超絶 凄(すご)ワザ!「パット世界記録に挑戦!〜超精密ロボットを製作せよ〜」 2014.11.20

今回の挑戦はゴルフのパット。
正確な読みと精密な技術が求められる。
5メートルを超すとプロでも難しい。
そこに不滅の世界記録がある。
帝王ジャック・ニクラウスが決めた33.5メートル。
半世紀たった今も破られていない。
いきます。
この距離ともなるとプロでもお手上げ。
ボールの軌道は左に右に…。
もはや偶然に頼るしかない?否必然に変えてみせる。
必要なのは…更に…。
許されるヘッドの向きの…これぞ精密さを武器にする…おはようございます。
この大記録に日本の技術者が結集して挑む。
前回ボールの軌道を予測する超リアルなシミュレーターが完成。
グリーンの起伏や芝目そして風を完璧に読み切った。
今度はその計算どおりにパッティングができる超精密なロボットを作り上げていく。
ロボットチームの司令塔山田透。
日本を代表するパターの名工だ。
山田の作るパターはゴルファーたちの垂涎の的。
あのオバマ大統領もその一人だ。
大統領自らリクエストしたという。
究極のパッティングを求めて30年その知恵と工夫を総動員。
シミュレーションチームとともに伝説の記録33.5メートルに挑む。
そして奇跡が!さあ始まりました。
「超絶凄ワザ!」でございます。
今日のテーマ「最長のパット」です。
来ましたね。
このパットなんですけれどもゴルフのホールインワンという1打でカップに入れるという事よりも難しいと。
今回はですねそんな難題にコラボで挑みたいと思います。
前回シミュレーターの皆さんにご活躍頂きました。
今回はパッティングロボットでその精度どれだけ実現できるかというところに挑みます。
なかなか過酷なチャレンジだと思いますけれども。
俺は楽観主義なもんだから穴があれば入ると思うんです。
初っぱなから自信に満ちあふれてるんです山田さん。
究極の精度との闘いが始まる。
まず最初に着手したのはパターのヘッドだ。
重さは通常より10%以上も重い383グラム。
山田が作るものの中で最も重いタイプだ。
今回最大の目標は狙った角度に寸分のブレなく打ち出すこと。
そのため山田はシャフトにも工夫を凝らす。
通常ゴルフのクラブには中空のパイプが使われている。
シャフトのしなりがむちのようにボールに強烈なパワーを与えるのだ。
しかししなりはコントロールのぶれにもつながる。
そこで今回はあえて中の詰まった硬い炭素鋼を使う事にした。
続いて山田はロボットの設計に取りかかる。
何でも自分でやるのが山田の流儀。
設計も独学でマスターした。
目指すのは何度打っても完璧に同じスイングができる超精密ロボットだ。
設計の基になるのは理想とするスイングを再現するため山田が10年前に製作したマシン。
左肩を下げて上げるだけのシンプルな動き。
名付けて…これが一番シンプルで最も入れやすいパターの動作です。
しかしこのマシンは華奢で33.5メートルを打つには力不足。
もっとパワーが必要だ。
そこで山田がロボットの製作を託したのは…。
精密部品を作り続けて40年のベテランだ。
目指すはしなりやゆがみがない頑丈かつ精密なロボットだ。
平井は早速部品の加工に取りかかる。
まずは肩の部分。
分厚いジュラルミンの板から削り出していく。
一体成形にしてゆがみを防止するのが狙いだ。
幅高さ共に40センチ厚さは5センチ頑丈だ。
胴体は溶接して一体構造にした。
ますます頑丈だ。
しかしここで問題が…。
1.2キロもある特製パターを振るための動力源だ。
そこで山田はステンレスの棒でバネを作り始めた。
バネ作りは初めての経験だが何でも挑戦してみるのが山田の流儀。
製作を始めて1か月ついにロボットが完成。
総重量は85キロ。
かなり重厚なものとなった。
しかしこれだけでは求められる精密さに足りていない。
カップの直径は10.8センチ。
今回33.5メートルで許される誤差はわずかに0.092度。
究極の微調整が必要だ。
そこで山田は秘密兵器を投入した。
精密な部品加工で使われる回転台だ。
最強のタッグで作り上げたこのロボット。
果たしてその精度は?完成したロボットを体育館に持ち込む。
33.5メートルは人工芝を斜めに置いてようやく取れる距離だ。
早速打ってみる。
カップの左を通過。
回転台で微調整。
すると…。
カップの近くに来た。
お見事!しかしこの直後同じ設定なのに全く違った方向に行ってしまう。
いくらボールを打ってもてんでんバラバラだ。
ロボットチームに暗雲が…どうする?司令塔山田。
山田さんえらい事ですやん。
えらい事ですね。
えらい事ですよあれ。
まあ僕は逆に安心しましたけどねボロが出て。
直すとこがいっぱい見えてたんで。
やっぱり転がしてみないと分からない事ってあるんで。
そういう事ですよね。
けど見てたらあれ山田さんバネ自分で作るんですね?そもそもないもの。
人が作ったものがあんまり好きじゃない。
同じ設定で打っても一向にボールが集まらない。
一体なぜなのか?山田と平井は早速原因を詳しく分析する。
パターを大きく振るとロボットも大きく上下に揺れてしまう。
そのためボールを安定して打つ事ができない。
頑丈にしたがゆえに重量が重くなりすぎた。
その事が逆にブレをもたらしていたのだ。
体育館での結果を受けて山田はロボットの本格的な改良に乗り出す。
目下の最重要課題はボールの行方を不安定にさせるロボットの揺れ。
そこで最初に見直したのが肩だ。
最上部で振るため揺れの大きな原因となる。
山田は「ダイエット作戦」を決行。
強度を保ちながら削れる部分を探る。
ジュラルミンの板から削り出され重さが10キロもあった肩。
裏側を大きくくり抜いていく。
削り続ける事10時間余り。
重さは5.5キロへとほぼ半減した。
ほとんど全ての部品で可能な限りとことんまで削り込んだ。
全体で85キロあった体重は…。
21キロも減少。
世界の山田秘策はまだまだある。
それは…山田が作るパターは通常ヘッドのフェイス面に4度の角度がつけてある。
芝に沈んでいるボールを軽く浮き上がらせるためだ。
しかし今回はこれまでにない長距離への挑戦。
そこで0度を作り試してみる。
それぞれを打ち比べてみるとボールが集まったのは0度だった。
4度で打つと角度がついているためボールは空中に飛び出し逆回転の動きをする。
そして1メートルの地点に着地。
その瞬間順回転になる。
この急激な変化はボールのエネルギーロスとなる。
それどころか微妙に方向が変わってしまいかねない。
それに対し0度では飛ばずにほとんど最初から順回転で転がっている。
そのためボールに伸びがありしかも球筋も安定した。
山田の洞察力で不確定要素を発見。
パットの安定をもたらした。
「凄ワザ」だ!挑戦まで残すところあと2週間。
比較的平坦な練習場で腕試しをする。
山田はこの日のために直径6ミリのバネを準備していた。
体育館の時よりも0.5ミリ太い。
太い方がバネの力が強いため振り幅を小さくできる。
その分ロボットの揺れを抑えられると考えたのだ。
まずはカップに向けて立て続けにボールを打つ。
その結果を基にヘッドの向きを回転台で微妙に調整していく。
調整を繰り返す事50球余り。
カップに近づいたところで6球を連続して打ちどれだけボールが集まるかをテストする。
入った!続いて2球目。
惜しい。
そして5球目。
再びカップイン!ほぼ全てのボールがカップ近くに集まった。
超精密ロボットがついに完成。
シミュレーションチームと力を合わせいざ世界記録に挑戦だ。
さあいよいよ最長のパット33.5メートルに挑みます。
その闘いの舞台グリーンに移動してきました。
さあ今33.5メートル先で皆さんが調整をして下さっています。
今回このグリーンですけれども起伏が結構感じられるんですよね。
そうですねホンマですね。
実はよく見るとこの起伏が大きく3段になってしかもカップに向かって下り坂になってる。
下りなんですね。
そうなんです。
なので打つ時の力加減がとても難しいんです。
まずはシミュレーションチームの準備。
風や芝の摩擦など直前の自然条件を計測する。
その数値をシミュレーターに打ち込んでいく。
ギリギリまで自然との闘いだ。
具志さん今回はどんなデータで?右に0.3度。
で5.786。
初速が?初速で。
シミュレーターが予測したボールの軌道。
この指示どおりに打ち出せるよう今度は山田が調整する。
ボールとって。
やる。
メチャクチャ緊張してきましたね。
そうですね。
これ入ったらホンマに感動するやろな。
今回のルールですけれども今回はですね一発勝負とさせて頂きます。
あんなマシン作って…1回?1回。
入れてほしいな〜。
ワンツースリーフォー!さあでは中村さん。
はい。
風がよければ旗を上げて頂きたいと思います。
ちょっと風が出てきましたね。
そうですね。
ちょっと時間とともに少し強くなってきましたね。
入ってほしいな。
うん入ってほしい。
あっ旗上がりました。
321。
今打ち出されました。
さあ右へフックというラインどうでしょうか?でもカップの方向に行っています。
なだらかな下りですが少し左か?う〜ん…。
入らず。
暗闇になり始めているんでグリーンが重くなりすぎたんで…。
夕暮れどきで芝の湿り気が増し計測した時より転がりにくくなっていた。
カップまで3メートル足りない。
なるほど…湿度ですか。
そうですね。
それちょっとねあの…。
これでは終われない。
千原の提案でもう一度挑戦する。
(山田)ノーおたくは2センチ言ったら2センチなの。
芝の摩擦が大きくなったためシミュレーションを見直す。
結果角度は変えずスピードを10%アップと弾き出された。
フォローの風だね。
おっ。
上がりました。
上がりました。
321。
今出ました。
先ほどよりスピードが少し速くなったように感じます。
さっきよりずっとまっすぐですね。
下り坂を下ってカップに向かっています。
う〜んこれもまた左か?でもカップにはかなり近づきました。
カップ横40センチ。
打ち出し角度にして0.7度のわずかな誤差だった。
いや〜残念でしたけど原因としては何なんですか?そうですね。
やっぱり時間とともに刻々と状況が変わっていくというのがやはりまだコンピューターじゃ追いつけないかなというところですね。
日没が迫りシミュレーションをやり直す時間はもう残されてはいない。
だが諦めきれない男が!これねここまで作ってもらってこれで終わるのはねあまりにもしのびないので…。
じゃあ…というかやらざるをえないし…。
恐れ入ります。
お願いします。
泣きの1回最後のチャレンジ。
山田がその知識と経験で挑む。
40目盛という事は60度で1だからかける事の2/3イコール0.66度右という事ですよね。
これは凄ワザですね。
これまでの結果から角度を暗算で修正。
芝の変化を見てスイングの幅を増やしていく。
OK。
ロックします。
OKロック。
いっちゃうよ。
打とうとしたその瞬間山田の勘が働く。
遅い!5ミリプラスOK。
はいそれではお願いします。
321。
出ました。
どうかどうかどうかどうだ?入った!お〜!山田さん!すげえ!山田さん!すげえ!入りました。
すげえ!カップインですよ!やりました。
すごい!33.5メートルカップインです。
野生じゃない。
いやホントにすばらしい!ありがとうございました。
皆さんの技術でここまで達成する事ができました。
そこからたれるね。
あ〜。
どうかどうかどうかどうだ?山田さん!すげえ!山田さん!すげえ!2014/11/20(木) 22:55〜23:20
NHK総合1・神戸
超絶 凄(すご)ワザ!「パット世界記録に挑戦!〜超精密ロボットを製作せよ〜」[字]

ついに奇跡が!今回挑戦したのは半世紀も破られていない超ロングパット33.5mの世界記録。米大統領もとりこにした幻のパター職人と超精密シミュレーターのコラボで挑む

詳細情報
番組内容
ついに奇跡が!さて、次のどちらか?「番組に米大統領が登場!」、「凄ワザが世界記録を実現!」。今回挑んだのは、帝王ジャック・ニクラウスが打ち立てて以来、半世紀も破られていないロングパット33.5mの大記録。あらゆる自然現象を読み切る“超リアル・シミュレーター”で球の軌道を予測し、“超精密ロボット”が正確無比に実行する。ホールインワンより難しいとされる不滅の世界記録は破れるのか!?奇跡の真相は番組で!
出演者
【出演】パター職人…山田透,映像解析会社…株式会社フローベル,精密機器製作所…平井製作所,【司会】千原ジュニア,池田伸子,【語り】福島泰樹

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – その他
スポーツ – ゴルフ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:9436(0x24DC)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: