リッチマン、プアウーマンinニューヨーク 2014.11.03

汁も振る舞われました。

(英語)
(徹)今ここから見えている全てのハードディスクを買いたい。
あれ?通じてない?音声認識は完璧のはずだが。
今ここから見えている全てのハードディスクを買いたい。
ハハッ。
チッ。
何だよ。
(山上)ニューヨークにいる!?
(宮前)えっ!?
(小川)えっ!?
(山上)その後ボストン!?
(社員)山上さん。
これこれ。
(社員)あら。
(山上)みんな怒ってるよ。
直行便で帰れば間に合いますよ。
チームの人間たちに分かってもらうためだ。
(指を鳴らす音)
(社員)《えっ?》《今のパーソナルファイルはつまらなくないか?》
(一同)《えっ?いや》
(小川)《あの。
それはどういう?》《住民票や年金記録医療情報。
そんなオフィシャルな情報だけで君という人間が分かるか?》《中沢君》
(中沢)《あっ。
いえ》《本当にパーソナルな情報とはもっとごちゃごちゃしたものだ》《両親が撮ってくれた写真。
子供のころに描いた絵》《好きだった音楽。
読んだ本。
仕事の成果》《恋人に送ったうっざいメール》《そういう他人からしたらどうでもいいがらくたが君という人間の記録じゃないか?》《今ばらばらに保管されている雑多なデータを1カ所に集めて人が一人生きてきた全ての記録を保管できるようにしたい》《パーソナルファイルにmystorage機能を付ける》《クラウドコンピューティングなんていうから難しくなるんだ》《自分だけの押し入れを作るとイメージすればいい》《そうだ。
プロジェクト名はoshi−ireにしよう》
(樋口)《パーソナルファイルは9割方完成しています》
(中沢)《それを思い付きで変えろっていうんですか?》《しょうがないだろ。
思い付いちゃったんだから》1平方インチ当たり1.5テラビット。
それなら1億2,000万人分の個人情報も狭いスペースで管理できる。
ヘイ。
1年後には同等クラスのハードディスクがばんばん出てきますよ?特に日本は圧縮や小型化ならお手のものだ。
(英語)
(男性)ハハハ。
(英語)
(男性)ハハハ。
(英語)
(男性)エクスキューズミー。
(千尋)ああ。
(英語)
(千尋)サンキュー。
(英語の会話)あっあっ。
ああ。
ああー!あ痛っ。
サンキュー。
(運転手)オー。
OK。
(運転手)オー。
OK。
サンキュー。
プリーズ。
あれ?この辺いるはずなのに。
(呼び出し音)時間ないのは私も一緒なのに。
あっ。
もしも…。
(英語のアナウンス)もう会うのやめます?どうします?いや。
ネットを介して情報やデータを同時に共有するのと実際に会うのでは実は会って話した方が圧倒的に理解が早い。
残念ながら現時点では会うという行動以上に有効なコミュニケーション手段はないな。
荷物。
あっ。
ぶらぶらしましょうちょっとだけ。
うわ。
うわうわうわうわ。
うわー。
すごい。
何か一人で来るときと全然違う。
ウフフ。
うわー。
でかいな。
あーん。
あん。
黙ってるお前の横顔を見るのは新鮮でいいな。
ウフフフ。
そっちの出発は?7時です。
僕はこの後ボストンで約束がある。
そっか。
でもいいや。
悔しいけど仕事してる日向さんが一番カッコイイ。
だからいいです。
今度は時間止めておけるアプリ作ってくださいね。
これで大丈夫かな。
(女性)ありがとうございます。
(女性)あっ。
じゃあ乾杯しよう。
(一同)あっ。
そうだね。
ウフフ。
(女性)では新作アプリキキカレの完成とリリース初日ダウンロード数100万突破を祝しまして乾杯。
(一同)乾杯。
キャー!キャー!ブッ!ハハハ。
最近のバーチャルの質感はすごいな。
触ると温かい。
ハハハ。
へえー。
じゃああのお姉さま方もバーチャルなんですかね?ものすごいリアル。
これが居場所を教えてくれたの。
ITって便利ね。
プッ。
(一同)キャー!だいたい何で急に帰ってきたんだ?カーニバル休暇だって。
この1週間リオは仕事にならないから。
けっ。
のんきな会社だな。
お前。
うちは当てにするなよ。
分かってますよ。
ちゃんと泊まるとこ探します。
アプリの方がいいだろ。
あの。
うん?何かおかしくないですか?何が?えっ?だって。
あの。
よっ。
何か。
痛っ。
あ痛っ。
お前が布団だの毛布だの言うから出してやったんだぞ。
いや。
でも寝袋出してくると思わないし。
そっちソファ使ってるし。
何だ。
そういうことか。
じゃあお前こっち使え。
えっ?うわっうわっうわっ。
ああ。
いい。
ああー。
よいしょ。
うわっうわっうわっ。
うわー。
これで文句ないだろう。
あの。
何だ?それじゃあ体痛くない?慣れてる。
あの。
まだ何かあるのか?ここ開けてもらえませんか?うん?うーん。
背中でもかゆいのか?確かめたいの。
うん?手を伸ばしたら触れる距離にあなたがいるって。
確かめてみろ。
顔冷たい。
布団買えば?そうか?お前の頭はあったかいな。
おはよう。
ウフフ。
早く目が覚めちゃったから買い物行ってきちゃった。
これは?海外生活者の必需品ですよ。
一人に一炊飯器。
常識です。
あっ!?便利だ。
おそらく。
しかし何だ?この不必要に生活感を押し出してくる感じは。
あっ!?・
(鼻歌)あっ。
ベーコンも焼いちゃおっかな。
駄目だ!うん?うん?これは何だ?いや。
今またすぐ使うし。
駄目だ!えっ?こいつは均一に火が通るように厚さ50ミクロンでテフロン加工されてるんだ。
中はスクイズダイキャスト法という車のエンジンにも使用される技術を駆使して鋳造されてるんだ。
それがこんなところにこんなもんがこびりついててみろ?本領を発揮できないだろう?かわいそうだ!ああ。
分かりました分かりました。
すぐ洗います。
そうだ。
うん。
ああ。
何?それでこいつは生産時にシリアルナンバーが入れられてる。
見ろ。
うん?1番だ。
それから…。
ここだ!1mmとしてずらすな!うーん。
ああー!その炊飯器は置くな!カッコ悪い!あと…。
はい。
これは何だ?タオルです。
僕はタオルが掛けっ放しになってるのが大嫌いだ!えっ?何で?タオルは取って使ってぽい。
こうだ!でも掛かってる方が絶対便利ですよ?手を洗って顔を洗ってすぐ拭ける。
わあ。
便利。
ぬれたものがそこに放置されるじゃないか。
別に汚くないですよ。
だからこれがどこの家にも付いてるんじゃないですか。
えっ?じゃあこの棒の立場は?あのフライパンには本領を発揮させてあげるのにこのタオル掛けには仕事すらさせてあげないんですか?えっ?かわいそう。
そもそもこの柄だけは認めないからな。
ださい!ださ過ぎる!はあ?うん!うん!ああ。
ちょっと。
のぞかないよ!せっかく。
(従業員)ありがとうございました。

(警備員)《はい。
確認してきます》《現場を確認してきます》
(伊東)《お疲れさまです》
(朝比奈)《お疲れさまです》《終了と》
(伊東)《ヒナっち》《40前でニート上がりなのに仕事早いっすね》《俺今日休みで。
彼女いたのに真夜中に呼び出しっすよ》《何かもうこんな仕事辞めてやろうかなって》
(伊東)《フッ。
あーあ。
ねえ?》
(伊東)《未来ってよくなりますかね?》《さあ》・
(猫の鳴き声)アズキちゃん。
いたいたいたいた。
アズキちゃん。
ほら。
ほい。
ほい。

(燿子)私にもくれない?慣れるとカワイイぞ。
やるか?
(燿子)猫アレルギーなの知ってるでしょ?フフッ。
ああ。
案外早く見つかったな。
(燿子)世の中には親切な人がいっぱいいるの。
フッ。
不思議だな。
実際会う人間はもう誰も俺のことなんか覚えちゃいないのにネットではいまだに有名人か。
帰ってくればいいじゃない。
お父さんもお母さんも会いたがってるのに。
何で?やってみるとな意外に楽でいいんだよこういう生活。
まあたまには遊びに来いよ。
じゃあな。
ハァ。
どういうことですか?
(社員)突然の変更で申し訳ないが決定です。
(社員)パーソナルファイルは専用端末のみで運用します。
各市町村の役場役所郵便局病院コンビニエンスストアにこのP−boxを設置します。
銀行のATMのイメージです。
自宅のパソコンでいつでも自由に自分の個人情報を引き出せる。
それがパーソナルファイルの魅力だったはずですが?
(社員)セキュリティーの問題がクリアになるのはいつかな?
(社員)早くて1年後かと。
スピードが問題なら半年後に上げてみせます。
(社員)専用端末を作ることに意味があるんですよ。
われわれは今業績不振が問題になっていてね。
全国に設置する機械を生産できれば相当な収益が見込めるし雇用も維持できる。
(社員)メンテナンスだけでも年間1,500億の売り上げです。
(社員)いいね。
手堅い公共事業で一刻も早く利益を回収しよう。
誰のために作ってるんですか!?
(社員)夏井さんって本社に戻ったらすぐ出世コースに乗っちゃうタイプですよ。
えー!そんな。

(燿子)いいかげんにしてよ!だから私が休みの日に何をしようが勝手でしょ?あれ?ああ。
ああ。
何?何でいんの?あっ。
あれ?お店辞めちゃったんですか?
(乃木)辞めてはいない。
ご無沙汰しております。
(燿子)お客さんが来たから帰っていただけます?それともランチ食べる?
(乃木)食べる。
(燿子)ここはバイトなの。
今の店は乃木さんの店だしオーナーの意向に左右されるでしょ。
本気で力を試したいと思うならやっぱり自分の店を持たないと。
だからお金ためなきゃいけないの。
(乃木)今の店やってけばいいんだ。
2人で。
(せきばらい)チクショー。
うまいな。
日向さんとは?久々に会えて楽しいんじゃない?ああ。
いや。
何かもうめんどくさいです。
それは全員の意見か?
(樋口)僕らはJIテックのP−boxに賛成です。
(中沢)個人のパソコンに対応するにはセキュリティー面でもまだまだ時間がかかるし。
だから?大変だから作らないのか?作り手の論理でユーザーが不便を強いられていいのか?
(社員)いや。
でも金出してるJIテックがP−boxにするって。
(社員)mystorage機能なんか付けたらますます完成が先になるし。
セキュリティーやmystorage機能はそんなに無理難題か?たとえそうだったとしても実現させる方法をひねり出してJIテックを説得しようとする人間は一人もいないのか?僕はそういう人間を一人だけ知ってるぞ。
朝比奈恒介という男だ。
そうだ。
いいこと思い付いた。
(山上)日向!どういうことだよ?・見たとおりだよ。
お前。
本人に何にも言わずに。
フッ。
言ったところでどうせお前はうんとは言わないんだ。
だったら先に発表しちゃった方が戻ってきやすいだろ?日向徹は常識人になったという噂あれガセだな。
相変わらず強引だよ。
いや。
こんな独断は久しぶりだ。
でも久しぶりにやったらやっぱ気持ちいいな。
また2人でやらないか?俺はNEXTINNOVATIONには戻れない。
だったら違う会社を始めればいい。
何を言ってる?大変だから作らない。
えっ?社員がそう言うんだ。
面白くないから嫌だと言うなら分かる。
でも大変だからやだって。
チッ。
何なんだ?誰もやらない。
できるはずがない。
それをやるのがNEXTINNOVATIONだろ?一度面白いと思えばできるまでやる。
つらい。
寝たい。
休みたいなんて考えもしない。
僕らがつくったのはそういう会社だろ?で捨てるのか?NEXTINNOVATIONを。
いいじゃないか。
それも僕らしい。
また始めよう。
何だったらこのぼろアパートから。
お前と2人なら僕はやりたいことができる。
お前もう一人でやれよ。
えっ?つまらないだろ。
俺と2人で会社つくったって。
同じことの繰り返しだ。
いいか?仕事のスピードもビジョンも違う人間が集まってくるのは成熟した企業なら当たり前だ。
NEXTINNOVATIONはそれほどでかくなったしでかくなったからこそできることがあるんだよ。
この先に。
それともお前。
見たことのない景色を見るのが怖いのか?うん?世界を変えてやるって本気で思ってたろ?金も人も社会的地位も何も持っちゃいないのに。
今のお前は金も人も社会的地位も持ってる。
世界を変えられる場所にいるんだよ!リアルに!だったらやれ。
楽な方にいかずに闘えよ。
あーあ。
また朝比奈に言われてやるのか。
分かった。
お前が戻ってきたいと思えるような闘い方をしてやるよ。
逃げて楽してんのはお前だろ?なっ?フッ。
買収!?えっ?どういうことですか?
(主任)発表はまだ先ですが決定したそうです。
S−tel製薬は来月アメリカのラングレンラボに買収されます。
今回急きょ帰国してもらったのはこのことをお伝えするためだったんです。
カーニバル休暇じゃなかったんだ。
ハァー。
アメリカか。
どうしよう?・
(ドアの開く音)あっ!ああああ。
おかえりなさい。
あっ。
徹夜?大丈夫ですか?大丈夫。
僕は今猛烈にやる気になってるんだ。
作業が楽しくて仕方ないぞ。
ほら。
やっぱり便利。
今僕は仕事のことを考えていて。
うわっ。
そんなに忙しくて安岡さんたちの結婚式行けるんですか?行くさ。
バカップルの耐え難いはしゃぎっぷりを見ても笑顔でいられるほど僕は大人になったと確かめられる。
あっあの。
私急に帰ってきたんで着ていく服がないんですけど。
買えばいい。
はい。
であの。
選んでくれちゃったりします?いや。
だって下手に服買って。
あの。
センスが悪いだの服の機能美損ねてるだのってごちゃごちゃ言われるの嫌ですから。
自分が身に着けるものを他人に選んでもらおうという考えが理解できない。
勝手に選べ。
僕は寝る。
違う。
こっちか。
どれもこれも七五三だ。
あの。
あの。
もうそこそこでいいですよ。
そこそこ似合ってればね。
これは路線を変えた方がいいのか?もういいですって。
あの。
日向さん寝てないですしね。
あえてこっちか?いや。
完璧とはいえないが悪くない。
それにしろ。
これ?何だ?そこそこでいいんだろう?いや。
何かこうつなぎって私っぽくなくないですか?あれ?ご自分の好みで選んじゃってます?選んでくれと言っておいて何だ?それがいい。
それにしろ。
これにする。
へえー。
もしもし?・
(めぐみ)どう?決めた?ああ。
はい。
私やっぱり日本に戻ります。
そばにいたい人がいるんです。
今ならこちらを辞めたとしても転職先が見つかると思いますので。
(中島)たかが1年やそこら勤めたぐらいですごい自信ですねぇ。
研究発表がうまくいったから?
(中島)あんなのただ数字を読み上げただけでしょう?あなた自分ができる研究者になったつもりでいたんですか?私何思い上がってたんだろ?・
(ドアの開く音)おかえりなさい。
着替えを取りに来た。
すぐ会社に戻る。
何か大変そうですね。
あっ。
そうそう。
そこの魚屋さんが最後だからってタラおまけしてくれちゃったんです。
あの。
例えばの話ですよ。
例え話。
あの。
私がこの先ずっと海外で仕事するって言ったらやっぱりさみしい?聞いてます?あのまあ。
例えばの話…。
そんなどうでもいい例え話に付き合ってる場合じゃないんだ。
少し黙っててくれ。
何?それ。
そっちがあからさまにピンチって顔してるからこっちは明るくしなきゃ…。
だとしたら逆効果だ。
余計いらいらする。
あら?そっちだけが大変とか思っちゃってます?こっちだって会社で色々あるんですから。
うちの会社だって…。
雇われてる人間が会社を語るな。
給料もらって働くやつはどうせ頭の中自分の利益と感情しかないんだ。
基本のんきでいられるんだから楽でいいじゃないか。
何?それ。
そんなふうに思ってんの?会社で働く人のことそんなふうに見下してるの?見下してはいない!ただ猛烈に嘆いているんだ。
そのバカさ加減を。
甘やかすとすぐ楽な方にいく。
簡単にできる方だけ選んで挑戦しない。
そのくせちょっと成果を上げたら自分をできる人間になったと勘違いする!みんなやっとの思いで就職してこつこつ頑張ってるんです。
それを会社の事情で急にひっくり返されたら…。
たとえひっくり返されたとしても従うのが当然だ。
仕事と金をもらう代わりに指示に従うのが無能な人間の義務だろう!無能?信頼してる人に裏切られて少しは成長して変わったって思ったのに。
あなた何にも変わってない!もういい。
分かった。
頼むから一人にしてくれ。
ここは僕の家だ。
ずっとそう思ってた?私がここにいるのずっと嫌だったんだ?日向さんは家でも職場でも全部自分の思いどおりにならないと気が済まないですもんね。
ああそうだ!僕は誰かに自分のやることを乱されるのは我慢できない!でしょうね。
人と暮らすことに慣れてないですもんね。
フッ。
離れてる方がよかったな。
お前とはちょっと離れてるぐらいがちょうどよかった。
お前といると僕は僕らしくいられない。
アハハ。
分かりました。
ホントすいませんでした!快適な一人暮らしのお邪魔しちゃって。
アハハ。
誰かに洋服選んでもらうってすごいうれしいの!それが自分の思ってた以上に似合ってたらもっとうれしいの。
自分でも気付かなかった自分のいいところこの人は分かっててくれてたんだって思うから。
それで新しい自分を発見するから。
でも日向さんは人の意見なんか必要ないんでしょうね。
「自遊空間」あっ。
お財布ないんだった。
うーん。
何というか無防備だな。
(男性たち)ねえ?お姉さん。
何してんの?一人?
(男性)一人?カラオケ行かない?
(男性)行こうよマジで。
(男性たち)とおせんぼ。
はいはいはい。
はいはい。
ああー!ああ。
すいません。
連れなんで。
(男性)えっ?ああー!お待たせ。
あっ。
あっ。
朝比奈さん。
意外とこうあの。
何ていうか。
慣れてるっていうかしっくりきてるっていうか。
部屋がなかなか借りられなかったときに何日かお世話になったからね。
で日向さん一人でニューヨーク来たんだけどそのハードディスクの会社からは断られたみたいで。
うん。
そう。
でそのプロジェクト名がoshi−ireっていうんですって。
変でしょ?oshi−ire?oshi−ire。
ああ。
そうか。
うん?いや。
前に聞いたことがある。
僕の押し入れはずっと空っぽでなかなかいっぱいにならなかったって。
母親に置いていかれて子供のころの思い出の品が何もないからね。
私ひどいこと言っちゃった。
えっ?あなたは人と暮らすことに慣れてないなんて一番言っちゃいけないこと。
つい認めたくなくて。
うん?何を?私が日向さんの邪魔になってるってこと。
そんなことはないよ。
日向さん今すごく考えてる。
朝比奈さんを傷つけたときの自分には戻らない。
WonderWallで生まれ変わった自分も今はまた少し違う。
じゃあ次はどうなればいいんだって。
君は日向徹はもっとすごい男になれると思ってるんだな。
俺はずっとあいつにそのままでいいって言い続けてきたけど。
日向徹はきっともっとすごくなります。
まあなっちゃうんですけどね知らないうちに。
これが。
(バイブレーターの音)あっ。
仕事の呼び出し。
いつも夜中でね。
ああ。
じゃあ私ここで大丈夫です。
いやいや。
駄目だよ。
ああ。
あっそうだ。
燿子のところに行けばいい。
ああ。
はい。
ねっ?はい。
朝比奈さんは?えっ?朝比奈さんは変わらないんですか?じゃあまた。
(アナウンサー)次のニュースです。
アメリカの大手製薬会社ラングレンラボが日本のS−tel製薬の買収を発表しました。
ラングレンラボはすでにS−tel製薬の7%以上の株式を保有していましたが来月には投資ファンドなどからS−tel製薬の…。
《こっちだって会社で色々あるんですから》《うちの会社だって…》《雇われてる人間が会社を語るな》
(呼び出し音)
(切る音)GPSは?
(電子音)オフ。
何やってんだ。
チッ。
あの意地っ張りめ!チッ。
うーん。
ああー。
はい。

(安岡)おはようございます。
ついに来ました。
本日ついに結婚式です。
分かってる。

(安岡)昨日は帰れました?スピーチお願いしてるの忘れてませんよね?ああ。
ただ…。
まだ何を言うか決めてない。

(安岡)感動的なやつお願いしますね。

(通話の切れる音)ハァ。
フゥー。
《あなた何にも変わってない!》チッ。
何だ?ちゃんと考えてる。

(安岡)違うんです。
社長。
JIテックが…。

(安岡)結婚式なんかやってる場合じゃないかも。
こっちはいいからお前は予定どおり式を挙げてちゃんとみんなに祝ってもらえ。
ああー!もう何でないんだ?
(一同)いくよ!安岡!
(燿子)えっ?今日たつの?ボストンに?はい。
(燿子)あれから話せてないんでしょ?日向さんと。
今日来ると思ったんで。
(燿子)来たら話しなよ。
はい。
自信持って。
今日すごい奇麗。
パーソナルファイルはJIテックの再建に利用してください。
しかし利用するからには目先の金に踊らされないでください。
P−boxを郵便局や銀行のATMとほぼ同数の10万台全国に設置したとします。
1台の実利益が50万円で500億の利益が一度は入る。
でもその先は?メンテナンスを請け負って年間1,500億円。
ハハッ。
たったそれだけ?
(社員)安定した利益になる。
ええ。
みんながちゃんと使い続けてくれればね。
人々は今この手にある端末で全てのことをこなしたいと思うんです。
パソコンですら消えようとしているこの時代に。
ハッ。
ATMですか?
(社員)じゃあパソコンも駄目じゃないか。
そうです。
気付いてよかった。
これで僕らは本当に必要なものを作ることができます。
パーソナルファイルはスマホやタブレット個人が使用する端末全てに対応させます。
(社員)全てって。
全メーカーが出してる端末全部っつったら100種類は超えるぞ。
パソコン一つですら大変なのに。
(社員)それじゃあJIテックを再建するどころか首を絞めることになるじゃないか。
パーソナルファイルをオープンソース化すればいいんです。
われわれが作ったプログラムのソースコードを全メーカーソフトウエア会社通信事業会社に全て無償で公開します。
機種対応はそれぞれにやってもらえばいいんです。
みんなでやればあっという間にセキュリティー問題も解決だ。
(社員)うちが開発した機能を競合他社がそう簡単に受け入れるはずがない。
自信を持ってください。
われわれが完成させたのは最高に洗練されたシステムですよ。
住民票や年金記録医療情報が自分の手元の端末から引き出せるなんて今までなかった。
でもこれからはそれが普通になるんです。
メール機能のない携帯端末なんて今存在しないでしょう。
パーソナルファイルのないデバイスは今後商品として成立しない。
われわれが作っているのはそういう機能なんです。
(社員)しかしライバル会社に協力を仰ぐなんて。
こんな大掛かりなプロジェクトは前例がない。
ああー!?前例がない。
前例がない。
前例がない。
あれ?おかしいな。
JIテックは前例がないことをやり続けて世界のトップ企業になったんじゃないですか?僕は先日アメリカの技術者から日本などもはや脅威でも何でもないと言われた。
猛烈に腹が立った。
あなた方はどうですか?日本の技術革新をリードしてきたJIテックだからできることがあるんです。
あなた方の影響力は今も絶大で悔しいけどNEXTINNOVATIONが何かを始めようとするのとは訳が違うんです。
JIテックが変わればこの国が変わるんです。
(宇田川)日向社長がおっしゃることを聞いてると何でもできそうな気になるから不思議だ。
(宇田川)いいかもしれない。
早速各家電メーカーに打診してみましょう。
エンジニアから何か話は?個人認証に開発の余地があるはずです。
僕らにはまだまだ余力がある。
絞りだしましょうアイデアを。
(社員)なるほど。
mystorage機能搭載を見込んで作るんならやはり大容量のハードディスクを押さえないと。
(社員)ニューヨークの工場とは?もう一度交渉します。
(社員)オープンソース化するんだったらライセンスは?書き換えたソースを提出させましょう。
これは俺もやらなきゃ駄目かな。
(社員)プログラミング言語は汎用性が高いものがいいですね。
(社員)ちょっとすいません。
(山上)遅くなりました。
(細木)パーソナルファイルは?
(山上)P−boxは却下だ。
(細木)よし。
(山上)しかも驚くな。
パーソナルファイルはもっとすごいものになる。
(小川・細木)えっ!?また何か始めるんですか?日向社長。
(山上)まったく。
あいつの進化のスピードにはついていけないよ。
ハハハ。
おいちょっと。
ワインくれよ。
夏井さん。
どうですか?いいじゃないですか。
(安岡)皆さま。
日向社長到着されました。
(拍手)ここか。
何?私の隣じゃ不満ですか!お前のその酒癖はどうにかならんのか?
(細木)ああー。
そろそろ私たち出番じゃない?
(小川)そうよね。
(細木)ほら。
スタンバイスタンバイ。
(安岡)さて続いての演目は最後になります。
えー。
NEXTINNOVATIONの皆さま。
準備の方よろしくお願いいたします。
(拍手)・『ヘビーローテーション』買収の話迷ってるんだったら相談すればよかったじゃないか。
社外秘だもん。
言えないですよ。
察してよそっちが。
こっちが?察しなくちゃいけないのか?だって一緒にいたらな…何か感じるでしょ。
「何か違うな?」とか。
「いつもと違うな。
何かあったのかな?」って。
ねえ。
感じなかった。
ハァ。
やっぱり。
(歓声)幸せそうだなぁ。
うん。
お前僕らがああいうふうになれると思うか?私と日向さんが?ああ。
アハハ!ないない。
ないないない。
あの日向徹絶対リアリティーない。
お前の頭の中で僕はどうなってるんだ?ハハハ!
(せき)想像できるだけいいな。
ハハハ。
いや。
今日は会えてよかった。
アハハ。
私もあのままじゃちょっとボストンも行きづらかったですしね。
悪かった。
いえ。
私もひどいこと言っちゃって。
いや。
事実だ。
僕は人と暮らすことに慣れていない。
ハハッ。
いや。
私もそばにいるとちょっとうるさいですよね。
私も自分で分かってるんです。
うん。
たいてい一言多いな。
おお!?えっ?ちょっと。
どうも僕らはお互いの痛いところを突き過ぎる。
お互いの弱点よく分かってるんですよ。
最悪の状況サバイバルしてきたから。
うん。
お前とは一緒に闘ってる感じだったな。
ハハッ。
バディって感じ?それか戦友?うん。
いいコンビだった。
(一同)ケーキ!ケーキ!ケーキ!チュウもして。
(リサ)ミッチー。
あーん。
(安岡)あーん。
おいしい?
(安岡)うん。
ああはなれないが。
ですね。
今日は意見が合うな。
(安岡)日向社長。
写真撮りましょう。
同じことを考えているとしたら僕らは意外と気が合うのかもしれないな。
ええ。
意外と。
(安岡)ダブル社長と。
(リサ)ダブル社長夫人。
(リサ・安岡)なんちゃって。
(小川)なんちゃってじゃないよ。
この幸せ者。
今かな?はい。
(男性)では参りますよ。
はいチーズ。
(シャッター音)別れよう。
(安岡)じゃあ次はあっちで撮りましょう。
ねっ。
今ならまださほど痛手は残らない。
ですね。
考えてみたらデートなんてしたことないですし。
2人の思い出なんてないですもんね。
そもそもそういうのとは違ったんだ僕らは。
別れるとかっていう実感もないですもんね。
新しい生活を始めるなら自由な方がいいだろ?GPSで追われたらボーイフレンドとも会いづらいですしね。
じゃあ電話もなしだな。
邪魔しちゃいけない。
メールも。
いや。
しないですよね。
用事ないですもん。
終わりですか?終わりだな。
似合ってる。
うん?似合ってる。
ハハハ。
ありがとう。
これでもう一人前の女だな。
仕事に対するスタンスは人それぞれだ。
人生の時間は限られている。
何にどう使うかは個人の自由で家族や恋人と過ごす時間を削って過酷な労働に費やせとは今は言えない。
でもここは違うと僕は思いたい。
NEXTINNOVATIONは物を作りたい人間の集団だと僕は思いたい。
一度も見たことがない面白いものを作って人々を驚かせたい。
世界を変えたい。
それが僕らの目的だ。
そのための意見なら僕はいくらでも聞く。
反論も受け入れる。
でも困難なことはやりたくない。
ハードワークは嫌だ。
仕事は楽しく。
君らがそういう考えならここは違う。
悪いがNEXTINNOVATIONからは去ってくれ。
WonderWallからも去ってくれ。
なんてね。
もう一度考え直そう。
ここは面白い職場だよ。
ああそうだ。
もう一つ。
君たちが作ったパーソナルファイルはパソコン携帯スマホタブレット今存在する全てのデバイスに搭載される。
(一同)えっ?そして今後開発される携帯端末は全てパーソナルファイルを持って生まれてくる。
(一同)すごい。
全部ですよ?
(樋口)全メーカーが僕らが作ったものを使うんですか?そうだ。
しかし各社に機種対応を任せるから一斉に開発競争が始まるなぁ。
どんどん新しい機能を生みだして付けていかないとあっという間に先を越されるぞ。
うーん。
そうだ。
選挙とかネット投票ができる機能なんか付いてたらいいんじゃないか?また寝れないな?
(社員)ああー。
《お前が戻ってきたいと思えるような闘い方をしてやるよ》《朝比奈さんは変わらないんですか?》
(伊東)お疲れ。
ヒナっち。
今日も完璧。
いやー。
俺あなたがパートナーでホント助かるわ。
フッ。
ハハハ。
アハハハ。
(伊東)どうしたんすか?伊東ちゃん。
パートナーというのは常に同じレベルで仕事しなきゃ駄目なんだよ。
(伊東)俺が駄目だっていうんですか?いや。
俺がだよ。
俺が。
よくなるよ。
えっ?
(指を鳴らす音)未来はよくなる。
フフッ。
話も聞かずに無理だなんてことがあるか。
(男性)フッ。
この話はなしだ。
そんな技術がなぜ埋もれてるんだ?そこのエンジニアたちは新し物好きで商品にならない特許ばかり取って赤字の温床なんだ。
それで案の定リストラの対象になった。
でも彼らたちは必ず面白いものを作る。
ハードワークさえもいとわない変人の集団なんだよ。
いいなそれ。
実用化の可能性はあんのか?うん。
ある。
熱アシスト記録の制御プログラムを構築すればまあできる。
じゃあそのチームを買えばいい。
うん?日向徹のサインが必要なんだ。
待てよ?ということは近い将来工場が必要になるな。
オールライト。
じゃあここを買い取るか。
メード・イン・ジャパンはこれから巻き返す。
(英語)ハハハハ。
エクスキューズミー。
メード・イン・ジャパンウィルビーバック。
シーユーアゲイン。
(男性)ヘイ。
ヘイ!JIテックとの提携はそもそも俺が描いた絵だ。
業績不振の元凶も金に化けそうなセクションも向こうのお偉方より把握してる。
ほら。
これが設計図だ。
お前いつの間にこんなことを?山上さんが一緒に動いてくれてね。
何だ。
お前を戻すと言ったらあんなに反対してたのに。
そもそもあの人はお前より俺のここ信用してるんだよ。
ハハッ。
リストラ部門をうちが買えば多少はJIテックも救える。
ビジネスはお互いにとってメリットがないと成立しない。
基本だろ?しかし在庫を抱えないソフトウェアでやってくのがうちの勝ちパターンのはずだが?やりたいことは日々変わる。
変わっていくことを楽しもう。
そうだ。
見たことのない景色を見よう。
しかしさっきのお前。
キャラ変えたのか?ふてぶてしく生きることにしたんだよ。
どうだ?新しい俺は。
悪くない。
食べた。
よし。
午後も頑張るぞ。
(従業員)頑張る?うん。
(従業員)グッドラック。
フフフ。
頑張る。
(メールの着信音)うん。
安岡さん?
(メールの着信音)あら。
(メールの着信音)うん?フフフ。
安岡さん顔にやけ過ぎ。
(メールの着信音)えっ?
(メールの着信音)
(メールの着信音)じゃあ俺は先に帰る。
ボストンのウォルターズCTOには会えそうなのか?ああ。
今回は約束を取り付けてる。
ボストンか。
夏井さんの会社あるよな?だから何だ?会わないのか?
(メールの着信音)何で?みんなよってたかって。
(メールの着信音)山上さんも?何で私ばっかり。
(メールの着信音)リサさんまで!?うん?違う。
(メールの着信音)何?これ。
「えー。
山岡君。
リサさん。
あっ。
安岡だった」「ごめん。
ちょっと。
もう1回もう1回もう1回」「安岡君。
リサさん。
よし」「えー。
ご…。
ちょっ。
口が回らねえ。
ハハハ」「ちょっ。
ご結婚」何回やるの?この人。
「安岡君。
リ…リサさん。
ご結婚おめでとうございます」「しかしホントにめでたいのか?」・
(安岡)「お祝い。
お祝いの席ですよ」「何の関係もない赤の他人のしかも男と女が四六時中一緒にいてうまくやっていく」「そんなこと果たして可能だろうか?」「いや。
不可能だ」・
(安岡)「ちょっと」「ストップストップ」「うるさい!」「僕は今自分の経験に基づいた心理で語っているんだ」「チッ。
あいつは余計なことばっかりするし何の吟味もするでもなくださいものを家に持ち込むし」悪かったわね。
「僕が少し不機嫌だと2倍キレてくるし」そうだった?「それに僕が本当に言われたくないことを何のちゅうちょもなく言ってくる」「だから」「だからこっちも遠慮なく言っていいと思ってしまう」「あいつなら言ってもいい。
許される」「そうやって甘えて。
僕は…」「僕はお前を傷つける」「だから…」「お前は僕のそばにいない方がいい」「ああー!何か違った。
ああ。
駄目だ」「おい!安岡!何で普通に聞いてるんだ!?」「止めろ!」バカ。
(メールの着信音)ううー。
こんなのいまさら見たって。

(研究員)マコ。
あっ。
ソーリー。
朝比奈さん?もしもし?・徹は今ボストンのメイダン・ウォルターズっていうベンチャー企業にいる。
急いで。
もう。
何で?何で?みんな。
・みんな思ってるんだよ。
日向徹には君しかいない。
あの人は私を必要としていません!・徹言ったんだ。
《今の僕を気に入ってるんだ》《あいつが変えてくれたから》まだ少し時間があるな。
ボストンか。
どっかにはいるんだろう。
どうせどこにいたってがちゃがちゃしてるんだ。
・ハァハァ。
・あっあっあっ。
フフフ。
ウフフ。
・あれ?ハァ。
幻覚だな。
あっ。
エクスキューズミー。
ドゥユーノウホエアザメイダン・ウォルターズ?・
(女性)ソーリー。
・メイダン・ウォルターズ。
(男性)オー。
ゴーダウンステア。
ステア。
(英語)レフト?あっあっ。
サンキュー。
サンキューソーマッチ。
痛い。
痛い。
(せきばらい)
(せきばらい)あっ。
どうした?っていうか何でいるんだ?GPSたまたま見てて。
GPSは切ってる。
あっ。
アハハ。
アハハ。
私の何かがこう反応したんですかね。
不思議。
おかしいです…。
ハァー。
言いたいことがあったんです!だから来たんです!何だ?違ったって何ですか?僕らは違ったって。
えっ?だいたい一緒に闘ってる感じって。
そりゃた…確かに私たちそんな感じだったかもしれないけど。
でもだったらそばにいろとか言わないでください。
そっちが好きって言ったんでしょう?それはお前が言わせたんだろう。
じゃあ本心じゃなかったってことですか?最悪。
日向さん最悪です!何なんだ?お前は。
わざわざそんなこと言いに来たのか?文句があるなら電話でもメールでもすればいいじゃないか。
あら?電話もメールもしないって約束しましたよね?ああ。
だから来るしかなかったんです。
そうか。
じゃあ言うだけ言ったんだ。
もう用は済んだな。
ああ。
済みましたね。
フッ。
あっあっ。
そうですね。
じゃあさよなら。
待て!何ですか?こっちの用が済んでない。
何か?な…。
なっなっなっ。
何ですか?言いたいことがあるなら言えばいいじゃないですか!もういい。
えっ?ちょっ。
どうぞ?遠慮しないで。
今言わないともう言う機会ないですよ?いい。
僕の用は済んだ。
はっ?僕はお前の顔が見たかった。
見れた。
だからもういい。
行け。
行けって。
行けるわけないでしょう。
私だってあなたの顔見たかった。
声が聞きたかった。
あなたのことばっかり思い出す。
思い出なんて大してないと思ったけど思い出ばっかだし。
いいことばっかじゃない。
バカとかうるさいとかそんなんばっかだし。
せっかく一緒にいてもフライパンの使い方が気に入らないとかタオルがださいとか小じゅうとかって感じだし。
ちゃんと向き合おうとするとケンカしちゃうし。
2人で楽しかった思い出なんて全然ない。
でも。
でも私…。
ケンカするなら相手はやっぱりあなたがいい。
私頑張って変わるから。
フライパンもちゃんと洗うしださいタオルも持ち込まない。
でも完璧にはできないから。
だから。
だから日向さんも変わってくれませんか?あっ。
そうよね。
あなたは変われないよね。
まだ何も言ってない。
言わなくても分かります。
あなたが人に合わせるなんて無理。
無理!無理無理無理。
そうか。
お前は僕をそんな人間だと思ってるのか?お前といると僕らしくいられないって言ったの誰よ?確かに言った。
でもそんなやつはくそだな。
えっ?自分らしくいたいというのはつまり過去の自分を甘やかして楽をしている。
そう。
臆病者の考えだ。
えっ?えっ?しかし人間は突如として勇敢になることもある。
えっ?えっ?ちょっと待って。
えっ?何?分からないか。
要するに…。
好きならいいんだ。
自分を変えることなんて簡単だ。
僕を何だと思ってる?いいか?僕は…。
お前のためなら変われる。
えっ?じゃあ今変わったとこ1個見せて。
何だ?えっと。
名前で呼んで。
無理。
えっ?飛行機の時間だ。
じゃあな。
ええーっ!何で?ちょっ。
あっ。
えっ?どうも。
(メールの着信音)早速か。
これは結構めんどくさいぞ。
チッ。
ごちゃごちゃしたものばかりになりそうだな。

(シャッター音)よっ。
ああー。
「iPS細胞由来網膜色素上皮細胞移植による加齢黄斑変性治療の開発。
って聞いてる?」聞いてる。
「あっ。
ねえ?今そこのパソコンいじったでしょ?」「ほら。
今ヘッドホンしようとした」ああ。
うるさい。
めんどくさい。
もう切るぞ。
「えっ?ちょっと」・勝手に切らないでよ!おかえり。
ただいま。
キャー!どうぞ。
はい。
さっさと入れ。
一つ言っておく。
タオル掛けにタオルを掛けるのは許す。
あっ。
ただしクマ柄は駄目だ。
えっ?何で?当然だ。
これ以上侵食されたらかなわない。
いやー!投げないでよ。
真琴のはそれだ。
あっあっあっ。
何だ?今。
今真琴って。
真琴だろ?もう1回。
バカップルか?うん。
真琴。
徹。
ウフフ。
もう1回。
ああー。
キャー!2014/11/03(月) 14:57〜16:48
関西テレビ1
リッチマン、プアウーマンinニューヨーク[再][字]

あのラブストーリーが帰ってくる!遠く離れ離れになってしまった二人がニューヨークで再会。

詳細情報
出演者
小栗旬 
石原さとみ 
相武紗季
 ● 
浅利陽介 
中村靖日 
八木のぞみ 
舞川あいく 
野村麻純 
古川雄輝 
丸山智己 
中原丈雄 
佐野史郎
 ● 
井浦新 

ほか
番組内容
 冬のニューヨーク。Next Innovation社長、日向徹(小栗旬)は、パーソナルファイル管理システムに必要なHDDを調達するため、海外にある工場を視察していた。タブレットPCで同時通訳しながら責任者と話す徹。ここにある全てのHDDを買いたい、と話すが、責任者には冗談としか思われない。
 一方、エステル製薬で働く夏井真琴(石原さとみ)は、新薬開発プロジェクトの発表会で登壇していた。堂々とプレゼ
番組内容2
ンを終えた真琴は、すぐにタクシーに乗り込み、徹との待ち合わせ場所タイムズスクエアへと向かう。目的地に到着した真琴は、早く逢いたい徹が見当たらずイライラする。そこに背後から声がして・・・。
 ある早朝。オフィス街のコンビニから出てくる男がいた。男のネームカードには朝比奈恒介(井浦新)の名前。出所した朝比奈はサーバー保守点検を請け負う会社で働いていたのだった。帰宅した朝比奈が、自宅アパート前で野良猫を
番組内容3
かまっていると、妹・燿子(相武紗季)がやってきた。
 ある日、勤務先のブラジルでリオのカーニバルがあり1週間休暇になった真琴が帰国してくる。真琴は久々にNext Innovationを訪れて、安岡倫哉(浅利陽介)、小川智史(中村靖日)、立石リサ(舞川あいく)ら、懐かしい面々に再会。その後、滞在中の宿を探すから、と早々に帰ろうとするが、周囲の人たちからの勧めもあり、徹の家に泊まることになるが・・・。
スタッフ
【脚本】
安達奈緒子 

【プロデュース】
増本淳 
関口大輔 

【演出】
西浦正記 

【音楽】
林ゆうき 

【主題歌】
「ヒカリヘ」miwa(ソニー・ミュージックレコーズ) 

【制作】
フジテレビドラマ制作センター

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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