報道特集【解散 総選挙へ】 2014.11.22

衆議院の解散から一夜明け、与野党は来月14日の投開票に向け事実上の選挙戦に突入した。
自民党はアベノミクスの実績をアピールし、経済再生を訴えた。
また、連立のパートナー・公明党は、食料品などの消費税率を低く抑える軽減税率の導入を強く主張した。
対する野党・民主党は、安倍政権の経済政策で本当に国民が豊かになれるのかとアベノミクスを批判する。
また、維新の党は今日、国会議員の定数と議員歳費をともに3割カットするという選挙公約を発表した。
自主憲法制定や防衛力強化を訴える次世代の党は幹部が集まり有権者への広報戦略を検討した。
共産党は、消費税増税、集団的自衛権、原発再稼働、基地問題など安倍政権全体にノーを突きつけた。
このほか生活の党や社民党なども各地で有権者に支持を訴えた。
こうした中、警視庁を初め各地の警察本部は今日、選挙違反の取締本部を設置した。
今回は衆議院選挙としては初めてインターネットを使った選挙運動が全面的に解禁されるとのことで、警視庁はサイバー部門と連携し対処する方針。
衆議院が解散されました。
何のための解散なのでしょうか。
有権者である私たちは何を考えなければならないのか。
今日の「報道特集」は総力取材でこのことを考えたいと思います。
京都府向日市で、青酸化合物で夫を殺害したとして筧千佐子容疑者が逮捕された事件。
千佐子容疑者は夫の預金口座を凍結した信用金庫を相手取り、預金の返還を求める裁判を起こしていたことがわかった。
筧千佐子容疑者は去年12月、自宅で夫の勇夫さんに青酸化合物を飲ませて殺害した疑いが持たれている。
警察によると、勇夫さんには数千万円の資産があったが、千佐子容疑者は勇夫さんの死後、すぐに相続の手続に入ったとのこと。
一方、勇夫さんの預金があった地元の信用金庫が事件の可能性があるとして預金の引き出しを拒んだことから、千佐子容疑者は今年6月、信用金庫を相手取り、およそ425万円の返還を求めて裁判を起こしていたことがわかった。
裁判は現在も続いている。
今日未明、名古屋にある元料亭の建物で火事があり、全焼した。
河村たかし市長が建物の保存を訴え、大がかりな解体に必要な許可が下りず、持ち主が手作業で壊し始めていた。
警察によると午前3時半頃、中村区名駅南の元料亭、鳥久が燃え火はおよそ11時間後に消し止められたが、木造2階建ての店舗が全焼、ケガ人はいなかった。
鳥久は明治期以降に建てられたと言われ所有者が解体を決めていたが、名古屋市の河村たかし市長がこれに反対。
解体に必要な道路などの使用を許可するのか判断を保留したため、所有者は手作業で解体を進めていた。
先ほど河村市長が現場を視察。
警察は、火の不始末と不審火の両面で調べている。
新潟県燕市で3歳の女の子が川に落とされて殺害された事件で逮捕された母親が育児に悩み、市に相談していたことがわかった。
殺人容疑で逮捕された燕市の事務員、佐藤あゆみ容疑者24歳の身柄は今朝、検査庁に移された。
佐藤容疑者は19日夜、長女の心優ちゃん3歳を自宅近くの橋の欄干から川に落とし、殺害した疑いが持たれている。
心優ちゃんの死因は水死で、佐藤容疑者は、育児に悩んでいたと供述しているとのこと。
燕市によると、佐藤容疑者は今年9月、今年9月、市役所の窓口を訪れ、子どもの夜泣きがひどい、つきまとれて自分の時間がないなどと育児についての悩みを相談していたとのこと。
東日本大震災の津波で被災した岩手県釜石市の旅館の裏山に車いすでも避難できる新たな避難路が整備され、今日、完成記念式典が行われた。
避難路は岩手県釜石市鵜住居町の海近くにある旅館、宝来館の裏山に整備された。
宝来館は津波で被害を受けたが、裏山の避難路を使い逃げたため従業員や地域の人たちは無事だった。
しかし、当時の避難路は傾斜が急だったため、高齢者や車いすの人でも避難できるようにと地元の森林組合やボランティアの協力で整備されたもの。
今日は完成記念式典が行われた後、避難路から餅をまいて完成を祝った。
今後は裏山の頂上まで避難路を延ばす予定。
アメリカ・オハイオ州で殺人犯として39年間にわたって服役していた男性2人が釈放された。
事件の目撃者が今月になって、証言は嘘だったと撤回したため。
21日、釈放されたのは、リッキー・ジャクソンさんとワイリー・ブリッジマンさんで、1975年、オハイオ州で男性を殺害したとして逮捕され、39年間、服役していた。
逮捕のきっかけは、殺害の様子を見たという当時13歳の少年の目撃証言だったが、その少年が52歳になった今月、証言は嘘だったとして法廷で撤回。
ほかに有力な証拠はなく、オハイオ州の裁判所は2人の釈放を決めた。
アメリカのオバマ大統領が慌てた理由とは?ホワイトハウスから大統領専用のヘリコプターにさっそうと乗り込むオバマ大統領。
しかし、ほどなくして慌てた様子で降りてきた。
小走りでホワイトハウスに戻る。
一体、何が起きたのかと記者が問いかけると、忘れ物をしたと一言。
オバマ大統領、一体何を忘れたのだろうか。
忘れたのは愛用のスマートフォンだった。
オバマ大統領は、みんなも忘れ物したことあるだろうと言いながらヘリに乗り込んでいった。
国際軍事専門誌の「IHSジェーンズ」は21日、中国が南シナ海の南沙諸島にある暗礁、永暑礁を埋め立て、人工の島を建設しているとする画像を公開した。
長さおよそ3000m、幅は200m以上あり、南シナ海で中国初の滑走路と分析している。
さらに、港湾施設も建設中で、タンカーや水上戦闘艦の接岸も可能と見られる。
南沙諸島の領有権を主張するフィリピンなどからの反発が予想される。
今日、11月22日はいい夫婦の日三重県の伊勢神宮では結婚30周年を迎えた真珠婚のカップルが大集合した。
地元の真珠業者などが特産の真珠にちなんだ記念のお伊勢参りを呼びかけたもので、北は岩手、南は鹿児島の夫婦100組が参拝した。
神楽殿では真珠30粒でできたネックレスを奉納。
正宮では結婚30年を感謝するとともに、衆議院が解散されました。
安倍総理はアベノミクス解散として自らの経済政策の是非が争点だと訴えています。
その一方で、集団的自衛権や原発再稼働など多くの重要課題も争点に浮上しています。
安倍政権への審判となるこの選挙、何が問われているのか、様々な場所で取材しました。
安倍政権が発足してからおよそ2年。
再び永田町は、慌ただしく選挙へと突入する。
今、安倍総理が衆議院本会議場に入っていくところです。
代議士会を終えた自民党の議員たちが今、衆議院本会議場に入っていくところです。
午後1時過ぎ。
天皇陛下が署名した解散詔書が紫色のふくさに包まれ、国会内に運ばれてきた。
菅官房長官が受け取る。
解散詔書は官房長官から衆議院の事務総長へと手渡される。
そして、伊吹衆議院議長へ。
ところが…日本国憲法第7条により衆議院を解散する。
慣例である万歳三唱の息が合わない。
万歳はここでやってください。
異例の仕切り直し。
野党側の一部はほとんど身動きもしなかった。
本会議場からですけれども、万歳という例の声が聞こえてきます。
これから一斉に師走の総選挙に向けて動き出すことになります。
総理がアベノミクスの是非を問うとして決断した解散・総選挙だが、受け止め方は様々。
このままだとね、有権者が何か置いて行かれているような気がするんです。
これ、投票率が非常に心配なんですけれども、その点どうですか?私も心配ですね。
このままだと、12月で忙しいし、寒いし、何で解散かわからないし、争点も何かわからないし、だったら、選挙行かなくていいんじゃないかと。
今回ほど国民の気持ちの中でどこかこう腑に落ちない中で選挙が来る、その中で解散をして、皆さんに一票を投じていただくための判断材料を提示するというその責任は非常に重いと思いますね。
今回の解散について一言。
全く大義のない解散だと思います。
ただ、もう解散をしましたので、大義なき解散を意味ある国民の皆さんの選択にしなければならないので、全力で頑張ります。
ここまで皆さんが大変な努力をしたので、やれたところについてはしっかりとすみ分けて戦うと、協力できるところは協力するということだと思います。
やはり政治不信の結果、投票率が下がるというのが一番問題だと思いますから、何のための解散だと言われておりまして、念のための解散だという声もありますが、解散された以上は行政改革、あるいは成長戦略といった規制改革の改革政策の競争にしていくべきだと思っております。
衆議院が解散されました。
そして今、自民党の幹部たちを初め議員たちが控室からどんどん出てきてこれから一斉に選挙区に戻るところです。
非常に国会の中、議員ですとか、メディア、そして衛視たちが入り乱れて大変な熱気となっているわけですけれども、国会内のこうした熱気と外の冷めた有権者の意識の違いというのが非常に気になるところです。
永田町は事実上の選挙戦に突入し、走り出した。
475の議席を争う選挙は、来月2日に公示され、14日に投票日を迎える。
福島県会津若松市。
松長近隣公園応急仮設住宅ですけれども。
福島第一原発の事故の後、避難してきた大熊町の住民およそ100世帯が今もなおこのプレハブの仮設住宅で暮らしている。
これ見ててどういうことを考えられました?あれは誰に対して万歳言ってるんですか?あれは。
その辺はお聞きしたいですね、あの万歳やった人に。
何の万歳なのかな。
何のための万歳なのかなと。
暮らしとか、希望が増える方向に行くと思いますか?いや〜、ないと思います。
これからオリンピックとか何とかなんて始まって、そっちの方にみんないってるし。
多くの住民がこの場所からの引っ越しを望んでいるが、資金や土地の確保といった問題に直面している。
総選挙の争点が被災者の生活再建からはかけ離れているとして住民たちはいら立ちを見せた。
選挙に使う700億幾らあるんだったら、それを復興住宅とかそういうのにどんどん使ってほしいし、どうやって土地を見つけたらいいかとか、みんな必死になって悩んで。
何が解散だって、まだやることいっぱいあるだろって、まだ2年もあるんだから。
それを結果を出してどうしてもダメなら解散でもいいけど、責任を持ってやってもらいたいですよね。
今、見ててどう思いました?何とも言えないね、私は。
希望が湧いてくる感じですか?先週土曜日、私たちはある議員を取材した。
自民党のニ之湯武史参議院議員。
党内のアベノミクスを成功させる会の事務局長を務め、増税先送り派の中心となった若手。
消費税をめぐる総理の最終判断が注目される中、地元・滋賀で支援者らの声を聞いていた。
消費税どうですか?消費税は持ちこたえてほしい。
8%になってから変化ありました?それは変化ありました、お客様の方も手控えられて。
それもう数字でも明らかですか?出てきてます。
それでもう1つは、やっぱりこの工場をつくるときかなりの設備投資しましたでしょ。
これを5%、滑り込みセーフで建てました。
いわゆる駆け込みでね。
それも例えば、1億の設備投資するとしたら前は500万円でよかった、それが800万円ですよ。
これが10%になったら1000万ですよ。
一方、保育園の経営者からは、こんな意見も聞かれた。
やはり次世代のことを思うと、大きな借金を次の子どもたちに残してやってはいけない。
それは私たちがやったことを知らない子たちにそれは絶対してはいけないと思うんですよね。
増税先送りを訴える二之湯議員は、財源の確保について説明を求められた。
年金も下がったしな。
ガンの手術をする、5時間の手術をするためにはそこそこ体力がないと手術したはいいけど、手術の反動で体力が失われて死ぬと。
だからやっぱり2%上げるためには、2%上げられるような体力をつけとかないといけない、経済は。
それには1年半ぐらいかかるやろうということなんですよ。
今の見込みやな、1年半は。
今週火曜日、二之湯議員らは増税の1年半先送りを求める提言をまとめ、安倍総理に提出した。
最終的に総理は増税の先送りを決断し、衆議院を解散した。
各政党は一斉に選挙に向けて走り始めた。
皆さんこの戦いを全員で勝ち抜いてこの場に戻って、そして再び日本を世界の真ん中で輝く国にしていく、その責任を果たしていこうではありませんか!解散の詔書を読んでいる途中で自民党席から万歳が起こったということで、自民党は浮き足立ってますね。
選挙というのは浮き足立ったら負けですから、日本が間違った方向に行かないようにしっかりとその方向を正す選挙として取り組んでいきたい。
700億円の税金を費やして国民そっちのけの解散が断行されました。
堂々と維新の党として受けて立ちましょう。
安倍総理が公の場で約束して、全くやる気のなかった国会議員の大幅な定数削減を初めとした身を切る改革を断行できるのは維新の党だけだということを国民に訴えてまいりましょう。
社会保障と税の一体改革をやり、経済再生を進めてデフレを脱却する、その消費税の中に軽減税率導入を実現していく。
どうかこれをやり遂げる力は公明党です!大義なき解散には我々は反対です。
総理大臣に解散権がありますから、解散された以上は正々堂々と立って闘うということですね。
日本共産党は安倍政権と正面から対決し、どんな問題でも国民の立場に立った抜本的対案を示し、国民と協同して政治を動かす対決、対案、協同という姿勢を貫いて躍進を目指します。
国民の生活が第一、政治は生活である、小さな勢力にすぎませんけれども、この信念のもとに誇りを持って堂々と、そして誠実に、愚直に国民の皆さんに話しかけていきたいと思います。
社民党は雇用や福祉をしっかり立て直し、家計を温める、そうした経済政策に転換をさせていくこと。
解散・総選挙の大義は一体何なのか安倍総理は、記者会見でこう説明した。
2年前に同じく解散・総選挙の決断をした人物がいる。
民主党政権で総理を務めた野田佳彦氏。
野田氏は、この党首討論で衆議院の定数を抜本的に削減することを前提条件に解散を表明。
しかし、これまでの削減は小選挙区での0増5減にとどまっている。
野田さんが総理のときに前の解散ですよね?やあ、見事に約束を守らずにもう今回解散が決まりましたから思い出すたびに悔しさがこみ上げてきますね。
いろいろな感情が起こり過ぎてて、野田さんも今、目を潤ませられておられるけれども。
自分たちも痛い思いをするという定数削減を約束するという、その政治文化をつくり出す第一歩だったはずなのに、全然覚えてないかのように、いとも簡単に定数削減もせずに解散に踏み切ったことに対して、本当に腹立たしいですね。
安倍総理は定数削減についての批判にこう反論する。
国会では、さらなる定数削減などを話し合う第三者機関を衆議院議長のもとに設置して議論を始めた中での解散となった。
大義について野田さん自身が2年前に、今VTR見ていただいた総理として解散を決めたときの判断と、今回の安倍さんの解散と比較して何が一番違いますか?私のときは切なくてつらい話ですけど…自民党の谷垣幹事長は、解散の大義について有権者にどう説明していくのか。
やはり総理の解散に対する説明だけでは足りないと、納得できない、受け入れられないという声も少なからずあるわけですね。
こういった有権者に対してどういうふうに応えていこうと考えてらっしゃいますか?ここからは日野政治部長とともにお送りしていきます。
日野さん、政治の世界では勝てるときに選挙に打って出るというのはもしかすると常識なのかもしれないけれども、多くの有権者がいまだになぜこの時期に解散しなきゃいけないんだ、総選挙しなきゃいけないんだという気持ちを持ってるのも確かですよね。
安倍総理は消費増税の先送りとアベノミクスという経済政策で信を問いたいと言っているわけですが、ただ永田町では別の見方が有力です。
来年は原発の再稼働の問題とか、あるいは集団的自衛権の関連法案の審議、それから日朝交渉など、1つでもハンドリングを間違えれば支持率が下がりかねないという難しい課題がメジロ押しなんですね。
今、支持率の高いうち、今のうちに解散した方が有利じゃないかと安倍総理が踏んだんではないかと見られています。
また、野党の選挙準備が整っていないということも総理の背中を押した要因だと言われています。
ここでこの数字を改めて見ておきたいんですけれども、これは前回の衆議院選挙の投票率です。
戦後最低の数字で59.32%。
20代に関しては37%でした。
今回も投票率が不安視されていますよね。
確かに師走の選挙というのは、寒いですし、それから忙しいですからなかなか投票率が上がらないと言われているんですね。
そうなりますと、強固な組織票を持っている政党とか、あるいは強力な後援会組織を持っている候補者が有利になるというふうに言われています。
菅官房長官が19日の記者会見で、アベノミクスを争点とすることについて何を問う、何を問わないというのは政権が決める、国民の皆さんにとっても最も大事な問題だとの判断をした。
争点は政権が決めるというふうに言明しているわけですけれども?官房長官が言いたかったのは、恐らく国民の信を問う理由ですね。
解散の理由というのは政権が決めるという趣旨だと思うんですけれども、やはり選挙において何を基準に投票するかということは、有権者1人1人違うわけですね。
ですから、その意味で言いますと、最終的に争点を設定するのは有権者だということは言えると思います。
今回の解散をアベノミクス解散と名付けた安倍総理ですけれども、総選挙の争点は果たしてアベノミクスだけなのでしょうか。
争点となり得る様々なテーマについて検証しました。
アベノミクスの成果を強調する安倍総理。
アベノミクスによって実際に雇用は拡大しているのか。
東京都の場合、安倍政権が発足したおととし12月の新規求人数は8万3000人、去年12月は9万3000人、そして今年9月には11万8000人と求人数は確実に増加している。
特に都市部での求人数が増加しているが、募集時の賃金はほぼ横ばい。
目立った伸びは見られないと言う。
また、去年1月と今年9月を比べると、全国の雇用者数は130万人に増加。
しかし、増えているのは非正規の従業員で、正規は逆に9万人減っている。
政府が経済や財政について意見を聞いた点検会合。
財界からは、アベノミクスを評価する声が相次いだ。
アベノミクスの前と現在、経営者のこの顔色なんですよ。
この顔のつやは間違いなしにいいです。
経営者としてのマインドは非常によくなって前向きになっておりますから、この流れをやっぱり継続させたいと思っております。
新聞等では失敗と書かれているけれども…しかし、別の有識者からは、こんな声も上がる。
こう話すのは、東日本大震災で夫を亡くしたシングルマザーたちの子育てや就労支援を行うNPO、インクルいわての理事長、山屋理恵氏。
総務省の調査によると、母子世帯の家計は平均して毎月1万円以上の赤字状態になっている。
日本の経済を底から支える中小企業にも、アベノミクスの効果は届いているのか?小売店や中小企業はアベノミクス効果を感じているのか。
神奈川県で46年にわたって電器店を営む武井勇起雄さん。
武井さんは安倍総理が強調する景気回復の実感は全くないと話す。
首相というのは国の行政のトップだから、いいところも悪いところも全部見なきゃいけないんです。
武井さんの店では去年に比べ売り上げが激減している。
その要因は今年4月の消費税8%への引き上げだった。
売り上げ票を見せてもらうと、増税前の3月は駆け込み需要によって票に書き切れないほど売り上げを伸ばしていた。
その後も前年から比べると大幅に売り上げが落ちていた。
増税による買い控えの影響だと言う。
この店の客は自分で量販店などに行けない高齢者が多い。
そこでチラシをつくって1軒1軒回り省エネ家電の買い替えなどを勧めて何とか経営を維持していると言う。
確かに金がいっぱい余ってきたから株の方に金がいって株だけが上がったんですけど。
一方、東京・墨田区にある衣料品の製造会社を訪ねると…電気を消してるんですね。
階段も玄関もすべて。
事務所があるのはここの?事務所は2階です。
だからみんな歩いていってるんですね、大体。
じゃあ、我々も歩いていきましょう3年半前の大震災から始めたという節電。
電気料金が上がり続ける中でやめられなくなった。
この会社ではポロシャツなどニット製の衣料品の製造を行っている。
だが、ニット業界は近年、安い海外製品に押され国内生産はわずか3%という厳しい状況に置かれている。
それだけにアベノミクスには期待したと中島社長は言う。
この会社でも消費増税によって売り上げが落ち込み、さらに円安に伴う原材料費の高騰などのあおりも受け業績は悪化していると言う。
どういうことを考えて政党を選んだり、候補者を選ぼうと思いますか?その点からもアベノミクスへの期待は捨て切れないと話す。
国内で評価の分かれるアベノミクス。
世界はどう見ているのか、経済の専門家に聞いた。
世界は本当にこの動き、どう見ているんですか?ものすごく注目してます。
アベノミクスは失敗だと批判する野党に対し、安倍総理は衆議院解散を表明した記者会見で次のように反論した。
アベノミクスに対して失敗した、うまくいっていないという御批判があります。
しかし、ではどうすればよいのか、具体的なアイデアは残念ながら私は一度も聞いたことがありません。
また、公明党の山口代表も、こう主張する。
これに対し、野党各党は有権者に向けてどんな経済政策を訴えていくのか。
民主党は近く発表するマニフェストで、具体的な経済政策を示す方針。
また次世代の党はアベノミクスは行き詰まったとして緊急の経済対策を打ち出すべきとしているほか、規制緩和で経済成長を促進させるとしている。
共産党は消費税の増税を中止する一方、大企業や富裕層に応分の負担を求めるなどの税制改革で財源を確保する政策を訴えている。
生活の党は現在の経済政策を軌道修正して国民の所得を増やし、内需の底上げを目指すべきだと主張している。
社民党はアベノミクスによって暮らしと雇用が破壊され、格差が拡大されたとして、その格差の是正を目指すとしている。
今回の総選挙の争点はアベノミクスだけではない。
16日に投開票された沖縄県知事選。
政府が進めるアメリカ軍普天間基地の県内移設に反対を掲げる翁長雄志氏が当選した。
その日の深夜、翁長氏は今回の結果が衆院選の沖縄県内の選挙戦に影響を与えるという見方を示した。
このマグマが動くということは、これからの国政選挙におきましても基地の問題の比重というのは大変大きくて。
恐らく県民は判断をやると思いますね。
普天間基地の移設先として埋め立て計画が進む沖縄県名護市辺野古。
そこに隣接する汀間地区。
これからですよ、完璧に撤去するまで頑張りますので。
ベルリンの壁を壊した。
喜びの一方、住民からは懸念の声が上がっている。
県知事選では、県内移設反対の民意が示されたものの、本土では基地問題が争点にすらならないのではないかというもの。
新たに解散して、仕切り直そうという考えかもわからないという見方をしているんですね、私の場合は。
素通り、見て見ぬふりは絶対に許さない。
県知事選の翌日、菅官房長官は…そして、3日後。
政府は県知事選の間中断していた埋め立てに向けた作業を再開した。
衆議院が解散した昨日、辺野古では工事を止めるための抗議行動が続いていた。
沖縄の人々からは基地問題を沖縄だけの争点にしないでほしいという声が上がっている。
先月末、渋谷で行われた特定秘密保護法に反対するデモ。
主催したのは学生有志の会、SASPLのメンバー。
活動を始めたのは法律が成立した後。
様々な大学から集まり、問題点を考えるための勉強会などを重ねてきた。
SNSなども通じてその声は広がり、今年4回目となるデモには初回の4倍、およそ2000人が集まった。
声を出しても何も変わらないと言っている人が入るんですけど、俺たち90年代に生まれてバブルが崩壊した後に生まれてきました。
社会はどんどん悪くなるしって言われてきました。
いろんな人にいろいろ言われるから、何も考えない方がいいって、そういうふうに習ってきました。
その結果が今ですよ。
僕はもうそんなことにうんざりしてます。
衆議院が解散した昨日、彼らを訪ね、特定秘密保護法について聴いた。
皆さんは特定秘密保護法案について何かを感じたから、こういった活動を始めたわけでしょう?何感じたんですか?物すごく問題点が指摘されているのにそれを直さずに通すんだろうと。
それも強行採決っていう形で通ってしまった。
その夜にみんなで話し合ったのが、こんな通し方で通ってしまったら、何でもOKだよねと。
通った後に言われたことは、国民に理解を求めていきますっていう、通した後に国民に理解を求めていくという姿勢?順番が逆でしょうという。
特定秘密保護法について安倍総理はこのように述べている。
特定秘密保護法というのは、これはまさに工作員とかテロリスト、スパイを相手にしてますから。
国民は全くこれは基本的に関係ないんですよ。
これは施行してみればわかりますよ。
報道がそれで抑圧される、そんな例があったら私は辞めますよ、そんな例があったら。
その特定秘密保護法は、投票日直前の来月10日に施行される。
政府の情報保全諮問会議の委員を務める清水勉弁護士は、今回の総選挙では特定秘密保護法に関しても問われていると指摘する。
もともと秘密の範囲が漠然として広過ぎるんじゃないかと。
それとセットになって処罰の範囲が広い、重いという問題というのは何も解決していないわけですから、いったん施行してもそれを中止するなり、廃止するということはできるわけですし、修正することも法改正という形でそれはできるわけですから、それをぜひやってほしいという意味での再び日野政治部長です。
今回の選挙の争点なんですが、アベノミクスだけではないんだということを忘れないようにしないとなと改めて感じながらVTRを見ました。
国会議員を選ぶ選挙、国政選挙というせっかくの機会ですからやはりこの国の行方というか、この国が国際社会の中でどうやって生きていくのかということも1つの争点になり得るんじゃないかなと思っています。
例えば、集団的自衛権の問題でありますとか、沖縄の基地問題、それから特定秘密保護法という安倍政権が進めてきた3つの政策がありますけれども、これはいずれも日米同盟を強化して、抑止力を高めようということによって平和を実現させようというアプローチなんですね。
その一方で、国際社会の中で緊張緩和とか軍縮とか、そういうことを重視して平和を守っていこうという別なアプローチもありますよね。
ですから、もちろん安倍さんも日中首脳会談を実現させるなど緊張緩和に向けた取り組みをやっているわけですが、やっぱり軸足は抑止力の強化という方にあるんじゃないかと思えるんですね。
ですから、日本が国際社会の中でどうやって生きていくのかという方向性について日本国憲法をどうとらえるかという点も含めてこれは1つの論点になり得るのではないかと思っています。
有権者にとって、争点というものがいま一つはっきりしない1つの理由はしっかりとした代案を出さない野党側の責任、これも大きいと思うんですよね。
仮に現政権に対して批判的な考えとか疑問を持ってても、ほかに入れる政党がないというのは有権者にとって非常に不幸なことだと思うんですけどね。
永田町ではよく常在戦場という言葉を使われるんですけど、これはいつ選挙があっても大丈夫なように備えていなければいけないいう意味でよく使われるんですが、野党側が今回、政策づくりも含めて準備が遅れているということは確かだと思います。
時間は本当に限られているんですけれども、アベノミクスや安全保障政策などについての対案とか対抗軸を明確にして、実りある論戦をしてほしいと思います。
特にアベノミクスについては民主党が分厚い中間層を再生すると言っていますけれども、より具体的でわかりやすい形で有権者に説明しないと、なかなか浸透しないのかなという気はしています。
僕は実は先週、ずっと沖縄の県知事選挙の取材に行っていたんですが、あそこで示された民意というのが今度の解散でいわばリセットして、無視されてしまうんじゃないかという声を現地で多く聞いたんですけれども、昨日は実は原発被災者とともに解散の瞬間を見てたんですよ。
とっても怒ってましたね、仮設住宅の人は。
それから雇用の改善といっても非正規の人が増えて、正規の人が減っているという現実があるんで、日野さん、考えてみたら、今度の総選挙というのは沖縄とか原発被災者とか非正規社員という社会的な弱者の立場の視点に立つのか、それとも、社会的な強者の視点に立つのか、そういう見方もできると思うんですけれども、どうでしょう?経済政策、アベノミクスをめぐってもそういう弱者なのか強者なのかという対立軸というのは設定し得る可能性があります。
だから安倍政権の2年間を問う選挙だというような、そういう位置づけもできるわけですね?この2年間、中間選挙と安倍さんも言っていますけれども、この2年間を総括する選挙になると思います。
この後はスポーツ、林さんです。
サッカーのJリーグ、首位の浦和は2位ガンバ大阪との直接対決に勝てば8年ぶりの優勝となります。
8年ぶりのJ1制覇を狙う浦和か、ナビスコカップに続き2冠を目指すガンバか?J1クライマックス。
ともに負けられない試合となったこの一戦。
両チームともチャンスを迎えるがゴールネットを揺らすことができず、前半をスコアレスで折り返す。
サポーターとホームでの優勝を祝いたい浦和。
後半開始からガンバゴールに攻め込む。
しかし、再三のチャンスをものにできず、時間だけが過ぎていく。
そして、0−0で迎えた後半43分ガンバの佐藤にゴールネットを揺らされ先制点を奪われる。
さらにアディショナルタイム。
ダメ押しのゴールを許し、直接対決に敗れた浦和は2位ガンバとの勝ち点差が2に縮まった。
男子ゴルフ、ダンロップフェニックス3日目。
松山英樹は単独トップのプレッシャーに負けない落ち着いたゴルフを見せる。
14番、パー4の第2打。
ピンまでおよそ3mの距離につけてバーディーチャンス。
きっちり沈めてスコアを伸ばす。
最終18番、5mのパットも落ち着いて決めバーディーで終えた松山。
この日は4バーディー・ノーボギーの安定したゴルフで単独トップをキープ。
大会初優勝に王手をかけた。
日本のエース・錦織選手が満員の会場を再び沸かせました。
相手はテニス界のレジェンド。
今年テニス界を最も熱くした錦織圭。
対するは、グランドスラムを8度制したアンドレ・アガシ。
ともに世界一と賞されるリターナー同士、スーパーリターンの応酬となる。
錦織が絶妙なドロップを見せれば、アガシはブランクを感じさせない強烈なフォアをたたき込む。
さらにエキシビションとは思えない白熱の展開。
世界トップレベルのショットが次々飛び出す。
2人の熱いプレーにスタジアムを埋めた観客の目がクギづけとなった。
また、マイケル・チャンコーチと松岡修造さんを交えたダブルスでは、4人のエンターナイナーぶりに会場は爆笑の渦。
大いに盛り上がった。
競泳200m平泳ぎ。
こちらも夢の対決。
オリンピック2連覇の北島康介に水の怪物・萩野公介が挑んだこのレース。
北島がベテランの貫禄を見せて序盤から引っ張る。
萩野も負けじと追いかけるが、差は縮まらない。
初対決は北島が勝利。
2人はこの後の決勝で再び対決する。
今月10日、俳優の高倉健さんが亡くなりました。
ご存じのように中国でも健さんの人気は本当にすごいんですね。
北京に住んでたときにタクシーに乗ると運転手さんに健さん、今何やってる?とか、どんな映画出てるの?としょっちゅう聞かれたのを思い出しますね。
本当にいい役者さんだったですね。
2014/11/22(土) 17:30〜18:50
MBS毎日放送
報道特集[字]【解散 総選挙へ】

衆議院が解散し12月14日に選挙がおこなわれる。最大の争点はアベノミクスの評価か?それ以外の争点は?各地で声を拾った。

詳細情報
番組内容
【なぜ解散?なぜ選挙?師走の陣へ】
衆議院が解散し12月14日に総選挙がおこなわれる。先手必勝を狙う安倍首相の決断に、激しく反発する野党。なぜ、いま、選挙なのか?大義はどこにあるのか?アベノミクスをめぐる評価を最大の争点としたい与党。しかし、沖縄基地問題や秘密保護法を置き去りにしてよいのか?選挙モードに突入した日本列島各地で、熱い声、冷めた声、様々な声を拾った。
出演者
【キャスター】
金平茂紀(TBSテレビ報道局)
日下部正樹(TBSテレビ報道局)
小林悠(TBSテレビアナウンサー)
林みなほ(TBSテレビアナウンサー)
制作
▽番組HP
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ジャンル :
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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