「和」に挑む〜温故知新が未来をつくる〜 2014.11.03

海外で日本の文化はどう受け止められているのかパリの街で聞きました。
長年受け継がれてきた和の文化も今に受け入れられなければ次の時代に伝えることはできません。
時にはそれを壊し…。
和を進化させ輝かせようと果敢に挑む人たちの姿に迫ります。
こんにちは。
番組ナビゲーターの草野満代です。
昨年ユネスコ無形文化遺産に和食が登録されるなど今和の文化が世界から注目を集めています。
そんななか日本の風土や伝統に育まれてきた和の文化を継承しながらそこに新たなアイデアや技術を組み合わせることで和の文化を進化させようとしている人たちがいます。
この番組では衣食住の各分野で新たな和の文化の創造に挑む人たちをご紹介します。
まずは衣食住の「住」。
革新的な日本の住まいづくりに挑む人たちをご覧ください。
9月末。
東京世田谷である住宅の建築が進んでいました。
珍しい箱のような外観。
いったいどんな家なのでしょうか?大手住宅メーカーとともにこの家を手がけているのは…。
和の持つ力に魅せられ新しい和を追求する世界的なデザイナーです。
橋本さんはインテリアに日本の伝統技術を大胆に取り入れてきました。
さまざまな職人さんと仕事をすることで手間をかけ素材を活かす本物の和のよさを伝えたいと考えています。
最近いろんな住宅があってあまり日本的な要素って取り込まれてないなっていうふうに思って。
今回はあえて都市空間のなかで本来持ってる日本の伝統的なよさとか美しさみたいなものが表現できるような住宅をつくってみたいな…。
ちょっと蔵みたいな形で。
なかなか都市空間のなかで全開放ってなると難しいんですね。
一見閉ざされてるように見えるんですけどだけど外ともつながっているし生活しながらも自然のよさみたいなものが思いっきり感じられるようなものにしたいっていうふうにして進めていったんですけど。
橋本さんと打ち合わせを始めたのは大手住宅メーカーの建築士チームの担当者…。
今回のこの家は新しい和の家をつくろうと建築のエキスパートたちが企画したもの。
橋本さんとともに本物の和の魅力を生みだそうとプロジェクトを進めてきました。
橋本さんがこだわったのは…。
今回はお風呂にもある伝統技術を導入する予定です。
一方建築士チームのこだわりは…。
できるだけ国産材を使おうという今回の和の家。
住む人が触れる床材には強さと高級感で評価の高い北海道産のナラ材が使われます。
また柱には強さと耐久性を持つ木材として古くから日本建築で使われてきた檜が使われます。
乾燥した檜材は組み合わせて集成材にします。
1本の木を使うより狂いが少なく強度や耐久性をより高めることができるのです。
7月半ばいよいよ新しい和に挑む家の建築が始まりました。
檜で作った集成材が組み立てられていきます。
実はここには…。
現在でも世界最大級を誇る木造建築です。
大仏を安置する広大な空間。
柱を見ると…。
いにしえの集成材です。
また柱の間に何本もの梁があります。
今回の新しい和の家が用いているのもまさにこの手法。
柱と梁で粘り強い構造をつくり大きな空間を生み出しています。
一方橋本さんと建築士チームは本物の和を作り出すため日本各地の…。
そこには確かな腕と新しいことに挑戦しようとする職人さんたちがいました。
これはまあ伝統的な花柄。
我々は十分日本の伝統工芸の技術は知ってるつもりなんですけど。
そういう人たちと仕事すればするほど新しいものの発見があるんですよね。
こちらの木で出来たライトはデザイナーの橋本夕紀夫さんが秋田の伝統工芸曲げわっぱの技術を活かしてデザインしたものです。
曲げわっぱというとすぐお弁当箱思い浮かべてしまうんですけれどもこうしたアイデアひとつで日本の伝統技術を用いて新たな和を生み出しているんですね。
続いては着物の復権を目指すデザイナーの挑戦に密着します。
続いては衣食住の「衣」。
そう着物です。
私も着物が大好きで最近よく着るんですけれども四季折々の季節をまとえる着物って本当にすてきだなと思っています。
新たなアイデアで着物作りに挑む気鋭の着物デザイナーに密着しました。
東京渋谷で行われたファッションショー。
既成概念にとらわれない斬新なデザインと色彩が施された着物が観客を魅了します。
舞台裏で着物の最終チェックをする男性。
彼こそが新しい和に挑む…。
今回のコレクションに臨む上太郎さんに密着しその原点に迫りました。
ヨーロッパの有名ブランドが立ち並ぶ一角に上太郎さんの店絹磨があります。
5年前に和の発信拠点を目指しオープンしました。
店内には上太郎さんデザインの着物や和装品が並びます。
なぜこのような店を出したのでしょうか?せっかく小物を提案…ねえ。
この着物にこの帯にこの小物っていうてもなかなかそこまで100点満点の提案が作り手としてはなかなか…発信はしてるんだけどその提案が実際お客様の手もとでできないっていうジレンマがありまして。
きちっとやる…。
こちらが自信持って提案できるスタイルを提案できないと…。
伝統工芸の宝庫京都。
ここに上太郎さんの本拠地手描き友禅の着物を三代にわたって作り続けている工房があります。
のぞいてみると上太郎さんが着物のデザインを考えているところでした。
中央に置かれた机が上太郎さんの作業スペース。
ここから数々の作品が生まれています。
上太郎さんはまず柄の配置やデザインを小さい紙に描いたあと…。
原寸大の紙に書き写すという昔ながらの方法をとります。
現在取り組んでいるのは東京コレクションへの出品作品。
12年前から参加している東京コレクションですが今回初めての試みに挑みます。
それが同じく着物の革新に取り組んできた父三才さんとのコラボレーション。
父三才さんはコレクション形式での発表がこれで最後と公言。
つまり最初で最後の親子競演になります。
以前発注していた反物が届きました。
いつもこの段階でメンズレディースを決めるんですか?その後ある場所へと向かう上太郎さん。
ここですね。
やってきたのは…。
改装中の飲食店だといいます。
中に入ると…。
実はこの店の内装のデザインを上太郎さんが手がけているのです。
だから西陣織なんですけどこれは絹ではなくてポリエステルベースにしてあって…。
不燃のそういう認定というかそれもちゃんと受けて。
アートと構造物の間というか…。
工芸的な物づくりですけどもレギュレーションをあわせ持つようなそういう作り方…。
個室として使用される部屋も壁から天井までデザインが施されています。
着物にとどまらず家具デザインなども手がけているといいます。
数日後再び工房を訪れると前回制作途中だった振り袖の図案が進んでいました。
なかなか今までの着物の訪問着ですよ小紋ですよって枠にはまらない着物なので。
一応これ振り袖なんでね。
振り袖のわりには実はモチーフが柳と桜…。
下はねちょっと流水というかね。
そういう図案ですけど。
かたやこっちはね麻の葉。
この麻の葉もちょっとこう…。
二重に…二重の組織になっててこう。
破れ麻の葉っていうところどころがねこうちょっと食いちぎられたような…。
二重がさねしたような図案になってるんですけど。
この図案はね以前から僕らでもいろんなもの…。
インテリアのファブリックっちゅう図案でもういっぺん作ったりとかしてたものですけどもね。
過去に作ったデザインを保管している場所を見せてもらいました。
ここはちょっとね資料室で過去の昔からの物が残ってますし…。
この部屋には過去50年分およそ7,000種類のデザインが収められています。
基本的には僕モダンモダンって言われるんですけど意外と古典をどうアレンジするかトライすることのほうが多いですね。
昔の物でも新鮮に思うものと古臭く感じるものがありますね。
その中からうまく新鮮に思うものを抽出しながら今の味わいをつけていくというか基本的には僕はそういう作業が多いですね。
僕のジェネレーションでやっぱり…。
上太郎さんがデザインする着物は独創的な配色が持ち味です。
完成した図案をもとに配色を決めます。
このとき使うのが今までに使用した生地。
染めた生地を使うことでより完成に近い配色のイメージが得られるといいます。
およそ400色の色見本の生地があるそうです。
作品の出来を左右する色彩。
配色決めはいちばん頭を悩ませます。
新しいかどうかっていうのはやっぱり注意しながら今自分がほんとにこれが新鮮に思うかっていうところをまぁ意識しながら。
新しいクラシックを目指す一方で上太郎さんは新たな試みに挑みます。
すごい色ですね。
うちでも初めてなんで。
だからこう蛍光とかこういうのってそれはもう…。
お楽しみにって感じで。
この日父三才さんと共にコレクションで発表する着物の最終チェックが行われました。
コレクションで流す音楽を実際に聴きながらイメージを膨らませます。
これここの40番からの…。
登場する順番に着物を並べそこに帯を合わせていきます。
上太郎さんがこだわっていた振り袖がコレクションのトリを飾ることになりました。
合わせる帯に悩んでいるとそこへ父三才さんが。
父はライバルでありよき相談相手です。
斉藤親子が競演する最初で最後のコレクションが始まりました。
お願いします。
お願いします。
まずは父三才さんから。
水鳥をデザインした着物は三才さんの代名詞です。
次々と斬新なデザインの着物が登場するなか…。
上太郎さんが今回初めて挑んだ蛍光色の着物が。
全体に使わず袖や肩など一部だけにとどめることで上品さを出しています。
最後までこだわっていた振り袖。
暗めの配色に柳や麻の葉といった渋いデザインを用いて新たな振り袖の概念を作り上げました。
最初で最後となる親子でのランウェイ。
ショーは大成功に終わりました。
上太郎さんの考える伝統とは?やっぱり僕はそれをはっきりと具現化してね提案したいですし…。
斉藤親子の姿を見ていると和という概念は古きよき日本の伝統というのではなく日々進化をしそして時代によって形を変えていくものなんだなとそんな気がします。
「和に挑む」続いては…。
ここからは新たな木造住宅に挑む人たちへの密着の続きです。
本物の和を追求するため日本各地の伝統技術の現場に向かったデザイナーたち。
そこには素材に向き合い技を極めようとする職人たちの姿がありました。
漆工芸で名高い…。
その漆工房の一つ。
ここにインテリアデザイナーの橋本夕紀夫さんと住宅メーカーの建築士忠保さんが訪れました。
橋本さんたちの目的は今手がけている新しい和の家に漆塗りのお風呂を提供してもらうことでした。
最初はちょっと漆の風呂桶って抵抗がありましたですよねやっぱり。
確かに漆のお椀を考えればお風呂でも大丈夫なのがわかります。
伝統の漆工芸の新たな挑戦がスタートしました。
ベースになる材料は保温性の高い発泡材です。
ここに麻布を貼り…。
今回はこれだけで浴槽を作り上げるとのこと。
強さは大丈夫なのでしょうか?麻布を何枚も貼って漆をかけて固めたものなんですけども非常に強いですね。
麻布と漆だけで形を作り上げるこの方法は乾漆と呼ばれます。
古くから鎧や甲などに使われ乾燥すると槍も通さないほどの強さと耐久性が生まれます。
塗っては乾燥を繰り返す。
熟練の職人さんの努力がこのあと2ヵ月近く続きます。
日本の伝統技術を求める旅は続きます。
こちらは長野県の北部にある建具の工房。
橋本さんたちはこの工房を率いる横田さんに和室の間仕切りを作ってもらうことにしました。
こちらがこの工房の作品…。
細い木を縦横に組み合わせ繊細で大胆な模様を描いていく。
飛鳥時代に中国から伝わり日本で独自の発達を遂げてきました。
なぜここまで凝るのかってくらいすごい凝ってますね。
そうそうですね。
緻密博覧会みたいな。
そうですね。
一つひとつがすべてがもう何か…。
すごすぎるええ。
高度な技に圧倒されながらも橋本さんは組子の基本となる地組みをシンプルに活かすことにしました。
横田さんにとってそれは新鮮な驚きでした。
今度のやつは1つの挑戦かもしれない。
私らに直接ここで考えろったら勇気がいりますよこのデザイン。
制作が始まりました。
職人の緻密な計算と技による作業。
寸分の狂いもない仕上がりです。
また四国高松では質の高い花崗岩庵治石の産地で中庭に置く石材を選びました。
石材のプロ和泉成治さんの力を借りて石が持つ自然の魅力を住む人に味わってもらおうというのがねらいです。
更に石川県金沢では名産の金箔を使ったパネルを作り上げてもらいました。
一方東京では新しい和の家の完成が近づいていました。
あとは日本各地の伝統工芸の仕上がりを待つばかりです。
素材と向き合ってそのよさを極限まで引き出そうとする職人たちのこだわりが量産品にはない味を生み出しているんですね。
「和に挑む」続いてはミシュラン3つ星に輝く和食の料理人がパリで活躍します。
続いては衣食住の「食」。
ユネスコ無形文化遺産に登録された和食です。
世界で本物の和食を広めようと挑戦を続ける料理人に密着しました。
早朝足早にどこかに向かう日本人の姿がありました。
そのなかの1人…。
奥田さんは1年前に本格的な日本料理店パリ「OKUDA」をオープンしました。
そして今年パリでの新たな挑戦に向けて動き出していたのです。
この街に奥田さんが手がける日本料理店銀座小十があります。
唐津焼の焼き物を飾った入り口を抜けると店内は伝統的な数寄屋造り。
木のぬくもりが感じられる純和風の落ち着いた空間を演出しています。
奥田さんは2003年カウンター6席と2つの個室という店構えで銀座小十をオープン。
しかし開店当初は1人も客が訪れない日もあったといいます。
じゃあ来月は来るのかっていう見通しが立ってないわけですよ。
もうそれはほんとに生きるか死ぬかの思いはしましたね。
転機が訪れたのは2007年。
「ミシュランガイド」でいきなり3つ星を獲得したのです。
当時世界でいちばん小さな3つ星料理店として話題になりました。
店が手狭になり2年前に移転。
同じビルの地下には自身がプロデュースする和食店もオープンさせました。
日本各地から奥田さんの料理を味わうために客が訪れるといいます。
今回特別に銀座小十の厨房におじゃまし多くの人を魅了する奥田さんの和食の神髄に迫りました。
そこは大事なポイントではないかなと。
例えば使う素材に応じてダシをとるかつお節や昆布の種類を細かく変えています。
更に仕入れた材料の状態を見てから調理方法や味付けを決めているといいます。
日本料理はきちんとしたものを崩してしまうといいものが薄れていくと思うので。
奥田さんがいちばん大切にしているのは素材のよさを活かすという日本料理の基本。
料理を作り込みすぎないように常に心がけています。
またお客さんとのコミュニケーションも料理を楽しんでもらう大切な要素と考えています。
いやらしい。
言い方がいやらしい。
お客さんが絶えない日々が続いていますが奥さんは和食の未来は明るくないと考えています。
この70年間経済がものすごく発展して欧米化が進むなかで何かそもそもあった日本のいいもの…特に文化的なものというのは見失われていてだんだんなんていうんですか影が細くなっていってるような気がするんですよね。
で日常の私たちの生活も朝はパンとコーヒーでいいわけで昼はイタリアン夜は中華でいいわけじゃないですか。
和食の危機をなんとかしようと奥田さんは新たな挑戦に動き出していました。
いってらっしゃい。
いってらっしゃい。
向かった先はフランスパリ。
奥田さんは現在ひと月の3分の1をパリでの仕事に費やしています。
1週間で1ヵ月分の仕事とは言いませんけどいろんなものがやっぱり溜まってますよね。
店内は銀座の店と同じ本格的な数寄屋造りの設えにこだわりました。
オープン当時は店内を見に来るだけの客も多かったといいます。
朝奥田さんは店のスタッフと食材を仕入れるために市場にやってきました。
食材を細かくチェックしながら市場をくまなく回ります。
キロ7,000円くらい…。
結構するな。
残るものでなんとかあれするから。
魚は日本のように鮮度が高くなく野菜も日本のものとは形も異なり手に入らない食材も多いといいます。
ありがとうございます。
メルシーボークー!それでも奥田さんは。
基本的には…。
奥田さんは手に入る食材で銀座の味に近づけようと試行錯誤します。
例えば銀座で出している甘鯛とレンコンを使ったお椀はレンコンの代わりにジャガイモを。
甘鯛は鯛で代用しました。
その味は銀座のお椀の水準に達しているといいます。
フランスの水道水は和食に合わないため何十種類もの水を取り寄せて試した末にようやく相性のよい水をみつけました。
さまざまな制約があるなかでも奥田さんはメニューや味付けなど自分のスタイルを変えません。
本来お客様である例えば今回は外国人フランス人の好むようなスタイルに変えればもしかしていいのかもしれませんし。
それは間違いだとも思わないんですよ。
お客様が喜んでくださることがいちばん大事ですので。
でも日本料理の…。
今年奥田さんは寿司店の開店という大仕事に挑んでいました。
日本と同じ種類の魚が手に入りにくいパリで日本の本格的な江戸前寿司をそのまま出そうという試みです。
開店3日前雑誌記者や料理人などパリの著名な食通を招いてのお披露目会が行われました。
食の都パリといわれるだけあって厳しい意見も覚悟していましたが。
世界的な料理人も姿を見せました。
世界をまたにかけるフレンチ界の重鎮です。
お披露目会は成功に終わりました。
更に奥田さんは前代未聞の試みに挑もうとしていました。
やってきたのはパリ凱旋門近くの建築中の建物。
ここで鮮魚店を開くという奥田さん。
フランスでは港でとれた魚を生きたまま店に運ぶといった習慣はないそうですが店内に水槽を設置し港から運んだ生きたままの魚を売ろうというのです。
日本と同じように生きたまま運ぶことさえできれば日本と同じようなことができると思うんですよ。
ある意味きちんとシステムというか毎日通常そういうことが起これば…。
このまま前のめりでいっちゃいそうですよね。
まだまだ解決しなければいけない問題は山積みですが日本の誇るべき食文化をパリに根付かせようと奥田さんは頑張っています。
パリ「OKUDA」の店先に一台のトラックが到着しました。
今回試験的に港から生きたままの魚を運んでみたのです。
なぜ奥田さんは新たな試みに挑み続けているのでしょうか?世界でもてはやされてる日本料理の未来ってそんなに明るくないんだなと。
なのでこれをきちんと価値のあるものにつけるにはなぜか外国に行って…。
それで選んだのがフランスのパリ。
日本人がいちばん食と文化に関しては認めているところがフランスのパリなんではないかなと。
海外の食文化に合わせるのではなく日本料理をそのまま海外で評価してもらうことでその価値を改めて日本人に認知してほしいと考える奥田さん。
その挑戦はまだまだ続きます。
海外でお寿司と称するものを食べてこれ寿司じゃないと叫んだことがあるんですけれども料理のクオリティーを保つために今までなかった流通の仕組みまで作ってしまう。
まさに料理人としての誇りプライドなんですね。
さてこのあとはいよいよ新たな木造住宅が完成します。
果たしてどんな家に仕上がっているんでしょうか?木曾の漆工房では新しい和の家に提供する漆塗りの作業が進んでいました。
9月末お風呂が完成しました。
直径1.4mの浴槽を塗り上げた総漆のお風呂です。
ここにはその大きさだけではない漆工芸のある挑戦がありました。
それは下地となる…。
これは漆の職人にとって今までは許されないことでした。
漆っていうとどうしてもツルっとして非の打ち所もないくらいのものが多いわけですけども。
もっと安心して手を触れられる体に触れられるような感じにしたほうがいいのかなと。
報道陣を集めてお披露目が行われました。
ともに本物の和を目指してきたその成果は?日本の伝統技術と最新のテクノロジーを組み合わせた新しい和の家の完成です。
金沢の金箔を大胆に使った設え。
間仕切りには長野の緻密な組子職人の技が繊細な表情を生み出しています。
そして木曾で作られた総漆塗りのお風呂。
中庭では高松から運んだ石が風情を感じさせます。
しかし橋本さんはこの家はまだ出来上がったわけではないといいます。
この家はいろんな技術が集積してできてるんですけどたぶん1回見ただけじゃわからないですよね。
暮らしていくうちにいろいろなことが発見できるようなそんな家になると思うのでこれから大事なのはその工業製品でものをいくつも作るんではなくて一つひとつ人の手が加わってできてきたというような感じがちゃんと残ったほうがすごく価値のあるものになってくるんじゃないかというふうに思います。
衣食住3つの分野で新たな和の創造に挑む人たちを見てきました。
改めて日本の伝統技術の高さ職人たちのものづくりへのこだわりそしてそこに新たな感性が加わることで更に魅力が増していました。
和の文化を継承しそれを進化させることでどのようなものが生まれてくるのか今後も注目していきたいと思います。
それではまたどこかでお会いしましょう。
2014/11/03(月) 10:00〜10:55
テレビ大阪1
「和」に挑む〜温故知新が未来をつくる〜[字]

日本が世界に誇る「和」の魅力、「衣・食・
住」の各分野で、新しい「和」の創造に挑む
人たちの姿を追い、その熱い思いと、わたし
たちが誇るべき「和」の魅力に迫ります。

詳細情報
番組内容
昨年12月、和食がユネスコの無形文化遺産
に登録され、世界からも注目されはじめた「
和」の文化。しかし近年、ライフスタイルや
社会の移り変わりの中で、存続が危ぶまれて
いるものも少なくありません。番組では、「
衣・食・住」の各分野で、新しい「和」の創
造に挑む人たちの姿を追いながら、その熱い
思いと、わたしたちが誇るべき「和」の魅力
に迫ります。

番組ナビゲーター
草野満代

製作・著作
テレビ北海道

HP

http://www.tv-hokkaido.co.jp/

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
ステレオ
サンプリングレート : 48kHz

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