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カトマンズに行ったら外せない、日本人好みのローカルグルメ7選

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世界の屋根ヒマラヤを擁する国、ネパール。隣国のインドと深い文化的繋がりがあるので、食文化も一見インドに近いように見えます。しかし実際に食べてみると、チベット文化の影響もあるのかインド料理よりもぐっと辛味は控えめで、あっさりしてとても食べやすい。日本から遠く離れた国なのに、不思議に日本食を思い出すような、やみつきになるローカルフードがたくさんあるのです。
そこで今週のタビィコムは、ネパールのなかでも最もバラエティー豊かな料理が集まるカトマンズで、日本人の舌にぴったりくるおすすめローカルグルメを7つご紹介します!


・ダルバート

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ネパールで最も一般的な料理です。「ダル=豆のスープ」「バート=ご飯」で、ネパール人のご飯といえば基本的にこのスタイル。「ネパール風おばんざい定食」のようなものです。
カレー風のおかずがつくのですが、どれも香りは高いけれど辛さがない分素材の味の違いがよく分かります。豆のスープも癖がなくあっさりしてご飯にとてもよく合うのです。おかずとスープ、ダヒ(ヨーグルト)を混ぜて食べると、香辛料の香りと酸味のハーモニーでいつまでも食べ続けられる美味しさです。


・モモ

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これもネパールを代表する料理で、いわゆる水餃子。主食としてもおやつとしてもイケます。具は水牛が一般的ですが、タビィコムのオススメはベジタリアン用モモ。マッシュポテトがベースになっていて、おやつ感覚で食べられる軽い味わいです。


・トゥクパ

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ネパール風の汁麺。これはシンプルに「ラーメン」だと思います。マルタイ棒ラーメンのスープに似た、すごく親しみの持てる味。ラーメンより具が多いので、満足感も高いです。
麺はちゃんぽん風の丸い太麺。日本のインスタントラーメンが輸入されたもの、というわけではなく、チベット料理のひとつです。味が極めて日本風なのは、偶然の産物なのだとか。


・チョウメン

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ネパール風の焼きそば。完全に普通の塩焼きそば。日本の味です。というのも、中華の「炒麺(チャーメン)」から来ているもので、ルーツは日本の焼きそばと同じ。ネパールだけでなくインドでもポピュラーな、偉大な中華料理なのです。といっても日本の焼きそばと同じく、中華料理というよりもネパールに完全に根付いているローカル料理であることは間違いありません。


・ジャレビ

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お玉の穴から流れる小麦粉をグルグルと巻いて、それをシロップにくぐらせたもの。ものすごく甘くてサックサク。肌寒い日の朝に食べるとすごく美味しそうですが、インドや中東、北アフリカなど年中暑い国の食べ物なのが驚きです。ローカルの人には、ロティーのような薄いパンに挟んで食べると朝食に最高だと勧められました。熱いミルクマサラティーと一緒に食べたい味なのです。


・シカルニ

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ネパールの定番スイーツのひとつ。シナモンヨーグルトです。ネパールのヨーグルトは酸味が薄くてとても食べやすく、そこにシナモンが入るとぐっと洗練された味になります。甘味も控えめで日本人には大変馴染みやすい。今すぐ日本で流行ってもおかしくない味です。


・エッグロール

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カトマンズでよく見かける定番屋台スナック。インドでも人気のローカルフードで、ネパール風お好み焼きのドウとも似た味です。塩と青唐辛子が入った玉子を平たく流した上にキャベツの千切りとチリソース、クレープ風の生地を乗せてくるっと巻いたものです。シンプルだけどすっきりとしていてとても美味しい。すごく辛そうですが、実際には辛いというよりも爽やかに感じます。
位置的にはおやつなのですが、女性にはランチはこれで十分なぐらいしっかり量があります。お財布に優しいのも嬉しいポイントです。


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いかがでしたか?ネパール料理というと日本ではあまり馴染みがないものですが、本場でローカルの人々が食べている料理は驚くほど日本のB級グルメに似た味でした。カトマンズからチラチラと見えるヒマラヤを仰ぎながら日本的な味を堪能する不思議な感覚を、是非味わってみてください。

(写真・文:松下祥子)

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