ナースのお仕事・再会編【2夜連続特別ドラマ】 2014.11.01

(目覚まし時計の音)
(目覚まし時計の音)
(目覚まし時計の音)
(翔子)おっ。
うーん。
うーん。
(いずみ)よいしょ。
あっ。
あっ。
ずるい。
もう食べてる。
おはよう。
(いずみ)あっ。
(いずみ)ほっ。
よいしょ。
(いずみ)あっ!ああー。
あちっ。
あちー。

(タイマー音)
(いずみ)うん?ああっ。
ああー。
(いずみ)ああっ!焦げる焦げる焦げる。
焦げる。
(歯に当たる音)
(いずみ)うん?さあ。
私もう出るわね。
(いずみ)えっ?早くないですか?先に行ってやることがあるのよ。
(いずみ)えっ?私まだ食べ終わってないのに。
えっ?ど…。
(いずみ)待ってくださいよ。
うーん。
あちっ。
あちっ。
・先に行ってるわよ。
えっ!?あっ。
おはようございます。
(管理人)あっ。
おはようございます。
あっ。
おはようございます。
ちょっ。
先輩。
待ってくださいよ。
ああ。
先輩。
先輩。
ああ。
先輩。
ひどいですよ。
自分だけおいしそうな朝食食べちゃって。
自分のことは自分でやる。
そういう約束だったでしょ?大して手間がかからないんだから私の分も一緒に作ってくれてもいいじゃないですか?あんたが先に起きて私の分も作るっていうのが筋じゃないの?先輩。
私が作った料理食べたいですか?遠慮しときます。
でしょ?あっ。
やっぱり何事も得意な人がやらないと。
うちでは料理は健太郎が担当だったし。
そんなこと言ったら全部私がやらなきゃいけないじゃないの。
あんた何か得意なことあるの?どんな料理もおいしく食べること。
はあ?そんなんでよく高杉先生の奥さんやってられるわね?あっ。
だから土壇場になって置いていかれちゃったわけか。
違いますよ。
おはようございます。
おはようございます。
私のアメリカ行きが延期になったのは先方の都合で夫婦用の家が空いてなくて。
ホントなのかしらね?その話。
(女性)おはようございます。
おはようございます。
おはようございます。
どういうことですか?それ。
高杉先生一人になりたかったんじゃないの?えっ?朝食も作れないような嫁じゃいない方が楽じゃない。
そ…そんなことないですよ。
一緒に行けなくて健太郎寂しいって言ってくれたもん。
あんた英語は?しゃべれるようになったの?イエスアイドゥ。
ああ。
料理ができないなら英語ぐらい何とかしなさいよ。
じゃないと向こうに行ったって足手まといになるだけよ。
イエスアイキャン。
皆さん。
おはようございます。
(一同)おはようございます。
以前から申し上げておりましたが本日から一人看護部に応援に来てもらうことになりました。
あれ?いない。
朝倉?あっ。
朝倉。
何やってんの?すいません。
ほら。
急いで。
よいしょ。
何?あんたその格好。
新しい制服出してもらったでしょ?ああ。
一応着てみたんですけど。
健太郎も「君は脚が奇麗だからやっぱりスカートの方が似合うよ」って言うもんで。
エヘヘ。
あのね。
似合うとか似合わないとかそういう問題じゃないの。
そういう先輩だってスカートじゃないですか。
あっ。
私はこれでいいの。
何でですか?だって私だってこっちの方が似合うって。
えっ?うん。
うん。
うん。

(安藤)師長?はい。
あっ。
あっいや。
あのう。
うちの理事長も制服に関しては各自自由に選んでいいって言ってるから。
でもくれぐれも清潔は保つように。
分かってるわね?そんなこと分かってますよ。
こう見えても私超ベテランナースなんで。
ということでこの子が。
朝倉いずみです。
ホントは結婚してるんで高杉なんですけど。
まあ仕事場では朝倉でいいかなって。
(安藤)お噂はよく聞いております。
ホントに?えっ?どんな噂?
(安藤)それはお聞きにならない方が。
えっ?こちら安藤主任。
(安藤)よろしく。
あっ。
よろしくお願いします。
中野さん。
(中野)中野です。
中野さん。
よろしく。
村上さん。
(村上)よろしくお願いします。
村上さんね。
よろしく。
じゃあ申し送り始めましょうか。
(一同)はい。
はーい。
朝倉は安藤さんの隣ね。
はい。

(大島)皆さん。
おはようございます。
(一同)おはようございます。
大島主任!お久しぶりです。
(大島)はい?師長よ。
大島外来師長。
やっと師長になったんですか?いやぁ。
若葉会も色々と変わったんですね。
(大島)あなたは相変わらずね。
もうここには戻ってこないと思ったのに。
よろしくお願いします。
ちょうど申し送りを始めるところだったんですが何か?
(大島)あっ。
ご紹介しようと思いまして。
うん?先生。
あっ?
(大島)先生。
そんなところに立ってないでこちらにどうぞ。
(大島のせきばらい)
(大島)ああ。
このたび第一外科を手伝っていただくことになった溝口先生です。
先生は若葉会の研修プログラムでアメリカにいらした方で。
昨日成田に着いたばかりなんですがうちの浜野が強引に呼び出してしまって。
大学の後輩なんですよ。
へえー。
(大島)それじゃついでに皆さんにご紹介しようということになって。
そうだったんですか。
(大島)ええ。
第一病棟師長の尾崎です。
よろしくお願いします。
(溝口)よろしく。
何か無愛想な人でしたね。
にこりともしないで。
でも助かるわ。
ドクター足りなくて困ってたから。
そうなんですか?まあドクターが足りないのかそれとも患者さんが多過ぎるのか。
でも先輩はもう専門看護師なんだからドクターの代わりができますよね?それは違うわよ。
うん?確かに前よりは専門性の高い看護ができるけど。
ドクターはドクター。
ナースはナース。
両方がいて初めてきちんとした医療が提供できるの。
つまりラブラブな夫婦みたいなもんですね?うちみたいに。
アハハ。
うちは続かなかったけどね。
あっ。
おはようございます。
おはようございます。
今日からこの病棟を担当することになりました朝倉いずみです。
あっ。
結婚してるんでホントは高杉いずみ…。
その説明毎回やるの?あっ。
まあとにかくいずみちゃんって呼んでください。
何か元気ないですね。
(香川)俺たち一応病人なんだけど。
(岡崎)元気があったらここにはいないわけで。
何言ってるんですか?ほら。
よく病は気からっていうでしょ?気持ちだけでも元気にいきましょうよ。
ねっ?ねっ?朝倉。
(長瀬)ところで看護婦さん。
(香川)あっ。
看護婦さんじゃなくて看護師さん。
ねっ?
(長瀬)とにかくね今着ているその制服ね昔のやつだろ?いや。
これはね昔のじゃないんですよ。
ちゃんと新品なんですよ。
そうそう。
(香川)この病院はさ今でもスカート派が残ってるんですよ。
やっぱりいいですよねスカート。
ねえ?
(岡崎)えっ?そうですか?僕はパンツルックも好きだけどな。
何かこうさっそうとしてて。
(長瀬)いや。
何だかね懐かしいなと思ってね。
おじいちゃんは昔も入院してたんですか?
(長瀬)えっ?おじいちゃんじゃなくてさ長瀬だよ。
ちゃんと名前呼んでもらいたいもんだな。
じゃあ私のこともちゃんと名前で呼んでくださいね。
長瀬さん。
そうか。
分かった。
えーっ。
いずみちゃんだ。
うん。
そうです。
それでは皆さん。
ご一緒に。
はい。
(一同)いずみちゃん!はーい!よろしくお願いしますね。
(長瀬)ああ。
頼りになりそうだよ。
ほら。
元気になった。
香川さんと岡崎さんは以上ですね。
はい。
長瀬さんは確か新しいお薬出てましたよね。
ちょっと確認してみて。
はい?そこのパソコンにデータ入ってるから。
ああー。
これですよね?うん。
あっ。
ちょっと貸して。
あっ。
さすが。
私苦手なんですよね。
この手の機械。
診療所じゃ必要なかったし。
どっか間違えて押したら壊れちゃいそうで。
そんなこと言ってちゃ駄目よ。
今は何でもコンピューターだからね。
きちんと覚えないと。
はーい。
(中野)尾崎師長。
ちょっといらしていただけませんか?どうしたの?
(中野)312号室の川澄さんなんですけど。
ドクターの診察拒否してるんです。
どういうこと?
(中野)あのう。
男の人に胸の傷を見られたくないみたいで。
ああ。
(中野)お願いします。

(足音)
(中野)尾崎師長お連れしました。
失礼します。
師長の尾崎です。
胸の傷の方確認させていただいてもよろしいですか?ご安心してください。
私は専門看護師でもありますし。
後ほど正確にドクターに状況も伝えますから。
いいですか?
(川澄)はい。
私が診てもよろしいですか?
(溝口)後で報告してください。
はい。
中野さん。
カーテン閉めて。
(中野)はい。
じゃあ傷診ますね。
何があったんですか?
(澤)あっ。
恥ずかしいんじゃないの?若い子だから。
ああ。
(間宮)今度来た先生がカッコ良過ぎるのよ。
私だって赤くなっちゃう。
(澤)えっ?私だったら喜んで見せちゃうけど。
(間宮)やだ。
もう。
(間宮)私も。
(澤)ノリノリじゃないのよ。
ところであなた新しい人?あっ。
そうなんです。
朝倉いずみと申します。
(間宮)ああ。
ホントは結婚してるんで高杉…。
(村上)私分かるわ。
その患者さんの気持ち。
(村上)あの溝口先生に自分の胸を見られるなんて。
考えただけで心拍上昇よ。
(中野)やめときなさいよ。
また痛い目に遭うわよ。
(村上)ねえ?朝倉さん。
うん?
(村上)旦那さんドクターなんですよね?うん。
まあそうだけど。
(村上)どうやって結婚までこぎ着けたんですか?どうやってって。
(中野)彼女私は絶対にドクターと結婚するんだって。
(中野)そのくせ連戦連敗なのよ。
研修医のときからの付き合いですか?うん。
まあそうね。
やっぱりその方がいいのかしら?ドクターになってからだとどうしてもハードルが高くなるっていうか。
(安藤)ほら。
しゃべってないで手を動かしなさい。
(中野)あっ。
ほらほら。
でも研修医ってお金無いのよね。
デートしたとしても安い居酒屋でしかも割り勘。
そうそう。
うちもそうだったな。
(安藤)ドクターなんかやめときなさい。
不幸になるだけよ。
どうしてですか?
(安藤)ドクターにとってナースは遊び相手よ。
いずれどっかの金持ちか教授のお嬢さんかそういう連中と結婚するのよ。
うちはうまくいってるけどな。
先輩もドクターと結婚したし。
尾崎師長のこと?はい。
確かにそうだけど。
今はどうなのかしら?結局続かなくって寂しいシングルマザーじゃない。
安藤主任。
何か?
(安藤)いや。
尾崎師長。
ああ…。
私ちょっと資材部に。
(せきばらい)中野さん。
312号室の川澄さんの前の病院の情報出してもらえる?溝口先生が見たいとおっしゃってるから。
(中野)はい。
彼女最初は勤め先近くの病院に入ったそうで。
その後長期入院になりそうなので実家が近くにあるここに転院したということです。
以前の病院でも治療方針にはそれほど違いはないようですが。
何か気になる点でも?ちょっと気になる症例なので。
(中野)こちらです。
はい。
どうぞ。
今後も診察のときに女性が必要でしたら遠慮なく言ってください。
できることはお手伝いします。
(溝口)ありがとうございます。
他にも何か?朝倉いずみさん。
はい?あっ。
ちょっとお話が。
私ですか?どうしました?
(溝口)今日の夜お時間ありますか?えっ?お食事でもご一緒できませんか?えっ!?えっ!?いや。
ああ。
はあ。
うわー。

(木下)おお。
溝口じゃないか。
(木下)ちょうどよかった。
みんなでパーティーなんだけど参加しないか?男一人足りないんだ。
みんな金持ちのお嬢さんだぜ。
ああ。
女連れか。
それは失礼。
(溝口)今の病院で一緒に働いている朝倉さんだ。
ナースの朝倉です。
(木下)ナース?相変わらずだなお前は。
じゃあごゆっくり。
お友達ですか?
(溝口)医大の同級生。
友達じゃない。
(永島)ほら。
尾崎さんの好きなホタテが。
(永島)あっ。
次はイクラが来るよ。
僕取ろうか?あっ。
あっ。
どうぞ。
どういうことかしら?
(永島)向こうの方が少し早かったから。
今度はちゃんと取るから。
何で朝倉なんかを誘ったりしたのかしら?しかもフレンチ予約してたわ。
恵比寿にある高級店。
(従業員)《溝口さまですね。
お待ちしておりました》
(永島)でも尾崎さんはすしの方が好きかと思って。
まりあちゃんと前によく一緒に来たから。
あっ。
あっ。
納豆巻きか。
あの溝口先生ってどんな人なの?溝口先生?うん。
ああ。
彼は正凛会っていう医療法人の跡取り息子でね。
何それ?超エリートじゃない!?
(永島)うん。
そうなんだけどね。
ホントは芸術の道に進みたくて絵か何かの勉強してたんだけど。
長男だからやっぱりそうもいかなかったみたいで。
何でうちに来てるの?お父さんのところで働けばいいじゃない?
(永島)うん。
まあ言われてみればそうなんだけどね。
あっ。
ほら。
ホタテが来てた。
どうぞ。
あっ。
ありがとう。
それでその後は?その後は何とか鳥の丸焼きで。
それがまたすごいボリュームで。
それをこうやってこうやってこうやってこうやって切り分けて。
食べ物の話じゃなくてさ。
何か話があったんでしょ?溝口先生。
ああ。
健太郎と知り合いだったみたいですよ。
学生時代に。
高杉先生と?それでどういう成り行きで私と健太郎が結婚したのか知りたかったんだって。
何でそんなこと聞きたいのかしら?うーん。
何でですかね?聞かなかったの?2時間以上も一緒にいて何の話してきたのよ?だって次から次へと料理が出てくるんだもん。
それでまたデザートがすごくて。
種類がものすごく多いからどれにしようかまた悩んじゃって。
相変わらず色気より食い気ばかりね。
あっ。
もしかして先輩やいてるんですか?自分が誘われなかったからって。
私が何であんたにやいたりするのよ?でも先輩だって絶対夢中になると思うな。
あのデザートを前にしたら。
だから食べ物の話じゃなくて。
あっ。
そういえば先輩のことも聞いてましたよ。
えっ?何て?再婚する気はないのかなって。
それであんた何て答えたのよ?そんな勇気のある相手はいませんよって言っときました。
うわっ!ああ…。
おお…。
ヘッ。
ヘヘヘ…。
クククッ。
やーっ。
うーっ。
くっ…。
ヒヒヒ。
朝倉!やーっ。
先輩!やーっ。
うん。
(中野)315号室の大野さん。
夜間に輸血したので経過観察になってます。
(一同)はい。
申し送りは以上です。
他に何かありますか?あのう。
何ですか?村上さん。
昨日点滴交換のとき305号室の長瀬さんにお尻触られました。
えっ?
(中野)また?
(村上)はい。
またです。
(安藤)この間注意したばっかりじゃない。
あなたどこか隙があるんじゃない?私なんか若いころから触られたことなんか一度もないわよ。
そりゃまあ患者さんも相手を選ぶっていうか?朝倉。
後で一緒に行ってあげなさい。
はい。
それではよろしくお願いします。
(一同)よろしくお願いします。
(溝口)おはようございます。
あっ。
おはようございます。
溝口先生。
(溝口)中野さん。
これお借りしていたデータ。
ありがとうございました。
(中野)あっ。
わざわざどうも。
(溝口)ところで尾崎師長。
申し訳ないんですがまた診察にお付き合い願えますか?あっ。
はい。
構いませんけど。
(溝口)お願いします。
(中野)ねえねえねえねえ…。
聞いた?溝口先生私のこと「中野さん」って呼んだわよ。
だって中野さんですよね?うん。
えっ?あんたさ全然興味ないわけ?あんなイケメン医師がうちに来たっていうのに。
だって私結婚してますし。
(安藤)つまり朝倉さんは対象外ってことよ。
だから食事に誘われたのよ。
どうやってドクターである高杉先生と結ばれたのかって聞かれたんでしょ?ええ。
まあ。
(安藤)つまりそれは溝口先生自身がナースとの結婚に興味があるってことよ。
なるほど。
じゃあ私が狙われている可能性がありますね。
(安藤)うーん。
かもね。
さあ行こうか。
太めが好きとか言ってなかった?よいしょっと。
(中野)食事んときに。
あっ。
ねえ。
これもしかしたら連絡先入ってるパターンじゃないですか?
(安藤)いや。
それないでしょ。
(岡崎)やった!ゴール!おはようございます!
(一同)おはよう。
いずみちゃん。
おーっ。
今日は元気ですね。
えっ?あら?どっちが勝ったの?
(岡崎)俺だよ俺。
いずみちゃんもやる?やりたい。
(岡崎・香川)よし。
やろう…。
いくわよ。
(岡崎)よし。
どーん。
はい。
いいですよ。
他には痛いところとかないですか?
(川澄)大丈夫です。
胸に痛みを感じたりはしない?遠慮なく言ってくださいね。
少しだけ。
痛いの?でも大丈夫です。
オペの後は多少痛むものですから。
何かあったら我慢しないで言ってくださいね。
ありがとうございます。
はい。
先生。
終わりました。
(溝口)ありがとうございます。
あっ。
ちょっと。
(澤)先生。
私は診察してもらえないの?澤さんはさっき浜野先生が診察したじゃありませんか。
(澤)えーっ。
私溝口先生がいいわ。
(間宮)私も溝口先生を指名したい。
(澤)ちょっとあんたやり過ぎじゃないの?ちょっともう。
何やって…。
あなたたち。
ここはそういう場所じゃありませんから。
(澤・間宮)はーい。
(澤)ねえ。
私ねよく看護師長顔だって言われんのよ。
もう。
それ何度も聞いてますから。
(電子音)はい。
すいません。
(電子音)よし。
(電子音)よし。
長瀬さん。
今どこ触ってました?
(長瀬)いや。
ちょっと手が滑っちゃって。
駄目ですよ。
そんなことばっかりしてちゃ。
女の人に嫌われちゃいますよ。
「そんなこと」って何さ?点滴交換しますね。
うっ。
おっ。
おお。
おおー。
うっ!?きーっ。
あっ。
すいません。
目の前にちょうどつかまりやすい物があったもんで。
あなたね…。
笑い事じゃないよバカ。
あ痛てて。
すいませんね。
(村上)朝倉さんってすごいですね。
何が?
(村上)だってセクハラにも堂々とやり返して。
やり返したりなんかしてないわよ。
さっきのはホントに滑っただけだから。
ホントですか?村上さんだって滑ることもあるでしょ?それで慌てて手を突いたらそれが微妙な場所だったのよ。
そうでしょ?なるほど。
そういうときは仕方ないじゃない?ねえ?うん。
そうですね。
仕方ないですね。
ねえ。
川澄さんの傷ですが外から見たかぎりは問題ありません。
ただ彼女我慢強いというか遠慮してるというか。
少しぐらいの痛みなら口に出さない様子で。
昔からそうなんです。
以前からご存じなんですか?あっいや。
前の病院のデータにそう書かれていて。
ああ。
実は以前同じような症例で術後に患部が炎症して再手術になったことがあるので。
患部の再検査入れておきましょうか?えっ?ああ。
はい。
そうですね。
分かりました。
(溝口)あのう。
はい。
まだ何か?
(溝口)今日の夜お時間ありませんか?お食事でもいかがですか?相談したいこともあるので。
あっ。
はい。
大丈夫だと思いますけど。
ああ。
それでは終わるころにまたお迎えに上がります。
はい。
永島先生。
先生の好きなコハダですよ。
はい。
あっ。
イクラも来た。
すいません。
ホタテもお願いします。
(従業員)はい。
ホタテ一丁。
ホタテ?先生も食べます?ホタテ。
ホタテか。
尾崎さんの好物だったな。
そうでしたっけ?今日は今ごろ鳥の丸焼きですよ。
いいなぁ先輩。
何の話なんだろうね?溝口君は。
ああ。
川澄さんっていう患者さんのことじゃないですか?患者さんのことだったら病院で話せばいいじゃないか。
まあそうですけど。
先輩も何か言いたいことあったんじゃないんですか?尾崎さんの方から誘ったっていうのかい?この間私だけが溝口先生にごちそうになったら文句言ってましたもん。
それにしたって…。
尾崎さんは一児の母なんだから。
まりあちゃんだって大きくなってアメリカに留学中なんだしたまには先輩もぜいたくなもの食べたいんじゃないんですか?だったら僕に言ってくれれば。
僕だっていざとなれば。
(従業員)はい。
ホタテお待ち。
わーい!あっ。
中とろもお願いします。
(従業員)はい。
中とろ一丁。
いずみちゃん。
まだ食べるの?うーん。
おいしい。
ねえねえ。
すごかったでしょう?鳥の丸焼き。
そんなの食べないわよ。
えっ?まさか豚の丸焼き?そんなに丸焼きが好きなわけ?だったら何食べたんですか?和食よ。
懐石のコース。
懐石かぁ。
あのお皿の真ん中にちょこんと載っかってるやつですよね?今日はね大人の話だったの。
大人の話ってまさか?まさかって?ナースステーションで話題になってたんですよ。
溝口先生はきっとナースとの結婚に悩んでるんだって。
やっぱり相手は先輩だったんですか?でどうするんですか?どうするって?受けるんですか?プロポーズ。
プロポーズなんかされてないわよ。
お友達から始めましょうとかそんな感じですか?私は関係ないわよ。
えっ?でもまあナースとの結婚に悩んでるっていうのは当たってるけどね。
えっ?《どうかしたんですか?》《さっきからあんまり召し上がらないですね?》
(溝口)《ああ。
実はご相談があるんですが》《何でしょうか?》《ナースの人はドクターとの結婚をどう考えてるんでしょう?》《えっ?》《尾崎さんにはその失敗談も含めて色々と伺いたいと思っていたんです》《失敗談も含めて?》《あっ…》狙ってるのが先輩じゃないってなるといったい誰なんですかね?もしかして私?んなわけないでしょ。
じゃあ安藤主任とか…。
あり得ないでしょう?川澄さん。
川澄さんってうちの病院に入院してる?彼女昔ナースをやってたらしいの。
同じ病院に溝口先生が働いていて2人は付き合い始めるようになって結婚の約束もしたんだけど。
溝口先生のおうち代々ドクターの家系で家族に反対されて引き裂かれるようにアメリカに行かされたんだそうよ。
『ロミオとジュリエット』じゃあるまいしそんなこと今どきあるんだ。
私も聞いたときは驚いて。
結婚なんて本人同士の自由じゃないって言ったんだけど。
でもまだ残ってるのよね。
そういう古い考え。
もしかして溝口先生川澄さんと結婚したくてわざわざうちの病院に来たんですか?そうなのよ。
以前はまだ一人前のドクターじゃなかったから周りの意見に説得されちゃったけど今ならドクターとして自信があるって。
だったら問題ないじゃないですか。
要するにプロポーズすればいいわけでしょ?でもそれを言いだすきっかけがないらしいのよ。
ふーん。
うん?
(浜野)どうだい?若葉会は慣れたかい?
(溝口)ええ。
何とか。
(浜野)噂によるといきなりナースをデートに誘ったんだって?
(溝口)デートだなんてそんな。
(浜野)まあナースと遊ぶのはドクターの特権だけどあんまり深入りするなよ。
でも浜野先生の奥さまもナースなんですよね?
(浜野)うちのは特別だよ。
金持ってるもん。
(溝口)はあ。
(浜野)それに趣味が合う。
(溝口)趣味?
(浜野)大きな声じゃ言えないんだけど。
鉄道マニアなんだ。
(溝口)えっ?
(浜野)僕たち乗り鉄。
この間も復刻版のブルートレインに乗って九州行ってきた。
関門トンネルに入るだろ?ががが…。
まあそういう特別なナース以外は遊びと割り切った方がいい。
(浜野)永島先生を見習わなきゃ。
ねえ?はい?
(浜野)永島先生。
尾崎師長と色々噂があるけど決して結婚に踏み切らないだろ?こう見えても心得ているんだよ。
ナースとの付き合い方を。
ねえ。
先生?いやいや。
そういうことないですよ。
そういうことないですよ。
なあ。
溝口先生。
なあ?
(溝口)ああ…。
(溝口)朝倉さん。
放してください。
いったい何なんですか?溝口先生。
本当に川澄さんと結婚したいんですか?えっ?好きなんでしょ?だから川澄さんが入院しているこの病院に来たんでしょ?えっ?何でそのことを?全て知ってるんです。
私に任してください。
任せるって何を?ちょっといいですか?ちょっちょっと。
今日は皆さんにお願いがあってやって参りました。
(香川)お願い?
(岡崎)セクハラのことなら大丈夫。
長瀬さんも懲りたみたいだし。
(岡崎・香川)ねっ。
何もセクハラなんかしてないよ。
手が滑っただけだよ。
(岡崎・香川)はいはい。
(香川)だからもう手は滑らないんでしょ?たぶんな。
そのことではないんです。
(香川)じゃあ何?ちょっといいですか?皆さんにぜひ協力していただきたいんです。
ちょっとちょっと。
ちょっと。
はいはいはいはい…。
これ言っちゃ駄目ですよ?絶対言わないでね。
ねっ?
(一同)うん。
実は…。
先日行った再検査の結果が出ました。
詳しいことは診察室の方でお話ししますのでご足労願えますか?
(川澄)はい。
こちらにどうぞ。
自分で歩けます。
(永島)ああ。
いえ。
お体に負担をかけたくないんで。
どうぞ。
はい。
(川澄)今日は溝口先生は?
(永島)彼は担当から外しました。
色々失礼があったようで申し訳ありませんでした。
(川澄)失礼だなんてそんな…。
(永島)溝口先生の診察を拒否していると尾崎師長から連絡は受けていたんですが。
(川澄)あっ。
いえ。
それはあのう…。
(永島)今後は私が担当しますのでご安心ください。
あっ。
申し遅れましたが第一外科部長の永島と申します。
外科部長さん?これからは永島先生が直接担当しますので安心してください。
・永島先生。
検査結果が出ました。
(永島)うん。
ありがとう。
(永島)検査の結果なんですが特に異常は認められませんでした。
そうですか。
(永島)しかし別の問題があります。
何でしょうか?
(永島)なぜ溝口先生の診察を拒否したんですか?
(川澄)それが何か関係あるんですか?
(永島)どう思いますか?尾崎師長。
それはたぶん溝口先生が診察に来ると胸が痛むからです。
違いますか?やっぱりどこか悪いんでしょうか?そうです。
しかしそれはドクターにもナースにも治すことのできない病気。
はっ?それは恋の病です。

(音楽)僕と結婚してくれますか?ありがとう。
でもごめんなさい。
えっ?えっ?えっ?
(安藤)あっ…。
ちょっと。
ちょっと待って。
あっ。
痛い。
あーっ。
(溝口)もう一杯下さい!あーっ。
(永島)大丈夫か?君。
(溝口)もう一杯。
あのう。
じゃあ薄めでお願いします。
(溝口)濃いめで。
(店主)はい。
薄めで。
(永島)茂さん。
これで作って。
君はよくやったよ。
(溝口)うん?勇気があるよね。
(溝口)えっ?僕なんかなかなかああいうことができなくてね。
うん。
だからこの話を聞いたときぜひ応援したいと思ったんだけど。
彼女きっと恥ずかしがってるのよ。
本心は溝口先生のことを思ってるに違いないわ。
(溝口)ふん。
「ふん」って。
茂さん。
お代わり遅いよ!ああ…。
いやいや。
さっき頼んだばっかりだから。
茂さん…。
遅いよ。
(溝口)はい。
来た来た来た。
ちょっと。
ゆっくり。
ゆっくり。

(戸の開く音)あっ。
朝倉。
こっちこっち。
(溝口)おやおや。
これは朝倉いずみさんじゃないですか。
ああああ。
(溝口)うんうん。
溝口先生。
ずいぶんとお酔いになられてる様子で。
誰のせいですか?えっ?僕はね慎重に進めたいって言ったのに「こういうのはみんなで盛り上げて一気に攻めた方がいいですよ」とか言って僕を唆したのは誰ですか?いや。
別に唆したわけでは。
(溝口)えっえっえっ?
(永島)向こうの気持ちくらいね確認してると思ったよね?でもそれじゃサプライズになりませんし。
(溝口)だいたい僕のどこがいけないっていうんだよ?5年前とは違うんだよ。
立派な外科医になって戻ってきたのに。
ねえ朝倉。
彼女と話してきたんでしょ?ええ。
今回命に関わる病気をしてあらためて自分の人生を考え直したってそう言ってました。
(川澄)《プロポーズ自体はとてもうれしかったんです》《彼以外に誰かがいるわけではないんです》《でももし自分の命に限りがあるのなら残りの人生をドクターの奥さんとして過ごしたくはないんです》
(溝口)何だって?5年前はあんなに結婚したいって…。
彼女美術の勉強をしにパリに行きたいそうなんです。
パリ?何を夢みたいなことを。
あれ?確か溝口先生ももともとは美術の方を。
そうそう。
美術の話がきっかけで溝口先生とも親しくなったって。
そりゃそうですけど。
(永島)女心っていうのは移り気だよね。
そういうことじゃないでしょ?えっ?5年も待たされてその上大病でもしたら色々と考えるのが当然じゃない。
(永島)いや。
でも…。
だいたいね。
ちょっと代わって。
おっおっ…。
5年前にプロポーズしておけば何の問題もなかったのよ。
(永島)でもそのときは彼まだ準備ができてなくて。
そういうこと言ってるから駄目なのよ。
女にはタイミングが大事なのよ。
それを逃したら気分も変わるのよ。
えっ?そうなの?そうよ。
どんな事情があったってそれに流されてるようじゃしょせんそれぐらいにしか思ってなかったのねって思っちゃうじゃない。
でも男っていうのは相手を幸せにできるっていう自信がないと。
それはカッコつけてるだけじゃない。
何で一緒に頑張ろうって言えないの?いや。
でもだからそれはさ…。
誰の話してるんです?
(永島)えっ?あっ。
ああ。
えっと。
朝倉。
飲み物は?あっ。
ビール下さい。
(大島)以上が先日若葉会総合病院内で起きたフラッシュモブ事件のあらましです。
(根本)フラッシュボブ?
(大島)モブです。
つまりそれはその女性には内緒で病院のみんながプロポーズのお膳立てをするってこと?
(大島)そうです。
(根本)どっきりカメラみたいなものかしら?
(大島)カメラはありません。
(根本)フフッ。
でも楽しそうじゃない?私も仲間に入りたかったわ。
看護部長。
だっておめでたい話でしょ?
(大島)お言葉ですがその川澄という入院患者は溝口先生のプロポーズを拒否し先生はかなり心に傷を負ったそうです。
(根本)そうですか。
それはかわいそうに。
ああ見えて溝口先生傷つきやすそうですからね。
その件に関しては私も軽率だったと思っております。
この件の首謀者は最近若葉会にお戻りになった朝倉いずみさんだと聞いております。
まあ彼女とも長い付き合いではあるのでことさらに個人攻撃をするつもりはありませんが昨今患者と病院の関係はちょっとした行き違いで訴訟沙汰になることもあります。
(大島)患者と必要以上な関係を持ち私生活に立ち入ることは避けるべきだと思います。
大島主任っていつからあんなに偉くなったんですか?大島師長ね。
ああ。
そうでしたっけね。
5〜6年前かな。
若葉会も経営がかなり悪化してね。
私もよく分からないんだけど投資してた株やら証券やらが暴落してそのときかなりの額を寄付したらしいの。
大島さんがですか?浜野先生と2人でね。
2人とも実家が資産家なのよ。
へえー。
それ以来病院内での立場はかなり変わったわね。
うん。
先輩も寄付すればよかったじゃないですか。
私はそんな資産ないわよ。
じゃあ永島先生は?あの人は…。
うーん。
よく分からないわね。
みんながゴルフ大会行ってるときも一人で外来やってるような人だし。
プロポーズはされたんですか?されないわよ。
だからいらいらしてるんじゃない。
されたら受けるつもりなんですか?それはそのときになってみないと分からないけど。
いっそのこと先輩からしちゃうとか。
それはないわね。
えっ?何で?だって私と結婚したって何の得にもならないじゃない。
バツイチで子持ちだし。
向こうは外科部長よ。
いくらでもいい相手がいるわよ。
さっ。
戻るわよ。
あっ。
ちょっと待ってくださいよ。
まだ食べ終わって…。
村上さん。
検査のオーダー票忘れないように。
(村上)はい。
申し送りは以上です。
よろしくお願いします。
(一同)お願いします。
あら。
川澄さん。
今日で無事退院となりました。
入院中は皆さんに大変お世話になりました。
おめでとうございます。
(川澄)ありがとうございます。
パリ行きは決まったの?はい。
今週の日曜日の飛行機で。
あら。
すぐじゃない。
パリか。
いいなぁ。
私も行きたいな。
(村上)寂しいね。
(中野)憧れる。
(安藤)ボンジュール。
戻ってきたらお土産期待してますからね。
もうこっちには戻らないつもりです。
えっ?それでは失礼いたします。
あれ?あれ?あれ…?
(村上)ラウンド行ってきました。
あっ。
ちょうどよかった。
ちょっとこれ教えてくれない?また何かあったんですか?さっきまでうまくいってたんだけどまた動かなくなっちゃったのよ。
ちょっといいですか?ああ。
うん。
えー。
こういうときは先にこの時間設定をしてその後パターン設定と開始日時を決めていきます。
ちょっ…。
ちょっと待って。
メモするから。
はい。
いいよ。
はい。
いいですか?うん。
先に時間設定からパターン設定。
で開始日時。
でここに決定ボタンが出てくるのでここクリックします。
うんうん?クリック?はい。
ここピピッと押すとクリックできますので。
ピピッと押せばいいのね?はい。
なるほど。
そういうことか。
私どうもこういうの苦手で。
(村上)はい。
ありがとう。
普段使わないんですか?使わないわね。
島にいたころはカルテも手書きだったし。
まあ健太郎はちゃんと使いこなしてたみたいだけど。
あっ。
健太郎っていうのは旦那さんのことね。
アメリカに行ってるんですよね?うん。
そう。
一緒に行かないんですか?夫婦用の家の準備が間に合わなかったんだけどしばらくは一人にしてあげた方がいいのかなと思って。
ふーん。
ほら。
私こんなじゃない?パソコンも使えないしそれに英会話だって。
そうだ。
CD聴かなきゃ。
CD?向こうに行ったらちょっとはしゃべれるようになってないといけないと思ってね。
これ聴いてるだけでしゃべれるようになるんだって。
ところでラウンドはどうだった?異常なかった?はい。
特に。
305号室の長瀬さん。
珍しく食欲がないって言ってたからちょっと心配でね。
ああ。
うん?あっ。
大丈夫です。
たぶん。
たぶんって。
ちゃんと見たの?あっ。
あのう。
いいわ。
見てくるから。
ここにいて。
(長瀬)うう…。
あっ。
長瀬さん?
(長瀬)うっ。
うう…。
長瀬さん。
どうしました?ちょっと横になりましょうね。
はい。
大丈夫ですか?村上さん。
夜勤のドクター呼んできて。
急いで。
長瀬さん。
すぐに先生来ますからね。
大丈夫ですよ。

(溝口)あっ。
まずいな。
緊急内視鏡。
結果しだいではオペをするかもしれない。
はい。
村上さん。
オンコールのスタッフ確認して。
村上さん。
はい…。
大丈夫ですよ。
急いで運ぼう。
はい。
お願い。
はい。
305号室。
長瀬一也さんです。
よろしくお願いします。
(看護師)はい。
何でラウンドのとき長瀬さんの様子を見に行かなかったの?だって私前に夜のラウンドのときお尻触られて。
だからそのう。
ごめんなさい。
それで長瀬さんの状態は?食道静脈瘤による出血も収まって今は個室に移ってもらってます。
そう。
実は家族の方から容体が落ち着いたら転院させたいという要望が出ています。
どうもすいませんでした。
別にあなたのせいではないわ。
以前からもっとお子さんの家に近い病院を探していたらしいの。
なかなか空きがないのとご本人がうちを気に入ってるということで先延ばしになっていたみたいで。
それからもう一つ。
村上さんのお父さまからクレームがきているわ。
娘が頬をたたかれて泣きながら帰ってきたって。
(中野)うわ。
(安藤)それはしかし。
師長。
その状況なら私だって。
私も以前あなたが新米のときたたいたことがあるわね?はい。
だから気持ちは分かる。
でも…。
今はそういう時代だっていうことも知っておいてちょうだい。
分かりました。
それでは仕事始めましょう。
(中野・安藤)はい。
休もう?休みません。
あんた私に恨みでもあるの?ないと思ってたんですか?長瀬さん。
どうですか?
(溝口)どうですか?バイタルは安定してます。
(溝口)うん。
問題ないでしょう。
酸素はカヌラにしてもいいかな。
はい。
(香川)長瀬さんはどうなの?その後。
オペが終わって安定してますよ。
はい。
(岡崎)家族の人誰か来た?ああ。
まだ見てないですね。
(岡崎)やっぱりね。
入院してからほとんど来ないんだよね。
(香川)娘さんも何だかきつい人でさ。
長瀬さん寂しそうだったもんな。
(岡崎)まあ俺の彼女も似たようなもんだけどね。
(香川)でもいずみちゃんがいるから寂しくはないけどね。
(岡崎)そうだね。
(香川)ねっ?またそんなお世辞言っちゃって。
(香川)ううん。
じゃあ点滴1本サービスしちゃおうかな?
(岡崎・香川)おおっ。
(安藤)村上さん。
電話出ませんね。
今日の夜勤どうします?人が足りないんですけど。
そう。
困ったわね。
私引き続き勤務してもいいですよ。
ありがとう。
後は…。
安藤さんは?あっ。
私すいません。
子供が風邪ひいてて。
あっそう。
じゃあ今日は私がやるわ。
長瀬さんのことも気になるし。
一度家に戻って出直してくるからそれまで中野さん。
お願いね。
(中野)分かりました。
・はい。
尾崎です。
ああ。
まりあ?ちょうど今戻ってきたところ。
何かあった?あっそう。
よかったわね。
今一緒なの?じゃあちょっと代わって。
沢田先生。
お久しぶりです。
まりあが色々とお世話になってるみたいで。
でもあんまり甘やかさないでくださいよ。
勉強のためにそっちに行ってるんですから。
何言ってるんですか。
先生のおかげですよ。
私と違って小さいころから沈着冷静で。
そうですね。
2人のいいところをもらったみたいで。
あの子は幸せですよ。
ドゥユーニードサムヘルプ?キャンアイヘルプユー?早いのよね。
ドゥーユーニードサムヘルプ?お待たせ。
差し入れ持ってきたわよ。
あーっ。
ケーキだ!来る途中駅前まで行って買ってきたわよ。
何て優しい先輩でしょう。
いただきます。
ちょっと。
お礼ぐらい言いなさいよ。
うーん。
おいしい。
先輩もひとつどうです?私が買ってきたのよ。
あっ。
ちょっと。
イチゴ大きい方取ったでしょ?だっ…。
またそんな細かいこと言っちゃって。
いただきます。
うーん。
おいしい。
先輩とこうやって夜勤してると何だか昔を思い出しますね。
そうね。
色々ありましたねぇ。
《あっ。
ちょっと。
何?その白衣》《変ですか?》《この方がカワイイかなと思って》《放してよ!》《あ痛っ》《あっ》《あっ…》《ああ…》《0.1mmの誤差だって許されないのにアンプル1本なくなったらどうなると思ってんのよ》《分かってんの!?》《だから分かってるって言ってるじゃないですか》《どういうつもりなの?》《私たちは人の命を預かってるのよ》《ナース辞めるなんて絶対許さないからね》《そんなこと先輩に言われたくありません》《先輩》《朝倉!》《先輩!》《朝倉。
何よあんた。
結局ナースやってんじゃない》《ナースは私の天職ですから》《朝倉!》《朝倉!》あんたのせいで色々と苦労させられたわよ。
おかげさまで立派なナースになりました。
自分で言うな自分で。
あ痛たたた。
さてと。
私長瀬さんを見てくるわ。
あっ。
これ片付けといてね。
OKプリーズ。
何よそれ?OKプリン。
長瀬さん?あっ。
はい。
何か?気分が悪いことはないですか?いや。
特に。
朝倉。
溝口先生か永島先生呼んできて。
まだ残ってると思うから。
はい。
ちょっと待っててください。
ドクターは?2人とも出ちゃったみたいで今溝口先生が電話に出てます。
もしもし。
尾崎です。
昨日オペをした長瀬さんなんですが腹痛があるみたいで。
意識は?あります。
だったら問題ないでしょう。
オペ後にはよくあることだし。
長瀬さんの場合そういう症状出たことないんです。
何かが起きてるような気がするんです。
今から来てもらえませんか?そうですか。
分かりました。
また連絡します。
どうでした?すぐには無理みたい。
どうしよう。

(足音)あっ。
永島先生。
(永島)留守電聞いて慌てて戻ったんだけどどうしたの?301号室の長瀬さんなんですが腹痛があるみたいで。
(長瀬)先生まで来ちゃって。
大げさだな。
ハハハ。
(永島)長瀬さん。
ちょっと静かにしてくださいね。
ホントに何ともないですか?ええ。
大丈夫。
オペは成功したんでしょ?このとおり…。
(心電計のアラーム音)長瀬さん?長瀬さん。
どうしました?
(心電計のアラーム音)
(心電計のアラーム音)どこからか出血してるんじゃないでしょうか?ああ。
(心電計のアラーム音)301号室長瀬一也さんです。
よろしくお願いします。
(看護師)はい。
お願いします。
(溝口)長瀬さん再手術ってホントですか?今永島先生が。
分かりました。
(溝口)長瀬さんですが最初のオペで肝臓がんの手術を行いました。
手術は成功したのですが…。
(溝口)吐血の影響により手術部位から再出血が起こりました。
その止血のためにもう一度オペを行いました。
幸い発見が早かったので大事に至らずに済みましたが。
(朋子)よく分からないんですけど。
二度も手術して手術代も2倍取られるんですか?少しはまけてもらえないの?
(朋子)とにかくさ寝たきりのぼけ老人なんかなんないでちょうだいよ。
私やだからね。
面倒見るの。
お金だってバカにならないし。
大変なんだから。
ちょっと聞いてるの?おじいちゃん。
(長瀬)えっ?うん。
分かった分かった。
(朋子)あー。
やだやだ。
(中野)こちら転院先の病院でお渡しください。
(中野)長瀬さん人気者だったからちょっと寂しくなっちゃいますね。
(長瀬)あのね。
これをあの看護婦さんに渡してきて。
早く早く。
(孫)うん。
(中野)病院お近くで見つかってよかったですね。
(孫)おじいちゃんがこれ。
ありがとう。
行くわよ!
(孫)うん。
「若葉会ナースの皆さま」「このたびの転院に際し入院中のご無礼の数々あらためておわび申し上げます」「特に村上さまに対して何度もお体に触るなど紳士にあるまじき行為の数々さぞご不快であったでしょう」「もし公的な処罰をお望みであれば私は全面的に自分の非を認める所存です」「がしかし…」
(長瀬)「がしかし一つだけ言い訳をさせていただければ村上さまはわが亡き愛妻陽子にその面影がそっくりでありついついその肌のぬくもりに触れてみたくなってしまったのです」
(長瀬)「私の年齢と病状を鑑みると再びお目にかかることはないと思われます」「ほんのひとときですが楽しい入院生活でありました」「ありがとうございます」よいしょ。
あっ。
あしたごみの日ですよね。
うん。
私捨ててきますね。
ああ。
ありがとう。
いってきます。
あっ。
もしもし。
健太郎?あっ。
そっちは今何時ごろかな?ちょっと声が聞きたくなって電話しちゃいました。
こっちは取りあえず無事にやってます。
英語はまだまだだけど。
えーと。
体に気を付けてお仕事頑張ってね。
また連絡します。
うん?やっ。
ハハハ。
フフフ。
先輩。
花火やろうか?あっ。
退院した患者さんからもらったんだ。
いいですね。
あっ。
きた。
あーっ。
きた。
あーっ。
すごい奇麗。
ハートハート。
ハートハート。
きましたよ。
(翔子・いずみ)わーっ!すごい。
ほら。
おっきいじゃん。
奇麗。
うわっ。
すごい。
おっきい。

(大島)皆さん。
おはようございます。
大島師長。
おはようございます。
(一同)おはようございます。
今日は皆さんにうれしいお知らせがあります。
えっ?実は溝口先生が…。
あっ?先生。
(溝口)いや。
ちょっと。
(大島)先生。
こちらへ。
実は溝口先生がご結婚することになりました。
えっ?
(大島)お相手は浜野の遠縁のお嬢さまで私どもが仲人いたします。
皆さん。
ご招待いたしますのでぜひいらしてくださいね。
はい。
えっ?今度の日曜日じゃないですか。
そんなに急に?あっ。
結婚についてはもう少し時機を見てと思ったんですが善は急げと申しますから。
私の知り合いの教会にお願いして少し早めることにしました。
ねっ?先生。
(溝口)ああ。
はい。
(大島)結婚後は溝口先生は今の第一外科から浜野が部長をやっている第二外科へ身分を移してもらう予定です。
あら。
第二外科の方が規模が大きくなってしまうわね。
よっと。
おはよう。
うーん。
先輩。
おはようございます。
朝ご飯ありますよ。
何これ?卵ばっかりじゃない。
ベーコンは?ベーコンはこれから挑戦します。
一緒に焼きなさいよ。
そんな難しいこと私にはできません。
1個ずつ集中してやらないと。
しょうがないわね。
(タイマー音)うん?はっ。
イエス!ナイスキャッチ。
成功。
ああおいしい。
あつあつあつ…。
朝倉!ほら。
早くしなさい。
先輩。
ちょっと待ってくださいよ。
何やってるのよ?遅れちゃうわよ。
食器洗うのに時間がかかっちゃって。
あっ。
あっ。
痛い。
もう。
何やってるのよ?ほら。
大丈夫?あれ?ちょっと。
うん?あっ!?えっ?あーあ。
あーっ。
ああ…。
もう。
先行ってるわよ。
えっ?先輩。
ひどい。
(走行音)あーっ。
(永島)いずみちゃん遅いね。
式も少し遅れてるみたいだから間に合うといいんだけど。
あっ。
あった。
えーと。
入り口は…。
これ?あれ?えっ?えーっ。
しょうがないか。
よっ。
よいしょ。
よいしょ。
ほっ。
よいしょ。
あれ?んっ。
うん?あっ。
あーっ。
あーっ!あーっ!ああああああああ。
あーっ。
痛たた。
痛い痛い…。
すいません。
何でまたこんなところに?溝口先生の結婚式に遅れそうで。
失礼します。
あれ?溝口先生がここにいるってことはまだ結婚式が始まってないってことですか?ああ。
何してるんですか?パリにいる友人からメールが来たんだ。
うん?どうするんですか?先生。
あっいや。
ど…どうすればいいんだろう?すぐに行かなきゃ。
でもこれから結婚式だし。
どっちが大事なんですか?そりゃ決まってんだろ。
あっいや。
どっちなんだろう?
(牧師)あっ。
こんなところにいたんですか?皆さんお待ちですよ。
(溝口)どうもすいません。
あっ。
ちょっと。
溝口先生。

(結婚行進曲)どうしたの?トイレ?いえ。
実は…。
さっき溝口先生宛てにパリから来たメールを見せてもらったんです。
川澄さんが向こうで入院したって。
えっ?ホントに?きっと溝口先生迷ってるんですよ。
迷ってるって?この結婚をですよ。
迷うも何もいまさらどうしようもないじゃない。
はっ。
(牧師のせきばらい)
(牧師)結婚とは神の前で行われる神聖なるものです。
軽々なる思いでこれを行ってはいけません。
この結婚について異議のある者は直ちに声を上げるか沈黙を守りなさい。
はい!朝倉?いったいどうするつもり?だって。
やめなさい。
あのう。
何でもないです。
異議があります!ちょっと。
(ざわめき)溝口先生。
いいんですか?どういうことですか?先生には他に好きな女性がいるんです。
朝倉さん。
あなたいったい何を言いだすの?その人は今パリの病院に入院してます。
(浜野)ったく。
ど…どういうこと?いいんですか?このままで。
(大島)黙りなさい。
誰かこの子を追い出してちょうだい。
(浜野)おい。
おい。
連れ出せ。
おい。
あっ。
尾崎さん。
あなたまで何なの?すいません。
すぐに。
はい。
尾崎です。
今出なくても。
(大島)あら。
嫌だ。
(浜野)冴子さん。
(大島)失礼。
あっ。
もしもし。
はい。
はい。
分かりました。
永島です。
ああはいはい。
はい。

(看護師)ストレッチャー入ります。
第一病棟スタッフ応援に来ました。
状況を教えてください。
(医師)空港近くでガス爆発。
負傷者多数。
最寄りの病院が手いっぱいなんで救急搬送を受け入れました。
(看護師)あと2台救急車こっちに向かってます。
分かりました。
(医師)処置室が足りなくなるな。
廊下でも処置できるように準備。
(看護師)はい。
(永島)気道確保。
人工呼吸器。
それとエコーも。
(安藤・看護師)はい。

(溝口)縫合セット。
(看護師)はい。
(永島)腹腔内穿刺。
(安藤)はい。
脾臓破裂だ。
オペ室に連絡。
輸血の準備も。
(安藤)はい。
(永島)そっちはどうだ?
(溝口)左上腕骨折と左肋骨骨折。
先に裂傷部分を縫合してます。
(永島)気道熱傷は?
(溝口)気道熱傷?
(永島)胸のレントゲンと動脈血のガス分析を。
はい。
血ガス準備して。
(安藤)オペ室準備できました。
ドクターは?
(永島)浜野先生は?
(安藤)今別のオペ中です。
(永島)じゃあ僕がやろう。
ストレッチャー。
(安藤)はい。
もう大丈夫ですよ。
落ち着いてくださいね。
他にどこか痛くないですか?ちょっと待っててくださいね。

(英語)
(大島)どこが痛いのかしら?ああ…。
大島さん。
(大島)あっ。
お願い。
(大島)ああ。
ちょっと待って。
私がドクター呼んでくるから話し掛けてあげて。
ねっ。
(キャサリン)キャサリン。
大丈夫。
大丈夫。
朝倉。
あっ。
ドクターは?誰も空いてないの。
胸が痛いみたいです。
ちょっと失礼しますね。
取りあえず処置室に入れましょう。
はい。
急いで。
はい。
永島先生はまだ?オペ室だ。
溝口先生。
こちらもお願いできますか?
(溝口)無理だ。
見れば分かるだろ。
では指示を下さい。
私がやります。
(溝口)えっ?患者は緊張性気胸の症状を示しています。
まず胸腔穿刺。
ドレナージ。
低圧持続吸引が必要だと考えます。
ちょっと待ってくれ。
待てません。
ICUに運んで。
(看護師)はい。
(大島)失礼します。
なるほど。
おっしゃるとおりですね。
私が胸腔ドレナージしますから手伝ってください。
はい。
大島さん。
(大島)はい。
チェストチューブを持ってきてください。
(大島)はい。
先生。
ラインキープお願いします。
(溝口)はい。
朝倉。
他にも外国の患者さんがいるからそっちもなるべく見てあげて。
はい。
大丈夫?アーユーオールライト?痛かったね。
もう大丈夫だよ。
イッツOK。

(看護師)救急車来ました。

(救急車のサイレン)
(溝口)ペアン。
はい。

(救急車のサイレン)もう無理よ。
ドクターが足りないわ。
健太郎?健太郎?いったいどうして?
(高杉)いずみ。
話は後だ。
モニター準備して。
はい。
あっ。
処置室はいっぱいなのでここでやります。
(高杉)ここで?気管内挿管準備。
(大島)はい。
安藤主任。
カウンターショックお願いします。
(安藤)はい。
失礼します。
モニターつけますね。
高杉先生。
あっ。
代わります。
(隊員)お願いします。
心拍開始しました。
呼吸も戻ってます。
マスクに交換します。
あっ。
お願いします。
(高杉)外傷性の脳内出血の可能性。
(高杉)CT室に連絡してください。
(大島)はい。
マスクつけますね。
ちょっと頭上げますよ。
溝口先生。
高杉。
溝口。
頭部外傷だ。
分かった。
後はこっちで引き受ける。
CT室運ぼう。
私がついていくから朝倉と安藤さん。
ここお願い。
はい。
(大島)CT室OKです。
はい。
(医師)もう1台来ます。
患者の容体は?2人とも早く準備して。
(中野)はい。
(安藤)これに着替える。
分かりました。
いずみ行くぞ。
はい。
行くわよ。
急いで。
(中野)はい。
ハァー。
ハァー。
ようやく落ち着いたな。
あっ。
何人か入院が必要だけどみんな助かる。
よかった。
うん。
ところでロスにいるはずの人が何でここにいるんですかね?いや。
突然戻ってきて驚かせようと思ったんだけど。
空港からタクシー乗ったらいきなり大渋滞で。
で気が付いたら救急車に乗ってたってわけ。
まっそれが一番早いもんね。
そういうこと。
ああー。
おなかすいた。
ねえ。
何か食べに行こうよ。
ああ。
そういえば医局でパンもらってきたんだ。
えー。
そういうんじゃなくてさもっとがっつりしたものが食べたいなぁ。
じゃあこれはいらないか。
あっ!メロンパンだ。
あっ!?食べた。
私のメロンパン。
だって今いらないって言ったじゃん。
言わない言わない。
ああーおいしい。
ちょっと!おいしい。
そんなにがっつくなって。
ほら。
ついてるよ。
うん?えっ?そこじゃないって。
ほら。
見せて。
取れた。
はい。

(溝口)どうもすいませんでした。
僕は…。
僕は…。
(浜野)溝口先生。
あんたね!
(大島)ええ!?
(浜野)僕!?
(泣き声)
(浜野)ああ!?裾!?裾!?好きなようにしなさい。
浜野には私からうまく話しておくから。
ありがとうございます。
では申し送りは以上です。
(一同)はい。
皆さん。
実は溝口先生から皆さん宛てに絵はがきが来ました。
(一同)えっ!?わあ!「若葉会の皆さま」「若葉会在籍中は何かとお世話になりました」「すでにご存じかと思いますが私はこのたび医学の道を退き若いころの夢であった美術を学ぶためにフランスはパリに来ています」
(一同)すてき。
エッフェル塔。
パリ。
「以前若葉会に入院していた川澄さんはパリの病院から無事に退院しました」「病気は完治したわけではありませんが今は体調も落ち着いたようです」「そして私は先日彼女と婚約しました」やった!
(中野)あっ。
ホント。
(村上)いいなぁ。
(安藤)けどさ。
うん?
(安藤)あのときの新婦はどうなったわけ?式の最中に新郎に逃げられてさ散々な目に遭ったわけでしょ。
ちょっとかわいそうよね。
それはご心配なく。
(安藤)えっ?実は彼女も好きな人がいたみたいで今はその方とお付き合いしていると。
だったら最初からそうすればいいじゃない。
そうですよ。
そしたら朝倉さんもあんなバカなまねしなくて済んだのに。
バ…バカなまねって何よ?
(村上)あのときは心臓止まるかと思ったわ。
結局2人とも周りの人間が無理やり決めた結婚だったってことよ。
やっぱり好きな相手と結婚するのが一番ってことにやっと気付いたってことですね。
まっ私がその手助けをしたと。
さてと。
他に何か報告ありますか?
(安藤)ああ。
はいはいはい。
総務の方からの連絡で今日の昼休み近くの美晴小学校の合唱団がチャリティーコンサートやるそうです。
場所はメーンロビーです。
皆さんできるだけ参加するようにとのことです。
だそうです。
皆さん。
各病室に連絡して参加を呼び掛けてください。
(一同)はい。
はーい。
(拍手)
(香川)カワイイですね。
(澤)ねえ。
(一同)よっ。
待ってました。
頑張れ。
・『OHHAPPYDAY』
(根本)あら。
皆さんお昼休みなの?あら。
水島先生。
根本看護部長。
どうなさったんですか?
(龍太郎)実はやっと決まったんです。
高杉夫妻のアメリカの住居。
ねっ?それを報告に来たんですけど。
朝倉は?きっとロビーの方です。
一緒に行きましょう。
(根本)尾崎さんもさみしくなるわね。
はい?朝倉さん向こう行っちゃうしまりあちゃんも留学中だし。
一人暮らしになっちゃうわね。
(龍太郎)ああ。
そりゃ寂しいな。
どうなの?いいお話はないの?あっ。
いえ。
いまさらそんな。
女の人生はまだまだ長いわよ。
あっ。
(龍太郎)何なら僕紹介しましょうか?仕事柄結構頼まれるんですよね。
向こうに行くときに嫁さん連れていきたいって。
あっ。
でも尾崎さんじゃ年齢があれか。
「あれ」って何ですか?ああいやいや。
ちょっと調べてみますよ。
ええ。
(根本)そんな必要はないわよね?
(龍太郎)えっ?もう候補はいるんですもん。
ねっ?・・
(歌声)・
(拍手)・『AMAZINGGRACE』
(永島)ちょっと朝倉君。
ホントに大丈夫かな?いいから早く。

(安藤)ブラボー!
(中野)最高!
(目覚まし時計の音)
(目覚まし時計の音)んっ!?あっ。
早く食べちゃいなさい。
昨日は何時まで騒いでたのよ?だってみんなが送別会やってくれたから。
先輩先に帰っちゃいましたね。
学生じゃないんだし付き合ってられないわよ。
ほら。
早く食べて準備して。
飛行機3時だっけ?そうです。
13時です。
ちょっと待って。
13時?3時?どっちなの?はっ!?ちょっと。
何で確認しておかなかったのよ?だから先輩に言ったじゃないですか。
人のせいにするんじゃないわよ。
だいたいチケットはねもっと出しやすいところに入れとくもんでしょ。
なくさないように一番下に入れたんですよ。
信じられない。
早く見つけて。
あった!何時?えーと。
13時10分出発。
やっぱり私の方が記憶が正しかったじゃないですか。
そんなこと自慢してどうするのよ?間に合わないわよ!えっ!?早く着替えて!ああ!?はいはい。
先輩。
ちょっと。
やだ。
信じらんない。
バ…。
バ…。
えっ!?いや。
もうやだ。
信じられない。
早くしなさい。
先輩。
ちょっと待ってくださいよ。
あんた。
スリッパのまんまよ!?ああ!?ああ!?朝倉。
鍵!早く早く。
痛い!?どうしたんですか?
(管理人)ああ。
いや。
ちょっと転んだだけなんです。
痛てて。
動かないでください。
どっか折れてるかもしれません。
朝倉。
救急車呼んで。
えっ?あっ。
はい。
ああ。
いいや。
私が呼ぶ。
あんたは早く行きなさい。
えっ?でも。
転倒による大腿部骨折の疑いがあります。
(隊員)分かりました。
中どうぞ。
はい。
ちょっと待ってください。
朝倉何やってんの?ちょっと。
よっこいしょ。
駄目駄目駄目駄目駄目。
あっ!?ああーもう。
何だって朝倉まで乗るのよ?ああ。
もう間に合わないわよ。
だって仕方ないじゃないですか。
患者さんの方が大事だし次の便でも大丈夫ですよ。
アメリカは逃げやしませんよ。
何カッコいいこと言ってんのよ?あんたは自分が寝坊したの患者さんを利用してごまかしてるだけよ。
そんな言い方ひどいじゃないですか。
管理人さんだって私がいた方が安心ですよね?
(管理人)あっ。
ええ。
そうですね。
私が一人いれば十分ですよね?
(管理人)それもそうですね。
ああー。
管理人さんひどい。
(管理人)いや。
だけど何であんなところで転んでたんですか?
(管理人)いやそれがですね。
あっ。
(隊員)動かないでください。
気を付けて。
(管理人)バナナが落ちてたんです。
バナナ?はっ!?
(管理人)はい。
うん?
(管理人)いつものように周辺の掃除をしようとしてたらバナナの皮が落ちてまして。
ゆうべ誰かが食べてそれを捨てたんですかね。
それでつるっと。
何だか漫画みたいな話ですね。
でも誰がそんなことを?うちのマンションの住人ですかね?いや。
うちにはそんなだらしない住人はいないはずだと思いますけど。
酔っぱらったサラリーマンが通るような場所でもないし。
朝倉?はい?はっ。
朝倉。
まさかあんた?いやいやいやいや。
運転手さん。
急いでください。
痛い!?朝倉!すいません!バナナが。
そんなバナナ。
ふざけてる場合じゃないよ。
アイムソーリー。
アイムソーリー。
すいません。
すいません。
どの口が!先輩!朝倉!先輩!1週間ほど羽を伸ばそうかと思って。

(永島)いやぁ。
さっきの人の荷物が重そうだったから持ってあげたらこれがホントに重たくてさ。
腰やられるかと思ったよ。
今どきの女の人っていうのは力持ちだよね。
あっ。
翔子さんももちろん力持ちだよ。
早く乗ってください。
荷物。
(中野)あっ。
ホント。
(村上)いいなぁ。

(溝口)僕は…。
またそんな細かいこと言っちゃって。
いただきます。
おいしい。
2014/11/01(土) 21:00〜23:10
関西テレビ1
ナースのお仕事・再会編[字][多]【2夜連続特別ドラマ】

あさくら!せんぱい!あの2人が再び東京の病院で大活躍!いずみが仕掛ける珍作戦!長年待った感涙の瞬間を見逃すな!

詳細情報
番組内容
 朝倉いずみ(観月ありさ)は夫・高杉健太郎(藤木直人)のアメリカ研修留学に付いて行くことが延期になったため、尾崎翔子(松下由樹)の家に居候し、若葉会総合病院の看護部に応援で入ることになった。ナースステーションの朝礼で、外来師長・大島冴子(伊藤かずえ)が第一外科に入った新しい医師・溝口榮太郎(要潤)を紹介する。イケメンドクター溝口にナースたちが色めき立つなか、
番組内容2
彼の無愛想な様子に引っ掛かりをおぼえるいずみ。
 ナースとしてのスキルはすっかりベテランとなっているいずみは、入院患者のいる病棟を回り、持ち前の明るさでどんどん患者たちと交流していくが、溝口は担当する女性患者・川澄穂奈美(今村美乃)から診察を拒否されてしまい、専門看護師の資格を持つ翔子が代わりに症状をみることになる。
 ある日溝口から、相談したいことがあるので今晩時間を取ってほしいと言われた翔子。
番組内容3
そこで翔子は、溝口と川澄は過去に交際していたが、有名医療法人の跡取り息子である溝口の家族に反対され、引き裂かれたという話を聞くことになる。その事実を知り、溝口の決断を後押ししようと何かを考え込むいずみ。果たして入院患者を巻き込んだいずみのアイデアとは!?
 永島淳平(益岡徹)と翔子の関係は前進するのか?また1人でアメリカへ行った健太郎と日本に残ったいずみはどうなるのか?
出演者
朝倉いずみ: 観月ありさ 
尾崎翔子: 松下由樹 
高杉健太郎: 藤木直人 
溝口榮太郎: 要潤 
水島龍太郎: 岡田浩暉 
浜野雄一: 石原良純 
大島冴子: 伊藤かずえ 
永島淳平: 益岡徹 
根本雅子: 吉行和子
スタッフ
【脚本】
両沢和幸 

【プロデュース】
大賀文子 
両沢和幸 
大木綾子(フジテレビ) 

【演出】
両沢和幸 
阿部雅和 

【音楽】
鴨宮諒 

【制作】
フジテレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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