NHK高校講座 社会と情報「コミュニケーションの特徴」 2014.10.30

(田村)何や。
池澤さんどこ行ったんや。
麒麟です。
え?どこ行ったあいつ。
番組ほったらかして…。
ちょっとメールが来てますね。
お前も番組中にメール見るってどういうこっちゃお前は!いやいやメールが来たって事は見ないと。
見なあかんのか。
何何?池澤さんからや。
あ!どういう事やこれ。
もう許すから出てきて。
もう。
どこや?
(池澤)よかった〜。
もう!ちょっと。
何してんねんほんま。
ほんま。
こんにちは。
謝る時は相手の目を見て謝れとしつけられてきた池澤です。
やかましいわ。
今早速メールで謝ってたやないか。
あかんで。
こういう人多いで最近。
マナー悪い。
お二人はどうするんですか?謝る時。
失敗した時まあ電話とか…。
メールじゃあかんかなみたいな。
どうしてもやばい時はもう逆切れしかないけどね。
絶対俺に貸した方が悪い。
それぐらいでいきますよ私は。
手紙とか…。
そやな。
謝る時なんかは本当にどんな方法で伝えるかで結構相手の態度も変わってきますよね。
そりゃそうや。
気持ちが伝わらないとそりゃ変わりますよ。
いわゆる誠意っていうやつですよ。
今後下手したらつきあいなくすとかそういう事もありえますから。
危ないですからね。
そこで今日のキリンワードはこちら。
「ネットの向こうには誰がいる?」。
インターネットを使ったコミュニケーションでは相手の顔が見えないとよくいわれますね。
今日はネットコミュニケーションの特徴を考えてみましょう。
ネットを使ったコミュニケーションには1対1もあるしグループでのコミュニケーションもできるようになってますよね。
おじ様たちはどんなツールをふだんお使いになられますか?おじ様たちは2人ともやってんのはツイッター。
そうですね。
フェイスブックとかカカオトークとか…。
あれとかもそういう事なんかな。
いわゆる掲示板。
そうですね。
(川島)大きい掲示板多いですけど。
お悩み相談できる所もありますからね。
うん。
それぞれいろんな特徴がありますね。
(田村)はい。
ここでは電子掲示板のしくみを見てみましょう。
今日は掲示板を運営している会社にやって来ました。
お邪魔しま〜す。
こちらはQ&Aを主体としている電子掲示板。
質問をすると会員の誰かが答えてくれるサービスです。
今は600万件もの質問が掲載されています。
質問は観光情報から専門的な技術までさまざま。
一日1万人以上が利用しています。
池澤さんが訪れたのは掲示板を企画運営している部門。
みんな真剣です。
すいませ〜ん。
あっはい。
今日はいろいろ質問しちゃって大丈夫ですか?大丈夫です。
よろしくお願いします。
Q&Aをどうやったらより多くのお客様に使って頂けるか。
そういったものを日々考えているという事ですね。
この掲示板ではハンドルネームを登録すれば誰でも質問や回答の投稿ができます。
ハンドルネームだけで書き込めるので気軽にやり取りできるのです。
でもその反面ささいな事でトラブルになる可能性もあります。
あ〜これが嫌やなやっぱな。
たたきに来よんのや。
荒れる時ってどんなふうに荒れるんですかね。
そうですね。
基本的にQ&Aという事で質問者様の伝えたい事であったりとか一方で回答者様がこれはよくないと感じられる部分もあるのでその行き違いという部分で荒れる可能性もあるというところですね。
この掲示板では質問や回答する時のルールを細かく定めています。
また書き込みをチェックし不審なものにはすぐに対応できるように体制を整えています。
この書き込みのチェックかなり自動化が進んでいるんだそうです。
え〜自動でチェックできるの?自動的にこの投稿はよくなさそうだっていうのを分別してそれで実際に人がチェックする…。
そうですね。
機械的によくない投稿であったりとか問題がありそうなものだけをピックアップさせて頂くようなそういったシステムを持っております。
例えば怪しい単語を登録しその単語のある文章を分別します。
でもそれだけではチェックできない文もあります。
例えばいたずら目的で無意味な文字列を投稿されても区別できません。
この場合同じ文字が繰り返されているかどうかをチェックします。
また同じ文章が少しだけ変えられて何度も投稿される事があります。
その場合出てくる文字列で判断するのです。
利用者が気持ちよく質問や回答を投稿できるよう運営の裏側でさまざまな工夫がされているんですね。
う〜ん。
すごいね。
文字列とかあんなんでチェックしてるんですね。
単語だけじゃないんだね。
ネットでのコミュニケーションツールっていうのはどんどんどんどん進化してるんですね。
同じように見えてるけども嫌な書き込みがないようにとかいろんな工夫がされてるんですね。
便利やから違う問題が出ますもんね。
そうですよね。
ここでコンピュータを使ったコミュニケーションに鋭く切り込むクイズ!題して「誰が書いているんでしょうか?」。
よっ!何これ〜。
はい。
何だ何だこれは。
これから謎の3名の皆さんに掲示板でやり取りしてもらいます。
麒麟のお二人にはこの書き込みだけを見てどういう人なのか当ててもらいます。
分かるかな?それでは書き込みを見てみましょう。
「C香水マジヤバイッショ」。
どうなってんねんこれ。
このやり取りを見ただけで男か女か年齢などが分かるかな?お二人ともしっかり分析して下さいね。
引っ掛けあるぞこれ多分。
あるなあ。
皆さんできましたか?できたよ。
できました。
お〜。
それでは田村さんから。
はい。
ジャ〜ン。
ジャン。
(田村)Aの方は…すごい。
(川島)細かっ!テニス部まで分かったんですか?何で?どこから?テニスの要素ないですよ。
何ですか。
どこから…。
何にもないでしょ。
フォルトとか書いてなかったですよ。
言葉遣いとか何かこの会話のやり取りから見て何となくそういうね…。
田村さんの予想はこう。
女子の受験生の会話に男の子が加わったと考えました。
それでは次は川島さんお願いします。
結構引っ掛け多かったと思う。
自分はこうだね。
37歳ですか!?
(田村)うそ〜!
(川島)正解はこうでしょ。
(田村)マジっすか?全部男?そうですよみんな。
しかも…。
匿名でやってますから。
学生じゃないんですね。
(川島)学生じゃないです。
(田村)野球選手?あら川島さんは全く違う答え。
全員男で年齢も上の人が交じっていると推測しました。
それでは正解を見てみましょうか。
はい。
どんな人が書いたんでしょうか。
(3人)書いていたのは僕たちでした。
16歳男です。
43歳男です。
29歳男です。
ああ〜でもでも俺めっちゃ近ない?川島B近っ。
でも「ブラジル人」…。
いやここさ男子男子男子でしょ。
すごい。
(川島)で年齢結構近かったですよ。
俺の方が絶対近いと思ったけど…。
いやだまされてん。
だからお前みたいなやつは本当にだまされやすいんですよ。
この先SNSとかは手引いた方がいいんですって。
ほんまや。
これはちょっとした事でだまされますね。
一般に掲示板などのコミュニケーションでは…だから相手に対して緊張せずに言いたい事が言えるという利点があります。
(田村)人前だと緊張する人もすらすら言えたりとか。
ネタ出し会議とかそういうの…。
対等に話し合いができるというメリットもありますね。
そうやね。
やっぱ俺やったら偉い人と会う時緊張しますけど何かメールやとねまあ失礼ないようにやけどもちゃんとやったら言いたい事言えたりしますから。
でも表情や声の抑揚が分からないので誤解を生みやすいという点もありますね。
(川島)そう!それも一番ある。
ツイッターとかによくあるけど普通の事言われてんねけど嫌みに取ってしまったりするやん。
こっちがネガティブなだけやねんけどね。
そう。
こっちの精神状態もあるんやけど逆もあったりでここが一番難しい。
難しいね。
難しいですね。
なりすましや誹謗中傷なんかも起こっちゃいますしね。
そやね。
まあだからいい部分もあるし悪い部分もあるという事ですね。
そうですね。
さて今度はネットのコミュニケーションでよくいわれる匿名性について考えてみましょう。
匿名というと「名無しさん」とかねよくなってますよね。
うん。
ハンドルネームも匿名といえます。
要するに自分が書いてると分からなければ匿名なんです。
なるほどね。
だからネットとかやったらさ芸能人のなりすましとかねそういったニュースも多いですからね。
ではここでお二人に匿名体験をして頂きます。
え!え〜!そんな驚きますか?やばいね。
やばいっす。
何で焦ってんの?急に。
いや分かんないです。
急に言われたんでびっくりしてます。
先ほども使った電子掲示板に書き込みをしていきます。
(田村)したろか?はい。
(川島)分かりました。
そちらのデバイスを使って頂いて…。
は〜い。
さあお二人には架空の名前で掲示板に書き込んでもらいます。
池澤さんも加わってどんなやり取りになるのでしょう。
ちょっと書き込みをのぞいてみると…。
あれ?いろんな名前があって誰が書いたのか分かりませんね。
どうでしたか?匿名体験は。
いや…誰が誰か分からん。
あの…自分っていうのがばれてないと思ったら無責任に何でも言えるね。
(川島)ねえ。
怖いね。
何か強気になるというか…。
強気に言いました?うんうん。
言っちゃえみたいにね。
ふだんやったら言わへん事も言えちゃうみたいなね。
もう一つの人格的なもんが出ちゃうんじゃない?出てくるね。
ではここで誰が書いたのか見ていきましょう。
えっ!匿名やから分からへんのちゃうん?アクセスログでアクセス時間そしてホストそしてブラウザなどが分かるんです。
え!ちゃんと調べれんねや。
大体。
やばい。
この人が書いたなっていうのが分かります。
どうやんの?やってやって。
これが掲示板のアクセスログ。
それぞれが使っているコンピュータやブラウザなどが書き込みごとに記録されています。
キャリアが違うので何となく分かりますね。
キャリアからそれ調べれんの?はい。
それでは調査開始。
なりすましの人いますね。
調べようぜ。
池澤さんのつけひげおやじ調べようや。
16時31分。
さあ3つ目ですね。
一番上や。
あっ…あっ…。
あ〜!川島さんだ。
(田村)う〜わ。
う〜わ。
私がつけひげおじさんです。
(田村)うわ〜。
池澤あやか名乗ってるよこの人。
さっきまで「誰だろうね」とか言ってたのに。
(田村)う〜わ。
最低や。
最低だ。
いてるんですよそういうふうに。
この「川島明」も見て…。
これはほんまに俺ちゃうもんな。
ネットで「麒麟です」とかやらへんわ。
意味が分からん。
3行まで改行してさ。
何分何秒ですかそれ。
え〜34分。
34分の一番最初や。
それ。
あ〜私だ。
私やないか!やりおったな。
俺マジで田村や思ててん。
いや私じゃない。
田村がいらん事しよったな思たら…。
やりやがったな!お互いがお互いになりすましとは。
い〜や今の一番怖かったわ。
「私だ」。
(川島)「私だ」やって。
怖っ。
自分の意識なかったみたいな言い方しやがって。
まあでもこういうネット上のやり取りっていうのは消えてしまう訳ではなくやり取りが行われるとコンピュータにアクセス記録っていうのが残っちゃってるんですね。
チェックチェック!「ドクダミ化粧水の作り方を教えて下さい」。
よし!これでお肌つるつるやで。
先生においで頂きました。
(一同)よろしくお願いします。
先生ネットこれ匿名じゃないんですか?はい。
匿名で発信したつもりでもどのコンピュータからアクセスしたかはすぐに分かります。
携帯電話は個人の持ち物になりますのですぐに特定されてしまいます。
携帯は個人じゃないですか。
でもネットカフェではどうなんですか?ネットカフェもですね会員登録制になりますのでどの時間にパソコンをどの人が使っていたかっていうのはすぐ分かってしまいます。
管理してるんだねちゃんとね。
はい。
分かるんですね。
でもそれは逆に言うと…多くの人に簡単に分かってしまう訳ではございません。
例えば犯罪行為などの場合は法的な手続きを行って発信元を教えるというふうになっています。
なるほど。
誰でも調べれる訳じゃないっていう事なんですね。
はい。
その辺りの取り決めをしたプロバイダ責任制限法という法律が出来ています。
ほう〜。
こちらですね。
利用者の許可なくプロバイダの権限でできるって事ですね。
そうですね。
結局だから誰も見てへんと思ってては駄目やと。
ちゃんと責任持ってやりましょうという事ね。
変な写真とかアップしないように気を付けましょう。
お前やぞ。
何でやねん。
した事ないわ。
変な写真ばっか撮ったんだな。
そんなんしてませんよ。
アクセス記録は犯罪捜査のためばかりではなくビジネスにも利用されています。
電子掲示板を運営するこの会社でもユーザの傾向を分析しています。
その一部は公開されています。
膨大な数の質問と回答の中からテーマを選んで調査しているんです。
例えばお金を貯める・借りるという調査を見てみると10代ではネットバンク電子マネーの質問が多く40代50代では年金税金の質問が多い事が分かります。
更にそれぞれのキーワードがどのような言葉と一緒に使われたかを分析すればより細かい傾向を知る事ができるのです。
こうしたデータ分析は広告戦略新製品の開発サービス向上などのために使われています。
ボイスオブカスタマーといいますか本当の消費者の声っていうのがたくさん詰まってると思いますからそういったものを我々は価値として提供できるかなっていうふうに思ってます。
アクセス記録は私たちの周りで幅広く活用されているのです。
う〜ん「今日はどうでしたか?」。
「楽し…」ちっちゃい「っ」…「た」。
面倒くさいわ!何でここにおんのにいちいち通すねん掲示板。
そうですね。
ここでしゃべったらええがな。
「ひげおじさん…」。
もうええがな。
分かったから。
ばれてんですかもう。
(田村)ばれてるよもう。
顔隠しても無駄やから。
ばれてますなりすましは。
なりすまし〜。
お互いさまですよこれは。
そやで。
お互い…お互いにななりすまし合いやからね。
唯一なりすましされてへんなんだよお前。
それさみしいな。
2014/10/30(木) 14:00〜14:20
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 社会と情報「コミュニケーションの特徴」[字]

膨大な情報の中から必要な情報をどのようにして選ぶか、情報の真偽の見抜きかた、自ら情報を作り出し発信する方法など、情報社会に必須のスキルや心構えを学ぶ。

詳細情報
番組内容
膨大な情報の中から必要な情報をどのようにして選ぶか、情報の真偽をどのようにして見抜くか、どのようにして自ら情報を作り出し発信するかなど、情報社会に必須のスキルや心構えを学ぶ。今回の学習ポイントは、ネットコミュニケーションの特徴、匿名性と記録性、アクセス記録の活用。【出演】池澤あやか、麒麟
出演者
【講師】日本放送協会学園高等学校教諭…鈴木祐,【司会】麒麟,池澤あやか

ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
趣味/教育 – 生涯教育・資格
趣味/教育 – コンピュータ・TVゲーム

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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