
前に進むのも大変です。
武器を持った密猟者を警戒しながら護衛と共に進みます。
幼いゾウは暑さのせいで脱水症状に陥りかけていました。
茂みの中で幼いゾウを発見してから数時間たちました。
ゾウは衰弱し始めています。
気温はすでに40度です。
水だよ。
怖がらないで。
(ゾウの鳴き声)かなり疲れていて動きたくない様子です。
しばらく休ませて迎えの車を待ちます。
このゾウは密猟者に親を殺され迷子になったのでしょう。
ナイロビにあるゾウの保護施設に引き取られる事になりました。
ようやく迎えのトラックが来ました。
しばらく母乳を飲んでいないためすぐにも栄養を与えなければなりません。
ゾウの赤ん坊を空から見つけるのは至難の業です。
実に幸運でした。
あの時見落としていたら死んでいたでしょう。
この辺りでゾウの密猟を行っている集団には2つのタイプがあります。
北東部では銃などの武器を使う組織だった密猟が横行しています。
一方西の地域では昔ながらの狩猟をする人々が国境を越えてゾウを捕まえに来ます。
大抵は2人か3人一組で弓矢を使ったシンプルな狩猟をします。
1週間ほど歩き回り水たまりの近くに隠れて待ち伏せをしたりしてゾウを狙うんです。
木の上で何時間も待ち下を通るゾウを矢で射る事もあります。
保護された幼いゾウは飛行機でナイロビの施設に運ばれ手当てを受けます。
一方サイティは相変わらずミルクと飼育員にべったりです。
水浴びや仲間の行動にはあまり関心のないサイティですが野生の群れと出会うたび大切な事を学んでいます。
体の大きい若いオスが突然メスに悪さをしかけてきました。
近くにいたサイティは驚いて逃げ出します。
飼育員は幼いメスをその場から避難させました。
怖がっていたサイティも再び茂みに戻って草を食べ始めました。
ナイロビの施設に送られたゾウはタンダニと名付けられました。
タンダニは親が密猟者に殺された事を知っているに違いありません。
だからこそ当初あれほど人間を怖がったのです。
親を殺されたゾウは人間を敵と見なし攻撃的になる事がよくあります。
でもこの子はすぐに打ち解けてきました。
頭が良くここが良いところだと分かってくれたのです。
タンダニはかつてのサイティのように施設の人気者になりました。
悲しいニュースもあります。
懸命の看護のかいなくボーシャが短い一生を終えようとしています。
ここへ来た時からひどい下痢をしていました。
ミルクは何とか飲んでいたのですが飲んだ物をすぐに出してしまい全く栄養をとれませんでした。
飼育員にとって最もつらい瞬間です。
まもなくボーシャは息を引き取るでしょう。
ゾウの最期を見届けるのはつらい仕事です。
目の前で苦しみ弱っていく姿を見ながら何もしてやれません。
私も今まで何度も経験しました。
痛ましくて心が張り裂けそうです。
保護施設では死んでしまったゾウのなきがらを近くの林に葬ります。
学校にいるサイティはどうしているでしょうか?食べ盛りのサイティは生い茂る草木をどんどん食べています。
今のうちに栄養をとれるだけとっておく必要があります。
雨季が終わりに近づいています。
雨の量は日ごとに減っていきます。
命を育む水たまりが次第に干上がってきました。
これからの季節ゾウは生きるために必死に食料を探します。
僅かに残った水場には密猟者が潜んでいる危険性があります。
この時期ゾウの学校では安全な水場を提供するため毎日2万リットルの水を川から運び込みます。
100頭を超える野生のゾウが毎日学校の水飲み場を訪れるようになりました。
体に傷痕のあるゾウもたくさんいます。
密猟者の攻撃をかわし何とか生き残ってきたのです。
サイティにとって目の前の野生の群れは将来自分が入っていく社会です。
学校の外に出れば食べ物や水を全て自力で得て密猟者から身を守らなければなりません。
そのためにサイティはたくさんの事を学ぶ必要があります。
乾季に入ってまだほんの数週間ですがサイティは体重が落ちてきました。
どのゾウも以前より食料探しに苦労しています。
これを食べてごらん。
腹の足しになる。
それからこれも食べられる。
人間が手を貸すのはその場しのぎにしかなりません。
ゾウの学校ではサイティを2年後に卒業させる事を目標にしています。
それまでに多くの事を身につけなければなりません。
これらはゾウが好んで食べる植物ですがそろそろ葉っぱが枯れかけています。
そこでこれからは主に木の皮を食べる事になりますが…。
この部分です。
木の皮で一日に必要な量をとるのは相当大変です。
食べられるものを探し遠くまで出ていくゾウもいます。
広範囲に広がった群れを守るためゾウの保護団体は空と地上の両方からパトロールを続けます。
しかし保護区域は広大で密猟者の数が多いため被害を防ぎきれないのが現状です。
保護区で発見されたオスのゾウです。
密猟者の放った矢が刺さり毒が体に回り始めていました。
獣医師が鎮静剤を打ち急いで矢じりを体から抜き取ります。
毒の量によっては生き延びられないかもしれません。
これが弓矢で猟をする「ワカンバ」と呼ばれる人たちです。
矢じりには命に関わるほどの強力な毒が塗られています。
3か月ほど野宿をしながら水場を狙うのが彼らのやり方です。
密猟には効果的な方法で残念ながら毎年たくさんのゾウが犠牲になります。
毒の付いた矢で傷つくと長ければ3か月間も傷がうみ続けます。
傷を負ったオスは幸い命を取り留めました。
学校の水場の近くで過ごし傷が癒えるのを待っています。
サイティはまだ学校の1年生。
たくさんの人に守られ甘えん坊でミルクも卒業していません。
しかし学校に入り野生の世界にいやおうなく触れる事でサイティの独り立ちへの準備は始まっています。
サイティはいまだに水を避けています。
仲間が水浴びしていても1頭だけ別行動。
どうやら泳ぐのがちょっと苦手なようです。
群れのルール遊びやコミュニケーションそして出産と育児などサイティにとって学ぶべき事はたくさんあります。
全て生きるために必要な力です。
ある日サイティの方に野生の年配のゾウがゆっくりと近づいて来ました。
サイティは怖がる様子を見せません。
野生の群れに入る準備が少しずつ進んでいます。
夜はまだ囲いの中で眠るサイティですがいつかは学校を卒業し野生の群れに入ります。
そして広大な大地で自由に生きていく事でしょう。
2014/11/17(月) 00:00〜00:45
NHKEテレ1大阪
地球ドラマチック「ゾウのサイティは1年生〜野生に戻るための学校〜」[二][字][再]

親を失い、人の手で育てられたゾウが野生に戻るための“学校”がある。おてんばで飼育員を困らせる3歳のサイティが入学。年長のゾウから様々なことを学ぶ日々に密着する。

詳細情報
番組内容
ケニアのナイロビに赤ちゃんゾウの保護施設がある。密猟で母親を失ったゾウが次々と運び込まれる。ゾウは繊細な動物で、育てるのは難しい。独自に開発したミルクを飲み、数年間、この施設で成長した後、“学校”に移り、野生に戻るための準備をする。甘えん坊のサイティが学校に入学。大きな年長のゾウにおびえ、仲間が水浴びをしている最中もミルクを求めて別行動。サイティは学校生活になじめるのか?(2013年カナダ)
出演者
【語り】渡辺徹

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
英語
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0x0808)
EventID:8083(0x1F93)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: