(雷鳴)
(井上光也)真由美…。
(前園由希子)夫の井上光也さんで間違いありませんね?奥さん…?
(井上真由美)あんた…。
起きてよあんた!
(泣き声)
(泣き声)捕まえてください!この人を殺した犯人必ず捕まえてください!はい必ず。
(泣き声)
(上原和也)
監察官は警察の中の警察といわれている
警察内部の不祥事を調査する任務を担当するからだ
キャリアとして採用され監察官室に配属される
それは僕にとって約束されたエリートコース
…のはずだった
(ため息)郵便取って参りました。
(戸川良子)元気がないぞ上原和也。
キャリアなのに郵便運ばされる事が不満なのか?そんな事は…ありません…。
声が小さくなったな。
図星か?いいえ。
あの…1通差出人の書いてない封筒があるんですけど。
えっ!?ああこれです。
こらっ!真ん中を持つな!えっ?指紋が採取出来なくなるだろう!あっ…。
ほら貸せ!ほら!もう…!キャリアのくせにそんな事もわかんないのか?監察官告発状です。
だろうな。
「大田中央署刑事課強行犯係時田実巡査部長を調べろ」「三年前の殺人事件関係者の女と交際している」時田実巡査部長の人事記録だ。
はい。
人事記録表には警察官の人生が刻まれている
採用された日からの昇進賞罰異動結婚など全ての経歴が記録されているのだ
退官したあとも叙勲から死亡までを記録されなお資料として残される
それが警察官の人事記録表だ
ありました!これです。
時田実巡査部長。
現在は大田中央署強行犯係。
警視総監賞は…。
警視総監賞5回刑事部長賞7回署長表彰15回。
かなりのやり手刑事です。
良子さん…じゃなくて戸川警部覚えてるんですか?監察官室に勤めてるんだ。
当然だろ?まさか全員分?警視庁の現役警察官はたかだか4万人だからな。
《嘘だ…はったりだ》本当に覚えてるよ。
えっ?今はったりだって顔してたろ?いや…いえ…。
はい。
事件関係者の女と交際か…。
確かに色っぽい女性ですね。
おっ上原和也こういうのがタイプか?違いますよ。
そうかこういうのがタイプか〜!《決めつけるなよ!》《確かにちょっといい女だけど》
(古市果穂)岩本さん…!お父さん!
(古市克己)大輔!そうか…戻ってきたか!
(大久保)監察官…羽生監察官であられますか?監察官だが「あられる」ってほどの人間じゃない。
署長の谷口です。
羽生です。
監察官補佐の上原です。
一言お知らせくださればこちらからお迎えの車を出したのですが…。
気遣いは無用。
行くぞ。
はい。
署長わたくしが。
監察官は恐れられている
警察の中の警察である監察官の訪問は署内に不祥事がある事を前提にしている
連絡もない突然の訪問は何事が起きたのかと所轄の上層部をパニックに陥れるのだ
監察官本日のご訪問のご用件は?刑事課強行犯係時田実巡査部長に面会します。
時田…?時田がまた何か?また?またとはどういう意味ですか?以前に何かあったんですか?いえそういう意味では…。
ではどういう意味ですか?あっいえ…。
時田が何か致しましたか?監察業務の内容は教えられない。
はい。
時田巡査部長を呼んでください。
はい!佐野。
(佐野)はいただ今!
(ノック)どうぞ。
時田です。
羽生監察官だ。
時田実巡査部長です。
座ってください。
(時田)はい失礼します。
副署長。
はっ。
これは監察業務です。
席を外してください。
…はい。
(ノック)おいどうなってる!?わかりません!同席を拒絶されました。
一体何があったんだ?浅野刑事課長。
君の直属の部下だろう!
(浅野)はい。
時田は元々課内でも浮いた存在でした。
ですが監察官が乗り込んでくるような事をしでかすとは…。
申し訳ありません署長。
次の人事で別の所轄へ異動させる予定でした。
よりによって毒ハブか…!毒ハブ?あの監察官だ。
羽生宗一。
何人もの警察官があの男のせいで警察を追われている!それで毒ハブですか…。
この女性を知ってますね?井上真由美さんです。
どういう関係ですか?3年前彼女の夫の井上光也さんが転落死しました。
その事件を私が担当しました。
転落死?
(時田の声)もみ合って石段の上から突き落とされた。
犯人は翌日弁護士に付き添われて出頭してきました。
(時田の声)それから時々相談に乗っていました。
彼女の店にも何度か行った。
井上真由美さんはお店を?夫婦2人でスナックをやってました。
ご主人が亡くなってからは彼女が1人で続けてた。
どういう相談ですか?えっ?あなた今「時々相談に乗る」と言った。
どんな相談ですか?いや…店の経営とか…。
スナックの経営を刑事に相談した?愚痴を聞いてほしかっただけでしょう。
あなたと井上真由美さんに男女の関係はありますか?ありません。
ご苦労さまでした!いやまた来る事になると思います。
時田!どういう事だ?監察官は何を調べている?誰かが監察官室に告発状を送ってきたそうです。
告発状?私が事件の関係者だった女と交際していると。
なんだと?根も葉もない中傷だ。
誰かが俺を陥れようとしているんだ。
おいどこへ行く?仕事です。
(古市)腕落ちてないな。
(岩本大輔)中でもやってましたから。
そうか。
まあ型の落ちた古い機械ですけど。
そういう機械のほうが勉強になる。
昔の機械を使えりゃ今の機械なんてちょろいもんだ。
(車の走行音)
(加賀孝一郎)お疲れさまです。
すっかり社長らしくなった。
からかわないでくださいよ。
今日は何か?例の外科用の手術台なんだけど…。
(古市)どこか不具合でも?古市の親父さんの仕事に不具合なんかないですよ。
あの手術台城戸大学系列の全病院に納入する事が決まりました。
ええ?親父さんのおかげです。
いやうちは別に…ただ図面どおりやっただけだ。
それが一番難しいでしょう。
(福田)手術用のベッドや機械は量産が出来ません。
孝ちゃん。
いや…。
孝ちゃんでいいですよ。
親父さんの前じゃずっと小僧だ。
そんな事はない。
今の姿見たら先代もきっと喜んでる。
(加賀)そうかな?親父は俺なんかに期待してなかったから。
そんな事はないよ。
(岩本)刑事さん。
出てきたんだな。
はい。
これで終わりと思うなよ。
俺はしつこいぜ。
待たせたな。
おはようございます。
おはようじゃない。
時田実が殺された!えっ?監察官はもう現場に急行してる。
早く行け!はい!あっ…。
すいませんあの…現場はどこでしょうか?上原和也お前本当にキャリアの試験受かってるのか?森ヶ崎八幡神社にある石段の下だ。
早く行け!はい!時田さん…。
監察官!ああ来たか。
はい。
あの…この石段って…。
3年前井上光也が転落死した石段だ。
偶然とは思えないな。
はい。
(橋爪)現在判明している事実。
南原。
はい!死因は後頭部を鈍器で殴打された事による脳挫傷。
死亡推定時刻は前夜18日午後11時から午前1時までの間。
所持品の中に携帯電話はなくホシが持ち去ったと思われます。
現役の警察官が殺害された重要案件だ。
被害者が過去から現在において担当した事件を中心にトラブルのあった人間を徹底的に洗い出す。
所轄浅野刑事課長。
はい。
時田巡査部長が現在担当していた事件は?違法薬物の密売グループで起きた傷害事件を追っていました。
(浅野)管内の若年層を中心に違法薬物が出回っています。
その末端販売人が取引上のトラブルから暴行され意識不明の重体となりました。
時田は密売グループの幹部だと思われる遠山新をマークしていました。
(浅野)表向きはACSという中古車店の雇われ店長です。
わかった。
その遠山をはじめ時田巡査部長の事件関係者を洗い出してくれ。
はい。
仲間の警察官が被害に遭った事件だ。
一刻でも早くホシを挙げて時田巡査部長に報告してくれ。
(刑事たち)はい!
(橋爪)羽生何しに来た?今捜査会議中だ。
時田実巡査部長の監察を担当している。
監察?監察官室に時田実の告発状が届いている。
時田が死亡しても監察は続けなければならない。
告発状だと?内容はどんな事だ?監察内容は教えられない。
(橋爪)こっちは殺人事件だ。
時田殺害に繋がる情報かもしれんだろう。
容疑者は挙がってるのか?橋爪さんよ自分は手札を隠してこっちのカードだけはのぞき見しようってつもりかい?上を通して正式に告発状の開示を求める。
お前の態度も報告しておく。
こっちも正式な手段を踏む。
捜査本部に挙がった情報は監察官室に知らせてくれ。
言いたい事はそれだけか?終わったならここから出ていけ。
ここは俺のシマだ。
あのもう少しお互いが得をするような取引って出来なかったんでしょうか?橋爪とか?監察官とは捜査一課時代の同期なんですよね?過去にいろいろあったかもしれないけどもう少し平和的に…なんというか…ラブアンドピースでいけないですか?何がラブアンドピースだよ。
身内に尾行をつけるような奴と平和に出来るか!尾行?あっ。
いつの間に…。
所轄を出た時からに決まってんだろう。
お前本当に気がつかなかったのか?すいません。
頭の中までラブアンドピースでうらやましいなあ。
(真由美)まさか時田さんがこんな事になるなんて…。
この写真の女性あなたで間違いありませんね?誰がこんな写真を…!あなたですね?はい…。
この写真と一緒にあなたと時田刑事が交際しているという手紙が私どもに送られてきました。
それは本当ですか?奥さんが…。
奥さん?時田さんには奥さんがいるから。
ここでお伺いした事は一切他には漏らしません。
時田実巡査部長と男女の関係があったという事ですね?いつからですか?もう1年…1年半ぐらいになります。
主人が死んで時田さんがその事件を担当してそれからいろいろと相談に乗ってくれたんです。
女一人だといろいろ言ってくる連中がいるだろう。
ええ。
俺の名前を出せばいい。
悪いようにはならないはずだ。
なくなっちまったな。
悪いな。
そのうちまとめて払うよ。
金を払わなかった?そういう関係になってからは…。
私も寂しくて誰かに頼りたくて…。
告発どおりの問題警察官でしたね。
事件関係者の女性と関係を持ったばかりか飲み代までたかるなんて…。
時田本人は否定している。
でも彼女は認めました。
時田の証言が嘘で井上真由美の証言が真実だとする根拠はなんだ?女性が言う事ですし。
女は嘘をつかないと警察学校で教わったのか?いや…でもその…女性が自分からその…男女の関係を認めるのは相当な事だと思いますけど。
女に夢を持ってるんだなラブアンドピース君。
無断欠勤?
(村山)はい。
遠山店長が突然連絡が取れなくなって。
連絡が取れなくなったっていつから?昨日です。
昨日の夜から携帯にかけても出なくなったんです。
(菊地)時田さんの事件の犯行時刻と重なってますね。
おかえりなさい監察官。
鑑識から封筒と手紙の指紋照合結果が来ています。
なんだこりゃ?どこかのキャリアがベタベタ触ったから封筒は指紋だらけです。
採取された指紋は5人分17個。
そのうち9個の指紋は上原和也という人間のものです。
申し訳ございませんでした〜。
残りの4人は?指紋データベースに該当する指紋はありません。
前科前歴はなく警察官でもありません。
警察官はいないか…。
告発状を監察官室に送ってくるのは身内の警察官が一番多いですからね。
警察官は全員指紋を登録している
事件現場で採取された指紋から捜査員の分を差し引くためだ
告発状は速達で送られてます。
受け付けたのは大田区の天空橋郵便局です。
わかった。
おいあとで行くぞ。
はい。
ああそれとこれ見てください。
時田実が精算した領収証です。
領収証ってなんです?上原和也領収証を知らないのか?お金を払うとお店や会社が「確かに受け取りました」という証拠に発行する書類の事だ。
それぐらいわかってます!そうじゃなくてどうして時田巡査部長宛ての領収証が問題になるんですかって聞いてるんですよ!領収した人間のサインを見てみろ。
え?井上光也。
あっ井上真由美の夫で3年前に転落死した…。
領収額は2万円だ。
相場の金額ですね。
だな。
これで時田と井上光也の関係がわかるだろう?えっ?あの…2人はどういう関係…?わからないのか?はい。
情報屋だよ。
あっ!ベテランの刑事なら自分に情報を渡してくれる人間を何人か持ってる。
刑事が情報屋に渡す金額の相場が5000円から2万円だ。
もちろん自腹じゃないよ。
警察の正式な捜査費用から支払われるから領収証が必要なんだ。
昔はなくてもよかったんだけどな。
井上光也は10代の頃東都連盟という暴走族グループに入っていて傷害事件を起こしています。
今もOBがいろいろと事件を起こしてるグループですね。
池袋の集団リンチ事件とか。
ああ。
井上を逮捕して更生に力を貸したのが時田でした。
一番多いパターンだな。
昔逮捕した人間を情報屋に使うのは。
はい。
3年前の転落死事故は?資料用意してあります。
《どんなコンビネーションだよ!》井上光也が転落死したのは3年前の5月19日です。
(泣き声)石段の上には争った跡がありその時に落ちたと思われるペンダントが採取されています。
ペンダント購入者のリストから容疑者が浮かびました。
近くの精機工場に勤務する岩本大輔です。
岩本は事件の翌日弁護士に付き添われて出頭しました。
酒に酔った井上に絡まれケンカになって突き落としたそうです。
そのまま逮捕送検して判決は傷害致死で懲役3年でした。
岩本は6月16日に刑期を終えて府中北刑務所を出所しています。
時田殺しの2日前か…。
監察官今回の時田巡査部長殺害は3年前の井上殺害と何らかの関係があると思われます。
さすがキャリアだな。
いやあ…はい。
みんながわかってる事を堂々と語れるのは偉いぞ!まあそれも可能性の1つだ。
で出所した岩本は?元の職場に戻っています。
古市精機という工場で社長が身元引受人です。
昔から問題のある少年を引き取って更生に力を貸している工場のようです。
(電話)はい監察官室。
はいわかりました。
監察官警務部長がお呼びです。
(ノック)羽生です。
(山岡努)入ってくれ。
殺害された大田中央署の捜査員…。
時田実巡査部長です。
監察対象になってるんだな。
事件関係者の女性と交際しているという告発文章が送られてきました。
マスコミが騒いでいる。
現職の刑事が殺されるというのは大事件だ。
はい。
その刑事にスキャンダルがあるのはまずい。
監察が処分を出せば余計な報道をされる。
どういう事でしょうか?まあ本人も亡くなってる事だ。
穏便に済ませる事も出来るだろう。
告発状に書かれているような事実はなかったと。
それは出来ません。
死んだ人間の名誉を傷つける事はないだろう。
事実を調査し処分を下すのが監察官の仕事です。
監察の処分は死後も人事記録に記入される正式なものです。
そんな事はわかってる!羽生お前はもう一課の刑事じゃないんだ。
融通を利かせろと言っているんだ。
相手の女性が男女関係を認めています。
なんだと?監察が非行の事実なしと認めたあとでマスコミが女性から非行事実ありと知らされたらどうなりますか?監察報告を曲げる事は警察に自浄能力がないと宣言する事になります。
失礼致します。
スナックの女?はい。
井上真由美という女です。
羽生監察官はその女と時田の男女関係を探ってました。
それが監察官室に送られてきた告発の内容か。
申し訳ありません!時田ってのは随分と問題のある捜査官だったようだな。
刑事としての腕は一流でした。
ですが一匹狼と言いますか組織で動く事を嫌って相棒となった刑事ともすぐにケンカ別れみたいになりまして…。
(由希子)戻りました。
(浅野)おっどうだ?江戸川の実家にも姿はありませんでした。
遠山新が姿をくらました事は全捜査員に連絡した。
重要参考人として手配する。
(一同)はい!
(時田恵子)監察官の方ですか?はい。
ご主人の事を調べています。
仕事の事は何も知りません。
仕事の事だけじゃないですけど…。
仕事の事だけじゃない?本当は何を考えているのか最後までわかりませんでした。
今は週に何日も帰ってこなかったですし。
他に泊まる場所があったという事ですか?そうなんじゃないんですか。
(時田幸彦)パパ!おう。
嫌だいたの。
自分の家だ。
驚く事はない。
自分の家なら毎日帰ってきたらどう。
いつもどこに泊まってるの?いるんでしょ?誰か。
バカな事言うな。
(恵子)たまに夜中に帰ってきて朝は新聞読みながらご飯食べて出て行くだけです。
母さん葬儀社の人がちょっといいかって。
待っててもらって。
母子二人暮らしみたいなもんですよ。
あの人の定年を待って離婚しようと思ってました。
もうよろしいですか?お忙しいところ失礼しました。
(恵子)いえ。
あなた大田中央署の…。
前園です。
3年前の井上光也転落死事件の時時田巡査部長と組んでたね?それは監察業務としてのご質問ですか?そうだ。
はい組んでいました。
あれが時田さんと組んだ最後の事件でした。
最後?いろいろ意見が合いませんでした。
だから相勤者を変えた?はい。
上からの指示もありましたので。
どう意見が合わなかったの?所轄の事情はそう簡単には監察官には教えられないか。
正式な監察業務なら上を通してください。
失礼します。
気の強そうな人ですね。
井上さんのほうから胸倉をつかんできたのね?はい。
肩がぶつかったとかなんとか言って…。
(由希子の声)裏を取ったほうがいいってどういう事です?本人が弁護士と出頭して自供してるんですよ。
(時田)酔って絡んできた被害者を突き落とした。
被害者が絡んだ証拠は?被害者の胃からは大量のアルコールが…。
酔ってたのはわかってる。
被害者が絡んだかどうかだ。
まさか…計画的な殺人だとでも言うんですか?いや…岩本と井上に接点はありません。
2人は初対面ですし…。
それも裏を取るべきだな。
(浅野)気にするな。
(浅野)採取されたペンダントから岩本に行き着いたのはお前だ。
後輩に先越されて嫉妬してるんだよ。
気にする事はない。
あんな性格じゃ誰と組んだってうまくいかねえよ。
なんだか寂しい感じでした。
奥さんと息子さんも泣いてなくて。
仕事と家庭を両立させるって難しいんですね。
デカっていうのはね仕事じゃねえんだよ。
つみれと玉子。
はい。
どういう事です?仕事じゃないって。
長い事やってるとねデカって生き物になっちまうんだよ。
そんな奴何人も見てきたな。
はい。
デカっていう生き物ですか…。
時田もそうだった。
他に泊まる場所があったという事ですか?そうなんじゃないんですか。
たまに夜中に帰ってきて朝は新聞読みながらご飯食べて出て行くだけです。
家に帰らずどっかに泊まってたか…。
大根。
はい。
井上真由美のとこじゃないんですか?あっ僕も大根。
監察官残ってますよ。
頼んだおでん全部。
あ…。
(ため息)監察官も仕事じゃないんですね。
監察官っていう生き物になっちゃう。
…かもな。
(由希子)戻りました。
(浅野)指紋と凶器が出た。
(由希子)えっ?
(浅野)現場近くの街灯に遠山新の指紋が残っていた。
逃げる時に触ったんだろう。
凶器はそこからしばらく離れた茂みに捨てられていた。
(南原)凶器のスパナも遠山が勤務する中古車販売店の備品だった。
(浅野)さっき遺族から提出された手帳にも遠山と会う事が記されていた。
(橋爪)時田を殺したのは遠山だ。
岩本…?課長これって3年前の事件の…。
(浅野)岩本大輔だ。
出所したそうだ。
だが時田殺しとは関係ない。
管理官がおっしゃるように犯人は遠山だ。
(アナウンサー)「今月18日に起きた大田中央署刑事課の時田実巡査部長が殺害された事件で警視庁は今日東京都大田区にある中古車販売店店長遠山新容疑者43歳を指名手配しました」投函された可能性のあるポストは30近くあります。
それがどうした?その周辺をしらみつぶしに当たるという事ですか?当たり前だろう。
2人で?1人でやりたいんだったらもっと…。
2人でやります。
よろしくお願いします。
あっ止めて。
今のところ繰り返して。
あ?なんですか?この男…。
さっきのポストに投函してますね。
ああ。
これのコピー頂けますか?わかりました。
はい。
蒲田に遠山と交際していた女がいます。
その前に寄ってほしいところがあるの。
えっどこですか?じゃあ確かに18日に時田さんが訪ねて来たんですね?はい。
出てきたんだな。
はい。
これで終わりと思うなよ。
俺はしつこいぜ。
終わったと思うな…。
そんな事ないです。
もう終わってます。
俺…自分は刑務所に行って罪を償ったはずです。
ええそうね。
(古市)大輔。
配送を頼む。
加賀医療製作所の第一工場だ。
はい。
失礼します。
いい加減にしてくれよ。
周りの人間が不審に思う。
罪を償ったのに警察が来るんじゃ肩身の狭い思いをする。
もう来ないでくれ。
(菊地)まずいですよ前園さん。
俺たちが命令されてるのは遠山の関係者を洗う事です。
(由希子)わかってる。
勝手に別件を追うなんて時田さんみたいじゃないですか。
(福田)社長三村先生をご案内しました。
(加賀)あ…先生。
(三村正也)例の手術台の特許の件ですがアメリカとヨーロッパでの特許申請に問題はありません。
手続きを進めます。
ありがとうございます。
孝一郎さんが社長になられてから業績が右肩上がりだ。
(三村)先代も喜んでいるでしょう。
(加賀)どうでしょう?父の気持ちはわかりません。
喜ばれてますよ。
立派に会社を大きくされている。
そうだといいんですがね。
どうして中に入れない?
(加賀慎二郎)父さんが入れるなと…。
言ったのか?意識がない人間が。
孝ちゃん。
言い残したんだ。
兄さん苦労ばかりかけただろう。
遺言書あるから。
会社は俺に残すって。
ちゃんと本人の署名がある。
お前のおふくろが無理やり書かせたんだろう。
そういう言い方するなよ。
母親に対して…。
俺の母親じゃない!お前のおふくろだ。
入るぞ。
(慎二郎)ダメだ!2人ともやめてくれ!親父さんの前で兄弟でもめないでくれ。
拡大出来るか?ここまでですね。
うちに送られてきた告発状の封筒です。
コンビニの袋には弁当とカップ麺か。
この近くに住んでる人間ですね。
コンピューター解析で個人特定が出来るといいんだがな。
コンピューター解析で個人特定が出来るといいんだがな。
マスクで顔を隠しても人相はわかります。
顔認証システムからの人相を複顔する事も今の技術なら出来ると思います。
お茶入りました。
濃くてぬるめが監察官。
薄くて熱いほうが良子さん…じゃなくて戸川警部です。
サンキュー!お茶の入れ方だけはうまくなったな。
ありがとうございます。
《お茶の入れ方だけかよ》お茶の入れ方だけだ。
え…?上原和也お前は心の声が全部顔に出るタイプなんだよ。
科捜研に送れ。
個人特定だ。
はい。
あっ!ついでにお茶菓子買ってきてくれる?あっ新しいお茶っ葉もね。
…はい。
顔に出るのか…。
(由希子)出して。
(菊地)まずいです。
出して!命令違反になります。
俺たちが命じられたのは遠山の関係先を…。
時田さんは岩本の出所をわざわざメモに残していた。
その2日後に殺されたの。
何かあるとは思わない?それを考えるのは上の仕事です。
刑事はただの手足じゃない。
3年前の事件はまだ終わっていないのかもしれない。
出して。
ありがとう。
もう戻ります。
自分まで処分されるの嫌ですから。
あ…わかった。
あ…。
画像解析の結果が出ました。
該当する警察官がいましたよ。
やっぱり内部告発ですか?これが告発の手紙と写真を送ってきた人間です。
えっ?時田巡査部長に告発状を送ったのは時田実自身です。
一体これどういう事なんです?上原和也そうやって聞けば誰かが答えを教えてくれるのか?どういう事かを調べるのがお前の仕事だ。
…はい。
自分で自分を告発したか…。
(菊地)課長。
まずい事になった。
署長のところに行って来る。
(由希子)何かありましたか?時田と遠山の会っている映像が確認された。
(橋爪)6月17日の防犯カメラ映像だ。
時田のメモに遠山と会うと書いてあったろう。
あっ…。
金を受け取ってる。
(谷口)金を受け取っていた!?
(浅野)はい。
代わりに捜査情報を教えていたという事か?いえそこまではまだ…。
捜査員が捜査対象から金をもらっていれば情報漏えいしかないだろう。
署長…。
情報漏えいの揚げ句に仲間割れで殺されたなんて事になってみろ。
ここにいる全員ただじゃ済まないぞ。
君はすぐ近くにいて何もわからなかったのか?まさかそこまで腐っているとは…。
(ノック)なんだ?署長羽生監察官が見えられました。
(大久保)監察官!ご足労さまです。
あいさつは結構。
捜査本部に行く。
あっいや…。
告発者がわかった?誰だ?そっちの捜査はどうなってる?遠山って男を指名手配した根拠は?取引か?捜査情報は教えられん。
無駄足だったな。
帰るぞ。
えっ?はい…。
待て羽生。
誰が時田をチクッた?
(橋爪)時田本人が告発していた?どういう事だ?これもおかしいな。
何がだ?日付だ。
この映像は監察官室に告発状が届いたあとに撮影されてる。
それがなんだ?本人が告発したなら監察がマークしてる事は当然知ってるはずだ。
普通監察がマークしてる人間が捜査対象者から金を受け取ったりするか?それにわざわざカメラに映るところで金を数えてる姿を映させてる。
デカだったらまずカメラの位置を確認するだろう。
それじゃあ時田巡査部長は…。
わざと金を数える姿を映させたんだ。
どういう事だ?時田って男は一体何を考えてるんだ?
(由希子)監察官!時田さんは何も教えてくれませんでした。
一緒に組んでいる間何ひとつ教えてくれなかった。
お前だな?はい…。
時田さんどうしてあの容疑者が嘘をついてるってわかったんです?何か根拠がありましたか?どうだかな。
勘って事ですか?勘といえば勘だ。
口じゃうまく言えねえんだ。
指物って知ってるか?江戸指物。
家具ですか?親父が職人だった。
(時田)こっちに背中を向けて木を削ったり差し込んだり…。
その指物が何か?いや…なんでもない。
何言ってるんだろうな。
その時は何を言ってるんだかわかりませんでした。
私も反発する気持ちのほうが強くて…。
今になって思うんです。
背中を見ろって言ってたんだって。
背中をね。
口下手でうまく説明する事が出来なくて上や同僚からも誤解されて。
それでも刑事としての腕は一流でした。
そんな感じですね。
時田さんは3年前の事件に疑問を持っていました。
出所した岩本を訪ねている。
でもなぜ監察官に自分と井上真由美の疑惑を告発したんでしょうか?捜査をつぶされないためだ。
えっ?3年前に終わった事件を勝手に再捜査すれば上から圧力がかかる。
捜査中止を命じられるか他の部署に飛ばされるか。
はい。
だが監察が動いてるとわかれば話は別だ。
(浅野)付近の聞き込みとならびに…。
監察にマークされている捜査員を下手には動かせない。
監察を邪魔していると疑われる。
まあある意味上司の手の及ばない存在になるわけだ。
そうか時田巡査部長はそのために自分自身を告発した。
ああ。
井上真由美が加賀孝一郎という男と会っています。
加賀?加賀医療製作所という会社の社長です。
岩本が勤務する古市精機に仕事をおろしている会社です。
なんでこんな写真持ってる?井上真由美を尾行したな?はい。
そうか…。
あんたも反発しながら時田さんの背中を見てたんだな。
だがねそのやり方はやめたほうがいい。
時田さんも懲戒覚悟で監察に手紙を送ったはずだ。
あんたは時田さんと違ってまだ若い。
他に泊まる場所があったという事ですか?そうなんじゃないんですか。
1つ聞きたい事がある。
なんでしょう?時田さんはアパートか何か借りてたかな?知りません。
聞いた事ないです。
どうしてそんな事…?いや。
(店内の音楽)
(ガルーシア)お待たせしました。
オレンジシュースはどちらへ?そこの坊やに。
はい。
どうぞ。
ねえガルーシア悪いんだけど3人にしてくれる?シセニョリータ。
セニョリータ?何か?いや…。
《坊やと呼ぶな!》加賀医療製作所は手術用のベッドなどで大きなシェアを持つ会社です。
これが今の社長の加賀孝一郎です。
創業者である加賀孝造の長男ですが若い頃はグレていて東都連盟のメンバーでした。
転落死した井上光也と同じ暴走族グループですね。
父親はそんな孝一郎を後継者として認めませんでした。
会社は後妻の子供である次男の慎二郎という弟に継がせるつもりだったそうです。
結局は孝一郎が継いだんですよね?弟の慎二郎は死んだからな。
死んだ…?海での事故死です。
所轄の大田中央署地域課は事故として処理しています。
3年前の4月27日か…。
井上光也が石段で転落死した1か月前です。
この石段が全ての始まりです。
井上はこの場所に死んでいました。
わっ!酔った井上に絡まれて突き落としたか…。
岩本の証言ですね。
正確には岩本に付き添っていた三村弁護士の主張です。
そしてその三村は加賀医療製作所の顧問弁護士です。
怪しいな…。
怪しいって…まさか岩本はわざと井上を突き落としたとか?それもある。
もう1つの筋書きもある。
もう1つですか?岩本は誰かの身代わりになって出頭した。
じゃあ時田巡査部長は…。
ずーっとあとを追っていたんだ。
そして何かの確証をつかんで殺された。
同じこの場所で。
だな。
いってらっしゃいませ。
(電話)はい捜査本部。
場所は?わかった。
遠山新の潜伏先が判明した。
池袋のイースタンホテルだ。
急行して確保しろ!
(一同)はい!
(菊地)前園さん自分たちも。
…あれ?加賀孝一郎さん。
あなたは?大田中央署の前園といいます。
警察が私になんの用ですか?井上光也転落死事件についてお話を聞かせてもらえますか?井上?知ってますよね?昔同じ暴走族グループにいた井上光也さんです。
あなたが会っている井上真由美さんの夫だった…。
ああ…とっくに終わった事件でしょう?犯人は岩本だって聞いた。
その現場にあなたはいませんでしたか?何言ってんですか?
(由希子)岩本大輔はあなたの身代わりに出頭した。
バカバカしい!何か証拠がありますか?事件当日井上はあなたに電話をかけている。
転落死する1時間前です。
その発着信記録も残っている。
電話してきたのは店に顔を出してくれという事だった。
あの時も警察に話しましたよ。
それで納得してくれたでしょう?その時は岩本大輔という別の容疑者がいたから強く追及しなかっただけです。
判決まで確定して岩本は服役したんだ。
ただの容疑者じゃないぞ。
犯人だと裁判所が認めたんだ。
突然令状もなく現れて失礼でしょう。
弁護士と相談してしかるべき措置をとらせてもらいます。
(南原)おい!遠山新だな?
(南原)待て!待て!
(南原)よし確保!コーヒー入りました。
おっ!だんだん本格的になってきたな。
おかげさまで。
お二人に鍛えられましたから。
警察辞めて店でも出すか。
その時はよろしくお願いしまーす。
《これでもキャリアで採用されてるっつうの!》この男がホンボシなら3年前の転落死は時田殺しと関係なかった事になる。
はい。
ですがこれで一件落着とは思えません。
ああ。
(電話)はいはい監察官室。
はいわかりました。
警務部長のお呼びですね?失礼致します。
おっ羽生。
こちら私の大学時代の後輩で弁護士の三村さんだ。
羽生です。
三村です。
お呼びになられたのは?うん。
今彼が顧問をしている機械メーカーの…。
加賀医療製作所です。
そこの加賀社長が突然警察官の事情聴取を受けました。
3年も前に終わったはずの事件についてです。
所轄を通してその捜査員に厳重注意してくれ。
大田中央署の前園由希子という女性刑事です。
時田巡査部長が殺害された事件と3年前のその事件は関係している可能性があります。
とっくに判決は出て犯人も服役した事件です。
山岡さん警察官個人が勝手に再捜査するなど許されていいはずがない。
もちろんだ。
羽生すぐに所轄に確認しろ。
これは命令だ。
はい。
加賀医療製作所の顧問弁護士が監察官室にねじ込んだそうだ。
(浅野)何を考えてる?時田の真似でもしてるつもりか!時田さんは井上転落死事件に疑問を持っている時に殺されました。
あの事件は身代わりの可能性があります。
3年前の事件当日井上が電話をかけていた加賀という男をもう一度取り調べて…。
ホンボシは遠山だ!遠山が時田殺しを自供し始めてる。
えっ?
(遠山新)だまされたんだ。
あいつ俺をはめたんだ。
(遠山の声)あの刑事の悪い噂は聞いてた。
警察でも浮いた存在だって。
金でなんとかなるだろうって上の連中が言ってた。
これは?お近づきの印です。
自分をどこまでやるつもりです?どこまで?本当に俺がやったと思ってるんですか?ここじゃそんな話出来ねえだろ。
なんですか?お前とお近づきになる気はねえよ。
それを出したのは防犯ビデオに残ってる。
贈賄だ。
俺をはめたのか!?金を出したという事は罪を認めたのと同じだ。
お前は手下の売人にヤキを入れた。
意識不明まではやり過ぎだな。
すぐに逮捕状を取ってお前を迎えに行くよ。
今抱えてるヤマが終わったらな。
待ってろよ。
人をおちょくりやがって!あいつさえ消えれば助かるかもしれないと思った…。
あいつは手柄独り占めにするために誰とも組まないデカって聞いたから…。
だから時田を殺したのか?自首する…。
その事で相談があると呼び出した。
(遠山の声)あの場所を選んだのは3年前に時田が追いかけた事件の現場だって知ってたからだ。
(遠山の声)その事件の関係者の犯行だと思わせたかった。
「俺が…」「殺しました」完落ちだな。
わかっただろ?お前は事件となんの関係もない人を勝手に追い詰めたんだよ。
正式な処分が出るまで謹慎だ。
今すぐここから出ていけ。
…はい。
全部終わったな。
はい管理官。
コンビニ袋に弁当とカップ麺を入れていたという事は時田巡査部長はこの辺りにアジトを持っていたという事になりますね。
ああ。
そうか。
岩本の勤めている古市精機もこの近くです。
(坂下)この部屋です。
時田巡査部長がここを借りたのは1年前だそうです。
たった一人の捜査本部ってわけだな。
おいわかるか?えっ?古いたんすですね。
ああ江戸指物だ。
釘を1本も使わずに木を組み合わせる事で接着してる。
100年は使えるそうだぞ。
はあ…。
あっ確か時田巡査部長のお父さんが…。
指物師だ。
恐らく親父さんが作ったんだろうな。
これは…奥さんとお子さんだ。
おっ…。
加賀と井上真由美です。
時田さんもこの2人を追ってたんだ…。
だけど井上真由美は時田さんと男女関係を持ったと証言してますよ。
出所後の岩本です。
これが最後の写真だな。
全部終わったはずじゃなかったのか?採取したもの全部見せてくれ。
(鑑識係)はいこちらです。
なんですか?これ。
(南原)監察官が現場になんの用ですか?監察業務だ。
監察対象となっている時田巡査部長と関連があるかもしれない事件だ。
証拠まで見る必要はないでしょ。
必要があるかないかは俺が判断する。
文句があるなら上を通せ。
そうさせて頂きます。
《この人は何を考えてるんだ…?》
(南原)加賀孝一郎の死因は溺死です。
羽田の堤防から転落して溺死しました。
堤防の上には争った跡があり殺人事件だと思われます。
わかった。
だが本件捜査本部は時田実殺害事件の捜査本部だ。
時田殺しとの関連が証明されない限り別件として扱う事になる。
私は全く別の殺人事件だと考えます。
時田殺しは遠山が全面自供していますから。
(菊地)管理官!鑑識からの報告です。
(南原)管理官何か?時田殺害現場で採取されたのと同じ足跡が出た。
(浅野)えっ?
(橋爪)時田が殺された石段と加賀が殺された堤防に同じ足跡が残っていた。
(南原)加賀を殺した人間は時田殺害現場にも姿を現してたという事ですか?2つの事件が無関係の別件とは言えなくなったな。
まだ3年前の事件を?いや私たちは刑事じゃないです。
監察官といって警察内部の事を調査する仕事をしています。
監察官…。
今調べているのは時田巡査部長の事です。
時田はあなたの事を訪ねてきましたよね?またその事ですか?俺の事を調べているんじゃないならもうここへは来ないでください。
とっくに罪は償ったでしょう?これはなんのためのものですか?《また今度は何だ…?》これで研削油を作るんです。
親父さんが旋盤で細かい作業をするための特殊な研削油です。
研削油?細かい作業をするための特殊な油です。
親父さんにしか調合出来ません。
大輔奥の旋盤回してくれ。
いいんですか?あの旋盤は親父さんが仕上げで使う旋盤ですよね?俺は加賀の本社に行ってくる。
社長があんな事になったからな。
仕事あるんで…失礼します。
(果穂)刑事さん!すいません追い出すような事を…。
いやいや。
こちらがお仕事中に突然伺ったわけですから。
はい。
加賀社長の事があって父さんも岩本さんも普通じゃないんです。
ここで一緒に働いた仲間だから。
ここで?加賀社長も昔ちょっと悪かった事があって。
先代の社長が父さんに預けたんです。
(果穂の声)初めて会った時は2人とも髪の毛赤く染めてて暴走族のグループに入ってたっていうから…。
でも2人ともずっと真面目に働いてくれました。
加賀さんも岩本さんも本当に真面目に…。
この工場に来てから変わった。
はい。
加賀さんはお父さんの会社を継いだし岩本さんも…。
岩本さんも?
(果穂)旋盤の腕もいいって父も褒めてました。
いつ工場を任せてもいいって。
だから3年前の事件の事が信じられなくて…。
秋にあの人と結婚するつもりです。
えっ?まだ何も言われてないけど…。
そうですか。
今は彼をそっとしておいてください。
ちょっと心が痛みますね。
現場の刑事はいつも味わってる事だ。
謹慎中だと聞いたが?ですがずっと部屋の中にいなくても…。
自宅の外に出るのは構わない。
だが私的な捜査を続ける事は許されない。
私的な捜査などしてません。
古市精機は事件関係者のいる工場だ。
謹慎中なのにそんなところで何をしていた?捜査をしていると判断するのが普通だろう。
遠山の自供で転落死事件は終わったと思いました。
けれどそのあとに加賀が殺された。
事件はまだ終わってないんです!その捜査をするのは謹慎中の君じゃない。
捜査本部の人間だ。
はい…。
君は自宅に戻れ。
あとで正式に連絡する。
(携帯電話)はいもしもし。
監察官捜査本部が井上真由美を引っ張りました。
加賀殺害事件の重要参考人です。
羽生今度はなんだ?井上真由美を引っ張ったそうだな?お前には関係ないだろ。
人の現場をうろちょろするな。
俺が調べているのは時田実の非行事実の有無だ。
告発があった以上本人が死亡しても監察結果をまとめて処分を決めなければいけない。
この本部には関係ない事だな。
時田は自宅の他にアパートを借りていた。
そこには私的な捜査の記録と証拠の写真が残されていた。
何?監察資料として押収してある。
物はなんだ?井上真由美を引っ張った容疑は?恐喝だ。
加賀孝一郎から真由美の口座に数百万の金が振り込まれてる。
加賀から…。
ああ。
なるほど。
先に監察の取り調べをやらせてくれ。
上原。
はい。
時田巡査部長が借りていた部屋から押収したものです。
わかった。
今晩会いましょう。
2つの現場で足跡が出たわ。
やっぱりあなたが真犯人だった。
時田実と男女関係にあったっていうのは嘘だね?あんたと加賀が密会しているところを時田は写真に撮ってる。
おい。
男女関係にあった人間がやる事じゃないよな。
あんたにはこれから恐喝の取り調べが待ってる。
加賀から振り込まれた金の事でね。
あれは毎月の…。
愛人手当…にしちゃ高すぎるよね?加賀との男女関係は認めるんだね?ええ。
シャワー浴びてくる。
もう帰るのか?お店あるから。
もう少しいいだろうよ。
俺お前の事さ…。
「愛してる」なんて言い出さないわよね?抱けば言いなりになるとでも思った?そうはいかないわ。
抱かれて終わりにするほど純情じゃないの。
フフフ…ハハハ…!なんで時田と関係してたと嘘をついた?加賀との事を隠しておきたかったから。
あんた銀行の貸金庫借りてたね?えっ?加賀からの入金は口座に入ってた。
その貸金庫何を預けてるの?しゃべらなくてもね警察が正式な手続きを踏めば銀行は金庫を開ける義務があるんだよ。
今のうちに言ったほうが印象がいいと思うよ。
あの人が…夫が撮った写真。
写真?羽田の堤防で撮った写真!お金になるってあの人は言った。
これが?金のなる木だ。
どういう事?日付と時間見ろよ。
加賀の弟が死んだ日の夜だ。
死んだ日?映ってるのは加賀の車だ。
弟が死んだ夜加賀は事故のあった海へ行っていた。
まさか…!ちょっと!何するの?兄さん!
(井上)あいつが突き落としたんだ。
事故なんかじゃない。
最初は俺が相談されたんだ。
弟がどうしても邪魔だってな。
だけど人は殺せないからさ。
俺が断ればいつか自分で動くと思った。
そしたらビンゴだよ。
ずっとつけてたらあいつは羽田の海へ行った。
(真由美)でも落とすところが写ってるわけじゃない。
それで十分なんだよ。
状況証拠ってやつ。
だけどそれからすぐにあの人は岩本って男とケンカになって死んじゃったから。
恐喝を夫から引き継いだ。
写真を持ってるって言っただけ。
そしたら勝手にお金を振り込んでくれて。
(ドアの開く音)ここまでだ羽生。
あとはこっちの仕事だ。
(橋爪)お前が代われ。
(南原)はい。
(車の走行音)
(由希子)待ってました。
時田さんを殺したのあなたですよね?
(うめき声)どうしたの?
(由希子)うっ…!加賀は弟を殺していたか…。
その事が全ての始まりだったんだよ。
あの…井上の転落死の事も気になります。
井上は加賀を恐喝していたんですよね?それが都合よくなんの関係もない岩本とケンカになって突き落とされますかね?身代わりに決まってるだろう。
ですよね…。
こんなの連れて動いてるんだよ。
俺の苦労もわかるだろう?
(ため息)25センチ…。
(携帯電話)もしもし?監察官前園由希子と連絡が取れません。
連絡が取れない?はい。
携帯の電源も切っています。
わかった。
前園巡査部長と連絡が取れなくなった。
何!?前園が消えた?ああ。
よしすぐに緊急配備を手配する。
関係者の行動確認も頼む。
わかった。
あなた…。
フフン…。
(岩本)どうしてとっくに終わった事件蒸し返すんだよ。
あんたも時田も。
3年前の転落死事件井上を突き落としたのはあなたじゃなかった。
(岩本)ああ…加賀社長だよ。
俺は金で身代わりを引き受けた。
やっぱり…。
だけど3年も入ってたんだぞ!事件としては終わりだろ。
あんたたちさえ動かなければとっくに終わってんだよ。
だから時田さんを!?ああ殺そうと思った。
(岩本)遠山って奴に先を越されたけどな。
(由希子)加賀を殺したのは?3000万の約束だった。
でもあいつ金が惜しくなったんだ…。
ただで3年も入るほど俺もお人好しじゃねえんだ。
うっ…!
(パトカーのサイレン)そこまでだ!
(岩本)どうして…。
この人はね監察対象になってるんだよ。
姿を消した途端に警察が全力で追う。
彼女が接触した関係者全員の所在から車の行方まで全て追うんだ。
警察を甘く見ないほうがいいぞ。
逮捕・監禁と誘拐の現行犯だな。
身柄は俺がもらう。
監察業務が優先だ。
呼び出したのは君か?はい。
君の行動は明らかに捜査規範に抵触している。
これから大田中央署で事情聴取を行う。
はい。
上原岩本を連行しろ。
えっ?連行しろ!はい…。
事件はまだ終わっちゃいない。
勝手な事しやがって!ああっ!?羽生が身柄を取っただと?毒ハブの野郎…どういうつもりだ!?
(飛行音)
(古市)俺と同じでねそろそろ寿命が来る。
動かなくなるまで看取ってやりたかったんだけどな…。
警察っていうのはこんなに朝が早いのかね?岩本君が自供しました。
時田さんと加賀社長を殺したと。
ええ?大輔…。
俺がやりました。
俺があの2人を…。
バカな事言うな!何を言ってる。
あの2人をやったのは…。
そうです。
岩本君はあなたをかばってる。
違います!!俺があの2人を…。
大輔!いいんだよ…。
もういいんだよ大輔。
堤防での事も全て芝居だ。
あんたに逮捕させるように仕向けたんだよ。
全ては3年前あの時から始まった。
岩本君が加賀孝一郎の身代わりになった時から。
そうですね?先代はうちの恩人でね。
何度失敗してもうちを下請けから外さなかった。
(古市の声)あんたの技術が必要だと言ってくれた。
加賀医療が大きくなったのはもちろん先代の功績だ。
けどその手伝いが出来た事が俺の誇りでね。
その先代の後ろにくっついてね。
この工場にもよく遊びに来てた。
(古市の声)孝ちゃんが変わったのは産みの母親が亡くなって先代に新しい奥さんが来てからだ。
母親の違う弟が生まれて自分が疎外されたように感じたんだ。
グレてね…。
先代は勘当すると言った。
それを俺が預かったんだ。
同じ暴走族にいた大輔と一緒にこの工場で。
(古市の声)この工場では真面目だった。
それで先代も会社に戻る事を許してくれた。
3年前には弟さんが亡くなって孝ちゃんが社長を継いだ。
立派になって…。
天国の先代も喜んでいると思った。
それがあの夜…。
人を突き落とした?
(加賀の声)酔った井上に絡まれたんだ。
自分ばっかりいい目見やがってって…。
でもめて…振り払ったらあいつ石段から落ちやがって。
孝ちゃん…。
どうしよう親父さん!俺がパクられたら会社も潰れちまうよ。
こんな事俺親父さんにしか言えなくてさ。
ああ…親父さん!大丈夫だ…。
心配するなよ。
いやいやだって俺…。
俺がやったんだ。
え?俺が絡まれて突き落としたんだ。
先代がいなければこの工場はとっくに潰れてた。
女房と首くくってたかもしれねえんだ。
孝ちゃんあんたその恩人がたった一人残した息子なんだ。
親父さん…。
大丈夫!俺がやったんだ。
(古市の声)大輔はそのやり取りを聞いていたんだ。
バカな事言うなこの野郎!今親父さんがいなくなったら誰が旋盤回すんですか?機械の事も会社の事も親父さんが頼りなんです。
工場なくなったらみんな…みんな行くとこなくなるから。
お前だってそうじゃねえか!何言ってんだよ。
俺はまだ若いしくらっても3年ぐらいです。
大輔…。
俺…初めて立派な背中見たから。
俺がガキの頃見てた親父の背中は酔っておふくろを殴る背中だった。
大人なんてみんなそうだって思ってた。
だけど親父さんだけは違った…。
親父さんの背中だけは違った!!ここで初めて旋盤回す親父さんの背中見て。
俺たちに仕事教えてくれて飯食わしてくれて…。
それが俺には初めて見るかっこいい大人の背中だった。
俺に…いかせてください。
うちに来た時は髪の毛真っ赤に染めて一日二日で逃げ出すと思った。
その大輔がうちの工場を助けてくれた。
(古市の声)それで全てが終わるはずだった。
3年が経って大輔も帰ってきて。
娘ともうまくやってるみたいで…肩の荷を下ろしたと思った。
ところが時田さんはまだ捜査を続けていた。
まずい事になったよ…。
時田って刑事が3年前の事件調べ直してるんだけど。
何?
(加賀)ずっと俺張ってるんだあの刑事。
せっかく大輔が3年も苦労したのに全部無駄になっちまうね。
(加賀)時田って刑事なんとかなんないかな?なんとかって…?
(古市の声)「殺してくれ」と言ってるんだと思った。
けどそんな事が出来るはずもなかった。
ただ本当に時田さんが孝ちゃんを逮捕でもしたら大輔が身代わりになった事が無駄になってしまう。
なんとしても捜査をやめてもらうしかなかった。
それで時田さんのあとをつけたんだ。
(古市の声)その時…信じられない事が起きた。
(時田)うっ!
(古市の声)何が起こったかわからなかった。
(古市の声)生きていたんだ。
時田さんは死んでいなかった。
(古市の声)俺が救急車を呼べば助かると思った。
(加賀)せっかく大輔が3年も苦労したのに全部無駄になっちまうね。
時田って刑事なんとかなんないかな?
(古市)新聞で遠山という男が逮捕されたのを知った。
けど…本当に殺したのは俺なんだ。
その時現場に古市さんの足跡が残った。
ああ。
加賀殺害現場の羽田の堤防にも残っていた足跡だ。
加賀を突き落としたのもあんただね。
(加賀)助かったよ。
全部親父さんのおかげだ。
(古市)そんな事を言うためにこんなところまで?あと1つ頼みがあるんだ。
あと1つ?真由美って女が邪魔なんだよね。
孝ちゃん…。
井上の嫁。
どうしてそんな女が?ここで井上に写真撮られたんだ。
その写真が真由美って女のものになってる。
「ここで」ってここは…。
慎二郎が死んだ海だ。
(古市)孝ちゃんまさか…。
3年前酔った井上に絡まれて振り払おうとしたら石段から滑り落ちたって言ったのは…。
あの時はそう言うしかなかった。
本当は井上に脅されてたんだ。
(加賀の声)俺が慎二郎を突き落とした事バレてた。
孝ちゃん…。
あと一人だけ!あの女だけなんだ。
これで邪魔者はみんないなくなる!頼むよ親父さん。
バカな事言うな!どうしたんだよ?どうしちまったんだよ孝ちゃん。
これは親父さんのためでもあるんだ。
今俺がパクられたら親父さんの工場も…。
そんな事はどうでもいい!俺は先代に…あの人にあんたの事を頼まれて。
何が先代だよ!親父なんか俺の事はなんも考えてくれなかったじゃないか!そんな事はない!先代がどれだけ孝ちゃんの事を…。
嘘だ!
(加賀)あの人はいつだって慎二郎ばかり見てた。
俺の事は親父さんに押しつけて慎二郎をいつも手元に置いてた。
俺が社長になるには自分の手であいつを落とすしかなかった。
(古市)何を言ってるんだ!先代はな俺に手をついたんだ。
(古市の声)孝一郎を頼む息子を頼むってな。
どれだけあんたの事を…!どうして俺だと?加賀が落ちた現場に小さな金属のくずが落ちてました。
なんですか?これ。
古市精機の旋盤から出た金属のくず。
それに付着していた研削油。
(岩本の声)細かい作業をするための特殊な油です。
親父さんにしか調合出来ません。
加賀が死んだ堤防と時田巡査部長が死んだ石段から同じ足跡が発見されている。
25センチの足跡です。
岩本君の靴にしちゃ小さすぎる。
それで古市さんだと?すまかったな大輔。
やっぱりあの時お前をいかせるべきではなかった。
親父さん…。
(すすり泣き)バカタレ!お前は最後まで俺を…俺の事を…!古市さん人と人の絆を繋げるのは真心だけです。
彼と娘さんのために罪を償ってください。
(果穂)お父さん…岩本さん!!ごめんな果穂。
果穂…大輔についていけ。
こいつはいい腕をしてる。
この腕があればどこでも旋盤回していける。
こいつならきっと…。
お前を守ってくれる。
大輔を待っててやってくれ。
(パトカーのサイレン)これを…あの人が?はい。
借りていたアパートの壁に貼ってありました。
あと江戸指物のたんすが1つ。
夫の父が作ったものです。
指物師のお父さんは働いている背中を見せる事が出来た。
だが警察官は仕事中の姿を家族に見せる事が出来ない。
残念だったと思います。
はい…。
しかし時田さんは素晴らしい刑事でした。
その事をお伝えしたかった。
私は…時田さんの背中を少しだけ…少しだけ見ていました。
(由希子の声)立派な背中でした。
そうですか…!ありがとうございます…。
前園巡査部長君は故意に岩本に拉致されたんじゃないのか?時田さん殺しの犯人を突き止めるために。
警察官としては正義のためどんな事をしても真実を解明しなければと思いました。
君はずっと時田さんの背中を見てきたんだな。
刑事魂だ。
監察官ありがとうございました。
礼を言われる事はない。
職務を遂行したまでだ。
これから君の処分も決める。
はい。
復帰したらいい刑事になってくれよ。
はい。
《僕は…この人の背中を見ていこうと思った》《毒ハブと呼ばれる男の背中を》
(山岡)時田巡査部長に非行の事実はない。
これが監察結果か?はい。
前園という女性捜査員は?謹慎中の規律違反により減俸10分の11か月の処分と致しました。
わかった。
それと時田実巡査部長の二階級特進を申請致します。
職務執行中に不慮の事故に遭った優秀な警察官です。
お願い致します!わかった…。
これをもって本件捜査本部を解散する。
時田実警部に対して敬礼!監察官なんとか今回の案件も終わりましたね。
ああそうだな。
どうだ?上原和也少しは成長したのか?はい。
お二人の背中を見てますから。
そりゃあ出世しねえよ。
出世したいならね警務部長の背中を見てろ。
別に出世は…。
したくないのか?いや…全くしたくないっていうわけではないんですけど。
まあ実に中途半端に正直な奴だな。
あっ!そうだ。
食後のコーヒーを買ってきてもらおうかな。
うんうん。
コーヒーなら僕が帰ってからやりますから。
いや缶コーヒーがいいんだけどね。
俺もそのほうがいいや。
はあ?それはないんじゃないですか?せっかく僕が上手に入れられるようになったのに。
もう!お二人にはお茶もコーヒーも入れませんからね。
もう…。
あれ本気ですねてましたね。
だね。
おい待てよ!上原。
ちょっとちょっと…。
上原和也君機嫌直してください。
ちょっと待てよ!
(岩崎卓人)うっ!
(加治川法雄)岬先生は骨の声を聞くんです。
(ピアノ)
(添田伊佐男)壊れた楽器には用はない。
(岬久美子)嘘をついたっていうんですか?
(佐藤元)警察に知られたくないやましい事でもあるんでしょう。
これが家族のパンドラの箱だったんだ。
(小野寺さくら)あやめ!
(石倉浩文)こちらの晴子さんにエルゼのママを代行して頂きます。
(柴田明良)大迫さんの殺害現場からその手帳だけが消えてるんです。
(星川譲)代行屋にしか出来ない事もある。
2014/11/01(土) 21:00〜23:06
ABCテレビ1
土曜ワイド劇場「監察官・羽生宗一」[デ][解][字]
〜毒ハブと呼ばれる男!!刑事殺しに疑惑あり!?悪女が受け継ぐ死者の脅迫…匿名告発状が招く連続殺人を追え!!
詳細情報
◇番組内容
中村梅雀が監察官を演じる好評シリーズの第2弾!監察対象の刑事が殺害された!!“毒ハブ”こと羽生宗一は彼の死に3年前の殺人事件が絡んでいることを見抜くが…!?
◇出演者
中村梅雀、戸田恵子、山本未來、永島敏行、綿引勝彦、大路恵美、渡辺大、春田純一、国広富之中村梅雀、戸田恵子、山本未來、永島敏行、綿引勝彦、大路恵美、渡辺大、春田純一、国広富之
◇スタッフ
【脚本】安井国穂
【監督】吉田啓一郎
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/dwide/
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
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日本語
サンプリングレート : 48kHz
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