太陽を抱く月(19)「命尽きるとも」 2014.11.16

(フォン)ああ…。
そうだ。
(ヨヌ)はい。
余はそなたにわが身を与えたがそなたからお返しは無いのか?私には差し上げられるものが無くて…。
もしやお望みのものがおありですか?あ…あれをちょっと…。
あ…致してみたい。
「あれ」とおっしゃいましても何の事か…。
だからその…。
あれの事だ。
兄上と一緒に活人署でやっていたろう?ほらこれぐらいの長い棒を持って。

(拍手)
(歓声と拍手)
(ユン・デヒョン)もくろみを成し遂げれば2つとも手に入りましょう。
しかしどうも釈然としないな。
何がでございましょう?俺が遊び人暮らしをやめるのとは訳が違い領議政が国舅の地位を失うのは本意ではなかろう。
今の地位を捨てるつもりなどございません。
だがそなたの娘は王妃一人のはず。
必要ならいつでも作れますから。
ハハッ。
初めて王妃に哀れみを覚えるわ。
肉親をも捨てられるならこの俺とていつ裏切られてもおかしくない。
私を試しておられるのですか?先にかまをかけてきたそなたの腹を探っているまでよ。
損得抜きという事はあるまい。
俺の腹の内は見せたのだからそちらも見せるのが筋。
重臣の座は当然として他には何が望みだ?院相制の復活でございます。
院相制か…。
王をけん制できる地位だな。
考えておこう。
だがホ・ヨヌについては妥協できぬ。
廃位した王の女人を妃にすれば学士の反発は必至。
大切なものはひそかに手にされた方がよいと思いますが。
王の特権を得る事になるのだ。
多少の制約はしかたないか。
よかろう。
そなたの船に乗ってやる。
回想
(ユン・デヒョン)宮殿で暮らしたいか?なら宮殿見物でもしてみるか?心の声
(ユン・ボギョン)父上…本気で王様と私を捨てるおつもりですか?ダメ…ダメ!
(チョ尚宮)王妃様。
こんな夜更けにどちらへ行かれるおつもりですか?王様が危ないの。
王様にお知らせしなければ。
(チョ尚宮)王妃様!
(男1)おい何て書いてあるんだ?
(男2)まあ要するにだかいつまんで言うとこっちは「王様が巫女をそばに置いてる」とあってそっちは「ユン一族が8年前世子嬪を人知れず殺した」って書いてあるんだが…。
これだけじゃどっちが本当か分からないなあ。
世子嬪の件は何となくありそうだがな…。
そういや死んだ世子嬪のホ・ヨヌ様が8年たって生き返ったという噂を聞いた。
バカな事を言うな!死んだ者が生き返るなんて作り話にも程があるってもんだ。
けどできりゃそうあってほしいとは思うわな。
だって俺らみんなユン一族のせいで苦しい思いばかりだろ?世子嬪にでもよみがえってもらいここらでひとつこんなろくでもない世の中バッとひっくり返して変えてもらいたいよ!あ〜そうそうそんでな王様のおそばにいる巫女が実はその世子嬪らしいぞ。
それじゃつまり何だ?世子嬪を殺そうとしたのは本当で今の王妃は他人の座を奪っといて知らん顔して居座ってたって事か!?なるほど!
(男2)ひどい話だぞこりゃ!
(ユン・スチャン)貼り紙をした者は無論の事あらぬ噂を立てる者たちを一人残らず捕らえ厳罰に処するのが当然かと。
(シム・サン)さようでございます。
ホ・ヨンジェの娘の病死は明らかな事。
なのにひそかに殺されたなどと臆測が出回るのは王室と国を揺るがそうとする邪悪な輩の仕業に相違ありません。
(ハン・ジェギル)都承旨の申すとおりでございましょう。
流言の元を断ち法の厳しさをお見せください。
そちたちの訴えはよく分かった。
ところでだ。
余に関する怪しい貼り紙には何の気遣いも無いのか?どうしてだ?寂しいではないか。
余が淫らな巫女にのめり込み国事をないがしろにしたと中傷されておるのにそれにはなぜ何ら手を打とうとしないのかのう?もしやそちたちも同じ思いだという事か?何をおっしゃいますめっそうもございません。
もしくはまさかそちたちが世論をあおっているとか?
(せき)どうした大丈夫か?ただのざれ言だ。
宮中であの女を見ました。
またその事…。
そんなくだらない事で私を呼ばれましたか。
くだらない事ではございません。
幻覚などでもございません。
あの娘がここに間違いなくいるのです。
あの者が生きていてどこにいようが今となってはどうでもよい事。
どうでもよいとはどういう事です?父上は一体何をたくらんでおられるのですか?おそれながら急ぎの政務がございますのでこれにて失礼いたします。
心の声王様にも父上にも見捨てられるなら王妃の座は己自身で守るしかない…。
チョ尚宮。
はい王妃様。
今すぐに星宿庁で臨時の国巫を務めたクォンを捜せ。
はい?何故その者をお捜しになれと?口答えが過ぎるわ。
黙って捜せばよいのだ。
しかと承りました。
回想
(ノギョン)私は大王大妃様に従うしかありませんでした。
そしてまたお嬢様を守れという友の遺言に背く事もできませんでした。
近頃少し大胆ではないか?何の遠慮も無く王の顔を見つめるとは。
王様。
どうした?おそれながら…1つお願い申し上げてもよろしいでしょうか?願いと申したか?話してみよ。
何でも聞いてやろう。
神母様に…一度お会いしたいのですが。
そなたを死のふちに追いやった者であろう。
罪人に会ってどうするのだ?でも私を助けてくれた人でもあります。
何ともめでたい奴よ。
つまり恩人だと言うつもりか?王様のお顔を見るたびに今生きている事を感謝せずにはいられません。
こうしておそばにいる事ができるのもいきさつはどうあれ神母様が私を救ってくれたからだと言えましょう。
神母様の処罰は避けられないとしてもその前に一度お会いして気持ちを整理する時が欲しいのです。
ですからどうかお聞き入れください。
(ため息)
(クォン氏)卑しき私にいかなる御用でございましょうか?チャン・ノギョンの跡継ぎを見た事はあるか?はい以前会っております。
ではお前の神力でその者に邪術をかけられるか?答えるのだ。
邪術はかけられるか?それは決してできぬ事ではありませんが少しばかり制約がございます。
何だ?呪いを受ける者の居場所が明らかである事。
そしてまたその距離が遠すぎてはなりません。
宮中にいるなら問題ないな?瞬時に命を奪う邪術はございませんが前に王様へ向けた呪いのように苦痛を与える事はできます。
ではあの時の事はお前の仕業であったか!死に値する罪を犯しました。
でも私は領議政様の命に従ったまでで…。
父上だと?まあいい。
過ぎた事ゆえ今更とがめはせぬわ。
ところで命を奪うのが無理ならその者に耐え難い苦痛を与えてもらいたいのだ。
ならば力の限りを尽くします。
ただ…。
ただ?命を害するほどの苦痛を与えるにはいけにえが必要とされます。
強い執念を持つ生娘が供えられればやがて死に至らしめる事もできましょう。
いけにえがあれば殺す事もできるのか…。
血だ!おぬしがチャン・ノギョンか?さようでございます。

(ソル)出かけるの?留守の間あのお屋敷に行こうなんて思わない事ね。
ソルとチャンシルは変わりないですか?はい。
変わらず元気でおります。
神母様も健やかであられましたか?どうしてこんな私をまだ神母とお呼びになるのです?私が牢に入れられた時神母様は「かつて親友がいた」と言われました。
その方の最後の願いがこの私だったと。
そう申しました。
その方はどうして私の事を?私が存じているのはただ…お嬢様がお生まれになる前に母上の積まれた功徳が導いたご縁だという事です。
私の母の…功徳でございますか?さようでございます。
結局お嬢様を生かしたのはこの私でも私の友でもなくお嬢様の母上なのです。
私を守ろうとしたという神母様の言葉を信じています。
まだすべてを許す気持ちにはなれませんが理解はできます。
私もまた真実を知りながら沈黙したのですから。
ただ機を逸する前にこの言葉だけはお伝えしたかった。
感謝申し上げます。
助けて頂いてありがとうございます。
私を引き取り育てて頂き守ってくださった。
感謝しています。
8年もの間私の母になってくださりありがとうございます。
申し上げたいけにえはご準備できましたでしょうか?その者はどちらにおります?いけにえは…この私だ。
回想
(ノギョン)今宵この王宮殿に呪いがかけられるようです。
まさか…それは王様への呪いですか?いえ違います。
その呪いはお嬢様へ向けられるものです。
でももしそれで王様にまで害が及んだら…。
私がお守り申し上げます。
私が命に代えてもお守り致します。
心の声邪悪な気よ!札の主に戻るがよい!うあ〜!
(ノギョンの声で)自分には何の罪も無いと思っているであろう?ただの被害者だと思っているな?だがそうではないぞ。
分かっていながら沈黙した罪。
殺害をほう助した罪!あっあ〜!己のものではない地位を欲した罪!王様をだましながら最後の懺悔の機会を自らこうして放棄した罪!それらすべてが貴様の罪だ!違うわよ!あ〜!チョ尚宮。
チョ尚宮!あれどこかにやって!早く!
(ヨム)やはり行かれますか?母上。
(シン氏)王女様の安産祈願だと申したではないですか。
それとお寺に数日お世話になってヨヌの極楽往生も願ってこようと思ってるの。
母上。
今新しい命が生まれる前に死んだ者は安らかに眠らせてあげるべきだと思って。
私がヨヌの影にしがみついていたらみごもった王女様に申し訳ないでしょう。
ヨヌをみごもった時父上は使者として明の国へ行っておられた。
お務めだと分かっていてもやはり寂しかったものよ。
だからヨム。
お前は王女様を優しくお守りして。
そう致します。
あの…旦那様。
どうかしたか?その…例の噂はもうご存じでしょうか?噂とはどんな?それがその…亡くなったヨヌお嬢様のお噂でして…。
ヨヌのどのような噂だ?それが全く妙な噂話でつまり…。
8年前お嬢様が亡くなったのはユン一族の仕業だというのです。
なんという事を…!それだけではなくてなんといまだお嬢様は生きておられるという噂まであるんです。
実は私も8年前気になった事があったんですが…。
何が気になったのだ?先日義禁府の方にも伝えたんですがお嬢様の葬儀の翌日お墓に行ってみたところ掘り返された跡があったんです。
えっ?なので以前奥方様が見たという娘はヨヌお嬢様…。
(矢が刺さる音)旦那様大丈夫ですか?
(執事)矢文でございますね。
一体誰が…。
(ユン・デヒョン)「ホ・ヨム殿。
妹君は病死でない事をご存じでしたか?8年前ホ・ヨム殿を手に入れたいばかりにミナ王女が邪術に加わり妹君を殺害したのです。
さらにその事を伏せたのは先の王様である事をご存じでしたでしょうか?」。
回想
(ミナ王女)ところでお前に妻はいるのか?いいえまだおりませぬが。
なら結婚を決めた者は?妻に決めた者はおるか?お許しください旦那様。
何を許せというのです?全部…すべてを。
旦那様。
(ユン・デヒョン)「今日まで享受されてこられた安らぎは妹君の屍の上に築かれた砂上の楼閣だと知っていかがされましょうや?」。
旦那様こちらへどうぞ。
どうしてお座りにならないんです?これどうですか?縫ってみました。
生まれてくる子どもの産着。
こんなに小さいんですよね。
かわいいと思いませんか?私…この子を大切に…大切に育てます。
旦那様に似た美しい姿の聡明な子に。
なぜ…。
手に入れたかったのですか?えっ?私の何を手に入れたかったのですか?そして今…。
何を手にされたのですか?私の何がそんなにも欲しかったのです!?言ってください。
違うなら違うと。
愚かな私の思い違いだと!お許しください…旦那様。
本当にごめんなさい!なぜだ…。
どうして!?
(泣き声)かくも長く!私をだまし母をだまし…なぜ妹を…!話そうとしました。
話そうとしたけど…。
生まれてくる子を喜んでくれる旦那様を見たら何にも言えなくなって…。
それに話したら…旦那様の子まで罪人になると思って…。
わが妹を…殺した王女の子だ。
しかし私も同罪だ。
私のせいで王女様は妹を殺した。
だから私も許されない。
何も知らずに王女様を愛した…私も罪人です。
妹の死の見返りにのうのうと暮らしてきた私こそ罪人だ!違います!罪人は私だけ!旦那様とこの子は悪くないのです!罵りたければそうしてください!でもご自分の事を責めたりはしないで。
旦那様の子をどうか見捨てないで。
お願い!今頃は儀賓も事のすべてを知ったはず。
しかし女というものは何を考えているのか分からんな。
ただ無邪気だと思ってた王女があんな大それた事をしていたとは誰が想像したでしょうか。
真相を知ったからには儀賓の事ゆえ行動を起こすであろう。
ひょっとすると自決でもして罪を償おうとするやも…。
そうなれば好都合だが自ら王に罪を申し出生き長らえる事もありうる。
そうだな。
やはり消すか。
(物音)誰かいるのか?ソルか!?私がお守りしますから若様はお部屋の中へ。
そうはいくか!お前ひとりを残して…。
あ〜!ソル…ソル!しっかりするのだ!ソル!ソル!おいソル!ソル!目を開けてくれ。
ソル!ヨヌお嬢様は生きておられます。
若様は留守の間私にお嬢様を守ってくれとおっしゃいましたね?
(うめき声)申し訳ありません。
最後までお嬢様をお守りしたかったのにこんな事になってごめんなさい若様。
そんな事を言うな。
お前がヨヌのそばにいてくれてたとは…。
どれだけありがたいか。
こんな小さな体に重荷を背負わせてしまってすまない。
すまないなんてやめてください。
初めてこのお屋敷に来た時名前も無い私に若様は「ソル」という名を与えてくださいました。
あの日から今この瞬間までいけないと分かっていながらも…。
高貴な若様の事を卑しき心にずっと秘めて参りました。
私こそ申し訳なく思ってます。
許してください。
なぜ謝る?許すも何も私はどうしてやればいいのだ?私ごときになんでだ!?何故命まで捨てる?心の声若様…私は若様のおかげでようやく人になり女にもなりソルになれたんです。
短い一生だったけど私は今この世の誰より幸せです。
だからどうか若様も幸せでいてください。
ソル逝くな。
ソル!ソル…。
ソル!心の声愚かな子…。
雪のソルが炎のヨムに抱かれて逝ってしまったけど本望なの?
(ソル)ええこれで十分。
奴婢の生まれにしては結構恵まれた一生だったでしょ?
(キム・ジェウン)王女様と儀賓様は安全な場所にご案内しました。
後手に回ったようだな。
犠牲者は出なかったか?ソルという女が亡くなりました。

(キム・ジェウン)儀賓様を守るため1人で刺客に立ち向かったのです。
オニャンへ急ぎ人をやらねば。
おばあ様も危ない。
(大王大妃)うわ…!ユン・デヒョン…お前よくも私を…!王様。
祖母を迎えに来てくださいましたか。
ならば早うここから…。
あ…王様…。
どれもすべては王様のためを思っての事。
それなのにどうして…祖母の心が分かりませぬか?王様…。
なんで…。
なんで置いていく?待たれい!いけませんこんな事…。
これではあんまりじゃ…。
回想8年前世子嬪を呪術で殺めた罪!加えて何も知らない孫娘まで関与させた罪!回想
(成祖)私がずっと黙っていた理由が分かりませぬか!?真実を知ってもなおウィソン君の名誉を回復させなかったのは一体誰のためだとお思いですか!?13年黙しあなたに孝を尽くしてきたのです。
もう欲をお出しくださいますな。
(苦しむ声)年老いた女狐は始末した。
これでもう思いのままに振る舞える。
ですがどうも世論が思わしくありません。
例の貼り紙で民の動揺が高まっているうえ学士までも疑い始めました。
このままでは事が成就しても民の心を失うおそれが…。
では事を早めるしかなかろう。
事を早めるとは何か手がおありですか?我らの大義が汚される前に片をつけるしかあるまい。
民の心の伴わぬ謀反はただの権力争いにすぎない。
だが幸い民の心を得るぐらいの人気は我にもある。
民の心を得られると?おぬしは活人署での我の評判を知らぬか?身分を問わず診療する医者…。
ほんに功徳は積んでおくべきよのう。
役立つ日が来るとは思わなかったわ。
ハハハハ。
この謀反を成し遂げれば恐らく歴史にはこう記されるであろう。
「世論を軽んじて悪政をしき哀れな巫女をかこった恥知らずな暴君を!民の心に寄り添い断罪した新たな王の誕生」と。
(笑い声)今宵は実りある話し合いをしようぞ。
(嗚咽)思う存分泣いてもよいぞ。
私には…涙する資格はありません。
あの子はいつも変わらずこの私を守ってくれたのに私は守ってあげられなかった。
大事な…友であったのだな。
友であり家族であり…いえそれ以上でございました。
そうであろうな。
さればその者も命を賭したのであろう。
なぜあの子が死なねばならずなぜ兄上が危険な目に遭うのか…全く分からない。
権力とは一体何でしょうか?大義とは一体何ですか?なぜ罪なき者たちの血が流されるのでしょうか?そなたが失ったように余もまた無辜の民を失った。
だから…余は引き下がりはしない。
二度と罪なき者が犠牲にならぬようこの繰り返される悪行を必ずや断ち切ろう。
見覚えのある者がいるな。
何故笑われますか?思わずこみ上げてきたのよ。
遊び人と称された我が畏れ多くも権力の座を夢みておる。
何をおっしゃいますか陽明君様。
ここに集いし者は誰もが陽明君様こそ王の座にふさわしいと信じて疑っておりません。
ハハハ。
もうよい。
決行の日はいつにする?私の考えでは近々行われる講武の日がよろしいかと。
講武の日か…なるほど。
ただし狩り場で決行するのではなく宮中で襲います。
宮中が狩り場になるわけか。
…で狩りの獲物は王という事だな?これは何です?我を信じて志を共にする者は署名せよ。
今はまっさらなものなれど我が王になった暁には共に謀反を起こした功臣たちの記録となるであろう。
明日の講武の準備は滞りないか?はい王様。
わが配下の者が狩り場の野原に境界線を設け周辺での狩りや伐採なども一切禁止と致しました。
うん。
久しぶりの狩りだ楽しみにしておるぞ。
芸人たちも呼んでおりますので余興にも手抜かりはございません。
講武を催す趣旨は余興を楽しむ事ではなかろう。
兵法の修練以外にもこの講武では特に中央と地方の官吏たちの連帯を強める場としたい。
ぜひそれを念頭に頼むぞ。
(重臣たち)しかと心得ました。
心の声その時誰が狩人で誰が獲物かはっきりする。
ただ一度の真剣勝負。
あ〜兵曹判書。
講武に参加する兵はいかほどだ?王様が規模の縮小を命じられましたので兵も減らし200名となります。
回想当日講武に参加する兵はいかほどだ?王様には規模縮小で200と伝えますが実は100多く300名ほどが講武の場へ移動します。
ならば宮殿も都も守りはかなり手薄になるな。
当日王様は宗廟で講武の開催を告げるはずだ。
我も王族として後に続く事になる。
そこが狙い目であろう。
宗廟に向かうため広場の門が開く瞬間兵曹判書は兵を連れ講武の場ではなく宮殿にとって返せ。
よって明日は明け方までに兵を整えて私が引率し先に狩り場へ向かいます。
先ほどはそちたちの気が緩んでいるように思えたがやはり講武はすばらしいものとなろう。
明日はそちたちもその実力のほどを存分に発揮してくれ。
特に領議政には大いに期待している。
お任せくだされ。
ご期待に添うべく励みますので。
ほら見ろ。
お前に言ったよな?月からは…どこに逃げようが離れられないと。
1つ聞かせてくれ。
王命で現れたか?それとも友として来たのか?友として参りました。
友か…。
友という言葉は実にいいな。
1つ聞かせてくれ。
もう聞かれました。
変わらずかわいげの無い奴だ。
ではもう1つ聞かせてくれ。
何なりと。
お前は本当に俺を友だと思っているか?これまでそうだったようにこれからもそうでございます。
ならば俺がどんな道を選ぼうとも何をしようとも…最後まで友でいてくれるか?なぜそのような事を?いいのだ。
答えは必要ない。
答えがどうであろうと俺の決意は揺るがないから。
ただなぜ俺たちはこんな定めになってしまったんだろうな?
(ヒョンソン)王族と臣下たちが準備を整え待っております。
まもなく宗廟に参る時刻でございます。
そうか分かった。
王様。
この私は今まで王様にお仕えできて光栄でございました。
あの世にでも行くような物言いだな。
どうかくれぐれもご無事であられますよう。
心配は要らぬ。
無駄に長い年月過ごしてきたわけではない。
ウンよ。
準備はよいか?王命さえ頂ければいつでも。
王様のおなり!
(太鼓の音)心の声時は来た。
今こそすべてが元の姿に戻る時!回想王が広場に立ったのを合図に宮殿の門が開く。
王様が王族と臣下を従え宗廟に向かうその時がまさしく反逆の始まりだ。
出立!
(太鼓の音)回想我も王族として後に続く事になる。
そこが狙い目であろう。
宗廟に向かうため広場の門が開く瞬間…。
(兵たちの喚声)天におわす太陽なれど天は太陽を見限った!天命が変わり革命の時が来たるを知らせに参った。
2014/11/16(日) 23:00〜00:00
NHK総合1・神戸
太陽を抱く月(19)「命尽きるとも」[二][字]

朝廷の陰謀に翻弄された王フォンとヨヌの初恋。運命の愛を描くファンタジー・ロマンス史劇。陽明君(ヤンミョングン)はヨヌを愛するあまり、ついに謀反(むほん)を!?

詳細情報
番組内容
ユン・デヒョンはフォンを王座から降ろすため、王位継承権を持つ陽明君(ヤンミョングン)に謀反を持ちかける。提案条件に耳を傾けていた陽明君は、ヨヌを手に入れるためならばと誘いに応じる。ヨヌは自分の命を助けたノギョンに会わせて欲しいとフォンに頼む。一方、ポギョンは王妃の座を失うまいと、前の国巫(クンム)を探して呪術を使うよう命じる。そんななか、ヨムは妹のヨヌがまだ生きているというウワサを聞く。
出演者
【出演】ハン・ガイン…沢城みゆき,キム・スヒョン…新垣樽助,チョン・イル…小松史法,キム・ミンソ…渋谷はるか,ソン・ジェヒ…佐藤拓也,ソン・ジェリム…保村真,ナム・ボラ…小林由美子ほか
原作・脚本
【原作】チョン・ウングォル,【脚本】チン・スワン
監督・演出
【演出】キム・ドフン
制作
〜韓国 MBC/Pan Entertainment制作〜

ジャンル :
ドラマ – 海外ドラマ
ドラマ – 時代劇
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
韓国語
サンプリングレート : 48kHz

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