軍師官兵衛(42)「太閤の野望」 2014.10.19

(秀吉)鶴松…。
豊臣家の世継ぎ鶴松は僅か3歳でこの世を去った。
官兵衛肥前のよき所に城を建てよ。
朝鮮へ渡る支度を致す。
(官兵衛)無謀!いまだ朝鮮は従っておりませぬ。
いきなり攻め込むとはあまりにも無謀!官兵衛!もう待ってはおれん。
(秀吉)もはやこのわしにはこの事以外に望みはない!明国を我がものにするのじゃ!秀吉はついに大陸への出兵を宣言した。
殿下は糸の切れた凧。
どこへ行ってしまうか分からぬ。
黒田が支えねば豊臣は…いや…。
この国が滅びてしまう。

(テーマ音楽)
(勅使)「内大臣豊臣朝臣秀次…」。
天正19年12月。
秀吉は関白の位を甥の秀次に譲り自らは太閤と称した。
(お静)お方様夕げの支度が整いましてございます。
…お方様。
(淀)触るでない!官兵衛は肥前名護屋に明との戦いの前進基地となる城の普請を進めていた。
(善助)なんとか普請が間に合いましたな。
(長政)ああ。
この城から殿下は朝鮮攻めの采配を振るわれるのだな。
(善助)ええ。
城の周りには続々と諸大名の屋敷が建っております。
日本国中の大名がこの地に集まりいずれここは都のようになりましょう。
(近習)申し上げます。
石田三成様と増田長盛様がお見えでございます。
お役目ご苦労に存ずる。
(三成)お久しゅうございますな。
(長政)日限どおり普請を終えました。
太閤殿下がお気に召すとようござるが…。
(三成)殿下は3月に大坂をご出立されます。
我々は殿下がご到着されるまでに船の手配および兵糧の支度を致します。
黒田殿もご出陣の支度を急がれませ。
4月には朝鮮へ向け出兵となり申す。
黒田殿はこたびの出兵にしきりに異を唱えておられましたな。
それがしは殿下の名代たる奉行として黒田が本心から働くか否かしかと見極める所存でござる。
では。
(長政)何じゃあれは!急いで城を造った我らにねぎらいの言葉もありませぬ!よせ!長政。
(秀吉)茶々…。
少し痩せたのではないか?ちゃんと食べておるのか?
(淀)あまり食が進みませぬ…。
(秀吉)それはいかん。
茶々まで病になったらこのわしはどうすればよいんじゃ?茶々茶々…。
わしはこれより肥前に行かねばならん。
じゃが茶々の事が心配で心配で…。
私も連れていって下さいませ。
何じゃと?城にいると気が変になります。
お願いでございます。
私も連れていって下さいませ。
お〜それはよいそれはよい。
ついてこい。
安芸の厳島を見せてやろう。
美しいぞ。
船旅も楽しかろう。
土地土地のうまいものをたらふく食わしてやる。
…はい。
ハハハハハハ…。
きっと気も晴れよう。
この…胸が潰れるような思いはこのわしと茶々にしか分からんからの。
殿下…。
何じゃ?私はまだ若うございます。
3月秀吉の到着を待たずに出陣する事が決まり名護屋城に諸大名が呼び出された。
(秀家)皆大儀である。
早速だが太閤殿下のご到着を待たずに直ちに船を出す事と相なった。
石田殿。
はっ。
「先陣は小西行長殿。
次いで加藤清正殿…」。
お待ち下され総大将!先鋒はそれがしにお命じを。
(行長)これは異な事を。
殿下のお決めになった陣立てにご不満か?
(正則)薬屋上がりに大戦の先鋒など務まらぬ!
(行長)何!
(正則)何だ!福島殿!かくいうわしも目薬屋の出だ。
あっ…。
今は内輪でもめている時ではない。
どうであろうか…ここは小西殿加藤殿が一日交代で先手を務める事にしてはいかがか?なるほど。
妙案じゃ。
しかしそれでは…。
(隆景)黒田殿の申されるとおりじゃ。
味方同士いがみ合って勝てる戦ではない。
宇喜多殿お下知を。
先手は一日交代とする。
承知致した。
これでは誰が総大将だか分からぬ。
(長盛)宇喜多様はお若い。
抑えが利かぬ。
結局は黒田殿頼みじゃ。
これ以上余計な口出しはさせん。
断じて!いよいよ大陸侵攻が決行された。
(長政)皆気を付けろ!しばらく波が続くぞ!ほらしっかりつかまっておけ!
(一同)はっ!
(太兵衛)ハハハハハハ!何じゃだらしがないのう!総勢15万8,000の軍が海を渡った。
釜山に到着した遠征軍は小西行長を先頭に首都漢城を目指して北上。
放て!圧倒的な数の鉄砲の力で破竹の進撃を続けた。
(秀吉)面白い事を申すのう。
ハハハハハハハ…。
徳川殿。
朝鮮攻めはうまくいっておりまするぞ。
(家康)そのようでございますな。
(秀吉)無謀な戦と異を唱える者もおったが蓋を開けたら存外たやすい事であった。
ハハハ…。
(三成)失礼致しまする。
(秀吉)おっいかがした?
(三成)殿下吉報にございます。
何じゃ?5月3日に朝鮮の都漢城が落ちました。
誠か!?漢城が落ちたか!ハハハハハ…。
でかした!でかしたぞ三成!ほれどうじゃ?漢城にいた朝鮮の王はいかがした?都を見捨てて逃げ出したそうでございます。
(秀吉)そうか…。
このまま一気に明を征服じゃ!王を逃がしたか…。
(秀吉)いよいよこのわしが海を渡る時が来たようじゃのう。
ハハハハハハハ…。
殿下。
何じゃい?
(家康)それはおやめになられた方が…。
何故じゃ?殿下のご出馬となればこの国の守りはがら空きとなってしまいまする。
しかもあの辺りの海は6〜7月は荒れるそうで危のうござる。
ここは総大将宇喜多殿にしばらくお任せし様子を見てからでも遅くはないかと。
徳川殿そういう訳にはまいらぬ。
徳川様の申されるとおりにございます。
殿下。
何じゃい?それがしを朝鮮へお遣わし下さい。
誠か!?今は我が軍勢の勢いに朝鮮はのまれておりますが王が生きておるからにはいずれ巻き返しを図ってくるでしょう。
それに備え陣容を整え直さねばなりませぬ。
ハハハハハハハハハ…。
そうか。
官兵衛がやる気を出したか!よし朝鮮へ行ってまいれ!はっ。
うむ。
(三成)それがしも参りまする。
戦場の様をこの目で確かめ正しく殿下にお伝え致します。
分かった。
三成お主も行ってまいれ!ハハハハハハハハ…。
これは面白くなってきたぞ!ワッハハハハハハハハ…ハハハハハハハ…。
(三成)それがし朝鮮へ参る事となりました。
(淀)遠い異国の地での戦くれぐれも気を付けられよ。
(三成)ありがとうございます。
三成殿…。
はい。
私はもう一度殿下の子を産んでみせます。
お世継ぎを…。
…はい。
これは…私の戦。
5月半ば官兵衛は朝鮮に渡った。
(長政)もう一度考えてくれ。
この道のほかに抜け道はないのか?
(朝鮮語)「ない」と言っております。
さようか…。
(善助)大殿のご到着じゃ。
父上!
(一成)よくぞご無事で。
(又兵衛)大殿。
長旅お疲れさまでございます。
だいぶ疲れておるのう。
(善助)慣れぬ異国の地ゆえ無理もないかと…。
当初は破竹の勢いで平壌まで兵を進めたのですが各地で敵が巻き返しを強めております。
(太兵衛)その兵を進めるにも一苦労で…。
このように手探りで道を見つけながら行くしかありませぬ。
もともと渡された絵図といえばあれだけにございます。
(九郎右衛門)朝鮮の八道を赤国青国白国などと称し上陸当初はどこに何があるのかも分からぬまま半ばむやみに戦っておりました。
(又兵衛)今はこの地の百姓に金をやって道案内をさせておりますがいつまで従う事か…。
(一成)兵糧も次第に乏しくなっております。
(長政)このひとつき敵の水軍に阻まれ何も届いておりませぬ。
(又兵衛)疫病もはやっております。
このままでは我ら黒田の兵はこの地で野たれ死にでございます。
思った以上にひどいな。
(善助)ええ。
全軍漢城に集まり守りを固めるべきでござる。
わしもそう思う。
いや平壌を奪った勢いで一気に明に攻め込むべきでございます。
そうじゃ。
明を侮ってはならぬ。
まずは守りを固め敵の出方をうかがうのだ。
なまぬるい!構わず蹴散らすのみ。
何をさようにはやっておる。
(三成)加藤殿はどこにおられます?
(秀家)逃げた朝鮮国の王子を生け捕りにすると北へ向かったが…。
また抜け駆けじゃ。
あやつは己の手柄の事しか考えておらんのだ。
小西殿無礼であろう。
そんなに先を越されるのがお嫌か?何!?
(長政)石田殿。
兵糧が一向に届きませぬが一体どうなっておるのでござる?兵は飢えておりまする。
今水軍を立て直しておるところでいましばらくお待ち頂きたい。
(正則)待てぬ!腹が減っては戦はできぬ!
(大名)そうじゃ!そもそもお主は何しに来た?それがし皆様の働きを見極めるために参りました。
(正則)戦もせずにある事ない事殿下に吹き込むつもりか!あるがままをご報告する。
それが殿下の名代の拙者の役目でござる。
殿下に何をお報せするおつもりやら。
讒言するのがお役目か?いま一度申してみよ。
よせ!皆も少し頭を冷やせ。
石田殿。
(隆景)休むぞ。
勢いに任せてここまで兵を進めてまいりましたがかように皆の心がばらばらとは…。
この戦には大義がないからじゃ。
このままではまずい。
わしは一旦名護屋へ帰る。
はっ。
下手をすると日本国が滅びるぞ。
官兵衛は急きょ帰国し名護屋の秀吉のもとへ戻った。
しかし…。
大政所様が…?
(直政)お亡くなりになられたのは半月ほど前。
それで殿下は急ぎ大坂に戻られました。
お母上を亡くされ殿下は大変な悲しみようじゃ。
しばらくはこちらへは戻られぬであろう。
朝鮮の様子はどうじゃ?軍にまとまりがございませぬ。
兵糧は尽きかけ危のうござる。
やはり無謀な戦であったか…。
お身内の大事は分かりますが海の向こうでは十数万の兵が難渋しておる!今すぐ手を打たねば…。
それがし大坂へ上り殿下を説いてまいる。
今申し上げても無駄じゃ。
殿下が夢から覚めるのを待つしかあるまい。
年が明け朝鮮での戦況は更に悪化した。
(又兵衛)さあどんどん中へ!けが人を奥へ連れていけ!
(長政)ここは黒田の城じゃ。
安堵せよ!小西殿!
(一成)さあ。
大事ありませぬか?面目ない…。
明の大軍が平壌に押し寄せ命からがら逃げてまいった。
(長政)兵は?1万5,000いたが戻る頃には…半分に…。
(行長)浅はかであった…。
官兵衛様のおっしゃったとおり漢城で守りを固めるべきであった。
宇喜多様に報せよ。
「我らはすぐに小西勢と漢城まで戻り敵を迎え撃つ」と。
はっ。
一方そのころ名護屋城には秀吉が戻っていた。

(秀吉)あ〜あ〜ハハハハハハハ…。
腰に来てしもうた。
ハハハ。
師匠ありがたやありがたや。
ハハハハハハハ…。
またお頼み申すぞ。
ハハハハハハハ…。
ハッハハハハハハハ…。
いや〜体が思うように動かんのう。
しかし実に面白い。
ハハハハハハハ…。
茶々お主も退屈であろう。
舞をお前も習ったらどうじゃ?今の私には無理でございます。
あ〜何故じゃ?ん?何故じゃ?フフフ。
何故じゃ何故じゃ何故じゃ?フフッん?ん?ん?戯れ言ではあるまいな?初めてではございませぬゆえ。
間違いありませぬ。
ハハハハハハハハハ…。
でかした!でかしたぞ茶々!ハハハハハハ…。
でかしたでかした!ハハハハハハハハハハハハハ…。
・「めでたけれめでたけれめでたけれ」鶴松の死から1年余りで淀は再びみごもった。
(秀吉)ハハハハハハハハハハハハハハ…。
官兵衛!長吉!喜べ。
ハハハハハハハ…。
茶々がみごもった!祝着至極に存じまする。
ハハハハハハハ…。
おめでとうございまする。
きっと相性がよいのであろうわしと茶々は。
ハハハハハハハハ…。
鶴松は「棄」と名付けて早死にしてしもうた。
じゃがなこたびは縁起を担いで「棄」の逆「拾」と名付けようと思っておる。
まだおのこと分かった訳ではないがきっとおのこに違いない!ハハハハハハハ…。
このわしの跡継ぎじゃ。
跡継ぎじゃ〜!ハハハハハハハ…。
して用向きは何じゃい?敵が朝鮮の都漢城に迫り苦戦を強いられておりまする。
お味方の奮戦で一旦は押し返しましたがその勢いは侮れませぬ。
かくなる上は和睦を図るほかございませぬ。
和睦じゃと?兵糧も尽きかけております。
海は朝鮮の水軍に抑えられ陸路も義兵を名乗る一揆が起こり手を焼いております。
兵の士気も下がり皆疲れ果て多くの者が死にました。
ひどいありさまでございます。
何とぞ…。
相分かった!官兵衛お主に任せる。
はっ!うむ。
ハハハハハハハハハ…。
(光)淀のお方様がまたご懐妊なさいました事心よりお祝い申し上げます。
(おね)ありがとう。
殿下のお年を考えたらもう無理かと思っていましたが分からないものですね。
ハハハハハハ…。
やはり淀のお方様には運がおありになるようで。
おかげで殿下も立ち直ったようです。
明との戦も和睦が進んでおるようで…。
このまま終われば長政も清正も正則も皆無事に帰ってきます。
誠でございますか?そうなればこんなにうれしい事はないのですが…。
私とて同じ。
我が子同然に育てた大事な息子たちです。
官兵衛殿がついていてくれたおかげですね。
2月官兵衛は和睦のため再び朝鮮へ渡った。
しかし秀吉が出した和睦の条件は明や朝鮮の合意を得るには程遠いものであった。
小西を助け黒田が踏みとどまったがゆえに我が方は全軍総崩れにならずに済んだのだ。
皆よくやった。
お主たちの苦労もこれまでじゃ。
…して和睦は?許しが出た。
(太兵衛)ようやく先が見えてきましたな。
大殿。
正直皆国へ帰りたがっております。
かような異国の地に屍はさらしたくありませぬゆえ。
(足音)小西殿…。
(行長)それがしはいかがすればよいのでしょう?殿下から明との和睦の折衝を命じられましたが殿下が示した申し条を明がのむとはとても思えませぬ。
読まれましたか?知っておる。
「明国の王女を我が国の朝廷に嫁がせよ。
朝鮮の半分を割譲せよ」などと無理難題ばかり…。
これでは和睦などかないませぬ。
手はある。
どのような?申し条を見せねばよい。
はっ何を!明とて…長い戦を望んではおらぬ。
申し条を伏せたまま明と折衝し使者を出すように促す。
殿下を…欺くのでござるか?ほかに道はない。
とにかく一日も早くこの無謀な戦を終わらせる。
この事他言無用じゃ。
よいな?我らはあまりにも敵を知らなすぎた。
この1年言葉も分からぬ異国の地で戦う難しさが身にしみたはず。
今やこの国の民からも敵と見なされておる!すぐに兵を退くのが最善の策でござる!官兵衛の言うとおりじゃ。
兵糧も尽きかけておる。
このままでは総崩れじゃ。
和睦を進める以上この漢城にとどまる意味はない。
すぐに兵を釜山まで退こう。
お待ち下され。
殿下から何があっても漢城を守れとの命を受けております。
離れる訳にはいきませぬ。
当地のありさまをお伝えすれば殿下もお分かり頂ける。
殿下の命に背くおつもりか?殿下の命を守って皆に討ち死にせよと申されるか?ここは総大将の秀家様にご決断を仰ごう。
兵糧がなくては生きてはいけぬ。
釜山まで退く事とする!よしすぐに支度じゃ。
(一同)はっ。
よいのか?三成!このまま漢城を捨てたらこの1年に及ぶ戦は何の意味もなくなる。
奉行の我らが殿下からおとがめを受ける事になるぞ。
(三成)黒田殿。
我ら奉行衆は一足先に名護屋へ帰りまする。
黒田殿もご同行願いたい。
こたびの成り行き殿下にしかと説き明かして頂きたい。
これは軍師黒田官兵衛殿にしかできぬお役目でござる。
分かった。
日本軍は首都漢城を放棄し釜山まで兵を退いた。
一方官兵衛は三成らと共に名護屋へ戻った。
(秀吉)面を上げよ。
朝鮮の件は聞いた。
官兵衛…お主は初めからこの戦やめる事ばかり考えておったのう。
そのとおりになったという事か。
しかしこうまでこのわしの命をないがしろにされては腹に据えかねる。
釜山まで兵を退いた事でございましょうか?
(秀吉)そうじゃ。
何故漢城を捨てた?漢城にしがみついていては総崩れのおそれがございました。
故に兵を退いたのでございます。
殿下はそれがしに任せるとお命じになられたはず。
わしの命に背いてよいとは言っておらぬ。
まだあるぞ。
お主はこのわしの名代たる奉行衆をないがしろにしたそうじゃな。
何の事でございましょうか?
(秀吉)朝鮮で三成と共に奉行衆がお主の意見を聞こうと訪ねたところお主は碁に夢中になっており会わなかったそうじゃな。
それは違います。
確かに碁打ちに興じている時にお奉行衆が訪ねてまいりました。
されどその時は大した用件ではないゆえまた出直してまいるとの事でござったはず。
(秀吉)ハハハハハハハハ…。
このわしが聞いた事と随分違うのう。
まあよい。
官兵衛…。
極め付けは今じゃ!わしはお主に帰国せよと命じた覚えはない。
何故無断で帰ってきた?無断?三成…。
わしを陥れるためにここまでやるか…。
(秀吉)官兵衛!貴様誰に向かって口をきいておる!貴様の…無礼な態度にこのわしは幾度となく腹を立ててきた。
じゃがそれを許したのはお主とは長いつきあいゆえじゃ。
じゃがこたびの件はさすがにこのわしも堪忍袋の緒が切れた!ハハハハハハハハハ…。
この太閤をこけにした罪は重いぞ。
(秀吉)当地にて蟄居せよ。
覚悟して沙汰を待て!
(三成)殿下の怒りを全て黒田殿に向ける事ができました。
これで我らにおとがめはない。
更に黒田殿を葬り去る事ができ一挙両得でござる。
恐ろしい男だお主は。
(長政)父上が蟄居を命じられた。
どういう事だ?悪くすると…切腹?何!?そんなばかな…。
一体何があったというのだ!この時官兵衛は生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされていた。
我が命尽きるか長らえるか全ては明日決まる。
このわしが死んでからという事か。
わしは誠の力を手に入れたいのだ。
(淀)邪魔立てする者は全て…。
(家康)切腹…。
ズド〜ン!この命お救い願いたい!如水殿…。
如水じゃと?この黒田官兵衛名を如水円清と号しとう存じまする。
この地に朝鮮出兵の拠点として名護屋城が築かれました。
官兵衛が城の設計を担当し長政は総奉行に任命されたと伝わっています。
完成した名護屋城は大坂城に次ぐ規模を誇りました。
城の周辺には全国から集結した諸大名によって130以上の陣所が築かれました
人口は数十万にも膨れ上がり町は武士や商人でひしめき合いました。
その繁栄の様は京をしのぐほどだったといいます
文禄元年にはここからおよそ16万の大軍が海を渡りました
秀吉の野望は国内外に波紋を広げる事となったのです
2014/10/19(日) 20:00〜20:45
NHK総合1・神戸
軍師官兵衛(42)「太閤の野望」[解][字][デ]

太閤秀吉(竹中直人)は成算に乏しい朝鮮への出兵を命じ、官兵衛(岡田准一)や長政(松坂桃李)も出陣する。だが戦況は徐々に悪化、官兵衛は思い切った打開策を講じるが…

詳細情報
番組内容
秀吉(竹中直人)は諸大名に渡海しての出兵を命じ、自らは官兵衛(岡田准一)に築かせた肥前名護屋城に陣取った。関白の座を譲り太閤と称する天下人・秀吉を止められる者はもはや誰もおらず、官兵衛や長政(松坂桃李)も朝鮮へと出陣する。破竹の勢いで半島を進撃した日本の軍勢だったが、次第に戦況は悪化、官兵衛は首都を死守せよとの秀吉の命を無視し全軍の撤退を提案。そんな中、淀(二階堂ふみ)は再び秀吉の子を身ごもる。
出演者
【出演】岡田准一,中谷美紀,寺尾聰,松坂桃李,鶴見辰吾,二階堂ふみ,濱田岳,速水もこみち,高橋一生,塚本高史,田中圭,東幹久,阿部進之介,石黒英雄,忍成修吾,有薗芳記,中尾明慶,武田航平,伊武雅刀ほか
原作・脚本
【作】前川洋一

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – 時代劇

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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