八木拓郎
2014年12月2日07時36分
振り込め詐欺の1~10月の被害額が約293億9千万円に上り、過去最悪だった2004年の年間分(約283億8千万円)を超えたことが1日、警察庁のまとめでわかった。振り込め詐欺を含む「特殊詐欺」全体の被害額も過去最悪ペースで増えており、警察庁は「大金を送ったり知らない人に手渡したりするのはやめて」と呼びかけている。
警察庁は古くからあるオレオレ詐欺、架空請求詐欺、融資保証金詐欺、還付金詐欺の4類型を「振り込め詐欺」としている。全国の警察が1~10月に把握した被害は8200件、約293億9千万円。件数自体は04年(2万194件)の半分以下で、1件あたりの被害額が増えた。このうち、オレオレ詐欺の被害が最も大きく3936件、約141億6千万円を占めた。
これに「ギャンブル必勝法情報提供名目詐欺」などを加えた特殊詐欺全体の被害は9952件、約453億2千万円。それぞれ前年同期より1031件、約67億7千万円増えた。現金の交付方法別では、指定口座に振り込ませる方法が3789件、自宅などを訪ねて手渡しさせるのが3757件、郵便などで送らせる送付型が2305件。送付型が前年同期の1・7倍近くに増えている。(八木拓郎)
■被害に遭わないために(警察庁による)
・親族を名乗る人物が電話で現金を要求したら、以前から知っている電話番号にかけ直して確認する
・不審な電話や訪問者があれば迷わず警察に相談する
・初対面の人に現金や金融機関のカードを渡さない
・現金をレターパックや宅配便で送らない
・金融機関の職員のアドバイスに耳を傾ける
・お年寄りは別居の子や孫とも普段から連絡をとっておく
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朝日新聞社会部
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