ドキュメント72時間「高円寺・何を求めて銭湯へ」 2014.10.31

親子3代で一緒にお風呂に入る事ありますか?思い切り甘える男の子。
それも広い湯船の銭湯ならでは。
うおっ!びっくりした…。
年々街角から姿を消しているというけれど…。
誰がどんな理由で通ってくるのか?大都会の片隅で3日間じっくりと見つめてみた。
若者の街東京・高円寺。
新宿から電車で10分足らずなのにどこか懐かしい下町の空気が漂っている。
午後6時撮影スタート。
てくてくてくてく。
商店街を通り裏路地へ。
今日の舞台もう80年以上続く老舗の銭湯。
いらっしゃいませ〜。
早速中へ。
壁の絵や昔ながらのタイルの浴槽が何かいい感じ。
深夜2時まで営業しているからいろんな人が利用するそう。
あれ?サングラス?建築現場で働き毎日仕事帰りに立ち寄るという彼。
サングラスがトレードマークらしい。
お風呂から上がったばかりの若者。
何か探しているみたい。
無くしていたのは下駄箱の鍵。
ちょっと落ち着かない感じだけどふだんは何してるんだろう?家出じゃないです。
何か…高校卒業後あえて厳しい環境でお笑いを目指そうと1人暮らしを始めたという。

(取材者)面白かったですよ。
(拍手と笑い声)夢まではまだ遠い道のり。
でも風呂上がりの足取りはどことなく軽やか。
さっきのサングラスの男性もお風呂から出てきた。
隣にあるコインランドリーに直行。
銭湯に来る多くの人がここも愛用しているという。
大変ですね。
お疲れさまです。
はいどうも。
何でですか?経済危機で。
イタリアは全然仕事とかないですから。
いろいろですねハハハ。
あっこれは納品物なんで…。
深夜慌ただしく帰っていく2人の女性。
淡路島から上京して洋服の販売員をしているという。
頑張って下さい。
ありがとうございます。
夢は自分の店を持つ事。
今日はふるさとから来た幼なじみとひとっ風呂浴びて飲みに行く。
その前にまずはフルーツ牛乳で乾杯。
若者の街。
銭湯にもさまざまな夢が通り過ぎていく。
撮影2日目土曜日。
銭湯の開店は午後の3時半。
明るい時間帯はやっぱり常連のお年寄りが中心。
たまに若者がいると先輩たちから声をかけられる。
もともと無口なもんだから。
分かりました。
元食堂の主人で今は詩吟の先生。
72年の人生で得たものを若者に伝授するのが日課らしい。
夕方カメラに向かって手を振る女性の2人連れ。
89歳になるお母さんとその娘だという。
商店街で働きながら娘を毎日一番風呂に入れて育てた。
その愛情が今も2人をつないでいる。
日付が変わる頃若い男女がやって来た。
何だか疲れた感じ。
新宿の街頭で朝から終電まで仕事をしたあとここに来たそう。
高校卒業後サーカスのピエロとして活躍していたけれど会社が倒産。
それでもまだ路上に立ち続けている。
唯一の悩みはパートナーとの将来の事。
そうなんですか?そうでしょうね〜と思いながら。
励まし合いながら暮らしてもう4年になる。
(笑い声)じゃあどうも。
おやすみなさい。
深夜0時半。
1人でふらりとやって来た女性。
水曜日来た時にこれ間違えて持って帰っちゃって。
やっぱり常連みたい。
来月分今払います。
はい分かりました。
こちらも疲れた感じ。
去年脱サラして会社を立ち上げたばかりらしい。
それから1時間。
すっきりされました?いい顔になって出てきた。
頑張りま〜す。
お疲れさまでした。
は〜いおやすみなさい。
身も心も温まりまた一日を頑張っていく。
日曜日。
この日も開店前から人が集まってくる。
シャッターが開くと…待ちきれずお風呂に直行。
まだお客さんが少ない時間帯につかる一番風呂は常連にとっても格別らしい。
風呂なしのアパートで暮らしながら警備の仕事をしている彼。
待ったかいがあったみたい。
こちらは便利屋を営んでいるという。
ランニングの下のあれ…着てるやつだから。
ジョギング帰りに立ち寄ったという男性。
最近訳あって新しい仕事に就いたばかりなんだそう。
いつも湯船でぼんやり思うのは娘と自分の将来の事。
おいしいでしょ?まあねうん。
まあねって…。
ハハハ。
夜11時。
かなり奇抜なルックスの2人組に出会った。
それにしてもすごい髪形。
どんな人たちなんだろう?まあそうですね。
それは…はい。
実は2人とも洋服のデザイナーで上司と部下の関係だという。
こんな感じで。
やばいっす。
長髪の彼はデザイナーを志し6年前に福岡から上京。
バイト先で慕ってくれた後輩と自分のブランドを立ち上げた。
風呂上がりに羽織るのはもちろん自分がデザインした服。
シンボルはゴキブリ。
少数の人たちから熱狂的に支持されるブランドを目指している。
撮影終了まであと2時間。
支え合いながらゆっくりと歩いてくる人たちがいた。
こんにちは。
どうも。
お風呂ですか?風呂!2人とも元塗装職人で先輩と後輩の関係。
妻に先立たれた先輩は今独り暮らしなのだという。
足が不自由で家に籠もりがちな先輩を心配して週3回昔一緒に通った銭湯に連れ出すようになった。
かつて厳しい現場で自分を一人前に育ててくれた先輩の大きな背中。
2人の大切な時間がここにある。
行ってらっしゃい。
は〜い。
うん。
2014/10/31(金) 22:55〜23:20
NHK総合1・神戸
ドキュメント72時間「高円寺・何を求めて銭湯へ」[字]

毎回一つの場所でカメラを構えるドキュメント72時間。高円寺にある深夜営業の銭湯に密着。風呂無しアパートの若者から老人まで、偶然同じ湯につかる人々の3日間。

詳細情報
番組内容
東京・高円寺。純情商店街を抜けた路地に、古めかしい木造の建物がたたずむ。深夜2時まで開く老舗の銭湯だ。お湯につかるのは工事現場帰りの労働者や、安アパートに暮らし夢を追う若者。60年間通い続ける親子に、謎の長髪男子まで…たまたま居合わせた老若男女が同じ湯で汗を流し、たわいもないことを話し、コーヒー牛乳を一気飲み。意気投合したら、向かいの居酒屋でちょっと一杯。都会から消えつつある昔ながらの銭湯の物語。
出演者
【語り】市川実日子

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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