(医師)おめでたです。
(天野孝作)妻は過去に二度流産しています。
すでに高齢ですし私たちにはもう子供は…。
(天野光恵)産みたい。
(医師)はいもう少しですよ。
(看護師)はい息んで。
(光恵の息む声)
(看護師)はい力抜いて。
はい頑張れ!
(赤ん坊の産声)
(光恵)何だっけ?そうじゃないのよ…。
(バイオリン演奏)
(バイオリン演奏)
(拍手)
(孝作)駅まで送るか?
(天野もなみ)ここでいいって。
(光恵)本当に大丈夫なの?東京で一人暮らしなんて。
(もなみ)今さら何言ってるの。
東京なんてすぐそこだよ。
(孝作)そうだな。
ハハハ…。
それじゃ行ってきます。
(光恵)うん行ってらっしゃい。
(孝作)やっぱり背広着ていかなくちゃいけないんだろうなぁ。
(光恵)普段着でいいって言ってたわよ。
小さいコンサートだからって。
(孝作)でもあいつの初めてのコンサートだからな。
(孝作)あった〜。
(光恵)え…?
(光恵)やだ〜。
これで行く気?そりゃあな。
まぁ…。
やめてよ恥ずかしい。
もう…。
自分で作ったくせに何言ってる。
(電話)ハハ…もういやんなっちゃう。
(光恵)はい天野です。
えっ?えっ…!?どうした?
(黒木俊英)よし…。
すいませーん!誰かー!!おぉイテッ…。
(田端ルミ子)私が通りかからなかったら圧死してましたよ。
あんな危険な器具を導入したのはどこのどいつだ?
(ルミ子)係長です。
俺か。
筋肉痛で労災おりねえかなぁ。
イテ…。
(インコ)ゴンゾウゴンゾウ。
(佐久間静一)事件発生からまもなく1週間が経とうとしています。
しかるに犯人に結びつく手がかりは悲しいほど得られていません。
遠藤巡査の証言から鑑みても犯人の狙いは死亡した天野もなみであった可能性が極めて高い。
(銃声)
(遠藤鶴)待ちなさい!
(銃声)よって天野もなみ周りの捜査を強化します。
遠藤巡査による新たな証言犯人は右足を引きずっていたという情報とともに人間関係を一から洗い直します。
岸・黒木組。
(2人)はい。
天野もなみの男性関係を洗い直してください。
両親が現在娘のアパートを引き払いに上京しています。
何でもいい。
聞き出してください。
(岸章太郎)了解。
ういーっす。
今日あたり寺田さん退院だろ?ああ…もう戻らないよ。
…え?引退するって。
(鶴)そろそろリハビリ始めてもいいでしょうか?
(看護師)うーん…まだ無理しないほうがいいわ。
そうですか…。
(看護師)午後からまた点滴しますからね。
(鶴)はい。
(寺田順平)頑張れよ…鶴。
(孝作)何でもいいと言われましても本当に何もないんです。
思い返してみてもあの子が人に恨まれるような事は何一つ…。
親バカかもしれませんが…。
交際してた特定の男性なんかは…?いないと思います。
(光恵)いませんよ。
できたら私に言うって約束ですから。
いいお嬢さんだったんですね。
私たちにとっては天使でした。
こちらにはいつまでいらっしゃいますか?さあ…いつになりますか。
ここを片づけてすぐに帰るつもりだったんですが触れないんですよ。
あのベッドもこの譜面も片づければいいものを…。
でもあの子がこういう形にしていったんだと思うとね触れないんですよ。
ここにあるもの何一つ。
どうしようかねぇ…困ったな。
いいじゃないの。
どうせ夢なんだし。
夢…?やっぱり私夢だと思うんですよねこんな事。
あなたたち刑事さんも私たちの夢に出てきてるだけで本当はいないと思うの。
早く覚めたらいいのにねぇ。
少し外に出ませんか?うまいでしょ?ここのパスタ。
(孝作)ええ…。
どんどんお代わりしてください。
岸さんのおごりですから。
(岸)ハハハ…しょうがねえな。
かわいいネクタイですね。
ああ…これですか。
妻の手作りなんですよ。
娘がこれをしていけってうるさくってね。
えぇ?もなみそんな事を?言ってたじゃないか。
ジャーン!やだ〜。
(光恵)どこで見つけたの?片づけてたら出てきた。
う〜ん…?聞いちゃった。
(光恵)ん?お母さんの手作りプレゼントなんだって?
(光恵)うん。
お母さんからお父さんにアタックしたって本当ですか?一言お願いします。
あ…忘れました。
ハハハ…。
思えば安い手でお母さんに捕まっちまったもんだな。
何よ〜喜んでたくせに。
私もその手使おうっと。
(孝作)おいおい。
いつか本当に好きな人ができたらだよ。
お父さんこれ締めたらいいのに。
電気屋だ。
ネクタイなんか締めないよ。
そうだ。
私がプロになったらコンサートに招待するからそしたらこれつけてきて。
これをか?恥ずかしいよ。
何まあ…。
そりゃあね恥ずかしい出来ですよ。
いいじゃん。
かわいいよ。
ね?決まり。
はあ…そんな事もあったわねぇ。
ハハ…。
だからあなたそれを締めていくって言い張ってたのね。
お前忘れてたのか。
痛…。
本当に申し訳ありません。
お嬢さんをお守りできず。
いいんです。
寝ててください。
あなたこそ巻き込まれてしまったわけだし。
鶴。
もなみさんの最期の様子が聞きたいそうだ。
どんな話をしたか…よければ聞かせてもらえるかな。
コンサート…ご両親に来てもらう事を楽しみにしてました。
それと音楽は人を救えるって。
人を救える…?
(もなみ)音楽は小さい頃からの夢だったし人を助けられる仕事だからやりがいがあるの。
人を助ける…?
(もなみ)そう。
音楽ってね人を救えるのよ。
これ押しつけがましいようだけど娘が小学校3年生の時にコンクールで初めて優勝した時の映像でね。
素人撮影で見苦しいんだけど親しかった人に配ってるんでもしよかったら受け取ってもらえるかな。
もちろんです。
ありがとうございます。
こちらこそ。
娘の事話してくれてありがとう。
早く良くなって。
(鶴)黒木さん。
ん…?刑事は…人を救えるのかな?死んだ人は戻ってこないのに。
バカ!事件を解決する事がご両親を救う事になる。
ほんの少しだけどな…。
うん…。
いつまでも寝転がってないでお前早く復帰しろ!俺なんかお前重度の筋肉痛を押しても労働してんだぞ。
よし。
じゃあな。
(ため息)それで?だから男性関係はないと思います。
根拠は?両親から得た印象です。
黒木さんしっかりしてくださいよ。
死んだ娘を汚したくない両親の言葉を鵜呑みにしてどうするんです。
別に鵜呑みにはしていない。
両親に打ち明けられない男性関係だってあるだろう。
天野もなみには俺も実際に一度会ってますが同じく清純な印象を受けました。
勘弁してくださいよ子供の使いじゃないんですから。
東京で一人暮らしをする24の女だ。
後ろめたい男性関係の1つや2つないはずがない。
ない女性もいる。
男関係は捨てたほうがいい。
ああ…。
岸さんもう一度両親を追及してみてください。
はいわかりました。
その必要はない。
必要があると私が言っている。
両親は憔悴してる。
特に母親はまだ娘の死を受け入れられていない。
だから何ですか?酷だ。
酷…?
(笑い)何がおかしい?おいのび太捜査に情を持ち込むな。
私は昔何度も何度もそう言われましたよ。
黒木警部補あなたに!大変な宗旨替えだ。
食べ物の好みはいいが考え方まで甘くなってもらっちゃ困る。
天野もなみの男関係をあぶり出せ。
(岸)はい!おい行くぞ。
おい!佐久間生意気…佐久間生意気。
佐久間生意気…佐久間生意気。
佐久間…イテッ。
(松尾理沙)覚えたらどうするのよ!覚えさせてる。
バッカじゃないの〜。
この俺にケンカ売りやがって。
女によっぽどひどい目に遭ったんだな。
ありがとう。
だから女というものを信じる事ができないんだ佐久間は。
(ルミ子)独身なんですか?若くて美人でよくできた奥さんをもらった。
世の中間違ってる!今夜も帰れないよ。
わかった。
明日は必ず帰るから。
受けて立てばいいじゃない売られたケンカなら。
そんな陰湿な事してないで。
そうですよ。
キモイです。
単なるヤモメのひがみ?
(笑い)ルミ子ブス…ルミ子ブス。
ルミ子ブス…ルミ子ブス。
(川渕署長)そうですか…。
不甲斐ない理由で申し訳ございません。
(川渕)実に惜しいなぁ…。
(川渕)告白すると私あなたみたいな刑事になりたかった。
(寺田)署長まで上り詰めた方が何を言います。
警察で出世したがる奴なんて現場の刑事に挫折したのをごまかしたいだけですよ。
(日比野勇司)黒木さんに聞きました。
(日比野)誰にも何にも言わないなんて流行んないっすよ。
決まらねえな俺は。
寺さん!特捜本部へ入れ!話は通しといた。
(日比野)寺さん…寺さん!俺にそんな資格ないです!寺さんが引退するのだって俺のせいじゃないすか!ああ!お前のせいだよ!!お前をかばって刺されたせいで俺は腰抜けになっちまった。
お前のせいだよ!だから…だから責任とって俺の代わりを務めろ。
サイボーグに…しごかれて来い!
(岸)両親もう一度当たるぞ。
そんな必要はない。
意地張るなよ。
実際昨日のは甘すぎた。
感じるんだ。
両親つついても何も出てこねえ。
黒ちゃんの勘か…?だが男関係をあぶり出せっていう命令だ。
音大時代の友人つぶそう。
ビシッとあぶり出してやる…。
男関係がなかったって事をな。
(笑い)わかったよ。
口ゆすげ。
うん…。
よしそうしよう。
(日比野)おはようございます。
(岸)おはようございます。
今日から特捜本部に入りました。
とりあえず岸・黒木組につけと。
よろしくお願いします。
ああ…。
本当?
(日比野)はい。
おい!よろしく。
よろしくお願いします。
俺寺田さんみたいにお前をかばって刺されてやったりしねえぞ。
わかってます。
(日比野)で今日は何を?天使の証明だ。
(岸)君一時期もなみさんにしつこく付きまとってたって話あるんだけどさどうなの?そのへん。
(店員)実を言うともなみちゃんに告白したんすけどフラれちゃったんです。
やっぱりねぇ。
やっぱりって?あ?いや…もなみさんはやっぱり恋愛には疎かったんだなぁって。
俺はいたんじゃないかと思いますよ。
…いた?すげえ高そうな時計してたんですよ。
「それどうしたの?」って訊いても答えなくて。
男にもらったんじゃないんすかね。
男とは限らない。
(岸)おいおい。
(音楽教師)付き合ってた人の事は絶対言わなかったんですもなみちゃん。
でもたぶん…。
たぶん…?
(音楽教師)ちょっと…。
(日比野)あぁ…。
どんな人か私は知らないんですけど…。
あぁ…あの私がしゃべった事は…。
もちろん内密にします。
一度だけ天野さんをアルバイトに誘ったんです。
そこで知り合った人じゃないかと思います。
どんなアルバイト?キャバクラです…。
キャバクラ…!?天野もなみはキャバクラで働いてたの?最初は嫌がってたけど仕送り少なくて生活厳しそうだったから。
(店長)あああの子なら覚えてるよ。
女ってのはホントわかんないもんすよね。
(岸)というと?
(店長)いやすげえ清楚でさ何にも知らないような顔してちゃっかり金持ちのオヤジつかまえてさ。
(日比野)金持ちのオヤジって?名前何てったっけかなぁあのスケベオヤジ。
うちに来たのはあの時1回きりだけどこの業界じゃ結構評判悪くてさ好みの子見繕っちゃ金に物言わせててめえの女にしちまう。
うちらはデートクラブじゃねえってのに。
天野もなみがそいつの情婦になったっちゅうのか?何よ…。
やめたんだろ。
ごめんね。
だから女ってのは金で変わるっての。
(日比野)名前とか思い出せます?えーとね…柿沼?ほら株か何かやってるペテン師。
…柿沼!?
(岸)柿沼仁48歳。
投資コンサルタントと言えば聞こえはいいですがご存じのとおり株式操作をして売り抜ける悪質な仕手です。
2002年相模証券買収騒動の黒幕でもあり捜査二課も一時追っておりましたが立件には至りませんでした。
柿沼は常に複数の愛人を囲っていたようでして。
(氏家隆)天野もなみもその1人か?
(日比野)…はい。
大した天使だ。
(氏家)柿沼の居場所は?数か月前から行方不明です。
(岸)柿沼が羽振りが良かったのはせいぜい2006年まで。
今年2月莫大な負債を抱えて破産。
あげく姿を消しました。
主な顧客は?オリエンタル興商城代金融…ともに指定暴力団極征会の企業舎弟です。
(氏家)極征会か…?じゃあ天野もなみ殺害に極征会が絡んでるって事か?
(岸)いや極征会は天野もなみの存在すら関知してないでしょう。
あの…資料によると柿沼は糖尿病を患ってます。
仮に悪化してれば足を引きずっている可能性も…。
ありうるぞ佐久間。
金の切れ目が縁の切れ目だよ。
すべてを失って自暴自棄になった柿沼は自分を捨てた愛人に復讐…。
(氏家)単純に考えりゃそんなとこかもしれんぞ。
(森岡刑事)はい!
(氏家)おう。
(森岡)柿沼はすでに消されてるんじゃないですか?極征会に。
(日比野)いえ。
極征会は今現在も柿沼を血眼になって捜してます。
やっと出てきたと思ったらヤクザに追い込みかけられてるとはな。
まずいぞ佐久間。
岸黒木日比野刑事ご苦労様でした。
諸君の捜査により天野もなみに両親が抱いている人物像とは違う人間関係が判明した。
殺人との関係性は推測の域を出ないが柿沼仁を重要参考人として取り調べる。
総力を挙げて見つけ出せ。
極征会より先にな。
(一同)はい!大都会東京が変えちゃうんすかね天使を娼婦に…。
まあありがちなパターンさ。
その後両親に当たってみましたか?柿沼の事を何か知ってるかもしれません。
彼らは知らないよ。
確かめてください。
では私が行きます。
俺が行く。
同行します。
あなたはご両親に肩入れしすぎてるようだから。
柿沼仁という男です。
(孝作)知りません。
お前も知らないよな?
(光恵)あ…うん。
(孝作)何かの間違いじゃないでしょうか。
娘がそんな男とそういう関係にあったなんて信じられません。
お気持ちはわかりますが事実です。
お嬢さんは柿沼の情婦の1人でした。
まあよくある話です。
(孝作)やめてくれ!触らないでくれ。
私たちの娘はそんな子じゃない。
金で男に抱かれるようなそんなふしだらな娘じゃない!このドレスご両親が買い与えたものですか?このコートは?いや…。
駆け出しのバイオリニストが買える代物ではありません。
ご両親でもないとすると誰が買い与えたんでしょう?
(孝作)知りません。
この腕時計は?
(孝作)知らない。
佐久間…。
このネックレスは?このピアスは?この指輪は…?
(孝作)知らない…!私たちは何も知らないんだ。
佐久間!もういいだろう。
この人たちは何にも知らない。
確認できればそれでいいですよ。
では引き続き柿沼の捜索をよろしくお願いします。
(岸・日比野)はい。
(日比野)あれじゃまるで容疑者扱いっすよ。
(岸)そういう仕事だ。
(日比野)赤バッジつけるのも楽じゃないっすね。
黒ちゃん。
柿沼見つけ出そう。
(小峰妙子)兄が見つかったんですか?いえ。
俺たちも捜してます。
兄とは一切関係ありません。
家族とも思っていませんから。
お察しします。
表にいる物騒な連中極征会ですね?
(妙子)生活がめちゃくちゃです。
兄の居所なんて私本当に知らないのに…。
警察にも追われてるんですか?殺人事件の重要参考人として捜してます。
(妙子)殺人…?
(日比野)メールで連絡取り合ってたんですか?
(妙子)一方的に送ってるだけです。
読んでるかどうかもわかりません。
返信があった事はありませんから。
そもそも生きてるかどうかも…。
(岸)駄目元で送ってみるわけですか。
怒りをぶちまけるんです。
早く出てきてヤクザに捕まって死んでくれって。
(日比野)死んでくれって…。
唯一の肉親ですよね?もう肉親だなんて思ってませんから。
俺の携帯番号も書いておいてください。
はい…。
(嗚咽)大丈夫ですか?すいません…殺人までするなんて。
まだそうと決まったわけではありません。
兄は昔からずるくて卑怯で臆病で…どうしようもない最低の人間なんです。
早く捕まえてください。
(泣き声)
(ヤクザ)何だよコラ。
あぁ?な…何だよ…!?柿沼に指一本でも触れてみろ。
ただじゃ済まねえぞ。
これはうちの社内問題だ。
口出ししないでくださいよ。
(ピアノ演奏)
(バイオリン演奏)救う事になってるんですか?事件を解決する事があの両親を救う事になるって黒木さん言ってたけど救う事になってるのかな…。
(鶴)捜査を進めれば進めるほど真実を暴けば暴くほどご両親を苦しめてる。
もなみさんをおとしめてる。
(鶴)真実って残酷ですね。
知らなくていい事も世の中にあるのかもな。
もなみ…?もなみ!どこ行ってたの?もなみ!ああごめんなさい。
あら…もなみと間違っちゃった。
恥ずかしい。
もなみは死んだんだよ。
夢じゃないんだ。
現実にもなみは死んだんだよ。
どうして死んじゃったの?悪い男に騙されたらしい。
嘘よ!だってもなみはそんな子じゃないじゃない?もなみは…私たちのもなみは…。
あの子は…変わってしまった。
俺たちの知らない間に変わってしまったんだよ。
あなたのせいよ。
あなたが甘やかすから…。
東京で一人暮らしなんかさせるから!俺は反対した。
行かせようって言ったのはお前だ!すまん…。
「この世界に愛はあるの?」
(携帯電話)もしもし。
もしもし?「柿沼か?」「柿沼だな?今どこにいる?」
(柿沼仁)情婦じゃない…。
…何?
(柿沼)お前らバカだ。
大きな間違いをしてる。
天野もなみは俺の情婦なんかじゃない。
何を言ってる?
(柿沼)あの子は…金で男に抱かれるような子じゃない。
ましてや俺みたいなろくでなしに…。
わかった。
警察で話せ。
俺の情婦なんかじゃない。
今どこにいる?あの子はな…本当に天使みたいな子だ。
無事なのか?「俺なんか相手にするわけがない」俺なんか追ってないで真犯人を捕まえろ。
わかったから警察で話せ!…柿沼!わかった。
いくらでも話す。
これから出頭するよ。
こっちで保護しに行く。
どこにいるんだ?不思議なもんで…唯一の肉親に足が向いた。
何だと…?そこは危険だ!
(ノック)
(パトカーのサイレン)救急車!緊急配備…緊急配備だ!柿沼…!頼むから…もなみ殺した奴…捕まえてくれ。
聞こえてきた…もなみのバイオリン…。
柿沼…?柿沼!
(ヤクザ)仕留めましたよ兄貴。
(日比野)黒木さん!
(ヤクザ)幹部のポストよろしくお願いします。
ありがとうございます!
(ヤクザ)はい…早くー!早く〜!ハハハ…早く!
(ヤクザ)やめろ…!
(ヤクザ)あ…勘弁してくれ…。
(日比野)黒木さん…黒木さん!
(パトカーのサイレン)
(岸)被害者は特捜!
(岸)回れ向こう!
(警官たち)了解!
(警官)現場到着!
(警官)マル被はすでに確保!
(日比野)凶器確保…凶器確保!
(警官)了解!これは…!?柿沼仁と…天野もなみだ。
黒ちゃん…。
私もその手使おうっと。
いつか本当に好きな人ができたらだよ。
こいつの言ったとおりだ。
情婦じゃなかった…。
情婦じゃなかったんだ!くそー!柿沼は危険も顧みず我々にもなみさんの真実を伝えようとしました。
柿沼の所持品はこのネクタイと現金482円…。
それから…。
もなみさんの手紙です。
もなみさんはご両親が思っていたとおりのお嬢さんでした。
(もなみの声)「あなたがお別れしたいと言うのなら私は承知します。
でも私はお仕事が失敗した事なんて気にしていません」「私は知っています」「あなたが本当は優しい人だという事」「きっと立ち直れる人だという事」「私はいつまでも待っています」「その時はもっと普通の仕事をしてささやかに暮らしましょう」「私の両親にあなたを紹介できる日が来る事を信じて。
もなみ」
(号泣)
(呼び出し音)
(ため息)
(ため息)出ないの?美人の奥さんすねちゃったのかなぁ。
今回はゴンゾウに学んだんじゃない?親子の情愛っていうものはあなたが考えてるよりも…。
彼の何が気に入らないの!?なぜ叩きのめしたいの?誰だって心に傷の1つや2つはある。
この仕事をしてればなおさらだ。
だがみんな頑張ってる。
歯を食いしばって頑張ってんだ。
勝手にドロップアウトして備品係でのうのうと過ごすなんて俺は認めない。
ただいま!ただいま!大丈夫?
(佐久間絹江)やっと帰ったか薄情息子。
介護士は?ああ…。
とっくにクビにしたよあんな若造。
風呂入る?薄情息子。
いつから入ってない?薄情息子!2014/10/31(金) 16:00〜16:58
ABCテレビ1
ゴンゾウ〜伝説の刑事[再][字]
#4 内野聖陽初挑戦の刑事役!“ゴンゾウ”とは実力はあるが働かない警官のこと。かつては捜査一課の敏腕刑事だった黒木(内野聖陽)だが、備品係から捜査に復帰!
詳細情報
◇番組内容
第4話「天使の証明」
日本一のダメ警官黒木(内野聖陽)が捜査に復帰。佐久間(筒井道隆)の指示でもなみ(前田亜季)の男性関係を洗う。憔悴しきったもなみの両親にもあたるが黒木は後ろめたい男性関係などないと判断するが佐久間は否定し、もなみの家を訪れ手がかりを掴もうとする…。
◇出演者
内野聖陽・筒井道隆・本仮屋ユイカ・大塚寧々
高橋一生・矢島健一・菅原大吉・吉本菜穂子・綿引勝彦
《ゲスト》遠藤憲一
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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