「チョイス」。
それは選択肢。
人生にはさまざまな分かれ道があります。
特に人生の一大事病気になったとき。
大きな困難に直面します
最も怖いがんといわれる膵臓がん
自分自身が人生が。
それが一番先に頭に来た。
これはがんが見つかってから5年後生きてる人の割合です。
このとおりほかのがんと比べて膵臓がんは極めて治療が難しいがんなのです
でもこの膵臓がんを食い止めるチョイスがあるんです
こちらの方は膵臓がんを克服。
がんが見つかってから8年過ぎています
こんなに生きていいのかなって…。
うん本当。
膵臓がんの治療法は年々進化。
そして早期発見も可能になってきているのです。
今日は膵臓がんを食い止めるためのチョイスをご紹介します
さあ今日の「チョイス」は膵臓がん。
はい。
がんっていう時点で怖いっていうのは僕らもイメージあるけどね。
また膵臓がんってのはなかなかど真ん中じゃないっていうかいまいち膵臓っていう臓器自体がどこにあるかっていうのも分かりにくいしね。
まずはその膵臓どこにあるのか改めて…。
膵炎の時もやりましたけれども。
場所がねピンと来ないのよ。
みぞおちの辺りで胃の裏側に隠れているんですね。
これが膵臓なんです。
胃をちょっと抜いてみるとこんな感じですね。
こういうふうに胃の裏側にあるという体の奥にある臓器なんです。
この大きさが大体15センチくらい。
またちっちゃいわ。
ここで消化液をつくる。
それから血糖値を調節するインスリンを出すというのがこの膵臓の役割なんですね。
だからやっぱり「何か胃が痛むわ〜」って言うたら実はそれが膵臓であったという場合もあるって事やろうね。
なかなかその痛みが膵臓かどうかっていうのが分かりづらいっていうのもやはりねやっかいさのポイントでもあると思うんです。
自覚症状を確認しづらいっていう事か。
ではまずですね膵臓がんになった時に患者さんと家族の皆さんっていうのはどんな困難に直面するのかある家族を取材しました。
(鈴の音)
膵臓がんで大切な家族を亡くした…
妹の今野喜美子さんは49歳でこの世を去りました
年が離れてたんであくまでも私の頭の中には小さな妹。
赤ちゃんの頃はポチャポチャってかわいくてよくミルクあげてたんですよね。
ミルクをこうやってギュウギュウあげるもんだから鼻からミルク出たりして怒られたりした事を覚えてますけど…。
小さくてかわいい妹っていうイメージですね。
今から10年前の2004年の夏
喜美子さんは体の異変に気が付きました
左肩の所に大きなしこりみたいの…ゴルフボール大のものがあるっていう話で…。
喜美子さんは検査を受けました。
その結果深刻な病気である事が分かりました
膵臓に出来たがんは既に体の中に広がっていました。
左肩に出来たしこりも転移したがんでした
まず膵臓がんって初めて聞くんで全然分かんなかったですね。
どんな病気なのか…。
そもそも大体「膵臓ってどこにあるんですか?」という事すら分からなかったので…。
医師から余命3か月と告げられました。
当時の事を息子の喜彦さんは今でもよく覚えているといいます
自分としてはあぜんとした感じでしたかね。
もう本当にびっくりしてしまって…。
3か月って自分の年でもすぐ過ぎる時間じゃないですか。
だからこのまま今までのように平穏な日常はないなって…。
喜美子さんは少しでも長く生きるためにがんの治療をする事を選びました。
既にがんが転移していたため手術はできませんでした。
そこで入院し抗がん剤治療を選びました。
当時膵臓がんの抗がん剤は1種類しかありませんでした。
すると薬が効果を発揮。
家に戻る事ができました
自分がちょうど終業式の日に帰ってきまして…。
その次の日ぐらいに帰ってくるはずだったんですけど帰ってきたら母がいてですねすごい大喜びしたのを覚えてます。
医師から言われた余命3か月を越え喜美子さんは年を越す事ができました
眞島さんは妹にアメリカで使っている別の薬を使えないかと必死で動きましたがかないませんでした。
喜美子さんは抗がん剤治療を続けました
1年が過ぎた時徐々に薬の効果がなくなってきました。
しかし喜美子さんはある事を目標にがんとの闘いを続けました
妹とはよく靖国神社で遊んでたんですね。
家がすぐそばだったので。
靖国神社って4月になると桜がきれいなんですね。
妹がかなり症状が大変になってきてどうかなっていう時に一つの合言葉として…
喜美子さんは家族と一緒に満開の桜を見る事ができました
しかしその2日後…
今野喜美子さんは帰らぬ人となりました。
49歳でした
余命3か月と告知されてから18か月が過ぎていました
眞島さんは妹の最後の言葉を今も覚えています
本当に最後まで信じてましたね。
自分は治るんだって。
なんとかしたいって…。
4月で桜を見るとちょっと…。
気持ち的には痛いですね。
妹の事を思い出されて…。
膵臓がんが見つかったっていうけど膵臓がんが転移してやっと見つかったぐらいで膵臓がんの時点では見つけれなかったんやもんね。
そんだけ分かりにくいっていう…。
膵臓がんというのはですね3つのやっかいな特徴があるんです。
あ〜やっかいやな〜。
ではこの3つを特にですねやっつけていくための検査と治療のチョイスというのは一体どういう事なのか。
詳しく伺うスペシャルチョイスアドバイザーです。
東京都立駒込病院消化器内科部長の神澤輝実さんです。
よろしくお願いします。
神澤さんかなりやっかいな…がんの中でも膵臓がんは。
胃がんや大腸がんはですね内視鏡で直接観察して早期診断や対処ができますけども…膵臓がんの難しさを示すデータもあるんです。
がんと診断されてそのあと5年間生存した人たちの割合。
生存率ですね。
大腸胃はここまであるんですがこの膵臓というのは低いんです。
7%前後なんですね。
1桁ですね。
これは例えば早期発見であってもなかなか…5年生存率は高くならないって事ですか?早期発見できない例がほとんどだっていう…。
でもどうして発見できないのかしら。
血液とか…。
膵臓というのは体の奥にある臓器なんですね。
ですので膵臓を内視鏡で直接見る事はできません。
超音波検査をする場合も胃の裏側の臓器を見るという事になりますので検査が非常に難しいと…。
そっか。
胃が前にあるから超音波も胃を見てしまうって事ですね。
そっか…。
それからこの3つの特徴のうちの2つ目ですが「転移しやすい」。
これはどうしてなんでしょう?膵臓という臓器はそれほど大きなものではないんです。
ですのでそこにがんが出来ますと膵臓から飛び出して周りの臓器や腹くうの中にがんが広がりやすい。
腹くうというのは…。
おなかの中ですね。
おなかの中で広がりやすい。
ちっちゃいから外へどんどん飛び出していってしまう。
すぐキャパを超えてしまうんだ。
それからあと膵臓の周りにはですね体のいろんな所に栄養を送る重要な血管やリンパがある訳ですね。
そのために体の至る所に転移しやすいって事になります。
その血管やリンパに乗って体中あちこちに運ばれてしまうっていう事ですか?特に肝臓とリンパ節に転移が来やすいです。
はあ〜。
転移で見つかるというケースが多いという事ですけどもそういう時に何か症状っていうのはあるんでしょうか?例えばですねだるいので検査をしたら肝臓に膵臓がんの転移がたくさん見つかったという事もあります。
だるさ。
それから骨にがんが転移しますと骨が弱くなって骨折しますがそれで調べてみると実は膵臓がんの転移だったっていう事があります。
骨折したから診てもらったら実は転移が原因の骨折だったっていう。
あとは腰痛ですね。
腰が痛いんで実は整体に通ってたとかそういうような事もあります。
そうか。
まさか膵臓が要因のものと思わずに違う治療しててっていう事が多いって事やね。
そうですね。
これ膵臓がんの自覚症状というのをまとめました。
みぞおちの痛みっていいますと普通は胃が悪いって思いますが膵臓が原因の事もあるんですね。
それから膵臓は体の奥にありますのでやはりそこに病気があると背中が痛くなるという事があります。
この痛みの時に膵臓を疑えるかっていうところがね…。
またそれがその痛みの時に疑って診てもらってもかなり進行してるって事ですよね。
そうですね。
早期ではないって事ですもんね。
痛いなと思って内科には行かずに私も多分整体に行っちゃうかもしれない。
そしたら整体の先生もああ凝ってますねとか処置して下さる。
それで一安心。
でもやっぱり治らないっていう繰り返しなのかなって…。
あと黄疸が出るってありますが…。
膵臓の近くを通ってる胆管という管ががんで詰まってしまった時に黄疸が出てきます。
こちらの図でいいますと胆管というのはこれですね。
このがんがここを…詰まってしまう。
こんなふうにここが詰まるって事ですね。
黄疸が出たら肝臓ってパッと思っちゃうかも。
そうですよね。
膵臓とは思わないです。
それから糖尿病の発症または悪化。
糖尿病はですねがんによって膵臓の機能が急速に悪くなった時に出現してきます。
膵臓でがんが広がっていくと作られるインスリンが減り糖尿病になったり悪化したりするのです。
こうした症状が現れた時には既にがんが進行し膵臓からがんが飛び出し転移している可能性があります
こういう場合は治療としてはどういうふうに…?転移がある場合とか非常にがんが進んでしまった場合は抗がん剤の治療という事になります。
それはつまりがんそのものを治す治療ではもうない?残念ながら今の抗がん剤治療でがんを完全に治すというのは難しいのが現状です。
はっきり言うと3か月っていうのをどんだけ延ばせるかっていう作業になるって事ですよね。
はい。
その闘いになるって事ですよね。
どれぐらいの長さ命を延ばす事ができるんでしょうか?一般的に膵臓がんの抗がん剤治療では大体半年から1年ぐらいが普通です。
ただ薬が非常によく効いた場合はですねもっと長く生存できる方もいらっしゃいます。
当然副作用などもある中ですけれども…。
じゃどんな選択チョイスがあるのかこちらのボードをご覧下さい。
これがあるのかなチョイスがっていうぐらい大変な…。
あるタイミングである選択をします。
お〜!そうすると…。
何か救われる。
うん。
え〜何だろう?あるタイミングで膵臓がんを見つける事ができれば完治も期待できるという選択があるんです。
膵臓がんの完治が期待できるというチョイス。
どういう事なんでしょうか。
膵臓がん克服に成功した…
膵臓がんと分かって8年が過ぎました
全然気にしてない。
膵臓がんと分かったきっかけはみぞおちに痛みを感じた事でした
いつも胃が悪いから胃だとばっかり思ってたんです。
それでいつもかかってるお医者さんでまあ検査した結果何か異常が出たんでしょうね。
検査の結果痛みの原因は膵臓だと分かったのです。
これは田原さんのおなかの断面です。
膵臓に影がありました。
膵臓がんの可能性があると分かりました
膵臓がんっていったって膵臓がどこにあってどんな働きするか全然分からなかったから…。
だから「膵臓ってどこにあるんですか?」って聞いたもんやっぱり。
この時妻の伊代子さんは覚悟を決めたといいます
まさかとは思いましたよねやっぱり。
でもやっぱりがんというのを聞いてからはああもう駄目だっていう…それが一番先に頭に来た。
がんは膵臓の膵頭部という場所にありました。
膵臓がんで最も多い場所です。
田原さんのがんは膵臓の中だけにとどまっていました。
そのおかげで田原さんは膵臓がんを治す事ができるチョイスを選べたのです
そのチョイスとは手術。
手術でがんがある部分の膵頭部を切除。
同時に胆のう十二指腸も取り除きます。
がんが転移している可能性があるためです。
そして小腸を伸ばして胃とつなぎ更に膵臓をつなげました。
11時間に及ぶ手術でした。
更に手術後2か月間抗がん剤の投与と放射線治療を行いました
手術から8年。
がんの再発はありません
(伊代子)はいごはんですよおとうさん。
田原さんは体重が10キロほど減ったものの膵臓がんになる前と変わらない生活を続けています
それでも太らないんですよね。
田原さんの場合残った2/3の膵臓が働いているため食事に気を遣う必要もありません
正直言ってびっくりしてますよね。
これだけ長く生きられたって事は。
いつまで生きてもいいんですけど…。
生きてもらわないと困るんですけどね。
「俺長生きしちゃったね」って言ってはいますけどね。
何にも分かんない。
分かんないからまたよかったのかもしれない。
あんまりつらいだけで…ああだこうだって覚えちゃったら何か考えたと思います。
治療が難しい膵臓がんでもちゃんとチョイスがあったのです
よかったですね!手術できるんだっていうちょっと今光がポッと見えた感じがします。
ただこのチョイスのタイミング分からなくって結局だから自覚できたまれなケースなだけで…。
ほっしゃん。
言うとおりですよね。
田原さんのケースは超音波検査をちょっと異常があったので受けた訳ですよ。
そしたらどうも膵臓がっていう事になって手術をしたと。
でしかも広い転移というのは確認されなかった訳ですよね。
これがだから田原さんの場合です。
そうですね。
本当に全てがうまく転がったケースっていう事やもんね。
まさに早期発見できてラッキーという事ですよね。
やはりどうやってできるだけ早く膵臓がんを見つけて手術に持っていけるかというのが非常に重要なポイントだと思います。
究極の理想のケースですよね。
いわゆる「月刊膵臓がんを見つけよう」ってあったら巻頭グラビアでやるような…一番王道のって事ですよね。
それぐらいレアケースやと思うねん。
うん確かに。
なんとか見つかった。
手術をするという事になった。
手術どういうふうにしていくのか。
今度はその手術について詳しく伺いましょう。
東京都立駒込病院外科医長の本田五郎さんです。
どうぞお掛け下さい。
(2人)よろしくお願い致します。
これあの手術自体は見つけりゃ難しいものではないんですか?やはり膵臓の手術そのものがおなかの中の臓器の手術の中ではやはりかなり難しい手術と…。
へえ〜。
やっぱりこれぐらい広く取らないといけないものですか?
(本田)膵臓がんは染み込むように周りに広がりますから大体このぐらいでってそこで切ると結構そこにがんが…そこまで来てたりっていうのが多いのである程度広い範囲で取るっていうのが一般的な考え方です。
胆のうも取っちゃいましたよね。
胆のうを取る事によって何か…もう今は薬も何にものんでらっしゃらないっておっしゃいましたけど胆のうの機能がなくなる訳ですよね。
それによって何かが起こるって事はないんですか?それはほとんどないと考えていいと思います。
胆のうはですね胆汁をためるだけの機能と考えられてますので無くなってもそれほど健康に大きな影響はないというふうに考えられてます。
膵臓を1/3切除したじゃないですか。
その無くなった部分がモコモコって元の大きさに戻るって事はないんですか?…はないですね。
大きさはそのままで。
そうなんですか。
へえ〜。
先生的な見地で例えば田原さんあと何か月遅かったらやばかったっていう…。
それは非常に難しい質問ですけど…。
それは患者さんによっても違いますけど予想としてはやっぱり半年も遅れていれば転移が出てたりしてる可能性はあると思います。
半年ってすぐよ。
紙一重よ。
手術でがんを切り取ったと思ってもこの「転移しやすい」それから「再発しやすい」という事なんです。
これをですねなんとかしたい!いやそれできたらそら…御の字よ。
ここをなんとかしたいという新しいチョイスが実はあるんです。
あ〜聞きたい!どういうものなんでしょうか?
膵臓がんの再発を防ぐ治療のチョイスをした…
まあもう終わりだなと思ったんですよ。
自分自身が。
人生が終わりだなと思いましたよ。
大野さんは2009年の5月に膵臓がんと分かりました。
これが大野さんのおなかの断面です。
円で囲った部分が膵臓に出来たがんです。
大野さんの膵臓がんは手術ができるものでした。
主治医の本田医師です。
大野さんの場合ある懸念がありました。
手術後にがんが再発する可能性が高いというものでした。
そこで本田さんは再発を防ぐためにある治療を提案しました
それは術前化学放射線療法という新しい治療法です。
一般的に膵臓がんの手術ではがんを切り取ったあとに抗がん剤治療を行います。
しかし術前化学放射線療法は手術前にも抗がん剤と放射線治療を行うのです。
なぜ手術前に治療を行うのでしょうか
膵臓がんは転移しやすく目に見えないレベルのがんが広がっている可能性があります。
こうしたがんは手術で取り切れない可能性があります。
そこで本田医師は手術の前に抗がん剤で小さながんをたたき膵臓のがんも放射線治療で弱らせるという戦略をとったのです。
しかし膵臓がんでの放射線治療はこれまで難しいものでした
しかし放射線治療装置が飛躍的に進歩。
今では膵臓にあるがんを狙い撃ちする事ができるようになってきたのです
大野さんはひとつき半抗がん剤治療と放射線治療を受けました。
するとがんに変化が現れました
これは大野さんの治療前後の膵臓の画像です。
白く見えるがんを直径1センチほど小さくする事に成功しました
転移もない事を確認してがんを切除する手術を受けました。
膵臓の1/3と十二指腸胆のうを取り除きました
その後再発を防ぐため半年間再び抗がん剤の投与が行われ治療を終えました
それから5年。
がんの再発はありません。
大野さんは膵臓がんを克服する事に成功したのです
今出てきましたけれども術前化学放射線療法。
ちょっと難しい言葉なんですがポイントはとにかくこの「術前」。
手術前に行っているという事。
これでその転移再発というその率を下げていくという事なんですね。
またあの技術も飛躍的に…。
言うたらスナイパーみたいなもんですよね。
ピンポイントで放射線を当てる事ができると…。
いろんなもの避けて避けて犯人だけみたいな。
すごいですね。
より確実にって事ですよね。
最初やって手術やって最後も念には念をみたいな…。
これあの〜膵臓がんの可能性があるという時にどういう状態だったらこの治療を選択肢として…。
一つは転移してないって事ですね。
ある程度大きいですけど局所にとどまっているっていうのが第1条件だと。
それからやはりあまりに高齢の方とか元気のない方はちょっと難しいんじゃないかと思います。
あと少し進行して十二指腸にちょっと染み込むように広がって十二指腸に潰瘍が出来たりする事があるんですけどそういう患者さんでは放射線を当てると出血を起こしたり食事がとれなくなったりするのでそういう患者さんは対象外になる事があります。
なるほど〜。
自分がどんなに望んでもそれができる状況かどうかまず判断してもらわないといけないって事ですよね。
それは慎重に判断してやらないといけないと思います。
これどんな病院でも受けられるっていうものではないですよね?そうですね。
やっぱりある程度膵がんを専門に取り扱っている施設でないとなかなか取り組んでない施設も今ではまだあると思います。
かなりそれでやっぱり金銭的にも高額ですよねこの医療は…。
そうですね。
まあ当院では入院でほとんどの患者さんやってますけど入院の場合ですと180万から200万ぐらいにはなると思います。
もちろん高額医療の…高額療養費制度ありますので直接患者さんにはそこまで影響はないですけど実際の金額はそのぐらいかかっています。
術前化学放射線療法は新しい治療法で標準的な治療ではありません。
そのためこの治療を受けられる施設は限られています。
また治療期間の目安は術前化学放射線療法が1か月半。
次に手術を行います。
その1か月後から抗がん剤治療を半年ほど。
全ての治療を終えるには1年近くかかります
前よりも少しずつは進化はしていると。
進化はしてきてるんだけどねそれがやっぱりあの…う〜ん僕ら素人が思うような何かが欲しいのよ。
飛躍的なこれでっていうのがね全然浮かばないやっかいさがあるんで…。
そうですよね。
今までの「チョイス」で一番ちょっとこう面倒くさいなとかやっかいだなっていう犯人ね。
今回のやつは。
…で今なんとか闘おうという事で「転移しやすい」「再発しやすい」という事医療も進歩しているという話だったんですがもう一個残ってるんです。
「早期発見が難しい」。
それさえできればってとこがあるのよ。
病気って。
これもですね今…。
いける?いこうというチョイスが…。
よしよしいっちゃえ!あります!なんとかしてこのもっともっと悪くなる前の早い段階で早期発見をしたいという事なんですね。
今までのケースというのはたまたま膵臓がんが見つかったというケースだったんですけども今度は違います。
膵臓がんの早期発見に成功したのは妹を膵臓がんで亡くした…
妹の死から6年後。
人間ドックを受けたところ膵臓に異常が見つかったのです。
これがその時の検査の画像です。
膵臓の中に丸くなった部分がありました
膵のう胞とは膵臓に出来た袋の事です。
その袋の中には体液がたまっています。
実はこの状態が長く続くと膵のう胞にがんが出来る事があるのです。
眞島さんは定期的に膵のう胞の状態を調べ続けました。
そして2年後の2014年膵臓にがんが見つかりました
いや〜びっくりしましたね。
眞島さんはすぐに膵臓全てを取り除く手術を受けました
膵のう胞を早く見つける事で眞島さんは膵臓がんの早期発見早期対処に成功したのです
ほう〜膵のう胞っていうのが出来るんですね。
膵のう胞ですね。
その状態を調べてこれはがんの危険性があるという事で眞島さんはそのあと手術を行う事になったという事です。
これで膵臓がんを止める事ができたと。
大丈夫なものと対処しなければならないものとがあるんでしょうか?問題なのは粘液が中に詰まってるようなのう胞でこれは全体の膵のう胞の4割程度なんです。
…でその鑑別は専門家が行えばそんなに難しいものではありません。
それも見た感じで分かるもんですか?はい画像検査で大体鑑別できます。
膵のう胞は腹部超音波検査で簡単に見つかります。
膵のう胞に必ずがんが出来る訳ではありません。
がんになるタイプかどうか画像検査を行えば分かります。
不安に思わずに是非検査を受けましょう
よく一年に1度の人間ドックを受けているという方もねあるいは健康診断を受けてらっしゃる方も多いと思うんですけど一年に1度ぐらいの検査で経過観察の膵のう胞でも大丈夫ですか?膵のう胞の種類にもよりますけどもやはり先ほどお話ししたように粘液が明らかに詰まっていて大きさが2から3センチぐらいある膵のう胞ではやはり半年に一遍MRIとか超音波検査で定期健診してった方がいいと思います。
ですから同じ膵のう胞というふうに言われたとしても自分の膵のう胞というのがどういう特徴のものかお医者さんとよく話をする事が大事ですね。
「うわ〜膵のう胞ある!」っていう訳でもないって事よね。
ですね。
…でこの膵のう胞がどういう状態なのかというのを調べるために超音波検査っていうのもあるんです。
同じ超音波なんだけど内視鏡でやるんです。
中から超音波を当てて診る?そうなんです。
その様子ありますのでちょっとご覧下さい。
これその検査なんですがこれ分かりますよね?胃カメラとほとんど同じようなもので使うんですね。
こう口から入れて胃を通過して十二指腸などの膵臓のそばまで行くんです。
そこで超音波を出して検査をすると。
行っちゃうんだ。
外からやったら見にくいから近くまで…。
膵臓が近いのでより正確に膵のう胞の形とかがんになるものなのかどうかっていうのが分かると。
すご〜い!そんな事できるんですか。
外から見えないからじゃあ中入っちゃおうって…。
これは一般的に我々が胃や十二指腸食道などの状態を診る内視鏡検査とは違うカメラなんですね?カメラ自体は違いますけどやる事は普通の胃カメラと同じような感じで行われます。
これは膵臓だけを診るため?それに付随して例えば食道も全部膵臓行くまで超音波を診てもらえるって事?いや一応この検査は膵臓を主体に診る検査です。
ただ超音波内視鏡で食道を診たりとか胃を診たりとかする事はできますがそれはまた別の…やるって事です。
内視鏡でピ〜って行って「あっ犯人見つけた」ってそこでジュワッと焼くとか切るって事もできるんですか?いわゆる大腸ポリープのように…。
そうそうそう!膵臓に関してはちょっと難しいですね。
そうなんですか。
これでもありやね。
膵のう胞が見つかったら内視鏡超音波でちゃんと診てもらうっていうのも選択肢にはあるよね。
ありだと思う。
がん化してないかどうかっていう事がこの検査でよく分かります。
なるほど。
…でほかにもですねその早期発見につながる…こんな人は膵臓がんのリスク高いというものを改めてまとめました。
膵臓がんの患者さんの大体3から9%ぐらいに家族に膵臓がんになった方がいらっしゃいます。
ですので…それは高い割合なんでしょうか?10人に1人という事ですのでかなり高い割合だと思いますし糖尿病がありますと膵臓がんの危険率が約2倍。
それから慢性膵炎ですと約6倍。
それからタバコを吸われる方も約2〜3倍。
あと肥満も膵臓がんのハイリスクだっていう事も分かってきてます。
膵臓がんの早期発見には定期的な検査が大切です。
その時に役立つのがご存じ腹部超音波検査エコーです。
膵のう胞などの異変が分かります。
精密検査では超音波内視鏡MRIやCTなどの画像検査が行われます。
是非膵臓をチェックしましょう
膵臓がんについてここまで見てきましたけれどもいかがでしたか?いや〜もうとにかくやっかいで面倒くさいやつだなっていう印象でしたね。
でもだからといって諦める事なく本当に年に1回の人間ドックとか…。
まず自分で自覚症状をできないのであれば専門の方に診てもらって本当に定期的にきちんときちんと検査を受ける事が大事だなって…。
それしか手がないって思いました。
例えば先生お二人に聞きたいんですけどそういう検査なしで自覚症状で自分の膵臓がんを見つける自信ありますか?いわゆる痛みであったりとかで早期発見する自信は…?それは自分でも無理ですよね。
そうですよね。
やっぱりだからそういうもんって思って検査しないと…検査の手を借りないと見つからへんもんっていう事を俺ら自覚せなあかんよね。
そうですね。
確かにね。
膵臓がんに関してはこれから先診断法にしろ治療法にしろどんどん開拓されていくと思います。
確かに非常に難しい病気ではありますけども全く手だてがない訳ではないという…。
今日膵臓がんついてお届けしてきましたけれども最後にですねご家族とそしてご自身も膵臓がんになったという眞島喜幸さんいらっしゃいました。
人生のあるチョイスをその後したんです。
どんなチョイスだったんでしょうか。
眞島喜幸さんは妹を亡くした年ある決断をしました
アメリカの膵臓がん患者支援団体パンキャンの日本支部を立ち上げたのです。
膵臓がんの患者や家族の相談に乗っています。
妹ががんになった時にどうしてよいか悩む日々が続いた事が決断のきっかけでした
その苦しい思いっていうのはほかの人にはさせたくないという事があって今回パンキャンという団体を立ち上げたっていう事なんです。
今大きな目標はがんの研究者に膵臓がんの治療法を開発してもらう事です。
そのためにアメリカの仲間と共に寄付を集め有望な研究をサポートしています
そういう強い気持ちでもって世界中の遺族の方たちが力を合わせて活動してますので私はこういう活動をやらせて頂くっていう事自体感謝してます。
2014/11/01(土) 20:00〜20:45
NHKEテレ1大阪
チョイス@病気になったとき「すい臓がんを見逃すな」[解][字]
「すい臓がん」は診断されたときには既に進行していることが多い。しかし、早期発見できれば完治も可能だ。すい臓がんを早期発見・早期対処するためのチョイスを紹介する
詳細情報
番組内容
「すい臓がん」は診断されたときには既に進行していることが多い。しかし、早期発見できれば完治も可能だ。すい臓がんを早期発見・早期対処するためのチョイスを紹介する。【出演】星田英利、浜島直子、小山径アナウンサー ほか
出演者
【ゲスト】東京都立駒込病院内科部長…神澤輝実,東京都立駒込病院外科医長…本田五郎,【司会】星田英利,浜島直子,【リポーター】小山径,【語り】佐藤真由美,江越彬紀
ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 高齢者
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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日本語
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