今日の『ボクらの時代』は名家に生まれ育ったこちらの3人
(染五郎)というわけでねこういう3人でございますよ今日は。
(猿之助)さぁ何からしゃべりましょうか。
(染五郎)まず何でこの3人かっていう。
(猿之助)僕らのね歌舞伎と日本舞踊の世界って一般の方々ってなかなか区別がつかない…。
ところはあるかもしれないですね。
宗家は日本舞踊の…。
(勘十郎)振付師ですかね。
振付師。
主に歌舞伎の役者の振りを付ける。
2人が宗家と慕う…
300年以上続く日本舞踊宗家藤間流の家に生まれ人間国宝だった祖父と先代を務めた母から踊りと振り付けを学んだ勘十郎さんは22歳の若さで八代目を襲名
弟子1,700人を抱える名門の当主であるとともに歌舞伎の振付師として活躍
今歌舞伎俳優たちにとってなくてはならない存在となっています
そんな勘十郎さんは今回自身がプロデュースを務める舞踊公演で染五郎さん猿之助さんと共演
2012年に四代目を襲名してさらなる活躍を期待されている猿之助さんと大役に次々と挑戦して高い評価を得ている染五郎さん
この2人とタッグを組んで日本舞踊家と歌舞伎俳優との新たな化学反応を披露するそうです
まぁまずね猿之助さんとは学校が一緒なんでね。
そうです学校が一緒で。
一緒で。
3つ下。
うん3つ下。
3つ下です。
まだじゃあ40になってない…。
いいんで…そのね年齢を言わなくていい。
まだなってない。
一人だけ最年長ですからね40。
最年長ですね40で。
しかも本厄っていうねことしは。
何か厄とかそういうの気にします?僕はもう関係ないです。
関係ない?もう厄とかそういうの超越して。
超越してる?超越してるっていうのはどういうこと?もうおはらいいっぱいしましたから。
石とかね。
そう石とかね。
いろんな石を着けてね。
いろんな石があるんですよね。
『ボクらの時代』何の役にも立たない…。
色濃いですよね。
色濃い感じですよね。
自分では全然そう思ってない。
(猿之助・勘十郎)アハハハハハ!
今日の『ボクらの時代』は小さいころから仕事仲間の3人が大いに語ります
何かあるんですか?世間的にさ。
ニュースとかよく梨園とか御曹司とか。
「歌舞伎は特殊な世界ですね」とか。
毎日白く塗って「何やってんだろう俺」って思ったりするよね。
思った。
連休とかもう晴れてたりすると腹立ったりするもんね。
何でこんな日に…。
歌舞伎・オン・アイスで。
ディズニー・オン・アイスってあるじゃないですか。
キャラクターっていうことに関しては歌舞伎の方が勝ってんじゃないか。
それがスケート履いて踊るわけですから。
六方なんて世界最速ですよ。
回っちゃうわけ?男の子が生まれて男の子でよかったねって言われたときびっくりしましたよ僕。
女の子じゃ駄目なのか?っていう。
うちも言われましたよやっぱり。
生まれたときに。
この世界だから何やったって大変だから。
ある意味自己責任だよね全部。
仲間だけども助けられない部分もあるし。
3人の出会い。
知らないうちに会ってるっていうね。
これがね出会いっていうのは…。
「初めまして」っていう名刺交換の世界じゃないから。
ないですね。
気付くといるみたいなね。
だからお稽古場通ってもう…。
そうですよね。
いつしかお芝居に入れば自然とね会うこともあれば。
歌舞伎ってまぁ特殊は特殊じゃないですか。
でもねやっぱり視聴者がよく「歌舞伎は特殊な世界ですね」とか。
まぁ特殊だけども。
何かあるんですか?世間的にさ。
ニュースとかよく梨園とか御曹司とか言われるけどね。
僕はね蜷川さんと仕事したときにねたかが演劇だろ僕らって。
だからさ御曹司も何もさたかが演劇の世界の。
毎日だから朝10時とか10時半とかから全身白く塗るじゃないですか。
毎日白く塗って「何やってんだろう俺」って思ったりするよね。
思った。
思った。
でもまぁおんなじ職種で親が引退しないっていうまぁちょっとそれは独特な世界なのかなとか思ったりする。
それこそ親が付けてた名前を子供が継ぐ。
でも親は引退しない。
会社だったら…。
そうか。
名誉職になっちゃう。
会長になったりすると社長が動いていくだけじゃないですか。
でも自分の名前を継がせて自分もまだ現役でいるっていう。
そうね。
半端なことができないなっていう。
ある意味脱皮。
永遠に生き続ける生物みたいなもんだよね。
休みまとまって取った覚えあります?最近。
ないです全然。
平気ですか?結構平気かな休まなくても。
平気ですか?何だかんだ平気なんですよね。
詰め込んでいきますね。
やっぱり25日間興行で休演日を僕は作りたい。
それはいいですね。
必要ですね。
でもこれがやっぱり年取ってくると休演日ができると調子が悪いとか言いだすんじゃないかって。
それはねあり得ますね。
やっぱずっとやってた方がいい感じですか?確かに休演日明けってねとても怖いですよね。
あぁそう。
怖いですよ。
1回公演2回公演ってある…。
あれでもそうですか?2回公演っていうのは一日の中に一日が2つあるみたいな感じで。
そうですよね。
今度ね博多座でやるでしょ。
『伊達の十役』は一日2回ね。
よくやると思って。
よくやると言ったと思って。
(笑い声)だからこの…まぁ僕らはねサラリーマンの皆さまのそういう生活したことないけれども。
例えば9時から5時とか。
分かんないけれども。
そういうのがないじゃないですか。
だって週2日休みあるんですよ普通の人。
連休とかもう晴れてたりすると腹立ったりするもんね。
何でこんな日にもうね…。
分かる。
悪天候になっちゃえばいいとかさ。
嵐とかね。
連休中とか3連休とかいうとね何か腹立ったりする。
腹立つよね。
でも逆にそういう方たちから僕ら見るといいんじゃないですか毎回仕事の内容が違うとか。
あぁー。
毎月新鮮だし。
そうね。
予定調和なとこがないし。
それはね。
いわゆる仕事と趣味みたいなこというけどそういうのがないですよね。
だから例えば今週末ゴルフあるんで今週仕事頑張ろうっていうことをモチベーションに仕事頑張るっていうそういうことないですよね。
あぁー。
でもこのごろ作りますよそういうの。
それは芝居じゃなくて?いや芝居終わった後に…このごろ本読んでないから買った本を寝る前に読むのが楽しみとかね。
あとは終わったときのお風呂入るのが楽しみ。
もうそれぐらいしかないでしょ?いやだって旅行結構行ってるじゃないですか。
すぐ行きますよ。
フットワークが軽いよね。
でも京都とかですよ。
寺参り寺参り。
旅行に行くっていうことはねもう一大イベントなんで。
僕にとっては。
アハハハハ。
来週行くとか来月行くとかそういうのは無理。
いろんなもの準備しちゃうんでしょ?まぁそれもあるし。
持ってくものとか。
そうそうそうそう。
ひとつき旅公演があったりするじゃないですか。
巡業。
巡業もそうですけど。
どれくらい荷物ってあります?ホテルにひとつき芝居で例えば大阪に行くとか。
そしたらスーツケース1個。
1個?僕3個で段ボール2つぐらいある。
何を持って…。
どこへ?あっ外出ない人だから。
あぁー。
「昨日何食べた?」って言うとだいたいルームサービスがね一周するからね1週間で。
いやいや1週間じゃない。
あのねそれはね最近ちゃんと色々食べるようになってますけど。
ちょっと前はホテルでハンバーグを頼むっていう。
絶対頼む。
これの目標が…。
ハンバーグとライスね頼む。
ルームサービス電話するでしょ。
「あっハンバーグですね」って言われるのを目標に毎日…。
えっ?毎日言うんだけどねまだないんだよね。
そんなとこにさ…。
この間はでも…ハンバーグはソースが和風と…。
何かあるんでしょ。
何かあるんですよ。
「和風ですね」って言われましたよこれ。
もう一息もう一息。
何で段ボールが3つ。
いや本とかビデオとか。
だって読まないでしょ絶対本。
開けてないです。
でしょ。
じゃあいらないじゃん。
僕はそれ悟ったからもうほとんど持ってかない。
宗家1カ月行くことないもんな。
転々はありますけどねこう。
そうするともう持ち歩かないといけない。
僕は衣類だけ行く先々に送って。
旅上手かもしれない。
転々とするときは行く先々に分けて送ればいいんだ。
そうですよ。
違うものを送ればいいんだ。
同じものを着るんじゃないんだもんね。
そうそうそうそう。
でも私服だったら僕は1着で行っちゃいますよ。
ファブリーズ。
ハハハハハ!ああいう消臭のさえあれば。
においを我慢すればいいんだから。
まぁね。
だからそれを着替えようと思うからこんなになるわけで。
洋服は少ないよ僕。
すっごい少ない。
それは女性と違うからね。
そうですね。
それで旅先で買う洋服って何で着ないものを買うんだろうなと思って。
それ。
何でだろう?あれストレスの表れ…。
何か「あっこんなもの着ちゃってみようかな」とか。
この間金の靴買ったもん。
(染五郎・勘十郎)ハハハハ!金色のスニーカー。
履くだろうと思って。
何で旅先でそういうの買うんだろう?
名家に生まれ育ち幼少のころから表舞台で活躍してきた3人
どんな学生時代を送ったのでしょうか
僕らほら学校が役者の人たちが通ってたからわりとこう働くことに理解を持ってくれてましたね。
ありましたね。
先生も…。
僕もあれですからね。
堀越だから。
あぁー。
高校は堀越なんで結局はおんなじですよ。
やっぱ理解があった…。
理解があって芸能科だったんでみんな…。
でも今思ったら学生時代もうちょっと勉強しとけばよかったと思うね。
思う思う。
ねぇ。
僕計画をずっと立ててたからね。
中間試験の4週間前から計画立てるわけですよ。
何時から何時まで何やってっていう。
4週間前は緑ぐらいの蛍光ペンで時間を引いてそれで…。
好きだね。
青になって黄色になって1週間前は赤になって。
全部書いてねやってましたよ。
その計画どおりにやるんですか?計画を立てるのが好きなんです。
計画は実行するしないとかじゃない。
計画を立てるのが僕は好きなんです。
何かできた気になっちゃうんですよそれでね。
よくあるやつだ。
踊りもその感じでお芝居も。
せりふはこれ線引いて…。
このごろある。
線引いたら覚えた気になりますよね。
いざ舞台に出ると何も分かんない。
宗家もさ芝居小僧だったでしょ。
好きでした。
お芝居のまねばっかりしてね。
自分たちで何か道具作ったりしましたけどね。
それこそ段ボールで。
あぁやった。
やりましたよね絶対やりますよね。
船作ったり何か屋形作ったりとか。
それに近いことやってるでしょ。
妄想歌舞伎とか何だっけ?いろんなこと妄想しちゃうんでしょ?やりますやります。
得意です。
ハハハ。
得意です。
そのう思ってるのは歌舞伎・オン・アイスで。
ディズニー・オン・アイスってあるじゃないですか。
ディズニーの。
キャラクターっていうことに関しては歌舞伎の方が勝ってんじゃないか。
もちろん。
それがスケート履いて踊るわけですから。
六方なんて世界最速ですよ。
回っちゃうわけ?ただし止まって演技ができないっていうね。
ずっと動いてなきゃいけない。
ずっと動いてなきゃいけないのをどうするかっていう。
それはどうするかね。
そこかな?そういうバカなこと考えませんでした?子供のころ。
そこまでは考えない。
でもまぁこれつぶし利くんですかね。
他の職業して。
例えば…。
よし!はい。
何何…。
何か他の仕事をしなきゃいけなくなりました。
何になりますか?何から手付けますか?それはもう新興宗教。
(染五郎・勘十郎)ハハハハ!
(猿之助)えっ?それ仕事?仕事仕事。
このごろ何か厳しくなったらしいからね。
何が?許可取るの。
昔はもう簡単に取れた。
教祖さま?宗教法人の?宗教法人は昔は簡単に取れた。
今は何か厳しくなっちゃった。
そういう隠れみのに…。
全部あるんだって。
経典とか何か全部調べられるらしい。
ちゃんとしっかりしたものじゃないと駄目なわけだね。
僕はちっちゃいときは野球選手と歌舞伎役者と両立しようって思ってた時期があって。
野球は半年じゃないですか4月から10月。
日本シリーズがあればもうちょっとあれですけど半年どっちにしたって半年ですよ。
子役のときは年2〜3カ月。
出ても2カ月ぐらいだったんで全員そうだと思ってたわけですよ子役のとき。
全員歌舞伎役者は2カ月ぐらいしか出てないものだ。
いけるじゃないかと。
今は?じゃあ野球は?今は。
ぱっとやれっつったらやる?だから野球やってたらたぶんそれはそれでちゃんといいとこいってたと思いますけど。
あぁー大きくでたね。
宗家なんか何になります?はいあしたからもう僕ら歌舞伎やっちゃ駄目という。
料理人かな。
ほぉー!興味あるんですか?大好きなの料理するの。
へぇー。
へぇー。
結局料理も創作じゃないですか。
まぁね。
これとこれ掛け合わせたらおいしいだろうとか。
やっぱりそこにいくんだよね。
そうそう結局そうなんですよ。
男の子が生まれて男の子でよかったねって言われたときびっくりしましたよ僕。
女の子じゃ駄目なのか?っていう。
まずそういう…子供が誕生したことが。
間の子が生まれたらどうしちゃうんだ?っていう。
それはちょっと。
えっ!?みたいな。
生まれた瞬間から分かっちゃうっていうね。
そういうふうに思われてる世界なんだろうなっていうことを実感しましたね。
びっくりしましたね。
うちも言われましたよやっぱり。
生まれたときに。
僕完全に女だと思ってたんで男の名前考えてなかったんですよ。
僕が女の子欲しかったんです最初。
自分が…僕は母から教わってるんで母のために祖父が作った作品とかがいっぱいあるんですよ。
あぁー。
それが一切できないの僕は。
母が…作品は。
だからこれを残すためには何とか女の子がいればこれは残るかなと思ったんで。
逆に今男の子なんで僕が作ったものとかはできるんですけど。
すごいね。
「男の子でよかったね」っていうのに驚愕したわけね。
僕もびっくりしましたそれは。
責任感ってやっぱ生まれます?子供ができると。
責任っていうかそういうもんなんだなっていうのはずっと。
分かんないけど歌舞伎の世界とかにいると全部をさ歌舞伎でくくるじゃないですか。
だけどそういうことが…出来事ができるとそっから飛び出てやっぱ自分はもっと大きい人間なんだっていうのを感じられんじゃないかなと僕は思うんですよね。
人間が歌舞伎をやる。
僕らって歌舞伎をやってる人間。
ではなくて人間の中で歌舞伎をやってるっていうね。
自分はホントに好きっていうものがあってやってるんで。
好きでやってる者の欠点っていうか弱いところっていうのは押し付けられないんで。
やりなさいっていうことを押し付けられないんで。
僕は好きでやってるんだからっていう。
好きでやってるからやってるんでしょっていうんで。
好きになってもらいたいっていう思いはやっぱりあるんですけど。
子供に対しては。
そればっかりはもうこっちで決めることじゃないんで。
たださらけ出して魅力のある楽しいと思ってやりたいって思う憧れるっていうことをやらなきゃいけないなっていうことは思ったりします。
その辺がねやっぱりね僕らの父親とかもそうじゃないですかみんな。
「嫌いだったらやんなくていい」それやっぱり親の部分が強いからじゃないですか。
ホントに歌舞伎人間だったら嫌いだろうが何だろうがやらせるじゃないですか。
だけど君の自由にしなさいってことは。
僕なんか逆に子供ができて踊る回数増やしましたね。
自分が舞台に出る回数を。
へぇー。
自分も母親も踊ることよりも作るのが好きだったんですよね。
作ったり教えたりすることが好きだったんですけど。
自分の子供がもし作れなかったらどうしようとか。
教えることがこよなく嫌いだったらどうしよう。
もし自分が舞台に立つことが好きだったら。
あぁ。
その道もちゃんと残してあげないといけないかなと思って。
そっか。
参考になるな色々。
参考にしてくださいね。
参考になるな。
子供かそうか。
3人ぐらい欲しいね。
うん。
一人やっぱり新興宗教。
また?まずそこ?今の子はどうなの?やっぱり褒めないと駄目でしょ?昔はほら褒めたら伸びない。
今の子は褒めてやんないと。
僕はどちらかというと小さいときはまず嫌いにならないこと。
嫌いになったら終わりだもんね。
お稽古来ても嫌いにならないでやってくれるうちにそのうちだんだんねおうちの中でも自分は歌舞伎をやるんだとか踊りをやるんだっていう気になるじゃないですか。
なってきたらある程度のとこからは稽古しなきゃ出れない。
自分に腕がないと出れない。
腕をつけるためには稽古しなきゃ舞台には立てないんだっていう感覚に意識にしていかなきゃいけないから厳しくはします。
だいたい中学生おしまいぐらいからだんだん厳しくはしますしたたいたりもしましたねやっぱり人によっては。
猿之助さんは後輩に教えたり…。
しませんしません。
演出したり…。
しませんしません。
そんなもうねわが身に責任が降り掛かるような…。
(笑い声)
(香川)市川猿之助という…。
2012年俳優香川照之さんが九代目市川中車を襲名
歌舞伎俳優として新たなスタートを切った香川さんにいとこに当たる猿之助さんが思うこととは
この世界だから何やったって大変だから。
そりゃいいこともあるだろうし大変なこともあるだろうし。
ある意味自己責任だよね全部。
うん。
仲間だけども助けられない部分もあるし。
冷たいようだけどあったかいみたいなとこあるじゃないこの世界。
だから歌舞伎って何なんだろうとかそういうことを考えさせられるっていうか。
すごい戦力だと思うんですよ芝居をやってる世界の人間として。
歌舞伎は歌舞伎役者って名乗らないと出られないっていうことかどうかは正直分かりませんが。
でも歌舞伎をやるっていうことをそれこそ自己責任でなったわけなんで。
それはそういう意味ではとてもあれだけの役者さんなんで戦力だとは思うんで。
だからそこがね高麗屋のおじさんがよく言う僕いいなと思うことが歌舞伎役者は何でもする必要はないけど何でもできなきゃいけない。
しかもおやりになってるじゃないですか。
ミュージカルやるじゃないですかテレビもやるじゃないですか。
歌舞伎役者歌舞伎だってやるじゃないですか。
だからこそ僕らができるんです。
先輩たちがね。
あの生き方が何かね理想ですよね。
そうですね。
ですよね。
何でもできるけど別に何でもやる必要はないってね。
自分個人が総合芸術ですからっておっしゃってましたよね。
一人一人が総合芸術。
あと職人になり。
だからテレビとかでよく気持ちからじゃなきゃできないとか言う人いるじゃないですか。
だけど役者って職人だから注文が入ったらやるっていうね。
振り付けでもここを何とかしてくださいとか絶対…。
何とかする取りあえず。
「できない」じゃなくてね。
そういう意味で芸術家じゃないと思うんだよね僕ら。
芸術家はさ例えば宗家に「この振りやってください」「いや僕にはその振りは」って。
絶対言わないわけじゃないですか。
3分のものを2秒にしてくださいってやるわけじゃないですか。
それは芸術家じゃないよね。
確かに。
職人。
職人ですね。
それは職人ですね。
何かさ変にこのごろアーティストぶるでしょ。
やっぱり僕らはお客さまに楽しんでいただくために踊るし芝居するし。
そういう中で演目…。
だからこそ新作をやったりいろんなことやるけども。
不可抗力の部分もあるじゃないですか。
例えば劇場の入場料設定は僕らの一存じゃできないしみたいな。
最近笑いどころが違うんですよ。
そう違う。
びっくりしちゃうとこで笑うでしょ。
ここで笑うか?みたいなとこで笑いますよね。
ホントにね。
役者の演者側の生理と見る側の生理違うじゃないですか。
演者が気持ちよくてもあっちがもう退屈しちゃってる場合とか。
こっちがいまひとつだなと思ってもあっちは喜んでたりとか。
僕ら振り付けとか演出で見るときとかって僕は逆に出てる方にお客さまを気にしてほしくないんですよね。
ここでウケたとかこうやってどうだとかって気にしないでやりたいようにやってもらいたいっていうのがやっぱりあるんで。
逆に僕が気にするようにしてます。
わーってやっててすごく手をたたく場合があったりとかここ絶対手をたたくはずだと思って作ってるときもしーんとするときとかやっぱりあるじゃないですか。
でも絶対意識はしますよね。
意識する。
お客さん意識する。
どう入ってるか。
一年中歌舞伎をやってるわけなんでやっぱりそのやってる月やってるその劇場で一個一個カラーがないとね。
だからそういうのがないとね全部おんなじになっちゃうから。
「歌舞伎やります」だけではやっぱりそれはなかなか難しいですよ今の時代は。
それはくっきりやっていくっていうのはこれからホントに必要なことじゃないかと思いますよね。
僕らがやっていかなきゃいけないし。
大事ですよね。
大事ですよ。
あのう何時に寝てますか?今月はね…。
寝られないんじゃないの?すぐ寝る。
すぐすぐ。
1時ぐらいに寝てましたよ。
へぇー。
声が出なくなるのが嫌でね。
あぁ。
早く起きるの?必ず8時に起きる。
へぇー。
8時半からまたお勤めしなきゃいけない。
体がね。
体重いもんホントに。
それは比叡山行ったときにね阿闍梨さんに聞いたの。
「信仰ってのは信ずるとかじゃない」「行うことです。
行です」「決まった時間にどんな病気だろうが何だろうが僕らは何年間お経を唱える。
それが信仰なんです」だから思いとかそういうんじゃない。
「行動です」って言われて。
そうすると歌舞伎ってほとんど信仰に近いなって。
だって体が悪かろうが何かあろうが何時にやるってそれが大事だって言われて。
それでも不思議なのが口約束だからね。
歌舞伎って契約書ないから今月どこに出て今月ここに出ますってサインしてはんこ押すってことないから。
いってみれば口約束じゃないですか。
それで毎日。
命懸けて。
来るわけですから。
責任感だけで動いてるみたいな。
だからお寺の修行もそうでしょ。
11時とか契約してないわけでしょ。
してないわけよね。
だけどやるわけでしょ。
雨が降ろうがやりが降ろうが。
やる。
それが…。
行です。
あした何時から稽古ですか?僕ら1時?1時です。
あしたはない。
あしたねない。
何?あした病院行くんだ。
えっ?どうしたの?急に?病院行くんだ。
ドック行ってます?僕この間初めて行って。
いいんですか?
それでは今日も素晴らしい一日を
2014/11/23(日) 07:00〜07:30
関西テレビ1
ボクらの時代[字]
市川猿之助×市川染五郎×藤間勘十郎
詳細情報
番組内容
これは、毎回、様々なジャンルで活躍する3人が集い、多彩な話題や事象を取り上げていくトーク番組です。出演していただくのは、学者、デザイナー、ビジネスマン、アーティスト、政治家、教師、映画監督、タレント…。一つのジャンルにとらわれることなく、今、旬で話題の人はもちろん、海外で評価を得ている人、大きな発見・発明を成し遂げた人、日本に感動を与えた人…、と多彩な顔ぶれ。
番組内容2
「日本のトップランナー」であり「先駆者」であり「成功者」でもある彼らが、何を語り、何を想うのかが番組の見どころです。また、この番組では司会者をおかず、あくまでゲスト達の、気負わないトークのみで番組を構成します。ある種、原点回帰とも言うべきシンプルな構成で、ゲストの顔ぶれと興味深いトーク内容を楽しむ番組。
日曜朝のリラックスした時間にフィットする、上質の番組をお届けします!
出演者
市川猿之助
市川染五郎
藤間勘十郎
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
バラエティ – トークバラエティ
趣味/教育 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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