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入試英語に外部試験活用の指針検討12月2日 15時54分
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大学入試の英語に外部試験の活用を促そうと、具体的な指針を検討する文部科学省の連絡協議会が2日から始まり、生徒の経済状況や住んでいる場所によって受験機会に差が出ないような対策が必要だといった意見が出されました。
文部科学省は大学入試の英語で「聞く・話す・読む・書く」の4つの力をはかる外部試験の活用を促すことにしていて、具体的な指針をまとめる連絡協議会を立ち上げました。
2日開かれた初めての会合には、外部試験を行っている団体の代表や専門家など28人の委員が出席し、指針をまとめるうえで今後、検討すべき点を話し合いました。委員からは「生徒たちは学習指導要領に沿った勉強をし入試に臨むが、外部試験を導入する場合、学習指導要領との関係をどう考えるのか」といった意見や、「受験料が2万円を超える外部試験もあり、地域によっては試験会場が限られている。生徒の経済状況や住んでいる場所によって受験機会に差が出ないような対策が必要だ」といった指摘が出ていました。
また、外部試験の実施団体からは、大学関係者の参考にしてもらおうと、おもな8つの外部試験の受験料や難易度など特徴をまとめて掲載するホームページを来月、開設することが報告されました。
文部科学省の連絡協議会は今年度中に指針をまとめることにしています。