岩手県宮古市の田老地区に来ています。
震災前ここには住宅地がありました。
その中には体の不自由なお年寄りもいました。
緊急事態の中その人たちを助けた方がいらっしゃいます。
「学ぼうBOSAI『被災者に学ぶ』」。
ごめんください。
今回は「民生委員」。
地域のボランティアスタッフです。
ご苦労さまです。
小林です。
よろしくお願いします。
この地区で5年間民生委員をつとめる…
震災から3年今も仮設住宅でくらしている人もいます。
「困っている事はないか」などと声をかけ具体的なアドバイスをしています。
2011年3月11日。
小林さんは海に近いこの空き地でゲートボールをしている時大きな揺れにおそわれました。
…って話したの。
津波警報が出され小林さんは急いで自宅にもどり家族にすぐ避難するように言いました。
そのあと小林さん自身は避難せずにある行動に出ます。
担当しているお年寄りのもとに向かったのです。
当時小林さんの担当は144世帯。
中でも…6世帯7人の体の不自由なお年寄りがちゃんと避難できたのか気がかりでした。
一軒一軒家をまわり避難をよびかけた小林さん。
しかしそこで…実は2日前にも震度5の地震がありましたが大きな津波は来ませんでした。
また田老地区には高さ10mの防潮堤があった事が油断につながったのかもしれません。
一軒一軒避難をよびかけ急いで全員の家をまわった小林さん。
10分がすぎました。
ここで小林さんは…。
声をかけたお年寄りはみんな避難しただろうか?今にも津波がおしよせるかもしれない緊迫した状況。
小林さんはもう一度各家をまわり始めました。
すると…まだ家に残っている人がいたのです!はいここです。
そのお年寄りはかたくなに避難をこばみました。
一刻も早く避難させたい。
小林さんは…死ぬのもいいけども……って冗談で話したの。
小林さんとのやり取りで気持ちが和らいだのか。
お年寄りはようやく重い腰を上げました。
そして高台の避難場所へ向かいました。
ふだんからみんなと顔を合わせている民生委員…。
顔なじみの小林さんだからこそ思いが通じたのです。
7人のお年寄り全員を避難させ終えました。
その時でした。
津波が町をおそったのです。
上がった瞬間に津波が山のはじっこをこえてくるの。
「キャー!」という声がしてこの堤防をこえて津波が入ってきて…
当時小林さんの呼びかけに命を救われた1人小林良子さんをたずねました
大きな揺れがおさまったあとまた買い物に行こうとしていた良子さんに小林さんはすぐ避難するように言いました。
民生委員だからこそ救えた命…。
地域のお年寄りとふだんから接し暮らしの様子や人柄を把握していた事が役に立ったのです。
東日本大震災を振り返って小林さんは…。
今回小林さんの話を聞いてふだんから周りの人とよく話し関係を築いていく事がどれだけ大切かを学びました。
人との触れ合いそして絆…。
それが地震などの災害が起きた時大きな力になるんだと感じました
2014/11/16(日) 18:30〜18:40
NHKEテレ1大阪
学ぼうBOSAI 東日本大震災 被災者に学ぶ「民生委員」[解][字]
東日本大震災で被災した人たちの話を聞くシリーズ。中学生のこどもリポーターとして俳優の濱田龍臣さんが岩手県宮古市田老地区を訪ね、地域の民生委員に当時の経験を聞く。
詳細情報
番組内容
東日本大震災の被災地を訪ね、震災体験者の話を聞く「被災者に学ぶ」シリーズ。あの日、地域の住民たちはいかに行動したのか…。小中学生の子どもたちが自分で判断し行動するためのヒントを提供する。岩手県宮古市の田老地区は10メートルの防潮堤を越える大津波に襲われた。その時、民生委員の小林学さんは、お年寄りたちの命を救うため、どう行動したのか。俳優の濱田龍臣さんが中学生の子どもリポーターとして話を聞く。
出演者
【出演】岩手県宮古市民生委員…小林学,【リポーター】濱田龍臣,【語り】幸田夏穂
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
趣味/教育 – 中学生・高校生
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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