♪〜♪〜
(西野)帰って来てすぐ企画書作ってみたいなのがこれです。
♪〜♪〜♪〜♪〜
(拍手と歓声)
(中村)西野カナちゃ〜ん!
(拍手と歓声)お願いします。
初めてねぇ。
はいそうなんです。
大好きなんでやめてください。
ホントに今日は待ちに待っておりましたんでホントに幸せでございます。
…と呼ばれデビュー以来多くのファンを魅了し続けている彼女
その人気の秘密
それは聴く者の心に届く…
例えばこの歌詞
西野カナが実際に友達に送ったメールから生まれたもの
俺はこの曲好きだよ。
ありがとうございます。
等身大の歌詞は共感を呼びこれまでリリースした曲は合計で4500万ダウンロード以上を記録
今夜はそんな彼女の…
…をあらゆる角度から検証します
(拍手と歓声)カナやんはもう…。
全くやった…ハハハ。
ありがとうございますでも…あれなんです。
全く作詞っていうのやったことがなかったんですけどデビューするっていうことになって「挑戦してみる?」っていうお話をもらって。
やったことないけどやってみたいって…。
自分の歌う曲やしそっからホントにゼロから始めたんですけど。
でも途中から『遠くても』という曲から自分の実体験とかもっとさらけ出して書いて行こうと思って。
そこからやっと自分の作詞のスタイルが確立されたように思います。
作曲家の方が書いて来てくれて軽くアレンジも付いてたりする。
それを渡されて「じゃあこれに詞を書いてみたら」…って始まったの?そう。
いやいやいや。
天才だよね?
(観客)天才〜!
(拍手)
今夜はその歌詞に魅了されている…
そこで東京国際フォーラムで行われた…
スペシャルライブの会場で…
カナやんが。
でもすごい…。
何だろう?
(スタジオ:中村)これ一番ありがたいよね。
…っていうとこの歌詞。
♪〜と思ってホントに…。
♪〜あなたもでしょ?ハハハ…。
刺さってましたね刺さりまくり。
ありがとうございます。
どうやって書いてるの?まず曲を聴いた印象…。
すげぇそれ詞出来る前なのに?違うんですホントのタイトルじゃないです仮タイトル。
そこから企画書みたいなものを作ってタイトルをドンって付けた後にこう…何て言うんですかレポートのような感じでバ〜っと書いて行くんです。
こちらが…
一見何の変哲もないものに思えるが西野の歌詞はここから全てが生まれる
この1枚に彼女の…
カナやんが作り出したシステムだねまさにフォーマットというか。
誰もそのアイデアをくれたわけじゃないでしょ?やっちゃった。
やっちゃったね。
(笑い)例えばこれ『Believe』の場合で企画書行ってみましょう。
さぁ見出しは何だ?カナやん。
「アイツを見返してやるソング男心って本当に分からない」。
メロディー聴いた瞬間このキャッチを付けた。
もともとこの曲を書きたいと思って楽曲はずっとあったんですね手元に。
だけどどんな曲にしようかすっごい悩んでてそん時に失恋したばっかりの友達と遊園地に行ったの。
その遊園地で失恋したばっかりのコの話をずっとアトラクションの待ち時間で聞いてたんですよ。
でその友達が盛り上がって来てそのまま…。
…とか言われましてそれで「じゃあちょうどいい曲あるわ今」って言ってそっからメモ取ってスマートフォンで。
帰って来てすぐ企画書作ってみたいなのがこれです。
めっちゃすごいその企画書のキャッチの後にねそのキャッチを具体的に説明する文が付くんだよね。
そうです。
「彼の方から告白してきた。
そこまでタイプじゃなかったけど優しかったしずっと大事にしてくれるもんやと思ってたから付き合ったのにいきなり別れようって言われたしかも人伝いに聞いた話じゃ別れてすぐに彼女がいてしかも美人マジであり得ない。
そんなに好きって言ってたのに何で?男心って本当に分からない女心よりも秋の空」…っていうのが最初にあって。
すごいよね!これ…。
さらにこの企画書は下に進むと…
さらに…
これは自分の体験だけでなく友達への取材もして集めたもの
例えば…
あれですねSNSとか情報が勝手に更新されるわけじゃないですか。
別に見たくもないのに知り合いの知り合いとかから勝手に自分のページとかにも上がって来たりとかする…っていうのも当時彼女が言ってて。
なるほどなっていうのがすごい新鮮やったから。
そしてこの『Believe』の歌詞の中でこの企画書がどう反映されているかちょっとフリップ出してみましょうね。
さっき言った「SNS」っていう言葉が入ってますよね。
彼の今の動向やらがもう見たくもないのに分かってしまうっていうのが今の時代だよね。
ホントにそうやと思います。
5年前全然ないもんね。
ないですないです。
そのSNSのくだりは「お!」って思ったでしょ?自分で。
思いました。
うまいって自分で思ったでしょ?ううん。
でも時代は変わって行くからそれを載せるのがいいことなのかどうなのかは迷ってたんですけどそれが例えば5年後この話が古くなってたとしてもそれはそれで面白いのかなと思って載せちゃった。
でもねそれは間違いないですよ。
ポップスっていうのは時代を映すものだから後々それがすごくいい…その時代の背景を知るのに良くなったり。
例えばポケベルっていうのがあった時代もあるしホントに手紙でやりとりした時代もあるけれどもツールは変われどもそん時の切なさって一緒…。
そうですね。
どうですか?これ仕上げてみて。
やっぱりこれだけで曲にするとサビどうすんの?っていう。
一番言いたい所どうしよう?ってなっちゃうから「見返したいの」を一番に言うのかって言ったらそうじゃなくて。
もちろん私はその彼女のために曲を作るわけやん?だからさいい方向に行ってほしいのが一番なわけやん友達心としてはさ。
だから彼女へのメッセージとしても「絶対いいこと起きるしこれからは何とかなるから」っていうメッセージを込めて作ってたりするわけですはい。
…部分がすごい来ます。
…とか。
♪〜…みたいなアハハハ。
なるべく1人の人…。
自分の感覚だけやとどうしても偏ってしまう。
だからいつも…。
自分がめっちゃいいと思ってたのが例えばあったとしても結構な人が「いや〜」って言ったらそこをもう削るようにしてて。
へぇ〜すごいリサーチ力だね。
いろんな年代の…もちろん同い年の友達もそうやし年上のスタッフの人とか電話したり「こういう恋した時はどんな気持ちでしたか?」とかアンケートとかインタビューをする。
なるほどね〜。
♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜
(拍手と歓声)ありがとうございま〜す。
(拍手と歓声)
(拍手と歓声)
先日のHALLOWEENCOLLECTIONスペシャルライブの会場に集まった…
う〜ん何かすごい歌詞にやっぱり…。
それで何か…。
♪〜すごい何か…。
ウフ…私…。
アハハ!
(スタッフ)あっそうなんですか。
はい。
(スタッフ)ご主人にとって…。
あ〜やっぱりその…。
(スタジオ:中村)もちろんでございます。
ホンマやめっちゃ目立ってる。
そんな…。
何か特別なものを食べたり飲んだりすると浮かぶとか…?コーヒーはもう絶対欠かせないですね。
あ〜そう。
ブラックのコーヒー。
でもすごい勝手なイメージなんですけど何か仕事してる人って片手にブラックコーヒーってイメージなんやけど…。
それだけの感じですね。
あ〜そう。
他に歌詞を書く時の自分の中で決まり事とかある?暗くなる前に全部カーテン閉めて「まだ今日は昼間」って思いながら…。
あと何か暗くしてアロマたいたりするわけ?そうですね。
アロマ好き?好きです匂いのものがすごい好きでキャンドル集めたりとかいろいろするんですけど…。
匂い型?はい。
何か最近アロマランプっていってアルコールランプみたいなやつなんですけど。
それにアルコールの匂い付いたやつを液体入れて火を付けて見た目もすごいかわいくてハマってて。
炎っていうのもすごく何か来るもんね。
ちなみにね今日のライブで演奏してもらう『私たち』。
これはどんな曲でしょう?友情を描いた曲なんですけども…。
『Believe』で言ってた友達と一緒に東京出て来てて何をするにも頼ったり乗り越えて来たこともすごくあったからお互いに何でもよく知り合ってるし…。
その関係性をあらためて描いた…。
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(拍手)ありがとうございます。
(拍手)俺に聞いてみたいことがあるそうで。
私はこうやって企画書作ったりとかして始めるんですけど楽曲を作る時にまず最初に取り掛かることは何かな?ちょっと疑問に思って。
頭の中ではカナやんと全く同じ方法です。
条件を書き出してあるいは書いてもらったものを見てそれを通してドリカムとしてどういう音楽を届けるべきなのかを自分の中で大体プランを作ってであとはじっと待ちます。
(笑い)頭に。
へぇ〜。
メロディーのほうも挑戦してるんでしょ?してないんです。
じゃやってみたらいい。
たまに楽曲で「ちょっとここやってみたら」…っていうのはあるんですけど。
そこから始まったらいいや。
例えばサビだけ作っといてもらってAメロ作ってみるとか。
そうするとそれはねすごくいいよ。
サビだけを作ってもらったのを何回も聴いてるわけ。
そうすると自然とそこに流れ込むメロディーが降りて来るから。
ふ〜ん。
ちゃんと…。
ぜひぜひチャレンジしてみてください。
ありがとうございます。
次週は…
2014/11/16(日) 23:30〜23:55
読売テレビ1
LIVE MONSTER[字]
西野カナの歌詞はなぜささるのか?熱狂的ファンの生の声を徹底取材▽歌詞作りの秘密企画書に隠された(秘)ルールとは?作詞に欠かせないプライベートグッズ!私たち&ダーリン
詳細情報
番組内容
M1「私たち」西野カナ
M2「Darling」西野カナ
出演者
【司会】
中村正人
【ゲストアーティスト】
西野カナ
【演奏】
FUZZY CONTROL
ジャンル :
音楽 – ライブ・コンサート
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