(テーマ音楽)皆さんの毎日の健康に役立つ確かな情報をお伝えしましょう。
「きょうの健康」です。
今週のテーマはこちら。
心不全といいますとどんな事を想像しますか?心臓の調子が悪くなるという事ですから止まってしまうのではないかという恐怖感がありますよね。
ではちょっとこちらをご覧下さい。
これは心不全の症状なんですが……などです。
こんな症状がありますが息が切れたりだるかったりむくんだりとよく周りで聞くような症状ですよね。
心不全には確かに突然起こるものもあるんですが気が付かないうちに心不全になっていてこういった症状が少しずつ進行していくという慢性の経過をたどるものも多いんです。
そこで今日のテーマはこちらです。
このシリーズも専門家をお迎えして分かりやすく教えて頂く事に致します。
ご紹介致しましょう。
心不全の診断治療がご専門でございます。
今日はどうぞよろしくお願い致します。
心不全という病気を患う方はかなりの数なんでしょうか?現在心不全で全国の専門施設に新たに心不全で入院される患者さんは1年間で約21万人といわれております。
外来通院されてる患者さんも含めますと160万人から250万人ともいわれております。
心不全は心臓の機能が衰えた状態を指しておりますが軽症の方では日常生活で症状が出ないために医療機関を受診されていない方も多く存在しています。
従って実際の心不全の患者さんの数というのはもっと多いと考えられております。
今心臓の働きが衰えるとおっしゃいましたが具体的にはどういう事かという事ですよね。
まず心臓の働きについてこちらで確認しましょう。
どんな役割をしているのかという事ですが高性能なポンプなんです。
ギュッと縮んで血液を全身に送り出してまた大きく広がって全身から血液を取り込みます。
また縮んで全身に血液を送り出すというこれを一日になんと10万回繰り返していると。
一日に10万回。
働き者ですよね。
休まず働いているんですからね。
この心臓が縮む働きと広がる働き。
これが悪くなるのが心不全という事なんです。
縮む働きそれから広がる働き。
これ両方が悪くなる事があるという事なんですね?はい。
心臓が全身に血液を送り出す働きをしております左心室の収縮の機能が低下してしまうのが収縮不全といわれています。
一方で血液を取り込む拡張期に心臓が広がらずに血液が十分取り込まれず結果として血液が出ていきにくくなってしまう。
そういった状態が拡張不全といわれております。
この収縮不全と拡張不全ではどちらが多いんですか?実はかつては心不全の多くは収縮不全が原因と考えられていました。
しかし最近の研究によりますと拡張不全の方が全体の約4割を占めておりまして患者数は年々増加しているという事が分かってきています。
また拡張不全は高齢の身体活動度の低い方に多いという特徴がありまして症状に気付きにくくまた収縮機能が正常に保たれているので見過ごされやすく注意が必要といわれています。
先ほど心不全に伴うさまざまな症状非常に多彩な症状を見ましたが今の心臓の働き縮むあるいは拡張するといった事とこの症状はどう関係しますか?最初の4つは心臓が血液を十分に送り出せない事によって起こってくる症状です。
息切れといいますと肺の病気であります慢性閉塞性肺疾患COPDでも特徴的な症状として知られていますが心不全の場合には血液を十分に送り出せない事によって体が必要とする酸素や栄養が足りなくなってしまって息切れや疲れやすさといったものが生じてまいります。
また手足こういった末梢の細い血管にも血液が行き渡らなくなってしまいますので手足が冷たく感じてしまうという事もありますしだるいというのも同じような理由で生じてまいります。
日中のトイレ回数これ尿ですよね?量も減ると。
これどういう事と関係してるんでしょうか?これは腎臓に流れる血液の量が少なくなってしまうために尿量が低下する事で起こってくる症状です。
次のこちらピンクの方ですね。
この4つというのはどういう事なんでしょうか?これらは体に血液がたまってしまう滞ってしまういわゆるうっ滞によって生じる症状です。
これにより血液のスムーズな流れがなくなってしまって体に水分がたまりやすくなってきます。
そうしてむくんだりこういった体重増加というのが起こってまいりますがむくみは主に足の甲とかあるいはすねの辺りによく見られるようになってきます。
また胃腸の粘膜や肝臓がむくんできますと食欲が低下してきてしまいます。
更には肺に血液がたまるといわゆる肺うっ血という症状が出てきます。
この肺うっ血が進みますと肺に水がたまりまして血管の中から血液の液体成分が血管の外に漏れだしてしまって肺に水がたまってしまうといういわゆる肺水腫が生じてきます。
なのでこれですね。
はい。
そうなりますと夜間に横になると呼吸が苦しくなる。
あるいは咳が出るというような症状が出てまいります。
こうした症状のうちやはり心臓の状態が悪くなるにつれて症状も悪くなるというような事はあるんですか?はい。
例えば息切れを例にとりますと初期の段階では無症候性で日常生活ではほとんど症状はありません。
しかし少し進行しますと階段や坂道といった強い動作を行った時に息切れが生じてまいります。
また更に進行していくと買い物に行くとかそういった平地の歩行でも息切れが生じるようになってまいります。
そしてもっと進んでしまいますといわゆる難治性という状態になって洗面やトイレでも息切れが生じるようになります。
このように息切れとひと言で言っても重症度によってその程度はかなり違っております。
そして心不全の重症度がこの程度によりましてこの4段階に分けられています。
はい。
これ見てますと普通にただ歩いてるだけで息がハアハアハアハア切れたり顔を洗ってて息が切れるとちょっとおかしいなと思いますが階段や坂道で息が切れたりという事…これ起こりますよね。
心臓の異常とは思わないですね。
実際