(テーマ音楽)荒々しい石灰岩の大地。
ここでしか見られない固有の生き物たちが息づいています。
キューバ南東部。
広さ400の国立公園。
その8割が世界自然遺産に登録されています。
ここには段丘と呼ばれる階段状の地形が海中まで延びています。
海底から山頂までの高低差は540m。
海岸線に沿って40km以上続いています。
石灰岩の海岸段丘としてその規模は世界最大級です。
隆起した石灰岩が海の浸食を受けて出来た海岸段丘。
1,000万年以上の間に起こった地殻変動の歴史を知る上で極めて貴重です。
公園内にはかつてカストロとゲバラたちが革命を目指し上陸した場所があります。
この時使った船グランマ号が公園の名前の由来です。
26年間ここで研究を続けている生物学者のエルネストさんに案内してもらいました。
石灰岩の固くとがったむき出しの大地は長年人を寄せつけませんでした。
そのため国立公園には手付かずの自然が残っています。
ここに生息する動植物は500種類以上。
そのうち300以上が固有種です。
世界でここにしか生息していない…エルネストさんはこの絶滅危惧種に指定されている貴重な生き物の生態を調査研究しています。
殻の形成維持に必要なカルシウムが豊富な石灰質の土壌には42種類のカタツムリが生息しています。
そのうちここだけに生息する固有種はリグスビタトゥスを含めて7種類です。
こちらはテンドロセレウス・ヌディフロスというサボテンです。
高さはおよそ7m。
樹齢はなんと500年です。
これほど長く生きているサボテンは大変珍しく発見されている数も少ないため希少性の高い植物です。
ここはエルネストさんの研究所にある栽培所です。
エルネストさんは国立公園に生息する固有種のうち特に希少性の高い植物の種を持ち帰りここで育てています。
あの巨大サボテンの苗床です。
実はこのサボテンこれから成長が期待できる若い木が見つかっていません。
エルネストさんは成長のメカニズムを解明し絶滅の危機から救おうと研究を続けています。
石灰岩の大地に根づいた生き物たち。
その生態の本格的な解明はこれから始まります。
2014/11/21(金) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「グランマ号上陸記念国立公園〜キューバ〜」[字]
希少な生き物を育む大地 ▽自然遺産 ▽世界最大級の石灰岩の海岸段丘が広がる。険しい地形ゆえに長い間ひとの手が入らず、300種類以上もの固有の動植物が生息する。
詳細情報
番組内容
革命を目指し、カストロとゲバラたちが「グランマ号」で上陸した地として知られる国立公園。世界最大級の石灰岩の海岸段丘が広がり、その険しい地形ゆえに、長い間にわたって人の手が入らず、300種類以上もの固有の動植物が生息する。カタツムリは7種の固有種が確認されている。殻の形成と維持に必要なカルシウムが、石灰質の土壌に豊富なことが寄与しているという。
出演者
【語り】松平定知
音楽
【音楽】久石譲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:9890(0x26A2)