福島をずっと見ているTV vol.42「南相馬で見つけた僕らの夢」 2014.11.02

津波で被災した場所にぽつんと残されたコンクリート造りの建物があります。
名前は「夢たびと」。
地域の人たちと若者たちが交流するコミュニティースペースです。
(一同)いただきます。
今ここに全国からさまざまな若者たちが集まってきます。
運営しているのは東京や大阪など福島県外出身の20代前半のメンバーです。
その一人佐藤孝一さんは東京出身。
震災後南相馬に移住してきました。
仲間たちと「夢たびと」を立ち上げたのは震災の翌年。
津波の被害から奇跡的に残ったこの建物を持ち主から借り受け自分たちで改修を続けてきました。
まだ水道が通っていないため全国からやって来るゲストの宿泊費は無料です。
そのかわり建物の改修を手伝ったり夕食を作ったりグッズを買ったり自分にできる事で運営に協力してもらいます。
ネットや口コミでうわさは広まりこれまでに500人以上がここを訪れました。
目下の課題は水という事で井戸掘りにチャレンジ中。
(孝一)う〜ん!掘り進める事地下4m。
これ全て手掘りです。
南相馬で活動を始めて約2年。
何をするにも手探りですが自分たちの夢を実現するため奮闘を続けています。
はあ…よかった〜。
何となく。
南相馬と全国の若者をつなぐ懸け橋になりたい。
県外からやって来た若い力はどんな風を吹かせようとしているのでしょうか?「夢たびと」を目指す箭内さんと合原アナウンサーが進んでいるのは国道6号線。
原発事故の影響で通行止めになっていましたが今年9月に全線開通しました。
やって来たのは南相馬市鹿島区の沿岸部です。
おはようございます。
悠介です。
孝一と悠介です。
よろしくお願いします。
(箭内)いいね何か。
早速建物の中を案内してもらいました。
2階はメンバーやゲストがくつろぐリビングルーム。
そして3階にゲストルームがあります。
東京からやって来たゲストの倉林さん。
ここに1週間滞在しながら地域のボランティアに通っています。
南相馬来ようって思ったのは単純に…やって来たゲストはボランティアだったり観光だったりそれぞれの活動の拠点としてここを利用しています。
夢たびとに泊まっていると地域の集まりに呼ばれる事もよくあります。
この日は近所に暮らす人たちのカラオケ大会です。
・「逃げた女房にゃ未練はないが」・「ああ津軽海峡・冬景色」ありがとうございます。
(拍手)今南相馬では高齢化が進んでいる事もあり何かイベントごとがあると夢たびとによく声がかかります。
(スタッフ)若い人たち来るとちょっと…。
地域の人たちからはとても喜ばれていますがお手伝いだけでは食べていく事ができません。
そんな彼らの姿を見て声をかけてくれた人がいます。
江戸時代から続く味噌醤油の蔵元若松さんです。
メンバーの悠介さんはここで週に4日ほどアルバイトをさせてもらっています。
デザインが得意な悠介さん。
これからはホームページやチラシ作りなどでも力になれたらと思っています。
「夢たびと」には毎日のように全国からゲストがやって来ます。
福島県郡山市から来た佐藤由李菜さん。
こんにちは。
どうもどうも。
うんそうですね。
孝一さんの仕事はゲストに南相馬を案内する事。
話を聞きながらその人に合った滞在プランを考えます。
津波の被害を見て回ったあと向かったのはJR常磐線鹿島駅近くの商店街。
ここがでもおいしいんですよ。
こんにちは〜!昔ながらの洋菓子屋さんです。
孝一さんのお薦めはシュークリーム。
(孝一)いただきます。
ああガップリいった方がいい?続いてやって来たのはたい焼き屋さん。
(孝一)焼きたて食えるのは朝の朝方の9時ぐらいから。
これがうまいんだよ。
この土地で震災前から変わらず続いているお店を訪ね歩きました。
こうしてゲストには津波や原発事故の苦労だけではなく南相馬の魅力もネットで発信してもらうのです。
(孝一)そうですね。
人に言われて初めて…「そうなんだよ〜」とか。
地域のお店の。
あ〜そうですよね。
若者と地元の人たちをもっと深く結び付けたいと新たな試みも始めています。
夢たびとにやって来たゲストの若者たちを地元農家にホームステイさせてもらうという企画。
協力してくれるのは藤原さん一家。
(一同)いただきます。
早速話題になったのは収穫間際の米の事。
線量も心配ですが有機栽培をしている藤原さんの目下の課題はスズメによる被害。
スズメが嫌がる音を発生させる機械を置いてもあまり効果がなかったといいます。
その機械に興味を示していたのは東京から参加した高橋君。
IT関係の会社に勤めています。
その夜みんなでスズメ対策の話になりました。
本当に?本当に?高橋君。
自分の特技を何とか生かせないかといろんなアイデアを出し続けました。
翌日は朝から里芋掘り。
東京で介護の仕事をしている飯島君。
いずれは田舎暮らしがしたいとこの企画に参加しました。
収穫した里芋は昔ながらの方法で皮をむきます。
その道具がこちら。
(孝一)結構効果あるんですね。
やばいやばいやばい。
(高橋)むけてきたむけてきた。
自分たちで収穫した野菜で近所の人たちと芋煮会が始まりました。
うん。
ああおいしい。
(藤原)訪問もやってるの?
(飯島)先輩です。
もう大先輩で。
まあ平気なところは平気なんですけど。
はいはい1対1なんで。
そうそうそう。
(笑い声)
(飯島)間違いないですね。
来てね。
はい是非。
また来て下さい。
はい。
ありがとうございます。
そうですね。
その時にそういう経験が…泊まる側と泊める側の…あとはさっき行った…ああそうですね。
全国の若者と南相馬の人たちの懸け橋になりたいと始まった「夢たびと」。
最近新しい仲間が加わりました。
この春まで東京でスタイリストをしていましたがここで新しい事を始めようと移り住んできました。
そうですね。
2014/11/02(日) 00:00〜00:25
NHKEテレ1大阪
福島をずっと見ているTV vol.42「南相馬で見つけた僕らの夢」[字]

福島県南相馬市。津波で流されてしまった地域の一角にポツンと残された一軒家に、最近、県外からきた若者たちが集まっています。彼らは南相馬で何をしようとしているのか?

詳細情報
番組内容
今回、箭内さんと合原アナウンサーが訪ねたのは、鹿島地区にある「夢たびとBASE」。東京出身の佐藤孝一さん(24)ら、県外出身の4人の若者たちが立ち上げた施設。南相馬を訪れる若者たちに、町を案内したり、ボランティア活動や農業体験をさせたり「南相馬の良さを知って欲しい」と地域の人たちとの交流の場を手弁当で作っています。彼らはなぜ南相馬に移住を決め、どんな思いで活動しているのか?話を聞きました。
出演者
【司会】箭内道彦,合原明子,【語り】相沢舞

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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