第62回全日本剣道選手権 2014.11.03

命を的に戦う戦国武将としての覚悟を物語っています。
生字幕放送でお伝えします≫今年も今日、文化の日剣道日本一をかけた熱戦が繰り広げられています。
東京・九段の日本武道館。
今、行われている試合がちょうど準々決勝の第1試合です。
今年の大会ベスト8の顔ぶれは誰が勝っても初優勝という顔ぶれになりました。
今、面を打った赤が、兵庫の西村。
そして、白が筑波大学3年生ここまで勝ち上がってきた福岡代表の竹ノ内佑也です。
放送の解説は日本代表チームの男子監督石田利也さん。
アナウンサーは私、太田リポート、厚井の担当でお伝えします。
竹ノ内がすでに1本リードしています。
試合時間10分で行われています。
手元の時計で7分が過ぎたところです。
開始3分14秒竹ノ内が相手が小手に飛び込んできたところ返し面を決めています。
竹ノ内が1本リードしています。
右下でご紹介しているのはベスト8の顔ぶれです。
大会史上3人目の連覇を狙った内村良一選手はすでに敗れて姿を消しています。
強引に押したということより西村選手が飛び出したということで場外反則が1つこの西村に送られることになります。
反則は、1つでは相手の1本には関係ありませんが2つとられますと相手の1本となります。
これで竹ノ内がかなり有利な状況を作ってきました。
手元の時計で残り時間は2分30秒弱というところです。
解説は石田利也さんです。
筑波大学3年生の竹ノ内が見事な試合をここまで展開していますね。
≫そうですね。
≫改めて画面の右下試合時間10分の3本勝負。
先に2本とったほうが勝ちとなります。
1本対1本あるいは両者1本がない場合には時間無制限の1本勝負で勝敗を決します。
この準々決勝から試合時間、10分となっています。
白が竹ノ内佑也です。
筑波大学の3年生。
学生大会、特に全国大会の団体戦で、大活躍しまして来年行われる世界選手権の日本代表候補にも名を連ねている選手です。
面技を中心に組み立ててきます。
取り返さなければいけない西村は、小手あるいは踏み込んでおいての面を得意としています。
残り時間1分30秒。
西村、時間がありませんね。
≫ちょっと、攻められてますね西村のほうが。
≫お互い構えあった状態から。
手元の時計で残りまもなく1分。
西村としてはどうでしょう思い切った技がありますが。
≫一発は狙ってると思うんですけどね。
今のところ、ちょっとなかなか入らせてもらえないような状況ですよね。
グングン前に出てきて。
あの状態で無理に技を出すと出ばな小手を打たれたり返し技を打たれる可能性が高いですので。
≫面だ。
僅かに部位をとらえ切れなかったでしょうか。
残り時間30秒を切ってきました。
竹之内の小手に対してうまく西村が返していきました。
さあ時間がない。
このままいけば、福岡筑波大学3年生の竹ノ内がベスト4進出となります。
試合終了。
筑波大学3年生の竹ノ内佑也ベスト4進出です。
初出場の竹ノ内が初戦から本当に伸び伸びと剣道をしている感じがあります。
石田さんは日本代表の監督として代表候補にもなっている竹ノ内選手をふだんからご覧になっていますが放送に入る前に決めた、竹ノ内選手の小手を返していった面です。
≫彼の場合は小手に対して特に表竹刀の左で受けてそして面に返す。
1回戦からも再三打ってますね。
あれが一番得意なところであと、やっぱり出ばなですね。
相手が出てくるところをしっかりとらえていくと。
非常にいい流れで今日は1回戦から試合をやっているなというふうに思います。
≫続いて準々決勝第2試合は東京の畠中宏輔と白、京都の中野貴裕です。
畠中は今大会3回目の出場。
思い切って飛び込んでいった白の中野、34歳。
大きなけがを乗り越えて今大会ベスト8まで勝ち上がってきました。
今度は畠中の面です。
これも、僅かに届ききっていなかったでしょうか。
≫少し短かったですね。
今のは。
≫剣道の1本は3人の審判が判定しますが気迫が十分か正しい姿勢かそして、竹刀の物打といわれる先の部分の決められた場所で正確にとらえるか。
そして、打ったあとも相手に油断していないぞと示して。
残心といいますがここまで、すべてそろえて1本です。
中野、畠中、いずれも惜しい技が出てきました。
この立ち上がりどう見たらいいでしょうか?≫五分の状態ですけど今のところは。
両方ともいいところが出ました。
立ち上がりから。
≫畠山はいい面が出ましたがどんな技でも打てる選手ですね。
≫どちらかというと面のほう突きのほう攻めて最後は小手のほうに入っていくという技が最近では、よく決めてますね。
≫警視庁に所属している畠中今年の全国の警察大会個人戦でも優勝して勢いに乗って全日本選手権に臨んできました。
もちろん日本代表の候補にも入っている選手です。
一方の白の中野ですがこちらは3年前のイタリアの世界大会の代表に選ばれていたんですが直前に左のハムストリング太ももに大きなけががありまして3年ぶりにこの試合の舞台に戻ってきた選手です。
京都府予選を勝ち抜きまして全日本、初戦から長い延長戦が続いたんですが去年2位の小谷を1回戦で破っています。
延長戦を粘り強く戦ってここまで勝ち上がってきていますね。
≫1回戦が1つの山でした。
両方ともそうだと思いますがよくあそこでしのいで最後はとらえたというふうなことでそこから、いっぺんに乗ってきましたね。
≫初戦の小谷戦は延長も含めて26分5秒という長い試合になりました。
気になるのは左に太ももの裏ですがまだ万全ではないということで疲労の蓄積も気になるところです。
試合が始まって3分が経過しています。
まだ両者に1本はありません。
小手にいく畠中。
手元を浮かせてうまいところを突いていきました。
決めきれなかったでしょうかね。
≫畠中選手の攻めがいいです。
鋭くて。
かなり、気迫が入っている気持ちが入っているという攻め方をしていますね。
≫赤の畠中は今大会4年ぶり3回目の出場。
2008年大学4年生のときにベスト8に進出していますがそのあと、4年前ベスト43位に入った実績があります。
これが3回目。
今大会もここまで勝ち上がってきました。
小手から、突きへと鋭い技を繰り出しているのが赤の畠中です。
この2人は3年前のブラジルの世界大会のお互い代表だったということですから手の内は知り尽くしているんじゃないでしょうか。
≫そうですね。
何回も試合もやっていると思いますし稽古のほうもやっておりますので手の内は知り尽くしている仲だというふうに思います。
≫まもなく試合が始まって5分です。
中野は小手を1つ持ち味としています。
大けがをしてからですが中野は相手が出てくるところ入りばな、そこをとらえる練習をしっかり積んできたと話しています。
≫先ほども何回かそういう場面がありましたね。
うまく相手の力を利用して間合いを詰めてそこから相手をとらえるというふうな形ができてますね。
≫逆に中野の入りばなを畠中がいきました。
≫中野選手、守りが堅いなという印象があります。
小手から入っていくのも小手を返しての面が中野選手の場合は結構うまいですので。
≫今日、2回戦で決めましたね。
試合時間が残りまもなく3分です。
≫よほど角度をつけて小手に入らなかったら小手は、とらえきれないんじゃないかなと思います。
≫それは畠中から見てですね。
中野に小手返し技があるだけに相当、いい形で入っていかないとというところ。
序盤は、かなり鋭い小手あるいは突きを見せていた畠中ですが。
面に小手を合わせる。
中野。
≫どちらもいいところを狙ってきてますね。
≫それぞれ打つべき場所そこはとらえていたように見えましたが。
≫引いたところすぐに追いかけて面を入れるという形ですね。
≫突きだ、畠中!強烈!7分51秒畠中選手1本先取。
≫出会い頭になりましたかね。
≫中野も今出ようとしましたかね。
序盤に見せた突きが決まりました。
中野は時間がなくなってくる。
中野は今度は攻めなければいけなくなりました。
≫畠中選手のほうは本当に、間合いの駆け引きがここ数か月で非常にうまくなりましたので。
さっと間合いをうまく…。
≫相手が飛び込んできたところ抑えて小手にいこうとした畠中。
不十分です。
残り1分30秒。
畠中自身も今年の2月ですか一旦、日本代表の合宿から外れたことでもう一度自分の剣道を見つめなおしたと…。
両者の合い面は1本なりません。
再び自分の剣道を見つめなおしたという畠中。
≫ずいぶん変わったなという感じがしますね。
≫その畠中を中野は崩したいところですが残り1分を切っています手元の時計です。
≫ここで見たらだめですよ。
畠中選手も。
≫残り、まもなく30秒。
中野は、あとチャンスが1つ出てくるかどうか。
面!畠中、乗った。
また今度は畠中が中野が出てくるところに乗っていきましたが。
≫いいタイミングで面にいったんですけど惜しかったですね。
≫少し打ちが弱かったか。
こういう部分がありますので中野は思いきっていきにくい部分もあるかと思います。
試合終了。
畠中宏輔、準決勝進出。
4年ぶりの出場、畠中。
前回に続いてベスト4。
中野も本当に大けがからよく戻ってきたんですが。
≫もう精いっぱいやったと思いますね、中野選手は。
≫その、決まった突き。
畠中が決めていきました。
≫中野も今出ようとしたところでしたね。
面の上のほうに狙っていく動き。
中野が左になりますが。
中野も、突きですかね。
お互いに、あるいは突きを狙っていたのかもしれません。
畠中宏輔が準決勝進出。
これで、今年の全日本準決勝第1試合は筑波大学3年の竹ノ内佑也と東京警視庁の畠中宏輔の顔合わせとなりました。
そして、この準々決勝第3試合は若手同士の対戦になりました。
こちら、大分県警の竹下洋平。
そして、福岡県警の國友錬太朗、初出場。
26歳、竹下24歳、國友の準々決勝、この大分の竹下が連覇を目指した内村を3回戦で破りました。
延長戦で見事な小手を決めている。
小手から入っていった竹下。
今日は、この赤の竹下が非常に切れ味鋭い動きを見せています。
小手を中心に攻めてきてそれから思いきった飛び込み面もある。
そういった感じでしょうかね。
≫それと、前後左右の動きをしますので相手がちょっと想像もつかないところから打突に入ってくるというような動きをしますのでちょっと読めないところがあるというふうに思いますね。
≫今の動きの中でも自分から手元を上げて相手の竹刀を誘うような形から技を出していきました。
いわゆる独特の入り方といいましょうか。
≫結構間合いに入るときは大きい入り方をするんですがそこを今度相手が狙おうとしたら今度は逆に下のほうに小手にいったり非常に器用な選手です。
≫この全日本選手権は2年連続2回目の出場の赤の竹下です。
内村を破りましたから恐らく勢いに乗ってこの準々決勝に臨んでいると思います。
國友のほうは国士舘大学出身。
24歳、初出場です。
初戦から千葉の齋藤、広島の小林さらに3回戦では兵庫の網代という実力者を次々と24歳が破ってきましたね。
≫非常にオーソドックスな剣道で勝ち上がってくるということですばらしいですね。
若手の選手にしては。
≫構えが安定しているということでしょうか。
≫安定してますね。
あまり体勢も崩れないですし。
打つときには真正面相手の中心に向かってやっぱり打っていっていますのでね。
≫中心を攻めての面。
あるいは小手。
≫姿勢もいいですね。
構えがいいです。
≫國友が24歳で竹下が26歳。
九州の警察同士ということも含めて恐らく手合わせはしてますかね。
≫していると思うんですけど稽古会とか九州管区内の警察の大会がありますのでもしかしたら対戦している可能性というのはありますね。
≫やはり竹下、自分から手元を上げて相手の手元を浮かせようという動きを何度も見せています。
國友は崩れていない印象ですか。
≫ほとんど崩れないですね。
崩れたときにやっぱり打たれたときには有効打突につながる可能性は非常に高いんですけども崩れなかったら有効打突にさせない部分が出てきますので。
≫竹下の面はかなり竹刀を振るようにして國友の右の辺りを打ってきましたね。
≫ここから見たら左向こうにしたら右面ですね。
ああいう打ち方で崩していくというのも1つの手ですよね。
≫ここまでは、ですから竹下がいろいろ仕掛けている印象があります。
國友が思いきった、まっすぐな面あるいは小手。
試合が始まって4分です。
まだ両者に1本はありません。
≫仕掛けてるんですがなかなか崩れないというのは心理的な影響竹下にあるでしょうか。
≫若干、焦りは出てくると思うんですけど両者、いい持ち味は出てますね。
國友選手のほうも体勢を崩さないでじっと相手の動きをうかがっているという。
どこかで勝負は必ず仕掛けてくると思いますね。
≫それがどこでくるのか。
試合が始まって残り時間は5分となりました。
竹下のフェイント気味の小手にうまく國友が返していきました。
≫ほとんど手元が上がらないですね國友選手のほうは。
いい剣道をしますね。
≫竹刀が引っかかったところで竹下、それでも技を出しました。
いい剣道をするなという話があった國友ですが国士舘大学時代には全日本学生、団体優勝。
去年3位に入って今大会は初戦で敗れましたが安藤選手、あるいは藤岡、去年出場の武田今大会出場の中澤というメンバーです。
≫すごいメンバーでしたね。
≫そういった世代の1人で去年、安藤選手が活躍したことも含めて同級生たちに負けずに自分も上位に上がりたいとこの大会に臨む前に言っていました。
≫刺激があったんでしょうね。
≫見事にここまで勝ち上がってきています。
なかなか技を決めきるところまでいかない竹下。
まもなく残り時間が3分少々というところです。
試合時間が残り少なくなってくればくるほど1本の重みが増してきます。
面、國友。
相手が小手を打ち終わったところに乗っていきました。
考え方としてはどうですか?先ほど小手に対する技を出そうという動きがやはりあったんですが。
≫ちょっと技の尽きたところというか竹下選手の止まったところに國友選手のほうは面に出ましたよね。
≫小手を打ってから一瞬、竹下が止まりました。
≫相手の技を浮かせて止まったところを打つのも1つの作戦かなと思います。
≫竹下の攻撃を見切ったうえで一瞬の隙を突くということですね。
≫半テンポとかワンテンポおいて次、技を出すというのは意外と決まる場合が多いですね。
≫残り時間2分30秒を切ってきました。
竹下が再三仕掛けるんですがなかなか國友の構えが崩れません。
≫竹下選手もだいぶ動きが落ち着きましたね。
左右の動きはあまりしないようになりましたね。
≫これは、どうですか。
なかなか崩せてないという中で何か方法を変えようとしているのか。
≫それもあるかなというふうに思うんですけどやはり、左右に振ったら相手の動きを止めたり、予想もつかないような動きができるんですけどもその分、やっぱり右左から飛んでいくもんですから相手から打たれるリスクも背負うわけなんですね。
だから今のところまっすぐに入ってますよね。
≫残り1分を切っています。
もうこれはほぼ1本勝負になったといっていいでしょうか。
≫そうですね。
≫ですから竹下もリスクを避けてといいましょうか勝負のしかたを少し変えてきました。
残り時間は手元の時計で20秒を切っています。
ここで時間が10分。
延長戦に入ります。
延長戦は時間無制限の1本勝負です。
赤が竹下、白が國友。
竹下の小手のタイミングに徐々に國友合い始めているでしょうか。
≫そうですね。
≫竹下はここまで3試合3回戦の内村を破った試合も含めていずれも延長戦を制しました。
國友は3試合のうち2試合延長戦これを制しています。
ですから、延長の1本勝負の勝負強さ精神力はどちらも持ち合わせてるでしょうかね。
≫同じようなタイプですから。
ただ、やっぱり竹下選手のほうが入ったところを見てしまったら國友選手が打たれてしまうんじゃないかなと思いますけどね。
≫それは竹下が入ってきたところで國友が見てしまうと危ないということですか?≫危ないですね。
≫あまり構えをしっかりしているわけですけども。
≫間合いに入るのか間合いを切るのかはっきりしたほうがやっぱりいいかなというふうに思いますね。
あそこで見てしまったら手元が上がる場合もあるしそれから引いたときに中途半端に足が止まった状態で見てしまったら面をもらいますね。
≫ここは國友がある程度しっかり見えていた部分があったかもしれませんがこういった思い切った技を竹下は出していますね。
≫あそこで竹下選手の場合は足をうまく使って入りますからね。
≫小手、面にうまく合わせていきました、竹下。
延長に入って2分が経過。
ですからトータル12分戦っています。
面だ!思い切った飛び込み面!國友、ベスト4進出!この延長戦を制しました。
見事な面でした。
最後は思いきった飛び込み面。
≫やはり、あのすばらしい姿勢それから構えから相手が崩れたところ…。
ちょうど竹下選手も面に出かけたんですけども竹刀が飛んできたもんですからそれを受けにいったような形になりましたね。
逆のほうに入りました。
受けにいってそれがすかされて面のほうに入ったというような形ですね。
≫竹下の崩しによく耐えて、國友錬太朗初めての出場でベスト4。
≫すばらしい1本でしたね今のは。
≫鮮やかでした。
24歳。
大学同期の安藤選手と同じところまで今年、勝ち上がってきました。
この試合が準々決勝最後の試合です。
東京警視庁この大会準優勝の経験がある高橋と、こちらは熊本県警初出場の西村英久。
大柄な両者の対戦です。
赤の高橋1m83cm、88kg。
白の西村は1m72cm、95kgです。
激しい立ち上がりになりました。
5年ぶり4回目の出場の東京の高橋。
今日は非常に技が切れています。
飛び込み面、それからこの人は身長もありますが小手技もあります。
一方、白の西村筑波大学を卒業した25歳。
学生時代に個人チャンピオンになった実績を持つ西村ですが今大会が全日本は初出場。
初戦で、ベテランの白石さらには古川を破って、3回戦では同じ初出場同士静岡県警の塩谷を破って勢いに乗っています。
西村も非常に攻撃力のある選手です。
お互いに足を踏みならしながら打つべき場所を狙っています。
まだ試合が始まって1分30秒ですが石田さん、ここまでの3試合とはちょっと違った入り方になっていますね。
≫入りから小手技に入っていくパターンがちょっと…。
打った最後の形は違うんですが、似ていますね。
足をどんどん小手って入っていってそれから相手の動きを見ていって手元を上げさせて小手に入っていくと。
両者、1回戦からそういう形で小手を狙っていっていますね。
≫面だ。
しかし旗は3人のうち1人のみ。
3人の審判のうち2人以上の旗が必要になります。
惜しい技でした。
≫西村選手の得意なところですね。
一瞬相手の左に竹刀が入ってそこから引き面というのが…。
≫竹刀を左右に振ることで相手を崩すんですね。
≫そうですね。
あそこから今度、左に入ってステップして右のほうの面を打って前に出るというような打突のしかたが西村君、うまいですね。
つば競りからの技は巧者だと思います。
≫積極的ですし手首がやわらかいといいましょうか器用な部分もあるんですよね。
1つ、惜しい引き面がありました。
この2人は高橋、34歳。
こちらは国士舘大学から警視庁。
西村が25歳で、9歳、年が違うということも含めて考えれば恐らくこれまで対戦はないと想像します。
≫私が見るところでは対戦はしたことないんじゃないかと思いますね。
≫だとすると先ほどの西村の惜しい引き面は高橋の頭に入りましたね。
≫入りましたね、1つ。
≫小手、高橋。
竹刀を落としてしまった。
審判が止めます。
竹刀を落としますと落とした選手に反則が1つということになります。
先ほどもお伝えしましたが反則は2つで相手の1本となります。
西村選手の手首の返しで高橋が竹刀を落としてしまいましたね。
この辺りも西村の手首の強さが出ました。
試合時間は残り6分以上あるという状況です。
≫一度、反則をもらうと意外と試合の流れが変わる場合が多いんですよね。
思いきっていったときに場外に出て行けないという部分ともう1つ、竹刀を落とせば反則になる場合があるということですね。
≫確かに全日本剣道の歴史の中でもそういった反則が最終的に勝敗を分けるという試合も、これまでありました。
先ほど西村が1つ惜しい面がありました。
高橋の小手。
警戒していてもあの左右の動きで西村きますね。
≫多分、西村選手の場合はあそこを、出して、出してもうこないんだろうなと思ったらまたいくという技の組み立て方をするんですよね。
≫相手にこないだろうと思わせておいて。
≫それでもいくということです。
≫技の組み立てかた出しかたというのはそういうパターンが非常に多いですよね西村選手の場合は。
≫突きで高橋の体勢が幾分崩れていましたかね。
面にいきましたが旗は上がりません。
残り時間が5分となりました準々決勝の第4試合です。
≫今のところの左のほうに入って右のほうに変えてステップして前に出る面ですよね。
≫竹刀が近いところから西村が前に後ろに仕掛けます。
西村の動きが活発です。
今も中間の手前でしょうか少し竹刀と竹刀が交差したところから巻くような動きを見せて。
高橋、竹刀を落としてはいけないとなりますね。
≫精神的なプレッシャーみたいなものを感じてくる時間帯になっていると思います。
制限時間内だったらいいんですけど延長戦になったら落としたら負けだというところまで考えていかないといけないので。
ぐっと右左に力が入って技が自由に出せなかったりする場合がありますからね。
≫残り時間がまもなく4分です。
ですから密着したつば競り合いの状態でも当然、高橋は全く気を抜くことができません。
中間の距離、この距離も危ないです。
警戒して、面やはりきた西村。
≫何回も出しますね。
≫どうでしょうか高橋の中に引き面があるというのは十分植え込まれてると思うんですがそれでも、西村が打ってきますね。
≫何度でも挑戦してくるといいますか。
彼の攻めパターンですね。
≫高橋は完全に防御することはできませんか?≫それも考えてると思うんですけどね。
≫ただ、完全に守ろうとすればほかのところに隙もできてしまいますよね。
≫面のほうに意識がいけば今度、下のほう、胴のほうが空いたりしますので。
≫竹刀を落としてしまった。
≫これがあるんですね。
≫反則2回、西村に1本。
残り3分。
思い切った相手の左胴逆胴にいったあとの高橋。
同じポイントで竹刀を落としてしまいました。
西村に1本。
まだ残り時間3分あります。
引き胴。
決めた!高橋、よく追いついた。
取られた直後精神的なショックもあったかと思いますが。
≫これで、五分になりました。
≫今のは引き小手ですか。
失礼しました。
≫うまく表のほう面のほうを見せてちょうど、その方向に向かって竹刀が移動したところを左から小手、入りましたね。
≫これは見事に返しました。
残り時間は2分30秒。
これで、両者の心理状態はどうか。
高橋に元気が出てきました。
≫高橋選手は相手に打たせて返し技ですね非常にうまいところがありますので。
西村選手も簡単に小手に入ってこれないという。
≫小手、面に持っていった、西村。
西村が勝ちました。
白旗2本ということで西村。
西村、準決勝進出。
高橋を破りました。
反則で1本とった直後に引き小手を奪われてあるいは高橋が乗ってくるかというところでしたが最後は小手から面に当たっていきましたね。
≫最後、よく面にいきましたね。
よく出ました。
面ですね、面の1本打ちですね。
≫思い切って面にいってるんですね。
≫見事だったですね。
≫高橋の面に対してではなくて小手にいったんですね。
≫高橋選手のほうが小手、面にいこうとしているところですね。
小手から面に上がるところで面にいきました。
≫ここは最後、思いきった自分の得意な攻撃力これをはっきしてきたという。
≫そうですね。
あそこは最後勝負をかけましたね。
流れがちょうど悪くなりかけたときにここが勝負だということで勝負かけたと思います。
よく出たと思います。
あそこのところ。
見事な1本でした。
≫これで準決勝、西村が進出ということになりましてご覧の顔ぶれになりました。
竹ノ内、國友、西村という初出場の若手がベスト4に出そろってそして過去にベスト4の経験がある畠中がベスト4の左から2人目ですがこの人のみ、過去4年前にベスト4の経験があるという4人の顔ぶれです。
放送席には剣道教士八段警察大学校教授で来年の世界選手権の日本代表の監督もお務めになる石田利也さんに座っていただいています。
非常にフレッシュな顔ぶれになったベスト4だと思いますが。
≫新しい力というかここだけじゃなしに今後、非常に期待が持てる選手が出てきたなというふうに思いますね、この舞台で。
≫特に筑波大学3年生の竹ノ内選手。
それから、畠中選手もそうですが今の西村選手と日本代表候補の若手が結果を出してきましたね。
≫そうですね。
来年、世界大会ということでなんとしても選手にならなきゃいけないというような気持ちがやっぱり強いと思うんですね。
その気持ちが1回戦から出ていたなと思います。
≫世界選手権についてはまた後ほどお話を進めていこうと思いますがこちら、画面は内村良一。
今大会史上3人目の連覇そして通算4回目の優勝を狙いましたが3回戦で敗れました。
その映像もご紹介することにしましょう。
初戦から持ち味の攻める剣道を展開していたように見えましたが大分の竹下が白で延長に入って、この小手。
内村が打ち終わったあとにさらに小手を追加していったんですね、竹下が。
≫技をつなぐというところで非常にいい形で竹下選手のほうが出ましたのでうまく手元が一瞬、浮いたところをとらえましたね。
≫延長に入って2分15秒というところで内村が竹下に小手を許して3回戦敗退です。
≫太田さん、その内村選手ですがやはり本人も居ついてしまったと止まってしまったところをやられましたというところですね。
心の修業が足りないと思いますということです。
大学の後輩の竹下選手は力がありましたし力強かったですということです。
連覇の意識より一つ一つという意識で戦ったんだけれども力不足です。
いい経験になりました。
来年の世界選手権に向けて一からやり直しますとはっきり丁寧に答えていましたね。
≫来年5月に世界選手権があります。
内村は過去の実績も含めて来年の日本代表の有力な候補ということになりますが3回戦で敗退。
ここ数年、内村が非常に、この全日本選手権でも軸になって試合が展開しているんですが精神面、このところ内村がよく口にする言葉ですけどね。
≫非常に精神的にも強い部分というのを持っていますので。
だから、いくら負けが込んでもすぐにやっぱり気持ちを切り替えてやっていけるタイプですので。
今回、ちょっと負けましたけど来年になったらまた1つ気持ちを切り替えて必ずやってくれるというふうに思っています。
≫過去8回の全日本でいずれもベスト8以上というすばらしい実績を残してきた内村ですが今大会は初めて3回戦敗退。
隣に正代の姿もありますがこちらも去年3位の正代。
すでに今大会は姿を消しています。
再三の話に出ていますが来年5月ご覧のようにこの東京・九段の日本武道館で剣道の世界選手権が開かれます。
1970年から3年に一度世界各国の剣士が腕を競ってきました。
男女の個人と団体が行われる予定です。
来年は、57の国と地域がこの日本武道館に集まるということで過去の歴史を見ても日本開催は18年ぶり。
この武道館では第1回の1970年以来45年ぶりということで剣道関係者の注目を集めています。
最近は外国勢も非常に力をつけてきているんですよね石田さん。
≫そうですね。
昔は、本当に日本と韓国というふうな2強というふうなことがいわれていた時代がありますが非常にアメリカそれからヨーロッパのほうでも力をつけてきた国が多くて。
非常にこれから展開がどのようになるか分からないというふうな状況ですよね、今は。
≫今、少し映っていましたが韓国の選手団もこの全日本の視察に訪れているという今大会です。
石田さんも現役時代に88年の韓国の大会から4大会世界選手権に出場されて。
中でも記憶に新しいところでは97年の京都の世界選手権で韓国、白い道着とはかま5人の団体戦決勝戦で1対1大将勝負に持ち込まれたんですね。
≫そうですね。
本当に非常にやっていて全然、終わってみて初めて試合、勝ったなという状況でほとんど試合は覚えてないですね。
≫韓国の選手は激しく技を出してくるんですが最後は、石田さんの得意の引き面が日本に優勝をもたらしたわけですが。
相当なプレッシャーがあったんでしょうね。
≫懐かしいですね、本当。
≫特に世界との差が縮まっているといっていいと思いますが男子の団体戦を中心にした日本代表の候補は今年に入って月1回の合宿を繰り返して今、21人という状況まできました。
来年の2月の終わりがエントリーですがそのうち今大会、各都道府県の予選を勝ち抜いたのがご覧の9人でそのうち結局内村選手は敗れてしまいましたが石田さん、畠中、竹ノ内、西村画面の右の3人ベスト4まできましたね。
≫よく、上がってくれたなというふうに思います。
私は実績からすれば内村選手、網代選手それから、正代選手、安藤選手それから、小谷選手。
その辺のところがやはりベスト4に連ねてくるんじゃないかなと思っていたんですけど。
≫去年結果を出した選手ですね。
ただ、やはりそうまくいかないのが全日本選手権ですので。
≫それだけ日本の剣道界はやはり層が厚いなということもいえるかと思いますが特に代表候補の若手がここまで勝ち上がったのは代表の監督の立場から見てどうですか?≫今回の大会に向けての1つの形としたら合宿もうまく強化が進んでいるなという部分とあとはこの大会以降も若手選手がうまくこれから活躍してくれるんじゃないかなというふうに非常に期待はしております。
≫ある意味候補ではありますが若手が全日本来年、世界選手権を控えたところで1つ結果を出しているのは大きいですね。
≫それは大きいですね、やっぱり。
≫ご覧のように日本代表は最終的には10人に絞り込まれます。
2月の下旬にエントリー締め切りで本番は来年の5月29日から3日間この東京・九段の日本武道館で剣道世界選手権です。
そういった意味ではベスト4のうち3人は代表候補に入っていますしそれから、國友選手も24歳の若手ということであるいは、ここで大きな結果を残すことで来年のチームに入ってくる可能性ももちろんないわけではないですしね。
≫そうですね。
≫ベスト4の4人は頭の片隅に世界選手権のことを考えながら試合を行う可能性もあります。
ご覧のように筑波大学3年生の竹ノ内東京警視庁の畠中の準決勝第1試合第2試合は、初出場同士。
福岡県警の國友と熊本県警の西村の顔合わせになりました。
まもなく準決勝です。
楽しみな準決勝、第1試合。
実に学生としては1978年以来筑波大学3年生の竹ノ内佑也、ベスト4進出。
そして、2回目のベスト4東京の畠中。
この2人はここまでお伝えしていますように何度も合宿で稽古しています。
実績は白の畠中が上回ります。
3回目の出場2回目のベスト4です。
面返し胴、竹ノ内!胴に返した!いきなりとりました。
開始16秒。
畠中からみればまだ十分に時間がありますが思い切った畠中の最初の技、返しましたね。
≫竹ノ内選手のほうは小手返し面が得意ですからそれを、要するに想定して一発かけて畠中選手のほうは面から入ったんですが。
それを逆に読んでたような動きですね今のは。
竹ノ内選手がですね。
≫やはりお互い手の内を知り尽くした中での立ち上がりになりましたが。
≫まだ時間がありますので落ち着いてやれば十分取り返せる時間がありますので工夫してほしいと思います。
≫小手を返した。
旗は2本上がっている。
竹ノ内、決勝進出!1分5秒!畠中が小手にきたところを得意の返し面でした。
≫ギリギリのところで落として。
あれが最も得意な技ですね。
≫なんという大学生。
決勝進出です。
最初の面返し胴から見ましょう。
畠中が思い切って技を出した最初の攻撃でしたがこれは、石田さんの解説もいただきました。
読んでましたかね。
≫完全に読んでたような動きですね。
かなり上で競り上げてますからね。
≫そして、2本目は畠中が小手にいったところしっかりと打突部位をとらえきれていなかったかもしれませんが。
畠中の左の面の辺りですね。
≫でも、うまく1本目とってその流れを、そのまま2本目につなげて1本にしたというような状況ですよね。
≫これ、筑波大学の恩師でもある先生のベスト4を超えましたのであるいは43年ぶりの学生優勝がなるのかというところまで期待も膨らみましたね。
≫川添哲夫さんが国士舘大学時代に学生優勝していますが。
そして準決勝第2試合。
初出場同士、福岡の國友と白が熊本、西村の準決勝、第2試合です。
構えを崩さずに思い切った面技小手技を持っているのが赤の國友24歳。
向こう側、西村も思い切った技を持っています。
それから、小手、面。
器用に技を出してくるところもある西村。
この2人は学年でいうと西村が2つ上ということになるんですが。
同じ九州の警察同士という関係です。
石田さん、この両者は恐らく稽古などはしているかと思うんですけどね。
≫やっているかなと思います。
國友選手のほうは入って2年目ですかね。
だから、まだそんなにたってませんのでね。
そこまでたくさん稽古をお互い同士やっているかといったらちょっと分からないですねその辺のところは。
≫勝負のポイントとしては今どんなことをお感じになっていますか。
≫やはり、西村選手は相手を受けさせて小手に入っていく技から中心に攻めていきますので。
手元を上げてしまったら必ず西村選手のほうが分があると思います。
ただ、國友選手のほうは先ほども再三、言っているんですけど非常に体勢もいいし構えもいいしという中で一発先ほどのような面を出したら足が止まった状態で見てしまったら西村選手も打たれると思います。
だから、西村選手は非常に試合巧者で足をさばいて受けますのでなかなか1本をとらさせてくれないんです相手に。
それをどういうふうに崩すかというようなところが國友選手の1つの課題じゃないかなと思うんですけどね。
必ず足をさばいて引きますので。
さばいて引きながら受けるというところですよね。
西村選手は。
≫そこを國友がどう崩すか。
≫それから分かっていると思うんですがつば競り合いからの引き技ですよね。
≫西村にはありますね。
≫忘れたころにやってきて、そこから必ずどんどん出してきますので。
≫まず、密着したつば競り合いから白の西村がどういうところで得意の引き技を出してくるか。
≫今のところ出せるような状況じゃないから出さないわけですね。
あれが少しでも出せるような状態になれば必ず出してきますので、引き技を。
≫今のは、けん制ですね。
≫1本狙おうという感じではありませんでした。
試合が始まってまもなく5分が近づこうとしています。
つば競り合いから引き技を持っているのが向こうの西村。
面だ、西村の飛び込み面。
國友の体勢がなかなか崩れないんですね。
≫だから崩れないところが見えますのでなかなか1本になりにくい。
崩れたところを少しでも打たれたら有効打突というふうに審判から見える場合がありますので。
≫西村からしても相手が崩れていればしっかりと相手の面をとらえることができるんだと思いますがなかなか、その構えの強さを見せている今大会の國友、赤です。
残り5分です。
ここ、西村はこの國友を崩していきたい。
足も使いながら。
國友は崩される前に足を使った西村をとらえることができるかどうか。
≫どちらかというと中に入ってしまったら西村選手のほうが分がありますのでちょっと間合いの遠いところからとらえるという。
西村君が受けるところを上からかぶせるような気持ちで打ったときにはもしかしたら面をとれる可能性というのは出てくると思いますね。
≫竹刀を構えあって剣先が触れるか触れないか。
≫触れた状態のときから自分が跳べる状態のときから打って西村君の受けるのとこちら側が打つのが同時になったとき面をとらえられる可能性が出てくると思います。
≫先ほどけん制のような引き面がありましたが今のはちょっと狙い始めていますかね。
≫狙ってます。
だから、相手の左に竹刀が入ったときは必ず狙ってきますね。
≫右に入ってきたときは左にステップして前に出て、先ほど打ちましたけど準々決勝ですか。
右のほうに前に出てくる面を打ちますね。
≫西村のほうが守りながら入りました。
この状態がつば競り合い。
左に入れるというのは西村から見て左側ということですね。
≫そうですね。
≫國友から見れば右側。
ここから西村が振って打ってくるか。
あるいは中間の距離から前に出て面を打ってくるか。
残り3分。
≫竹刀をはたいているときは小さくステップを踏んで面に入っていく場合が多いですね。
西村選手は。
はたいて、はたいて裏表をはたいて、最後に直線で移動のない面を打つというのがうまいですね。
ただ、どうも小手がうまいですので西村選手の場合は。
それで相手が見てしまって面を打たれるというふうな形になることがよくありますので。
今のはそれを狙った感じですね。
少し左のほうにステップして前に出ましたね。
あれも得意なところです、彼の。
≫残り時間が2分を切っています。
どうなんでしょうか。
西村のペースに少しずつなってきているのか。
まだそこまではいえませんかね。
≫まだ、そういう状態じゃないかなと思うんですがね。
≫いろいろ仕掛けを見せているのは西村だと思います。
≫ただ、それにあまり乗ってこないですよね。
≫ちょっと前に國友選手のほうが出てきてますので西村選手はあそこ、もしかしたら払って小手辺りに入ってくる可能性が出てますね。
1本ではなかなか入らせてくれないので1つ竹刀を払ってそこから小手に入ってくる。
それもうまいので。
≫手元の時計で残りまもなく1分です。
やはりこの準決勝の第2試合も1本勝負といった感じになってきました。
≫五分五分の状態ですね、これは。
まず、國友選手のほうは構えと体勢が崩れないというところがやはりいいですねものすごくね。
≫確かに國友が入り返したところで西村が両手を上げて守るような動きを何度か見せています。
それだけ國友の攻めも厳しいんでしょうね。
≫そうですね。
だからあそこのところで思い切って鋭く面に入れば、國友選手の勝機が出てくると思います。
間合いを完全に切られてから打っていってもなかなか、とらえきれないと思いますけど。
≫手元の時計ほとんど時間がありません。
時間です。
両者、1本なく準決勝、第2試合は延長戦に入ります。
國友か西村か。
第1試合は筑波大学3年の竹ノ内が決勝進出を決めています。
西村が入るところを國友が狙いました。
≫ちょっと剣先を下げるしぐさを國友選手が見せたのでもしかしたら面にこさせて返すところを作っているんじゃないかなというようなところも見受けられましたね。
ああいう攻め方をしなかったらなかなか勝機というのが出てこないのでどちらもこれから必ずそういう動きというのは小さく出したり大きく出したりというのが出てくると思います、動きが。
≫今おっしゃったのは剣先を下げることで相手に少し面が見える状態になりますので。
≫攻められたら剣先を下げるとなったら面こさせて。
≫そうすると西村がとんでくる可能性があると。
≫そこを返すと。
それも、相手の誘いの1つの手段としてよく使う場合がありますよね。
≫小手を返しにいく國友。
延長に入って2分が経過しました。
遠間からの面を今、西村が見切りました。
≫ちょっと技の出すタイミングをもう少しずらして入っていって、西村選手が動いたところを逆に攻め返してくるというところを狙ったほうがいいですね。
あそこのところ引いたところを打っていってもなかなかとらえさせてくれない1本にさせてくれないところがありますので。
≫ですから、技を出す前にどうやって崩すかというところですか。
≫引き出して、そこを狙うのが一番、有効打突につながるポイントになってくるんじゃないかなと思います。
例えば受けて入ってくるところとか。
≫西村の引き面はかなり國友の頭に入っています。
裏からの引き面はいずれも防いでいますね。
≫防いでますね。
だから右のほうに竹刀を開きますね、國友選手のほうは。
≫西村の腕の自由を奪うような形で抑えています。
≫片手突きのところを面だ!國友、決勝進出。
両者が、まさに仕掛けたポイント。
とらえたのは國友でした。
≫片手突きですかね、今のは。
≫片手突きに西村がきてそこを乗りましたね。
出会い頭でいこうかなと思ってたところが重なりましたね。
恐らくそういう形じゃないでしょうか今のは。
≫延長3分50秒。
≫もったいないですね、今のは。
≫西村が片手突きにいったところ。
面にいきました。
≫返そうとは思っていなかったと思うんですよね、突きを。
≫自分からいってますね。
≫ちょうど西村選手が何か打ってくるなというところで出会い頭にこれがなった。
あそこを打たなかったのはなかなか最後は決まらないですからね。
≫國友は突きに対してというよりも出ばなを狙おうとしていた?≫狙おうとしていたと。
だから最後勝負を面にかけていったと思うんですよね。
だから突きが左のほうにそれていったと思うんですよね。
≫初出場、國友、決勝進出で決勝は、福岡県勢同士。
そして、初出場同士。
≫すごいですね。
筑波大学3年の竹ノ内佑也と福岡県警の國友錬太朗の決勝戦ということになった今年の決勝戦。
21歳の竹ノ内と24歳の國友という本当に若い決勝戦になりましたね。
≫ここ最近ではそういうあたりは多分、ないと思いますね。
≫30前後の決勝戦も多いですし。
それから20代の優勝が内村選手あるいは正代賢司選手が勝ったときがかなり久しぶりといわれていましたので。
竹ノ内佑也、仮に学生優勝となれば1971年の川添哲夫さん以来。
まず、面返し胴準決勝第1試合の畠中戦。
見切っていたのではないかという石田さんの解説がありました。
2本目は畠中が小手にきたところを得意の小手返し面。
≫今でも、うまいのはひじのところ辺りを打たれた瞬間に竹刀を完全に巻き込んでそこからまた技を出して。
そのまま出せばもしかしたらどちらに上がってもというところがもしかしたら出てくる場面もありますのでそれをうまく巻き込んで最後、面に決めにいくというところがやはり、竹ノ内君のうまいところですね。
≫この映像は赤、國友が延長に入ってこちらは長い試合になったんですが出ばなを狙った面でちょうど西村が片手突きに来たところ面が空きました。
≫たぶん西村選手のほうが後悔していると思いますよ。
≫ちょっと安易にいってしまったか。
≫片手技は相手の意表をつく技なので決まるときはやっぱり意表をついて見事に決まったなという部分はあるんですけど外れたときはこのような結果になりますので。
結果論ですけど、ちょっと本人は悔しいんじゃないかなと思いますけどね、最後。
≫あっという間に準決勝に勝った竹ノ内と延長戦を制した國友福岡県勢同士の決勝戦。
全日本剣道選手権まもなく決勝です。
♪〜≫こうして62回目となる全日本剣道選手権。
福岡県勢同士、若手同士の決勝戦ということになりました。
勝ち上がったのは筑波大学3年生の竹ノ内佑也と福岡県警の國友錬太朗です。
竹ノ内の今日の勝ち上がりです。
学生らしく思い切った剣道をしたいと言っていましたが1回戦からご覧のように勝ち上がってきました。
準決勝は1分5秒という決着だったんですがその言葉どおりのここまでの試合展開ではないでしょうか。
≫決勝まで5回ですか。
今までやりましたがやはりとってる本数を見たら2本とってる試合が3つありますからやはり仕掛けていってどんどん、有効打突をとりにいっているというようなところがうかがえますね。
≫太田さんその竹ノ内ですけれども相手は強いので学生らしくここまで太田さんの談話どおりですがそのあと堂々と自信を持って飛び込みたいという話でしたね。
ここまで振り返ってここぞというとこでまだいけないところがある。
絶好調というわけではなかったんだけども準決勝はいい形で勝てたのでこれは決勝につながると思いますというふうに話をしていましたね。
≫一方の國友錬太朗も見ていきましょう。
こちらも初出場でここまで勝ち上がってきました。
竹ノ内の勝ち上がりと比べますと延長戦も多いですし1本勝ちでここまで勝ち上がってきているんですがこちらの印象はいかがですか?≫やはり、再三言ってますが構えを崩さない姿勢を崩さない。
中でずっと我慢して自分の体勢をしっかりと作ってそこから、技を出して有効打突に最後決めにいっているというところですのであまり無理をしていっていないというふうな印象はありますよね。
≫太田さん、國友に関しては先の福岡大会では破れている。
面を打たれた。
そのてつを踏まないように自分からしっかり攻めたいということでした。
調子もどんどん上がっているので頑張りますということです。
≫福岡予選は2位が竹ノ内3位が、國友でこの全日本に臨んできましたがその経験を踏まえてどんな展開になるかというところ。
いずれが勝っても福岡県勢の優勝ですからそうなると昭和53年石橋正久さん以来の福岡県勢の優勝。
そして竹ノ内選手が、もし勝てばあの川添哲夫さん以来43年ぶりの学生チャンピオンなるか。
さあ、今年の全日本。
初出場、福岡県勢若手同士の決勝。
まず國友が面にいきました。
ここまで攻撃力を生かして1本をとってきた赤の竹ノ内。
そして、崩れない構え、白の國友。
立ち上がりは國友が仕掛けるという展開で始まっています。
どちらかといえばですから石田さん攻撃力の竹ノ内と守りの堅い國友ということがいえるかと思いますけども。
國友の頭には福岡大会の面があるはずですね。
≫竹ノ内選手はやはり出会い頭の面が非常に得意とするところですからね。
そこも、多分分かっていると思うんですね。
仕掛けを早くして相手をその状態にさせない相手を引かせるというところですよね。
そこで、ポイントを取りにいこうという作戦じゃないでしょうか今のところは。
≫竹ノ内の面。
速さと重さがあります。
立ち上がりは國友が続けて技を出していったんですが竹ノ内は今のが決勝最初の思い切った技になりますね。
手数としては國友のほうが出しているという展開ですか。
≫準決勝とは全然違いますね。
試合の運びが。
これはお互いに福岡県同士ですので試合もやったという話ですから。
どういう攻めかたしようかなというところである程度、自分ではじめから決めていたんじゃないでしょうかね。
≫ただ、1本にはなりませんでしたが竹ノ内の面も非常に惜しいものがあります。
≫竹刀を落としてしまった。
引き面にいきましたがその前にやめがかかっています。
竹刀を落として、反則をとられました、國友。
竹刀を落とした直後の技が1本と認められることもありますがその前に、やめがかかっていたという判断です。
試合が始まって2分30秒が経過。
この反則が、1つどう影響してくるかですね。
≫竹ノ内選手も別れ際のところ竹刀を巻いたり払ったりするそこから技を出すことが多いですので。
油断してたらまた竹刀を落とすことになると思います。
多分、すぐには巻きとかは使わないと思うんですけど試合の中盤過ぎたころに巻いてきたり払ってきたりするような動きの中から打突に結びつけるという展開もありますよね。
≫小手返し面を見せた竹ノ内。
今のが得意の技です。
ですからこういったやや近づいたところではそういったことも國友は試合の後半になれば警戒しなければいけませんね。
まもなく4分です。
両者に1本はありません。
白の國友に反則が1ついっています。
竹ノ内の面に國友が反応しました。
福岡の大会でとられた面。
それから國友は竹ノ内が小手返し面を得意としていることももちろん頭に入っていると思います。
面にいく。
≫最後はあそこに持っていきたいところですね。
國友選手のほうは。
最後は攻めて面ですよね。
小手にいけば多分、十中八九返し技を使いますので。
竹ノ内選手のほうが。
それより面に入っていったほうがいいかなという感じはします。
しっかりと攻めて。
≫試合が始まって5分が経過。
≫払いましたね。
≫國友が竹刀を落とすことはありませんでしたが。
≫ちょうど中盤過ぎぐらいから動きを見せましたね。
≫やはりそういう部分は國友にプレッシャーとなって伝わっていくわけですか?≫そうなんですよね。
一瞬たりとも気が抜くことはないんですけどどうしても、別れ際のところさっと別れてしまったら竹刀をしっかりと持ってない状態のときがありますからね。
そこを巻かれたら飛びますからね、竹刀。
≫やはり最後は面に伸びてきます國友。
竹ノ内の構えもほとんど崩れないですね。
≫そうですね。
上に上がるごとによくなりましたね。
剣道が。
今日は。
≫小手、面!竹ノ内!6分38秒。
残りは3分あまり。
まず竹ノ内が1本先取。
逆に竹ノ内が小手から面に乗っていきました。
國友が再三小手から面に乗っていたんですが。
≫一瞬、止まりましたね。
≫足が止まってしまった。
竹之内の最初の小手で止まってしまいました。
≫面だ、竹之内、決めた!竹ノ内、初優勝!43年ぶりの学生チャンピオンの誕生です。
快挙を成し遂げました竹ノ内佑也。
今年のチャンピオンは筑波大学3年生の竹ノ内です。
石田さん、最後の面。
≫出ばなの面ですね。
一番、得意なところですね。
≫國友も警戒していたと思いますが取り返さなければいけないところ。
1本目の小手、面ですよね。
≫小手から面にわたるところ。
≫学生らしいですね。
≫これが2本目。
≫いけるんじゃないかなと思って入っていくんです。
思わせたところを面にいきましたからね。
≫國友からすれば取り返さなければいけないということで一瞬、竹ノ内が崩れましたので。
≫思わせたときにまっすぐ入られたらだめですので一瞬、竹ノ内選手のほうが竹刀を押さえにかかりましたよね。
押さえたところで今度は相手が竹刀を戻そうとして入ってきたところを出ばな面。
竹ノ内選手の一番得意なところですよね。
≫見事な初優勝。
ご覧のように2本勝ちが4試合。
そして実力者も倒しながら筑波大学3年生の竹ノ内佑也学生チャンピオン。
改めていかがですか。
≫大したもんですね。
言葉のとおり学生らしくというか若さを全面に出して思い切って捨てきって試合をやれたというのが優勝に結びついたと思います。
だから最後も守ろうという気が全くなかったと思いますよ。
≫放送席、放送席そして武道館にお集まりの皆さん優勝インタビューです。
今年の優勝者は初出場初優勝です。
竹ノ内佑也選手です。
おめでとうございます。
≫ありがとうございます。
≫大学生での優勝は実に43年ぶりですがいかがですか?≫優勝してみて実感がまだ湧かないんですが最高にうれしいです。
≫決勝で2本とったときはどんな気持ちだったでしょうか?≫今日1日、長い試合が続いたのでよっしゃという気分で。
残心のときには試合が終わったなという感じでした。
≫今日の大会は特に面が鮮やかに決まっていたように見えましたが調子としてはどうだったんでしょうか?≫得意技が面なのでそれを中心に試合を組み立てれば上まで上がれるかなとは思ってたのでよかったと思います。
≫決勝は福岡県勢同士ということで手の内も分かっていたと思いましたが。
≫やっぱり向こうのほうが断然、上なのでやっぱり胸を借りるつもりで思い切ってやりました。
≫これで日本一に輝きました。
来年の世界選手権に向けてはいかがですか?≫世界選手権の代表になれるようにこれからも頑張りたいと思います。
≫今日、この大会の一番の収穫はどんなところでしょうか。
≫やっぱり決勝戦までこれたというところが一番の収穫だと思いますね。
≫しかも、そこで勝てました。
≫そうですね。
これも運がよかったのかなと思います。
≫大学生ですがこれで追われる立場になります。
その辺りはいかがですか?≫やっぱり自信を持って自分の剣道をやれば大丈夫だと思うのでこれからも頑張っていきたいと思います。
≫次の目標は?≫やっぱり全日本学生が控えているので。
団体戦で全員の力で優勝したいと思います。
≫おめでとうございました。
≫ありがとうございます。
≫優勝した竹ノ内選手でした。
≫国士舘大学の川添哲夫さん1971年以来の学生チャンピオンとなった竹ノ内のインタビューでした。
これが決勝1本目の面。
さらに2本目、國友が取り返しにいかなければいけないところ相手を引き込むようにして得意の出ばな面を決めていきました。
本人のインタビューにはこのあとの団体戦が学生の大会が今月ありますのでと。
その辺りも本当に学生らしいなと。
筑波大学OBの全日本でも活躍された方とも抱き合いましたね。
≫男子の監督ですかね。
≫学生チャンピオン竹ノ内佑也、誕生。
全日本選手権の歴史に新たな歴史を刻んだ大会となりました。
改めて竹ノ内、初優勝。
國友も初出場で2位ですしそれから畠中、西村も見事な剣道を見せたと思います。
≫ベテランというか畠中選手もまだ若いんですけどこの4名の若い力というのがぐっと上がってきたことは非常にこれからの日本の剣道界にとって楽しみだなというふうに思いますね。
≫20代の選手4人がベスト4位内に入ったというのはかつて石田さんが活躍していたころは六段以上という制限があったりしましてなかなか難しかったんですが。
ですから昭和50年代あるいは60年代の前半その辺りぐらい以来という若手がベスト4にそろうという形になりました。
ここ10年あまりの全日本選手権の優勝者をご覧いただいてますが久々の学生チャンピオンということもあって最も若い優勝者となった今年の竹ノ内佑也です。
改めて来年は世界選手権があるということでこれから代表に選ばれるように竹ノ内は頑張りたいというインタビューもあったんですが。
どうですか日本代表監督の立場からして今年のような若手が結果を出した全日本のよくとしに世界選手権があるというのは?≫非常に悩みますね。
この辺のところは。
≫代表選考という意味ですか。
≫でも、竹ノ内選手の場合は強化選手の中でも非常に有力視されている選手ですのでこの優勝で、ぐっと本人も近づけたんじゃないかなとは本人は多分思ってるんじゃないでしょうか。
≫そして何よりもこの全日本選手権をとった。
内村が、今大会は3回戦で敗れるという展開もありました。
この先どんな…。
あるいは竹ノ内中心の時代になっていくのかどうかというところも非常に楽しみになってきます。
≫いろいろな意味でこれからベテラン勢の巻き返し、来年また若手がそのまま世代交代するのかというところで非常に楽しみな大会だったと思います。
「第62回全日本剣道選手権」をお伝えしましたうわ〜寒そう!2014/11/03(月) 16:00〜17:30
NHK総合1・神戸
第62回全日本剣道選手権[字]

日本一を目指して64人の剣士が日本武道館に集結。去年3回目の優勝を果たした内村が悲願の連覇なるかに注目が集まります。解説:石田利也(日本代表監督)実況:太田雅英

詳細情報
番組内容
日本一を目指して全国の予選を勝ち抜いた64人の剣士が日本武道館に集結します。去年3回目の優勝を果たした内村良一(錬士6段・東京)が悲願の連覇を達成するかに注目が集まります。解説:石田利也(日本代表監督)、実況:太田雅英アナウンサー [延伸のとき以降の番組に変更あり]
出演者
【解説】石田利也,【アナウンサー】太田雅英

ジャンル :
スポーツ – 相撲・格闘技
スポーツ – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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