情報まるごと 2014.09.29

御嶽山の上空です。
画面の真ん中、見えているのは、御嶽頂上山荘です。
先ほど、新たに数人の登山者の方が、意識不明で倒れているのが見つかりました。
先ほどまで建物の周辺を集中的に捜索する様子が見られました。
今、この時間は捜索する人の姿は見ることができません。
1時間ほど前に、自衛隊や警察、そして、消防がふもとに向かって下山する様子が見られました。
御嶽頂上山荘周辺では、今は捜索活動は行われていないもようです。
御嶽山上空からお伝えしました。
こんにちは。
情報まるごとです。
御嶽山の噴火で、さらに新たに数人が、山頂付近で意識不明で倒れているのが見つかったということです。
警察や自衛隊などは、これまでに心肺停止のまま山頂付近の登山道などに倒れていた登山者ら8人を、ヘリコプターでふもとに搬送しました。
登山道などには、さらに19人が倒れていて、警察などが、ふもとへの搬送を急ぐことにしています。
長野県王滝村から中継です。
長野県王滝村、現地対策本部が置かれている御嶽山の5合目です。
現在も山頂から白い噴煙が立ち上っています。
先ほど、スタジオからもお伝えしましたが、新たな情報が入りました。
警察によりますと、山頂付近で、新たに数人が、意識不明の状態で倒れているのが見つかったということです。
山頂付近ではきのう、心肺停止の状態で31人が確認されましたが、新たに数人が倒れているのが見つかったということです。
被害の全体状況がなかなかつかめない、そこには捜索活動の困難さがあります。
山頂付近では、水分を含んだ大量の火山灰が積もって動きにくく、スコップで取り除きながらの捜索活動となっています。
そして、隊員は検知器をつかって有毒なガスが発生していないか確認しながら、捜索に当たっています。
そして、ついさっき、情報が入りました。
ガスの濃度が高くなったため、きょうの捜索活動は、すべて中止となりました。
きょうの捜索活動はすべて中止となったということです。
長野県王滝村からお伝えしました。
警察や自衛隊などはけさから捜索活動を再開しましたが、警察によりますと、御嶽山の山頂付近では、硫化水素の濃度が高くなったことなどから、午後1時半ごろ、心肺停止になっている登山者らの搬送や、ほかに倒れている人がいないかを捜したりするきょうの活動を中止したということです。
警察官や自衛隊は、現在、下山を始めているということです。
きのうは頂上付近で、心肺停止になっている31人の登山者などを確認し、昨夜、長野県や名古屋市などの男性4人の死亡が確認されました。
亡くなったのは、長野県塩尻市の会社員、林卓司さん、長野県松本市の横田和正さん、名古屋市中村区の会社員、浅井佑介さん、岐阜市の会社員、三浦勇さんの4人です。
そして、警察などは、心肺停止の状態で山頂付近の登山道などに倒れていた8人を、自衛隊のヘリコプターで、ふもとに搬送しました。
登山道などには19人が倒れているほか、さらに新たに数人が、山頂付近で意識不明で倒れているのが見つかったということです。
また長野県側と岐阜県側で、合わせて63人が重軽傷を負っています。
家族の安否が分からない人たちが集まっている、長野県王滝村の避難所です。
息子を捜している父親です。
情報が何もなく、心配しているといいます。
長野県の木曽町役場には、きょうも連絡が取れない人の家族などが、次々と訪れています。
息子を捜している男性の姿もありました。
会社の仲間どうしで登山に出かけ、連絡が取れていない人もいます。
日本生命の子会社で、資産運用会社のニッセイアセットマネジメントでは社員3人、損害保険ジャパン日本興亜では、社員6人と、現在も連絡が取れないということです。
御嶽山は現在も噴火が続いています。
噴煙は火口から500メートルの高さまで上り、東へ流されているということです。
また、噴火の直前から観測されている火山性の微動も継続しているということです。
気象庁は、火口から4キロ程度の範囲では、入山規制を行うなどして、引き続き警戒するよう呼びかけています。
こちら、御嶽山の山頂付近の模型です。
標高3067メートルの剣ヶ峰の山頂の近くには、神社ですとか、そして、御嶽頂上山荘、御嶽剣ヶ峰山荘があります。
さらに、この山頂の周辺には、複数の登山道があります。
そのすぐ近く、今回、噴火した場所があります。
赤く示した所です。
山頂の南西側、この辺りで火口が連なっています。
助かった登山者の多くは、山頂付近の山荘や社務所など、近くの建物に避難していました。
その一つが、こちらの御嶽頂上山荘です。
噴火当時の映像と、避難して無事だった男性の証言です。
窓に火山灰が押し寄せ、一瞬で真っ暗になります。
画面には何も映りませんが、屋根に石が降ってきているのでしょうか、大きな音が聞こえます。
動画を撮影した人と同じ登山グループの男性です。
また、山荘に逃げ込んで無事だった男性は、次のように話しました。
また当時、山頂にあるこの神社の社務所に、かろうじて避難した女性は、次のように証言しています。
では、社会部災害担当の頼富重人記者とお伝えしていきます。
頼富さん、改めて、今回は突然のことだったというふうに感じるんですけれども、火山の噴火で言うと、14年前の北海道有珠山のように、予測が避難につながったケースもありましたよね。
今回は予測することはできなかったんでしょうか?
今回の御嶽山では、難しかったと考えられています。
有珠山の場合は、過去の噴火の経験や観測データなどがありまして、噴火直前の地震活動や、山が盛り上がるような地殻変動の変化から、予測ができたとされています。
ただ同じ火山でも、噴火の起こり方は異なることがありますし、また、桜島のように頻繁に噴火するものもあれば、火山によって噴火の間隔が、数百年空くような火山もあるんです。
火山によって、それぞれやはり、噴火のしかたが異なるということがあります。
御嶽山では、過去の噴火の観測データなどが少なくて、気象庁や専門家は、はっきりとした予兆はつかめなかったとしています。
予測の難しさについて、火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長は、次のように話しています。
予知連絡会の会長がここまで言うということは、まだそれだけ火山について分からないことが多いということなんでしょうか?
そうですね。
ただ、いつもと違う変化は表れてはいたんですよね?
こちらをご覧ください。
こちらは、今回の御嶽山で観測されました地震の回数をグラフに表したものです。
1日ごとに回数をグラフで示しています。
27日が噴火が起きた日なんですけれども、その前から、火山性の地震が観測されていました。
先月の末から地震が始まっていまして、その後、活動が活発化しています。
このあたり、突出して増えてますね。
そうですね。
この11日には85回の地震を観測しています。
80回以上の地震を観測したというのは、この御嶽山では、前回の噴火、平成19年から、それからはなかった、それからは2回目ということです。
なるほど。
それが、ただ予測はできなかったということになるわけですね。
そうですね。
やはり噴火の前兆として、捉えられやすい地殻変動が起きなかったことや、地震の活動が減少していったことから、今回はすぐに噴火が起きるということではないと判断したということです。
ただ、人の命が失われていますよね。
予測できなかったというのではなくて、何か警戒を呼びかけるようなことはできなかったんでしょうか?
今回、広く警戒を呼びかけるという意味ではできませんでした。
気象庁は、噴火の危険性を知らせるために、ご覧のように火口周辺警報、そして噴火警報というものを出して、警戒を呼びかけることにしています。
そして、左側のように、レベルを1から5の5段階に分けて、それぞれ火山の活動の状況によって、防災態勢を取るようにということを、呼びかけることにしています。
今回の御嶽山では、こちらのレベル1、平常ということになっていました。
一方で、地震活動が活発化していたことから、気象庁では、解説情報という情報を出して、地震活動が活発なので、火山の活動の推移には、注意してほしいという呼びかけはしていました。
呼びかけはしていたんですか?
そうです。
ただ、この情報というものは、こちらのような警戒レベルを上げるような、広く警戒を呼びかけるものではなくて、情報の受け手が、具体的にどのようにその情報を受け止めて、どのように行動すればいいかということまでは、示しているものではなかったんです。
情報の伝え方というのも難しいですね。
そうですね。
藤井会長も情報の伝達のしかたを改めて見直す必要があると指摘しています。
改めてこちらの表を見ますと、今回は噴火をきっかけにして、火口周辺警報が出されて、警戒レベルが3にまで引き上げられました。
全国のほかの火山で、予測に必要な観測態勢というのは、どうなっているんでしょうか?
全国には110の活火山があります。
そのうち重点的に監視されているのは、こちらの47の火山です。
一部の火山では、気象庁の観測だけではなくて、大学の専門家などが常駐して、常時観測して、観測データを取っているところもあります。
そして、その情報を気象庁とやり取りしながら、噴火の予兆をつかんだという事例もあるんです。
ただ、そうした火山はまだごく一部に限られているというのが現状です。
今回の噴火では、前兆が捉えられずに、噴火まで至ったということになりました。
やはり改めて突きつけられたのは、観測、そしてそれに基づく火山活動の評価のしかた、そして情報伝達の難しさ、そういったものが、今回の噴火で浮き彫りになったといえると思います。
災害が起きるたびに、自然の脅威を実感するんですけれども、一方で、登山は今、大変人気ですし、火山に魅力を感じるという方も、多いわけですよね。
いざというときに、私たちが身を守るすべというのはあるんでしょうか?
今回の噴火では、火口周辺の1キロ以内では、大きさ40センチから50センチほどの噴石が飛んできたということが分かっています。
また熱風も吹きつけていて、非常に厳しい状況だったと考えられています。
ただ、私たちができることは、まずその山が活火山かどうかを調べて、現在の活動状況などを知ることだと思います。
ほかの登山が盛んな山でも、火口周辺警報が出されていたりとか、噴火警戒レベルが上げられてる所もあります。
まずはこうした情報を知ることが大切だと思います。
そして情報が出ていない場合も、活火山へ登るときには、非常時に備えてヘルメットを持っていくとか、口を押さえるものを持っていくとか、そうした備えも必要かもしれません。
まずは山の状況を知って、そして備えを考えておくことが重要だと思います。
続いては気象情報です。
では各地の空の様子から見てみましょう。
今、雲が多くなっていますね。
午前中、もう少し晴れていましたけれども、曇ってきました。
ただ、この雲は雨を降らせる雲ではなさそうです。
きょう、このあとも、こちらは天気の崩れなく過ごすことができそうです。
続いて山梨県の甲府駅前の現在の様子です。
すっきりと晴れていますね。
甲府の午後2時の気温は27度6分。
そして、湿度は30%ぐらいですから、からっとした暑さになっています。
このあとも、この晴れの天気、続きそうです。
こちらは京都市内、清水寺が今、見えています。
たくさんの観光客の方が訪れています。
ピンクリボンキャンペーンに賛同する清水寺は、来月1日から31日まで、ピンクにライトアップするということです。
京都もよく晴れていますね。
気持ちのいい青空が広がっています。
朝からよく晴れていて、午後2時の気温、28度近くまで上がっています。
残暑が厳しいですね。
こちらは鳥取市内の現在の様子です。
雲は多めですが、青空が見えています。
今週末、竹で編んだかごをため池の底に突きつけて漁を行う、うぐいすきという伝統の漁が行われるということです。
鳥取、このあとも雲はありつつも、晴れの天気が続きそうです。
きょうは雨の心配は少ないでしょう。
きょうは全国的に晴れています。
午後2時までの各地の日照の様子、見ていきましょう。
赤色の表示ほどよく晴れているんですが、東北の南部から九州にかけて、赤い表示の所が多く、たっぷりの日ざしが降り注いでいます。
ここに合わせて、午後2時までの最高気温、見ていきますと、東京は28度、名古屋は28度8分と、湿度が低く、からっとした暑さになっています。
きょうはまだ夏の名残を感じるような暑さになっている所もあります。
ただあすは、北海道では標高の高い山では、雪の降る所もありそうなんです。
では天気の傾向を見ていきましょう。
あすの朝です。
あすの朝も晴れる所が多くなりそうです。
そしてあすの昼前です。
あすの昼前も晴れる所、多くなりそうなんですが、あすの昼前には、北海道の日本海側から冷たい雨が降りだしそうです。
そして九州の北部も、雲の多い天気となって、九州では午後になりますと、雨が降りだしそうです。
では、あすの雨の見通しを詳しく見ていきましょう。
あすの午後になりますと、九州北部、雨雲がかかってきます。
そして次第に雨の範囲は東へと広がっていって、あすの夜には、四国や中国地方でも、雨が降る所がありそうです。
では、あすの予想天気図です。
あすも高気圧に覆われて、晴れ間の出る所が多くなりそうですが、九州の辺りには、小さな低気圧が隠れているんです。
このために天気は下り坂で、九州、雨の降る所がありそうです。
そして、北海道の辺りにも低気圧があります。
この低気圧の後ろ側には、上空、寒気が控えているんです。
このために、北海道では冷たい雨が降って、そして標高の高い山では、雪が降る所もありそうです。
北日本は季節が一歩進みます。
あすの夜にはまた一段と冷えそうです。
さて、台風17号についてです。
大型の台風17号は、日本の東の海上を北東方向に、時速25キロで進んでいると見られます。
この先の予報は、あすには日本のはるか東で、温帯低気圧に変わると見られます。
ただ、低気圧に変わってからも、再び発達するおそれがあります。
太平洋側ではうねりが入りそうです。
引き続き、波の高い状態、続きそうですから、高波にはあすも注意をしてください。
では全国のあすの天気です。
北海道は最低気温9度ですから、冷えそうですね。
お伝えしていますように、長野と岐阜の県境にある御嶽山の噴火で、警察によりますと、山頂付近で新たに数人が意識不明の状態で倒れているのが見つかったということです。
また警察によりますと、御嶽山の山頂付近では、硫化水素の濃度が高くなったことなどから、午後1時半ごろ、心肺停止になっている登山者らの搬送や、ほかに倒れている人がいないかを捜したりするきょうの活動を中止したということです。
警察や自衛隊は、現在、下山を始めているということです。
2014/09/29(月) 14:29〜14:55
NHK総合1・神戸
情報まるごと[字]

▽所信表明演説のポイント解説 【キャスター】小澤康喬,實石あづさ,【気象キャスター】奈良岡希実子

詳細情報
出演者
【キャスター】小澤康喬,實石あづさ,【気象キャスター】奈良岡希実子

ジャンル :
ニュース/報道 – ローカル・地域
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 天気

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