(衛兵・回想)あっあぁ…。
ザラトラス様…なんてむごい
(衛兵)聖騎士長ともあろうお方がなぜ
(ギルサンダー)父さん…
(衛兵)ギルサンダー様
(衛兵)ダメです!見てはいけません
(ギルサンダー)誰だ!?誰が父さんを!
(カイル)すでに町を出て南西に向かったようです。
(ギルサンダー)南西…確か白夢の森があったな。
(カイル)はい。
しかしあそこは…。
ギルサンダー様。
(心の声)≪メリオダス≫
(ナレーション)
伝説の逆賊七つの大罪の一人憤怒の罪のメリオダスを見つけ出したエリザベスはほかの七つの大罪を捜してエールで有名なバーニャ村へたどりついた
メリオダスはそこで聖騎士の剣によって地下水源を封じられた村人たちを救い新たな七つの大罪捜しの旅を続けるのだった
(ギルサンダー)やはり生きていたかメリオダス。
これはいまだ人と人ならざるものの世界が分かたれてはいなかった古の物語
国を守る聖騎士たちは絶大なる魔力を有し恐れ敬われた
だがその中で国を裏切り全聖騎士を敵に回した者たちがいた
人々は彼らを七つの大罪と呼んだ
(ホーク)おいおいほんとに大丈夫か?森に入って3時間はたつぜ。
人どころか動物の影さえ見えねぇぜ。
(エリザベス)そうね。
メリオダス様本当にこの森に七つの大罪は隠れているのですか?
(メリオダス)たぶん。
確たる証拠もなしに来たってのか!?あのなぁこの森にはとんでもない怪物が出るって噂も…。
・きゃあ!どうした!?な…何かが私のお尻を…。
安心しろ俺だ。
あっなんだ。
よかった。
よかねぇだろ!まっそれは置いといて。
それで済ませるんかい!根拠なら一応ある。
あっ。
この白夢の森は見たとおり馬での移動は困難だし方向も見失いやすく猟師や旅人も迂回する森だ。
確かに身を隠すには持って来いですね。
あれ?あっえっと…。
≪な…ない!うそ!≫どったの?へっ?あっい…いえ。
≪そんなまさか…≫≪ダメよ落ち着いて考えるのよエリザベス≫≪朝起きたときはちゃんとはいてたわよね≫≪お手洗い?違う≫≪そんな所で忘れるなんてそんなこと…≫≪やっぱりない!≫おい!もたもたしてねぇで行くぞ。
はっはい!慌てるなよ。
神経質な小豚は嫌われる…ん?あっ。
(ホークたち)はあ!?誰が神経質な小豚だ!こらぁ!ひっ!俺がいっぱい!?俺がいっぱい!なんじゃこりゃ!誰だよ〜!誰だお前!これが森の怪物?確かにとんでもねぇな。
メリオダス!言っとくけど俺が本物だぜ。
何言ってる偽物!うるせぇ豚!豚って言うな豚!このこの〜!
(ホークたち)ぎゃあ〜!うぅ…。
よ…容赦ねぇ。
ホークちゃん!
(ホークたち)プゴッ!うわぁ〜ん!エリザベスちゃ〜ん…。
えっ?
(ホークたち)おっ母にもぶたれたことねぇのに。
あっホークちゃん?はっ!だ…誰?ん!?あっ?な…なんだ〜!?ん?わ…私?
(エリザベスたち)メリオダス様〜!私が分かりますよね?私はここにいます。
いいえ本物は私です。
違います!ちょっと私が本物です!おお〜おっぱいがいっぱい。
んなこと言ってる場合か!・帰れ〜。
ん?・帰れ人間。
森から出ていけ。
メリオダス様〜!メリオダス様〜。
う〜んさっぱし見分けがつかん。
プゴッ!
(エリザベスたち)メリオダス様!ドォン!どわぁ〜!さてさてさ〜て?一体どれが本物だ?私です。
信じてくださいなんでもしますから。
よし。
なら今から全員俺の言うとおりに動くんだぞ。
(エリザベスたち)えっ?返事は?
(エリザベスたち)は…はい!それじゃ右手をピンと上げて。
(エリザベスたち)は〜い。
左手は頬。
(エリザベスたち)うふふっ。
恥じらいの顔で俺の名を呼ぶ。
(エリザベスたち)メリオダス様。
おっぱいをもめ。
(エリザベスたち)ああ〜ん!おお〜壮観。
真面目に選別しろ!・出てゆけ。
ひぃ!・出てゆけ。
ここは絶対通さない。
ふむ。
よしじゃあ最後。
思いっ切りジャンプしろ!
(エリザベスたち)ジャ〜ンプ!ごめんなさい無理です!
(エリザベスたち)あっ。
えっ?んげっ!いたずら小鬼のハイドアンドシーク!森の怪物の正体はあいつらだったか。
追うぞ。
はい!あっそうだ。
はいこれ返す。
えっ!?よし。
じゃあメリオダス様が!見失うなよ。
あいつらが逃げる先に何かいるはずだ。
あっあれ女の子。
おいおいまさかあいつらあの子を襲う気じゃないだろうな。
あんな小さな子を襲うなんて。
そうだぜ!あんな…小さな…。
あっ小さな…。
(ハイドアンドシーク)ディアンヌ様!
(ハイドアンドシークたち)ディアンヌ様!小さ…くねぇ〜!ディアンヌ様聖騎士の侵入を許してしまいました。
えっ?
(ハイドアンドシーク)ディアンヌ様!ドォン!あわわわっ…。
もしかして巨人族の…。
(ディアンヌ)聖騎士だと〜!?で…でけぇ〜!ち…違うんです。
私たちは聖騎士ではなく…。
あっ!
(2人)あっ…。
メリオダス様?あそこだ!あっ!聖騎士だと〜?メリオダスを食う気か〜!メリオダス様を放して!ん?メリオダス〜?ようディアンヌ。
10年ぶり。
(ディアンヌ)んん〜?
(ディアンヌ)だ〜んちょう〜!団長!団長!団長〜!会いたかったよ〜団長!団長?ディアンヌ…ってまさかこのでけぇのが七つの大罪の嫉妬の罪嫉妬の罪のディアンヌ!?ん?ああ〜!団長ってば僕が豚の丸焼きが好きってこと覚えててくれたんだね。
えっ?違〜う!俺は食用じゃあ…あっちぃ〜!
(ディアンヌ)焼かなきゃ食べられないもんね。
そうじゃねぇよ!てか背中が焼けるようにあっちぃ〜!うんなんかいい匂いがするな。
おい見てねぇふりすんじゃねぇ!聞こえてんだろ!ふぅ〜ふぅ〜。
(ディアンヌ)ちぇっ。
それでそっちの子は誰?あっ。
は…はじめましてディアンヌ様。
私はエリザベス。
メリオダス様と共に旅をさせていただいている者です。
(ディアンヌ)団長と二人で?プラス一匹な。
へえ〜そうなんだ。
そうそう。
そんでさ…。
(ディアンヌ)浮気者〜〜!!ドォン!ふぅ〜。
よっと。
うぅ…。
んん…はっメリオダス様!
(ディアンヌ)うわぁ〜ん!ようやく好きな男と再会できたと思えば女連れなんて…。
乙女心が傷ついたよ〜!ううっ…。
でも…言い訳があるならちゃんと言ってよ。
あっいや言い訳も何も…。
ドゴン!
(2人)あっ!
(ディアンヌ)言い訳無用だ〜い!団長のスケベ!女ったらし!メリオダス様…。
なんだあれ。
団長の…バカ〜〜!!ドォーン!つぅわけでエリザベスは聖騎士どもの暴走を止めるために七つの大罪を捜して旅をしてるんだよ。
(ディアンヌ)そうだったんだ。
僕ってばついうっかり早とちりしちゃって…。
ごめんなさい。
豚さんも食べようとしちゃってごめんね。
それで済むか!こっちは腹ん中にフルーツ突っ込まれるまでいったんだぞ!
(ディアンヌ)ん?ひっ!な…なんだ?待て。
俺に手を出したらお…おっ母が黙ってねぇぞ!ひっ!あっ…。
(ディアンヌ)本当に団長とはそういう関係じゃないんだよね?は…はい。
ついでに俺とお前もそういう関係じゃねぇぞ。
(ディアンヌ)ええ〜?とにかく俺はエリザベスと一緒に七つの大罪を集める。
知りたいこともあるしな。
(ディアンヌ)ふ〜ん分かったよ。
なら僕も行く。
えっ?この嫉妬の罪嫉妬の罪のディアンヌ力を貸すよ。
そっか。
助かる。
ありがとうございますディアンヌ様。
(ディアンヌ)言っとくけど…。
はい。
僕が力を貸すのは団長のためだからね。
ははっ…。
・
(ハイドアンドシーク)よ…よかった〜。
これでやっと静かに暮らせる。
ずっとディアンヌ様にかくまわないと暴れるって脅されてたから。
(ハイドアンドシークたち)うわぁ〜ん…。
お前らも苦労してきたんだな。
カァー!今のは…。
(ディアンヌ)おかしいよ。
この森には動物はほとんどいないはずなのに。
雨雲の匂い。
はっ見ろ!
(2人)えっ?ゴロゴロゴロ…
(雷鳴)
(ディアンヌ)これは…。
雷雲?ピシャーン!おっ。
なんだこれ?
(ディアンヌ)団長?うわっ!か…体がしびれて…。
動かねぇ…。
(ハイドアンドシークたち)動かねぇ!あっ。
お前は…。
(ギルサンダー)ようやく会えたな七つの大罪。
(ギルサンダー)ようやく会えたな七つの大罪。
(ディアンヌ)くっ!この力…。
ああ間違いねぇ。
聖騎士だな。
ギルサンダー…。
ギルサンダーなのですか?どうしてです?どうしてあなたが!知り合いか?はい。
彼は国王の…父の側近の聖騎士。
当時の聖騎士長だったザラトラスの子息で王宮に出入りしていたから私も小さいころから知ってて。
聖騎士長の息子?あっお前ギル坊か!知ってるんですか?ああ。
王宮にいたころ何度か稽古つけてやったことがあるよ。
大きくなったなぁ。
10年たったんだから当たり前だけど。
そんな口を利いている暇があったらそこから脱出する方法を考えるのだな。
おいこの雷…。
ああ。
バーニャ村で水をせき止めたのも村を吹っ飛ばそうとしたのもどうやらお前だったみたいだな。
そんな…メリオダス様!違います。
彼はそんな…あっ!そんな…。
(ディアンヌ)ぐぐっ…こんなもの〜!無駄だ。
うっ!ディアンヌやめとけ。
(ディアンヌ)団長〜。
聖騎士がなぜ七つの大罪の首を狙うか知っているか?さあな。
王国転覆を謀った裏切り者の騎士団への粛清を唱える者が半分。
かつての伝説と戦い己の強さを証明したいと考える者が半分。
お前はどっちなわけ?両方…いやそれ以上だ。
それ以上?
(ギルサンダー)ああ。
我が父聖騎士長ザラトラスその復讐と貴様らを殺すことで聖騎士最強とうたわれた父を超えたことを証明するためだ。
つまりこの俺がお前の父の敵だって言いたいわけか?違うとでも?さあな。
ただ俺は当時のことはほとんど覚えてないんだ。
団長…。
メリオダス様。
最後に覚えてるのは王都の町外れの古城に呼び出されて…。
パンパン!パン!
(花火の音)せっかく王国誕生祭で酒が飲めると思ったのに
(キング)祭り関係なく団長はいつも飲んでるよねまあな聖騎士長が大事な話があるようだな
(ディアンヌ)もしかしてこの間のトロルクイーンの件で特別報酬くれるとか?まっなんでもいいよ。
小言終わったら祭り行こうぜ
(バン)小言決定かよおい〜っす。
あっ…聖騎士長
(バン)むごいな
(ディアンヌ)めった刺しだよ
(キング)一体誰がこんなまねを…それよりなぜ聖騎士長が標的だったかということだ
(バン)そうだよ。
聖騎士長といえば王国守護の要にして軍神的存在。
それを殺したとなりゃ王国転覆罪もんだぜそれを承知のうえでやったってこと?
(キング)はっ!この気配・ガチャガチャ…
(足音)これは…王国全騎士に包囲された
(ディアンヌ)な…何これ?どういうこと?うわっ!
(バン)くそっ!攻撃してきたぞ考えるのはあとだ。
ひとまず散開あとで落ち合おう
(バン)了解!その言葉を最後に記憶がぷっつり。
次に気付いたとき俺はどっかの穴蔵に倒れていてホークと出会った。
そんな…。
じゃあやはり聖騎士長を殺したのはメリオダス様では…。
(ギルサンダー)それがなんだというんだ。
あっ…ギルサンダー。
(ギルサンダー)王国転覆を謀った裏切り者の騎士団それがお前たちだ。
ギルサンダー違います!メリオダス様の話を聞いたでしょ!?聖騎士長を殺したのは彼らではないのです!エリザベス。
あっ。
王国はお前の保護を最優先にしている。
が私には興味のない話だ。
(ギルサンダー)お前が生きようと死のうと我らが進む道の前には砂粒の存在にすぎん。
うっ!あっ。
消えろ。
用があるのは七つの大罪のみ。
彼らに手を出してはなりません。
あぱぱぱ…。
俺はもうダメだ…。
感電したようにしびれている。
あぱぱぱっ…。
ドカッ!ほぎゃ〜!ホークちゃん!これでもう邪魔が入ることもない。
大丈夫か?お前昔から一度だって俺に勝てたことないだろ。
遠い昔の話だ。
今の私は七つの大罪の誰よりも強い。
そうかもしれねぇしそうじゃねぇかもよ。
ならばその縛解いてやろう。
別に気を遣わなくていいぜ。
ふん。
ふっ。
その気になりゃあこんなもんだ。
(ギルサンダー)私もその気になれば森ごと貴様らを消せるが?んん〜それは無理だ。
ならば斬り殺すまで。
そっくりそのまま返す。
手を出すなよディアンヌ。
(ディアンヌ)ほ〜い団長。
(ギルサンダー)2人がかりで負けるのは屈辱か?年長者の気遣いが分かんねぇのか?ピシャーン!ドォーン!言ったろそっくりそのまま返すって。
(ギルサンダー)言ったはずだ。
あっ。
斬り殺すと。
無駄だ!よっと。
10年でだいぶ腕を上げたようだな。
(ギルサンダー)まだ自分が上だと思っているようだな。
ふん!ガキン!分かるぞ貴様の中から余裕がなくなっているのが。
そうか?しつこいぞ。
ドゴン!あっ。
ふっ!くっ…。
ふん!あっ。
遅い!・ドォーン!きゃあ!あっ。
メリオダス様…。
うぅ…。
ううっ…へへへっ。
まさかここまで強くなってるとはな。
(ギルサンダー)安心しろ。
あと六人すぐに送ってやる。
ズバン!団長?
(ギルサンダー)七つの大罪憤怒の罪のメリオダス最期に言い残すことはあるか?ほかの…ほかの仲間がどうなっているか…だけでも…知りたかった。
(ギルサンダー)いいだろう教えてやる。
残る五人のうち三人の消息はいまだにつかめていない。
が二人はすでに解決済みだ。
(ギルサンダー)強欲の罪強欲の罪はバステの監獄で厳重幽閉。
怠惰の罪怠惰の罪はすでに死亡。
死者の都に遺棄されている。
心配せずとも私が全員送ってやる。
そっか…。
サンキュー!よっ。
ギル坊。
旅の仲間にディアンヌが加わった
身長29フィート
(自称)。
体重は乙女の秘密である
でっけぇな。
一体何を食ったらそんなにでかくなるんだ?
(ディアンヌ)そうだなぁ…豚の丸焼きに豚の蒸し焼き煮豚に豚カツにチャーシュー豚足ポークソテーに豚しゃぶサムギョプサル。
ハムは一本食いが基本だよね。
次回七つの大罪「少女の夢」。
このときエリザベスは考えていた
ホークちゃんってどんな味がするんだろうと
2014/10/19(日) 17:00〜17:30
MBS毎日放送
七つの大罪 #03[字][デ]
「眠れる森の罪」▽それは、罪なのか——罪<シン>の王道ファンタジー、堂々開幕!!▽コミックス累計発行500万部突破の“ド直球王道ファンタジー”注目のアニメ化!
詳細情報
お知らせ
【リモコンdボタンを押してデータ放送を楽しもう!】
『七つの大罪』をリアルタイムで見ると、毎週1枚オリジナル待ち受け画像が手に入るぞ!またデータ放送画面ではTwitter連動企画も実施中!!
どのキャラクターの待ち受けが手に入るかはお楽しみ!!
放送時間外のダウンロードは出来ないので、お見逃しなく!
番組HP→→→http://www.mbs.jp/7taizai/
番組内容
メリオダス(声・梶裕貴)たちが新たな〈七つの大罪〉を探して訪れたのは、聖騎士も恐れて近寄らないという白夢の森だった。深い霧に包まれた森で、悪戯子鬼のハイドアンドシークの妨害を受けながらも、彼らに匿われた巨人族の少女のもとに辿り着く。その少女こそが〈七つの大罪〉が一人、嫉妬の罪、サーペント・シンのディアンヌであった!
出演者
【声の出演】
(メリオダス)梶裕貴
(エリザベス)雨宮天
(ホーク)久野美咲
(ギルサンダー)宮野真守
ほか
原作・脚本
【原作】
鈴木央「七つの大罪」(講談社「週刊少年マガジン」連載)
【シリーズ構成】
菅正太郎
監督・演出
【監督】
岡村天斎(『青の祓魔師』『DARKER THAN BLACK』ほか)
【キャラクターデザイン・総作画監督】
佐々木啓悟
音楽
【オープニングテーマ】
いきものがかり「熱情のスペクトラム」
【エンディングテーマ】
FLOW×GRANRODEO「7−seven−」
【音楽】
澤野弘之
制作
【アニメーション制作】A−1 Pictures
(『黒執事』『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』ほか)
【番組HP】
http://www.7−taizai.net/index.html
【Twitter】@7_taizai
https://twitter.com/7_taizai
ハッシュタグ「#七つの大罪」
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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