くらし☆解説「グッドデザインが日本を救う!?」 2014.11.21

生字幕放送でお伝えします岩渕⇒こんにちは、10時5分です。
「くらしきらり解説」きょうのテーマはこちらです。
担当は中谷日出解説委員です。
中谷さん、グッドデザインといいますとやはりグッドデザイン賞を思い浮かべますがグッドデザイン賞は、まずどういうものですか。
1957年からデザインによって産業を振興していこうということで始められたものです。
公益財団法人日本デザイン振興会というところが主催しています。
このグッドデザイン賞はさまざまなイメージとしては、商品のイメージが強いと思いますが、形のデザインですが、ただ今は、価値観が広がっていてさまざまな領域が対象になっているんです。
形だけではなくてサービスの仕組みや研究の内容など含めて。
見た目のデザインだけではなくものの仕組みも対象なんですね。
ことしは応募件数が3600件以上。
その中で受賞したのが1258件ということなんです。
この中から最高賞と言われる金賞に19件選ばれました。
その中から大賞が決まります。
大賞候補に、ご覧の9件がノミネートされました。
見てみましょう。
これまで長く使われていなかった駅舎を、駅の1階の部分を使ってなんとも魅力的な商業施設に造り変えられました。
万世橋ですね。
なんとも簡単で、軽量でそしてスマートな電動アシスト車いすです。
これもホイールがすぐに外れたりして、非常にコンパクトになります。
そして秋田駅のバスターミナルなんですが地元の秋田杉をふんだんに使って何とも温かい人間味あふれるバスターミナルができたというものなんです。
確かに雰囲気がありますね。
バスターミナルも大賞候補になるわけですね。
そしてこちら。
世界初の4K超短焦点プロジェクターです。
高精細なプロジェクターなんですが何が超短焦点なのかといいますと、このように製品は壁にほとんど沿っているんです。
ここからまさに大画面最大147インチの映像を映し出すことができるんです。
壁にに映しているわけですか。
スクリーンではなくて実際の壁があればそこに映すことができるんです。
しかもこのように、きれいに。
超短焦点ということですか。
4Kと呼ばれるハイビジョンの4倍の解像度で見られます。
主に輸出がメインなんですがその輸出用のこういう製品として、まさにリビングに置かれる家具のようなプロダクトになっています。
日本の家では、なかなかここまで大きな壁はありませんが海外用ということですが。
また、実物もありますね。
そちらのいすですが杉でできているダイニングチェアなんです。
杉というのはこういういすを作るには不向きとされていました。
強度の問題です。
独自の圧縮技術でこのように粘りのある強い素材になっていすができているんです。
そしてこの美しい木目をご覧ください。
この木目は美しい木目が出るように短冊状に素材を切っています。
さらに再び接合して美しい木目の素材を作って、それからこれができるんです。
確かにきれいですね。
皆さんご存じのように日本は森林の国で67%が森林です。
そのうちのなんと21%が杉なんです。
今、日本の建築業などで使われる木材というのは使いやすさから輸入材が多くてほとんどが輸入材で日本の杉が使われなくなってそれが大きな社会問題になっています。
それを解決すべくデザイナーがこのようなアイデアと美しさを使ってこのようなものを作ることによって日本の産業がどんどん広がっていくのではないかと社会問題も含めてデザインされている感じがします。
座り心地を見てみます。
失礼します。
すごい緩やかにカーブをしているんですね。
優しく包み込まれるような感じもしますね。
一流のデザイナーがデザインするとこうなります。
温かみのあるいすですね。
ありがとうございます。
そして「東北食べる通信」という月刊誌なんです。
内容は地域の生産者を特集してその家族の様子やドキュメンタリーを取材して作りあげたなんともきれいな写真です。
これだけではなくて月1980円で定期購読すると扱われているこの月の食材が一緒に送られてくるんです。
この表紙の食材ですか。
お肉とか、お魚もありますね。
これも送られてくるんですか。
これは地域の生産者と都市を直接結んで地域の生産力を上げていこうということなんです。
今地域の漁師さんや農家にしても若い人がどんどん減っていますから、そういう社会問題もクリアすべく考えられた仕組みが高く評価されているんです。
これからの日本にまさに求められている仕組みですね。
続いてもいろいろありますね。
こちらの手元のカメラです。
このカメラ、非常にコンパクトなカメラなんですが。
デジタルカメラですか。
はい。
コンパクトな中に超高性能な、高級な一眼レフカメラと匹敵それ以上の性能が詰まっているんです。
そうなんですか。
ただ、このカメラの評価のポイントはそれだけではなくてやはりデザインです。
おしゃれですよね、見たことがない。
コンパクトデジタルカメラというと今はどうしても四角い普通の、どのメーカーもわりと似ているものが多くてスマホのカメラ機能の進化でカメラというよりもカメラ機能となっています。
カメラの存在感がどこにいってしまうんだということをうれいた、たぶんデザイナーがこのようなデザイン、新しいデジタルカメラの存在感をその形をデザインした提示することによってカメラの魅力をさらに広げていこうではないかという何とも新しい提示なんです。
そして産業用ロボットです。
医療医薬用ロボットなんですが動きをご覧ください。
ネジ穴を削減しました。
さっきのは旧モデルです。
ほこりがたまりそうなネジ穴を削減しました。
クリーンルーム、滅菌室です。
滅菌室で使うのでコンピューターによって再現性を高めるために薬の調合などを完ぺきに人間技ではできない再現性を使って高度な医薬品の制作に貢献をしているんです。
滅菌室で使うからネジとかもないんですね。
ツルンとした鏡面仕上げもお掃除がしやすいように鏡面仕上げになっています。
なぜかというと、塗料を塗ってしまうと掃除する液体が、やはりあるものですから、どうしてもメッキが剥がれてしまうんです。
それがないように鏡面仕上げにしているんです。
このフォルムすばらしいものだと思います。
考えられていますね、大賞となっていますが。
今回の大賞はこちらの産業用ロボットに決まったんです。
これが1位だったんですね。
いろいろ作品を見てみますと日本が元気になる感じですね。
今回の大賞候補を見て見ますと2つ大切なポイントがあると思います。
1つは、日本の本来持っている技術、日本の強みをさらにデザインによって生かして海外、グローバルに展開していくという視点。
もう1つは日本に本来ある資源を掘り起こしてそれを新たな価値観としてデザインをしてくみ上げていって国内を活性化していくような内に向けた視点と外に向けた視点その2点が大事だと思います。
これからこの日本には埋もれた資産がたくさんあります。
すばらしい技術がたくさんあります。
そういうものをデザインの力によって盛り上げていくことによって日本の産業も広がっていくと思います。
中谷日出解説委員でした。
2014/11/21(金) 10:05〜10:15
NHK総合1・神戸
くらし☆解説「グッドデザインが日本を救う!?」[字]

NHK解説委員…中谷日出,【司会】岩渕梢

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出演者
【出演】NHK解説委員…中谷日出,【司会】岩渕梢

ジャンル :
ニュース/報道 – 解説
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – 健康・医療

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