満足感と達成度にズレが有るのは当たり前。絵を構成する全てのことが全て好き、という人を俺は聞いたことがない。俺自身も絵の全部が好きかと言われて好きじゃないと言い切れる。
寺田克也が動画のインタビューで述べていたが、絵を描いていて楽しいなんてことはすぐ過ぎ去るので、そこから何がしたいのかを持っていたほうが良いと。
少し違うが、自分は楽しくはないが描いていて気持よいかどうかは大事だと思ってる。ストローク一本を引くときの気持ち良い感覚、溶けるような色を重ねるときの気持ちよさ。
それは楽しいこととは全然別の日常的感覚に近い。だけどその感覚に到達するまでには重い腰を毎日上げ無くてはならない。要するにストレスの先にある日常と実は大差がない。小さな気持ちよさのために多大な労力を浪費する労働が絵だと思っている。ビール一本の気落ち良さのために多大なリソースが必要になる。
あなたと同じ心境になったことは何度も有る。そして今、嫉妬も粗探しも無く、あこがれのあの人にも成れないかもしれない、あるいは少なくとも短期で成れなかった自分の絵と向き合っている。一縷の望みが有るとすれば牛歩でも進んでいることだ。自己実現のギャップは常に感じる。そこで一つだけ釘を差せば、牛歩ですらなくなり成長が止まった人は素直に絶望してもいい。それはその人の学習能力、感覚全てにおいて成長の見込みがなくなってしまったということだから。
嫉妬や粗探しや比較をしてる最中は本当に戦えていない。それが溶けた今やっとあなたは自分の内面へと意識が集中してしまった。そこで『初めて』『仮』絶望したにすぎない。だけど本当に研ぎ澄ますのはこれからだ。他人ではなく自分に対して研ぎ澄ます時期に入ったんだよ。
ゲスい話
もうひとつ言えば、勝てる場所と到底勝てない場所を行き来しろ。殴れば勝てる程度のやつに力を見せつける場所と、殴っても勝てない奴に立ち向かう場所だ。片方の勝てない分野だけでやってるからどんどん逃げられなくなる。俺は俺を賞賛してくれる場所を一箇所だけ見つけ、俺のことなど見向きもしない場所でも描いている。だけど当然賞賛される場所へ戻る回数は少ない。たかだか他者承認の解消にすぎないからだ。自分と他人、両方に勝って精神を安定させろ。それが人生に勝つための秘訣だ。因みに負けた奴のことなんか気にするな。負ける奴がいるからうまい飯が食えると思え。
これまでずっとお絵描きばかりしてきた人生だった。といっても絵を仕事にできるほどでもなくて、趣味のレベル、同人活動未満、それでもたぶん幸福だったと思う。毎日毎日次に何を...
満足感と達成度にズレが有るのは当たり前。絵を構成する全てのことが全て好き、という人を俺は聞いたことがない。俺自身も絵の全部が好きかと言われて好きじゃないと言い切れる。 ...