皆さんこんにちは〜日笠陽子です!今回は行書ですって。
行書ってあんまりなじみがないんですよね。
でも今日も頑張りますよ!は〜っジャンプ!行書でギョ〜!なじみがないですって?そんな事ないですよ。
何たってふだん使っている筆記体はまさに行書なんですから。
へぇ〜。
そういえば。
でしょ?行書の特徴は速く書けて読みやすい事。
線に強弱があって点や線が時々つながっていますね。
はぁ〜そういえばそんなふうに書いてますなぁ。
うんうんそうでしょ。
今日は行書の流れるような連続した筆使いをマスターしましょう。
流れるようには〜い。
今日の舞台は…13名の生徒が行書に挑戦します。
少し線がつながったりだとか速く書く中で実用の中で使われてるのは大体行書です。
それでは今日のお手本。
行書の中でも一番有名な「蘭亭序」です。
今から1,700年ほど前に王羲之によって書かれました。
書の最高傑作ともいわれているんですよ。
まずはじっくりと見てみましょう。
ぱっと見てどんな印象を受けたでしょうか。
こんな書くのすごい大変なんだろうなと思いましたね。
形が崩れてて読みにくい漢字がありました。
ちゃんと書かれてる字と大雑把に書いてある字の差が激しい。
おっなかなか鋭いですね。
「蘭亭序」の特徴は豊かな表現力。
例えば「之」の字など何度も出てくる文字は形を書き分けているのです。
それでは「蘭亭序」の臨書に取り組んでいきましょう。
今日書くのはこの部分。
という意味の文から…それでは実践始め!手本をよ〜く観察して丁寧に臨書していきましょう。
ふむなかなかうまく形を写していますね。
いやあっ…でも何だか「氣」と「清」の大きさが違うような…。
キのセイか…なんつって。
ここ間空け過ぎちゃって。
で下が書けなくなっちゃった。
いや〜バランスが難しいですねぇ。
ここら辺が文字が崩してあるから書き順がちょっと…。
バランスも難しいし書き順も分からない。
これは取り組みがいがありそうですね。
これは昔の象形文字。
一体何の字でしょう?この鳥の足跡のような部分は人の手といわれていますよ。
手を振って楽しく踊っている姿を表しているようです。
その様子が転じて…。
「笑」という字になったのでした。
アハハハハ〜ハ〜ハ〜!さあ「蘭亭序」を攻略するためにまずは筆順を解明しましょう。
(川合)こういう順序で書いてんじゃないかなってリズム感も読み取りながらちょっと皆さんでこう。
「米」って字の第1画目。
2画目ちょん。
で横行ってこう下りてきてちょんちょんとなる訳ですけどこういう動きを。
この「清」という字はもっと難しいけれどもね少し読み取って。
では「清」の筆順を見てみましょう。
ふだん書いているのとはちょっと違うようですよ。
実はこうして筆の動きをイメージする事は行書の大事な訓練になるんです。
先生に書いてもらいましょう。
行書では次の線や点に続くリズムが大切。
だから先生は途中で墨をつける事なく一気に書いていってますよ。
そしてここ筆順が違いますね。
横画を3本続けてから縦に引いています。
行書では筆順が変わる事があるんです。
どうです?こうした流れるような筆使いが行書のツボなんですよ。
1個やって休憩して1個やって休憩してというといつも出だしが同じになってしまうかもしれないから次はどこに行くんだというのを考えながら筆を進めていくっていう事です。
よし行書のツボを身につけるぞ!書道に必要な道具の中でも筆墨硯紙は文房四宝と呼ばれています。
その中でも最も長もちするのが硯。
硯の原料は主に自然石。
板状に割れる性質を持った硬くて緻密な石です。
これらを採掘し硯の大きさに切って大まかな形を作ります。
そして荒彫りです。
のみを使って形を整えていきます。
力のいる作業です。
形が出来たら表面を砥石で研いで滑らかにしていきます。
粗い砥石から徐々に目の細かい砥石へと変えながら磨き上げていきます。
中国産の硯唐硯に対して日本産の硯は和硯と呼ばれています。
書道の道は険しいけど今日も…ふんふん!頑張ります!うん。
すん…ワープ!先生頼もう。
ひよっちこんにちは。
こんにちは!先生今日もよろしくお願いします。
今日はですね硯の使い方扱い方を勉強しましょう。
硯の扱い方…分かりました。
まず用意するものは硯を洗うためのスポンジと割りばしでいいです。
割りばし?まず硯を水の中に置きます。
「いい湯だな〜」って。
そうです。
使ってる硯っていうのは墨がくっついてますので…きれいに洗ってはいてもですね。
ですからしばらく置いといて墨がこびりついてるのがふやけますから。
割りばしで硯の縁を…。
はぁ〜。
お掃除ってお部屋を掃除するのも隅っこを掃除するのが掃除上手ですもんね。
そうですね。
あとはスポンジの柔らかい面を使ってこう洗ってあげる。
なるほど。
これで長く使えるんですね。
これで硯がいつまでもきれいに。
でも長く使ってると硯も古くなってきちゃったりしないんですか?そうですね。
この墨を当てる面がどうしても…ここはやすりですから。
ここの面が墨を当てた時にやすりの状態にしておく事が硯を長く使えるという事になる訳です。
木に代わるものでもいいんです。
ここの面が平らである事が大事。
そしてこれで硯を平らにしていく。
この傷ついたやつが細かく…。
あ〜すごい!目立て石でこうやってあげると硯としてのやすり面が出来たという事になるんですね。
なるほどこうやって道具を大事にする事で長く大切に使えるって事なんですね。
うん!先生分かりました。
これでお肌は磨かないで下さい。
いやいや私ガリガリになっちゃう!サメ肌!ってなっちゃいますよ。
ちょっとちょっと〜。
あくまでもこれは硯のための目立て石です。
日笠の顔には使っちゃいけない。
もう!先生ありがとうございました。
後半は流れるような筆使いを身につけるための基本編です。
点を連続していろんな方向にこうやって打ったりしてみる。
こう…こんな感じで。
8方向に好きな順番でいいから。
そういうのが少し練習していくとこの「氣」のここからぐ〜っと筆が変わってく所とかもちょっとやりやすくなる。
さあいろんな方向に自由に書いてみましょう。
ポイントは途中で墨をつけて筆を直さない事。
どこでも行けるっていう…。
これがが〜って書くと直したくなる訳だ。
そうじゃなくてここをまた弾力でひゅっと立て直してひゅっと立て直してひゅっと立て直して…。
そうするとこういう状態に戻る訳だ。
常にこういう状態で書けるといいね。
そうそうそう書きながら穂先を元に戻していくんです。
これくらいの力加減なのかなっていうのが…。
途中で墨をつけないで一気に書く事も忘れないでね。
流れるような行書までもう一息!「ゆく河の流れは」…ちらっ…「絶えずして」ちらっ…「しかももとの水にあらず」。
出来ました。
(3人)アート調査隊!東京・浅草で外国人観光客の皆さんに母国語で好きな言葉を筆で書いてもらいます。
まずはタイの方から。
IcamefromThailand.ほう〜なるほどね。
お次はカナダ。
あっ「自由」ね。
なるほど。
こちらは韓国。
「愛」かなるほどね。
ほうさすがフランスも「愛」。
マレーシアも「愛」。
そして…。
日本語でもある「愛」。
台湾も「愛」。
「愛」ばっかりだ。
まあいい事ですが。
そしてもう一つ多かったのはこちらです。
愛と平和は万国共通。
アート調査隊でした。
さて実践もいよいよ大詰め。
リズムよく書いていくと次に打っていこうとかいう筆の動きが自然とできてるのでそれを生かしながらもう一回「氣清」いってみましょうか。
それでは最後の一枚。
筆の動きを生かしながら途中休憩なしで一気に書いていきましょう。
そう。
そうそう!次に筆がどちらに動くのかを意識して…。
さあそこへす〜っとこう…。
いいですね。
止まらない。
さあそこからどう行く?そして次へのイメージ。
あ〜きれいきれい。
はいよくできました!
(川合)気持ちよく書けましたね。
一画一画がすげえ奥が深いなと思いました。
私的には普通の楷書よりも行書の方が見てて好きですねやっぱり。
きれいだなと思います字がすごく。
そっくりに書けるようになりたいです。
連続して書いていくとか太い所もあったり細い所もあったりとかそういった強弱のリズムも含めていろいろな表現の幅が広がってくるというところで楷書よりも難しいという印象はあるかもしれませんけど日常でも皆さんも使っているものの一つですからより美しい行書を興味を持って見ていくようにして下さい。
今日はリズムと筆使いを意識して行書にトライしました。
(生徒たち)「氣清」。
書の世界で最も尊敬されている王羲之。
書を初めて芸術の域にまで高めたといわれています。
その中でも名作中の名作といわれる「蘭亭序」はどのようにして生まれたのでしょう。
王羲之50歳の時別荘に名士を招いて「流觴曲水の宴」を開きました。
この行事では庭園で水のほとりに出席者が座り流れてくる杯が自分の前を通り過ぎるまでに詩を詠みます。
そして詩が出来なければ杯の酒を飲むという風流な遊びです。
この時作られた詩集の序文として王羲之が書いたのが「蘭亭序」。
実はこの時酔っていたといわれる王羲之。
下書きのつもりで書いたので書き直しや間違いなどもあります。
そのためそのあと何度も清書しましたがそれ以上の書が書けなかったといわれています。
1,700年間も多くの人に愛されてきた「蘭亭序」。
しかし今伝えられている「蘭亭序」は王羲之が書いた実物ではありません。
王羲之の書は全て臨書されたものや拓本によって広まっていったのです。
書をそっくりに写し取る昔からの方法に双鉤墨があります。
原本の上に薄い紙を置いて輪郭を写し取るのです。
こうしたさまざまな方法で王羲之の傑作は現代まで伝わっているのです。
王羲之は書聖と呼ばれ世界中で今も尊敬されています。
王羲之さんってすごいんですね。
うん。
ねっ?先生。
王羲之ってすごいんですよ。
高校生に負けないように私もこの「蘭亭序」を臨書してきました。
え〜っ本当ですか!?ひよっちに見て頂こうと。
見た〜い!これが…。
お〜!これを折り帖といいます。
折り帖…。
先生うまいですね。
ひよっちに褒められてもあまり…。
何で何で!ちょっと王羲之の漢字が難しいかもしれませんけどもちょっと見て下さいよ。
「暮」。
うん「暮」。
「初」。
「初」。
「山」?「山」。
「山」。
熟語になりましたね。
あっ2文字ずつ。
一回これ間違えちゃったらどうするんですか?そこが緊張するんです。
アハハハ。
先生緊張するんだ。
緊張するんですよ。
先生全部書いてきて下さったんですか?そうです。
高校生があんな一生懸命書いてたんで負けないくらいやってみようと思いましてちょうど折り帖2冊でこの「蘭亭序」が臨書できた。
お〜。
すごいですねぇ。
へぇ〜。
例えば一番最初の「」…ここの「會山」…。
王羲之が50歳の時書いた…何度も出てくる文字を違う形に書き分けまた文字の大きさを変えるなど豊かな書の表現が特徴です。
書の世界で最も尊敬されている…今から1,700年ほど前の中国。
六朝時代の貴族で王に仕える役人でした。
硯の原料は主に自然石。
形を切り出して徐々に磨いていきます。
硯は残った墨をよく落とし手入れする事で長く使えます。
2014/10/30(木) 14:20〜14:40
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 芸術「書道 行書の表現〜筆使いを知ろう〜」[字]
美術と書道の2本柱で芸術に親しみます。第一線の作家とともに楽しむ創作ワークショップや鑑賞のヒントを満載したアニメなどを通して、美術や書道の魅力を伝えます。
詳細情報
番組内容
今回は「行書の表現」を学ぶ。中国六朝時代の王羲之の書「蘭亭序」を臨書する。実践の場所は、千葉県立犢橋高等学校。13人の生徒が、同校の林慶子先生、NHK学園高等学校の川合広太郎先生の指導のもと、演習に挑戦する。
出演者
【講師】東京学芸大学教授…長野秀章,NHK学園高等学校教諭…川合広太郎,【出演】千葉県立犢橋高等学校教諭…林慶子,【司会】日笠陽子,【語り】西脇保
ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
ドキュメンタリー/教養 – その他
趣味/教育 – 生涯教育・資格
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