スタート。
オーケー、行ってきます。
ことし4月1日一人の男の壮大な挑戦が始まりました。
プロアドベンチャーレーサー田中陽希さん。
目指したのは鹿児島県屋久島の宮之浦岳の山頂です。
着きました。
着きました。
登頂!イエーイ!イエイ!1個目。
田中さんの挑戦は日本百名山すべての山の頂に立つこと。
この宮之浦岳をスタートし九州から中国地方へ渡り、四国へ。
こっち落ちたらアウトですからね。
そして最大の難所が3000m峰が連なる日本アルプス。
百名山のおよそ3分の1が集中しています。
来た!東北を抜け北海道に渡った田中さんは100座目の頂を目指します。
全行程はおよそ7800kmにおよびます。
北海道利尻岳。
ここが最終ゴールです。
1座目、屋久島の宮之浦岳を踏破した田中さんは薩摩半島の南端に位置する開聞岳を目指します。
田中さんは自動車や鉄道フェリーなど動力を使う交通手段は一切利用しません。
そのため海はカヤックで渡ります。
開聞岳がある対岸まで距離およそ85km。
2日間かけて到着しました。
着いた!着いた!きょうは長かった!翌日、頂上を目指します。
到着!2つ目だぜ。
やった!登頂!この田中さんの挑戦は10月までおよそ7か月間続きました。
「BSコンシェルジュ」「びぃコン」始まりました。
本日のゲストはプロアドベンチャーレーサーの田中陽希さんです。
よろしくお願いします。
田中さんはBSプレミアムであす放送されるザ・プレミアム「グレートトラバース」第五集に出演されます。
すっごい挑戦ですよね。
今、ちょっと映像出ましたけど改めて見ると本当に自分かなと思うぐらい。
そもそもどうして、こんなことやろうと思ったんですか?ちょうど今から2年前にですね今回の旅と同じようなスタイルで150kmくらいの距離で2泊3日で自分の荷物を背負って歩いたっていう経験がありまして。
帰りの飛行機の上からですね自分の登った山とか見えるじゃないですか。
そこをずっと眺めながら百名山を全部、人力で歩いたらすごい経験ができるんじゃないかなと思ってですねそれで、やってみたいと。
すごく魅力的なチャレンジがこの日本でできるっていうことにすごく感動を覚えまして。
交通手段を使わないと決めたのはなぜなんですか?ただ、旅をするではなくてこんだけ膨大な距離で膨大な時間をかけるってことはそれだけ得るものも大きいと思ったんですね。
より得るものが大きくするためにはやっぱ、歩いて自分の足で一歩一歩歩を進めていくことによってそれが確実に自分にかえってくるものなので。
そういう部分で歩きという手段が一番いいんじゃないかと。
田中さんの挑戦ですけれども旅の行程の半分にも満たないところで最大の難関が待ち受けていました。
それは挑戦を始めて2か月がたったころのことでした。
なんとも、今の心境的には…びびってます。
前に進む足が今まで以上に重たいですね。
立ちはだかるのは日本アルプス。
3000m級の山々が連なります。
まずは南アルプス。
標高3121mの赤石岳はまだ雪に覆われていました。
この傾斜で足を滑らせたら無事では済みません。
生きててよかった…。
南アルプスの百名山10座を踏破し10日ぶりに人里へ下りてきました。
田中さんの挑戦は全行程およそ7800kmにおよびます。
単純に計算しても1日40km近くを進まなければなりません。
ごはん!お風呂!ごはん!お風呂!ごはんとお風呂!どっちでもいい。
この日は宿に泊まることができました。
10日ぶりにお風呂へ入りたい…すごいにおいがしてると思うんで。
はあ…。
その後、田中さんは北アルプスで大きな決断を迫られました。
剱岳から黒部峡谷へと下りそこから鹿島槍ヶ岳を目指すことにしていた田中さん。
しかし、予定していたルートは残雪が多く通ることができません。
そこで考えたのが黒部湖を渡るルートです。
ところが黒部湖は私有のボートを浮かべることは禁じられているためカヤックで渡ることができません。
黒部湖の南側を回り込むルートを地元の地理に詳しい人に相談。
しかし…。
尾根を、すべてまいていくと1つ、まくことに1日くらいかかっちゃいますね。
湖を回り込むには3日かかるといいます。
この時点で当初の計画より1週間近く日程が遅れていました。
頭をよぎったのは挑戦の終盤のこと。
これ以上、時間をロスすれば北海道の山が雪に閉ざされるリスクを高めてしまうのです。
田中さんは渡し船を使うことにしました。
しかし、それは動力を使うということ。
完全人力踏破の断念を意味します。
対岸まで僅か500m。
苦渋の決断でした。
3日後、日本アルプス最後の山白馬岳の頂に田中さんの姿がありました。
43座目の踏破です。
まだ全然、先は長いんですけどここまで来たってことは事実なんで…。
確かに、ここまで来ました。
7月末、谷川岳に挑む直前田中さんはアクシデントに見舞われます。
39度近くまで熱が出てしまったのです。
療養を余儀なくされました。
1週間後…。
万全ではないですけどすげえ…1週間休んでめちゃくちゃ充電しましたって感じではないんですが。
田中さんは再び歩き始めました。
田中さんの挑戦は多くの人たちの激励に支えられていました。
ああ、そんなに…。
すいません遅くなっちゃいまして。
握手してもらっていいですか?滋賀県の伊吹山では田中さんの到着を山頂で1時間半、待っていたという女性に出会います。
びっくりしました。
まさか涙も流されるなんて。
恵那山に向かう道中では…。
愛知県からキャンピングカーで駆けつけてくれた夫婦と出会いました。
こんにちは。
テレビ、見て感動しました。
追っかけてきました。
勇気と…感動しちゃって分かんない…だめだ…。
とにかく頑張ってください。
無理しないでね。
はい、あの握手も…。
ああ、本当だ!本当に頑張ってくださいね。
こうした声援を力に田中さんは一つ一つ山を踏破していったのです。
8月6日、田中さんは谷川岳の頂に立ちました。
来たー!久しぶりの谷川岳。
実際に歩いてきた足が今自分の目の前にあるんですけど…。
よくやっているよと思いますね自分自身に対して。
本当にすごい挑戦だなと思いますけども、あの白馬岳で涙を流されてましたけどどんなお気持ちだったんですか?一番旅の中で達成感と充実感が大きかった瞬間ですね。
日本アルプスっていうのはレベルとリスクを抱える時間とすべてにおいて、旅の中で一番集中しなければいけない瞬間だったっていう。
瞬間っていうと一瞬になっちゃうんですけどもその時間がすごい長かったですね。
白馬岳の山頂に行ったときはそれまで、不安と緊張と責任とプレッシャーというすごい大きなものをずっと一人で背負い続けてきたっていうところから達成感と充実感が込み上げてきて。
黒部湖では苦渋の決断をされましたよね。
船の上では何を考えてらっしゃったんですか?いろんな思いが交錯しまして渡ってる時間はたかが2〜3分だったんですけど。
500mですもんね。
僕の…一番、気持ちをドンと切り替えなきゃいけなかった瞬間は陸から一歩船に乗る瞬間ですね。
そこから乗って…乗ってしまったからには船は、そのままずっと動いちゃうので、勝手に自分の意思とは関係なく。
飛び込むわけにもいかないですし。
その対岸に渡るまでに気持ちを切り替えようという。
向こうに、もう渡ったらもう気持ちを切り替えてまだその先が厳しい行程がまだ続いていたのでそこで、うだうだ引きずってしまえばもしかしたら違う部分で判断のミスにつながってしまったりもしくは、けがにつながってしまったりする可能性もあったりするので。
旅を終えた今どう感じてますか?そこの部分正直、整理がついてない…。
整理がついてない?どれが正しい判断かっていうのは判断する目安ってのは難しいですけどもあそこの、あの場面であの時期でっていうことを考えるとあれが最良の判断だったんじゃないかっていうふうに僕は、あのときはそういうふうに思ってました。
やっぱ、当初スタートするときに人力踏破ということですべての動力を使わずにということであったんですけども何を優先するかですよね。
旅を本当にもう1mも1秒も動力を使わないっていうのに、こだわるのか。
それよりも優先するべきことがあるんじゃないかというふうに自分の中で自問自答して百名山全山踏破っていう旅の中での一番の目的というか目標の部分を優先するためにはあそこで渡って…動力を使って渡るという部分でするしかないかなと。
結果、あそこで岐路に立ったわけなんですけどももし3日、4日かけて迂回するルートをとっていたらどうなってたのかなっていうのももちろん今、振り返ると興味はありますね。
田中さんは、この挑戦で次々と山を踏破されましたが今回、特に記憶に残った山の頂を挙げていただきました。
ご覧ください。
田中さんにとって印象深かった山の頂。
まずは、北アルプス・剱岳です。
標高2999mの山頂。
田中さんが驚いたのはその静けさでした。
幸せもんですね。
こんなに静まり返った剱岳の山頂に来るなんてのは…。
そして、北アルプス・常念岳。
ある男性が田中さんから元気をもらいたいと頂上で待っていました。
会いたくて来ちゃいました。
本当ですかありがとうございます。
仕事で悩んでいるというこの男性。
新たな一歩を踏み出したいと愛知県から駆けつけたそうです。
やったー!荷物になっちゃうんですけど…。
いえいえいえもう、ここで食べます。
剱岳の静寂な世界。
どんな印象なんですか?本当に、もう無音ではないんですけども風もほとんどなく。
時折、谷を上がってくる風が少し聞こえるぐらいでそれも心地いいんですね、すごく。
もう、すごいご褒美でしたね。
北アルプスの常念岳での出会いはいかがでしたか?あのときの出会いはびっくりしましたね。
待ってたんですね。
待ってらっしゃったんですけども僕は自分がやりたくてこんな楽しく、毎日、思いっきりやらせてもらっている旅で「勇気をもらってます」っていうふうに言われたときに僕も旅を始めるときにですね誰かに勇気を与えたくて旅をしたわけではないんですけどでも、なんか結果的にそういう形になっていることに対して不思議な感覚ではありましたね。
思いっきりやらせていただいてるところが今、思い返すと多くの人に共感をいただけたのかなっていうふうに感じてますね。
そんな田中さんはあす放送されるザ・プレミアム「グレートトラバース」第五集で日本百名山最後の頂を目指します。
このにおい…ああ、これは北海道のにおいだな。
鹿児島県の屋久島を出発してから5か月あまり。
田中さんは北海道に渡りました。
残すは、あと9座。
ああ…つらい、厳しい!この旅で初めて口にした「つらい」ということば。
痛い、痛い…。
広大な北海道では移動しなければならない距離が連日50kmを超えます。
それでも一つ一つ山の頂を目指しました。
おー!やったー!99〜!そして、最後の山利尻岳へ向かいます。
しかし、厳しい自然が田中さんの行く手を阻みます。
(激しい風の音)日本百名山すべての踏破を終えたとき田中さんは何を思うのでしょうか。
続いては、毎度おなじみびぃコン通信。
BSで放送される注目の番組をピックアップします。
ようこそいらっしゃいました。
はい、どうもこんにちは。
横山やすしでございます。
きよしでございます。
天才と呼ばれた漫才師横山やすしのドキュメンタリードラマ「ひとつ星の恋天才漫才師横山やすしと妻」。
やっさん、飲んでってよ!あほ!こんな赤ちょうちんで飲めるか!わし、超一流クラブでしか飲まへんねん。
かつて、お茶の間で絶大な人気を博した横山やすし。
しかし、その裏側には知られざる素顔がありました。
そんな彼を支えたのは妻・啓子。
寂しかったんやな、雄ちゃん…。
今まで語られることのなかった2人の物語。
人気漫画家がアジアで働く日本人女性を見つめるシリーズ。
ひうらさとるさんがアジア各地のなでしこたちを訪ねます。
はじめまして、ひうらです。
よろしくお願いします。
今夜はミャンマーで農業指導を行っている柴田京子さんが主人公です。
柴田さんが教えているのは日本式の有機農業。
身近にあるものをむだなく使うことでコストを抑え安心・安全な野菜や米を作っています。
みんなが、もうちょっと幸せだなって思えるようになったらいいなと思うんですけど。
農家の人たちに笑顔で寄り添う柴田さんの姿を追いました。
では、最後に「グレートトラバース」の見どころを教えてください。
旅の中で本当に、もう心の底からつらい、厳しいっていうところが出てくるんですけども。
旅の中でも大きな波があったり小さな波があるんですがその大きな波の部分がこの最終話では出てくるのかなというふうに思っていまして。
見てくれる方たちものめりこんでいってしまうんじゃないかっていう旅だったと思いますね。
本日のゲストはプロアドベンチャーレーサーの田中陽希さんでした。
どうもありがとうございました。
(エリー)お姉さんおめでとう。
(千加子)ありがと。
2014/11/21(金) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
BSコンシェルジュ「ザ・プレミアム“グレートトラバース”〜田中陽希〜」[字]
日本百名山を“一筆書き”で踏破するシリーズ「グレートトラバース」。前人未踏の挑戦をした田中陽希さんをゲストに迎え、番組の見どころなどをたっぷりと伺っていく。
詳細情報
番組内容
プロアドベンチャーレーサーの田中陽希さんが日本百名山を“一筆書き”で踏破するシリーズ「グレートトラバース」。いよいよ最終回となる第五集は、尾瀬の燧ケ岳から東北に足を踏み入れ、津軽海峡をカヤックで渡った後、北海道の山々、そしてゴールとなる利尻岳を目指す。前人未踏の挑戦をした田中陽希さんをゲストに迎え、日本百名山の魅力、途中での出来事や人々との出会いなどを振り返りながら、番組の見どころを伺っていく。
出演者
【ゲスト】田中陽希,【司会】アンドレア・ポンピリオ,高橋さとみ,【語り】渡辺久美子
ジャンル :
情報/ワイドショー – 番組紹介・お知らせ
バラエティ – トークバラエティ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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