土曜ドラマ ボーダーライン(5)(最終回)「消防の境界線」 2014.11.01

俺が救助隊?おかしいでしょ。
俺と同じように降りてこい。
降下。
左手もっと伸ばせ!よし。
(松井)集合遅い。
やり直し。
さくらにとって何が一番大事なんやろなって。
(松井)どっちか選ばなあかんのかもな。
さくらなんか救急なんか。
わしらはお前を見捨てへんぞ。
(松井)行くぞ!123。
お前がいつの間にか消防士になってるからや。
ありがとうございます。
わしの方こそありがとう。
急げ急げ急げ。
(明)カラビナよし。
安全環よし。
(木村)全然あかんやん。
遅いしゆるゆるやそれ。
ほな木村さんやって下さいよ。
俺ぐらいの筋肉質になったらこんなんなしで高いとこから着地できんのじゃ。
(大迫)できる訳ないでしょ。
(原田)蔭山さんもお手本見せて下さいよ。
(蔭山)えっわし?久しぶりやからなあ…。
ほなちょっとやってみるか。
(一同)お願いします。
よ〜いゴー。
(一同)お〜。
(上島)マジっすか!
(原田)かっこいい!ほんまか?ロープの結び方。
わしやないんかい。
だって蔭山さんたまに加齢臭しますもん。
(上島)おいお前そんなん言うなや。
(原田)匂いは私の基準やもんね。
川端君。
はあ。
ええねんおっさんやから。
ほな川端やってみ。
座れ。
よし!ええかコツはな手ここにしっかり置いて最初は焦らんでやるこっちゃ。
(木村)よ〜いゴー。
カラビナよし。
安全環よし。
(楓)お疲れさまです。
よう。
汗びっしょりですね。
ああいやいや久々に指導してね。
蔭山さんが?うん。
何かうれしそうですね。
そうか?はいすごく。
どないした?えっ?何か元気ないな。
いえ大丈夫です。
そうか。
ほな。
あっそうやちょっと聞きたいねんけどわし臭うかな?えっ?あっいやいや!気にせんとって!蔭山さん釣りよく来るんですか?昔はなよう来とった。
富岡とな。
あいつを死なせてからは…そうか初めてやな。
現場には生死を分けるラインがある。
それを越えていったあいつをわしは止める事ができひんかった。
回想戻れ!富岡!
(富岡)うわ〜!葬式でわしはあいつの母親に腕つかまれて言われたんや。
「うちの息子の手が冷たいのに何であんたの手は温かいんや」ってな。
その言葉が頭から離れへんでな現場から逃げ出した。
何で戻られたんですか?東日本大震災が起きてわしらは現場へ行った。
現場はそら壮絶やった。
行方不明になった家族を必死に捜す人たちの姿を見てなわしは何をやっとるんやとほんま恥ずかしなってな。
生き残った人間としてもっとやるべき事があるんとちゃうかって。
大災害の現場では消防にできる事は限られとる。
そやけどな助ける事から逃げたら終わりや。
わしらは負け続けとる。
けどないつかは勝たなあかんねん。
そんで現場に戻ったら消防士がやりたない言うおもろいアホが入ってきてな。
そいつ任されたからやめようにもやめれんようになってしもうて。
アホは言い過ぎや思います。
お前がどんどん変わっていくのを見てな勇気もろうてるんや。
人間は変われるんやってな。
兄貴ラップ取って。
ああ。
ありがとう。
何やってんねん?見たら分かるやん。
さくらのおやつ作ってんねん。
さくらもうすぐ学校から帰ってくるから。
これからはできるだけさくらと一緒にいてやりたい。
楓お前ほんまに…。
渚にも報告してん。
私は救急隊辞めてさくらの母親になるって。
兄貴。
うん何や?これ覚えてる?覚えてるわ。
さくらが小学校入る前くらいやったかな。
私これ見つけた時さくらの事叱れへんかった。
消す事もできひんかった。
あの子がどんな思いでこれ書いたんやろかって。
あの子が熱出した時もおなか痛くなった時も私はずっとおらへんかった。
私はいっつも救急車乗って走ってた。
私が救急隊辞めてもな代わりの人間はよぉさんおる。
そやけどさくらが「お母さん」言うて胸の中に飛び込んでこられるのは私しかいいひんのや。
そやな。
(ドアが開く音)
(さくら)ただいま〜。
圭介も来てたん?さくら〜。
見てみ。
これ何だ?クッキー。
そうです!手洗っといで。
パンダさん一緒に作ろう。
うん!兄貴もしっかり作ってよ。
あっどこが上か分かんなくなっちゃった。
え〜耳どこつけんの?アハハハ…。
兄貴のパンダは…何やこれ!
(松井)あかんちょっと待って。
(育恵)母ちゃん目玉怖いしあかんのや。
明ようさばけるなあ。
蔭山さんに教えてもろてん。
釣りたてはめっちゃうまかったで。
今おかんに刺身とあら汁作ったる。
何やねん。
あんた蔭山さんにかわいがってもらってんのやね。
あっそうやせっかくやしお祝いしよう。
ビール買うてくるわ。
こないだもろたビール券…。
こないだ親父に会うたで。
回想
(哲二)明やろ?
(哲二)ほんまに悪かった思うてる。
お前や育恵にした事は…。
おかん。
堪忍な。
えっ?俺ずっと自分の事しか見えてへんかった。
おかんは会いたかったら会いに行ったらええ。
俺の事なんか何も気にせんでええで。

(原田)えっ楓さん救急降りはるんですか?うん。
元の旦那がさくらの親権よこせって言うてきてて私が救急降りひんかったらさくらと別れる事になるかもしれん。
そんな。
もう決めてん。
頼りになる後輩おるし任せようかなって。
でも…。
私まだまだ楓さんに教えてもらわなあかん事いっぱいある…。
大丈夫や。
署のみんながサポートしてくれはる。
この事はまだ誰にも言うてへんから原田の中だけにとどめといて。

(伊藤)釣りに?うん。
今度みんなで行きませんか?どないしたんですか?
(上島)どないしたんですかって…。
いつもはみんなの誘い断んのに。
いやそれは朝みんなとモーニング食べに行ったらお金かかるでしょ?釣りは道具さえあればほぼタダで魚取れるんですよ。
そんなんみんなで行った方がいっぱい釣れるし。
何やお前頭数増やしたいだけか。
食費浮きますから。
(上島)変わらんなお前は。
(松井)何かえらい盛り上がってんな。
何の話?
(連島)あの…さっきの川端の話なんですけど釣り行きませんか?次の非番で。
川端釣った魚さばいてくれる?お刺身に。
もちろん。
俺行きます!
(大迫)嫁と子ども連れてってもいいですか。
ええよ。
ほな俺も行きます。
しゃあないな釣り歴20年の俺も行こうか。
そうなんですか?おじいちゃん漁師やったからな。
蔭山さん船で沖出ませんか?ええなあ。
ねえ楓さんも。
私は…。
さくらちゃん俺ちゃんと見ときますよ。
ほな。
俺も行きます。
(伊藤)じゃあ私ワンボックスカー出しますんで何人か車出せますか?
(連島)僕出せます。
わしも出すわ。
3台あればいけるやろ。
ありがとうございます。
ほんなら船代のカンパお願いします!カンパやて川端君も随分変わりましたね。

(火災指令音)「火災指令南管内本件は建物火災」。
(桧山)南指揮1から大消本部。
2階取り残し2名あるもよう。
現在検索中以上。
南救急隊到着しました。
了解!
(無線・松井)「南救助隊から南指揮1これより進入する。
現在時間は15分」。
(木村)松井さん49出ます。
(松井)よし。
木村連島そのまま救急に引き継げ。
楓49マル1名今木村と連島で下に降ろす。
(木村)123。
松井さん奥の部屋に1人倒れてました。
ちゃんと確認したんやな?はい。
松井難しいか?
(松井)木村も連島もおりません。
進入は厳しいです。
(広田)ホースも足りません!中に人が見えたんです。
助けるべきです。
分かったからお前は口出すな。
松井わしと川端で行ける所まで行くわ。
ほんまに人おったら時間ないぞ。
(松井)川端蔭山さんと奥の部屋の検索や。
入り口付近まで俺も一緒に行く。
よし!
(松井)進入!前より熱なってるぞ。
行けるか?大丈夫です!川端49はどの辺りにおったんや?そこの奥です。
倒れてる足が見えました。
誰かいませんか〜?川端姿勢低く行け。
(松井)2人とも大丈夫か!?大丈夫だ!蔭山さんいました!まずい。
内部の状況は?もう一人おるはずです。
(大迫)木村さん!もう一人は自力で脱出して避難したみたいです。
東の隊が確認しました。
小隊長!残り1名避難済み。
はよ出て下さい!川端逃げるぞ!ロープが引っ掛かってます。
退出や!退出しろ!退出!松井!
(松井)川端!蔭山さん!蔭山さん!
(松井)川端!
(爆発音)蔭山さん?蔭山さん!明…。
おかん。
よかった…。
大丈夫か?楓さん。
俺…。
ええから。
今はゆっくり休んどき。
蔭山さんや…。
蔭山さんは?川端…。
どこにおるんですか?あぁ…。
蔭山さん!蔭山さん!ああっ…。
俺のせいや。
(泣き声)う〜っ…。
副署長蔭山さんは…。
(桧山)なんとか一命は取り留めたが非常に厳しい状態は変わらん。
そうですか。
(桧山)みんなしんどいとは思うが今はふんばってくれ。
当面消火隊の指揮は上島司令補にやってもらうが…。
何でこんな事になったんですか?49はもう外に出てたんでしょ?最初の情報は中に2名やったんですよ。
ちゃんと救助は確認したんか?あの煙の中で目視はできないでしょう。
情報を優先する状況やったんです。
(広田)川端が中に人おるって。
でも実際は誰もおらんかったんやろ。
松井さん。
その判断はできなかったんですか?
(木村)だから見えへん言うてるやろお前。
お前誰に口きいてんねん。
俺らは救助に命懸けとんねん!中におる言うたら入るやろ!木村表出ろ。
オレンジ着てたら気分大きなるんか。
(木村)先輩やからって言うてええ事と悪い事あるんちゃうんか!?隊長の判断は何も間違ってないと思います。
お前おらんかったやないか。
(連島)松井さんは退避命令を出して危険を回避しようとしたんですよ。
みんな聞いてたんでしょ?
(伊藤)やめろって。
蔭山さんがどうしても行かなあかん状況やったんか?行かなあかんかったから行きはったんでしょう。
お前らの判断が間違ってたんとちゃうんか!?誰の判断とかそんなんないやろ。
現場では何が起こるんか分からへんのやで。
兄貴やからかばうんか?蔭山さんは死ぬかもしれんねんぞ。
(伊藤)それはひどいやろ!楓さんがそういう人じゃない事は分かってるやろ。
もう一遍言うてみ。
(大迫)やめて下さい!もうやめて下さい!もういいでしょう!?蔭山さんが大変な時に何やってるんですか。
うっ!何でやねん!
(菅野)死ぬなよ蔭やん。
みんなバラバラになってまうぞ。

(さくら)体育音楽。
よしオッケー。
忘れ物ないか?うん。
さくら。
大事なお話があんねん。
お母さんな…さくらと一緒に暮らされへんかもしれん。
何で?お父さんがさくらと一緒に暮らしたいって言うてはる。
うん。
お母さんが救急隊辞めへんかったらさくらの事引き取りたいって言うてはる。
うん。
そやからお母さんさくらと一緒に暮らしたいから救急隊辞めよう思て決心した。
そやけどな…やっぱりあかんねん。
お母さんな助けたいねん。
助けなあかん人いっぱいいはんねん。
うん。
そやから救急隊辞められへん。
さくらお母さんが救急でうれしいよ。
お母さんと一緒に暮らされへんようになるかもしれん。
大きくなったらまた一緒にお母さんとおられる?さくらさくら大きくなるから。
さくら…。
さくら。
さくら…。
行くの?仕事やから。
行かなあかんねん。
そうか行かなあかんか。
行っておいで。
おはよう。
おはようございます。
回想松井!蔭山さん!あいつもうちょい休ませた方がええんちゃいますか?上島。
今日から蔭山さんの代わりに小隊長やろ?頼むで。
はい。

(火災指令音)「火災指令南管内住宅火災」。
川端。
何やってんの。
出場や。
川端はよせい!おい木村お前らが出んかったらわしら出られへんぞ!
(木村)隊が出られへんやろ。
はよ乗れ!
(木村)川端!木村出るぞ。
松井さん…。
時間ないんや。
行くぞ!行くぞ。
行くで。
(サイレン)
(菅野)川端!何でお前がここにおるんや。
お前の隊出場したはずやろ。
やっぱり駄目です。
俺…消防辞めます。
俺のせいなんです。
現場で要救助者や思うて俺が報告したら蔭山さん一緒に中入って…。
俺がおらんかったら…。
それは違う。
俺がおるからやめようにもやめられんようになったって。
最初から…俺が消防に入らんかったら蔭山さんはこんな事にはならへんかったんです。
全部俺の責任なんです!お前の責任やと?ド新米のくせになめた事抜かすな!蔭やんはなどうしてもお前にオレンジ着せとうてわしに頼みに来よったんや。
もしもお前が逃げたら自分が責任を取って消防を辞める言うてな。
そんだけお前に期待しとったんじゃ!お前自分だけが苦しんでるなんて思うな。
署のみんなが苦しんどる。
川端。
逃げるな。
現場には生死を分けるラインがある。
消防にできる事は限られとる。
そやけどな助ける事から逃げたら終わりや。
消防は負け続けとる。
けどいつかは勝たなあかんねん。
カラビナよし安全環よし。
確保お願いします。
到着!昨日は…すいませんでした。
1人欠けるいう事がどういう事か分かってるのか!?まあ言いたいとこやけど無理もないわ。
俺も現場で足がすくんだ。
松井さん…。
みんなの気持ちもバラバラや。
救助隊長として現場の人間をまとめる事もできてない。
川端お前やったら…。
(警報)「緊急地震速報です。
強い揺れに注意して下さい」。
地震や!気ぃ付けろ!みんな大丈夫?みんなケガないか?
(一同)はい。
大丈夫です。
震源は和歌山沖や。
日勤の人間は手分けして非番の人間集めろ。
それから必ず出場がかかるから隊員は下で待機。
(一同)よし!行くぞ。
川端!
(舌打ち)はい119番です。
火事ですか救急ですか?
(女性)火事ですか救急ですか?爆発の危険がありますんで現場から少し離れて下さい。
川端は?
(火災指令音)「火災指令南管内本件第4類危険物事業所。
警防計画適用火災。
南区ナミモト町1丁目1。
タイショウ化学工業工場出火」。
回想消防は負け続けとる。
けどいつかは勝たなあかんねん。
行くぞ!
(一同)よし!すんません!
(木村)はよせい川端!行くで。

(サイレン)大消本部!大型タンク…はいタンク横からの火。
不明者情報は現在収集中。
時刻は29分。
以上。
分かりました。
電気室ですね。
ここにおって下さい。
連島行くぞ!
(連島)よし。
(木村)小隊長プラント内電気室にて作業中地震による崩落。
3人の行方が分かってません。
(松井)中におる可能性が高いんやな?
(木村)はい。
崩落に巻き込まれるのを従業員が確認してます。
(爆発音)
(無線)「大消本部から各隊へ。
化学工場内で爆発。
更に引火爆発の危険あり。
各隊は危害防止に十分留意し中隊長の指示に従え。
以上」。
(桧山)松井君ゲート付近まで一旦撤退しよう。
この状況や。
内部への進入は危険すぎる。
撤退して状況確認後…。
ちょっと待って下さい。
中に人がおるんでしょう?確認に行かせて下さい。
中入っても重機が必要な状況やったら救助に時間がかかるんやぞ。
すぐに助けられる状態かもしれません。
今の爆発で内部の延焼状況も分かってへんし…。
(木村)小隊長…。
諦めるんですか?中に人がおるのが分かってて見捨てていくんですか?俺ら消防は人を助ける事が仕事やって教えてくれたのは皆さんやないですか。
「消防は負け続けてる」。
そう言うてた蔭山さんに俺ら消防が勝つところ見せたいんです。
お願いします。
行かせて下さい!ド新米一人で何ができるんや。
中隊長!
(松井)大迫風向き調べて可燃性ガスの状況確認。
よし!上島火災に備えて消火隊の援護が欲しい。
ええか?当たり前やないですか。
広田ホース延長準備せえ!
(広田)よし!私も行く。
状況次第では挿管や静脈の確保も必要になる。
この場では私しかできへん。
分かった。
原田マル傷複数になる。
後着隊との連携頼む。
分かりました。
(松井)よし行くぞ!
(一同)よし!
(木村)誰かいませんか〜?誰かいませんか〜?
(松井)気ぃ付けろ。
(一同)よし。
(松井)こっちだ行くぞ!
(一同)誰かいませんか〜?誰かいませんか〜?・こっちや〜!助けてくれ〜!
(松井)おったぞ。
こっちや!・ここここや。
すぐ助けますから!ちょっと下がっといて下さい。
木村スプレッダーや。
よし!
(木村)よし開いた!よし。
じゃあこちらからゆっくり出てきて下さい。
よし大丈夫ですよ。
はい大丈夫ですよ。
よし大丈夫ですか?よし。
ケガはないですか?
(男性1)まだ奥に1人おんねん。
足挟まれて動けんようになっとる。
(男性2)なんとかしたってくれ!うっ!余震や。
すぐしゃがんで下さい!クソまた鉄骨が!原田これから49マル2名出す。
中隊長救急搬送お願いします!広田君連島君頼むで!
(2人)よし!小隊長体の小さい俺やったら入れます。
行かせて下さい。
ええか。
絶対に無理すんな。
木村サポートせい。
よし。
カラビナよし安全環よし。
確保ロープよし。
進入。
よし。
誰かいませんか?・消防か?大丈夫ですか?あかん。
両足…両足いわしてもうた。
挟まれ部分は両下腿クラッシュのおそれなし。
今出しますから頑張って下さい。
すまんな。
(無線・桧山)「中隊長から救助隊長2階部分から煙が出てきた。
間もなくそっちにも延焼するぞ。
延焼危険あり!繰り返す。
延焼の危険あり!危害防止に十分留意!松井さん!」。
ううっ…。
(松井)川端!
(上島)おい大丈夫か!?
(木村)動け〜!う〜…。
ううっ…。
にいちゃん若いな。
年なんぼや?25です。
来てくれただけでもありがたいこっちゃ。
こんなんしとったらあんたまで死んでまうで。
もうええから逃げてくれ。
今朝孫がな納豆嫌いや言うて泣きよってな。
そんなん言うんやったら食べんでええ言うて泣きながら学校行かしてしもうたんや。
怒った顔が最後に見せた顔になってもうた。
もう怒ってへんからいうてにいちゃん孫に伝えたってくれへんか。
おっちゃんが自分で言うんや!諦めたらあかん。
俺らが絶対助けるから。
うっ!おおきに。
おおきに。
(松井)川端!小隊長。
持ち上げるぞ。
よし。
123。
うお〜!
(2人)うお〜!
(2人)うお〜!
(松井)123。
安心して下さいね。
もうすぐですよ。
中隊長49マル救出しました。
隊員も全員無事です。
これから搬送します。

(菅野)そうかド新がな…。
あいつ「消防は勝たなあかん」って。
うん?「蔭山さんに俺らが勝つところ見せるんや」って言うてました。
蔭やんに…。
ええがな〜。
(飯田)スガちゃん。
飯田はん。
(松井)失礼します。
皆さんご無事で?いや〜スガちゃんこの辺りほとんどケガ人出てないわ。
ほんまかいな。
スガちゃんあんたが町じゅう回って防災講習してくれたんが役に立ったんや。
おおきに。
皆さんのおかげですわ。
おおきに。
おおきに!何充実感に浸ってんの?別に浸ってなんか。
あんたがあんな事言うとはな。
川端。
はい。
あんた強なったな。
え?私も強ならな。
母親としても救命士としても。
もう揺れるのはやめや。
さくらは渡さん。
救急も降りひん。
消防は勝たなあかん。
そうやろ?はい。
何や葬式みたいな顔しよって。
蔭山さん!お前ケガはないな?はい!蔭山さん俺ら勝ちました。
消防勝ちましたよ。
そうか。
お前…ええ顔になったな。

(桧山)え〜新人の大野君や。
大野君ひと言。
(大野)本日配属されました大野です。
僕は子どもの頃から消防の現場に憧れてて就職も消防以外は受けませんでした。
先輩方にどんどんご指導頂いて…。
今年はイライラせんで済みそうやな。
そうですね。
あっにいちゃんおはようさん!おはようございます。
(松井)あいつ新人入ってきてんのに何で遅刻やねん!今日蔭山さん退院するって言うてたから様子見てきますって。
おはようございます。
すいませんすぐ着替えてきます。
どうやった?あの〜蔭山さん。
元気に家に帰りはりました。
そうか。
あっあんたはよ着替えてき。
今日は新人来てるんやから先輩としての示しつかんで。
はい。
何するんですか。
ハハハハハハ。
(上島)おいド新。
はい。
いつ指令入るか分からんからさっさと準備せい。
(大野)よし。
もさっとすんな!川端君はもうド新米やないですよ。
あ…。
ええがな。
ド新のままいったらええ。
はい。
(火災指令音)「火災指令南管内」。
またそれですか?駄目ですか?緊急や。
ええからはよ行け。
よし。
(広田)燃えとんねん。
はよ行け!行こう。
川端!どうやまだ現場やめたいか?こんな大変な仕事今すぐ辞めたいです。
川端君もすっかり消防士の顔になりましたね。
ああ。
ライン越えよったな。
どういう事ですか?救う側の人間になったちゅう事や。
(サイレン)・「僕らはどうして今」・「ここに生きてる」・「理由など分からないけど」・「今感じる風がある」・「暮れゆく光を背に」・「君と手つなぎ」・「こんなに愛おしい日を生きてる僕らは」・「FLYFLY目に映るこの世界を今」・「FLY恐れずに微笑んで」・「続くこの空に」2014/11/01(土) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
土曜ドラマ ボーダーライン(5)[終]「消防の境界線」[解][字]

火災現場に救助に入った明(小池徹平)は、まだ要救助者が残されていると言う。消火隊長の蔭山(筧利夫)は明とともに救助に入るが、誰もいない。その瞬間猛火が襲う。

詳細情報
番組内容
消火隊長の蔭山(筧 利夫)は、災害現場で部下を亡くし現場を去ったが、東日本大震災の惨状を見て、やるべきことがまだあると感じ現場に復帰。そして、明(小池徹平)の消防士としての成長を見て、勇気をもらっていたのだと語る。一方、楓(藤原紀香)は娘の親権を奪われないため、救命士の仕事をやめようと考えていた。そんな折、蔭山は明と一緒に入った火災現場で、明が要救助者がいると誤認したことにより猛火に包まれる。
出演者
【出演】小池徹平,筧利夫,山口馬木也,徳井優,波岡一喜,趙

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