(片岡)明日の決勝のスタメンは以上だ。
(みんな)はい!
(片岡)先発は降谷。
2番手は丹波。
川上と沢村は状況を見ながら肩を作っておいてくれ。
(栄純)この私必ずや期待に応え…。
(片岡)解散。
(みんな)はい!
(白州)先発は降谷か。
決勝とはいえ先発4試合経験してるからな。
(樋笠)リリーフよりは安心して任せられるんだろ。
《坂井:ススタメン落ち…》坂井。
代打に守備固め…後半お前を使うときが必ず来る。
準備を怠るなよ。
は…はい!頑張れよカド!
(門田)ああ。
《御幸:明日の試合難しくなるのは継投のタイミング。
降谷の立ち上がりに丹波さんの状態…。
この2人が試合を作ってくれないと勝負が決まってしまう。
ましてや相手は…。
文字どおり明日は総力戦。
ベンチを含め全員で戦い抜くしかない…》
(クリス)今のセットポジションもう一度見せてくれ。
(金丸)あ…はい。
(3人)こうっすか?
(槙原)違う!こうだ恥を捨てろ!
(貴子)うふふ…。
〜
(丹波)よし!必勝祈願。
(川上)剃るんだ。
(白州)剃るんだね…。
(降谷)あっ違う…。
伊佐敷先輩はグレープ味だよ。
バカ早く言えよ!どうすんだよこのコーラ。
だいたい明日の先発がパシリしてんじゃねえよ!しかも自分から進んで…。
俺がピシッと言ってやろうか?買ってきましたよ飲み物。
あっ…。
あ〜っそれ俺のケータイ!なに勝手に見てんすか!?
(伊佐敷)バカ野郎!後輩の言動チェックして何が悪い!なんで鬼ギレ!?
(結城)倉持がなお前の彼女がどうも気になるらしい。
(倉持)哲さん!だから彼女じゃないって何度も言ってんでしょうが!
(倉持)ほおいいのか?メールで確認とっても。
(伊佐敷)よしケータイ貸せ。
とりあえず男前な先輩の写メ彼女に送ってやろう。
はぁ!?いくぞ!
(シャッター音)明日若菜は来んのか?
(倉持)若菜はもう寝たかな?
(伊佐敷)若菜っていい名前だな。
若菜って言いてえだけだろ!
(前園)は〜。
行くぞ!哲さん俺たちのフォーム見てくださ…。
誰にタメ口きいてんだ!てめえ沢村!なに先輩たちと仲よくしてんだよ俺たちですら緊張すんのに!これが仲よくしてるように…。
(シャッター音)
(前園)だいたい先輩たちは1年に甘いんですよ!俺たちには厳しいくせに。
(伊佐敷)なに怒ってんだゾノ。
(前園)怒ってないですよ!
(伊佐敷)あ?怒ってんじゃねえか!なんだコラ!
(シャッター音)もう勘弁してくださいよ。
(シャッター音)うむよし。
(シャッター音)
(伊佐敷)そういやてめえ東さんにぶつけたんだってな。
いやあれは運悪く…。
(御幸)あの皆さんそろそろ自分の部屋に戻ってくれません?
(シャッター音)
(林田)いよいよ明日…。
長い1日になりそうですね国友監督。
毎年注目を浴びて何かとプレッシャーもおありでしょう。
甲子園が決まれば周りがもっと騒がしくなるでしょうがまたこうして2人で静かに祝杯でもあげましょうや。
あの子たちならきっと監督の期待に応えてくれます。
〜ん?
(ドアの開く音)
(太田)やはりここにいらっしゃいましたか。
(礼)監督そろそろ休まれたほうが。
(片岡)明日の試合うちが勝つ確率はどれくらいだと思う?
(太田)え?五分と考えるのは相手を甘く見すぎか?
(太田)そんなことは…うちの選手ならきっと!そうですね。
正直64でこちらの分が悪いと思います。
もちろん期待はしていますがあの成宮君から何点も取るのはうちの打線でも厳しいでしょう。
カギとなるのはうちの投手陣。
稲実打線を何点に抑えられるかですね。
《こちらの分が悪い…》
(礼)降谷君が5回まで投げ抜いてくれて残り4回を丹波君が締める。
これが継投のリスクを冒さず戦える理想的なかたちだと思います。
もちろん川上君沢村君の力が必要になるときも来ると思いますが…。
《降谷と丹波で9イニング。
確かにそれができれば理想的だが…》
(片岡)あとは勝利の女神がどちらにほほえむか。
ラッキーな勝ち方でも泥臭い勝利でもなんでもいい。
俺はあいつらを甲子園に連れて行ってやりたい。
《か…監督!》《礼:届いてますよ監督の思いはあの子たちにもきっと…》西東京大会決勝戦は午後1時プレイボール。
なお本日は気温が高いため熱中症にならないよう水分をおとりになりご注意のうえご観戦ください。
それでは青道が先攻稲城が後攻でよろしいですね?決勝戦にふさわしいすばらしいゲームを期待しています。
(結城/原田)はい!行くぞ!
(みんな)おう!
(歓声)来たぞ!青道ナインだ!結城!青道!伊佐敷!丹波!哲さん!片岡さん!稲実最強!成宮!稲実最強!鳴!雅!カルロス!行くぞ甲子園!頼むぞ国友監督!今年も甲子園連れてってくれ!片岡!青道!稲実!青道!
(春市)すごいね観客の数が。
俺たちが勝つ!耳もとででけぇ声出すんじゃねえ!つい…。
(亮介)弱い犬ほどよく吠える。
気いつけろバカ野郎!降谷気温高いからって水分とりすぎるなよ。
体動かなくなるぞ。
《気合い十分って感じだな。
これが力みにつながんなきゃいいけど》
(吉沢)先発は降谷か…。
丹波を後ろに回したっていうことは薬師戦みたいに早め早めの継投でくるかもな。
(平井)あとはどういう順番でくるか…。
(原田)ゆうべはあまり眠れなかったみてえだな。
朝からあくびばっかだぞ。
(成宮)そう?《甲子園で敗れて以来たまにこうなる…。
あのときのことを思い出して眠れなくなってしまうんだ》大丈夫だよ。
そんな心配そうな顔しなくても。
どうやって潰してやろうか考えてたら興奮してきちゃってさ。
《一也これがお前が望んでいた戦いなんだろ?言ったよね後悔しても知らないよって》〜全国高校野球選手権大会西東京地区予選決勝夏本番を思わせるこの青空の下両ベンチから選手が出てきました。
夏2連覇を狙う去年の覇者稲城実業。
去年の雪辱を果たし6年ぶりの甲子園を目指す青道高校。
ともに全国に名の知れた名門同士この戦いを制するのはどちらのチームか?
(増子/山岡)いくぞ!!
(みんな)おう!しゃあ!一番乗りもらった!!勢いよく飛び出してきた両チームの選手たちにスタンドから大きな拍手が送られます。
ここまで勝ち上がってきたチームへの敬意とこれから行われる試合への期待。
礼!
(みんな)しゃあっす!果たしてどのような決勝戦となるのか?1回表守備につくのは稲城実業。
マウンドに上がるのはもちろんこの人今大会いまだ失点ゼロ2年生エース成宮鳴。
そしてその球を受けるのは主将で4番3年生の原田雅功。
スタメン9人中4人が2年生というのが今年の稲実の特徴です。
追い込まれるまで甘い球以外には手を出すな。
三振を恐れず自分の狙い球をしぼっていけ。
この気温だ球数を投げさせれば成宮といえど必ず失投は増えてくるぞ。
(結城)いくぞ!!
(みんな)しゃあ!!
(大和田)ここまで無失点の成宮君を青道がどう攻略するか。
それがこの試合のポイントになりそうですね。
(峰)ああ不動のエースがいる稲実に対してここまで継投で勝ち上がってきた青道。
互いの投手力が勝負のカギを握っているのは間違いない。
1回の表青道高校の攻撃は1番ショート倉持君。
《あれ?左打席?こいつってスイッチヒッターじゃなかったっけ?》《左ピッチャーのボールの軌道が見やすい右打席じゃなくあえて左打席に…》プレイ!《ふ〜ん少しでも1塁に近いほうを選んだわけね。
ってかセーフティ狙ってんのバレバレ》ボール!ありゃ。
《ボールだが際どい。
今のを見送るとなると狙いは他に?》《それでいい簡単にカウントを稼がせるな》《の野郎…するのかしねえのかはっきりしろ!》ボールフォア!しゃ〜!しねえのかよ!歩かせてどうすんだバカ!そうそれでいいんです倉持先輩!やればできる子なんですから。
(二宮)警戒しすぎたな。
(楊)塁に出すといちばんやっかいな打者だからな。
自信持って倉持先輩!《あとでしばく》2番セカンド小湊亮介君。
俊足ランナーを1塁に置いて好打者の2番。
青道はいろんな攻撃ができる。
成宮相手にノーアウトのランナー。
ここは無理せずに送りバントだろう。
《この野郎でけえリード取りやがって。
死ね》《原田:小湊ははじめからバントの構えここは確実に送ってくるだろうが…。
鳴にランナーを意識させヒッティングもありうる。
まだ初回バッター集中でいくぞ鳴》《ほんとめんどくさい。
こいつら》クリス:成宮はけん制があまりうまくないがクイックは速い。
タイミングを盗むのは難しいかもな。
《クイックか走れなくもないけど》倉持お前は塁に出たらいつもどおり次の塁を狙え。
慎重の中にも大胆を。
リスクを恐れては勝負には勝てんふぅ。
(山岡)スチール!まさかの初球単独スチール!なめるな!《自殺行為だせっかくのチャンスを》セーフ!ヒャッハー!盗塁成功!なんという俊足バッテリーが警戒するなか見事に盗塁を決めました!《白河:トップスピードはカルロスくらいか》なんて大胆な!アウトになっていたら大きなダメージですよ。
《初回から玉砕覚悟の大バクチ?いやこの攻撃的姿勢こそ青道野球。
決勝戦だろうと相手が稲実だろうと自分たちの野球を貫くつもりだ》ノーアウト2塁。
チッ。
やってくれる。
(歓声)セーフティ?
(鳴)ほとんど片手じゃんか!ヒャハ!鳴ファースト!わかってるって!アウト!しゃあランナー3塁!亮さんナイスバント!稲実初回いきなりランナー3塁のピンチ。
ここで迎えるは強力青道打線のクリーンナップ。
成宮まだ初回だぞ!落ち着こうぜ!しゃあ!純さん頼んます!3番センター伊佐敷君。
《まだエンジンがかかり切る前の成宮の立ち上がり。
青道としてはなんとしても1点欲しい場面だな》《片岡:狙い球をしぼって初球からいけ》内野は前進守備。
稲実ナインバックホームに備えます。
ヒャハハ!《うぜ…》《ゴロでも突っ込んでくる気満々だな。
スクイズに犠牲フライこの場面さすがに1点は覚悟しとかなきゃなんねえがここをしのげばうちに流れを持ってこられる。
わかってるな鳴。
こいつは初球からガンガン打ちにくる。
厳しく攻めるぞ》《純さんが右打ち得意なのは稲実バッテリーも頭に入ってるはず。
まずこないですよ外の甘い球は》《来い来い…来いおら!インコース来いおら!っしゃあ読みどおり!》スライダー!?ぐお〜!初球打ち上げてしまった!《あれだけ差し込まれてバット振り抜きやがった》セカンバック!内野前に出ている。
おもしろいところに打球が!落ちろ!ぶっ飛んでけらあ〜!あ〜落ちた!ウソ!?おお〜!セカンドとセンターのちょうど真ん中。
サードランナーの倉持打球が落ちたのを確認して今ホームイン!青道高校先制!
(日所)すげえな青道。
(長緒)この大会1点も許していないあの成宮からこんなにあっさりと先制点を…。
大きいですよこのタイムリーは。
ああ倉持君の盗塁がこの流れを呼んだな。
しゃ〜!しかも次のバッターは…。
4番ファースト結城君。
〜《カルロス:えらくあっさり先制されたな》《これまでの相手とは…》《まったく違うってことか》《まだ初回キレるなよ鳴》哲ブチかませ!ここで一気に…。
セーフ!っぶねぇ…。
《顔つきが変わった!?》《原田:バカ甘え!》マジかよど真ん中!4番に対して真っ向勝負。
《このバカが》ここは勝負でいいんですよね?当然だここで弱気になるような投手が稲実のエースナンバーを背負えるわけがない。
(峰)だがこれは強気というより…。
《鳴の奴ムキになってんじゃねえか。
この立ち上がりうちにとっては一気にたたみかけるチャンス!》2014/10/05(日) 08:30〜09:00
テレビ大阪1
ダイヤのA「決戦開始!」[字]
決勝戦前日、発表されるスターティングメンバー。甲子園まであと一勝…、青道ナインは胸の高鳴りを抑えきれずに最後の夜を過ごす…。そしてついに決勝戦の幕があがる!!
詳細情報
あらすじ
いよいよ明日は決勝戦!発表されるスターティングメンバー。そこに、3年生坂井の名前はなかった。呆然とする坂井に監督・片岡は檄を飛ばす。そして投手先発は降谷、2番手に丹波。川上と沢村にも肩を作るよう指示が出る。甲子園出場まであと一勝——青道ナインは胸の高鳴りを抑えきれずに最後の夜を過ごしていた。片岡監督もまた、普段は口にすることのない部員達への想いを言葉にする——そしてついに決勝戦が始まる!!
声の出演1
沢村栄純:逢坂良太、降谷暁:島