NHK高校講座 生物基礎「肝臓のつくりとはたらき」 2014.09.30

(チェシャ猫)消去法の三段論法でした。
楽しくて役に立つ「生物基礎」の世界へようこそ。
今日のテーマは…肝臓は体の化学工場と呼ばれておる。
一体どんな事をしている器官なのだろう?今日は肝臓を徹底解明じゃ!こんにちは八田亜矢子です。
今日も楽しく「生物基礎」を勉強していきましょう。
よろしくお願いします。
アシスタントの東京アヴァンギャルド丸沢丸と…。
綾瀬マルタと…。
森のイケメンミドリ君です。
この前ミドリ君ち初めて行ったんですけど冷蔵庫の右上の所にお弁当に入ってるちっちゃい醤油めっちゃたまってました。
そういうタイプか〜。
いい旦那になれますね。
よろしくね。
よろしくね。
さあ今日のテーマは…肝臓とはどんな器官でどんな事をしているのでしょうか。
では早速聞こう。
2人は「とても重要」という意味の熟語を知っておるかな?はい。
もう今日はね肝臓の回だからそういう質問来るんじゃないかなと思ってたんですよ。
答えは…ああ…。
それってさ……とも書くよね。
おぉ。
そのとおり。
なくてはならないものだから…なるほど。
今日学ぶ肝臓ってそんな言葉になるぐらい重要な器官なんですね。
でも肝臓ってどんな事してる器官なのかなって丸君知ってる?知ってますよ。
肝臓でしょ。
それはもうとっても肝腎な事をしてるんですよ。
とにかく肝心な仕事ですよね。
お主肝臓が何をしてるのか知らないな。
いやいや知ってるって。
肝腎な仕事だって言ってるじゃないですか。
あ〜これは知らないやつだ。
2人ともけんかするんじゃない!はい。
はい。
丸君今日のキーワードを出して。
はい。
ジャン。
(丸)えっ!?「肝臓は体の化学工場」?一体どんな事やってるんですか?はい。
実は肝臓は…例えば運ばれてきた栄養分を蓄えたりまた全身の細胞が使えるようにつくりかえたりほかにも有害な物質を解毒したり排出したりして体内環境の維持という大切なはたらきをしているんです。
今日はそんな肝臓について詳しく学んでいきましょう。
では私から質問です。
(丸マルタ)はい。
肝臓のある場所ですか。
うんとね…。
心臓がまずこの辺にこうやってあるでしょ。
ほうほう。
で胃はねこの辺り。
で小腸はここら辺で大腸がここら辺かな。
で肝臓の位置は…。
うん…。
よく分かりません。
おっ…。
それではミドリ君で確認してみましょうか。
(マルタ)お〜はい。
という事はミドリ君から見て右側だからこの辺りですかね。
ここかな?ここ?
(マルタ)「ちょっとちょっと。
ウフフ」…ここかな?こういう事かな?亜矢子さんこの辺でいいんですかね?はいそうですねぇ…。
肝臓はおなかの内側にあるのでちょっと分かりづらいかもしれませんね。
ではミドリ君おなかの中を見せて下さい。
「えっマジで!?まあ亜矢子さんが言うならしょうがないか。
いいよ」。
えっ!?
(マルタ)「胃に覆いかぶさるような格好で横たわっているんだ。
それに」…
(マルタ)「大人だと1〜1.5kgぐらいあるんだ」。
いや〜ミドリ君おなかの中見せてくれてありがとね。
でもさここまでくると本物の肝臓見てみたくならない?そうだね。
実際の肝臓見てみたいよね。
ミドリ君のおなか開けてみましょうか。
イェ〜イ!よいしょ〜!それでは本物の肝臓ご用意致しました〜。
(マルタ)かなり迫力ありますねこれは。
(丸)これがミドリ君の肝臓ですか〜。
(マルタ)そんな事ある訳ないっしょ。
これは私たちと同じ哺乳類のブタの肝臓です。
(丸)ほ〜う。
色はレバーの色ですね。
(マルタ)そりゃそうでしょ。
レバーって肝臓の事だからね。
これは赤褐色っていう感じですかね。
そうですね。
肝臓には血液がたくさん含まれているのでこんな色をしてるんですよ。
ではちょっと裏返してみましょうかね。
(丸)お〜!
(マルタ)あっ何か付いてますね。
この袋みたいなの何ですか?はい。
これは胆のうです。
この中には…
(丸)へぇ〜。
肝臓の中はどうなってるんですか?そうですよね〜。
(マルタ)気になります。
それでは早速切ってみましょう。
(マルタ)お〜はい。
お願いします亜矢子さん。
この辺りを…。
軟らかいですね〜。
(丸)お〜すごいすごい。
切れてる切れてる。
(マルタ)プルプルしてますよ。
(丸)どうなってるんだろう。
このように…。
(マルタ)厚みがありますね。
(丸)はあ〜。
断面はこのようになっています。
(丸)へぇ〜。
何かあれですね。
表面はツルツルしてるのに断面は若干ブツブツしてるというか。
そうですよね。
ではこの断面を顕微鏡で見てみましょう。
ブタの肝臓の一部を取ってそれを酢酸オルセインで染色しました。
では丸君これを顕微鏡で見てみて下さい。
はい。
ブタの肝臓頂きました。
じゃあ見てみましょう。
よいしょ。
はいはい。
お〜!はいはい。
細胞がいっぱい見えてきましたよ。
これらの細胞を…
(丸)肝細胞ですか。
はい…
(マルタ)え〜!2,500億ですか?肝臓は小さな肝細胞がたくさん集まって大きな塊をつくっているんです。
お二人さん!はい。
何でしょう。
肝臓にはほかの器官とは異なる特別な血液の流れがあるという事を知っておるかの?えっ普通血液の流れといえば…。
動脈と静脈ですよね。
そう。
普通の器官には動脈と静脈の2つの血管しか通っていないんじゃが肝臓にはもう一つ3つ目の血管が通っているのじゃよ。
えっ何ですか?その3つ目の血管って。
肝門脈じゃ。
肝門脈…。
初めて聞く言葉ですねぇ。
はい。
では私が説明しましょう。
(マルタ)お願いします。
こちらを見て下さい。
肝臓は3つの血管がつなっがっているんです。
まず肝動脈。
これは肝臓に酸素を運び込んでくる血管です。
そして肝静脈。
これは肝臓から出ていく血管ですね。
そして肝臓にはもう一つ肝門脈という血管がつながっています。
これは小腸などで消化吸収した栄養分などを肝臓に運び込んでくるそれ専用の血管なんです。
これは…肝臓全体に血管が張り巡らされまるで血管が肝臓をつくっているように見える。
肝動脈肝静脈そして肝門脈の血管が無数に枝分かれをして伸びている。
肝臓ではこのような血管網と肝細胞の間でさまざまな物質のやり取りが行われている。
では血液によって肝臓に運ばれてきた酸素や栄養分などはどうなるんでしょうか。
こちらを見て下さい。
これは肝小葉という肝臓をつくっている組織の構成単位です。
直径が1mmほどの大きさで肝臓にはこの肝小葉が50万個もあるといわれているんです。
(丸マルタ)へぇ〜。
そしてこれが肝小葉の一つを大きく描いたものです。
(丸マルタ)はい。
肝動脈から酸素を運んできた血液と肝門脈から栄養分などを運んできた血液が合流して中心部にある中心静脈に向かっていきます。
そして肝小葉をつくっている肝細胞とこの血液との間でさまざまな物質のやり取りが行われているんです。
(マルタ)へぇ〜。
お二人さん肝臓の仕組みここまでは分かったかな?はい。
そのとおりじゃ。
それでは具体的には…あっ思い出した。
おっ。
これ中学校でも習いましたよね。
えっと肝臓は運ばれてきた栄養分を蓄えたりさまざまな細胞が使えるようにつくりかえたりしてます。
うんよろしい!肝臓は…へぇ〜化学反応ですか。
そうじゃ……ともいわれておる。
あぁなるほど。
だから……っていわれてる訳ですね。
そういう事じゃな。
そこで…ミドリ君教えてあげなさい。
おっ。
じゃあよろしく!ミドリ君。
(マルタ)「丸君」…すいません。
教えて下さい。
(マルタ)「はいよ。
まず生成貯蔵分解だね」。
生成貯蔵分解ね。
はい。
(マルタ)「2番目が排出」。
(丸)はい排出ね。
(マルタ)「そして3番目は解毒」。
(丸)はい解毒。
(マルタ)「この3つだよ」。
ふ〜ん。
内容理解した?う〜ん…理解できない!それでは1つずつ確認していきましょう。
まず生成貯蔵分解です。
例えばマルタさんが食べる御飯やパンなどから得られるグルコースは細胞のエネルギー源として大切な物質です。
このグルコースは小腸から吸収され肝門脈を通って肝臓に運ばれます。
運ばれたグルコースは化学反応によってグリコーゲンになり肝臓内に蓄えられます。
そしてその後必要に応じてグリコーゲンを分解してまたグルコースに戻し血液を通して全身の細胞に送られるんです。
(丸)はぁ〜なるほど。
じゃあこの排出というのはどういう事をしてるんですか?それは例えば…ふ〜ん。
じゃあこの解毒というのはどうなんでしょう。
それはこちらを見て下さい。
例えば丸君がお酒を飲んだとします。
(丸)はい。
飲んだアルコール分は栄養分と同じように肝臓に送られてきます。
すると肝臓は化学反応によってアルコールを体に無害になるレベルまで処理しようとします。
そのままだとずっと酔っ払ったままですからね。
まず肝細胞にある酵素でアルコールをアセトアルデヒドという物質にかえます。
しかしこのアセトアルデヒドは二日酔いの原因になる物質でまだまだ毒性が強いんです。
そこで更にアセトアルデヒドを酵素のはたらきで酢酸にかえ更に最後に害のない二酸化炭素と水にして体の外に排出するんです。
(丸)へぇ〜なるほど。
肝臓はアルコールの処理を何段階にもわたってやってくれてるんだ。
はいそうなんです。
でも大量のアルコールが体の中に入ると処理が追いつかなくなりますから丸君分かりますね。
はい。
肝臓様に負担をかけないようにほどほどにしなければなりません。
はいそういう事ですね。
…なんだという事分かってもらえましたか?先生こんにちは。
(板山)こんにちは八田さん。
はいどうぞ。
ありがとうございます。
今日は肝臓の事について学びましたね。
ふだんはあまり意識しないと思いますがいつも黙々とはたらいてくれてる肝臓びっくりしたんじゃないですか?はい。
本当にそうですね。
ところで…え〜!?それじゃますます負担をかけないように日頃から気を付けないといけないって事ですね。
大事にしてあげないといけませんね。
でね肝臓のすごいところこんな面もあるんですよ。
何ですか?例えば……っていわれてるんです。
2〜3週間で?驚くべき再生能力ですよね。
本当にそうですね。
黙って黙々とはたらき続けてくれてるのでふだんはあまり意識する事がないかもしれません。
でも皆さん肝臓の事をちゃんと知っておいてほしいですね。
そうですね。
先生ありがとうございました。
では亜矢子さん今日の「実になる一言」をお願いします。
今日の「実になる一言」はこちら…
(丸マルタ)「肝臓は物静かなスーパー器官」。
例えば心臓は走るとドキドキします。
胃はストレスがあるとキリキリと痛みます。
でも肝臓はよっぽどの事がない限り声を上げません。
とても我慢強いんです。
でもしている事は体内環境を維持するうえで重要な事ばかり。
だから肝臓は物静かなスーパー器官といえますね。
ちゃんといたわってあげましょう。
そっか。
私肝臓みたいな彼氏欲しいな。
ここにいるよ。
はぁ?どこが?俺ずっと静かに見てるから。
勘弁して〜!2014/09/30(火) 14:40〜15:00
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 生物基礎「肝臓のつくりとはたらき」[字]

生物を学ぶ事は自分自身を知る事です。ヒトとはどんな生物なのか?体のしくみや健康に暮らすための知識等々、本格的に「生物」を学ぶ前に「生物基礎」でその準備をします。

詳細情報
番組内容
肝臓は、内臓の中で最も大きな器官で、「化学工場」に例えられるほどさまざま化学反応を行い、体内環境の維持にはたらいています。肝臓の血管には動脈と静脈のほかに、小腸などの消化管からの血液が運ばれる肝門脈があります。肝臓では、物質の生成・貯蔵・分解、不要物の排出、解毒などの多様なはたらきが行われています。 【出演】八田亜矢子・東京アヴァンギャルド、【講師】板山 裕
出演者
【解説】都立国立高等学校教諭…板山裕,【キャスター】八田亜矢子,【リポーター】東京アヴァンギャルド,【語り】増谷康紀

ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
趣味/教育 – 生涯教育・資格
バラエティ – その他

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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