チョイス@病気になったとき「まとめスペシャル あなどれない“かゆみ”」 2014.10.31

私たちは病気になる前から病気になったあとまでさまざまな選択肢に直面します
例えば誰もが悩まされるかゆみ。
中でもおなじみのじんましん。
日本人の5人に1人が悩まされます
更にかゆみの原因が恐ろしい病気という事も。
その原因はなんと内臓の病気。
かゆみを侮ってはいけないのです。
そこで今日はじんましんから命に関わるかゆみのチョイスまで一挙に紹介します
まずは…
意外なものが原因でひどいじんましんに悩まされた方のケースからご覧下さい
歴史的なたたずまいが残る町です
この町で暮らしているのが…
地元のデイサービス施設で働いています
山本さんは極めて強い症状のじんましんに悩まされていました。
14歳の時突然発症。
中学の授業を受けられないほどつらい状況が続きました
確かバスケット部に所属してたのでバスケットしたあとに全身にじんましんが出てきたと思います。
もう何か気持ち悪いっていうぐらい全身に出てきて…ボコボコと。
もうどうしようって不安と震えが止まらなかったのを覚えてますね。
その後も授業や面接など何か緊張する事があるとじんましんが出るようになってしまいます。
医師は緊張から来るストレスが原因であると診断しました。
できるだけ無理は控えストレスをためないようにと努力しましたが病状は悪化するばかり。
症状が出た時には薬をのみ休養を取って我慢していました。
そして二十歳の時決定的な事が起きました
正月明けにいきなり…電車に乗ってたら急に全身じんましんと吐き気に襲われて顔がもう自分の顔じゃないくらい変形したぐらいにじんましんが出たのでびっくりしたのを覚えてますね。
絶望のふちに立たされた山本さんがとった行動とは?
直接医師に電話して訴えたのです
とにかく治してほしいっていうのを泣きながら訴えてそしたら翌日入院の道具を持って入院をさせられました。
大学病院の皮膚科に緊急入院。
徹底的に検査を受けました。
その結果思いがけない事が分かりました。
診断は…
入院中ですね。
コリン性じんましんって言われたのは。
最初に聞いた時は…
あるものがアレルギーとなって引き起こされるじんましんだったのです。
その原因は…汗。
つまりストレスが原因ではなくストレスや運動によって出た汗がじんましんを引き起こしていたのです
汗であるっていうので何か…今までストレスとか疲れとかって言われたんで安心した覚えがありますね。
じんましんの原因が汗と判明し病状に合った薬を処方された山本さん。
徐々に快方に向かっていきました。
その後結婚出産を経て症状は更に落ち着きました。
山本さんの様子について夫の敦久さんは…
ひどく出る回数的にはもう本当少なくなってると思います。
出方はだいぶ…
今では薬をのまなくても日常生活を過ごす事ができるようになりました
せ〜の…。
(一同)「チョイス」!だ〜!
山本さんよかったですね!
(浜島)自分がかいた汗でどうしてじんましんになってしまうんですか?恐らく皮膚の中で汗が漏れ出てアレルギー反応が起きてるんだろうと思われています。
汗を出しそうな状態になるとじんましん出てきます。
体の中にある時から起こってるって事ですか。
そうですね。
そのメカニズムをちょっとご紹介を…。
皮膚の表面近くにはマスト細胞という細胞があります。
この細胞が何らかの刺激を受けるとヒスタミンという物質を放出。
ヒスタミンが血管に働くと血管が腫れて水分がしみ出します
それが皮膚の下にたまるため赤く腫れてしまうのです
更にヒスタミンが神経に働くとかゆみも
このヒスタミンっていうのがそもそも悪い作用を引き起こしているんですか?そうですね。
じんましんという点に関しては悪いんですけど本当はじんましんにしてもかゆみにしても人間が生きてくためには必要な体を守る働きなんですけどちょっとこれが過剰に働き過ぎてるという事ですね。
いずれにしてもじんましんが出来るメカニズムは分かって頂いた。
ヒスタミンがこうやって放出される事でかゆみが起こるという事でじゃあこのヒスタミンを抑えればいいという事になるんじゃないかと。
簡単に考えればそうですよね。
それさえ抑えれば。
ここの薬というのはこの抗ヒスタミン薬であるという事になる訳ですね。
山本さんの場合は抗ヒスタミン薬を使ってかゆみを抑えた訳ですけど抗ヒスタミン薬というのはこれだけ種類があるんですよ。
これはお医者さんと相談してそれぞれの錠剤で違うって事ですか?そうですね。
少しずつ特徴がありますね。
これだけ出てるって事はそんだけ悩まされてる人が多いって事やんね。
そうですね。
のむ薬って事は皮膚の上で…大体塗り薬ってかゆいから思うけどもやっぱり体の中で起こってる事なんですねじんましんは。
そうなんですよね。
抗ヒスタミン薬のかゆみ止めっていうのはあるにはあって使っていけない事はないんですけど効果はのみ薬の方が断然強いですから。
基本は抗ヒスタミン薬ののみ薬ですね。
さあ患者さんの中にはなかなかその原因が分からないという方も多い。
次は原因を突き止めようと悪戦苦闘した方をご紹介します。
江戸時代松尾芭蕉が「奥の細道」の旅を終えた地です
ここで生まれ育った…
杉岡さんも長い間じんましんの原因を探る旅を続けてきました。
杉岡さんはこの町で工場のシステムを設計製作する会社を経営しています。
なんと50年もの間じんましんに苦しんできました。
初めて症状が出たのは昭和36年11歳の時
卓球をやっててですねおでこにポコンと当たったんですよ。
そしたら何かねタンコブみたいにポコッと膨れてきたんですね。
それから意識しだすようになってあちらこちらがかゆくなると。
特にお風呂入ったりその風呂上がりで真っ赤になったり…。
そのあと赤いのが引いてもボコボコボコボコっていうようなものが出るようになりましたね。
杉岡さんが特に苦しんだのは夜。
風呂から上がったあと
寝床についた頃からじんましんが出始めかゆみと痛みで4時間程度しか眠れない日々を送ってきました。
自分のじんましんは何で引き起こされているのか。
原因を突き止めようと杉岡さんは多くの病院に行きさまざまな検査や治療を試しました
まあいろんな小さな病院から大きな病院を…いろんな所を回りましたけどどこの検査行っても私自身は何がアレルギーだというような…。
アレルギー物質があるからこれは食べてはいけませんよとか…
結局何がじんましんを引き起こしているのか原因は分からずじまい。
そこで杉岡さんが選んだのは…
じんましんによくないといわれるものを徹底的に避けて生活する事にしたのです。
卵やそば油小麦粉エビカニなどを食べないようにしました
油を使わないで…炒め物であれば本当は油でしんなりさせるところをお湯を入れてしんなりさせて味を付けるとか。
そういうふうにして…それが効果があるのかどうか…やってはみたんですけれど…。
食べ物だけでなく規則正しい生活も続けましたが効果はありませんでした
ある日インターネットでじんましんを専門としている医師の事を知りました。
長年病院探しを続けてきた杉岡さん。
最後の望みを懸け遠く広島まで足を運びます
詳しい検査を受けたところじんましんの原因が浮かび上がってきました。
そして自分に合うと言われた薬をのんだところ信じられない事が!50年もの間苦しんできたじんましんが僅か数日で出なくなったのです
薬をのんだら…とりあえずのんだらたちまちすごく症状としてはよくなりましたのでもうそれから薬を頂いてからはすぐに毎日…あと人生どんだけあるか分からないんですけど本当に生きてるうちにひょっとしたらじんましんが治せるかもしれないという希望を与えて頂いて本当に今のところは感謝してますね。
なんと!よかった。
50年悩まされ続けてたんが自分で調べたお医者さんとこ行ってもらった薬で数日で…。
本当に!4時間の睡眠が8時間。
本当よかったですね。
それまで奥さんと協力して…。
奥さんもすごく協力してね野菜炒めをゆでて味付けてっていうのを…。
いずれにしても受診をしてタイプが判明しましてそのタイプは機械性じんましんと…。
機械性?初めて聞きました。
機械性っていうのは何ですか?これは物理的に皮膚の表面をこする。
物理的な機械的な刺激で起きるという事ですね。
いわゆる寝る時に布団が当たったとかパジャマがこすれたとかで起こるって事ですか?ひどい人はそうなんですね。
髪が風で当たったとか…。
え〜!
機械性じんましんは外からの刺激で起こる物理性じんましんの一つです。
寒さや暑さで起こるもの日光や水で起こるもの工作機械などを持った時に起こる振動じんましん。
更にリュックなど重い物をしょったあとに起こる遅延性圧じんましんです。
こうした決まった刺激でじんましんが起こる時は物理性じんましんの可能性があります
一方食べ物が原因で起こるじんましんもあります
でも食物アレルギーと何が違うのでしょうか
これはいわゆる…。
アレルギーですよねよくいわれる…。
これがですねアレルギーの事もあるしアレルギーでなくて食べ物で起きるじんましんもあります。
え〜!そうなんですか。
アレルギーじゃないのにじんましんが起こるって事?よく間違えられるのはサバを食べたりタケノコ食べてじんましんが出たって人ですよね。
アレルギーだって思い込んでるのに調べてみたらサバのアレルギーないから食べて下さいって言ったら「出ませんでした」って事よくあるんです。
僕がたまたま調子の悪い時に1回食べたらパ〜ッと出たのはこれは…?アレルギーじゃないと思います。
それは何がいけなかった?サバとかですねマグロいわゆる赤身の魚はですねヒスタミンの材料のアミノ酸がとてもたくさんあるんです。
それがちょっと古くなるとですね腐ってる訳じゃないんだけどサバとかマグロにつくバクテリア細菌がその魚の中にヒスタミンを大量に作るんですね。
それを食べてしまったから…?そうだと思います。
原因は本当にいろいろなんですけど出てきた症状はアレルギーと同じなもんですからそこでちょっと混乱しやすいですね。
だから1回だけ食べて症状が出たけど…中には一見「これじんましん?」というような症状もあるんだそうです。
次は珍しいタイプのじんましんの症状に悩まされた方です。
突然謎の症状に襲われた人がいます
証券会社の支店長を務める古旗さん
3年ほど前目に異変が起きました
左目のまぶただけが赤くボンと腫れてきたものですから大体3倍ぐらい…左目が閉じちゃうぐらいに腫れたものですからものもらいかなと思ったんですけども…。
本当にびっくりして帰ってきたら顔がお岩さんみたいになってるんですね。
どうしたの…誰かに殴られたのかっていうような顔だったんです。
なのでびっくりして眼科に行った方がいいんじゃないかと。
週に何度か仕事をしている時に突然症状が出たといいます。
忙しい合間を見て…
「ものもらいのようなものではないか」という診断を受けまして「切開しますか?」という話だったんですけどもちょっと時間の都合がなかったのでまたにしますという事でお話ししたんですけどそしたらまた引いてしまったのでそのままにしてしまったと。
証券会社の支店長という仕事柄人と接する事が多い古旗さん。
タオルや眼帯で左目を隠しながらなんとか仕事を続けていました
なので一番最初の療法としてはダイエットかなと思って野菜中心の…キャベツの千切りだとかそういうもの中心で食べてもらってたんですけど…
困り果てた古旗さんにあるきっかけが訪れます
それこそが…
地元の会合に出席した時友人の医師からある助言をもらったのです
私の症状をご相談したところ眼科ではなく皮膚科にかかった方がいいのではないかというお話を頂きまして…。
古旗さんは広島大学病院の皮膚科を受診。
そこで下された診断はじんましん
それも血管性浮腫という珍しいタイプだったのです
血管性浮腫というような病気であるというお話を頂きまして正直…3年間非常にわらをもすがるような気持ちでいましたので気分的にすごく晴れた気分になりました。
謎の症状の正体が分かってよかったですね
これが血管性浮腫の写真です。
今も出てきました。
まぶたが腫れてしまって…唇に出る事もあるんですね。
はいそうです。
これはかゆいんですか?先生。
これ基本的にかゆくないですね。
痛くもかゆくもなく…。
そうです。
より一層何か怖いね。
割と粘膜ですね。
まぶたと唇ベロが腫れたり腸に出る事もあってそうするとおなか痛くなりますね。
じんましんかゆいものっていうイメージがすごいあるから…。
でもこの古旗さんの場合はそこでなかなか皮膚科っていう事に結び付かなかったんだそうですが友人のアドバイスもあって皮膚科を受診して血管性浮腫だという事が分かったという事ですが古旗さんはもう今はよくなってらっしゃる訳ですか?今は症状出てないですね。
まだ少しお薬はのまれてますけど少しずつ減らしています。
全部ヒスタミンが原因だから抗ヒスタミン薬で症状が収まるんですね。
そうですね。
抗ヒスタミン薬は皆さん治療の基本です。
ただ皆さん治療の内容は少しずつ違ってて抗ヒスタミン薬だけでうまくいった人もいますしこれを基にしてもう少し補助的な薬を付け加えてうまくいった人もおられます。
やっぱり信頼できるお医者さんを見つけてそこは二人三脚というか時間をかけながら少しずつ病気も治していくという事が大切です。
だから決してですね原因が分からないからもう駄目だという事はないです。
そこは最後までお医者さんとつきあってなんとかしてくれるっていう希望を持ってっていう事ですね。
そうですね。
一旦症状がよくなるという事が大切で一旦よくなるとですねしばらく続ける。
症状出なくなってもすぐやめないでしばらく続ける。
そうすると表面には出ないけどその背景にあるじんましんの病気の勢いがだんだん少なくなっていきます。
それを続けていくとだんだん出なくなっていきますからお薬もう要らないあるいは時々のむだけっていうふうになる事は多いです。
それこそがじんましん治療の長い目で見たゴールと言っていいと思います。
それだから根を詰めて治癒に持っていくのが大事って事ですね。
症状が収まるんだけどそこで終わっている訳じゃない。
その先があるという事で安心しないでずっとのみ続けるなりいろんな薬の調合を変えつつ最後に治療終了というとこまで行くとじんましんが治るという事になる訳ですね。
山本さんの場合は前はずっとのんで頂いてたんですけどもふだんはお薬をのまないでいい状態にまでなってますね。
よかったですね本当に!じんましんは時間がかかってもこういうふうに今おっしゃったように多くの場合は治っていくと。
一番お伝えしたいのはですねじんましんいろいろありますけど…きちんと治療して完全に治る事を目指して頂きたいと思います。
体のかゆみはじんましんだけではありません。
中には命に関わるような危険なかゆみもあるんです。
まずはかゆみが危険な病気の前触れだったというケース
ただのかゆみだと思っていたら命に関わる病気である事が分かった人がいます
25年前47歳の時…
何をしていてもだるくて…散歩してもきついし買い物に行ってもですね1時間ぐらい歩いたらきついんです。
輝子さんはしつこいかゆみと体のだるさに悩まされました。
市販のかゆみ止めを使いましたがかゆみは収まるどころかひどくなっていきました。
近くの内科にかかったところ肝臓の働きが落ちている事が分かりました
大学病院で精密検査を受けたところ思いも寄らない病気が見つかりました。
病名は…
異変が肝臓で起こっていたのです
肝臓の中では胆汁が作られます
その胆汁を流す胆管という管が壊れその結果胆汁などがあふれ出します。
するとあふれ出した胆汁などが全身に回ってしまいます
それが原因で体中にかゆみが出たのです
ただただに自分の体が…肝臓が悪かったからかゆみがあったとは思ってないんですよね。
この病気の根本的な治療薬はありません。
輝子さんは肝臓を悪くしないよういたわるしか方法はありませんでした
輝子さんの肝臓の機能は徐々に下がり続けお化粧で隠す事ができなくなるほど顔色が悪くなりました
更に強烈なかゆみが現れました
その当時の輝子さんの様子を家族は今も鮮明に覚えています
かゆくて眠れなかったりとかしょっちゅう何かこう…事あるごとにさっきも塗ったろうっていうぐらいちょっとまた塗ってって…。
シャツの上からかいたりするからその時に血が…剥がれて血がついてたりとかTシャツについてたり…。
結構しょっちゅうやったと思います。
そういうのはですね。
いや〜何でかゆいかが分からん。
ただまあ肝臓も悪かけん少しかゆかったかなぐらいの感覚で私は思ってたと思います。
輝子さんに危機が訪れました。
肝臓にがんが見つかったのです
主治医の江口さんは輝子さんにある治療法を提案しました。
それは生体肝移植です。
新しい肝臓にするしか命を救えないと言われたのです。
長男の達彦さんが肝臓を提供する事になりました
2か月後大学病院で生体肝移植の手術が行われました
手術から5年がたちました。
長男の達彦さんからもらった肝臓は輝子さんの体の中で働き続けています
輝子さんはひどいかゆみに悩まされる事は全くなくなりました。
4人の孫たちの成長を見守るのが輝子さんの楽しみです
私は本当に幸せ者ですよ。
だから恩返しに一日でも長く生きてですね頑張りたいと思います。
はあ〜まあ結果はね生体肝移植で息子さんの肝臓で今もうかゆみもなくなってよかったんだけど怖いね〜!肝臓が原因っていう…。
「まさか!何で肝臓が?」って思いますもんね。
肝硬変で胆汁が全身巡ってそのかゆみだった。
だからやっぱり皮膚の奥がかゆいからもう血が出るほどいっちゃうんだろうね。
もうあらがえないかゆさで…。
そこには届けへんからねどうやっても。
うわ〜怖い。
この病気は最初にかゆみが出てくる肝臓病の中でも特に有名な病気なんですね。
でもやはり病気が進めば進むほどかゆみも強くなってくると。
肝硬変を起こすと皆さんかゆくなる訳じゃなしにこの原発性胆汁性肝硬変がやっぱりかゆみを伴う?特にかゆいんですけれどもただ肝硬変もやはり非代償期といって黄だんが出てくるようになるとかゆみが出てきます。
それこそ前お話ししたC型肝炎B型肝炎にしても肝硬変になるとかゆみを訴える方が多くなってきます。
やっぱりかゆみってそれぐらい案外見逃せないものであったりするんですね。
さあそうするとその肝臓が悪くなるとどうしてかゆくなるかという事なんですがちょっとその辺を…。
そうですね。
こちらあります。
今VTRありましたけれども胆汁というのはもともと脂肪酸…脂肪だったりとかコレステロール脂質を吸収するための消化酵素を助けるものなんですね。
これは肝臓で作られて胆管というものを通って腸の中に流れて大部分はぐるぐる回っているんですね。
ところがこの病気は原因はよく分からないんですけれどもこういう細かい胆管が破壊されてしまってそうなるとここから入っていかなくなるんで体の中にこの胆汁が…。
ほかにもいろんな物質がありますけれどもそれが体の中にあふれてしまってかゆみが強く出てくるというものになります。
先生VTRの中でこのかゆみをどうする事もできなくってあったんですけど本当にもう何の手だてもないんですか?この病気のかゆみはですねいろんなのみ薬であったり塗り薬であったりあるんですけども根本的によくなるものではないんですね。
あ〜そうなんだ。
胆汁が体に漏れ出すのを防ぐしかない。
だから肝臓を取り替えなきゃいけないみたいな。
このかゆみの成分というのがこういう胆汁だったりほかの物質…いろんなものが体の中にあふれるんですけどもかゆみのもととなる神経を刺激したりあとかゆみを感じる所脳の方を刺激したりしてかゆみが出てくるという事になってくるんで湧き出てくるかゆみというんでしょうか…。
徳永さんは最後のチョイスで息子さんから肝臓をもらって生体肝移植というのをした訳だけどもこれだって今ほっしゃん。
さんおっしゃったようにそう簡単な手術じゃないですよね。
そうですね。
この生体肝移植まあこれ肝移植というもので2つ…脳死肝移植脳死になった方から肝臓を分けて頂く事がたまに報道なんかでありますよね。
あとは生体肝移植といって元気な肉親から肝臓を分けて頂いて入れ替えるというものなんですね。
これはやっぱり根本的に肝臓を取り替えますからまあ劇的な変化をもたらす事ができるんですけれどもただしやっぱり難易度が非常に高い手術でありますから体力が残っている状態じゃないとできないですし生体肝移植であればですね健康な肝臓を持っている方が使っていいですよという事で志して頂いてそういうケースがうまくいけば肝移植にたどりつくという事ですね。
じゃあそれがその治療ができない方というのはやっぱりもうかゆみが出ると耐えるしかないって事ですか?そうですね。
あとはこういう肝臓病が進んでくればできるだけ進まないようにブレーキをかけるしかないという…。
だからかゆみを根本的にシャットダウンできないって事ですね。
今のところでは非常に難しいと。
うわ〜それはつらいわ。
さて実はかゆみが症状として現れる怖い病気というのはどうも肝臓病だけではないんですね。
ほかの病気でもひどいかゆみに悩まされている方がいらっしゃいます。
ご覧下さい。
かゆみに悩まされていたらとんでもない事に陥ってしまった人がいます
11年前糖尿病と言われました
吉田さんは息苦しさと強いかゆみに襲われるようになりました
皮膚の中側からもうかゆくてですね外の…蚊とかにかまれたようなかゆみじゃなくて皮膚の中がかゆくなってですね…
息苦しさとかゆみは徐々に強くなっていきました。
しかし吉田さんは間違ったチョイスをしてしまいました
忙しさにかまけ病院に行かず我慢してしまったのです。
すると大変な事に!
それをずっとむしってからそしたらそこが今度は…
脚に異変が起こり病院へ駆け込みました。
すると思いがけない臓器に異常が見つかりました。
それは腎臓。
検査の結果腎臓がほとんど機能していない事が分かりました
腎臓が機能しなくなると血液中に老廃物がたまり尿毒症という状態になります。
これを放置するともちろん命に関わります
そこで吉田さんは命をつなぐためあるチョイスを選ぶしかありませんでした
それは…
機能しなくなった腎臓に代わり機械で血液中の老廃物や水分を取り除きます。
透析を始めた結果…
かゆみは?ない。
かゆみはない。
なぜ腎臓が悪いとかゆみに襲われるのか?腎臓が機能しなくなり老廃物が体内にたまると全身のかゆみを感じる神経が過敏になり耐え難いかゆみを生み出してしまうのです
かゆみに対してあまり楽観視せずにそれが何か重大な病気を見つける手がかりになる事もあるのでそのようなかゆみというような症状があった時にはですね特に我慢する事なくクリニックを受診するというふうな姿勢があってもよいかと思います。
吉田さんは心を入れ替えてきちんと治療に取り組むようになりました
これ以上ひどくならん事を…。
まだちょっと長生きしたかねと思っとる。
かゆいぐらいで病院行ってどうかなって僕らも思っちゃうんですよね。
ついつい思っちゃいますね。
一般的に僕らが感じるかゆみとこの内臓から来るかゆみが決定的に違う部分ってどういうとこなんですか?一般的なかゆみというのは皮膚の表面から出るようなかゆみ。
内臓からのかゆみというのは深い所から出てくる。
先ほど肝臓の話でもありましたけれども深い所から出てくるような強いかゆみになります。
内面から出るかゆみという事はかいても治まらないという事ですか?そうです。
そのとおりですね。
そっか。
表面的だとかいたら治まりますもんね。
ある程度。
その部分はね。
腎臓病はかゆみって多いんですか?腎臓病はですね要するに末期…慢性腎不全とかそれとか透析に入りますとかゆみが出てきます。
約70%から80%の患者さんはかゆみを訴えると。
そしてそのうちの10%はもう夜も眠れないような非常に激しいかゆみに襲われるといわれてます。
薬でなんとか治めるっていう事はできないんですか?はい。
その薬が最近日本で開発されまして患者さんは非常に救われたという事です。
よかったですね〜。
腎臓の機能低下が原因のひどいかゆみの場合透析治療でかゆみの原因となる物質を取り除きます。
それでもかゆみが治らない場合に薬が使われます。
2009年に登場したナルフィラフィン塩酸塩です。
この薬をのむと脳がかゆみを感じるのを抑えかゆみが軽減します
それが今唯一の透析のかゆみを止める方法なんですか。
まだ透析自体をやめるような薬というのはないって事ですよね。
そうですね。
やっぱり大事にしなくちゃね〜。
やっぱりそうや。
すごい事が当たり前のように体で臓器がやってくれてるんや。
本当ね〜。
失って分かるよね。
この手間を考えれば。
ではここでそのかゆみについての少し分析をしてタイプをもう一回確認してみたいんですが最初はもう何度もやっているヒスタミンなどが原因のかゆみ。
これは抗ヒスタミンのお薬で軽減されたり治ったりするという事があるんですがその次が中枢性のかゆみ。
これは腎臓や肝臓が悪くてそれが神経に作用するという事なんですね。
これがその中から来るかゆみ。
そうです。
そしてもう一つが乾燥肌によるかゆみとあって冬になって乾燥してくると何かかゆくなってくるあの乾燥肌と同じと言っていいんでしょうか?同じです。
乾燥肌がなぜかゆみを引き起こすのかというとかゆみの神経に変化が起こるからです。
これは電子顕微鏡で見た皮膚の表面。
通常は細胞同士が隙間なくぴったりとくっついていますが乾燥肌の場合は細胞と細胞の間に隙間が出来ている事が分かります。
隙間が出来ると皮膚の下で神経に変化が起こります。
乾燥肌になると真皮の中にあるかゆみを感じる神経が表皮の中まで伸びてきてしまいます。
そのため僅かな刺激でもかゆみとして感じるようになるのです
皮膚の乾燥だけ老人性皮膚掻痒症といいますけれどもその場合には保湿剤を塗る事によって改善します。
一方その内臓から来る…肝臓とか腎臓の障害で起きる乾燥というのは保湿剤を塗っても改善してこないと。
そっか。
じゃあ一応目安は乳液など保湿剤塗った時に治まるか治まらないかでこれは病院に行くか行かないかという…目安になるって事ですね。
なるほど。
かゆみは痛みの弱い感覚であるという考え方が長く続いてたんですね。
そのためにかゆみの研究というのはほとんど行われてませんので痛みの研究ばかり行われてたんです。
しかしかゆみというのは痛みよりも生活の質といいますかQOLを著しく下げるという事が問題になってきまして最近ではですね世界中でかゆみの研究が行われるようになりました。
痛みよりももっとすごいもんだろうと。
だから我々もかゆみを甘く見てましたけれども内臓からの重要なサインであるという事がありますので決して甘く見てはいけないという事なんですね。
病気をちゃんと治してかゆみ対策をしましょうという事になるんでしょうが…。
まあそのだからかゆみ出ないようにそうやって内臓を気を付けるっていうのがまず大前提ですよね。
やっぱりかゆみ取るのこんだけ大変なんやもん。
いくらこう国が全額負担してくれるといっても時間も大変だし…。
本当ね〜。
その辺りがほっしゃん。
さんの今日の感想になりますかね。
まず体をちゃんとしとかないといけないという。
まあ何でもそうなんですけど…。
でも先生がおっしゃったように今までいかにかゆみが軽んじられてきたかという事でやっぱりかゆいから病院に行くって「えっ何かゆみぐらい」って言う世の中じゃなくならんとね。
そうですね。
普通に痛みと一緒っていう事を…。
何だったらそれ以上っていう事なんでね。
あの〜かゆくて夜中に目が覚めるって本当に苦痛なんだろうなというのを今日VTR拝見して思ったんですけど痛みだと「痛い痛い…」って鎮痛剤のもうかとかすぐ人に相談しようかってなるけどかゆいってかきむしって皮膚の破損にもなるじゃないですか。
血が出たりして皮膚がボロボロになって。
もう第2次第3次的な被害もどんどん出てくるからやっぱり自分で悩まずにすぐお医者さんに相談した方がいいなと思いました。
だから周りでも常にかゆがってる人って常に痛がってる人と一緒という事ですね。
ずっとかゆいかゆいってやってる…それはもうやっぱり見ていかんとね周りの事も。
「あいついっつもかゆがってるわ」って今までね軽く見てたけど結局「ずっと痛がってるわ」と一緒やからね。
やっぱり心配なってきた。
苦痛は苦痛ですからね。
先ほども申しましたようにかゆみは内臓からの内臓の異常を知らせるサインでもあるっていう事を認識してかゆみがあった場合通常の治療で治らないかゆみの場合には是非病院に行ってほしいと思います。
内臓がんの場合にもがん細胞からかゆみ物質が出されてそしてかゆみが起きてる場合もあります。
いろんな場合にかゆみが起きてますので難治性のかゆみといいますけれども普通の抗ヒスタミン薬で治らないかゆみの場合には必ず病院に行っていろいろ検査してもらいたいと思います。
2014/10/31(金) 13:05〜13:50
NHKEテレ1大阪
チョイス@病気になったとき「まとめスペシャル あなどれない“かゆみ”」[解][字][再]

ただの「かゆみ」と思っていたら、実は重い内臓の病気が原因で起こることがある。じんましんから重いかゆみの適切な治療法まで一挙に紹介するスペシャル版!

詳細情報
番組内容
ただの「かゆみ」と思っていたら、実は重い内臓の病気が原因で起こることもある。重いかゆみからじんましんの適切な治療法まで「かゆみ」の対処法を一挙に紹介するスペシャル版!【出演】星田英利、浜島直子、徳田章アナウンサーほか
出演者
【ゲスト】広島大学大学院医歯薬学総合研究科教授…秀道広,順天堂大学皮膚科学特任教授…

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